JP3335944B2 - データ処理方法および装置、データ再生方法および装置、情報記憶媒体 - Google Patents

データ処理方法および装置、データ再生方法および装置、情報記憶媒体

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JP3335944B2
JP3335944B2 JP11706199A JP11706199A JP3335944B2 JP 3335944 B2 JP3335944 B2 JP 3335944B2 JP 11706199 A JP11706199 A JP 11706199A JP 11706199 A JP11706199 A JP 11706199A JP 3335944 B2 JP3335944 B2 JP 3335944B2
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幸一 森本
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストリームタイプ
が複数に切換自在なシリアル入力されるデータストリー
ムを所定の出力フォーマットに変換するデータ処理方法
および装置、DVDなどのデータ保持媒体にデータ保持
されているデータストリームをシリアルにデータ再生す
るデータ再生方法および装置、コンピュータに各種の処
理動作を実行させるためのプログラムがソフトウェアと
して格納されている情報記憶媒体、に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、大容量の画像データや音声データ
をデータ保持するデータ保持媒体としてDVDがあり、
DVDの保持データをデータ再生するデータ再生装置も
一般に市販されている。一般的なDVDは、MPEG2
方式で各々エンコードされた音声データと画像データと
がデータストリームとしてデータ格納されているが、こ
のようにストリームタイプが相違するデータストリーム
ではフレームなども相違している。
【0003】このため、DVDのデータストリームをデ
ータ再生するデータ再生装置では、データストリームを
切換自在なストリームタイプごとにデータ処理し、所定
の出力フォーマットであるIEC−958フォーマット
に変換してから外部出力する必要がある。
【0004】ここで、上述のようなデータ処理を実行す
るデータ処理装置の一従来例を図4および図5を参照し
て以下に説明する。なお、図4はデータ処理装置の内部
構造を示すブロック図、図5はデータ処理装置のデータ
処理方法を示すタイムチャートである。
【0005】ここで例示するデータ処理装置1は、図4
に示すように、ストリーム入力手段である入力端子2を
具備しており、この入力端子2がデータストリームのシ
リアルな外部入力を受け付ける。つまり、このデータ処
理装置1はデータ再生装置であるDVDデコーダ(図示
せず)の一部として形成されており、このDVDデコー
ダは、データ保持媒体であるDVD(図示せず)のデータ
ストリームをデータ再生して外部出力する。
【0006】DVDデコーダはDVDを回転駆動してデ
ータストリームをシリアルにデータ読出し、このデータ
ストリームをデータ処理装置1のストリーム入力手段で
ある入力端子2にシリアルにデータ転送する。このよう
にデータ処理装置1の入力端子2に外部入力されるデー
タストリームは、不定状態を介して切換自在な複数のス
トリームタイプからなり、そのストリームタイプごとに
固有のフレームに同期している。
【0007】データ処理装置1は、プログラム記憶手段
としてプログラムROM3を具備しており、このプログ
ラムROM3には、データストリームの複数のストリー
ムタイプに個々に対応した複数のストリーム処理プログ
ラムが読出自在に事前に格納されている。
【0008】入力端子2とプログラムROM3とは一個
のDSP(Digital Signal Processor)4に接続されてお
り、このDSP4は、CPU(Central Processing Uni
t)11、マスクROM12、ワークRAM(Random Acce
ss Memory)13、等のハードウェアを具備している。
【0009】このDSP4は、必要最小限の動作プログ
ラムが事前に実装されており、この動作プログラムに対
応して各種のデータ処理を実行することにより、タイプ
識別手段およびストリーム処理手段として機能する。つ
まり、DSP4は、入力端子2に外部入力されるデータ
ストリームのストリームタイプをCPU11により識別
し、このストリームタイプ信号を発生する。
【0010】また、DSP4は、識別したストリームタ
イプに対応した一つのストリーム処理プログラムをCP
U11によりプログラムROM3からデータ読出してワ
ークRAM13に一時保持させ、入力端子2に外部入力
されるデータストリームに所定処理を実行する。このと
き、DSP4は所定処理と同時にフレームに対応したタ
イミング信号を発生し、このタイミング信号を所定処理
したデータストリームなどとともに外部出力する。
【0011】DSP4には、同期発生手段となるサブフ
レームカウンタ5およびメインフレームカウンタ6が接
続されており、これらのフレームカウンタ5,6とDS
P4とが、フォーマット変換手段である一個の958フ
ォーマッタ7に接続されている。
【0012】サブフレームカウンタ5は、DSP4が発
生するタイミング信号を所定の個数ずつ積算し、サブフ
レームの同期信号を発生する。メインフレームカウンタ
6は、サブフレームの同期信号を所定の個数ずつ積算
し、メインフレームの同期信号を発生する。
【0013】958フォーマッタ7は、 DSP4によ
り所定処理されたデータストリームを、フレームカウン
タ5,6が発生する同期信号に対応して、所定の出力フ
ォーマットであるIEC−958フォーマットに変換し
て出力端子8から外部出力する。
【0014】上述のような構造のデータ処理装置1は、
DVDデコーダの一部としてデータストリームをフォー
マット変換する。その場合、DVDデコーダは、DVD
からデータストリームをシリアルにデータ読出してデー
タ処理装置1の入力端子2にシリアルにデータ転送する
ので、このデータ処理装置1は、入力端子2に外部入力
されるデータストリームにDSP4で所定処理を実行す
る。
【0015】より詳細には、DVDからシリアルにデー
タ読出されるデータストリームは、図5に示すように、
不定状態を介して切換自在な複数のストリームタイプか
らなり、そのストリームタイプごとに固有のフレームに
同期しているので、データ処理装置1のDSP4は、最
初に外部入力されるデータストリームのストリームタイ
プを識別する。
【0016】これでストリームタイプが判明すると、D
SP4はストリームタイプに対応した一つのストリーム
処理プログラムを外部のプログラムROM3からデータ
読出し、このストリーム処理プログラムによりデータス
トリームに所定処理を実行する。
【0017】このようにデータストリームにストリーム
タイプに対応した所定処理を実行するDSP4は、デー
タストリームのフレームに対応したタイミング信号を発
生するので、このタイミング信号をサブフレームカウン
タ5が所定の個数ずつ積算してサブフレームの同期信号
を発生し、この同期信号をメインフレームカウンタ6が
所定の個数ずつ積算してメインフレームの同期信号を発
生する。
【0018】なお、このようにタイミング信号や同期信
号を積算する個数は、図4に示すように、DSP4がス
トリームタイプごとに検出してフレームカウンタ5,6
にデータ通知する。また、DSP4は、新規のストリー
ムタイプのデータストリームが開始されるときには、ク
リア信号によりフレームカウンタ5,6にカウントの開
始タイミングを指示する。さらに、データストリームの
ストリームタイプの変更を検知したときは、これをスト
リームチェンジ信号により958フォーマッタ7にデー
タ通知する。
【0019】DSP4でストリームタイプに対応して所
定処理されたデータストリームは、フレームカウンタ
5,6が発生する同期信号とともに958フォーマッタ
7にデータ入力されるので、この958フォーマッタ
は、メインフレームの同期信号に対応してデータストリ
ームをIEC−958フォーマットに変換する。
【0020】これでDVDからシリアルにデータ読出さ
れるデータストリームが切換自在なストリームタイプご
とに所定処理されてからIEC−958フォーマットで
外部出力されるので、例えば、DVDデコーダに接続さ
れたモニタセット(図示せず)が、画像データと音声デー
タとを再生出力することができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなデータ処
理装置1は、シリアルに外部入力されるデータストリー
ムを切換自在なストリームタイプごとに所定処理してか
らIEC−958フォーマットで外部出力することがで
きる。
【0022】しかし、前述のようにデータストリームに
ストリームタイプごとに所定処理を実行するDSP4
は、データストリームのストリームタイプが変更される
ごとに新規のストリーム処理プログラムを外部のプログ
ラムROM3からデータ読出する必要がある。
【0023】このようにストリーム処理プログラムをD
SP4がデータ読出するとき、DSP4はデータストリ
ームの所定処理を実行できない状態となるため、タイミ
ング信号の発生も中止されることになる。このため、デ
ータストリームのストリームタイプの変更に対応してD
SP4がストリーム処理プログラムのデータ読出を開始
すると、フレームカウンタ5,6はタイミング信号を積
算して同期信号を発生することができなくなる。
【0024】しかし、データストリームのストリームタ
イプの変更がストリームチェンジ信号によりDSP4に
通知されても、図5に示すように、各種の遅延などのた
めにデータストリームが終了していないことがある。こ
の場合、958フォーマッタ7は、DSP4からデータ
入力されるデータストリームが不定状態でないのに、フ
レームカウンタ5,6から同期信号がデータ入力されな
いため、フォーマット変換を継続することができずにノ
イズを発生することがある。
【0025】また、上述のようにフレームカウンタ5,
6の信号生成が中断されてデータストリームが不定状態
となると、958フォーマッタ7はデータストリームと
の同期が解除された状態となる。このような不定状態か
らデータストリームが任意のストリームタイプに復帰す
るとき、DSP4がクリア信号によりフレームカウンタ
5,6にカウントを再開させるとともにストリームチェ
ンジ信号により958フォーマッタ7にストリームタイ
プの変更をデータ通知する。
【0026】しかし、958フォーマッタ7はデータス
トリームとの同期を即座に確保することができないの
で、ストリームタイプが変更されたデータストリームの
開始時に958フォーマッタ7がノイズを発生すること
がある。このようなノイズの発生を防止するため、95
8フォーマッタ7がストリームチェンジ信号に対応して
ミュート処理を実行するものもあるが、その場合でもデ
ータストリームの最後や最初の部分が消失することにな
る。
【0027】本発明は上述のような課題に鑑みてなされ
たものであり、所定の出力フォーマットに変換するデー
タストリームのストリームタイプが変更されるときにノ
イズを発生しないデータ処理方法および装置、DVDな
どのデータ保持媒体にデータ保持されているデータスト
リームをノイズを発生することなくデータ再生するデー
タ再生方法および装置、ストリームタイプが切換自在な
データストリームを所定の出力フォーマットに変換する
データ処理装置のコンピュータにノイズの発生を防止さ
せるためのプログラムがソフトウェアとして格納されて
いる情報記憶媒体、を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ処理装置
は、不定状態を介して切換自在な複数のストリームタイ
プごとに固有のフレームに同期したデータストリームが
シリアルに外部入力されるストリーム入力手段と、複数
のストリームタイプに個々に対応した複数のストリーム
処理プログラムが読出自在に事前に格納されているプロ
グラム記憶手段と、前記ストリーム入力手段に外部入力
されるデータストリームのストリームタイプを識別する
タイプ識別手段と、該タイプ識別手段により識別された
ストリームタイプに対応した一つのストリーム処理プロ
グラムを前記プログラム記憶手段からデータ読出して前
記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリー
ムに所定処理を実行するストリーム処理手段と、独自の
高速クロックを発生するクロック発生手段と、前記スト
リーム入力手段に外部入力されるデータストリームのス
トリームタイプごとにフレームに対応した前記高速クロ
ックの積算個数を検出する積算検出手段と、該積算検出
手段が検出した積算個数ずつ前記高速クロックを繰り返
し積算して前記フレームの同期信号を発生させる同期発
生手段と、該同期発生手段が発生する同期信号に対応し
て前記ストリーム処理手段により所定処理されたデータ
ストリームを所定の出力フォーマットに変換するフォー
マット変換手段と、前記ストリーム入力手段に外部入力
されるデータストリームの切換自在なストリームタイプ
の開始ごとに終了までのフレーム数を検出する個数検出
手段と、前記ストリーム入力手段に外部入力されるデー
タストリームの切換自在なストリームタイプの開始ごと
に前記個数検出手段により検出されたフレーム数まで前
記同期信号を積算する個数積算手段と、該個数積算手段
の積算が完了すると前記フォーマット変換手段の変換処
理を停止させる終了同期手段と、前記ストリーム入力手
段に外部入力されるデータストリームの切換自在なスト
リームタイプごとにフレームの所定数倍の反復時間を検
出する反復検出手段と、前記ストリーム入力手段に外部
入力されるデータストリームの切換自在なストリームタ
イプの終了と同時に前記高速クロックにより前記反復時
間を繰り返し積算する反復積算手段と、前記ストリーム
入力手段に外部入力されるデータストリームが新規のス
トリームタイプに切り換えられると前記反復積算手段の
積算完了と同時に前記フォーマット変換手段の変換処理
を再開させる変換再開手段と、を具備している。
【0029】従って、本発明のデータ処理装置によるデ
ータ処理方法では、データストリームの複数のストリー
ムタイプに個々に対応した複数のストリーム処理プログ
ラムがプログラム記憶手段に読出自在に事前に格納され
ている状態で、不定状態を介して切換自在な複数のスト
リームタイプごとに固有のフレームに同期したデータス
トリームがストリーム入力手段にシリアルに外部入力さ
れると、この外部入力されるデータストリームのストリ
ームタイプをタイプ識別手段が識別する。この識別され
たストリームタイプに対応した一つのストリーム処理プ
ログラムをストリーム処理手段がプログラム記憶手段か
らデータ読出し、ストリーム入力手段に外部入力される
データストリームに所定処理を実行する。このとき、ク
ロック発生手段が発生する独自の高速クロックに対し、
外部入力されるデータストリームのストリームタイプご
とにフレームに対応した積算個数を積算検出手段が検出
するので、この積算個数ずつ同期発生手段が高速クロッ
クを繰り返し積算してフレームの同期信号を発生させ
る。ストリーム処理手段により所定処理されたデータス
トリームをフォーマット変換手段が同期信号に対応して
所定の出力フォーマットに変換するので、これでストリ
ームタイプが切換自在なデータストリームが所定の出力
フォーマットに変換されることになる。ただし、ストリ
ーム入力手段に外部入力されるデータストリームの切換
自在なストリームタイプの開始ごとに個数検出手段が終
了までのフレーム数を検出し、外部入力されるデータス
トリームの切換自在なストリームタイプの開始ごとに個
数検出手段により検出されたフレーム数まで個数積算手
段が同期信号を積算するので、この積算が完了すると終
了同期手段がフォーマット変換手段の変換処理を停止さ
せる。また、外部入力されるデータストリームの切換自
在なストリームタイプごとに反復検出手段がフレームの
所定数倍の反復時間を検出するので、外部入力されるデ
ータストリームの切換自在なストリームタイプの終了と
同時に反復積算手段が高速クロックにより反復時間を繰
り返し積算する。外部入力されるデータストリームが新
規のストリームタイプに切り換えられると反復積算手段
の積算完了と同時に変換再開手段がフォーマット変換手
段の変換処理を再開させるので、データストリームの切
換自在なストリームタイプの終了と同時にフォーマット
変換手段の変換処理が終了され、データストリームの切
換自在なストリームタイプの開始と同時にフォーマット
変換手段の変換処理が再開される。
【0030】本発明のデータ再生装置は、データ保持媒
体にデータ保持されているデータストリームをシリアル
にデータ再生するデータ再生装置であって、不定状態を
介して切換自在な複数のストリームタイプごとに固有の
フレームに同期したデータストリームを前記データ保持
媒体からシリアルにデータ読出するストリーム読出手段
と、複数のストリームタイプに個々に対応した複数のス
トリーム処理プログラムが読出自在に事前に格納されて
いるプログラム記憶手段と、前記ストリーム読出手段が
データ読出するデータストリームのストリームタイプを
識別するタイプ識別手段と、該タイプ識別手段により識
別されたストリームタイプに対応した一つのストリーム
処理プログラムを前記プログラム記憶手段からデータ読
出して前記ストリーム読出手段がデータ読出するデータ
ストリームに所定処理を実行するストリーム処理手段
と、独自の高速クロックを発生するクロック発生手段
と、前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータス
トリームのストリームタイプごとにフレームに対応した
前記高速クロックの積算個数を検出する積算検出手段
と、該積算検出手段が検出した積算個数ずつ前記高速ク
ロックを繰り返し積算して前記フレームの同期信号を発
生させる同期発生手段と、該同期発生手段が発生する同
期信号に対応して前記ストリーム処理手段により所定処
理されたデータストリームを所定の出力フォーマットに
変換するフォーマット変換手段と、該フォーマット変換
手段が所定の出力フォーマットに変換したデータストリ
ームを外部出力するストリーム出力手段と、前記ストリ
ーム読出手段がデータ読出するデータストリームの切換
自在なストリームタイプの開始ごとに終了までのフレー
ム数を検出する個数検出手段と、前記ストリーム読出手
段がデータ読出するデータストリームの切換自在なスト
リームタイプの開始ごとに前記個数検出手段により検出
されたフレーム数まで前記同期信号を積算する個数積算
手段と、該個数積算手段の積算が完了すると前記フォー
マット変換手段の変換処理を停止させる終了同期手段
と、前記ストリーム読出手段がデータ読出するデータス
トリームの切換自在なストリームタイプごとにフレーム
の所定数倍の反復時間を検出する反復検出手段と、前記
ストリーム読出手段がデータ読出するデータストリーム
の切換自在なストリームタイプの終了と同時に前記高速
クロックにより前記反復時間を繰り返し積算する反復積
算手段と、前記ストリーム読出手段がデータ読出するデ
ータストリームが新規のストリームタイプに切り換えら
れると前記反復積算手段の積算完了と同時に前記フォー
マット変換手段の変換処理を再開させる変換再開手段
と、を具備している。
【0031】従って、本発明のデータ再生装置によるデ
ータ再生方法では、データストリームの複数のストリー
ムタイプに個々に対応した複数のストリーム処理プログ
ラムがプログラム記憶手段に読出自在に事前に格納され
ている状態で、不定状態を介して切換自在な複数のスト
リームタイプごとに固有のフレームに同期したデータス
トリームをストリーム読出手段がデータ保持媒体からシ
リアルにデータ読出すると、このデータストリームのス
トリームタイプをタイプ識別手段が識別する。この識別
されたストリームタイプに対応した一つのストリーム処
理プログラムをストリーム処理手段がプログラム記憶手
段からデータ読出し、ストリーム読出手段がデータ読出
するデータストリームに所定処理を実行する。このと
き、クロック発生手段が発生する独自の高速クロックに
対し、外部入力されるデータストリームのストリームタ
イプごとにフレームに対応した積算個数を積算検出手段
が検出するので、この積算個数ずつ同期発生手段が高速
クロックを繰り返し積算してフレームの同期信号を発生
させる。ストリーム処理手段により所定処理されたデー
タストリームをフォーマット変換手段が同期信号に対応
して所定の出力フォーマットに変換し、この所定の出力
フォーマットに変換されたデータストリームをストリー
ム出力手段が外部出力するので、これでデータ保持媒体
からデータ読出されるデータストリームが所定の出力フ
ォーマットに変換されてから外部出力されることにな
る。ただし、ストリーム読出手段がデータ読出するデー
タストリームの切換自在なストリームタイプの開始ごと
に個数検出手段が終了までのフレーム数を検出し、デー
タ読出されるデータストリームの切換自在なストリーム
タイプの開始ごとに個数検出手段により検出されたフレ
ーム数まで個数積算手段が同期信号を積算するので、こ
の積算が完了すると終了同期手段がフォーマット変換手
段の変換処理を停止させる。また、データ読出されるデ
ータストリームの切換自在なストリームタイプごとに反
復検出手段がフレームの所定数倍の反復時間を検出する
ので、データ読出されるデータストリームの切換自在な
ストリームタイプの終了と同時に反復積算手段が高速ク
ロックにより反復時間を繰り返し積算する。データ読出
されるデータストリームが新規のストリームタイプに切
り換えられると反復積算手段の積算完了と同時に変換再
開手段がフォーマット変換手段の変換処理を再開させる
ので、データストリームの切換自在なストリームタイプ
の終了と同時にフォーマット変換手段の変換処理が終了
され、データストリームの切換自在なストリームタイプ
の開始と同時にフォーマット変換手段の変換処理が再開
される。
【0032】上述のようなデータ再生装置において、前
記データ保持媒体は、複数のストリームタイプのデータ
ストリームとしてMPEG方式で各々エンコードされた
音声データと画像データとが少なくともデータ格納され
たDVDからなり、前記フォーマット変換手段は、デー
タストリームを所定の出力フォーマットとしてIEC−
958フォーマットに変換することも可能である。
【0033】この場合、MPEG方式で各々エンコード
された音声データと画像データとが複数のストリームタ
イプのデータストリームとしてDVDからデータ読出さ
れ、このようにデータ読出された音声データと画像デー
タとのデータストリームがIEC−958フォーマット
に変換されてから外部出力される。
【0034】なお、本発明で云う各種手段は、その機能
を実現するように形成されていれば良く、例えば、所定
の機能を発生する専用のハードウェア、所定の機能がプ
ログラムにより付与されたコンピュータ、プログラムに
よりコンピュータの内部に実現された所定の機能、これ
らの組み合わせ、等を許容する。
【0035】例えば、プログラム記憶手段とは、複数の
ストリーム処理プログラムが読出自在に格納されたもの
であれば良く、例えば、ROMやRAM等の情報記憶媒
体の記憶エリアなどを許容する。
【0036】また、ストリーム処理手段とは、ストリー
ム処理プログラムをプログラム記憶手段からデータ読出
してデータストリームに所定処理を実行するものであれ
ば良く、例えば、既存のDSPなどを許容する。
【0037】本発明の情報記憶媒体は、不定状態を介し
て切換自在な複数のストリームタイプごとに固有のフレ
ームに同期したデータストリームがシリアルに外部入力
されるストリーム入力手段と、複数のストリームタイプ
に個々に対応した複数のストリーム処理プログラムが読
出自在に事前に格納されているプログラム記憶手段と、
前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
ームのストリームタイプを識別するタイプ識別手段と、
該タイプ識別手段により識別されたストリームタイプに
対応した一つのストリーム処理プログラムを前記プログ
ラム記憶手段からデータ読出して前記ストリーム入力手
段に外部入力されるデータストリームに所定処理を実行
するストリーム処理手段と、該ストリーム処理手段によ
り所定処理されたデータストリームをフレームに同期し
て所定の出力フォーマットに変換するフォーマット変換
手段と、を具備しているデータ処理装置のコンピュータ
が読取自在なソフトウェアが格納されている情報記憶媒
体であって、独自の高速クロックを発生させること、前
記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリー
ムのストリームタイプごとにフレームに対応した前記高
速クロックの積算個数を検出すること、この積算個数ず
つ前記高速クロックを繰り返し積算して前記フレームの
同期信号を発生させること、前記ストリーム入力手段に
外部入力されるデータストリームの切換自在なストリー
ムタイプの開始ごとに終了までのフレーム数を検出する
こと、前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータ
ストリームの切換自在なストリームタイプの開始ごとに
前記フレーム数まで前記同期信号を積算すること、この
積算が完了すると前記フォーマット変換手段の変換処理
を停止させること、前記ストリーム入力手段に外部入力
されるデータストリームの切換自在なストリームタイプ
ごとにフレームの所定数倍の反復時間を検出すること、
前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
ームの切換自在なストリームタイプの終了と同時に前記
高速クロックにより前記反復時間を繰り返し積算するこ
と、前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータス
トリームが新規のストリームタイプに切り換えられると
前記反復時間の積算完了と同時に前記フォーマット変換
手段の変換処理を再開させること、を前記コンピュータ
に実行させるためのプログラムが格納されている。
【0038】従って、本発明の情報記憶媒体に格納され
ているプログラムをデータ処理装置のコンピュータに読
み取らせて対応する処理動作を実行させると、このコン
ピュータは、データ処理装置が外部入力されるデータス
トリームを所定の出力フォーマットに変換するとき、独
自の高速クロックを発生させ、外部入力されるデータス
トリームのストリームタイプごとにフレームに対応した
積算個数を検出する。この積算個数ずつ高速クロックを
繰り返し積算してフレームの同期信号を発生させ、外部
入力されるデータストリームの切換自在なストリームタ
イプの開始ごとに終了までのフレーム数を検出する。デ
ータストリームの切換自在なストリームタイプの開始ご
とに上記のフレーム数まで同期信号を積算し、この積算
が完了するとフォーマット変換手段の変換処理を停止さ
せる。また、外部入力されるデータストリームの切換自
在なストリームタイプごとにフレームの所定数倍の反復
時間を検出し、ストリーム入力手段に外部入力されるデ
ータストリームの切換自在なストリームタイプの終了と
同時に高速クロックにより反復時間を繰り返し積算す
る。そして、外部入力されるデータストリームが新規の
ストリームタイプに切り換えられると反復時間の積算完
了と同時にフォーマット変換手段の変換処理を再開させ
るので、データストリームの切換自在なストリームタイ
プの終了と同時にフォーマット変換手段の変換処理を終
了させ、データストリームの切換自在なストリームタイ
プの開始と同時にフォーマット変換手段の変換処理を再
開させる。
【0039】なお、本発明で云う情報記憶媒体とは、コ
ンピュータに各種処理を実行させるためのプログラムが
ソフトウェアとして事前に格納されたハードウェアであ
れば良く、例えば、コンピュータを一部とする装置に固
定されているROMやHDD(Hard Disc Drive)、コン
ピュータを一部とする装置に着脱自在に装填されるCD
(Compact Disc)−ROMやFD(Floppy Disc)、等を許
容する。
【0040】また、本発明で云うコンピュータとは、ソ
フトウェアからなるプログラムを読み取って対応する処
理動作を実行できる装置であれば良く、例えば、CPU
を主体として、これにROMやRAMやI/F(Interfa
ce)等の各種デバイスが必要により接続された装置など
を許容する。
【0041】なお、本発明でソフトウェアに対応した各
種動作をコンピュータに実行させることは、各種デバイ
スをコンピュータに動作制御させることなども許容す
る。例えば、コンピュータに独自の高速クロックを発生
させることは、コンピュータが内部処理に利用する基準
クロックを高速クロックとして認識することや、コンピ
ュータが外部入力されるクロック信号を高速クロックと
して認識することを許容する。
【0042】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図3を参照して以下に説明する。ただし、本実施の形
態に関して前述した一従来例と同一の部分は、同一の名
称を使用して詳細な説明は省略する。なお、図1は本実
施の形態のデータ処理装置の内部構造を示すブロック
図、図2は本実施の形態のデータ再生システムの全体構
造を示す模式図、図3はデータ処理装置のデータ処理方
法を示すタイムチャート、である。
【0043】本実施の形態のDVD再生システム100
は、図2に示すように、データ再生装置であるDVDデ
コーダ200とモニタセット300とを具備しており、
これらが専用の同軸ケーブル400で結線されている。
DVDデコーダ200は、データ保持媒体であるDVD
201を着脱自在に保持するターンテーブル202を具
備しており、このターンテーブル202が駆動機構20
3により回転自在に軸支されている。
【0044】ターンテーブル202に保持されたDVD
201の盤面に対向する位置には光学ユニット204が
配置されており、この光学ユニット204や駆動機構2
03が再生制御ユニット205に接続されている。この
再生制御ユニット205は、光学ユニット204や駆動
機構203の動作を統合制御するとともに、DVD20
1からデータ読出されるデータストリームに所定処理を
実行するもので、データ処理装置210を内蔵してい
る。
【0045】モニタセット300は、データ処理ユニッ
ト301、CRTユニット302、スピーカユニット3
03、を具備しており、データ処理ユニット301は、
DVDデコーダ200から同軸ケーブル400によりデ
ータストリームがデータ転送される。CRTユニット3
02は、特定のストリームタイプのデータストリームを
画像データとして表示出力し、スピーカユニット303
は、特定のストリームタイプのデータストリームを音声
データとして音声出力する。
【0046】本実施の形態のDVDデコーダ200の再
生制御ユニット205に内蔵されているデータ処理装置
210は、図1に示すように、一従来例として前述した
データ処理装置1と同様に、データ入力手段である入力
端子2とプログラム記憶手段であるプログラムROM3
とが一個のDSP211に接続されており、このDSP
211が、CPU212、マスクROM213、ワーク
RAM214、等のハードウェアを具備している。
【0047】また、本実施の形態のデータ処理装置21
0でも、DSP211にサブフレームカウンタ5が接続
されているが、このサブフレームカウンタ5にはメイン
フレームカウンタでなくサンプルカウンタ215が接続
されているので、ここに同期発生手段が形成されてい
る。
【0048】さらに、DSP211には、マイクロコン
ピュータからなるチェンジコントローラ216が接続さ
れており、このチェンジコントローラ216と各カウン
タ5,215とフォーマット変換手段である958フォ
ーマッタ217も相互に接続されている。また、この9
58フォーマッタ217とチェンジコントローラ216
には、反復積算手段となるポーズカウンタ218,21
9が接続されており、サブフレームカウンタ5と第一の
ポーズカウンタ218には、クロック発生手段であるク
ロック発生器220が接続されている。
【0049】DSP211は、必要最小限の動作プログ
ラムが事前に実装されており、この動作プログラムに対
応して各種のデータ処理を実行する。ただし、その動作
プログラムの記述内容が一従来例の場合とは相違してい
るため、本実施の形態のデータ処理装置210のDSP
211は、タイプ識別手段、ストリーム処理手段、積算
検出手段、個数検出手段、反復検出手段、等として機能
する。
【0050】また、マイクロコンピュータからなるチェ
ンジコントローラ216も専用の動作プログラムが事前
に実装されており、その動作プログラムに対応して各種
のデータ処理を実行することにより、個数積算手段、終
了同期手段、変換再開手段、等として機能する。
【0051】つまり、本実施の形態のデータ処理装置2
10のDSP211も従来と同様に、入力端子2に外部
入力されるデータストリームのストリームタイプを識別
し、この識別したストリームタイプに対応した一つのス
トリーム処理プログラムをプログラムROM3からデー
タ読出し、入力端子2に外部入力されるデータストリー
ムに所定処理を実行するが、従来とは相違してデータス
トリームのフレームに対応したタイミング信号は発生し
ない。
【0052】本実施の形態のデータ処理装置210で
は、クロック発生器220がデータストリームなどに同
期していない独自の高速クロックを常時発生するので、
DSP211は、入力端子2に外部入力されるデータス
トリームのストリームタイプごとにフレームに対応した
高速クロックの積算個数を検出し、これをサブフレーム
カウンタ5とサンプルカウンタ215とにデータ設定す
る。
【0053】そこで、サブフレームカウンタ5は、サブ
フレームの積算個数ずつ高速クロックを繰り返し積算し
てサブフレームの同期信号を発生し、サンプルカウンタ
215は、サブフレームの同期信号を所定の個数ずつ積
算し、メインフレームの同期信号を発生する。
【0054】このため、958フォーマッタ7は、DS
P211により所定処理されたデータストリームを、サ
ブフレーム/サンプルカウンタ5,215が発生する同
期信号に対応して、所定の出力フォーマットであるIE
C−958フォーマットに変換して出力端子8から外部
出力する。
【0055】また、DSP211は、入力端子2に外部
入力されるデータストリームの切換自在なストリームタ
イプの開始ごとに終了までのフレーム数を検出し、図1
および図3に示すように、これをフレームレングス信号
としてチェンジコントローラ216にデータ通知する。
【0056】このチェンジコントローラ216は、入力
端子2に外部入力されるデータストリームの切換自在な
ストリームタイプの開始ごとに、DSP211により検
出されたフレーム数までサンプルカウンタ215の同期
信号を積算し、この積算が完了するとイネーブル信号に
より958フォーマッタ217の変換処理を停止させ
る。
【0057】また、DSP211は、入力端子2に外部
入力されるデータストリームの切換自在なストリームタ
イプごとにフレームの所定数倍の反復時間も検出し、こ
の反復時間も第一第二のポーズレングス信号としてチェ
ンジコントローラ216にデータ通知する。
【0058】このチェンジコントローラ216は、DS
P211からデータ通知された第一第二のポーズレング
ス信号により第一第二のポーズカウンタ218,219
に所定時間をデータ設定し、入力端子2に外部入力され
るデータストリームの切換自在なストリームタイプの終
了と同時に、クロック発生器220の高速クロックを第
一第二のポーズカウンタ218,219に所定時間ずつ
繰り返し積算させる。
【0059】なお、本実施の形態のデータ処理装置21
0では、第一のポーズカウンタ218の積算時間はフレ
ームと一致するようにデータ設定され、第二のポーズカ
ウンタ219の積算時間がフレームの所定数倍である反
復時間となるようにデータ設定される。
【0060】チェンジコントローラ216は、入力端子
2に外部入力されるデータストリームが新規のストリー
ムタイプに切り換えられると、その直後のポーズカウン
タ218,219の積算完了と同時に、サブフレーム/
サンプルカウンタ5,215の積算動作とともに958
フォーマッタ217の変換処理を再開させる。
【0061】上述のような構成において、本実施の形態
のDVD再生システム100では、交換自在なデータ保
持媒体であるDVD201のデータストリームがDVD
デコーダ200によりデータ再生されてIEC−958
フォーマットでデータ出力されるので、このデータスト
リームがモニタセット300により画像データおよび音
声データとして再生出力される。
【0062】上述のようにDVDデコーダ200がDV
D201のデータストリームをデータ再生するとき、こ
のデータストリームはデータ処理装置210によりIE
C−958フォーマットにフォーマット変換される。そ
の場合、データ処理装置210では、DVD201から
シリアルにデータ読出されて入力端子2に外部入力され
るデータストリームのストリームタイプがDSP211
により識別される。
【0063】これでストリームタイプが判明すると、D
SP211はストリームタイプに対応した一つのストリ
ーム処理プログラムを外部のプログラムROM3からデ
ータ読出し、このストリーム処理プログラムによりデー
タストリームに所定処理を実行する。
【0064】このとき、本実施の形態のデータ処理装置
210では、DSP211がデータストリームのフレー
ムに対応したタイミング信号を発生せず、フレームに対
応した高速クロックの積算個数を検出してサブフレーム
/サンプルカウンタ5,215にデータ設定する。
【0065】そこで、図3に示すように、これらのカウ
ンタ5,215がクロック発生器220の高速クロック
を繰り返し積算してサブフレームとメインフレームとの
同期信号を各々発生させるので、DSP211により所
定処理されたデータストリームはカウンタ5,215の
同期信号に対応して958フォーマッタ217により所
定の出力フォーマットに変換されて出力端子8から従来
と同様に外部出力される。
【0066】なお、本実施の形態のデータ処理装置21
0でも、入力端子2に外部入力されるデータストリーム
はストリームタイプが切換自在であり、データストリー
ムのストリームタイプは不定状態を介して切り換えられ
る。ただし、本実施の形態のデータ処理装置210で
は、入力端子2に外部入力されるデータストリームの切
換自在なストリームタイプの開始ごとに、DSP211
が終了までのフレーム数を検出してチェンジコントロー
ラ216にデータ設定する。
【0067】このチェンジコントローラ216は、外部
入力されるデータストリームの切換自在なストリームタ
イプの開始ごとに、サンプルカウンタ215の同期信号
をフレーム数まで積算し、この積算が完了すると958
フォーマッタ217の変換処理を停止させる。
【0068】また、本実施の形態のデータ処理装置21
0では、現在のストリームタイプのデータストリームが
終了する以前にDSP211がフレームの所定数倍の反
復時間を検出し、チェンジコントローラ216からポー
ズカウンタ218,219にデータ設定する。そこで、
外部入力されるデータストリームの切換自在なストリー
ムタイプが終了されて不定状態となるとき、これと同時
にポーズカウンタ218,219が高速クロックの積算
を開始して反復時間を繰り返し検出する。
【0069】そして、外部入力されるデータストリーム
が新規のストリームタイプに切り換えられると、ポーズ
カウンタ218,219の積算完了と同時にチェンジコ
ントローラ216がカウンタ5,215の積算処理と9
58フォーマッタ217の変換処理とを再開させる。
【0070】本実施の形態のデータ処理装置210で
は、上述のようにサンプルカウンタ215の同期信号
が、DSP211のタイミング信号でなくクロック発生
器220の高速クロックから生成されている。このた
め、現在のストリームタイプのデータストリームが終了
するとき、DSP211が次回の所定処理のために新規
のプログラム読出を開始しても、サンプルカウンタ21
5の同期信号は中断されないので958フォーマッタ2
17の変換処理も中断されない。
【0071】また、サンプルカウンタ215の同期信号
は、その時点でのデータストリームのフレームに同期し
ているので、上述のようにデータストリームの開始から
フレーム数だけ同期信号を積算すれば、その完了はデー
タストリームの終了と同期することになる。従って、こ
のタイミングで958フォーマッタ217の変換処理を
停止させると、958フォーマッタ217はデータスト
リームの終了と同時に変換処理を停止することになる。
【0072】さらに、データストリームがストリームタ
イプの切り換えのために不定状態となっても、データス
トリームのフレームに同期した反復時間がポーズカウン
タ218,219により高速クロックから繰り返し生成
されており、新規のストリームタイプのデータストリー
ムが開始されると反復時間に同期してチェンジコントロ
ーラ216の変換処理が再開される。
【0073】つまり、本実施の形態のデータ処理装置2
10では、現在のストリームタイプのデータストリーム
が終了するとき、DSP4から958フォーマッタ7へ
のデータストリームのデータ入力が継続したまま、カウ
ンタ5,215から958フォーマッタ7への同期信号
のデータ入力が中断されることがない。
【0074】また、新規のストリームタイプのデータス
トリームが開始されるとき、そのフレームに同期したタ
イミングで迅速に958フォーマッタ7の変換処理が再
開される。このため、本実施の形態のデータ処理装置2
10では、現在のストリームタイプのデータストリーム
が終了するときにノイズが発生することがなく、新規の
ストリームタイプのデータストリームが開始されるとき
にもノイズが発生することがない。
【0075】なお、本発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で各種の変形を許
容する。例えば、上記形態ではデータ処理装置210の
各部が各々専用のハードウェアとして形成されているこ
とを例示したが、例えば、適正なソフトウェアをコンピ
ュータに実装して動作させることにより、データ処理装
置210の各部を実現することも可能であり、一部をソ
フトウェアで実現するとともに一部をハードウェアとし
て形成することも可能である。
【0076】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載するような効果を奏する。
【0077】本発明のデータ処理装置によるデータ処理
方法では、データストリームの複数のストリームタイプ
に個々に対応した複数のストリーム処理プログラムがプ
ログラム記憶手段に読出自在に事前に格納されている状
態で、不定状態を介して切換自在な複数のストリームタ
イプごとに固有のフレームに同期したデータストリーム
がストリーム入力手段にシリアルに外部入力されると、
この外部入力されるデータストリームのストリームタイ
プをタイプ識別手段が識別し、この識別されたストリー
ムタイプに対応した一つのストリーム処理プログラムを
ストリーム処理手段がプログラム記憶手段からデータ読
出し、ストリーム入力手段に外部入力されるデータスト
リームに所定処理を実行する。ただし、クロック発生手
段が発生する独自の高速クロックに対し、外部入力され
るデータストリームのストリームタイプごとにフレーム
に対応した積算個数を積算検出手段が検出し、この積算
個数ずつ同期発生手段が高速クロックを繰り返し積算し
てフレームの同期信号を発生させ、ストリーム処理手段
により所定処理されたデータストリームをフォーマット
変換手段が同期信号に対応して所定の出力フォーマット
に変換する。また、ストリーム入力手段に外部入力され
るデータストリームの切換自在なストリームタイプの開
始ごとに個数検出手段が終了までのフレーム数を検出
し、外部入力されるデータストリームの切換自在なスト
リームタイプの開始ごとに個数検出手段により検出され
たフレーム数まで個数積算手段が同期信号を積算し、こ
の積算が完了すると終了同期手段がフォーマット変換手
段の変換処理を停止させる。また、外部入力されるデー
タストリームの切換自在なストリームタイプごとに反復
検出手段がフレームの所定数倍の反復時間を検出し、外
部入力されるデータストリームの切換自在なストリーム
タイプの終了と同時に反復積算手段が高速クロックによ
り反復時間を繰り返し積算し、外部入力されるデータス
トリームが新規のストリームタイプに切り換えられると
反復積算手段の積算完了と同時に変換再開手段がフォー
マット変換手段の変換処理を再開させることにより、デ
ータストリームの切換自在なストリームタイプの終了と
同時にフォーマット変換手段の変換処理が終了され、デ
ータストリームの切換自在なストリームタイプの開始と
同時にフォーマット変換手段の変換処理が再開されるの
で、現在のストリームタイプのデータストリームが終了
するときにノイズが発生することがなく、新規のストリ
ームタイプのデータストリームが開始されるときにノイ
ズが発生することもない。
【0078】本発明のデータ再生装置によるデータ再生
方法では、データストリームの複数のストリームタイプ
に個々に対応した複数のストリーム処理プログラムがプ
ログラム記憶手段に読出自在に事前に格納されている状
態で、不定状態を介して切換自在な複数のストリームタ
イプごとに固有のフレームに同期したデータストリーム
をストリーム読出手段がデータ保持媒体からシリアルに
データ読出すると、このデータストリームのストリーム
タイプをタイプ識別手段が識別する。この識別されたス
トリームタイプに対応した一つのストリーム処理プログ
ラムをストリーム処理手段がプログラム記憶手段からデ
ータ読出し、ストリーム読出手段がデータ読出するデー
タストリームに所定処理を実行する。このとき、クロッ
ク発生手段が発生する独自の高速クロックに対し、外部
入力されるデータストリームのストリームタイプごとに
フレームに対応した積算個数を積算検出手段が検出する
ので、この積算個数ずつ同期発生手段が高速クロックを
繰り返し積算してフレームの同期信号を発生させる。ス
トリーム処理手段により所定処理されたデータストリー
ムをフォーマット変換手段が同期信号に対応して所定の
出力フォーマットに変換し、この所定の出力フォーマッ
トに変換されたデータストリームをストリーム出力手段
が外部出力するので、これでデータ保持媒体からデータ
読出されるデータストリームが所定の出力フォーマット
に変換されてから外部出力されることになる。ただし、
ストリーム読出手段がデータ読出するデータストリーム
の切換自在なストリームタイプの開始ごとに個数検出手
段が終了までのフレーム数を検出し、データ読出される
データストリームの切換自在なストリームタイプの開始
ごとに個数検出手段により検出されたフレーム数まで個
数積算手段が同期信号を積算するので、この積算が完了
すると終了同期手段がフォーマット変換手段の変換処理
を停止させる。また、データ読出されるデータストリー
ムの切換自在なストリームタイプごとに反復検出手段が
フレームの所定数倍の反復時間を検出するので、データ
読出されるデータストリームの切換自在なストリームタ
イプの終了と同時に反復積算手段が高速クロックにより
反復時間を繰り返し積算する。データ読出されるデータ
ストリームが新規のストリームタイプに切り換えられる
と反復積算手段の積算完了と同時に変換再開手段がフォ
ーマット変換手段の変換処理を再開させることにより、
データストリームの切換自在なストリームタイプの終了
と同時にフォーマット変換手段の変換処理が終了され、
データストリームの切換自在なストリームタイプの開始
と同時にフォーマット変換手段の変換処理が再開される
ので、現在のストリームタイプのデータストリームが終
了するときにノイズが発生することがなく、新規のスト
リームタイプのデータストリームが開始されるときにノ
イズが発生することもない。
【0079】上述のようなデータ再生装置において、M
PEG方式で各々エンコードされた音声データと画像デ
ータとが複数のストリームタイプのデータストリームと
してDVDからデータ読出され、このようにデータ読出
された音声データと画像データとのデータストリームが
IEC−958フォーマットに変換されてから外部出力
されることにより、DVDからシリアルにデータ読出さ
れるデータストリームのストリームタイプが音声データ
や画像データに変化するときにノイズが発生しないの
で、音声データや画像データのように複数のストリーム
タイプのデータストリームを良好な品質でデータ再生す
ることができる。
【0080】本発明の情報記憶媒体に格納されているプ
ログラムをデータ処理装置のコンピュータに読み取らせ
て対応する処理動作を実行させると、このコンピュータ
は、データ処理装置が外部入力されるデータストリーム
を所定の出力フォーマットに変換するとき、独自の高速
クロックを発生させ、外部入力されるデータストリーム
のストリームタイプごとにフレームに対応した積算個数
を検出する。この積算個数ずつ高速クロックを繰り返し
積算してフレームの同期信号を発生させ、外部入力され
るデータストリームの切換自在なストリームタイプの開
始ごとに終了までのフレーム数を検出する。データスト
リームの切換自在なストリームタイプの開始ごとに上記
のフレーム数まで同期信号を積算し、この積算が完了す
るとフォーマット変換手段の変換処理を停止させる。ま
た、外部入力されるデータストリームの切換自在なスト
リームタイプごとにフレームの所定数倍の反復時間を検
出し、ストリーム入力手段に外部入力されるデータスト
リームの切換自在なストリームタイプの終了と同時に高
速クロックにより反復時間を繰り返し積算する。そし
て、外部入力されるデータストリームが新規のストリー
ムタイプに切り換えられると反復時間の積算完了と同時
にフォーマット変換手段の変換処理を再開させることに
より、データストリームの切換自在なストリームタイプ
の終了と同時にフォーマット変換手段の変換処理を終了
させ、データストリームの切換自在なストリームタイプ
の開始と同時にフォーマット変換手段の変換処理を再開
させるので、現在のストリームタイプのデータストリー
ムが終了するときにノイズが発生することがなく、新規
のストリームタイプのデータストリームが開始されると
きにノイズが発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のデータ処理装置の内部構造を示
すブロック図である。
【図2】本実施の形態のデータ再生システムの全体構造
を示す模式図である。
【図3】データ処理装置のデータ処理方法を示すタイム
チャートである。
【図4】一従来例のデータ処理装置の内部構造を示すブ
ロック図である。
【図5】一従来例のデータ処理装置のデータ処理方法を
示すタイムチャートである。
【符号の説明】
2 ストリーム入力手段である入力端子 3 プログラム記憶手段であるプログラムROM 200 データ再生装置 201 データ保持媒体であるDVD 210 データ処理装置 211 各種手段として機能するDSP 215 同期発生手段に相当するサンプルカウンタ 216 各種手段として機能するチェンジコントロー
ラ 217 フォーマット変換手段である958フォーマ
ッタ 219 反復積算手段に相当するポーズカウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/76 - 5/956 H04N 7/24 - 7/68 G11B 20/10 - 20/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不定状態を介して切換自在な複数のスト
    リームタイプごとに固有のフレームに同期したデータス
    トリームがシリアルに外部入力されるストリーム入力手
    段と、複数のストリームタイプに個々に対応した複数の
    ストリーム処理プログラムが読出自在に事前に格納され
    ているプログラム記憶手段と、前記ストリーム入力手段
    に外部入力されるデータストリームのストリームタイプ
    を識別するタイプ識別手段と、該タイプ識別手段により
    識別されたストリームタイプに対応した一つのストリー
    ム処理プログラムを前記プログラム記憶手段からデータ
    読出して前記ストリーム入力手段に外部入力されるデー
    タストリームに所定処理を実行するストリーム処理手段
    と、該ストリーム処理手段により所定処理されたデータ
    ストリームをフレームに同期して所定の出力フォーマッ
    トに変換するフォーマット変換手段と、を具備している
    データ処理装置のデータ処理方法であって、 独自の高速クロックを発生させ、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームのストリームタイプごとにフレームに対応した前記
    高速クロックの積算個数を検出し、 この積算個数ずつ前記高速クロックを繰り返し積算して
    前記フレームの同期信号を発生させ、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの開始ごとに終了ま
    でのフレーム数を検出し、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの開始ごとに前記フ
    レーム数まで前記同期信号を積算し、 この積算が完了すると前記フォーマット変換手段の変換
    処理を停止させ、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプごとにフレームの所
    定数倍の反復時間を検出し、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの終了と同時に前記
    高速クロックにより前記反復時間を繰り返し積算し、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームが新規のストリームタイプに切り換えられると前記
    反復時間の積算完了と同時に前記フォーマット変換手段
    の変換処理を再開させるようにしたデータ処理方法。
  2. 【請求項2】 不定状態を介して切換自在な複数のスト
    リームタイプごとに固有のフレームに同期したデータス
    トリームがシリアルに外部入力されるストリーム入力手
    段と、 複数のストリームタイプに個々に対応した複数のストリ
    ーム処理プログラムが読出自在に事前に格納されている
    プログラム記憶手段と、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームのストリームタイプを識別するタイプ識別手段と、 該タイプ識別手段により識別されたストリームタイプに
    対応した一つのストリーム処理プログラムを前記プログ
    ラム記憶手段からデータ読出して前記ストリーム入力手
    段に外部入力されるデータストリームに所定処理を実行
    するストリーム処理手段と、 独自の高速クロックを発生するクロック発生手段と、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームのストリームタイプごとにフレームに対応した前記
    高速クロックの積算個数を検出する積算検出手段と、 該積算検出手段が検出した積算個数ずつ前記高速クロッ
    クを繰り返し積算して前記フレームの同期信号を発生さ
    せる同期発生手段と、 該同期発生手段が発生する同期信号に対応して前記スト
    リーム処理手段により所定処理されたデータストリーム
    を所定の出力フォーマットに変換するフォーマット変換
    手段と、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの開始ごとに終了ま
    でのフレーム数を検出する個数検出手段と、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの開始ごとに前記個
    数検出手段により検出されたフレーム数まで前記同期信
    号を積算する個数積算手段と、 該個数積算手段の積算が完了すると前記フォーマット変
    換手段の変換処理を停止させる終了同期手段と、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプごとにフレームの所
    定数倍の反復時間を検出する反復検出手段と、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの終了と同時に前記
    高速クロックにより前記反復時間を繰り返し積算する反
    復積算手段と、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームが新規のストリームタイプに切り換えられると前記
    反復積算手段の積算完了と同時に前記フォーマット変換
    手段の変換処理を再開させる変換再開手段と、を具備し
    ているデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 データ保持媒体にデータ保持されている
    データストリームをシリアルにデータ再生するデータ再
    生方法であって、 不定状態を介して切換自在な複数のストリームタイプご
    とに固有のフレームに同期したデータストリームを前記
    データ保持媒体からシリアルにデータ読出するストリー
    ム読出手段と、複数のストリームタイプに個々に対応し
    た複数のストリーム処理プログラムが読出自在に事前に
    格納されているプログラム記憶手段と、前記ストリーム
    読出手段がデータ読出するデータストリームのストリー
    ムタイプを識別するタイプ識別手段と、該タイプ識別手
    段により識別されたストリームタイプに対応した一つの
    ストリーム処理プログラムを前記プログラム記憶手段か
    らデータ読出して前記ストリーム読出手段がデータ読出
    するデータストリームに所定処理を実行するストリーム
    処理手段と、該ストリーム処理手段により所定処理され
    たデータストリームをフレームに同期して所定の出力フ
    ォーマットに変換するフォーマット変換手段と、該フォ
    ーマット変換手段が所定の出力フォーマットに変換した
    データストリームを外部出力するストリーム出力手段
    と、を具備しているデータ再生装置のデータ再生方法に
    おいて、 独自の高速クロックを発生させ、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームのストリームタイプごとにフレームに対応した前記
    高速クロックの積算個数を検出し、 この積算個数ずつ前記高速クロックを繰り返し積算して
    前記フレームの同期信号を発生させ、 前記ストリーム読出手段がデータ読出するデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの開始ごとに終了ま
    でのフレーム数を検出し、 前記ストリーム読出手段がデータ読出するデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの開始ごとに前記フ
    レーム数まで前記同期信号を積算し、 この積算が完了すると前記フォーマット変換手段の変換
    処理を停止させ、 前記ストリーム読出手段がデータ読出するデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプごとにフレームの所
    定数倍の反復時間を検出し、 前記ストリーム読出手段がデータ読出するデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの終了と同時に前記
    高速クロックにより前記反復時間を繰り返し積算し、 前記ストリーム読出手段がデータ読出するデータストリ
    ームが新規のストリームタイプに切り換えられると前記
    反復時間の積算完了と同時に前記フォーマット変換手段
    の変換処理を再開させるようにしたデータ再生方法。
  4. 【請求項4】 データ保持媒体にデータ保持されている
    データストリームをシリアルにデータ再生するデータ再
    生装置であって、 不定状態を介して切換自在な複数のストリームタイプご
    とに固有のフレームに同期したデータストリームを前記
    データ保持媒体からシリアルにデータ読出するストリー
    ム読出手段と、 複数のストリームタイプに個々に対応した複数のストリ
    ーム処理プログラムが読出自在に事前に格納されている
    プログラム記憶手段と、 前記ストリーム読出手段がデータ読出するデータストリ
    ームのストリームタイプを識別するタイプ識別手段と、 該タイプ識別手段により識別されたストリームタイプに
    対応した一つのストリーム処理プログラムを前記プログ
    ラム記憶手段からデータ読出して前記ストリーム読出手
    段がデータ読出するデータストリームに所定処理を実行
    するストリーム処理手段と、 独自の高速クロックを発生するクロック発生手段と、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームのストリームタイプごとにフレームに対応した前記
    高速クロックの積算個数を検出する積算検出手段と、 該積算検出手段が検出した積算個数ずつ前記高速クロッ
    クを繰り返し積算して前記フレームの同期信号を発生さ
    せる同期発生手段と、 該同期発生手段が発生する同期信号に対応して前記スト
    リーム処理手段により所定処理されたデータストリーム
    を所定の出力フォーマットに変換するフォーマット変換
    手段と、 該フォーマット変換手段が所定の出力フォーマットに変
    換したデータストリームを外部出力するストリーム出力
    手段と、 前記ストリーム読出手段がデータ読出するデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの開始ごとに終了ま
    でのフレーム数を検出する個数検出手段と、 前記ストリーム読出手段がデータ読出するデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの開始ごとに前記個
    数検出手段により検出されたフレーム数まで前記同期信
    号を積算する個数積算手段と、 該個数積算手段の積算が完了すると前記フォーマット変
    換手段の変換処理を停止させる終了同期手段と、 前記ストリーム読出手段がデータ読出するデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプごとにフレームの所
    定数倍の反復時間を検出する反復検出手段と、 前記ストリーム読出手段がデータ読出するデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの終了と同時に前記
    高速クロックにより前記反復時間を繰り返し積算する反
    復積算手段と、 前記ストリーム読出手段がデータ読出するデータストリ
    ームが新規のストリームタイプに切り換えられると前記
    反復積算手段の積算完了と同時に前記フォーマット変換
    手段の変換処理を再開させる変換再開手段と、を具備し
    ているデータ再生装置。
  5. 【請求項5】 前記データ保持媒体は、複数のストリー
    ムタイプのデータストリームとしてMPEG(Moving Pi
    cture Coding Experts Group)方式で各々エンコードさ
    れた音声データと画像データとが少なくともデータ格納
    されたDVD(Digital Versatile Disc)からなり、 前記フォーマット変換手段は、データストリームを所定
    の出力フォーマットとしてIEC(International Elect
    rotechnical Commission)−958フォーマットに変換
    する請求項4記載のデータ再生装置。
  6. 【請求項6】 不定状態を介して切換自在な複数のスト
    リームタイプごとに固有のフレームに同期したデータス
    トリームがシリアルに外部入力されるストリーム入力手
    段と、複数のストリームタイプに個々に対応した複数の
    ストリーム処理プログラムが読出自在に事前に格納され
    ているプログラム記憶手段と、前記ストリーム入力手段
    に外部入力されるデータストリームのストリームタイプ
    を識別するタイプ識別手段と、該タイプ識別手段により
    識別されたストリームタイプに対応した一つのストリー
    ム処理プログラムを前記プログラム記憶手段からデータ
    読出して前記ストリーム入力手段に外部入力されるデー
    タストリームに所定処理を実行するストリーム処理手段
    と、該ストリーム処理手段により所定処理されたデータ
    ストリームをフレームに同期して所定の出力フォーマッ
    トに変換するフォーマット変換手段と、を具備している
    データ処理装置のコンピュータが読取自在なソフトウェ
    アが格納されている情報記憶媒体であって、 独自の高速クロックを発生させること、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームのストリームタイプごとにフレームに対応した前記
    高速クロックの積算個数を検出すること、 この積算個数ずつ前記高速クロックを繰り返し積算して
    前記フレームの同期信号を発生させること、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの開始ごとに終了ま
    でのフレーム数を検出すること、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの開始ごとに前記フ
    レーム数まで前記同期信号を積算すること、 この積算が完了すると前記フォーマット変換手段の変換
    処理を停止させること、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプごとにフレームの所
    定数倍の反復時間を検出すること、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームの切換自在なストリームタイプの終了と同時に前記
    高速クロックにより前記反復時間を繰り返し積算するこ
    と、 前記ストリーム入力手段に外部入力されるデータストリ
    ームが新規のストリームタイプに切り換えられると前記
    反復時間の積算完了と同時に前記フォーマット変換手段
    の変換処理を再開させること、を前記コンピュータに実
    行させるためのプログラムが格納されていることを特徴
    とする情報記憶媒体。
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