JP3335831B2 - 真空処理装置 - Google Patents
真空処理装置Info
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- JP3335831B2 JP3335831B2 JP1327296A JP1327296A JP3335831B2 JP 3335831 B2 JP3335831 B2 JP 3335831B2 JP 1327296 A JP1327296 A JP 1327296A JP 1327296 A JP1327296 A JP 1327296A JP 3335831 B2 JP3335831 B2 JP 3335831B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空処理装置に係
り、特にSi等の半導体素子基板である試料に対して、
エッチング、CVD(化学的気相成長)、スパッタリン
グ、ミリング、アッシング、ベーキング、リンサ(水
洗)等の枚葉処理をするのに好適な真空処理装置とそれ
を用いて半導体デバィスを製造する半導体製造ラインに
関するものである。
り、特にSi等の半導体素子基板である試料に対して、
エッチング、CVD(化学的気相成長)、スパッタリン
グ、ミリング、アッシング、ベーキング、リンサ(水
洗)等の枚葉処理をするのに好適な真空処理装置とそれ
を用いて半導体デバィスを製造する半導体製造ラインに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】試料を処理する真空処理装置は、大別す
ると、カセットブロックと真空処理ブロックから構成さ
れており、カセットブロックは、半導体製造ラインのベ
イ通路に面して長手方向に伸びるフロントを有し、試料
用のカセットや試料のオリエンテーションを合わせルア
ライメントユニットと、大気ロボットがある。真空処理
ブロックには、ロード側ロードロック室、アンロード側
ロードロック室、真空処理室、後処理室、真空ポンプ及
び真空ロボット等が設けられている。
ると、カセットブロックと真空処理ブロックから構成さ
れており、カセットブロックは、半導体製造ラインのベ
イ通路に面して長手方向に伸びるフロントを有し、試料
用のカセットや試料のオリエンテーションを合わせルア
ライメントユニットと、大気ロボットがある。真空処理
ブロックには、ロード側ロードロック室、アンロード側
ロードロック室、真空処理室、後処理室、真空ポンプ及
び真空ロボット等が設けられている。
【0003】これらの真空処理装置では、カセットブロ
ックのカセットから取り出された試料が、大気ロボット
により真空処理ブロックのロードロック室まで搬送され
る。ロードロック室から真空ロボットによりさらに処理
室に搬送され、電極構造体上にセットされた試料は、プ
ラズマエッチング等の処理がなされる。その後、必要に
応じて後処理室に搬送、処理される。処理済みの試料
は、真空ロボット及び大気ロボットによりカセットブロ
ックのカセットに搬送される。
ックのカセットから取り出された試料が、大気ロボット
により真空処理ブロックのロードロック室まで搬送され
る。ロードロック室から真空ロボットによりさらに処理
室に搬送され、電極構造体上にセットされた試料は、プ
ラズマエッチング等の処理がなされる。その後、必要に
応じて後処理室に搬送、処理される。処理済みの試料
は、真空ロボット及び大気ロボットによりカセットブロ
ックのカセットに搬送される。
【0004】試料をプラズマエッチング処理する真空処
理装置の例としては、例えば特公昭61−8153号公
報、特開昭63−133532号公報、特開平3−19
252号公報、特開平4−226048号公報、特公平
6−30369号公報、特開平6−314729号公
報、特開平6−314730号公報、米国特許第5、3
14、509号明細書に記載されたようなものがある。
理装置の例としては、例えば特公昭61−8153号公
報、特開昭63−133532号公報、特開平3−19
252号公報、特開平4−226048号公報、特公平
6−30369号公報、特開平6−314729号公
報、特開平6−314730号公報、米国特許第5、3
14、509号明細書に記載されたようなものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の真空処
理装置は、処理室やロードロック室を同心状に配置した
り、矩形状に配置している。例えば、米国特許第5、3
14、509号明細書に記載された装置は、真空処理ブ
ロックの中央付近に真空ロボット、その周囲に3個の処
理室が同心状に配置され、真空ロボットとカセットブロ
ックの間に、ロード側ロードロック室、アンロード側ロ
ードロック室が設けられている。また、特開平3−19
252号公報や特開平4−226048号公報に記載さ
れた装置も、真空処理ブロックの中央付近に真空ロボッ
ト、その周囲に複数の処理室やロードロック室が同心状
に配置されている。、これらの装置では、複数の処理室
やロードロック室が同心状に配置され、ロボットの搬送
アームの回転角度も大きいため、各処理室に付設される
真空ポンプ等も含めるとその外形寸法が大きくなり、装
置全体の必要床面積が大きいという問題がある。
理装置は、処理室やロードロック室を同心状に配置した
り、矩形状に配置している。例えば、米国特許第5、3
14、509号明細書に記載された装置は、真空処理ブ
ロックの中央付近に真空ロボット、その周囲に3個の処
理室が同心状に配置され、真空ロボットとカセットブロ
ックの間に、ロード側ロードロック室、アンロード側ロ
ードロック室が設けられている。また、特開平3−19
252号公報や特開平4−226048号公報に記載さ
れた装置も、真空処理ブロックの中央付近に真空ロボッ
ト、その周囲に複数の処理室やロードロック室が同心状
に配置されている。、これらの装置では、複数の処理室
やロードロック室が同心状に配置され、ロボットの搬送
アームの回転角度も大きいため、各処理室に付設される
真空ポンプ等も含めるとその外形寸法が大きくなり、装
置全体の必要床面積が大きいという問題がある。
【0006】一方、真空処理装置の真空処理ブロック内
の処理室や真空ポンプその他各種の配管機器について
は、定期、不定期に点検修理等のメンテナンスを行うこ
とが必要である。そのため、一般に、真空処理ブロック
の周囲には、扉が設けられており、この扉を開けること
により、ロードロック室、アンロードロック室、処理
室、真空ロボット及び各種の配管機器の点検修理が出来
るようになっている。
の処理室や真空ポンプその他各種の配管機器について
は、定期、不定期に点検修理等のメンテナンスを行うこ
とが必要である。そのため、一般に、真空処理ブロック
の周囲には、扉が設けられており、この扉を開けること
により、ロードロック室、アンロードロック室、処理
室、真空ロボット及び各種の配管機器の点検修理が出来
るようになっている。
【0007】従来の真空処理装置は、取り扱う試料の直
径dが8インチ(約200mm)以下であるが、カセット
の外形寸法Cwも、約250mm程度であり、これでも床
面積の大きさは大きな問題となっていた。さらに、直径
dが12インチ(約300mm)のような大口径の試料を
取り扱うことを考えると、カセットの外形寸法Cwは、
約350mm程度と大きくなり、複数のカセットを収納す
るカセットブロックの幅も大きくなる。この幅に合わせ
て真空処理ブロックの幅を決定すると、真空処理装置全
体が大きなスペースを必要とすることになる。一例とし
て、4個のカセットを収納するカセットブロックについ
て考えると、試料の直径dが8インチから12インチに
なった場合、カセットブロックの幅は少なくとも約40
cm以上大きくならざるを得ない。
径dが8インチ(約200mm)以下であるが、カセット
の外形寸法Cwも、約250mm程度であり、これでも床
面積の大きさは大きな問題となっていた。さらに、直径
dが12インチ(約300mm)のような大口径の試料を
取り扱うことを考えると、カセットの外形寸法Cwは、
約350mm程度と大きくなり、複数のカセットを収納す
るカセットブロックの幅も大きくなる。この幅に合わせ
て真空処理ブロックの幅を決定すると、真空処理装置全
体が大きなスペースを必要とすることになる。一例とし
て、4個のカセットを収納するカセットブロックについ
て考えると、試料の直径dが8インチから12インチに
なった場合、カセットブロックの幅は少なくとも約40
cm以上大きくならざるを得ない。
【0008】一方、試料に各種の処理を行いながら大量
の処理を行うために、一般の半導体製造ラインでは、同
じ処理を行う複数の真空処理装置を同じベイに集め、各
ベイ間の搬送を自動またはマニュアルで行っている。こ
のような半導体製造ラインは、高いクリーン度を必要と
するため、半導体製造ライン全体が大きなクリーンルー
ム内に設置される。試料の大口径化に伴う真空処理装置
の大型化は、クリーンルーム占有面積の大型化を伴う
が、これはもともと建設コストの高いクリーンルームの
建設コストを一層増加させることになる。もし、同じ面
積のクリーンルームに占有面積の大きな真空処理装置を
設置するとすれば、真空処理装置の全体の台数を減らす
か、あるいは各真空処理装置間の間隔を狭くせざるを得
ない。同じ面積のクリーンルームにおける真空処理装置
の設置台数減少は、必然的に半導体の製造ラインの生産
性の低下ひいては半導体の製造コストの上昇を伴う。他
方、各真空処理装置間の間隔を狭くすることは、点検修
理のためのメンテナンススペースが不足し、真空処理装
置のメンテナンス性を著しく阻害する。
の処理を行うために、一般の半導体製造ラインでは、同
じ処理を行う複数の真空処理装置を同じベイに集め、各
ベイ間の搬送を自動またはマニュアルで行っている。こ
のような半導体製造ラインは、高いクリーン度を必要と
するため、半導体製造ライン全体が大きなクリーンルー
ム内に設置される。試料の大口径化に伴う真空処理装置
の大型化は、クリーンルーム占有面積の大型化を伴う
が、これはもともと建設コストの高いクリーンルームの
建設コストを一層増加させることになる。もし、同じ面
積のクリーンルームに占有面積の大きな真空処理装置を
設置するとすれば、真空処理装置の全体の台数を減らす
か、あるいは各真空処理装置間の間隔を狭くせざるを得
ない。同じ面積のクリーンルームにおける真空処理装置
の設置台数減少は、必然的に半導体の製造ラインの生産
性の低下ひいては半導体の製造コストの上昇を伴う。他
方、各真空処理装置間の間隔を狭くすることは、点検修
理のためのメンテナンススペースが不足し、真空処理装
置のメンテナンス性を著しく阻害する。
【0009】本発明の目的は、省スペースで真空処理室
の追加、変更、拡張が容易な真空処理装置もしくは半導
体製造装置を提供することにある。
の追加、変更、拡張が容易な真空処理装置もしくは半導
体製造装置を提供することにある。
【0010】本発明の目的は、試料の大口径化に対応し
つつ、製造コストの上昇を抑えることのできる真空処理
装置を提供することにある。
つつ、製造コストの上昇を抑えることのできる真空処理
装置を提供することにある。
【0011】本発明の他の目的は、試料の大口径化に対
応しつつ、省スペースで必要な真空処理室数を確保して
半導体デバイスの製造コストの上昇を抑え、かつ、メン
テナンス性も損なわない真空処理装置を提供することに
ある。
応しつつ、省スペースで必要な真空処理室数を確保して
半導体デバイスの製造コストの上昇を抑え、かつ、メン
テナンス性も損なわない真空処理装置を提供することに
ある。
【0012】本発明の他の目的は、真空処理室の追加、
変更、拡張に伴う機能の追加、拡張が容易な真空処理装
置もしくは半導体製造装置及びそれらの制御方法を提供
することにある。
変更、拡張に伴う機能の追加、拡張が容易な真空処理装
置もしくは半導体製造装置及びそれらの制御方法を提供
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、大気カ
セット部と真空処理部とを有し、該大気カセット部は、
被処理物を複数枚収納したカセットと、前記被処理物を
搬送する大気搬送機構部とからなり、該真空処理部は、
前記大気カセット部に面して併設され前記大気搬送機構
部との間で前記被処理物を授受するロード側ロードロッ
ク室及びアンロード側ロードロック室と、被処理物を処
理する複数の処理室と、前記ロード側ロードロック室及
びアンロード側ロードロック室と前記処理室との間に設
けられた真空搬送室と、該真空搬送室を経由して前記各
処理室と前記両ロードロック室の間で前記被処理物を搬
送する真空搬送手段とを備えた真空処理装置において、
前記真空搬送室は、平面形状が不等辺6角形の室であ
り、該6角形の辺に、前記併設された両ロードロック室
に対面する1つの開口と、前記処理室接続用の4つの開
口及び、メンテナンス用の1つの開閉部を備えており、
前記複数個の開口間の角度は、前記併設された両ロード
ロック室から遠い側の前記開口間で広く、前記ロードロ
ック室から近い位置にある前記開口間で狭く、前記メン
テナンス用の開閉部は前記両ロードロック室に対応する
辺に隣接する辺に設けられていることにある。
セット部と真空処理部とを有し、該大気カセット部は、
被処理物を複数枚収納したカセットと、前記被処理物を
搬送する大気搬送機構部とからなり、該真空処理部は、
前記大気カセット部に面して併設され前記大気搬送機構
部との間で前記被処理物を授受するロード側ロードロッ
ク室及びアンロード側ロードロック室と、被処理物を処
理する複数の処理室と、前記ロード側ロードロック室及
びアンロード側ロードロック室と前記処理室との間に設
けられた真空搬送室と、該真空搬送室を経由して前記各
処理室と前記両ロードロック室の間で前記被処理物を搬
送する真空搬送手段とを備えた真空処理装置において、
前記真空搬送室は、平面形状が不等辺6角形の室であ
り、該6角形の辺に、前記併設された両ロードロック室
に対面する1つの開口と、前記処理室接続用の4つの開
口及び、メンテナンス用の1つの開閉部を備えており、
前記複数個の開口間の角度は、前記併設された両ロード
ロック室から遠い側の前記開口間で広く、前記ロードロ
ック室から近い位置にある前記開口間で狭く、前記メン
テナンス用の開閉部は前記両ロードロック室に対応する
辺に隣接する辺に設けられていることにある。
【0014】
【0015】本発明の他の特徴は、真空処理装置におい
て、前記真空搬送室の周辺に、前記処理室張用の開口が
複数個形成されており、前記真空搬送手段による前記試
料の搬送経路が、前記真空カセットと前記真空搬送室と
の間は、非放射状であり、前記処理室と前記真空搬送室
との間は放射状に構成されていることにある。
て、前記真空搬送室の周辺に、前記処理室張用の開口が
複数個形成されており、前記真空搬送手段による前記試
料の搬送経路が、前記真空カセットと前記真空搬送室と
の間は、非放射状であり、前記処理室と前記真空搬送室
との間は放射状に構成されていることにある。
【0016】本発明の他の特徴は、大気カセット部と真
空処理部とを有する真空処理装置において、該大気カセ
ット部は、被処理物を複数枚重ねたカセットと、該被処
理物をカセットから取り出して該真空処理部へ搬送する
第一の搬送機構部とからなり、 該真空処理部は、該大
気カセット部からの該被処理物を受けとって搬送する第
二の搬送機構部と、被処理物を処理する複数の処理室を
有しており、該第二の搬送機構部によって、該被処理物
を処理する処理空間を搬送するとともに、該複数の処理
室が単一の前処理室と単一の後処理室とからなったとき
にはほぼ長方形内に収まる平面形状を有し、該複数の処
理室が複数の前処理室と複数の後処理室とからなったと
きにはL字状の平面形状を有することにある。
空処理部とを有する真空処理装置において、該大気カセ
ット部は、被処理物を複数枚重ねたカセットと、該被処
理物をカセットから取り出して該真空処理部へ搬送する
第一の搬送機構部とからなり、 該真空処理部は、該大
気カセット部からの該被処理物を受けとって搬送する第
二の搬送機構部と、被処理物を処理する複数の処理室を
有しており、該第二の搬送機構部によって、該被処理物
を処理する処理空間を搬送するとともに、該複数の処理
室が単一の前処理室と単一の後処理室とからなったとき
にはほぼ長方形内に収まる平面形状を有し、該複数の処
理室が複数の前処理室と複数の後処理室とからなったと
きにはL字状の平面形状を有することにある。
【0017】本発明によれば、真空搬送室の周囲に不等
角の間隔で配置された処理室接続用の複数個の開口を備
え、これら複数個の開口間の角度は、前記ロードロック
室から遠い側の開口間で広く、ロードロック室から近い
位置にある開口間で狭くしたことにより、ロードロック
室から遠い方向への真空処理装置の長さをコンパクトに
できる。ロードロック室と対向した位置にエッチング室
を設けるため、特に真空処理部の長さを短くすることに
効果がある。従って、使用する処理室の数が少ないとき
は、コンパクトな真空処理装置を構成することができ
る。例えば、ロードロック室の対向側に1つのエッチン
グ室、その横に1つのアッシング室を配置することによ
り、外形がほぼ矩形のコンパクトな真空処理装置を構成
することができる。
角の間隔で配置された処理室接続用の複数個の開口を備
え、これら複数個の開口間の角度は、前記ロードロック
室から遠い側の開口間で広く、ロードロック室から近い
位置にある開口間で狭くしたことにより、ロードロック
室から遠い方向への真空処理装置の長さをコンパクトに
できる。ロードロック室と対向した位置にエッチング室
を設けるため、特に真空処理部の長さを短くすることに
効果がある。従って、使用する処理室の数が少ないとき
は、コンパクトな真空処理装置を構成することができ
る。例えば、ロードロック室の対向側に1つのエッチン
グ室、その横に1つのアッシング室を配置することによ
り、外形がほぼ矩形のコンパクトな真空処理装置を構成
することができる。
【0018】また、使用する処理室の数を増やす場合で
も、設置場所のスペースに応じて省スペースで真空処理
室の追加、拡張が容易な真空処理装置もしくは半導体製
造装置が提供される。例えば、要求処理能力の増加に対
応して、複数個の開口に処理室として2つのエッチング
室と、2つのアッシング室を接続した真空処理装置を構
成することができる。
も、設置場所のスペースに応じて省スペースで真空処理
室の追加、拡張が容易な真空処理装置もしくは半導体製
造装置が提供される。例えば、要求処理能力の増加に対
応して、複数個の開口に処理室として2つのエッチング
室と、2つのアッシング室を接続した真空処理装置を構
成することができる。
【0019】このように、本発明によれば、シングルチ
ャンバを使うユーザーにとっても、マルチチャンバを使
うユーザーにとっても、常にスペースファクターの良い
真空処理装置を提供することができる。従って、処理室
試料の大口径化にもかかわらず、必要な数の処理室を確
保し、同じ面積のクリーンルームにおける真空処理装置
の設置台数を従来に比べて減少させることが無く、よっ
て半導体の製造ラインの生産性の低下を招くことも無
い。従って、試料の大口径化に対応しつつ、製造コスト
の上昇を抑えることができ、しかも各処理室間に対して
充分なメンテナンススペースを確保出来るため、メンテ
ナンス性に優れた真空処理装置を提供することができ
る。
ャンバを使うユーザーにとっても、マルチチャンバを使
うユーザーにとっても、常にスペースファクターの良い
真空処理装置を提供することができる。従って、処理室
試料の大口径化にもかかわらず、必要な数の処理室を確
保し、同じ面積のクリーンルームにおける真空処理装置
の設置台数を従来に比べて減少させることが無く、よっ
て半導体の製造ラインの生産性の低下を招くことも無
い。従って、試料の大口径化に対応しつつ、製造コスト
の上昇を抑えることができ、しかも各処理室間に対して
充分なメンテナンススペースを確保出来るため、メンテ
ナンス性に優れた真空処理装置を提供することができ
る。
【0020】また、本発明の真空処理装置を半導体製造
ラインに組み込むことにより、試料の大口径化に対応し
つつ、真空処理装置の必要設置台数を確保して製造コス
トの上昇を抑え、かつ、メンテナンス性も損なわない半
導体製造ラインを提供することができる。
ラインに組み込むことにより、試料の大口径化に対応し
つつ、真空処理装置の必要設置台数を確保して製造コス
トの上昇を抑え、かつ、メンテナンス性も損なわない半
導体製造ラインを提供することができる。
【0021】
【0022】そのため、主装置、従装置のいずれか一方
だけ、単独にグレードアップすることができ、あるいは
また、メモリを書き替えて、従装置の形態、実装位置の
変更を行うことができる。したがって、使用する処理室
の追加、変更、拡張に際して、メモリの制御情報を書き
替えることにより真空処理装置もしくは半導体製造ライ
ンの機能の追加、拡張が容易となる。
だけ、単独にグレードアップすることができ、あるいは
また、メモリを書き替えて、従装置の形態、実装位置の
変更を行うことができる。したがって、使用する処理室
の追加、変更、拡張に際して、メモリの制御情報を書き
替えることにより真空処理装置もしくは半導体製造ライ
ンの機能の追加、拡張が容易となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例になる真
空処理装置300の構成を図1乃至図4により説明す
る。真空処理装置は、カセットブロック10と真空処理
ブロック30を具備している。カセットブロック10に
は、カセット12を配置可能なテーブル11及び試料搬
送用の大気搬送ロボット9がある。製品試料用のカセッ
ト12は、カセット12A、12Bである。テーブル1
1には、カセット12A、12Bおよびオリエンテーシ
ョンフラット合せ12Cが順次(図1では縦方向)設け
られている。試料用カセット12には、全て製品用の試
料あるいは製品とダミー用の試料が収納される。カセッ
トの最上段や最下段に、異物チェック用やクリーニング
用の試料が収納される。また、各カセット12の周囲に
はウエハサーチ機構121A〜121Bが設けてあり、
カセット12がセットされたときに、ウエハサーチ機構
が各カセット内の試料3を認識する。つまり、各カセッ
ト内の試料3の収納位置、枚数等を認識する。
空処理装置300の構成を図1乃至図4により説明す
る。真空処理装置は、カセットブロック10と真空処理
ブロック30を具備している。カセットブロック10に
は、カセット12を配置可能なテーブル11及び試料搬
送用の大気搬送ロボット9がある。製品試料用のカセッ
ト12は、カセット12A、12Bである。テーブル1
1には、カセット12A、12Bおよびオリエンテーシ
ョンフラット合せ12Cが順次(図1では縦方向)設け
られている。試料用カセット12には、全て製品用の試
料あるいは製品とダミー用の試料が収納される。カセッ
トの最上段や最下段に、異物チェック用やクリーニング
用の試料が収納される。また、各カセット12の周囲に
はウエハサーチ機構121A〜121Bが設けてあり、
カセット12がセットされたときに、ウエハサーチ機構
が各カセット内の試料3を認識する。つまり、各カセッ
ト内の試料3の収納位置、枚数等を認識する。
【0024】真空処理ブロック30には、真空搬送室3
7を挟んでロードロック室34、アンロードロック室3
5の対向側に真空処理室36としてのエッチング室36
A、その横に後処理室36Bが配置されている。15は
各室の連通を開閉するリング状のゲート弁である。真空
処理室36は、試料を一枚ずつ処理、例えばエッチング
処理やアッシング処理する部屋である。
7を挟んでロードロック室34、アンロードロック室3
5の対向側に真空処理室36としてのエッチング室36
A、その横に後処理室36Bが配置されている。15は
各室の連通を開閉するリング状のゲート弁である。真空
処理室36は、試料を一枚ずつ処理、例えばエッチング
処理やアッシング処理する部屋である。
【0025】真空処理室36には、エッチングやアッシ
ング用の放電手段の電極を兼ねた試料載置用の試料台1
3及び真空ポンプ38が設けられている。エッチング用
放電電極の内部に、試料押し上げ機構14Aが設けられ
ている。40は石英製の覗き窓である。
ング用の放電手段の電極を兼ねた試料載置用の試料台1
3及び真空ポンプ38が設けられている。エッチング用
放電電極の内部に、試料押し上げ機構14Aが設けられ
ている。40は石英製の覗き窓である。
【0026】真空処理室36と真空ポンプ38の各中心
を結ぶ線は、カセットブロック10の長手方向に対して
約20°傾斜しており、これによって、真空ポンプ38
を一定の寸法の矩形内に納め、真空処理ブロック30の
外形寸法が大きくならないようにしている。すわち、図
1において、真空処理ブロック30の外枠の短軸方向の
長さは、真空搬送室37の突端と後処理室36Bの突端
間の距離によって決まり、真空処理ブロック30の長軸
方向の長さは、ロードロック室34、アンロードロック
室35の端と真空ポンプ38の突端間の距離によって決
まるが、後で述べるように複数の開口37A〜37D間
の角度を不等角とし、真空ポンプ38を傾斜配置するこ
とにより、外形寸法が大きくならないようにしている。
を結ぶ線は、カセットブロック10の長手方向に対して
約20°傾斜しており、これによって、真空ポンプ38
を一定の寸法の矩形内に納め、真空処理ブロック30の
外形寸法が大きくならないようにしている。すわち、図
1において、真空処理ブロック30の外枠の短軸方向の
長さは、真空搬送室37の突端と後処理室36Bの突端
間の距離によって決まり、真空処理ブロック30の長軸
方向の長さは、ロードロック室34、アンロードロック
室35の端と真空ポンプ38の突端間の距離によって決
まるが、後で述べるように複数の開口37A〜37D間
の角度を不等角とし、真空ポンプ38を傾斜配置するこ
とにより、外形寸法が大きくならないようにしている。
【0027】真空搬送室37内には真空ロボット39が
設けられている。また、カセットブロック10と真空処
理ブロック30との間には、真空処理ブロック30のロ
ードロック室34へのウエハ搬入口、アンロードロック
室35からのウエハ搬出口としてのゲートバルブ34A
が設けられている。なお、カセットブロック10のオリ
フラ合せを廃止して、ロードロック室で試料のノッチ合
せをするように構成してもよい。
設けられている。また、カセットブロック10と真空処
理ブロック30との間には、真空処理ブロック30のロ
ードロック室34へのウエハ搬入口、アンロードロック
室35からのウエハ搬出口としてのゲートバルブ34A
が設けられている。なお、カセットブロック10のオリ
フラ合せを廃止して、ロードロック室で試料のノッチ合
せをするように構成してもよい。
【0028】大気搬送ロボット9は、カセットブロック
10内にカセットテーブル11と平行に設置されたレー
ルの上を走行可能に設けられており、カセット12と真
空処理ブロック30のロードロック室34及びアンロー
ドロック室35の間で、ゲートバルブ34Aを介して試
料3を搬送する。
10内にカセットテーブル11と平行に設置されたレー
ルの上を走行可能に設けられており、カセット12と真
空処理ブロック30のロードロック室34及びアンロー
ドロック室35の間で、ゲートバルブ34Aを介して試
料3を搬送する。
【0029】大気搬送ロボット9は、レール91の上を
移動しつつ伸縮するアーム92の軌跡が、カセット1
2、オリエンテーションフラット合せ12C、ロードロ
ック室34並びにアンロードロック室35を含む軌跡に
なるように構成されている。
移動しつつ伸縮するアーム92の軌跡が、カセット1
2、オリエンテーションフラット合せ12C、ロードロ
ック室34並びにアンロードロック室35を含む軌跡に
なるように構成されている。
【0030】真空ロボット39は、ロードロック室34
から真空処理室36まで試料3を搬送すると共に、エッ
チング室36A、アンロードロック室35、後処理室3
6B間で試料3を搬送する。真空ロボット39は、伸縮
アーム101を有し、該伸縮アームの旋回軌跡がロード
ロック室34並びに真空処理室36を含む軌跡になるよ
うにして、真空処理ブロック30に設けられている。ロ
ードロック室34、35には、試料押し上げ機構14B
がそれぞれ設けられており、それぞれ各ロボット9、3
9の伸縮アーム91、101に試料3を受渡しできる構
成となっている。 真空ロボット39のアームの軌跡
は、例えば、ロードロック室34、エッチング室36A
及び後処理室36Bに試料3があって、アンロードロッ
ク室35にはウエハがない状態を考えると次のようにな
る。すなわち、真空ロボット39のアームはまず、後処
理室36Bの一枚の試料3をアンロードロック室35に
移し、エッチング室36Aの試料3を後処理室36Bに
移動させる。次に、ロードロック室34の試料3をエッ
チング室36Aに搬送する。更に、エッチング室36A
の試料3を後処理室36Bに搬送する。真空ロボット3
9のアームは、以下同様の軌跡を繰り返す。
から真空処理室36まで試料3を搬送すると共に、エッ
チング室36A、アンロードロック室35、後処理室3
6B間で試料3を搬送する。真空ロボット39は、伸縮
アーム101を有し、該伸縮アームの旋回軌跡がロード
ロック室34並びに真空処理室36を含む軌跡になるよ
うにして、真空処理ブロック30に設けられている。ロ
ードロック室34、35には、試料押し上げ機構14B
がそれぞれ設けられており、それぞれ各ロボット9、3
9の伸縮アーム91、101に試料3を受渡しできる構
成となっている。 真空ロボット39のアームの軌跡
は、例えば、ロードロック室34、エッチング室36A
及び後処理室36Bに試料3があって、アンロードロッ
ク室35にはウエハがない状態を考えると次のようにな
る。すなわち、真空ロボット39のアームはまず、後処
理室36Bの一枚の試料3をアンロードロック室35に
移し、エッチング室36Aの試料3を後処理室36Bに
移動させる。次に、ロードロック室34の試料3をエッ
チング室36Aに搬送する。更に、エッチング室36A
の試料3を後処理室36Bに搬送する。真空ロボット3
9のアームは、以下同様の軌跡を繰り返す。
【0031】ロードロック室34内は、真空処理ブロッ
ク30の真空雰囲気と遮断され大気状態に有る。該状態
のロードロック室34内には、大気搬送ロボット9のす
くい部に保持された処理前の試料が搬入され、そして、
すくい部からロートロック室34内に渡される。処理前
の試料をロートロック室34内に渡した大気搬送ロボッ
ト9は、次の操作に備えて所定の位置に退避させられ
る。
ク30の真空雰囲気と遮断され大気状態に有る。該状態
のロードロック室34内には、大気搬送ロボット9のす
くい部に保持された処理前の試料が搬入され、そして、
すくい部からロートロック室34内に渡される。処理前
の試料をロートロック室34内に渡した大気搬送ロボッ
ト9は、次の操作に備えて所定の位置に退避させられ
る。
【0032】図3に示すとおり、ロードロック室34、
アンロードロック室35及び真空搬送室37は一つのベ
ースフレームとして一体に形成されている。真空搬送室
37はその外周部に設けられたエッチング室36Aや後
処理室36Bを接続するための複数個の開口(37A〜
37D)を備えている。これらの開口の1つ37Aが、
真空搬送手段を挟んで前記両ロードロック室に相対向す
る側に設けられており、両ロードロック室と真空搬送室
37との接続線37Eと37Aの端面はカセットブロッ
ク10の長辺に対して平行になっている。この開口37
Aにエッチング用の処理室36Aが接続されている。開
口37A〜37Dのうち、いずれの処理室とも接続され
ないものは、蓋部材(図示せず)により封止されてい
る。
アンロードロック室35及び真空搬送室37は一つのベ
ースフレームとして一体に形成されている。真空搬送室
37はその外周部に設けられたエッチング室36Aや後
処理室36Bを接続するための複数個の開口(37A〜
37D)を備えている。これらの開口の1つ37Aが、
真空搬送手段を挟んで前記両ロードロック室に相対向す
る側に設けられており、両ロードロック室と真空搬送室
37との接続線37Eと37Aの端面はカセットブロッ
ク10の長辺に対して平行になっている。この開口37
Aにエッチング用の処理室36Aが接続されている。開
口37A〜37Dのうち、いずれの処理室とも接続され
ないものは、蓋部材(図示せず)により封止されてい
る。
【0033】図4に示すとおり、複数の開口37A〜3
7Dは、真空搬送室37の周囲に不等角で配置されてい
る。すなわち、ロードロック室34から遠い側の開口間
の角度β(=γ)が広く、左右に位置する開口間の角度
αが狭い。( β,γ>α)一例として、角度αは40
°±10°、角度β、γは70°±10°程度にするの
が良い。
7Dは、真空搬送室37の周囲に不等角で配置されてい
る。すなわち、ロードロック室34から遠い側の開口間
の角度β(=γ)が広く、左右に位置する開口間の角度
αが狭い。( β,γ>α)一例として、角度αは40
°±10°、角度β、γは70°±10°程度にするの
が良い。
【0034】このように、複数個の開口間の角度は、両
ロードロック室から遠い側の開口37Aと開口間37
C,37Dで広く、ロードロック室に近い位置にある開
口3737D、開口37Bで間で狭い。言い替えると、
両ロードロック室から遠い側の開口37Aの長さは長
く、開口37B〜37Dの長さは開口37Aの長さより
も短い。また、両ロードロック室は、近接して平行に配
置されている。
ロードロック室から遠い側の開口37Aと開口間37
C,37Dで広く、ロードロック室に近い位置にある開
口3737D、開口37Bで間で狭い。言い替えると、
両ロードロック室から遠い側の開口37Aの長さは長
く、開口37B〜37Dの長さは開口37Aの長さより
も短い。また、両ロードロック室は、近接して平行に配
置されている。
【0035】従って、両ロードロック室の間隔が最も狭
く、エッチング室36Aの両側が最も広い間隔となる。
そのため、真空搬送手段による試料の搬送経路も、ロー
ドロック室、アンロードロック室と真空搬送手段の旋回
中心との間は、非放射状であり、処理室と真空搬送手段
の旋回中心との間は放射状に構成されている。
く、エッチング室36Aの両側が最も広い間隔となる。
そのため、真空搬送手段による試料の搬送経路も、ロー
ドロック室、アンロードロック室と真空搬送手段の旋回
中心との間は、非放射状であり、処理室と真空搬送手段
の旋回中心との間は放射状に構成されている。
【0036】このように、本発明によれば、真空搬送室
37の周囲に不等角の間隔で配置された処理室接続用の
複数個の開口37A〜37Dを備え、これら複数個の開
口間の角度が、ロードロック室から遠い側の開口間で広
く、ロードロック室から近い位置にある開口間で狭くし
たことにより、使用する処理室の数が少ないときは、コ
ンパクトな真空処理装置を構成することができる。例え
ば、ロードロック室の対向側にエッチング室、その横に
アッシング室を配置することにより、外形がほぼ矩形の
コンパクトな真空処理装置を構成することができる。
37の周囲に不等角の間隔で配置された処理室接続用の
複数個の開口37A〜37Dを備え、これら複数個の開
口間の角度が、ロードロック室から遠い側の開口間で広
く、ロードロック室から近い位置にある開口間で狭くし
たことにより、使用する処理室の数が少ないときは、コ
ンパクトな真空処理装置を構成することができる。例え
ば、ロードロック室の対向側にエッチング室、その横に
アッシング室を配置することにより、外形がほぼ矩形の
コンパクトな真空処理装置を構成することができる。
【0037】また、真空搬送ロボット39の中心軸が、
カセットブロック10の中心軸とずれている。そのた
め、処理室36A、36Bが1個ずつ有る場合に、新た
に処理室36を拡張するためのスペースを真空処理ブロ
ック部30の横に形成することができる。
カセットブロック10の中心軸とずれている。そのた
め、処理室36A、36Bが1個ずつ有る場合に、新た
に処理室36を拡張するためのスペースを真空処理ブロ
ック部30の横に形成することができる。
【0038】なお、カセットブロック10の横方に配置
されたコンソールボックス200がある場合、真空搬送
ロボット39の中心軸が、カセットブロック10とコン
ソールボックス200を合わせたブロックの中心軸にほ
ぼ一致する。このような構成であれば、後で述べるよう
に、処理室36A、36Bを2個ずつとした場合に、全
体を矩形状にして、スペースを有効に活用出来る。
されたコンソールボックス200がある場合、真空搬送
ロボット39の中心軸が、カセットブロック10とコン
ソールボックス200を合わせたブロックの中心軸にほ
ぼ一致する。このような構成であれば、後で述べるよう
に、処理室36A、36Bを2個ずつとした場合に、全
体を矩形状にして、スペースを有効に活用出来る。
【0039】また、ロードロック室、アンロードロック
室及び真空搬送室は、一つのベースフレームとして一体
成形されており、ベースフレームと大気ブロックとをT
字形に配置することもできる。
室及び真空搬送室は、一つのベースフレームとして一体
成形されており、ベースフレームと大気ブロックとをT
字形に配置することもできる。
【0040】次に、図5、図6により、真空処理装置3
00内の試料の処理操作について、プラズマエッチング
処理を例にして簡単に説明する。まず、カセットブロッ
ク10の大気搬送ロボット9をレール91上で移動させ
て例えばロード側カセット12Aに近づけ、さらにその
アーム92をカセット12A側に向かって伸ばすことに
より、すくい部(図示せず)をカセット内の試料3の下
方に挿入し、すくい部上に試料3を移載する。次に、大
気搬送ロボット9をオリエンテーションフラット合せ1
2Cの前に移動させ、アーム92をオリエンテーション
フラット合せ12C上まで移動し、大気搬送ロボット9
を少し下降させてオリエンテーションフラット合せ12
Cに試料3を載置する。試料3のオリエンテーションフ
ラット合せが終わると、大気搬送ロボット9の逆動作に
より再びすくい部上に試料3を移載する。
00内の試料の処理操作について、プラズマエッチング
処理を例にして簡単に説明する。まず、カセットブロッ
ク10の大気搬送ロボット9をレール91上で移動させ
て例えばロード側カセット12Aに近づけ、さらにその
アーム92をカセット12A側に向かって伸ばすことに
より、すくい部(図示せず)をカセット内の試料3の下
方に挿入し、すくい部上に試料3を移載する。次に、大
気搬送ロボット9をオリエンテーションフラット合せ1
2Cの前に移動させ、アーム92をオリエンテーション
フラット合せ12C上まで移動し、大気搬送ロボット9
を少し下降させてオリエンテーションフラット合せ12
Cに試料3を載置する。試料3のオリエンテーションフ
ラット合せが終わると、大気搬送ロボット9の逆動作に
より再びすくい部上に試料3を移載する。
【0041】次に、大気搬送ロボット9からウエハ3を
真空処理部30へ渡す。試料押し上げ機構14Bによっ
て支持部材34Bをロードロック室34の下面に気密に
当接させてロードロック室34を閉成させ、さらに、ロ
ードロック室34のゲートバルブ34Aを開いた状態で
大気搬送ロボット9のアームをロードロック室34まで
移動し、試料3を搬入する。
真空処理部30へ渡す。試料押し上げ機構14Bによっ
て支持部材34Bをロードロック室34の下面に気密に
当接させてロードロック室34を閉成させ、さらに、ロ
ードロック室34のゲートバルブ34Aを開いた状態で
大気搬送ロボット9のアームをロードロック室34まで
移動し、試料3を搬入する。
【0042】図6(a)は大気搬送ロボット9からウエ
ハ3を真空処理部30へ渡す際の動作を示す図である。
ロードロック室34のゲートバルブ34Aを開け、試料
押し上げ機構14Bを動作させて試料3を支持部材34
B上に載せる。この後、ゲートバルブ34Aを閉じて、
ロードロック室34内を真空排気する。ロードロック室
34はシール部41により外部とは区画される。ロード
ロック室の真空排気後、ウエハ支持部材34Bを下降さ
せる。そのときの状態を図6(b)に示し、ロードロッ
ク室34と真空搬送室37とが連通する。
ハ3を真空処理部30へ渡す際の動作を示す図である。
ロードロック室34のゲートバルブ34Aを開け、試料
押し上げ機構14Bを動作させて試料3を支持部材34
B上に載せる。この後、ゲートバルブ34Aを閉じて、
ロードロック室34内を真空排気する。ロードロック室
34はシール部41により外部とは区画される。ロード
ロック室の真空排気後、ウエハ支持部材34Bを下降さ
せる。そのときの状態を図6(b)に示し、ロードロッ
ク室34と真空搬送室37とが連通する。
【0043】次に、再び試料押し上げ機構14Bを動作
させ、真空搬送室37に設けた真空ロボット39のアー
ムを伸ばし、ロードロック室34にある試料3をアーム
上のブレード42に載せる。
させ、真空搬送室37に設けた真空ロボット39のアー
ムを伸ばし、ロードロック室34にある試料3をアーム
上のブレード42に載せる。
【0044】このようにして真空ロボット39のアーム
に試料3を受渡し、真空処理ブロック内の搬送経路つま
り、真空搬送室37の中を処理室まで搬送する。
に試料3を受渡し、真空処理ブロック内の搬送経路つま
り、真空搬送室37の中を処理室まで搬送する。
【0045】真空搬送ロボットのアーム上に設けたブレ
ードを2枚とすれば、処理室36Aからの試料の受け渡
しに2枚のブレードを使い、処理後の試料3を片方のブ
レードに載せた後、他方のブレードに載せた未処理の試
料3を処理室36Aに近づけることで、真空搬送ロボッ
トのアームの移動に要する時間を短縮できる。
ードを2枚とすれば、処理室36Aからの試料の受け渡
しに2枚のブレードを使い、処理後の試料3を片方のブ
レードに載せた後、他方のブレードに載せた未処理の試
料3を処理室36Aに近づけることで、真空搬送ロボッ
トのアームの移動に要する時間を短縮できる。
【0046】なお、ゲートバルブ34Aを閉じてロード
ロック室34を真空排気するときは、アンロードロック
室35とロードロック室34との間は仕切られており、
両室間で異物の混入を防ぐ構造となっている。ロードロ
ック室34の真空排気後に、試料押し上げ機構14Bに
より試料を載置した支持部材34Bを下降させることに
より、図6(b)の状態となる。このときは、図3に示
されるように、ロードロック室34とアンロードロック
室35との間には仕切りがないので、真空搬送ロボット
39に試料を移す動作を短時間に行うことで異物の混入
を防ぐことが出来る。つまり、ロードロック室34また
はアンロードロック室35の上部に試料を載置している
時間よりも、下部に試料を載置している時間を短くする
ことで、試料間の異物のコンタミネーションを防ぐよう
に制御する。
ロック室34を真空排気するときは、アンロードロック
室35とロードロック室34との間は仕切られており、
両室間で異物の混入を防ぐ構造となっている。ロードロ
ック室34の真空排気後に、試料押し上げ機構14Bに
より試料を載置した支持部材34Bを下降させることに
より、図6(b)の状態となる。このときは、図3に示
されるように、ロードロック室34とアンロードロック
室35との間には仕切りがないので、真空搬送ロボット
39に試料を移す動作を短時間に行うことで異物の混入
を防ぐことが出来る。つまり、ロードロック室34また
はアンロードロック室35の上部に試料を載置している
時間よりも、下部に試料を載置している時間を短くする
ことで、試料間の異物のコンタミネーションを防ぐよう
に制御する。
【0047】また、上記動作と逆の動作により試料3を
カセットブロック10のアンロード側カセット位置まで
搬送する。後処理室36Bでは、エッチング処理済みの
試料3に対してアッシングなどのプラズマ後処理が実施
される。
カセットブロック10のアンロード側カセット位置まで
搬送する。後処理室36Bでは、エッチング処理済みの
試料3に対してアッシングなどのプラズマ後処理が実施
される。
【0048】図7は、本発明の一実施例になる真空処理
装置の制御装置のブロック図である。300は真空処理
装置をエッチング処理装置として使用するユニットであ
る。100は主装置で、通信媒体150を介して操作ユ
ニット200、エッチング処理ユニット300、排気ユ
ニット500、ガス流量制御器ユニット600、電源ユ
ニット700に接続されている。250は操作・表示手
段である。また、320、520、620、720はそ
れぞれのユニット300〜700を制御する従装置であ
る。
装置の制御装置のブロック図である。300は真空処理
装置をエッチング処理装置として使用するユニットであ
る。100は主装置で、通信媒体150を介して操作ユ
ニット200、エッチング処理ユニット300、排気ユ
ニット500、ガス流量制御器ユニット600、電源ユ
ニット700に接続されている。250は操作・表示手
段である。また、320、520、620、720はそ
れぞれのユニット300〜700を制御する従装置であ
る。
【0049】図8は、図7に示した制御装置のシステム
構成例を示す図である。主装置100は、CPU11
0、VMEバス112、メモリ(双方向性RAM)12
0、ローカルバス122、I/Oコントローラマイコン
130及び通信制御部140を備えている。従装置32
0を構成するI/Oユニットは、通信制御部322、バ
ス324及びDI/O326を備えている。バス324
は、アドレスバス、データバス、制御SIGを含んでい
る。DI/O326は、機器を起動停止させるDo部
と、機器からの状態信号を入力するDi部とを備えてい
る。DI/O326には、制御対象機器としての、電
源、排気ポンプ、ガス流量制御器、エアオペレーション
バルブ、センサなどが接続されている。他の従装置52
0、620、720も同様な構成のI/Oユニットを備
えている。
構成例を示す図である。主装置100は、CPU11
0、VMEバス112、メモリ(双方向性RAM)12
0、ローカルバス122、I/Oコントローラマイコン
130及び通信制御部140を備えている。従装置32
0を構成するI/Oユニットは、通信制御部322、バ
ス324及びDI/O326を備えている。バス324
は、アドレスバス、データバス、制御SIGを含んでい
る。DI/O326は、機器を起動停止させるDo部
と、機器からの状態信号を入力するDi部とを備えてい
る。DI/O326には、制御対象機器としての、電
源、排気ポンプ、ガス流量制御器、エアオペレーション
バルブ、センサなどが接続されている。他の従装置52
0、620、720も同様な構成のI/Oユニットを備
えている。
【0050】CPU110は、装置制御の手順にしたが
って、制御対象の各機器(200〜700)への出力、
各機器からのセンサ入力の各処理を、メモリ(双方向性
RAM)120へのライト、リード動作で実行する。I
/Oコントローラマイコン130は、メモリ120のデ
ータを周期的にI/Oユニット(320、520、62
0、720)毎に出力し、その応答として各機器のI/
Oユニットからの機器情報(Di/O)を受取り、該当
するメモリのアドレスにライトする。CPU110の共
有メモリへのリード、ライトと、I/Oコントローラ1
30による共有メモリへのリード、ライトは、非同期に
実行される。
って、制御対象の各機器(200〜700)への出力、
各機器からのセンサ入力の各処理を、メモリ(双方向性
RAM)120へのライト、リード動作で実行する。I
/Oコントローラマイコン130は、メモリ120のデ
ータを周期的にI/Oユニット(320、520、62
0、720)毎に出力し、その応答として各機器のI/
Oユニットからの機器情報(Di/O)を受取り、該当
するメモリのアドレスにライトする。CPU110の共
有メモリへのリード、ライトと、I/Oコントローラ1
30による共有メモリへのリード、ライトは、非同期に
実行される。
【0051】CPU110はプログラムA、プログラム
B、…プログラムN及びメモリのデータA…により、制
御対象の各機器へのデータ出力や機器情報の読み込みを
制御する。一方、I/Oコントローラマイコン130
は、プログラムa、プログラムb、…プログラムn及び
メモリのデータa…により、制御対象の各機器の制御や
機器情報の書き込み等を制御する。CPU110は、装
置制御手順にしたがって、制御対象の各機器への起動出
力を行うために、機器動作プログラムAを起動し、当該
機器への出力のために割り当てられたメモリ120のア
ドレスに、出力データを書き込む。出力データの書き込
みが終了すると、出力データ書き込み済フラグをセット
し、次の処理に進む。CPU110では装置制御手順に
したがって、制御対象の各機器の動作状態を示すセンサ
ー入力等の入力信号の読み込みを行うために、機器動作
プログラムBを起動し、当該機器からの入力に対して割
り当てられたメモリ120のアドレスのデータを読み込
む。入力データの読み込みが終了すると、入力データ読
み込み済フラグをセットし、次の処理に進む。
B、…プログラムN及びメモリのデータA…により、制
御対象の各機器へのデータ出力や機器情報の読み込みを
制御する。一方、I/Oコントローラマイコン130
は、プログラムa、プログラムb、…プログラムn及び
メモリのデータa…により、制御対象の各機器の制御や
機器情報の書き込み等を制御する。CPU110は、装
置制御手順にしたがって、制御対象の各機器への起動出
力を行うために、機器動作プログラムAを起動し、当該
機器への出力のために割り当てられたメモリ120のア
ドレスに、出力データを書き込む。出力データの書き込
みが終了すると、出力データ書き込み済フラグをセット
し、次の処理に進む。CPU110では装置制御手順に
したがって、制御対象の各機器の動作状態を示すセンサ
ー入力等の入力信号の読み込みを行うために、機器動作
プログラムBを起動し、当該機器からの入力に対して割
り当てられたメモリ120のアドレスのデータを読み込
む。入力データの読み込みが終了すると、入力データ読
み込み済フラグをセットし、次の処理に進む。
【0052】I/Oコントローラ130は、主装置に接
続されている各従装置320、520、620、720
の状態情報をセンサー入力等の形で取り込み、メモリ1
20に周期的に、あるいは連続して書き込む。
続されている各従装置320、520、620、720
の状態情報をセンサー入力等の形で取り込み、メモリ1
20に周期的に、あるいは連続して書き込む。
【0053】図9は、本発明の一実施例になるエッチン
グ処理ユニットの運転フローの例を示す図である。オー
トエッチングモードが選択されたら、カセット12を設
置し、次に、エッチング処理条件を設定する。さらに、
エッチング処理ユニット300を起動し、カセット12
内の全ての試料が処理されるまでオートエッチング処理
を繰り返す。カセット内の全ての試料が処理されたら、
カセットを回収して処理を終了する。この運転フロー
は、機器動作プログラムA、B…及びプログラムa、b
…の実行により達成される。
グ処理ユニットの運転フローの例を示す図である。オー
トエッチングモードが選択されたら、カセット12を設
置し、次に、エッチング処理条件を設定する。さらに、
エッチング処理ユニット300を起動し、カセット12
内の全ての試料が処理されるまでオートエッチング処理
を繰り返す。カセット内の全ての試料が処理されたら、
カセットを回収して処理を終了する。この運転フロー
は、機器動作プログラムA、B…及びプログラムa、b
…の実行により達成される。
【0054】オートエッチング処理では、図5に示した
ように、試料は、カセットから取り出され、そして、元
のカセットに戻される迄に、次のような順序にて搬送、
処理される。
ように、試料は、カセットから取り出され、そして、元
のカセットに戻される迄に、次のような順序にて搬送、
処理される。
【0055】カセット内での収納位置チェック ロートロック室34内に渡された処理前試料が、カセッ
ト12A内の何段目から取り出されたものかは、上位コ
ンピュータに、逐次、記憶される。
ト12A内の何段目から取り出されたものかは、上位コ
ンピュータに、逐次、記憶される。
【0056】大気搬送ロボット9によるカセット内の
試料の取り出し 大気搬送ロボット9によるロードロック室34内への
搬入 処理前試料を受け取ったロートロック室34内は、大気
から遮断され、そして真空排気される。その後、真空処
理ブロック30との遮断が解除され、真空搬送室37に
連通させられる。
試料の取り出し 大気搬送ロボット9によるロードロック室34内への
搬入 処理前試料を受け取ったロートロック室34内は、大気
から遮断され、そして真空排気される。その後、真空処
理ブロック30との遮断が解除され、真空搬送室37に
連通させられる。
【0057】真空ロボットによるロードロック室34
から真空処理領域への搬送 該試料は、真空ロボット39によりロートロック室34
から真空処理ブロック30の真空搬送室37に搬送され
る。
から真空処理領域への搬送 該試料は、真空ロボット39によりロートロック室34
から真空処理ブロック30の真空搬送室37に搬送され
る。
【0058】真空処理領域での真空処理 該試料には、該真空処理領域の処理室で所定の真空処理
が施される。
が施される。
【0059】真空ロボットによる真空処理領域からア
ンロードロック室35への搬送 真空処理が、終了した試料(処理済み試料)は、真空ロ
ボット39により真空処理領域からアンロードロック室
35に搬送され、該室内に搬入される。
ンロードロック室35への搬送 真空処理が、終了した試料(処理済み試料)は、真空ロ
ボット39により真空処理領域からアンロードロック室
35に搬送され、該室内に搬入される。
【0060】大気搬送ロボットによるアンロードロッ
ク室からの搬出 処理済み試料の搬入後、アンロードロック室35内は、
真空搬送室37と遮断され、そして、内圧を大気圧に調
整される。内圧が、大気圧となったアンロードロック室
35内は大気開放される。該状態で、アンロードロック
室35内には、大気搬送ロボット9のすくい部が挿入さ
れ、そして、すくい部に処理済み試料が渡される。処理
済み試料を受け取ったすくい部は、アンロードロック3
5室の外ヘ搬出される。その後、アンロードロック室3
5内は、次の処理済み試料の搬入に備え大気から遮断さ
れて真空排気される。一方、すくい部に処理済み試料を
有する大気搬送ロボット9は、カセット12A内に該処
理済み試料を戻し可能な位置に移動させられて停止され
る。
ク室からの搬出 処理済み試料の搬入後、アンロードロック室35内は、
真空搬送室37と遮断され、そして、内圧を大気圧に調
整される。内圧が、大気圧となったアンロードロック室
35内は大気開放される。該状態で、アンロードロック
室35内には、大気搬送ロボット9のすくい部が挿入さ
れ、そして、すくい部に処理済み試料が渡される。処理
済み試料を受け取ったすくい部は、アンロードロック3
5室の外ヘ搬出される。その後、アンロードロック室3
5内は、次の処理済み試料の搬入に備え大気から遮断さ
れて真空排気される。一方、すくい部に処理済み試料を
有する大気搬送ロボット9は、カセット12A内に該処
理済み試料を戻し可能な位置に移動させられて停止され
る。
【0061】大気搬送ロボットによるカセット内の元
の位置への収納 その後、処理済み試料を有するすくい部は、該状態で、
カセット12A内に挿入される。ここで、該挿入位置
は、処理済み試料が、元来、収納されていた位置に戻さ
れるように上位コンピュータにより制御される。処理済
み試料を有するすくい部の挿入完了後、カセット12A
は、上昇、またはすくい部は下降させられる。これによ
り、処理済み試料は、該試料が、元来、収納されていた
位置に戻されて、再度、カセット12Aに収納される。
の位置への収納 その後、処理済み試料を有するすくい部は、該状態で、
カセット12A内に挿入される。ここで、該挿入位置
は、処理済み試料が、元来、収納されていた位置に戻さ
れるように上位コンピュータにより制御される。処理済
み試料を有するすくい部の挿入完了後、カセット12A
は、上昇、またはすくい部は下降させられる。これによ
り、処理済み試料は、該試料が、元来、収納されていた
位置に戻されて、再度、カセット12Aに収納される。
【0062】このような操作が、カセット12A内の残
りの処理前試料、及び、カセット12B内の処理前試料
に対しても同様にして実施される。
りの処理前試料、及び、カセット12B内の処理前試料
に対しても同様にして実施される。
【0063】上記のように→と試料が移動するたび
に、それぞれのステーションに何番の試料が有るのか、
上位コンピュータのデータが逐次更新処理される。該更
新処理は、試料1枚毎につき実施される。これによりそ
れぞれの試料が、つまり、何番の試料がどのステーショ
ンに有るのかが管理される。
に、それぞれのステーションに何番の試料が有るのか、
上位コンピュータのデータが逐次更新処理される。該更
新処理は、試料1枚毎につき実施される。これによりそ
れぞれの試料が、つまり、何番の試料がどのステーショ
ンに有るのかが管理される。
【0064】尚、処理前試料のオリエンテーション調整
が成されるものにおいて、該ステップは、上記のと
の間にて実施される。
が成されるものにおいて、該ステップは、上記のと
の間にて実施される。
【0065】上記のような操作は、例えば、上位コンピ
ュータにより指示され、そして、制御される。このよう
な試料の動きの管理・制御は、真空処理ブロック30が
複数の真空処理領域を有する場合にも実施される。
ュータにより指示され、そして、制御される。このよう
な試料の動きの管理・制御は、真空処理ブロック30が
複数の真空処理領域を有する場合にも実施される。
【0066】例えば、真空処理ブロック30が2つの真
空処理領域を有するものとする。この場合、試料は、そ
の処理情報により、シリーズ処理されたり、パラレル処
理されたりする。ここで、シリーズ処理とは、試料が1
つの真空処理領域で真空処理され、該真空処理された試
料が、引続き残りの真空処理領域で真空処理されること
をいい、パラレル処理とは、試料が1つの真空処理領域
で真空処理され、他の試料が残りの真空処理領域で真空
処理されることをいう。
空処理領域を有するものとする。この場合、試料は、そ
の処理情報により、シリーズ処理されたり、パラレル処
理されたりする。ここで、シリーズ処理とは、試料が1
つの真空処理領域で真空処理され、該真空処理された試
料が、引続き残りの真空処理領域で真空処理されること
をいい、パラレル処理とは、試料が1つの真空処理領域
で真空処理され、他の試料が残りの真空処理領域で真空
処理されることをいう。
【0067】例えば、シリーズ処理の場合、上位コンピ
ュータでナンバリングされた試料は、その順序に従って
処理され、そして、カセット内の元の位置に戻される。
ュータでナンバリングされた試料は、その順序に従って
処理され、そして、カセット内の元の位置に戻される。
【0068】また、パラレル処理の場合、どの真空処理
領域でどのようにナンバリングされた試料が処理された
かが上位コンピュータにより管理・制御されているた
め、この場合も、各処理済みの試料は、カセット内の元
の位置に戻される。
領域でどのようにナンバリングされた試料が処理された
かが上位コンピュータにより管理・制御されているた
め、この場合も、各処理済みの試料は、カセット内の元
の位置に戻される。
【0069】尚、パラレル処理の場合、カセット内の何
段目から取り出され、そして、何番目かの試料により、
どちらの真空処理領域を使用するかを上位コンピュータ
により管理・制御するようにしても良い。
段目から取り出され、そして、何番目かの試料により、
どちらの真空処理領域を使用するかを上位コンピュータ
により管理・制御するようにしても良い。
【0070】更に、シリーズ処理とパラレル処理とが、
混在するような場合にも、どの真空処理領域でどのよう
にナンバリングされた試料が処理されたかが上位コンピ
ュータにより管理・制御されているため、この場合も、
各処理済みの試料は、カセット内の元の位置に戻され
る。
混在するような場合にも、どの真空処理領域でどのよう
にナンバリングされた試料が処理されたかが上位コンピ
ュータにより管理・制御されているため、この場合も、
各処理済みの試料は、カセット内の元の位置に戻され
る。
【0071】尚、複数の真空処理領域として、例えば、
プラズマ発生方式が同一、若しくは、異なるプラズマ・
エッチング領域の組合せや、プラズマ・エッチング領域
とアッシング等の後処理領域との組合せや、エッチング
領域と成膜領域との組合せ等が挙げられる。
プラズマ発生方式が同一、若しくは、異なるプラズマ・
エッチング領域の組合せや、プラズマ・エッチング領域
とアッシング等の後処理領域との組合せや、エッチング
領域と成膜領域との組合せ等が挙げられる。
【0072】上記構成によれば、機能を拡張するために
入出力制御を増やす場合、主装置または従装置のいずれ
かを拡張するだけで、他の主装置または従装置を変更す
ること無く、拡張ができる。例えば、制御手順に、従装
置からの入出力信号の相互インターロックを追加する場
合は、もともと入出力信号は主装置に保持されている情
報(データ)であるため、主装置の制御手段を変更し、
従装置は変更すること無く拡張(グレードアップ)する
ことができる。
入出力制御を増やす場合、主装置または従装置のいずれ
かを拡張するだけで、他の主装置または従装置を変更す
ること無く、拡張ができる。例えば、制御手順に、従装
置からの入出力信号の相互インターロックを追加する場
合は、もともと入出力信号は主装置に保持されている情
報(データ)であるため、主装置の制御手段を変更し、
従装置は変更すること無く拡張(グレードアップ)する
ことができる。
【0073】このように、本発明の他の特徴によれば、
主装置100、従装置320、520、620、720
のいずれか一方だけ、単独にグレードアップすることが
できる。また、メモリ120を書き替えて、従装置の形
態、実装位置の変更を行うことができる。また、メモリ
120の制御情報を書き替えることにより機能の追加、
拡張が容易となり、制御用ソフトウエアの開発を平行し
て行うことができる。
主装置100、従装置320、520、620、720
のいずれか一方だけ、単独にグレードアップすることが
できる。また、メモリ120を書き替えて、従装置の形
態、実装位置の変更を行うことができる。また、メモリ
120の制御情報を書き替えることにより機能の追加、
拡張が容易となり、制御用ソフトウエアの開発を平行し
て行うことができる。
【0074】次に、図10の実施例は、ロードロック室
34、アンロードロック室35と、真空搬送室37が2
部材からなり、ベースフレームとして一体的に形成され
ている。真空搬送室37はその外周部に設けられたエッ
チング室36Aや後処理室36Bを接続するための複数
個の開口37A〜37Dを備えている。
34、アンロードロック室35と、真空搬送室37が2
部材からなり、ベースフレームとして一体的に形成され
ている。真空搬送室37はその外周部に設けられたエッ
チング室36Aや後処理室36Bを接続するための複数
個の開口37A〜37Dを備えている。
【0075】図11の例は、カセットブロックにカセッ
ト12A〜12Cとオリエンテーションフラット合せ1
2Dがあり、真空搬送室37複数個の開口37A〜37
Dに接続される処理室として、2つのエッチング室36
A,36Cと、2つのアッシング室36B,36Dを備
え、エッチング室36A,36Cにそれぞれターボ分子
真空ポンプ38A,38Cが接続されている。
ト12A〜12Cとオリエンテーションフラット合せ1
2Dがあり、真空搬送室37複数個の開口37A〜37
Dに接続される処理室として、2つのエッチング室36
A,36Cと、2つのアッシング室36B,36Dを備
え、エッチング室36A,36Cにそれぞれターボ分子
真空ポンプ38A,38Cが接続されている。
【0076】図12の真空処理装置は、ロードロック
室、アンロードロック室及び真空搬送室が一つのベース
フレームとして一体に形成されている。真空処理ブロッ
クには、試料を真空処理する複数の処理室36A〜36
Dと、これらの処理室と真空カセット34,35の間で
試料を搬送する真空搬送手段39が配置された真空搬送
室37とを有する。真空搬送室37の周辺には、処理室
拡張用の開口37A〜37Dが複数個形成されている
が、開口37Aが他の開口よりも長い。開口37Aは真
空搬送室37のカセット側端面37Fと平行である。従
って、真空搬送手段39による試料の搬送経路は、真空
カセット34,35と真空搬送室37との間は非放射状
であり、処理室36A〜36Dと真空搬送室37との間
は放射状に構成されている。
室、アンロードロック室及び真空搬送室が一つのベース
フレームとして一体に形成されている。真空処理ブロッ
クには、試料を真空処理する複数の処理室36A〜36
Dと、これらの処理室と真空カセット34,35の間で
試料を搬送する真空搬送手段39が配置された真空搬送
室37とを有する。真空搬送室37の周辺には、処理室
拡張用の開口37A〜37Dが複数個形成されている
が、開口37Aが他の開口よりも長い。開口37Aは真
空搬送室37のカセット側端面37Fと平行である。従
って、真空搬送手段39による試料の搬送経路は、真空
カセット34,35と真空搬送室37との間は非放射状
であり、処理室36A〜36Dと真空搬送室37との間
は放射状に構成されている。
【0077】図13の実施例は、処理室として2つのエ
ッチング室36A,36Cと、2つのアッシング室36
B,36Dを備え、かつターボ分子真空ポンプをエッチ
ング室36A,36Cの下に配置している。
ッチング室36A,36Cと、2つのアッシング室36
B,36Dを備え、かつターボ分子真空ポンプをエッチ
ング室36A,36Cの下に配置している。
【0078】図13の実施例と図11の実施例との相異
点は、ターボ分子真空ポンプを処理室36A、36Cの
下方に設けているとともに、コンソール部200を大気
カセット部10の横に設けている点にある。この実施例
によれば、1つの処理室36Aと1つの後処理室36B
を使っている場合に、ユーザの都合により2つの処理室
36A、36C、2つの後処理室36B、36Dに拡張
したいときに、コンソール部200で決まる幅の長さを
ほとんど変えることはないのでレイアウトを変更する必
要がない。
点は、ターボ分子真空ポンプを処理室36A、36Cの
下方に設けているとともに、コンソール部200を大気
カセット部10の横に設けている点にある。この実施例
によれば、1つの処理室36Aと1つの後処理室36B
を使っている場合に、ユーザの都合により2つの処理室
36A、36C、2つの後処理室36B、36Dに拡張
したいときに、コンソール部200で決まる幅の長さを
ほとんど変えることはないのでレイアウトを変更する必
要がない。
【0079】図14は、図13の実施例の真空処理装置
における、各処理室の接続形態の例を示したものであ
る。図14では、各真空処理装置の外接形状を矩形と
し、メンテナンス用の開閉部302〜312が設けられ
ている。各真空処理室(36A〜36D)間には、メン
テナンス用のスペースが確保されており、また、2つの
処理室、2つの後処理室を拡張しても、処理室36Cと
ロードロック室34の間の真空搬送室側部にはメンテナ
ンス用の開閉部(図示せず)を設ける余裕があり、作業
性もよい。
における、各処理室の接続形態の例を示したものであ
る。図14では、各真空処理装置の外接形状を矩形と
し、メンテナンス用の開閉部302〜312が設けられ
ている。各真空処理室(36A〜36D)間には、メン
テナンス用のスペースが確保されており、また、2つの
処理室、2つの後処理室を拡張しても、処理室36Cと
ロードロック室34の間の真空搬送室側部にはメンテナ
ンス用の開閉部(図示せず)を設ける余裕があり、作業
性もよい。
【0080】したがって、図14に示すように、クリー
ンルーム内に複数の真空処理装置300を設けて成膜装
置(図示せず)からのウエハを順次処理する場合、従来
の放射状のマルチチャンバ形真空処理装置と比べて個々
の敷地面積が小さいので、複数台のラインでは相乗的に
小面積化できる。
ンルーム内に複数の真空処理装置300を設けて成膜装
置(図示せず)からのウエハを順次処理する場合、従来
の放射状のマルチチャンバ形真空処理装置と比べて個々
の敷地面積が小さいので、複数台のラインでは相乗的に
小面積化できる。
【0081】なお、真空処理装置300に、2つの処理
室および2つの後処理室があると、いずれか1室をクリ
ーニング中にも他の室でエッチングとその後のレジスト
ストリップ処理を継続して実行できる。そのため、設備
の稼動率を、クリーニング時間に影響されずに、高く維
持することができる。また1室の処理、後処理室を点検
等で作業中でも、他方の室で稼動できる効果がある。そ
の際に作業性のよい本発明の構成は有効である。
室および2つの後処理室があると、いずれか1室をクリ
ーニング中にも他の室でエッチングとその後のレジスト
ストリップ処理を継続して実行できる。そのため、設備
の稼動率を、クリーニング時間に影響されずに、高く維
持することができる。また1室の処理、後処理室を点検
等で作業中でも、他方の室で稼動できる効果がある。そ
の際に作業性のよい本発明の構成は有効である。
【0082】本発明によれば、真空搬送室の周囲に不等
角の間隔で配置された処理室接続用の複数個の開口を備
え、これら複数個の開口間の角度は、ロードロック室か
ら遠い側の開口間で広く、ロードロック室から近い位置
にある開口間で狭くしたことにより、使用する処理室の
数を増やす場合でも、設置場所のスペースに応じて省ス
ペースで真空処理室の追加、拡張が容易な真空処理装置
が提供される。
角の間隔で配置された処理室接続用の複数個の開口を備
え、これら複数個の開口間の角度は、ロードロック室か
ら遠い側の開口間で広く、ロードロック室から近い位置
にある開口間で狭くしたことにより、使用する処理室の
数を増やす場合でも、設置場所のスペースに応じて省ス
ペースで真空処理室の追加、拡張が容易な真空処理装置
が提供される。
【0083】例えば、要求処理能力の増加に対応して、
複数個の開口に処理室として2つのエッチング室と、2
つのアッシング室を接続した真空処理装置を構成するこ
とができる。
複数個の開口に処理室として2つのエッチング室と、2
つのアッシング室を接続した真空処理装置を構成するこ
とができる。
【0084】また、本発明の真空処理装置を半導体製造
ラインに組み込むことにより、試料の大口径化に対応し
つつ、真空処理装置の必要な設置台数を確保して製造コ
ストの上昇を抑え、かつ、メンテナンス性も損なわない
半導体製造ラインを提供することができる。
ラインに組み込むことにより、試料の大口径化に対応し
つつ、真空処理装置の必要な設置台数を確保して製造コ
ストの上昇を抑え、かつ、メンテナンス性も損なわない
半導体製造ラインを提供することができる。
【0085】このように、本発明によれば、試料の大口
径化にもかかわらず、同じ面積のクリーンルームにおけ
る真空処理室の設置台数を従来に比べて減少させること
が無く、よって半導体の製造ラインの生産性の低下を招
くことも無い。従って、試料の大口径化に対応しつつ、
製造コストの上昇を抑えることができる。
径化にもかかわらず、同じ面積のクリーンルームにおけ
る真空処理室の設置台数を従来に比べて減少させること
が無く、よって半導体の製造ラインの生産性の低下を招
くことも無い。従って、試料の大口径化に対応しつつ、
製造コストの上昇を抑えることができる。
【0086】また、真空搬送室の周囲に不等角の間隔で
配置された各真空処理室間には、メンテナンス用のスペ
ースを確保でき、2つの処理室、2つの後処理室に拡張
しても真空搬送室にメンテナンス用の開閉部を設けるこ
とが出来るため、メンテナンス性に優れた真空処理装置
を提供することができる。
配置された各真空処理室間には、メンテナンス用のスペ
ースを確保でき、2つの処理室、2つの後処理室に拡張
しても真空搬送室にメンテナンス用の開閉部を設けるこ
とが出来るため、メンテナンス性に優れた真空処理装置
を提供することができる。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、シングルチャンバを使
うユーザーにとっても、マルチチャンバを使うユーザー
にとっても、常にスペースファクターの良い真空処理装
置を提供することができる。
うユーザーにとっても、マルチチャンバを使うユーザー
にとっても、常にスペースファクターの良い真空処理装
置を提供することができる。
【0088】また、本発明によれば、試料の大口径化に
対応しつつ、省スペースで必要な設置台数を確保して製
造コストの上昇を抑え、かつ、省スペースで真空処理室
の追加、変更、拡張が容易な真空処理装置を提供でき
る。さらに、メンテナンス性も損なわない装置を提供で
きる。したがって、試料の大口径化に対応しつつ、製造
コストの上昇を抑えることのできる真空処理装置を提供
できる。
対応しつつ、省スペースで必要な設置台数を確保して製
造コストの上昇を抑え、かつ、省スペースで真空処理室
の追加、変更、拡張が容易な真空処理装置を提供でき
る。さらに、メンテナンス性も損なわない装置を提供で
きる。したがって、試料の大口径化に対応しつつ、製造
コストの上昇を抑えることのできる真空処理装置を提供
できる。
【0089】また、本発明の真空処理装置を半導体製造
ラインに組み込むことにより、試料の大口径化に対応し
つつ、真空処理装置の必要設置台数を確保して製造コス
トの上昇を抑え、かつ、メンテナンス性も損なわない半
導体製造ラインを提供することができる。
ラインに組み込むことにより、試料の大口径化に対応し
つつ、真空処理装置の必要設置台数を確保して製造コス
トの上昇を抑え、かつ、メンテナンス性も損なわない半
導体製造ラインを提供することができる。
【図1】本発明の一実施例になる真空処理装置の平面構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】図1のII−II線に沿った真空処理装置の要部縦
断面図である。
断面図である。
【図3】図1の真空処理装置のベースフレーム部の構成
を示す横断面図である。
を示す横断面図である。
【図4】図3のベースフレーム部の各開口の配置間隔を
示す図である。
示す図である。
【図5】真空処理装置内の試料の処理操作を説明する図
である。
である。
【図6】大気搬送ロボットと真空処理部の間で試料を受
渡す際の動作を示す図である。
渡す際の動作を示す図である。
【図7】本発明の一実施例になる真空処理装置の制御装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図8】図7に示した制御装置のシステム構成例を示す
図である。
図である。
【図9】本発明の一実施例になるエッチング処理ユニッ
トの運転フローの例を示す図である。
トの運転フローの例を示す図である。
【図10】図1の真空処理装置のベースフレーム部の他
の構成例を示す横断面図である。
の構成例を示す横断面図である。
【図11】本発明の他の実施例になる真空処理装置の平
面構成を示す図である。
面構成を示す図である。
【図12】本発明の他の実施例になる真空処理装置の平
面構成を示す図である。
面構成を示す図である。
【図13】本発明の他の実施例になる真空処理装置の平
面構成を示す図である。
面構成を示す図である。
【図14】図13の装置を半導体の製造ラインに適用し
た状態の形態の例を示したものである。
た状態の形態の例を示したものである。
3…試料10…カセットブロック、12…カセット1
2、30…真空処理ブロック、34…ロードロック室、
35…アンロードロック室、36…真空処理室、37…
真空搬送室
2、30…真空処理ブロック、34…ロードロック室、
35…アンロードロック室、36…真空処理室、37…
真空搬送室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−335709(JP,A) 特開 平3−284541(JP,A) 特開 平6−132379(JP,A) 特開 平7−335711(JP,A) 特開 平8−321540(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68 H01L 21/02
Claims (7)
- 【請求項1】 大気カセット部と真空処理部とを有し、 該大気カセット部は、被処理物を複数枚収納したカセッ
トと、前記被処理物を搬送する大気搬送機構部とからな
り、 該真空処理部は、前記大気カセット部に面して併設され
前記大気搬送機構部との間で前記被処理物を授受するロ
ード側ロードロック室及びアンロード側ロードロック室
と、被処理物を処理する複数の処理室と、前記ロード側
ロードロック室及びアンロード側ロードロック室と前記
処理室との間に設けられた真空搬送室と、該真空搬送室
を経由して前記各処理室と前記両ロードロック室の間で
前記被処理物を搬送する真空搬送手段とを備えた真空処
理装置において、 前記真空搬送室は、平面形状が不等辺6角形の室であ
り、該6角形の辺に、前記併設された両ロードロック室
に対面する1つの開口と、前記処理室接続用の4つの開
口及び、メンテナンス用の1つの開閉部を備えており、 前記複数個の開口間の角度は、前記併設された両ロード
ロック室から遠い側の前記開口間で広く、前記ロードロ
ック室から近い位置にある前記開口間で狭く、前記メン
テナンス用の開閉部は前記両ロードロック室に対応する
辺に隣接する辺に設けられていることを特徴とする真空
処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の真空処理装置において、 前記真空搬送手段による前記被処理物の搬送経路が、前
記処理室接続用開口に対しては該真空搬送手段の旋回中
心から放射状に構成され、前記ロードロック室、アンロ
ードロック室に対しては、該真空搬送手段の旋回中心か
ら非放射状に構成されていることを特徴とする真空処理
装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の真空処理装置に
おいて、 前記複数の処理室として、前記ロードロック室の対向側
に第1のエッチング室、該第1のエッチング室の手前横
に第1のアッシング室を配置し、前記第1のエッチング
室と前記第1のアッシング室の間に第2のアッシング
室、前記第1のエッチング室の手前横でかつ前記第2の
アッシング室の対向側に第2のエッチング室を配置した
ことを特徴とする真空処理装置。 - 【請求項4】 請求項1または2に記載の真空処理装置に
おいて、 前記真空処理装置の少なくとも一つは、前記カセット部
の幅寸法が、前記真空処理部の幅寸法よりも大きく、前
記真空処理装置の平面形状がL字形またはT字形に形成
され、 前記L字形またはT字形真空処理装置と隣接する真空処
理装置の間にメンテナンススペースを確保したことを特
徴とする半導体製造ライン構成方法。 - 【請求項5】 請求項1または2に記載の真空処理装置に
おいて、 前記大気カセット部がオリフラ合せを含み、 前記真空搬送室の周辺に、前記処理室拡張接続用の開口
が複数個形成されており、 前記真空搬送手段による前記被処理物の搬送経路が、前
記ロードロック室、アンロードロック室と前記真空搬送
室との間は、非放射状であり、 前記処理室と前記真空搬送室との間は放射状に構成さ
れ、 前記ロードロック室、アンロードロック室及び前記真空
搬送室が一つのベースフレームとして一体成形されてお
り、ベースフレームと大気カセット部とがT字形に配置
されていることを特徴とする真空処理装置。 - 【請求項6】 請求項1または2に記載の真空処理装置に
おいて、 前記両ロードロック室が近接して配置され、該両ロード
ロック室と前記真空搬送室が一体的に形成されており、 前記真空搬送手段の中心軸が、前記大気カセット部の中
心軸とずれていることを特徴とする真空処理装置。 - 【請求項7】 請求項1または2に記載の真空処理装置に
おいて、 前記複数の処理室が単一の前処理室と単一の後処理室と
からなったときにはほぼ長方形内に収まる平面形状を有
し、該複数の処理室が複数の前処理室と複数の後処理室
とからなったときにはL字状の平面形状を有することを
特徴とする真空処理装置。
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---|---|---|---|
JP1327296A JP3335831B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 真空処理装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1327296A JP3335831B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 真空処理装置 |
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JPH09213764A JPH09213764A (ja) | 1997-08-15 |
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Family Applications (1)
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JP1327296A Expired - Fee Related JP3335831B2 (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 真空処理装置 |
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