JP3335516B2 - 半導体センサ - Google Patents

半導体センサ

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JP3335516B2
JP3335516B2 JP33033895A JP33033895A JP3335516B2 JP 3335516 B2 JP3335516 B2 JP 3335516B2 JP 33033895 A JP33033895 A JP 33033895A JP 33033895 A JP33033895 A JP 33033895A JP 3335516 B2 JP3335516 B2 JP 3335516B2
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    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P15/12Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values by alteration of electrical resistance
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体基板上又は
半導体基板内に歪検出素子を形成し、弾性変化時に発生
する該歪検出素子の抵抗値の変化を電気信号に変換して
出力する半導体センサ、特に自動車用のABS又はSR
S等に用いられる半導体加速度センサ及び自動車の燃料
噴射制御等に用いられる半導体圧力センサに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5は、半導体加速度センサの内部構造
例を示した部分断面図であり、図5において、半導体加
速度センサ50は、キャップ51及びコバール等の金属
で形成されたステム52からなるハーメチックシールパ
ッケージが使用されており、53は、該パッケージの外
部との電気接続をするための導電用のリード端子であ
る。上記キャップ51は、面積の最も広い一面を開放し
た箱形の容器をなし、該箱形の容器を伏せるようにし
て、該キャップ51の開放端が大略平板をなすステム5
2に溶接されている。なお、上記キャップ51における
ステム52に溶接される開放端の縁部は、溶接しやすい
ようにフランジが設けられている。
【0003】また、上記ステム52には上記リード端子
53の数だけ貫通穴54が設けられており、リード端子
53におけるステム52に挿着される部分には硬質ガラ
スからなるガラス管が挿入され、更に該リード端子53
における該ガラス管が挿入された部分がステム52の上
記貫通穴54に挿入される。このような状態で加熱し上
記ガラス管を溶融してガラスシール部55が形成され、
各リード端子53をステム52のそれぞれの貫通穴54
に固着してシールすることができる。このことから、ス
テム52にキャップ51を溶接する際に、キャップ51
内を密封することができ、ステム52とリード端子53
は上記ガラスシール部55により電気的に絶縁されてい
る。
【0004】ステム52上には、半導体加速度センサ5
0のセンサチップ56の一端が、台座57を介して片持
ちばり構造を形成するように固着され、固定端をなす。
該センサチップ56は、例えばN型単結晶シリコンから
なり、センサチップ56の裏面をエッチングして薄肉化
したダイヤフラム部58の表面には、ボロン等のP型不
純物を熱拡散又はイオン注入して形成された、ピエゾ抵
抗効果を利用するための4つの抵抗(以下、ピエゾ抵抗
と呼ぶ)が、P型不純物を高濃度で導入して形成した拡
散配線又は蒸着等によって形成されたアルミ配線により
ブリッジ回路を形成するように結線されて加速度検出素
子60を形成し、ピエゾ抵抗に応力が集中するようにな
っている。
【0005】上記センサチップ56は、加速度によって
応力が加わることにより上記ダイヤフラム部58を境に
してたわみ、ダイヤフラム部58に歪が生じて、加速度
の大きさに応じて各ピエゾ抵抗の抵抗値が変化し、上記
ブリッジ回路にあらかじめ電圧を印加しておくことによ
り該ブリッジ回路の出力端子に不平衡電圧が発生し、該
電圧(以下、加速度信号と呼ぶ)から加速度を検出する
ことができる。しかし、該加速度信号は非常に小信号で
あるため、センサチップ56の上記固定端側に信号増幅
回路、診断回路、異常検出回路等の信号処理回路61が
形成されている。
【0006】上記信号処理回路61は、金又はアルミの
ボンディングワイヤ62によって、感度調整厚膜抵抗、
オフセット調整厚膜抵抗等からなる混成集積回路63
(ハイブリッドIC)に接続され、更に該混成集積回路
63は、ボンディングワイヤ62によって上記各リード
端子53に接続されている。このように、上記信号処理
回路61で増幅された加速度信号は、上記混成集積回路
63で補正された後、リード端子53から外部のマイコ
ン等へ出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】次に、図6は、上記半
導体加速度センサ50における従来の増幅回路例を示し
た回路図である。図6において、4つのピエゾ抵抗65
からなる加速度検出素子60より出力された加速度信号
は差動増幅段の演算増幅器70で差動増幅された後、温
度補償段の演算増幅器71で温度補償を行うと共に反転
増幅を行い、更に最終増幅段の演算増幅器73で反転増
幅して出力される。ここで、温度補償段の演算増幅器7
1の出力端子が抵抗72を介して最終増幅段の演算増幅
器73の反転入力端子に接続され、該演算増幅器73の
出力端子は抵抗74を介して該反転入力端子に接続さ
れ、演算増幅器73の出力端子は半導体加速度センサ5
0の出力端子をなす。
【0008】図7は、上記演算増幅器73の出力部の例
を示した回路図であり、図7で示しているように、該演
算増幅器73の出力端子は抵抗80によって電源電圧V
ccにプルアップされており、該抵抗80は、演算増幅
器73の出力端子から出力される電流の供給路を形成す
ると共に、半導体加速度センサ50の自己診断を行う際
に使用されるものである。ここで、半導体加速度センサ
50に過大な加速度が加わり、差動増幅段の演算増幅器
70から温度補償段の演算増幅器71の反転入力端子に
入力される電圧が大きくなり、温度補償段の演算増幅器
71の出力電圧が小さくなって最終増幅段の演算増幅器
73のNPN型トランジスタQ81がオフして、演算増
幅器73の出力端子から出力される電圧、すなわち半導
体加速度センサ50の出力電圧Voutが飽和し、更に
演算増幅器71の出力電圧が接地レベルになると、図8
で示すような等価回路が成立する。
【0009】このように、半導体加速度センサ50の出
力端子からの出力電圧Voutは抵抗72、抵抗74及
び抵抗80の分圧比に依存し、下記(1)式で示すよう
な値となる。 Vout=Vcc×(R72+R74)/(R72+R74+R80) ………… …………(1) 上記(1)式において、R72,R74,R80は抵抗
72,74,80の抵抗値を示している。
【0010】図9は、演算増幅器71の出力電圧と半導
体加速度センサ50の出力電圧Voutとの関係をグラ
フにして示した図であり、演算増幅器71の出力電圧
が、上記出力電圧Voutが飽和するときの値であるα
よりも下がると上記出力電圧Voutが飽和するはずの
ものが飽和せず、更に演算増幅器71の出力電圧が下が
って接地レベルになると出力電圧Voutは上記(1)
式のようになる。すなわち、半導体加速度センサ50に
出力電圧Voutが飽和するような過大な加速度が加わ
っているにもかかわらず、半導体加速度センサ50は、
該真の加速度を小さく検出してしまうという問題があっ
た。
【0011】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたものであり、最終増幅段の演算増幅器の出
力端子にプルアップ抵抗が接続されている半導体センサ
において、誤作動をなくし検出精度の向上を図るもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、最終増幅段の
演算増幅器が反転増幅回路を形成し、該演算増幅器の出
力端子にはプルアップ抵抗が接続された回路構成を有す
る、センサに半導体を使用した半導体センサにおいて、
上記最終増幅段の演算増幅器の反転入力端子の電圧が、
該出力端子からの出力電圧が飽和するときの値αよりも
下がった場合に、該演算増幅器の出力電圧を飽和させる
飽和手段を備えたことを特徴とする半導体センサを提供
するものであり、具体的には、上記プルアップ抵抗と並
列に上記飽和手段である定電流源を接続したものであ
る。
【0013】このように、最終増幅段の演算増幅器の出
力が抵抗を介して反転入力端子にフィードバックされる
反転増幅回路を形成し、該演算増幅器の出力端子にはプ
ルアップ抵抗が接続された回路構成を有する、センサに
半導体を使用した半導体センサにおいて、上記プルアッ
プ抵抗と並列に定電流源を接続し、上記最終増幅段の演
算増幅器の反転入力端子の電圧が、該出力端子からの出
力電圧が飽和するときの値αよりも下がった場合に、該
演算増幅器の出力電圧が飽和するようにし、例えば半導
体加速度センサの場合、過大な加速度が加わったとき、
該センサの出力端子である最終増幅段の演算増幅器にお
けるプルアップ抵抗が接続された出力端子からの出力電
圧を飽和させることができる。このため、誤作動のない
高精度な半導体センサを得ることができる。
【0014】また、上記最終増幅段の演算増幅器の出力
が飽和しないように、該最終増幅段の演算増幅器におけ
る反転入力端子に入力される電圧を制限するための制限
手段を設けてもよく、具体的には、上記最終増幅段の演
算増幅器の反転入力端子に抵抗を介して接続された前段
の回路の出力端子に、クランプ回路を接続し、該クラン
プ回路によって、最終増幅段の演算増幅器の反転入力端
子の電圧を、該最終増幅段の演算増幅器の出力電圧が飽
和するまで下がらないようにすることができるため、誤
作動のない高精度な半導体センサを得ることができる。
【0015】このように、本発明は、最終増幅段の演算
増幅器が反転増幅回路を形成し、該演算増幅器の出力端
子にはプルアップ抵抗が接続された回路構成を有する、
センサに半導体を使用した半導体センサにおいて、上記
最終増幅段の演算増幅器の出力が飽和しないように、該
最終増幅段の演算増幅器における反転入力端子に入力さ
れる電圧を制限することを特徴とする半導体センサを提
供するものであり、例えば半導体加速度センサの場合、
過大な加速度が加わったとき、上記最終増幅段の演算増
幅器における反転入力端子の電圧を制限して、該最終増
幅段の演算増幅器の出力電圧が飽和しないようにするこ
とができ、誤作動の少ない高精度な半導体センサを得る
ことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図面に示す実施の形態に基
づいて、本発明を詳細に説明する。 実施の形態1.図1は、本発明の実施の形態1における
半導体加速度センサの回路例を示した回路図である。図
1において、加速度検出素子1は、センサチップにおけ
るダイヤフラム部の表面に形成された4本のピエゾ抵抗
2a,2b,2c,2dにより構成されたブリッジ回路
からなり、該ブリッジ回路の入力の一方、すなわちピエ
ゾ抵抗2aと2bとの接続部は電源から電源電圧Vcc
が印加され、他方、すなわちピエゾ抵抗2cと2dとの
接続部は接地されている。
【0017】また、該ブリッジ回路の一方の出力端子、
すなわちピエゾ抵抗2aと2cとの接続部は差動増幅段
の演算増幅器3の非反転入力端子に、他方の出力端子、
すなわちピエゾ抵抗2bと2dとの接続部は演算増幅器
3の反転入力端子にそれぞれ接続されている。該演算増
幅器3の出力端子は抵抗4を介して温度補償段の演算増
幅器5の反転入力端子に接続されており、該演算増幅器
5の出力端子は、温度補償用の抵抗回路6を介して演算
増幅器5の反転入力端子に接続されている。
【0018】また、演算増幅器5の出力端子は抵抗7を
介して最終増幅段の演算増幅器8の反転入力端子に接続
されており、演算増幅器5と演算増幅器8の各非反転入
力端子にはそれぞれ基準電圧Vrが印加されている。上
記演算増幅器8の出力端子は抵抗9を介して演算増幅器
8の反転入力端子に接続されている。更に演算増幅器8
の出力端子と電源との間には定電流源10が接続されて
おり、該演算増幅器8の出力端子は半導体加速度センサ
15の出力端子をなす。
【0019】ここで、加速度検出素子1は負の温度特性
を有しており、温度が上昇すると差動増幅段の演算増幅
器3の両入力端子間の電圧差が小さくなり、演算増幅器
3の出力電圧は小さくなるため、温度補償段の演算増幅
器5に接続された上記抵抗回路6は、1つの抵抗又は複
数の種類の抵抗からなり、温度補償段の回路が正の温度
特性を有するように該抵抗回路6は正の温度特性を有
し、上記加速度検出素子1の温度特性を打ち消すことが
できる。更に、温度補償段は反転増幅回路を形成してお
り、上記演算増幅器3から出力された信号は、温度補償
段の演算増幅器5で反転増幅され、抵抗7を介して最終
増幅段の演算増幅器8の反転入力端子に入力される。
【0020】上記のような構成において、半導体加速度
センサ15に過大な加速度が加わると、差動増幅段の演
算増幅器3から温度補償段の演算増幅器5の反転入力端
子に入力される電圧が大きくなり、温度補償段の演算増
幅器5の出力電圧が小さくなって最終増幅段の演算増幅
器8の出力端子から出力される電圧、すなわち半導体加
速度センサ15の出力端子から出力される出力電圧Vo
utが飽和するように、該定電流源10は、半導体加速
度センサ15の出力端子から出力される電流の供給源を
形成している。なお、上記定電流源10は飽和手段をな
す。
【0021】図2は、上記演算増幅器8の出力部の例を
示した回路図であり、図2で示しているように、該演算
増幅器8の出力端子は抵抗13によって電源電圧Vcc
にプルアップされており、該抵抗13は、演算増幅器8
の出力端子から出力される電流の供給路を形成すると共
に、半導体加速度センサ15の自己診断を行う際に使用
されるものである。
【0022】ここで、半導体加速度センサ15に過大な
加速度が加わり、差動増幅段の演算増幅器3から温度補
償段の演算増幅器5の反転入力端子に入力される電圧が
大きくなり、温度補償段の演算増幅器5の出力電圧が小
さくなって最終増幅段の演算増幅器8のNPN型トラン
ジスタQ1がオフし、半導体加速度センサ15の出力端
子から出力される電圧Voutが飽和する。更に演算増
幅器5の出力電圧が0になっても、上記図7で示したよ
うな等価回路が成立しないように、半導体加速度センサ
15の出力端子には上記定電流源10によって定電流I
S2が供給され、半導体加速度センサ15に過大な加速
度が加わると、該半導体加速度センサ15の出力端子か
ら出力される出力電圧Voutは飽和するようになる。
【0023】このように、本実施の形態1における半導
体センサは、最終増幅段の演算増幅器8の出力が抵抗9
を介して反転入力端子にフィードバックされる反転増幅
回路を形成し、該演算増幅器8の出力端子にはプルアッ
プ抵抗13が接続された回路構成を有し、該プルアップ
抵抗13と並列に定電流源10を接続し、上記最終増幅
段の演算増幅器8の反転入力端子の電圧が接地レベルに
なった場合に、該演算増幅器の出力電圧が飽和するよう
にし、例えば上記半導体加速度センサ15に出力電圧V
outが飽和するような過大な加速度が加わった場合、
半導体加速度センサ15は、該真の加速度を小さく検出
してしまうことなく、出力電圧Voutを飽和させるこ
とにより過大な加速度が加わったことを示すことができ
る。このため、誤作動のない高精度な半導体加速度セン
サを得ることができる。
【0024】実施の形態2.次に、上記実施の形態1で
は、例えば半導体加速度センサにおいて、過大な加速度
が加わった場合、該過大な加速度が加わったことを示す
ために出力電圧が飽和しなければいけないときに飽和さ
せるようにしたものであったが、温度補償段の演算増幅
器の出力電圧が、最終増幅段の演算増幅器の出力電圧が
飽和するまで下がらないように、すなわち上記図9にお
いて上記αよりも小さくならないように該温度補償段の
演算増幅器の出力電圧を例えばクランプ回路を用いて制
限するようにしてもよく、このようにしたものを本発明
の半導体センサにおける実施の形態2とする。
【0025】図3は、本発明の実施の形態2における半
導体加速度センサの回路例を示した回路図である。な
お、図3において、上記図1と同じものは同じ符号で示
しており、ここではその説明を省略すると共に、上記図
1との相違点のみ説明する。図3における図1との相違
点は、上記定電流源10をなくすと共に、温度補償段の
演算増幅器5の出力端子と抵抗回路6と抵抗7との接続
部Aにクランプ回路20を接続したことにあり、これに
伴って半導体加速度センサ15を半導体加速度センサ2
5としたことにある。
【0026】図3において、演算増幅器5の出力端子は
抵抗7を介して最終増幅段の演算増幅器8の反転入力端
子に接続されており、演算増幅器5と演算増幅器8の各
非反転入力端子にはそれぞれ基準電圧Vrが印加されて
いる。また、演算増幅器5の出力端子と抵抗回路6と抵
抗7との接続部Aにクランプ回路20が接続されてい
る。上記演算増幅器8の出力端子は抵抗9を介して演算
増幅器8の反転入力端子に接続されている。該演算増幅
器8の出力端子は半導体加速度センサ25の出力端子を
なす。なお、上記クランプ回路20は制限手段をなす。
【0027】図4は、上記クランプ回路20の回路例を
示した図であり、図3及び図4を用いて、上記クランプ
回路20における演算増幅器5の出力電圧を制限する動
作例を説明する。図4において、クランプ回路20は、
2つのマルチコレクタトランジスタQ10及びQ17
と、4つのNPN型トランジスタQ12,Q13,Q1
4,Q16と、3つのPNP型トランジスタQ11,Q
15,Q18と、5つの抵抗30,31,32,33,
34と、定電流源35とからなる。なお、上記マルチコ
レクタトランジスタQ10及びQ17は2つのコレクタ
を有するものである。
【0028】マルチコレクタトランジスタQ10のエミ
ッタは抵抗30を介して電源電圧Vccの電源に接続さ
れており、マルチコレクタトランジスタQ10の一方の
コレクタはPNP型トランジスタQ11のエミッタに接
続されており、該接続部にNPN型トランジスタQ14
のベースが接続され、上記PNP型トランジスタQ11
のコレクタは接地されている。上記NPN型トランジス
タQ14のコレクタは電源電圧Vccの電源に接続され
ており、該エミッタはPNP型トランジスタQ15のエ
ミッタに接続されると共に、クランプ回路20の入出力
端子をなしており、上記図3の接続部Aに接続され、上
記PNP型トランジスタQ15のコレクタは接地されて
いる。
【0029】また、マルチコレクタトランジスタQ10
の他方のコレクタはNPN型トランジスタQ12のコレ
クタに接続され、該NPN型トランジスタQ12のエミ
ッタは接地されており、該ベースはNPN型トランジス
タQ13のベースに接続されており、NPN型トランジ
スタQ12及びQ13でカレントミラー回路を形成して
いる。該NPN型トランジスタQ12のコレクタとエミ
ッタは接続されており、NPN型トランジスタQ13の
エミッタは接地されている。
【0030】上記NPN型トランジスタQ13のコレク
タにはNPN型トランジスタQ16のエミッタが接続さ
れ、該接続部に上記PNP型トランジスタQ15のベー
スが接続され、該NPN型トランジスタQ16のコレク
タは電源電圧Vccの電源に接続されている。また、抵
抗31,32,33が直列に接続され、該直列回路が電
源電圧Vccと接地間に接続されている。該直列回路の
抵抗31,32,33の抵抗値によってクランピングす
る電圧が決定され、抵抗31と抵抗32の接続部Bは上
記NPN型トランジスタQ16のベースに接続され、抵
抗32と抵抗33との接続部Cは上記PNP型トランジ
スタQ11のベースに接続されている。
【0031】上記マルチコレクタトランジスタQ10の
ベースは、上記マルチコレクタトランジスタQ17のベ
ースに接続され、該接続部にはPNP型トランジスタQ
18のエミッタが接続されている。該PNP型トランジ
スタQ18のコレクタは接地されており、該ベースにマ
ルチコレクタトランジスタQ17の両コレクタが接続さ
れており、該接続部と接地間に定電流源35が接続され
ている。更に、マルチコレクタトランジスタQ17のエ
ミッタは抵抗34を介して電源電圧Vccの電源に接続
されている。
【0032】上記のような構成において、例えば、図4
の接続部Cの電圧を1Vとすると、NPN型トランジス
タQ14のベースが、該1VにPNP型トランジスタQ
11のエミッタ・ベース間の順電圧0.6Vを加算した
1.6Vとなり、NPN型トランジスタQ14のベース
・エミッタ間の順電圧が0.6Vであることから、NP
N型トランジスタQ14のエミッタの電圧、すなわち接
続部Aの電圧が1V未満となるとNPN型トランジスタ
Q14はオンすることから、上記接続部Aの電圧は1V
未満になることがなくなる。
【0033】また、例えば、図4の接続部Bの電圧を4
Vとすると、PNP型トランジスタQ15のベース電圧
は、上記4VからNPN型トランジスタQ16のベース
・エミッタ間の順電圧である0.6Vを減算した3.4V
となり、PNP型トランジスタQ15のエミッタ・ベー
ス間の順電圧が0.6Vであることから、PNP型トラ
ンジスタQ15は接続部Aが4Vになるまでオンし、接
続部Aの電圧は4Vとなり、4Vを超えることがなくな
る。
【0034】これらのことから、図4で示したようなク
ランプ回路20を上記図3の接続部Aに接続することに
より、該接続部Aの電圧は、上記図4の接続部Cの電圧
を超え上記図4の接続部Bの電圧未満となる。このよう
に、クランプ回路20によって、上記図3の接続部Aの
電圧をクランピングする。なお、本実施の形態2におい
ては、上記図3の接続部Aの電圧を上記図9のα未満に
ならないようにすればよく、接続部Aの電圧が上記α未
満にならないようにクランピングするだけでもよい。
【0035】このように、本実施の形態2における半導
体センサは、最終増幅段の演算増幅器8の出力が抵抗9
を介して反転入力端子にフィードバックされる反転増幅
回路を形成し、該演算増幅器8の出力端子にはプルアッ
プ抵抗13が接続された回路構成を有し、温度補償段の
演算増幅器5の出力電圧が上記α未満にならないように
クランピングするクランプ回路20を上記演算増幅器5
の出力端子に接続し、例えば上記半導体加速度センサ2
5に出力電圧Voutが飽和するような過大な加速度が
加わった場合、半導体加速度センサ25は、該真の加速
度を小さく検出してしまうことなく、過大な加速度が加
わったことを示すことができる。このため、誤作動のな
い高精度な半導体加速度センサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における半導体加速度
センサの回路例を示した図である。
【図2】 図1で示した演算増幅器8の出力部の例を示
した回路図である。
【図3】 本発明の実施の形態2における半導体加速度
センサの回路例を示した図である。
【図4】 図3のクランプ回路20の回路例を示した図
である。
【図5】 半導体加速度センサの内部構造例を示した部
分断面図である。
【図6】 従来の半導体加速度センサにおける増幅回路
例を示した図である。
【図7】 図6の演算増幅器73における出力部の例を
示した回路図である。
【図8】 図6で示した半導体加速度センサに過大な加
速度が加わったときの抵抗72,74,80の等価回路
を示した図である。
【図9】 図6の演算増幅器71の出力電圧と半導体加
速度センサ50の出力電圧Voutとの関係を示したグ
ラフである。
【符号の説明】
1 加速度検出素子、2a,2b,2c,2d ピエゾ
抵抗、3 差動増幅段の演算増幅器、4,7,9 抵
抗、5 温度補償段の演算増幅器、6 抵抗回路、8
最終増幅段の演算増幅器、10 定電流源、13 プル
アップ抵抗、15,25 半導体加速度センサ、20
クランプ回路、Vr 基準電圧。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01P 15/08 - 15/13 G01L 9/04 - 9/12 H01L 29/84

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最終増幅段の演算増幅器が反転増幅回路
    を形成し、該演算増幅器の出力端子にはプルアップ抵抗
    が接続された回路構成を有する、センサに半導体を使用
    した半導体センサにおいて、 上記最終増幅段の演算増幅器の反転入力端子の電圧が、
    該出力端子からの出力電圧が飽和するときの値αよりも
    下がった場合に、該演算増幅器の出力電圧を飽和させる
    飽和手段を備えたことを特徴とする半導体センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体センサにして、
    上記飽和手段は、上記プルアップ抵抗と並列に接続され
    た定電流源であることを特徴とする半導体センサ。
  3. 【請求項3】 最終増幅段の演算増幅器の出力が抵抗を
    介して反転入力端子にフィードバックされる反転増幅回
    路を形成し、該演算増幅器の出力端子にはプルアップ抵
    抗が接続された回路構成を有する、センサに半導体を使
    用した半導体センサにおいて、 上記プルアップ抵抗と並列に定電流源を接続し、上記最
    終増幅段の演算増幅器の反転入力端子の電圧が、該出力
    端子からの出力電圧が飽和するときの値αよりも下がっ
    た場合に、該演算増幅器の出力電圧を飽和させるように
    したことを特徴とする半導体センサ。
  4. 【請求項4】 最終増幅段の演算増幅器が反転増幅回路
    を形成し、該演算増幅器の出力端子にはプルアップ抵抗
    が接続された回路構成を有する、センサに半導体を使用
    した半導体センサにおいて、 上記最終増幅段の演算増幅器の出力が飽和しないよう
    に、該最終増幅段の演算増幅器における反転入力端子に
    入力される電圧を制限するための制限手段を設けたこと
    を特徴とする半導体センサ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体センサにして、
    上記制限手段は、上記最終増幅段の演算増幅器の反転入
    力端子に抵抗を介して接続された前段の回路の出力端子
    に接続するクランプ回路であることを特徴とする半導体
    センサ。
  6. 【請求項6】 最終増幅段の演算増幅器が反転増幅回路
    を形成し、該演算増幅器の出力端子にはプルアップ抵抗
    が接続された回路構成を有する、センサに半導体を使用
    した半導体センサにおいて、 上記最終増幅段の演算増幅器の出力が飽和しないよう
    に、該最終増幅段の演算増幅器における反転入力端子に
    入力される電圧を制限することを特徴とする半導体セン
    サ。
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