JP3335179B2 - 無段変速装置 - Google Patents

無段変速装置

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    • F16H2037/0866Power split variators with distributing differentials, with the output of the CVT connected or connectable to the output shaft

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、無段変速装置に関するものであり、更に詳
しく言うと、入力軸に入力された動力を、すべてのギヤ
が連結された状態における変速時にギヤの離脱や交換を
行なわずに、出力軸にかかる負荷の状態に応じて、出力
軸に伝達でき、更に後進駆動も簡単な方法で無段階また
は固定比にて実施できるように構成された無段変速装置
に関するものである。
背景技術 一般に変速機では、予め定められた複数のギヤ比のい
ずれかを選択することによって変速が行われ、変速時に
ギヤを慎重に離脱および交換する面倒があった。従来の
自動変速機は、非常に複雑な構造を有するベルト式のも
ので、製作費が嵩み、また、摩耗、騒音およびスリップ
のために容量範囲が限定されているので広範囲に使用で
きなかった。
発明の開示 本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、
従って、本発明の目的は、複雑な機構を使用せず、負荷
の変化に迅速に対応し、回転力を滑らかに伝達でき、単
純な構成で前進または後進時に無段階に変速でき、制作
費を削減でき、優れた耐久性を実現する無段変速装置を
提供するこことである。
前述ならびに他の目的を達成するために、本発明は、
エンジンで発生された動力を受けて変速して出力軸に伝
達する変速システムと、出力軸の負荷状態に対応する回
転比を自動制御できる変速制御システムと、異なる4種
類の後進システムとを有し、特に後進駆動を無段階に行
なうことが可能である。
この変速システムと、変速制御システムと、後進シス
テムとから成る構成を要約すると、変速システムの主た
る特徴は複合遊星ギヤユニットを利用することである。
すなわち、変速システムは、2つの遊星ギヤセット(そ
れぞれ、太陽ギヤ、キャリア、およびリングギヤを含
む)からそれぞれ同一要素(太陽ギヤまたはリングギ
ヤ)が除去され、ギヤセットの構成要素間の適切な連結
組合わせを介すると同時に2つの遊星ギヤセットから選
択された入力要素を介して入力された動力を出力軸に伝
達する2つのギヤセットを有する。
変速制御システムは、周知の自動変速機のトルクコン
バータに改良を施した改良型トルクコンバータを利用し
ている。説明の便宜上、従来のトルクコンバータで使用
される構成部品と関連する用語を利用してその構成を概
説すると、変速制御システムは、駆動体であるインペラ
と、被駆動体であるタービンと、トルクを増大するため
のステータと、変速システムと連結される連結軸と、制
御軸と、ステータを固定する固定軸とを有している。
後進システムは、遊星ギヤセット(太陽ギヤ、リング
ギヤ、キャリア)およびブレーキを有し、このギヤセッ
トの構成要素と変速システム間の適切な連結組合せによ
って無段階に後進を行なうように構成されている。
本発明のシステムに適用されているクラッチとブレー
キは、周知の自動変速機の多板湿式クラッチおよびブレ
ーキを利用することができ、ブレーキはバンドブレーキ
を利用することができるが、これに限定されるものでは
ない。
図面の簡単な説明 本発明の性質と目的を更に十分に理解するために、添
付図面と組合わせた以下の詳細説明を参照すべきであ
る。
図1〜図10は、本発明の無段変速装置の第1の実施形
態を示すものである。
図1は、後進I状態の作動が可能な本発明の無段変速
装置の概略図である。
図2は、後進II状態の作動が可能な本発明の無段変速
装置の概略図である。
図3は、後進III状態の作動が可能な本発明の無段変
速装置の概略図である。
図4は、後進IV状態の作動が可能な本発明の無段変速
装置の概略図である。
図5は、本発明の無段変速装置が中立状態でアイドリ
ングしている状態を示す作動図である。
図6は、本発明の無段変速装置の前進状態を示す作動
図である。
図7は、本発明の無段変速装置で後進I状態を示す作
動図である。
図8は、本発明の無段変速装置で後進II状態を示す作
動図である。
図9は、本発明の無段変速装置で後進III状態を示す
作動図である。
図10は、本発明の無段変速装置で後進IV状態を示す作
動図である。
図11〜図21は、本発明の無段変速装置の第2の実施形
態〜第12の実施形態の概略図である。
図面の複数の図を通して、同様参照符号は同様部品を
示す。
発明を実施するための最良の形態 変速制御システムと、該変速制御システムと連結され
る種々実施形態の変速システムと、を有する無段変速装
置の説明を以下に行なう。すなわち、変速システムは種
々の構成をとることが可能であり、変速制御システムと
種々実施形態の変速システムとを適切に連結することに
よって無段変速を行なうことができる。
まず、変速制御システム10と、変速システム110と、
これに結合される後進システムR I〜R IVとから構成さ
れる本発明の第1の実施形態100を添付図面を参照しな
がら詳細に説明する。
変速制御システム10 変速制御システム10は、周知装置である自動変速機の
従来のトルクコンバータを利用している。従来の自動変
速機では、エンジンによって生じた動力は、トルクコン
バータを介して変速機の入力軸に駆動力として伝達され
るが、本発明では、エンジンによって生じた動力は、入
力軸に直接に伝達され、入力軸の回転力は、ギヤセット
による減速回転のために大きな回転力としてインペラに
伝達される。
従来の自動変速機のトルクコンバータは、エンジンに
よって生じた動力を受け入れてこの動力を自動変速機の
入力軸に直接に伝達する動力伝達機能を有しているが、
本発明の変速制御システムは2つの役割を有し、その一
方は駆動抵抗に合うように速度比を制御することであ
り、他方は変速制御システムを介して渡された動力を出
力軸に伝達することである。
変速制御システム10の構成を以下に詳細に説明する。
図1に示されているように、中空の連結軸14が入力軸12
に同軸状に設けられており、連結軸14には同軸状に中空
の制御軸16が設けられている。インペラハウジング18は
連結軸14と一体に形成されており、インペラ20はインペ
ラハウジング18と一体に形成されている。インペラ20と
対向してタービン22を制御軸16と一体化させ、インペラ
20とタービン22との間にはステータ24が配置され、ステ
ータの内側には中空の固定軸26が同軸状に制御軸に設け
られおり、ステータ24と固定軸26間には一方向クラッチ
28が設けられ、ステータ24が逆回転するのを防止してい
る。
変速システム110 本発明の第1の実施形態の変速システム110では、図
1に示されているように、入力太陽ギヤ112と入力軸12
とが一体に形成され、入力軸12にエンジンの動力が入力
される。第1遊星ギヤ114と入力太陽ギヤ112の外側とが
噛合され、第2遊星ギヤ116が第1遊星ギヤ114と一体に
形成されている。第1遊星ギヤ114と第2遊星ギヤ116と
は回転自在に出力キャリア118、120に設けられている。
減速太陽ギヤ122は、第2遊星ギヤ116と噛合し、連結軸
14と一体に形成されている。
一方、出力軸124は、入力軸112に同軸状に設けられ、
出力キャリア118、120と出力軸124との間に設けられた
後進システムの直接クラッチを介して、出力キャリア11
8、120に連結されている。出力キャリア118、120は、変
速制御システムのタービン22に一体に連結された制御軸
16に一体に連結されている。
後進システム(R I〜R IV) 次に、本発明の第1の実施形態における後進システム
を以下に説明する。
本発明では4つの各々異なった後進システムがある。
参考のために述べると、後進システムは、固定比の後進
駆動用インペラに連結される動力系に設けることができ
るが、そのような後進システムの構成および作用の説明
は省略する。
1.後進システムR I 図1に示されているように、後進システムR Iは、出
力軸124と、変速システム110の出力キャリア118、120と
の間に配設される。後進太陽ギヤ軸212は、変速システ
ム110の出力キャリア118,120に一体に連結され、また、
後進太陽ギヤ214は後進太陽ギヤ軸212と一体に形成され
ている。後進遊星ギヤ216は、後進太陽ギヤ214の外側と
噛合すると同時に、回転自在に後進キャリア218に設け
られている。後進リングギヤ220は後進遊星ギヤ216の外
側に噛合するとともに、出力軸124と一体に形成されて
いる。後進ブレーキ222が後進キャリア218の外側に設け
られている。直接クラッチ226の作動時に出力キャリア1
18,120と出力軸124とが連結可能であるように、出力軸1
24と後進太陽ギヤ軸212との間に直接クラッチ226が設け
られている。
当該後進システムR Iを構成するギヤユニットは、シ
ングル型遊星ギヤユニットである。
2.後進システムR II 図2に示されているように、後進システムR IIは、出
力軸124と、変速システム110の出力キャリア118、120と
の間に配設される。後進太陽ギヤ軸312が、出力軸124と
一体に形成されている。後進遊星ギヤ314は、後進太陽
ギヤ312の外側に噛合するとともに、回転自在に後進キ
ャリア316に設けられている。後進リングギヤ318は後進
遊星ギヤ314の外側に噛合するとともに、変速システム1
10の出力キャリア118、120に一体に連結された。後進ブ
レーキ320が後進キャリア316の外側に設けられている。
直接クラッチ324の作動時に出力キャリア118,120と出力
軸124とが連結可能であるように、出力軸118、120と後
進太陽ギヤ軸124との間に直接クラッチ324が設けられて
いる。
当該後進システムR IIを構成するギヤユニットは、シ
ングル型遊星ギヤユニットである。
3.後進システムR III 図3に示されているように、後進システムR IIIは、
出力軸124と、変速システム110の出力キャリア118、120
との間に配設される。後進太陽ギヤ軸412が、変速シス
テム110の出力キャリア118、120に一体に連結されてお
り、また、後進太陽ギヤ414が後進太陽ギヤ軸412と一体
に形成されている。後進遊星ギヤ416は、後進太陽ギヤ4
14の外側に噛合し、別の後進遊星ギヤ418は、後進遊星
ギヤ416に隣接して噛合する。これら2つの(ダブル)
後進遊星ギヤ416、418は、後進キャリア420に回転自在
に設けられている。後進キャリア420は、出力軸124と一
体に形成されている。後進リングギヤ422は後進遊星ギ
ヤ418の外側に噛合すし、また、後進ブレーキ424が後進
リングギヤ422の外側に設けられている。直接クラッチ4
28の作動時に出力キャリア118,120と出力軸124とが連結
可能であるように、後進太陽ギヤ軸412と後進キャリア4
20との間に直接クラッチ428が設けられている。
当該後進システムR IIIを構成するギヤユニットは、
ダブル型遊星ギヤユニットである。
4.後進システムR IV 図4に示されているように、後進システムR IVは、出
力軸124と、変速システム110の出力キャリア118、120と
の間に配設される。後進太陽ギヤ軸512は、出力軸124と
一体に形成されている。後進遊星ギヤ514は、後進太陽
ギヤ512の外側と噛合し、また、別の後進遊星ギヤ516
は、後進遊星ギヤ514に隣接して噛合する。これら2つ
の(ダブル型)後進遊星ギヤ514、516は、回転自在に後
進キャリア518に設けられ、また、後進キャリア518は、
変速システム110の出力キャリア518に一体に連結され
た。後進リングギヤ520は後進遊星ギヤ516の外側に噛合
し、また、後進ブレーキ522は後進リングギヤ520の外側
に設けられている。直接クラッチ526の作動時に出力キ
ャリア118,120と出力軸124とが連結可能であるように、
後進キャリア518と出力軸124との間に直接クラッチ520
が設けられている。
当該後進システムR IVを構成するギヤユニットは、ダ
ブル型遊星ギヤユニットである。
後進システムR I〜R IVのそれぞれの直接クラッチ22
6、324、428、526は、前進状態のときに作動されること
によって出力キャリア118、120と出力軸124とを一体に
連結させるために提供される。
上記のように構成された本発明の無段変速装置の変速
状態別(中立、前進、後進)動作方法と、それによる動
力伝達過程を以下に説明する。
説明に先立って、本発明の無段変速装置は、自動車お
よび産業機械など、駆動力を変速して出力する任意の機
構に利用できるが、ここでは一例として自動車の場合を
説明する。
用語の定義上、各遊星ギヤの自転とは、その自転(本
願では固定ピン)を中心とする回転を意味し、公転と
は、キャリア回転時に遊星ギヤが通常自転と並進を並行
して行なうことを意味する。
また、説明の便宜上、図面の左側から見たときに反時
計方向に回転する方向を入力軸の方向とし、この入力軸
の方向と同じ方向を各図面では↑方向(またはA方向)
と定義し、同様に入力軸の方向と反対方向は↓方向(ま
たはB方向)と定義し、停止後回転(加速状態)は0・
↑(または0・↓)と表記し、回転後停止(減速状態)
は↑・0(または↓・0)と表記し、遊星ギヤが回転後
その自軸を中心として自転をせずにすべての回転体が一
体に入力公転と同じ公転を行なう状態を↑・1(または
↓・1)に表記して説明することにする。
後進システムR Iと組合わせた構成に基づいて、中立
状態および前進状態の動作方法を説明する。
I.中立状態(図5):出力軸124停止 中立状態は直接クラッチ226と後進ブレーキ222が解除
され、エンジンの動力が出力軸124を回転できず、シス
テムが図5に示されたようにアイドリングの状態であ
る。すなわち、出力軸124と、出力キャリア118,120と一
体の後進太陽ギヤ軸212との間に設けられた直接クラッ
チが解除されると、変速システム110と出力軸124との間
の動力が切断される。
エンジンの動力が入力されると入力軸12が回転し、入
力軸12と一体に形成された入力太陽ギヤ112は入力軸12
の回転方向と同じA方向に回転し、入力太陽ギヤ112と
噛合する第1遊星ギヤ114は入力太陽ギヤ112の回転方向
と反対のB方向に回転され、そして第2遊星ギヤ116の
内側と噛合する減速太陽ギヤ122が第2遊星ギヤ116の回
転方向と反対のA方向に回転される。減速太陽ギヤ122
と一体に形成された連結軸14と、この連結軸14に連結さ
れたインペラハウジング18と、このインペラハウジング
18と一体に形成されているインペラ20とはA方向に回転
する。
インペラ20と対向して設けられたタービン22は、流体
の流れによってA方向に回転され、このタービン22に連
結された制御軸16がA方向に回転され、この制御軸16に
一体に連結された出力キャリア118、120がA方向に回転
される。出力キャリア118、120と一体の後進太陽ギヤ軸
212もA方向に回転され、この後進太陽ギヤ軸212と一体
の後進太陽ギヤ214がA方向に回転され、そして後進太
陽ギヤ214の外側と噛合する後進遊星ギヤ216がB方向に
回転する。後進遊星ギヤ216の外側に噛合する後進リン
グギヤ220は、出力軸124の負荷によって停止し、後進キ
ャリアはA方向にアイドリングする。
II.前進状態(図6) これは、出力軸124と、出力キャリア118,120と一体の
後進太陽ギヤ軸212との間に設けられた直接クラッチの
作動状態である。
エンジンの動力が入力軸12に入力されると、入力軸12
と一体に形成された入力太陽ギヤ112は入力軸12の回転
方向と同じA方向に回転し、直接クラッチ226を介して
連結された出力軸124の負荷によって出力キャリア118、
120が停止されるので、入力太陽ギヤ112と噛合する第1
遊星ギヤ114は入力太陽ギヤ112の回転方向と反対のB方
向に回転される。第1遊星ギヤ114の回転により、第1
遊星ギヤ114に一体に連結された第2遊星ギヤ116はB方
向に回転され、第2遊星ギヤ116と噛合する減速太陽ギ
ヤ122のA方向の回転が減速される。減速太陽ギヤ122に
一体に連結された連結軸14と、この連結軸14に一体に連
結されたインペラハウジング18と、このインペラハウジ
ング18と一体に形成されているインペラ20とはA方向に
減速されて回転する。
ここで、低段から高段へ無段階に変速される過程を概
説すると、直接クラッチ226の作動によって出力軸124が
連結された状態で、出力キャリア118、120、制御軸16、
およびタービン22が停止し、入力太陽ギヤ112を介して
第1遊星ギヤ114に伝達される回転力は第2遊星ギヤを
通って増大されて減速太陽ギヤ122に伝達される。増大
した回転力は、減速太陽ギヤ122と一体に形成された連
結軸14および連結軸14に一体に連結されたインペラハウ
ジング18とを介して、インペラハウジング18と一体のイ
ンペラ20に伝達される。このとき、直接クラッチ226の
作動による出力軸124の負荷によってタービン22は停止
されるので、インペラとタービンとの間に回転差が生じ
る。
トルクコンバータの特性上、インペラ20の増大した回
転力はタービン22に伝達され、タービン22に伝達された
回転力は制御軸16と、この制御軸16に一体に連結された
出力キャリア118、120を介して、出力軸124伝達され
る、そして出力軸に作用する抵抗と、タービン22に伝達
された回転力とが平衡になると、出力軸124が駆動され
る。これが低速始動状態である。
エンジンの回転が増加すると、インペラ20とタービン
22との間の回転差が大きくなり、従って、タービン22に
伝達される回転力が増加し、そして、タービン22に伝達
される回転力が出力軸124の負荷によってタービン22に
作用する抵抗より大きい場合、インペラ20から伝達され
るタービン22の回転力がタービン22に作用する抵抗と平
衡になるまで出力軸124が加速される。
出力軸124が加速されると、出力軸124の負荷が減少
し、従って、タービン22に作用する抵抗も減少する。タ
ービン22に作用する抵抗が減少すると、この抵抗と平衡
になるまで、インペラ20とタービン22との間の回転差が
減少する。従って、タービン22の回転はインペラ20と同
じ方向であるA方向に増加し、タービンに連結された出
力キャリア118,120の回転もA方向に増加する。出力キ
ャリア118、120と一体の出力軸124の回転が増加し、出
力軸124の回転の増加により出力軸124の負荷が更に小さ
くなり、従って、この負荷が、入力軸12の駆動力と平衡
になると、インペラ20とタービン22は1:1の比で回転
し、第1遊星ギヤ114と第2遊星ギヤ116は自転をせず
に、全ての回転体が一体に回転する。これが高速状態で
ある。
この実施形態でインペラ20に伝達される回転力を概説
すると、第1遊星ギヤ114と第2遊星ギヤ116によって入
力軸12の駆動力よりも大きくなった回転力が、減速太陽
ギヤ122と連結軸14を介して、タービン22に伝達される
ようにインペラ20に作用するので、低速状態で大きな回
転力が出力軸124にかかり、それによって優れた加速と
効率が得られる。
III.後進状態(図7〜図10) 1.後進I状態(図7) 後進I状態では、直接クラッチ226が解除され、後進
キャリア218に設けられた後進ブレーキ222が作動され
る。
エンジンの動力が入力軸12に入力されると、入力軸12
に一体に連結された入力太陽ギヤ112は入力軸12と同じ
方向であるA方向に回転される。出力キャリア118、120
と、この出力キャリア118、120に一体に連結された後進
太陽ギヤ軸212と、この後進太陽ギヤ軸212と一体の後進
太陽ギヤ214とは、後進ブレーキ222の作動によって、出
力軸124とともに瞬間停止状態になり、入力太陽ギヤ112
と噛合する第1遊星ギヤ114は、入力太陽ギヤ112の回転
と反対のB方向に回転し、第2遊星ギヤ116を介して減
速太陽ギヤ122をA方向に減速して回転される。また、
減速太陽ギヤ122に一体に連結される連結軸14、この連
結軸14と一体に形成されているインペラハウジング18、
およびこのインペラハウジング18と一体のインペラ20
も、A方向に減速されて回転する。
ここで無段階変速の過程を概説すると、出力軸124に
一体に連結された後進キャリア218および後進リングギ
ヤ220は、後進キャリア218の外側に設けられた後進ブレ
ーキ222の作動によって停止状態にあり、更に、後進太
陽ギヤ214と一体の後進太陽ギヤ軸212、この後進太陽ギ
ヤ軸212に一体に連結された出力キャリア118、120、お
よびこの出力キャリア118、120に連結された制御軸16と
タービン22も、瞬間停止状態となる。この状態のとき、
入力太陽ギヤ112を介して第1遊星ギヤ114に伝達される
回転力の一部は、減速太陽ギヤ122およびインペラハウ
ジング18と一体に形成された第2遊星ギヤを介して、減
速太陽ギヤ122に伝達される。このとき、このとき、タ
ービン22は停止されるので、インペラ20とタービン22と
の間に回転差が生じる。
トルクコンバータの特性上、インペラ20とタービン22
の回転差が大きいほど大きな回転力になり、インペラ20
の増倍された回転力がタービン22に伝達され、そのため
にこのタービン22に伝達される回転力が、制御軸16と、
この制御軸に一体に連結された出力キャリア118、120と
を介して、後進太陽ギヤ軸212および後進太陽ギヤ214に
伝達されるが、出力軸124の負荷によって後進太陽ギヤ2
14に作用する抵抗と、タービン22に伝達される回転力と
が平衡になると、後進太陽ギヤ214が駆動される。回転
力は、後進太陽ギヤ214の回転時に、後進太陽ギヤ214と
噛合する後進遊星ギヤ216に伝達されるが、後進ブレー
キ222の始動によって後進キャリア218が停止されるの
で、後進遊星ギヤ216がA方向と反対のB方向に回転
し、そして後進遊星ギヤ216の外側と噛合する後進リン
グギヤ220をB方向に回転させる。これが後進始動状態
である。
エンジンの回転が増加すると、インペラ20とタービン
22との間の回転差が大きくなり、従って、タービン22に
伝達される回転力が増加し、そして、出力軸124の負荷
によって、タービン22に伝達される回転力が後進太陽ギ
ヤ214を介してタービン22に作用する抵抗よりも大きい
場合、インペラ20から伝達されるタービン22の回転力が
タービン22に作用する抵抗と平衡になるまで後進太陽ギ
ヤ214が加速される。
出力軸124の回転が増加すると、出力軸124の負荷が減
少するので、後進太陽ギヤ214を介してタービン22に作
用する抵抗も減少する。タービン22に作用する抵抗が減
少すると、この回転力と抵抗とが平衡になるまでインペ
ラ20とタービン22との間の回転差が減少する。従って、
タービン22の回転はインペラ20の回転方向と同じA方向
に増加し、タービン22に一体に連結された出力軸16およ
びこの制御軸16に一体に連結された出力キャリア118、1
20の回転もA方向に増加する。出力キャリア118、120の
回転が増加すると、この出力キャリア118、120に一体に
連結された後進太陽ギヤ軸212の回転も増加し、また、
後進遊星ギヤ216を介して、後進リングギヤ220および出
力軸124の回転も増加する。
前述のように、当該後進システムR I(他の後進シス
テムと同じ)による後進I状態の動作特性は、後進時に
おいても出力軸124の負荷により無段階の後進駆動を達
成できるというものである。
当該後進システムR Iで出力軸124に伝達される回転力
を概説すると、第1遊星ギヤ114と第2遊星ギヤ116によ
って入力軸12の駆動力よりも大きくなった回転力が、連
結軸14を介してインペラ20に作用する減速太陽ギヤ122
に伝達され、回転力はタービン22に作用するインペラ20
によってもっと増大され、更に、タービン22に一体に延
決された制御軸16を介して、更にこの制御軸と後進太陽
ギヤ軸212とに一体に連結された出力キャリア18、120を
介して後進太陽ギヤ214に伝達され、出力軸124と一体の
後進リングギヤ220を後進遊星ギヤ216を介して駆動し、
したがって、更新時に大きな回転力が出力軸124を駆動
し、その為、加速と効率が向上し、後進運転時において
も滑らかで静かな走行を達成できる。
2.後進II状態(図8) 後進II状態では、直接クラッチ324が解除され、後進
キャリア316に設けられた後進ブレーキ320が作動され
る。
変速システム110の当該後進II状態における回転方向
および動力伝達過程は、前述の後進システムR Iに基づ
く後進I状態の場合と同じであるので、その説明を省略
し、ここでは、後進システムR IIを介した出力軸124へ
の動力伝達過程のみを説明する。
図8に示されているように、出力キャリア118,120に
一体に連結されている後進リングギヤ318は、変速シス
テム110の出力キャリア118,120の回転によって出力キャ
リア118、129の回転方向と同じA方向に回転される。直
接クラッチ226を介して連結された出力軸124の負荷によ
って出力キャリア118、120が停止されるので、入力太陽
ギヤ112と噛合する第1遊星ギヤ114は入力太陽ギヤ112
の回転方向と反対のB方向に回転される。後進ブレーキ
320の作動によって後進キャリア316が停止するので、後
進リングギヤ318の内側と噛合する後進遊星ギヤ314が、
後進リングギヤ318の回転方向と同じA方向に回転さ
れ、そして後進遊星ギヤ314の内側と噛合する後進遊星
ギヤ314を、A方向と逆のB方向に回転させる。また、
後進太陽ギヤ312に一体に連結された連結された出力軸1
24は後進太陽ギヤ312の回転によってB方向に回転され
る。
3.後進III状態(図9) 後進III状態では、直接クラッチ428が解除され、後進
リングギヤ422に設けられた後進ブレーキ424が作動され
る。
変速システム110および変速制御システム10の当該後
進III状態における回転方向および動力伝達過程は、前
述の後進システムR Iの動作に基づく後進I状態の場合
と同じであるので、その説明を省略し、ここでは、後進
システムR IIIを介した出力軸124への動力伝達過程のみ
を説明する。
図9に示されているように、出力キャリア118,120に
一体に連結されている後進太陽ギヤ軸412は、変速シス
テム110の出力キャリア118,120の回転によって出力キャ
リア118、129の回転方向と同じA方向に回転され、ま
た、後進太陽ギヤ軸412に一体に連結された後進太陽ギ
ヤ414もA方向に回転される。後進太陽ギヤ414は、後進
太陽ギヤ414と噛合する後進遊星ギヤ416を反対のB方向
に回転させ、この後進遊星ギヤ416は、後進遊星ギヤ416
に隣接して噛合する別の後進遊星ギヤ418をA方向に回
転させる。後進遊星ギヤ418は、後進遊星ギヤ418の外側
に噛合する後進リングギヤ422を回転しようとするが、
後進ブレーキ424の作動によって後進リングギヤ422が停
止されるため、後進遊星ギヤ418は後進キャリア420をB
方向に回転させる。この後進キャリア420に一体に連結
された出力軸124もB方向に回転する。
4.後進IV状態(図10) 後進IV状態では、直接クラッチ526が解除され、後進
リングギヤ520に設けられた後進ブレーキ522が作動され
る。
変速システム110および変速制御システム10の当該後
進IV状態における回転方向および動力伝達過程は、前述
の後進システムR Iの動作に基づく後進I状態の場合と
同じであるので、その説明を省略し、ここでは、後進シ
ステムR IVを介した出力軸124への動力伝達過程のみを
説明する。
図10に示されているように、出力キャリア118,120に
一体に連結されている後進キャリア518は、変速システ
ム110の出力キャリア118,120の回転によって出力キャリ
ア118、129の回転方向と同じA方向に回転される。後進
キャリア518が回転すると上記回転は後進遊星ギヤ514、
516に伝達され、後進遊星ギヤ516の外側と噛合する後進
リングギヤ520が後進ブレーキ522の作動によって停止さ
れるため、後進遊星ギヤ516は反対のB方向に回転さ
れ、そして後進遊星ギヤ516に隣接して噛合する後進遊
星ギヤ514をA方向に回転させる。この後進遊星ギヤ514
の内側と噛合する後進太陽ギヤ512はB方向に回転し、
そしてそれと一体に連結された出力軸124も同じB方向
に回転させる。
以下、本発明の第2の実施形態〜第12の実施形態を説
明する。本発明の第2の実施形態〜第12の実施形態で
は、変速制御システムの設置構造および動作方法が第1
の実施形態の変速制御システムと同一であるので、変速
制御システムの構成および動作方法の説明を省略し、ま
た、変速システムの構成には差異があるものの、動作方
法すなわち変速過程の原理が第1の実施形態の原理と同
様であるので、従って、その詳細な説明は省略する。同
様に、後進システムの設置構成も第1の実施形態のもの
と同一であり、また、動作方法よび変速過程も第1の実
施形態のものと同様であり、従って、その詳細説明は省
略する。
また、変速制御システムにおけるインペラIおよびタ
ービンTの位置は変更可能であるが、変速制御システム
の変速時の動作方法および動力伝達過程が本発明の第1
の実施形態のものと同一であるので、その説明も省略す
る。
したがって、前述のように構成、動作方法、および変
速過程の類似性を考慮して、説明の簡単化と便宜のため
に各実施形態の構成を模式的に示す。
すなわち、第2の実施形態〜第12の実施形態の概略図
を図11〜図12に示すが、後進システムR Iと組合わせた
構成を図示する。
変速システムは基本的に複合遊星ギヤユニットを利用
するが、入力方法と、ギヤユニットをインペラおよびタ
ービンに連結する方法と、構成要素を組合わせる方法に
差異がある。しかしながら、動作方法および変速過程が
第1の実施形態のものと同一であるので、変速システム
の各実施形態を対応図面に表示すると同時に表に示す。
参考のため、表および図面に使用した主要構成要素の
符号表記を以下に説明する。
I:インペラ、T:タービン、 S:ステータ、B1:後進ブレーキ、 CLD:直接クラッチ DP:ダブル型遊星ギヤセット DP12:ダブル型第1遊星ギヤセット DP21:ダブル型第2遊星ギヤセット SP:シングル型遊星ギヤセット SP12:シングル型第1遊星ギヤセット SP21:第2遊星ギヤセット S1:第1太陽ギヤ S2:第2太陽ギヤ C1:第1キャリア C2:第2キャリア C12、C21:遊星キャリア R1:リングギヤ R2:第2リングギヤ SR:後進太陽ギヤ CR:後進遊星キャリア RR:後進リングギヤ ここでは2つのギヤセットの各同一構成要素に対する
接尾数字1および2は、次のように定められている。す
なわち第1(または右側)のものは1の数字が付けら
れ、第2(または左側)のものは2の数字が付けられて
いる。2桁の設備数字(12または21)は、該当する構成
要素が互いに一体に連結されていることを意味する。こ
こでは、12は右側部を示し、21は左側部を示す。後進シ
ステムR I〜R IVで使用されている遊星ギヤユニット
は、シングル型遊星ギヤユニットまたはダブル型遊星ギ
ヤユニットを含んでいる。シングル型遊星ギヤユニット
は、後進太陽ギヤSR、シングル型遊星ギヤセットSP、後
進遊星キャリアCRおよび後進リングギヤRRを含んでい
る。また、ダブル型遊星ギヤユニットは、後進太陽ギヤ
SR、ダブル型遊星ギヤセットDP、後進遊星キャリアCR
および後進リングギヤRRも含んでいる。
第1の実施形態の各参照符号は次の通りに対応する。
本発明では、種々の実施形態は、太陽ギヤ、遊星ギヤ
を支えるキャリヤ、およびリングギヤを与え、各要素を
適切に組合わせ、入力要素とギヤ比設定方法とを適正に
選択することによって実現されることが可能であり、ま
た、後進ブレーキは変更可能であり、従って、本発明の
適用範囲は実施例として示された実施形態に限定される
ものではない。
例えば、図14に第5の実施形態(かかる構成は(T)
(I)−(A)で表される)が示されており、ここで、
所期の目的は、(T)と(I)との横配列を逆にした構
成、すなわち図14Aにその実施例を示した(I)(T)
−(A)という構成により達成される。
また、入力要素の対称性を考慮してその入力要素を変
えるときでも、やはり所期の目的を達成することができ
る。すなわち、第5の実施形態で対称性を考慮して入力
要素を変えた(T)(I)−(B)構成の例が図14Bに
示されており、ここで、所期の目的は、(T)と(I)
との横配列を逆にした構成、すなわち図14Cにその実施
例を示した(I)(T)−(B)という構成により達成
される。
参考のために述べると、後進システム(R I〜R IV)
ではなく、インペラに連結された動力系に設けられた後
進システムが提供される(作動時に固定比で後進駆動が
行われる)場合、(T)と(I)は出力軸側に置くこと
が可能で、そのような(A)−(T)(I)構成の例を
図14Dに示す。ここで、(T)と(I)との横配列を逆
にした構成例、すなわち(A)−(I)(T)という構
成を図14Eに示す。
入力要素の対称性を考慮してその入力要素を変えた構
成において、インペラに連結された動力系に設けられた
後進システムが提供される場合、(T)と(I)は出力
軸側に置くことが可能で、そのような(B)−(T)
(I)構成の例を図14Fに示す。ここで、(T)と
(I)との横配列を逆にした構成例、すなわち(B)−
(I)(T)という構成を図14Gに示す。
このように、本発明では実施例として示された実施形
態を基準にして、入力要素の変更はもちろん、タービン
およびインペラの連結を必要に応じて変更することがで
き、もちろん各実施形態の特性に応じて動作が変わる。
そのような可能例は本願明細書にいちいち記載されてい
ないが、そのような可能例が本発明の範囲に入ることは
本発明の趣旨上当然である。
請求の範囲の記載において、第1および第2遊星ギヤ
間のギヤ比および太陽ギヤとリングギヤ間のギヤ比の説
明を行なわなかったが、本発明の作動原理上または必要
に応じて図面を参照すれば、十分に本発明の実施形態を
理解することができるため、そのギヤ比の説明を省略し
たことによって本発明の範囲が制限されるものでないこ
とは言うまでもない。
本発明の無段変速装置は、本実施形態にのみ限定され
るのではなく、本発明の趣旨を基礎としたすべての車両
と産業機械において駆動力を出力軸に変速して出力でき
るすべての装置に応用できることはもちろん、本発明の
範囲内でいろいろ修正および変更ができることは明白で
ある。
以上のように、本発明の無段変速装置は負荷の変化に迅
速に対応して、すべてのギヤが噛合した状態で回転力を
滑らかに伝達でき、更に、単純な構成で前進回転および
後進回転時に無段階に変速でき、制作費を削減でき、優
れた耐久性を実現する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 山下 喜代治 (56)参考文献 特開 平8−61462(JP,A) 特開 平9−166197(JP,A) 特開 昭47−23763(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 47/08 F16H 3/74 F16H 61/48

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無段変速装置に動力を与えるための入力軸
    ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)前記入力軸ISによって駆動される第1太陽ギヤS
    1、 (ii)前記第1太陽ギヤS1と噛合するシングル型第1遊
    星ギヤセットSP12、 (iii)前記シングル型第1遊星ギヤセットSP12と同一
    の遊星キャリアにより支持されて一体回転するシングル
    型第2遊星ギヤセットSP21、 (iv)前記第1太陽ギヤS1と同軸上で相対回転自在に設
    けられ、前記シングル型第2遊星ギヤセットSP21と噛合
    する第2太陽ギヤS2、および (v)前記シングル型第1および第2遊星ギヤセットSP
    12、SP21を回転可能に支持するとともに前記第1太陽ギ
    ヤS1と同軸上で相対回転自在に設けられた遊星キャリア
    C12、C21を含む 複合遊星ギヤユニットと、 前記第2太陽ギヤS2に駆動連結されるインペラ(I)、
    前記遊星キャリアC12、C12に駆動連結されるタービン
    (T)、および一方向クラッチによって固定保持可能に
    構成されるとともに前記インペラと前記タービンとの間
    に配置されるステータ(S)を有して構成されるトルク
    コンバータと、 を有し、 前記出力軸OSが前記遊星キャリアC12,C21に繋がって構
    成された無段変速装置。
  2. 【請求項2】無段変速装置に動力を与えるための入力軸
    ISと、 無段変速装置から動力を出力するための出力軸OSと、 (i)第1リングギヤR1、 (ii)前記第1リングギヤR1と噛合するシングル型第1
    遊星ギヤセットSP12、 (iii)前記シングル型第1遊星ギヤセットSP12と同一
    の遊星キャリアにより支持されて一体回転するシングル
    型第2遊星ギヤセットSP21、 (iv)前記第1リングギヤR1と同軸上で相対回転自在に
    設けられ、前記シングル型第2遊星ギヤセットSP21と噛
    合し、前記入力軸ISによって駆動される第2リングギヤ
    R2、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットSP12、SP21を
    回転可能に支持するとともに前記第1リングギヤR1と同
    軸上で相対回転自在に設けられた遊星キャリアC12、C21
    を含む 複合遊星ギヤユニットと、 前記第1リングギヤR1に駆動連結されるインペラ
    (I)、前記遊星キャリアC12、C12に駆動連結されるタ
    ービン(T)、および一方向クラッチによって固定保持
    可能に構成されるとともに前記インペラと前記タービン
    との間に配置されるステータ(S)を有して構成される
    トルクコンバータと、 を有し、 前記出力軸OSが前記遊星キャリアC12,C21に繋がって構
    成された無段変速装置。
  3. 【請求項3】無段変速装置に動力を与えるための入力軸
    ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)第1太陽ギヤS1、 (ii)前記第1太陽ギヤS1と噛合するシングル型第1遊
    星ギヤセットSP12、 (iii)前記シングル型第1遊星ギヤセットSP12と同一
    の遊星キャリアにより支持されて一体回転するシングル
    型第2遊星ギヤセットSP21、 (iv)前記第1太陽ギヤS1と同軸上で相対回転自在に設
    けられ、前記シングル型第2遊星ギヤセットSP21と噛合
    する第2太陽ギヤS2、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットSP12、SP21を
    回転可能に支持するとともに前記第1太陽ギヤS1と同軸
    上で相対回転自在に設けられ、前記入力軸ISによって駆
    動される遊星キャリアC12、C21を含む 複合遊星ギヤユニットと、 前記第1太陽ギヤS1に駆動連結されるインペラ(I)、
    前記第2太陽ギヤS2に駆動連結されるタービン(T)、
    および一方向クラッチによって固定保持可能に構成され
    るとともに前記インペラと前記タービンとの間に配置さ
    れるステータ(S)を有して構成されるトルクコンバー
    タと を有し、 前記出力軸OSが前記第2太陽ギヤS2に繋がって構成され
    た無段変速装置。
  4. 【請求項4】無段変速装置に動力を与えるための入力軸
    ISと、 無段変速装置から動力を出力するための出力軸OSと、 (i)第1リングギヤR1、 (ii)前記第1リングギヤR1と噛合するシングル型第1
    遊星ギヤセットSP12、 (iii)前記第1遊星ギヤセットSP12と同一の遊星キャ
    リアにより支持されて一体回転するシングル型第2遊星
    ギヤセットSP21、 (iv)前記第1リングギヤR1と同軸上で相対回転自在に
    設けられ、前記シングル型第2遊星ギヤセットSP21と噛
    合する第2リングギヤR2、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットSP12、SP21を
    回転可能に支持するとともに前記第1リングギヤR1と同
    軸上で相対回転自在に設けられ、前記入力軸ISによって
    駆動される遊星キャリアC12、C21を含む 複合遊星ギヤユニットと、 前記第2リングギヤR2に駆動連結されるインペラ
    (I)、前記第1リングギヤR1に駆動連結されるタービ
    ン(T)、および一方向クラッチによって固定保持可能
    に構成されるとともに前記インペラと前記タービンとの
    間に置されるステータ(S)を有して構成されるトルク
    コンバータと を有し、 前記出力軸OSが前記第1リングギヤR1に繋がって構成さ
    れた無段変速装置。
  5. 【請求項5】無段変速装置に動力を与えるための入力軸
    ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)前記入力軸ISによって駆動される第1太陽ギヤS
    1、 (ii)前記第1太陽ギヤS1と噛合するダブル型第1遊星
    ギヤセットDP12、 (iii)前記ダブル型第1遊星ギヤセットDP12と同一の
    遊星キャリアにより支持されるとともに外周側の遊星ギ
    ヤ同士が連結されて一体回転するダブル型第2遊星ギヤ
    セットDP21、 (iv)前記第1太陽ギヤS1と同軸上で相対回転自在に設
    けられ、前記ダブル型第2遊星ギヤセットDP21と噛合す
    る第2太陽ギヤS2、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットDP12、DP21を
    回転可能に支持して前記第1太陽ギヤS1と同軸上で相対
    回転する遊星キャリアC12、C21を含む 複合遊星ギヤユニットと、 前記第2太陽ギヤS2に駆動連結されるインペラ(I)、
    前記遊星キャリアC12、C21に駆動連結されるタービン
    (T)、および一方向クラッチによって固定保持可能に
    構成されるとともに前記インペラと前記タービンとの間
    に配置されるステータ(S)を有して構成されるトルク
    コンバータと を有し、 前記出力軸OSが前記遊星キャリアC12,C21に繋がって構
    成された無段変速機。
  6. 【請求項6】無段変速装置に動力を与えるための入力軸
    ISと、 無段変速装置から動力を出力するための出力軸OSと、 (i)前記入力軸ISによって駆動される第1太陽ギヤS
    1、 (ii)前記第1太陽ギヤS1と噛合するシングル型第1遊
    星ギヤセットSP12、 (iii)前記シングル型第1遊星ギヤセットSP12と同一
    の遊星キャリアにより支持されるとともに外周側の遊星
    ギヤ同士が連結されて一体回転するダブル型第2遊星ギ
    ヤセットDP21、 (iv)前記第1太陽ギヤS1と同軸上で相対回転自在に設
    けられ、前記ダブル型第2遊星ギヤセットDP21と噛合す
    る第2太陽ギヤS2、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットSP12、DP21を
    回転可能に支持して前記第1太陽ギヤS1と同軸上で相対
    回転する遊星キャリアC12、C21を含む 複合遊星ギヤユニットと、 前記遊星キャリアC12、C21に駆動連結されるインペラ
    (I)、前記第2太陽ギヤS2に駆動連結されるタービン
    (T)、および一方向クラッチによって固定保持可能に
    構成されるとともに前記インペラと前記タービンとの間
    に配置されるステータ(S)を有して構成されるトルク
    コンバータと を有し、 前記出力軸OSが前記第2太陽ギヤS2に繋がって構成され
    た無段変速機。
  7. 【請求項7】無段変速装置に動力を与えるための入力軸
    ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)前記入力軸ISによって駆動される第1太陽ギヤS
    1、 (ii)前記第1太陽ギヤS1と噛合するダブル型第1遊星
    ギヤセットDP12、 (iii)前記ダブル型第1遊星ギヤセットDP12と同一の
    遊星キャリアにより支持されるとともに外周側の遊星ギ
    ヤ同士が連結されて一体回転するシングル型第2遊星ギ
    ヤセットSP21、 (iv)前記第1太陽ギヤS1と同軸上で相対回転自在に設
    けられ、前記シングル型第2遊星ギヤセットSP21と噛合
    する第2太陽ギヤS2、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットDP12、SP21を
    回転可能に支持して前記第1太陽ギヤS1と同軸上で相対
    回転する遊星キャリアC12、C21を含む 複合遊星ギヤユニットと、 前記遊星キャリアC12、C12に駆動連結されるインペラ
    (I)、前記第2太陽ギヤS2に駆動連結されるタービン
    (T)、および一方向クラッチによって固定保持可能に
    構成されるとともに前記インペラと前記タービンとの間
    に置されるステータ(S)を有して構成されるトルクコ
    ンバータと を有し、 前記出力軸OSが前記第2太陽ギヤS2に繋がって構成され
    た無段変速装置。
  8. 【請求項8】無段変速装置に動力を与えるための入力軸
    ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)前記入力軸ISによって駆動される第1リングギヤ
    R1、 (ii)前記第1リングギヤR1と噛合するダブル型第1遊
    星ギヤセットDP12、 (iii)前記ダブル型第1遊星ギヤセットDP12と同一の
    遊星キャリアにより支持されるとともに内周側の遊星ギ
    ヤ同士が連結されて一体回転するダブル型第2遊星ギヤ
    セットDP21、 (iv)前記第1リングギヤR1と同軸上で相対回転自在に
    設けられ、前記ダブル型第2遊星ギヤセットDP21と噛合
    する第2リングギヤR2、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットDP12、DP21を
    回転可能に支持して前記第1リングギヤR1と同軸上で相
    対回転する遊星キャリアC12、C21を含む 複合遊星ギヤユニットと、 前記第2リングギヤR2に駆動連結されるインペラ
    (I)、前記遊星キャリアC12、C21に駆動連結されるタ
    ービン(T)、および一方向クラッチによって固定保持
    可能に構成されるとともに前記インペラと前記タービン
    との間に配置されるステータ(S)を有して構成される
    トルクコンバータと を有し、 前記出力軸OSが前記遊星キャリアC12,C21に繋がって構
    成された無段変速装置。
  9. 【請求項9】無段変速装置に動力を与えるための入力軸
    ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)前記入力軸ISによって駆動される第1リングギヤ
    R1、 (ii)前記第1リングギヤR1と噛合するシングル型第1
    遊星ギヤセットSP12、 (iii)前記シングル型第1遊星ギヤセットSP12と同一
    の遊星キャリアにより支持されるとともに内周側の遊星
    ギヤ同士が連結されて一体回転するダブル型第2遊星ギ
    ヤセットDP21、 (iv)前記第1リングギヤR1と同軸上で相対回転自在に
    設けられ、前記ダブル型第2遊星ギヤセットDP21と噛合
    する第2リングギヤR2、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットSP12、DP21を
    回転可能に支持して前記第1リングギヤR1と同軸上で相
    対回転する遊星キャリアC12、C21を含む 複合遊星ギヤユニットと、 前記遊星キャリアC12、C21に駆動連結されるインペラ
    (I)、前記第2リングギヤR2に駆動連結されるタービ
    ン(T)、および一方向クラッチによって固定保持可能
    に構成されるとともに前記インペラと前記タービンとの
    間に配置されるステータ(S)を有して構成されるトル
    クコンバータと を有し、 前記出力軸OSが前記第2リングギヤR2に繋がって構成さ
    れた無段変速装置。
  10. 【請求項10】無段変速装置に動力を与えるための入力
    軸ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)前記入力軸ISによって駆動される第1リングギヤ
    R1、 (ii)前記第1リングギヤR1と噛合するダブル型第1遊
    星ギヤセットDP12、 (iii)前記ダブル型第1遊星ギヤセットDP12と同一の
    遊星キャリアにより支持されるとともに内周側の遊星ギ
    ヤ同士が連結されて一体回転するシングル型第2遊星ギ
    ヤセットSP21、 (iv)前記第1リングギヤR1と同軸上で相対回転自在に
    設けられ、前記シングル型第2遊星ギヤセットSP21と噛
    合する第2リングギヤR2、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットDP12、SP21を
    回転可能に支持して前記第1リングギヤR1と同軸上で相
    対回転する遊星キャリアC12、C21を含む 複合遊星ギヤユニットと、 前記遊星キャリアC12、C21に駆動連結されるインペラ
    (I)、前記第2リングギヤR2に駆動連結されるタービ
    ン(T)、および一方向クラッチによって固定保持可能
    に構成されるとともに前記インペラと前記タービンとの
    間に配置されるステータ(S)を有して構成されるトル
    クコンバータと を有し、 前記出力軸OSが前記第2リングギヤR2に繋がって構成さ
    れた無段変速装置。
  11. 【請求項11】無段変速装置に動力を与えるための入力
    軸ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)第1太陽ギヤS1、 (ii)前記第1太陽ギヤS1と噛合するダブル型第1遊星
    ギヤセットDP12、 (iii)前記ダブル型第1遊星ギヤセットDP12と同一の
    遊星キャリアにより支持されるとともに外周側の遊星ギ
    ヤ同士が連結されて一体回転するダブル型第2遊星ギヤ
    セットDP21、 (iv)前記第1太陽ギヤS1と同軸上で相対回転自在に設
    けられ、前記ダブル型第2遊星ギヤセットDP21と噛合す
    る第2太陽ギヤS2、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットDP12、DP21を
    回転可能に支持して前記第1リングギヤR1と同軸上で相
    対回転し、前記入力軸ISによって駆動される遊星キャリ
    アC12、C21を含む 複合遊星ギヤユニットと、 前記第1太陽ギヤS1に駆動連結されるインペラ(I)、
    前記第2太陽ギヤS2に駆動連結されるタービン(T)、
    および一方向クラッチによって固定保持可能に構成され
    るとともに前記インペラと前記タービンとの間に配置さ
    れるステータ(S)を有して構成されるトルクコンバー
    タと を有し、 前記出力軸OSが前記第2太陽ギヤS2に繋がって構成され
    た無段変速装置。
  12. 【請求項12】無段変速装置に動力を与えるための入力
    軸ISと、 無段変速装置からの動力を出力するための出力軸OSと、 (i)第1リングギヤR1、 (ii)前記第1リングギヤR1と噛合するダブル型第1遊
    星ギヤセットDP12、 (iii)前記ダブル型第1遊星ギヤセットDP12と同一の
    遊星キャリアにより支持されるとともに内周側の遊星ギ
    ヤ同士が連結されて一体回転するダブル型第2遊星ギヤ
    セットDP21、 (iv)前記第1リングギヤR1と同軸上で相対回転自在に
    設けられ、前記ダブル型第2遊星ギヤセットDP21と噛合
    する第2リングギヤR2、および (v)前記第1および第2遊星ギヤセットDP12、DP21を
    回転可能に支持して前記第1リングギヤR1と同軸上で相
    対回転する遊星キャリアC12、C21を含む 複合遊星ギヤユニットと、 前記第1リングギヤR1に駆動連結されるインペラ
    (I)、前記第2リングギヤR2に駆動連結されるタービ
    ン(T)、および一方向クラッチによって固定保持可能
    に構成されるとともに前記インペラと前記タービンとの
    間に配置されるステータ(S)を有して構成されるトル
    クコンバータと を有し、 前記出力軸OSが前記第2太陽ギヤS2に繋がって構成され
    た無段変速装置。
  13. 【請求項13】請求項1〜12のいずれか一項に記載の無
    段変速装置において、 (i)前記複合遊星ギヤユニットの出力駆動系に駆動連
    結される後進太陽ギヤSR、 (ii)前記後進太陽ギヤSRと噛合するシングル型遊星ギ
    ヤセットSP、 (iii)前記シングル型遊星ギヤセットSPを回転可能に
    支持する後進遊星キャリヤCR、および (iv)前記シングル型第遊星ギヤセットSPと噛合し、前
    記出力軸OSに駆動連結される後進リングギヤRR、 を含み、後進駆動系を選択的に設定するシングル型遊星
    ギヤユニットと、 後進駆動を行なう場合に前記遊星キャリヤCRと選択的に
    係合する後進ブレーキB1と、 前進駆動を行なう場合に前記複合遊星ギヤユニットの出
    力駆動系を前記出力軸OSに選択的に係合させる直接クラ
    ッチCLDと、 を更に有する無段変速装置。
  14. 【請求項14】請求項1〜12のいずれか一項に記載の無
    段変速装置において、 (i)前記出力軸OSに駆動連結される後進太陽ギヤSR、 (ii)前記後進太陽ギヤSRと噛合するシングル型遊星ギ
    ヤセットSP、 (iii)前記シングル型遊星ギヤセットSPを回転可能に
    支持する後進遊星キャリヤCR、および (iv)前記複合遊星ギヤユニットの出力駆動系に駆動連
    結され、前記シングル型遊星ギヤセットSPと噛合する後
    進リングギヤRR、 を含み、後進駆動系を選択的に設定するシングル型遊星
    ギヤユニットと、 後進駆動を行なう場合に前記遊星キャリヤCRと選択的に
    係合する後進ブレーキB1と、 前進駆動を行なう場合に前記複合遊星ギヤユニットの出
    力駆動系を前記出力軸OSに選択的に係合させる直接クラ
    ッチCLDと、 を更に有する無段変速装置。
  15. 【請求項15】請求項1〜12のいずれか一項に記載の無
    段変速装置において、 (i)前記複合遊星ギヤユニットの出力駆動系に駆動連
    結される後進太陽ギヤSR、 (ii)前記後進太陽ギヤSRと噛合するダブル型遊星ギヤ
    セットDP、 (iii)前記後進遊星キャリアが前記出力軸OSに駆動連
    結された状態で、前記ダブル型第遊星ギヤセットDPを回
    転可能に支持する後進遊星キャリヤCR、および (iv)前記ダブル型遊星ギヤセットDPと噛合する後進リ
    ングギヤRR、 を含み、後進駆動系を選択的に設定するダブル型遊星ギ
    ヤユニットと、 後進駆動を行なう場合に前記後進リングギヤRRと選択的
    に係合する後進ブレーキB1と、 前進駆動を行なう場合に前記後進遊星キャリヤCRを前記
    複合遊星ギヤユニットの出力駆動系に選択的に係合させ
    る直接クラッチCLDと、 を更に有する無段変速装置。
  16. 【請求項16】請求項1〜12のいずれか一項に記載の無
    段変速装置において、 (i)前記出力軸OSに駆動連結される後進太陽ギヤSR、 (ii)前記後進太陽ギヤSRと噛合するデュアル型遊星ギ
    ヤセットDP、 (iii)前記後進遊星キャリアが前記複合遊星ギヤユニ
    ットの出力駆動系に駆動連結された状態で、前記ダブル
    型遊星ギヤセットDPを回転可能に支持する後進遊星キャ
    リヤCR、および (iv)前記ダブル型遊星ギヤセットDPと噛合する後進リ
    ングギヤRR、 を含み、後進駆動系を選択的に設定するダブル型遊星ギ
    ヤユニットと、 後進駆動を行なう場合に前記後進リングギヤRRと選択的
    に係合する後進ブレーキB1と、 前進駆動を行なう場合に前記後進遊星キャリヤCRを出力
    軸OSに選択的に係合させる直接クラッチCLDと、 を更に有する無段変速装置。
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