JP3334687B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3334687B2
JP3334687B2 JP20952399A JP20952399A JP3334687B2 JP 3334687 B2 JP3334687 B2 JP 3334687B2 JP 20952399 A JP20952399 A JP 20952399A JP 20952399 A JP20952399 A JP 20952399A JP 3334687 B2 JP3334687 B2 JP 3334687B2
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健治 是枝
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】エアコンの室内機では、ケーシング内部
に送風ファンと熱交換器とを内装し、送風ファンを駆動
して吸引口から送風口に至る空気流を生成している。熱
交換器は、内部に冷媒が循環する伝熱管および熱伝達を
容易にするフィンを備えており、送風ファンにより生成
される空気流中に配置される。このことから、吸引口か
ら吸入された空気は、熱交換器を通過する間に、冷却ま
たは加熱されて送風口から排出される。
【0003】一般的には、前面パネルや上部パネルを格
子状に構成し、この格子状部分を吸引口とする室内機が
多い。この場合、前面パネル、上面パネルの格子状部分
の内部にエアフィルタを取り付けて、空気中のほこりが
空気調和機内部に入り込むのを防止するように構成して
いる。このような格子状パネルを用いた場合には、金型
製作に手間がかかり、また格子部分に付着したほこりや
汚れの除去が困難であるという問題がある。特に、前面
パネルを格子状にした場合には、格子部分を通して正面
からエアフィルタが見えるため、美観を損なうおそれが
ある。
【0004】このような問題に対応するために、前面パ
ネルをフラット形状に構成することが提案されている。
たとえば、熱交換器の前面側に位置して熱交換器側に空
気を通過させる前面開口部を有する前面パネル本体と、
正面から見て前面開口部に略重合し、前面パネル本体と
前後方向に間隙を有するように前面開口部の前方に配置
される遮蔽パネルとを備えた前面パネルの構成が考えら
れる。この場合、前面パネル本体と遮蔽パネルとの間に
設けられる前後方向の間隙が前面側の吸引口となる。通
常、この間隙は、前面開口部の上縁部近傍位置、下縁部
近傍位置あるいは上縁部近傍位置と下縁部近傍位置の両
方のいずれかに設けられる。内部に配置された送風ファ
ンを駆動すると、間隙より室内空気が吸引され、前面開
口部を介して室内機内部に導入される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような前面パネ
ルにおいて、前面パネル本体と遮蔽パネルとを合成樹脂
で構成した場合、吸引口を構成するための間隙を設けて
いる構造上、遮蔽パネルが変形するおそれがある。特
に、横方向に長尺構成である場合、間隙の中間部におい
て変形するおそれが大きい。
【0006】また、エアフィルタの交換やパネル清掃な
どのメンテナンス時に、前面パネル本体と遮蔽パネルと
の間に設けられた間隙にユーザが手を差し込んで遮蔽パ
ネルを引っ張った場合には、遮蔽パネルが変形したり破
損するおそれがある。前面パネル本体と遮蔽パネルとを
一体成型により構成している場合に、遮蔽パネルが変形
したり破損すると、前面パネル全体を交換する必要があ
り、ユーザへの負担が大きくなる。
【0007】本発明の目的は、フラット形状の前面パネ
ルの反りや撓みを抑制し、過負荷がかかっても破損する
ことを防止できる前面パネルを備えた空気調和機を提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る空気調和機
は、送風ファンと熱交換器とを内装する室内機ケーシン
グ本体を備える空気調和機であって、ケーシング本体の
前面に取り付けられ、熱交換器の前方に位置して前面開
口部を有する前面パネル本体と、正面視で前面開口部と
略重合するとともに、前面パネル本体との間に前後方向
に間隙を有するように配置される遮蔽パネルと、前面パ
ネル本体と遮蔽パネルとの間隙にわたって配置され、一
端が遮蔽パネルの裏面に取り付けられ、他端が前面パネ
ル本体の裏面に支持されて、遮蔽パネルの変形を抑制す
る補強部材とを備える前面パネルを有している。
【0009】このように構成した場合、遮蔽パネルの裏
面に一端が取り付けられた補強部材は、その他端が前面
パネル本体の裏面に支持されており、遮蔽パネルが変形
することを抑制している。ここで、補強部材は、一端が
遮蔽パネルの裏面に着脱自在に取り付けられるように構
成でき、遮蔽パネルの裏面に係合突部を設け、係合突部
に着脱自在な係合部を補強部材の一端に設けた構成とす
ることができる。
【0010】この場合には、遮蔽パネルに過負荷が加わ
った場合に、補強部材の一端が遮蔽パネルの裏面から離
脱して、前面パネル全体が損傷することを防止できる。
また、補強部材の他端を前面パネル本体の裏面に固着す
ることもでき、前面パネル本体の裏面に着脱自在に取り
付けることも可能である。着脱自在とする場合には、前
面パネル本体の裏面に係合突部を設け、係合突部に着脱
自在な係合部を補強部材の他端に設けた構成とすること
ができる。
【0011】さらに、補強部材の他端は前面パネル本体
の裏面に当接する当接面とすることができる。補強部材
は、前面パネル本体および遮蔽パネルと異なる材質で構
成でき、前面パネル本体および遮蔽パネルと異なる色調
のもので構成できる。また、遮蔽パネルは、前面パネル
本体と一体成型により構成でき、前面パネル本体とは別
部材で構成し、前面パネル本体に固定することも可能で
ある。
【0012】前面パネル本体と遮蔽パネルとの間の間隙
は少なくとも前面開口部の上縁部近傍に位置する上部吸
引口を含み、上部吸引口近傍に位置して補強部材が取り
付けられる構成とすることができ、少なくとも前面開口
部の下縁部近傍に位置する下部吸引口を含み、下部吸引
口近傍に位置して補強部材が取り付けられる構成とする
ことも可能である。
【0013】さらに、前面パネル本体と遮蔽パネルとの
間の間隙が、少なくとも前面開口部の上縁部近傍に位置
する上部吸引口と、前面開口部の下縁部近傍に位置する
下部吸引口とを含む場合には、上部吸引口近傍および下
部吸引口近傍に位置して補強部材を取り付けることがで
きる。また、本発明では、室内機ケーシング本体の前面
に配置される第1パネル部と、室内空気を吸引して熱交
換器側に導入するために第1パネルとの間に前後方向に
間隙を有し、間隙が正面視で不可視となるように配置さ
れる第2パネルと、第1パネル部と第2パネル部との間
隙にわたって配置され、一端が第2パネル部の裏面に取
り付けられ、他端が第1パネル部の裏面に支持されて、
第1パネル部の変形を抑制する補強部材とを備える前面
パネルを有する空気調和機を提案する。
【0014】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕本発明の第1実
施形態が採用される空気調和機の室内機を図に基づいて
説明する。図1に示すように、室内機1の外観は、室内
の壁面に取り付けられるケーシング本体2と、ケーシン
グ本体2の前面に取り付けられる前面パネル3とを備え
る構成である。前面パネル3は、前面開口部28が形成
された前面パネル本体22と、前面開口部28の前方に
配置される遮蔽パネル23とよりなる。
【0015】図2に示すように、ケーシング本体2は、
背面側フレーム11とその前面に配置される前面側フレ
ーム12とを含む。前面側フレーム12には、上部に位
置して上面吸引口13が設けられており、この上面吸引
口13に格子パネル14が取り付けられている。また、
前面側フレーム12の下部前面側には、送風口15が形
成されており、水平フラップ、垂直フラップ(いずれも
図示せず)などの風向調整機構が配置される。
【0016】ケーシング本体2の内部には、クロスフロ
ーファン16が設けられている。このクロスフローファ
ン16は、長さ方向(図2鉛直方向)に平行な羽根が円
周方向に沿って設けられる略円筒形状のものであり、回
転軸に対して直交する方向に空気流を生成することが可
能となっている。このクロスフローファン16は、図示
しないファンモータによって回転駆動され、送風口15
に向けて空気流を生成する。
【0017】ケーシング本体2の内部には、さらにクロ
スフローファン16によって生成される空気流中に熱交
換器17が配置される。熱交換器17は、所定の間隔で
配列されるフィンと、各フィンに挿通されるとともにフ
ィンの配列方向両端部において順次接続されて冷媒経路
を構成する伝熱管とを備え、クロスフローファン16に
よって生成される空気流と接触し接触した空気との間で
熱交換することによってこの空気を冷却または加熱す
る。この熱交換器17は、前面側熱交換器17Aと背面
側熱交換器17Bとを逆V字形状に組み合わせた構成で
なる。この前面側熱交換器17Aと背面側熱交換器17
Bとの間にクロスフローファン16が配置されている。
【0018】ケーシング本体2には、前面側熱交換器1
7Aの下端部下方に位置して、前面側熱交換器17Aで
発生した凝縮水を受け取るためのドレンパン18が設け
られている。同様にして、ケーシング本体2には、背面
側熱交換器17Bの下端部下方に位置して、背面側熱交
換器17Bで発生した凝縮水を受け取るためのドレンパ
ン19が設けられている。
【0019】ケーシング本体2の前面側フレーム12
は、上面から前面にかけてフィルタ取付枠20を構成し
ており、エアフィルタ21を取り付けることが可能とな
っている。前面側フレーム12の前方には、さらに前面
パネル3が取り付けられている。この前面パネル3は、
ケーシング本体2側に取り付けられる前面パネル本体2
2と、前面パネル本体22の前方に配置される遮蔽パネ
ル23とを有している。
【0020】前面パネル本体22の上端部には、図3、
図4に示すような支持部材24が固定されている。この
支持部材24は側方に突出する支持ピン25を有してお
り、前面側フレーム12に回動自在に支持される構成と
なっている。また、前面パネル本体22の下部には、前
面側フレーム12の一部に係合するフック部26、27
が設けられている。このことにより、前面パネル本体2
2は支持ピン25を中心に回動可能となっており、図2
時計方向に回動させることにより、エアフィルタ21の
前面を開放することが可能であるとともに、フック部2
6、27を前面側フレーム12に係合することにより閉
止状態とすることが可能である前面パネル本体22は、
前面側熱交換器17Aの前方に位置して前面開口部28
が設けられている。この前面開口部28の前方に位置し
て、この前面開口部28と正面視で略重合する遮蔽パネ
ル23が設けられている。
【0021】遮蔽パネル23は、下方において前面パネ
ル本体22と接合されるとともに、前面開口部28から
所定の距離だけ前方に離間して配置されている。前面開
口部28の上縁部近傍から側縁部にかけて、前面パネル
本体22と遮蔽パネル23との間に前後方向に間隙を備
えており、この間隙が室内空気を前面から吸引するため
の前面吸引口29を構成している。
【0022】遮蔽パネル23は、前面パネル本体22と
ともに合成樹脂の一体成型により製作することが可能で
あり、また前面パネル本体22とは別体で構成し前面パ
ネル本体22に溶着または接着などにより固定すること
も可能である。このように構成した場合、クロスフロー
ファン16を駆動することにより、上面吸引口13と前
面吸引口29から室内空気を吸引して、この空気を熱交
換器17側に導入する。特に、室内機1の前面側では、
前面パネル本体22と遮蔽パネル23との間に構成され
た前面吸引口29から室内空気を吸引できることから、
前面側からの室内空気の導入が充分にできる。しかも、
前面開口部28の前面が遮蔽パネル23によってほぼ覆
われており、前面側フレーム12に装着されているエア
フィルタ21がほとんど見えない状態となっている。こ
のことから、室内機1の正面からの意匠性を損なうこと
がない。また、前面パネル3に可動部分がないため、ア
クチュエータなどの余分な機構を省略でき、また運転時
と停止時の意匠の変更がなくなる。
【0023】〔エアフィルタ〕前面パネル本体22と遮
蔽パネル23とを樹脂の一体成型により構成した場合、
金型の抜きを考慮すると、遮蔽パネル23が正面視で前
面開口部28に完全に重合する構成とすることは難し
い。このため、図5に示すように、前面吸引口29にお
いて遮蔽パネル23が前面開口部28よりも小さくな
り、正面から見て上部間隙35および側部間隙36がで
きる。この場合には、遮蔽パネル23の後方に位置する
エアフィルタ21の一部が、上部間隙35および側部間
隙36を介して前方から見えてしまう。特に、エアフィ
ルタ21の吸塵用ネット部分が前面側から見えると著し
く美観を損なうこととなる。このため、前面吸引口29
の近傍に対応する位置をエアフィルタ21の枠部分とし
て構成し、この部分に所定の意匠を施すようにしてい
る。
【0024】このエアフィルタ21は、たとえば、図6
に示すように、フィルタ枠31とフィルタ枠31に張設
されるネット部32から構成される。ここで、エアフィ
ルタ21が前面側フレーム12のフィルタ取付枠20に
取り付けられた際に、エアフィルタ21の上半分は上面
吸引口13に対応して位置する上面フィルタ部33を構
成し、下半分は前面パネル本体22の前面開口部28と
その上方に位置する下部フィルタ部34とを構成する。
【0025】下部フィルタ部34の中間部に位置するフ
ィルタ枠部分37は、エアフィルタ21が前面側フレー
ム12のフィルタ取付枠20に取り付けられた際に、前
面吸引口29の上部間隙35の位置に対応するように構
成されている。また、下部フィルタ部34の下端部両側
方に位置する側方枠部分38は、エアフィルタ21が前
面側フレーム12のフィルタ取付枠20に取り付けられ
た際に、前面吸引口29の側部間隙36の位置に対応す
るように構成されている。
【0026】エアフィルタ21のフィルタ枠部分37お
よび側方枠部分38には、所定の意匠が施されている。
たとえば、前面パネル3を構成する前面パネル本体22
および遮蔽パネル23がアイボリーや淡色系の色で構成
される場合には、フィルタ枠部分37および側方枠部分
38を濃色のブルーやメタリック系の色調で構成する。
また、フィルタ枠部分37および側方枠部分38を、前
面パネル本体22および遮蔽パネル23と同系色で構成
し、凹凸の意匠を施すように構成してもよい。
【0027】このように構成した場合には、前面パネル
3に前面吸引口29を構成した際に生じる上部間隙35
および側部間隙36からエアフィルタ21のネット部分
が露出することがなく、所定の意匠面を構成することが
できて美観を損なうことがない。また、エアフィルタ2
1を利用して意匠を構成するため、容易でありかつ安価
に意匠を構成できる。
【0028】前面パネル本体22と遮蔽パネル23とが
合成樹脂による一体成型で構成される場合を考慮した
が、遮蔽パネル23を前面パネル本体22と別体で構成
した場合にも同様の構成を適用することができる。この
場合、遮蔽パネル23を前面パネル本体22の前面開口
部28より小さく設計し、上部間隙35および側部間隙
36が発生するようにする。
【0029】〔前面パネル補強部材〕図3に示すよう
に、前面パネル本体22の裏面には前面開口部28の上
縁部近傍に位置して溶着用突部41が突設されている。
また、遮蔽パネル23の裏面には上端部近傍に位置して
係合突部42が突設されている。図4に示すように、溶
着用突部41は3個がセットで前面パネル本体22の長
さ方向に離間して2カ所に設けられている。また、係合
突部42は、溶着用突部41が設けられている長さ方向
位置と同じ長さ方向位置に対応して遮蔽パネル23裏面
に設けられており、遮蔽パネル23の裏面に立設される
基部43と基部43の先端から側方に膨らんだ係止部4
4とからなる2つのピン45が対向配置されたものであ
る。2つのピン45の基部43は先端の係止部44が互
いに近接する方向に弾性変形可能となっている。
【0030】前面パネル本体22の溶着用突部41およ
び遮蔽パネル23の係合突部42を利用して、図7に示
すような補強部材51が取り付けられる。補強部材51
は、上端部が前面パネル本体22の裏面に溶着される溶
着端部52を構成している。溶着端部52は、図7
(A)に示すように略三角形状であり、前面パネル本体
22の溶着用突部41が挿入可能な挿入孔54が設けら
れている。補強部材51の下端部は、遮蔽パネル23の
裏面に係合する係合端部53を構成している。係合端部
53は、図7(A)に示すように、中央に遮蔽パネル2
3の係合突部42を受け入れるための係合孔55が設け
られている。溶着端部52と係合端部53とを結合する
中央部は、正面から見たときの幅が両端部よりも小さ
く、図7(B)に示すように湾曲した中間結合部56を
構成している。
【0031】このようにした補強部材51は、図4およ
び図8に示すように、前面パネル3の裏面に取り付けら
れる。前面パネル本体22の溶着用突部41が補強部材
51の挿入孔54に挿入されるとともに、係合突部42
が補強部材51の係合孔55に挿入される。このとき、
補強部材51の係合端部53を係合突部42に押圧する
ことにより、係合孔55の内周面がピン45の係止部4
4を互いに近接させる方向に押圧し、ピン45の基部4
3が弾性変形する。補強部材51の係合端部53が所定
の位置となったとき、ピン45の係止部44が係合孔5
5の内周面から開放され、ピン45の基部43が定常状
態に復帰して、係止部44が係合孔55の縁部に係合す
ることとなる。この状態で、補強部材51の溶着端部5
2を前面パネル本体22の裏面に溶着する。
【0032】前面パネル3は長尺物であり、合成樹脂の
一体成型で構成した場合、反りや歪みなどが生じて美観
を損なうおそれがある。特に、前面吸引口29を設ける
ために前面パネル本体22から離間して配置されている
遮蔽パネル23は、前面吸引口近傍において支持される
ものが存在していないので、変形するおそれがある。前
面パネル本体22と遮蔽パネル23とを合成樹脂の一体
成型で構成する際に、同時に支持部材を構成することは
困難であり、このような構成を作成したとしても、目立
たない構成とすることが困難である。
【0033】本発明では、上述のような補強部材51を
前面パネル3の裏面に取り付けることにより、遮蔽パネ
ル23の反りや変形を防止しており、中間結合部56の
正面幅が小さいため、前面吸引口29から見えた場合に
も目立たない存在とすることができる。また、補強部材
51の中間結合部56を前面パネル本体22および遮蔽
パネル23と異なる色調あるいは異なる意匠で構成する
ことができる。図5に示すように、エアフィルタ21の
上部間隙35に対応する位置を所定の意匠を施したフィ
ルタ枠部分37で構成した場合には、補強部材51の中
間結合部56をこのフィルタ枠部分37と同様の意匠と
することができる。
【0034】遮蔽パネル23を前方に引っ張る負荷に対
しては、補強部材51の支持により変形することを防止
でき、遮蔽パネル23を前方に引っ張る力が過負荷とな
った場合には、係合突部42が補強部材51の係合孔5
5から離脱し、前面パネル3全体が損傷することを防止
できる。補強部材51の端部形状は図示したものに限定
されるものではなく、溶着用突部41、係合突部42の
数や形状も図示したものに限定されるものではない。ま
た、溶着端部52を前面パネル本体22の裏面に溶着す
る方法はスポット溶接などを用いることも可能であり、
溶着に代えて接着剤による接着、ネジ止めなどによる締
着などを採用することも可能である。
【0035】〔補強部材の他の実施形態〕 (A)図9に示すような補強部材61を用いることも可
能である。ここでは、前面パネル本体22の裏面の前面
開口部28上縁部近傍に位置して係合突部71を突設し
ている。また、遮蔽パネル23の裏面には上端部近傍に
位置して係合突部72を突設している。係合突部71,
72は、前述の係合突部42と同様の構成であり、弾性
変形可能な基部と、基部の先端から側方に膨らんだ係止
部とを備える複数のピンが対向して立設されたものであ
る。
【0036】補強部材61は、上端部が前面パネル本体
22の係合突部71と係合する上部係合端部62を構成
し、下端部が遮蔽パネル23の係合突部72と係合する
下部係合端部63を構成している。上部係合端部62、
下部係合端部63には、それぞれ係合突部71,72を
受け入れるための係合孔64,65が設けられている。
上部係合端部62と下部係合端部63とを結合する中央
部は、正面から見たときの幅が両端部よりも小さく、湾
曲した中間結合部66を構成している。
【0037】このようにした補強部材61は、上部係合
端部62および下部係合端部63に設けられた係合孔6
4,65に、それぞれ係合突部71,72を受け入れる
ことによって、前面パネル3に取り付けられる。この補
強部材61は、遮蔽パネル23に負荷がかかった際に、
遮蔽パネル23を支持して変形することを防止する。ま
た、遮蔽パネル23を前面パネル本体22から離間する
方向に過負荷がかかった場合には、遮蔽パネル23の裏
面に設けられた係合突部72が下部係合端部63の係合
孔65から離脱して、前面パネル3の損傷を防止でき
る。さらに、遮蔽パネル23を前面パネル22側に押圧
する方向に過負荷がかかった場合には、前面パネル本体
22の裏面に設けられた係合突部71が上部係合端部6
2の係合孔64から離脱して、前面パネル3の損傷を防
止できる。 (B)図10に示すような補強部材81を用いることも
可能である。
【0038】補強部材81は、下端部が遮蔽パネル23
の裏面に固着される溶着端部82を構成しており、湾曲
して上方後部に延設される中間部83と、中間部83の
先端に前面パネル本体22の裏面に当接する当接上端部
84とを有している。この場合、溶着端部82を遮蔽パ
ネル23の裏面の上端部近傍に溶着することにより、補
強部材81の取り付けが完了する。補強部材81の当接
上端部84は、定常状態で前面パネル本体22の裏面に
当接するか、またはわずかな間隙を備える状態となって
いる。
【0039】遮蔽パネル23が前面パネル本体22から
離間する方向に引っ張れらる場合には、補強部材81の
当接上端部84が前面パネル本体22の裏面に当接して
支持するため、遮蔽パネル23の変形を防止することが
できる。また、遮蔽パネル23を前面パネル本体22側
に押圧する方向に過負荷がかかった場合には、補強部材
81の当接上端部84は前面パネル本体22の裏面から
離脱して、前面パネル3の損傷を防止できる。
【0040】〔第2実施形態〕前面パネル3を図11、
図12に示すような構成とすることも可能である。ここ
では、前面開口部を有する前面パネル本体22と、この
前面パネル本体の前方に所定の距離だけ離間して配置さ
れた遮蔽パネル23とを一体的に構成している。前面開
口部28の上縁部近傍に位置して、前面パネル本体22
と遮蔽パネル23との間に間隙を設けて、上部吸引口9
1としている。同様に、前面開口部28の下縁部近傍に
位置して、前面パネル本体22と遮蔽パネル23との間
に間隙を設けて、下部吸引口92としている。この上部
吸引口91および下部吸引口92から吸引される室内空
気は、ともに前面パネル本体22に設けられている前面
開口部28を通過して熱交換器側に導入される。
【0041】この場合、上部吸引口91および下部吸引
口92を介して室内空気を熱交換器側に導入できるた
め、室内空気の吸引を前面側から充分に行うことができ
る。また、図11からも明らかなように、遮蔽パネル2
3によって前面開口部28の大部分が隠されているた
め、エアフィルタのネット部分や内部部品が正面から見
えることがなく、美観を損なうことがない。また、遮蔽
パネル23に可動部分がないため、運転時と停止時にお
ける意匠の変更がなく、アクチュエータなどの動作機構
を省略してコストダウンを図ることが可能である。
【0042】前面パネル本体22と遮蔽パネル23を合
成樹脂による一体成型で構成する場合には、前述した実
施形態と同様にして、金型の抜きの関係により正面視で
若干の間隙が生じる。たとえば、図11においては、上
部吸引口91、下部吸引口92に対してそれぞれ上部間
隙95、下部間隙96が生じる。この場合、前面パネル
本体22の前面開口部28に配置されるエアフィルタの
一部がこの上部間隙95および下部間隙96を介して見
えることが考えられる。この場合には、前述のエアフィ
ルタの場合と同様に、上部間隙95および下部間隙96
に対応する位置を所定の意匠を施したフィルタ枠部分と
することで、意匠性を損なうことがない。
【0043】さらに、上部吸引口91および下部吸引口
92の近傍に位置して、前述と同様の補強部材を配置す
ることが考えられる。この場合、上部吸引口91と下部
吸引口92との両方に位置して補強部材を設けることに
よって、遮蔽パネル23の強度を高め、変形を防止する
ことが可能となる。もちろん、上部吸引口91と下部吸
引口92のうちいずれか一方の近傍に補強部材を設ける
ようにしても良い。
【0044】〔他の実施形態〕前面パネル22の前面開
口部28の下縁部近傍にのみ、前面パネル本体22と遮
蔽パネル23との間に間隙を設けて前面吸引口とするこ
とも可能である。この場合も、エアフィルタの間隙を介
して見える部分に所定の意匠を施すことができ、補強部
材を前面吸引口近傍に設ける構成とすることが可能であ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る空気調和機では、補強部材
の一端が遮蔽パネルの裏面に取り付けられており、その
他端が前面パネル本体の裏面に支持されている前面パネ
ルを備えており、遮蔽パネルが変形することを抑制でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態が採用される室内機の斜
視図。
【図2】その縦断面図。
【図3】前面パネルの縦断面図。
【図4】前面パネルの背面図。
【図5】一部を切り欠いた正面図。
【図6】エアフィルタの説明図。
【図7】補強部材の説明図。
【図8】補強部材を取り付けた状態の前面パネルの縦断
面図。
【図9】補強部材の他の実施例を示す側面図。
【図10】補強部材の他の実施例を示す側面図。
【図11】第2実施形態が採用される室内機の斜視図。
【図12】その内部構造を省略した縦断面図。
【符号の説明】
1 室内機 2 ケーシング本体 3 前面パネル 11 背面側フレーム 12 前面側フレーム 13 上面開口部 14 格子パネル 15 送風口 16 クロスフローファン 17 熱交換器 18 ドレンパン 19 ドレンパン 20 フィルタ取付枠 21 エアフィルタ 22 前面パネル本体 23 遮蔽パネル 28 前面開口部 31 フィルタ枠 32 ネット部 35 上部間隙 36 側部間隙 37 フィルタ枠部分 38 側方枠部分 41 溶着用突部 42 係合突部 43 基部 44 係止部 45 ピン 51 補強部材 52 溶着端部 53 係合端部 54 挿入孔 55 係合孔 56 中間結合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−210402(JP,A) 特開 平5−99451(JP,A) 特開 平10−132324(JP,A) 特開 平10−232026(JP,A) 特開 昭64−38534(JP,A) 実開 平2−48722(JP,U) 実開 昭63−99125(JP,U) 実開 昭56−82423(JP,U) 実開 昭62−32588(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 1/00 401

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送風ファン(16)と熱交換器(17)と
    を内装する室内機ケーシング本体(2)を備える空気調
    和機であって、 前記室内機ケーシング本体(2)の前面に取り付けら
    れ、前記熱交換器(17)の前方に位置して前面開口部
    (28)を有する前面パネル本体(22)と、 正面視で前記前面開口部(28)と略重合するととも
    に、前記前面パネル本体(22)との間に前後方向に間
    隙(29,91,92)を有するように配置される遮蔽
    パネル(23)と、 前記前面パネル本体(22)と遮蔽パネル(23)との
    間隙(29,91,92)にわたって配置され、一端
    (53,63,82)が前記遮蔽パネル(23)の裏面
    に取り付けられ、他端(52,62,84)が前記前面
    パネル本体(22)の裏面に支持されて、前記遮蔽パネ
    ル(23)の変形を抑制する補強部材(51,61,8
    1)と、 を備える前面パネル(3)を有する空気調和機。
  2. 【請求項2】前記補強部材(51,61)は、一端(5
    3,63)が前記遮蔽パネル(23)の裏面に着脱自在
    に取り付けられる、請求項1に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】前記遮蔽パネル(23)の裏面に係合突部
    (42,72)を設け、前記係合突部(42,72)に
    着脱自在な係合部(55,65)を前記補強部材(5
    1,61)の一端(53,63)に設けた、請求項2に
    記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】前記補強部材(51)の他端(52)は前
    記前面パネル本体(22)の裏面に固着されている、請
    求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】前記補強部材(61)の他端(62)は前
    記前面パネル本体(22)の裏面に着脱自在に取り付け
    られる、請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】前記前面パネル本体(22)の裏面に係合
    突部(71)を設け、前記係合突部(71)に着脱自在
    な係合部(64)を前記補強部材(61)の他端(6
    2)に設けた、請求項5に記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】前記補強部材(81)の他端(84)は前
    記前面パネル本体(22)の裏面に当接する当接面を構
    成する、請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】前記補強部材(51,61,81)は、前
    記前面パネル本体(22)および遮蔽パネル(23)と
    異なる材質で構成される、請求項1〜7のいずれかに記
    載の空気調和機。
  9. 【請求項9】前記補強部材(51,61,81)は、前
    記前面パネル本体(22)および遮蔽パネル(23)と
    異なる色調のもので構成される、請求項1〜8のいずれ
    かに記載の空気調和機。
  10. 【請求項10】前記遮蔽パネル(23)は、前記前面パ
    ネル本体(22)と一体成型により構成される、請求項
    1〜9のいずれかに記載の空気調和機。
  11. 【請求項11】前記遮蔽パネル(23)は、前記前面パ
    ネル本体(22)とは別部材で構成され、前記前面パネ
    ル本体(22)に固定されている、請求項1〜9のいず
    れかに記載の空気調和機。
  12. 【請求項12】前記前面パネル本体(22)と遮蔽パネ
    ル(23)との間の間隙は少なくとも前記前面開口部
    (28)の上縁部近傍に位置する上部吸引口(29,9
    1)を含み、前記上部吸引口(29,91)近傍に位置
    して前記補強部材(51,61,81)が取り付けられ
    る、請求項1〜10のいずれかに記載の空気調和機。
  13. 【請求項13】前記前面パネル本体(22)と遮蔽パネ
    ル(23)との間の間隙は、少なくとも前記前面開口部
    (28)の下縁部近傍に位置する下部吸引口(92)を
    含み、前記下部吸引口(92)近傍に位置して前記補強
    部材(51,61,81)が取り付けられる、請求項1
    〜12のいずれかに記載の空気調和機。
  14. 【請求項14】前記前面パネル本体(22)と遮蔽パネ
    ル(23)との間の間隙は、少なくとも前記前面開口部
    (28)の上縁部近傍に位置する上部吸引口(91)
    と、前面開口部(28)の下縁部近傍に位置する下部吸
    引口(92)とを含み、前記上部吸引口(91)近傍お
    よび下部吸引口(92)近傍に位置して前記補強部材
    (51,61,81)が取り付けられる、請求項1〜1
    0のいずれかに記載の空気調和機。
  15. 【請求項15】 送風ファン(16)と熱交換器(17)
    とを内装する室内機ケーシング本体(2)を備える空気
    調和機であって、 前記室内機ケーシング本体(2)の前面に配置される第
    1パネル部(22)と、 室内空気を吸引して前記熱交換器(17)側に導入する
    ために前記第1パネル(22)との間に前後方向に間隙
    (29,91,92)を有し、前記間隙(29,91,
    92)が正面視で不可視となるように配置される第2パ
    ネル(23)と、 前記第1パネル部(22)と第2パネル部(23)との
    間隙(29,91,92)にわたって配置され、一端
    (53,63,82)が前記第2パネル部(23)の裏
    面に取り付けられ、他端(52,62,84)が前記第
    1パネル部(22)の裏面に支持されて、前記第1パネ
    ル部(23)の変形を抑制する補強部材(51,61,
    81)と、 を備える前面パネル(3)を有する空気調和機。
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