JP3334568B2 - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JP3334568B2
JP3334568B2 JP21149897A JP21149897A JP3334568B2 JP 3334568 B2 JP3334568 B2 JP 3334568B2 JP 21149897 A JP21149897 A JP 21149897A JP 21149897 A JP21149897 A JP 21149897A JP 3334568 B2 JP3334568 B2 JP 3334568B2
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  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリント基板加工機
や電子部品実装機などの位置検出装置における位置検出
の高精度化を行う位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板加工機や電子部品実装機な
どでは、位置検出装置を用いたプリント基板や電子部品
の位置検出が行われている。例えばプリント基板穴加工
機では、予めプリント基板に位置決め用マークを付加
し、位置制御装置で位置決め用マークが画像認識装置の
検出範囲に入るようにプリント基板を位置決めし、画像
認識装置で位置決めマークの位置を検出し、プリント基
板の精密な位置を算出して、プリント基板の穴加工位置
を補正して穴加工を行っている。
【0003】近年、電子機器の小型化が進む中で、電子
部品の小型化に伴い、プリント基板の加工穴の小径化や
高密度化が求められている。加工穴の小径化や高密度化
を行うには、加工穴位置の高精度化を実現する必要があ
り、そのためプリント基板の位置を算出するための位置
決め用マークの検出精度を高精度化する必要がある。
【0004】図9に従来のプリント基板穴加工機の位置
検出装置の構成を示す。加工するプリント基板3を搭載
する加工テーブル2、加工テーブル2を駆動する位置制
御部1、加工テーブル2の上方に設置してプリント基板
3の位置決め用マーク4を撮像するカメラ5、カメラ5
の撮像画像から位置決め用マーク4の位置検出を行う画
像処理部6から構成される。位置制御部1は加工テーブ
ル2上に位置ずれなく置かれたプリント基板3の位置決
め用マーク4がカメラ5の検出範囲の中心に来るように
加工テーブル2を移動する。加工テーブル2の移動後、
カメラ5は位置決め用マーク4を撮像して、撮像データ
を画像処理部6に出力する。画像処理部6では撮像デー
タからカメラ5の検出範囲内の位置決め用マーク4を位
置検出し、位置制御部1に出力する。位置制御部1では
画像処理部6からの検出位置と加工テーブル2の位置か
ら位置決め用マーク4の位置を算出する。この位置決め
用マーク4の位置検出を1点または複数点行うことによ
り、加工テーブル2上のプリント基板3の正確な位置を
算出することができる。このプリント基板3の算出位置
を元に穴開け加工位置を補正するので、高精度な穴開け
加工を行うことができる。
【0005】以上のようにして、プリント基板3の位置
決め用マーク4を画像処理により位置検出することがで
きる。画像処理部6の検出精度を上げるためには、カメ
ラ5を高倍率にし、被測定物の全体がカメラ5の検出範
囲内に入るような状態で位置決め用マークを検出する必
要がある。カメラ5を高倍率にするとカメラ5の検出範
囲が小さくなり、カメラ5の検出範囲に対して位置決め
用マーク4が相対的に大きくなり、位置的裕度が小さく
なる。そのためカメラ5の中心に対して位置決め用マー
ク4の位置精度も高くする必要がある。図9の位置検出
装置の場合では、加工テーブル2にプリント基板3を搭
載する際の位置精度を高くしなければならない。
【0006】また、高倍率のカメラと低倍率のカメラの
2つのカメラを使用して、低倍率のカメラで位置決め用
マークの大まかな位置検出をした後、その検出位置デー
タを用いて、高倍率のカメラの検出範囲に位置決め用マ
ークを移動した後、高精度に位置決め用マークの位置検
出を行う方法(例えば、特開昭63−168097号)
などがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した方法によりプ
リント基板3の位置決め用マーク4の高精度な位置検出
が行うことができる。しかしプリント基板3の加工テー
ブル2への搭載精度を上げるためには搭載するための搬
送装置の位置決め精度を高精度化する必要がある。しか
しプリント基板3の形状にバラツキがあると、搬送装置
を高精度化しても、搭載精度は下がることになる。
【0008】また、位置決め用マークの位置検出に検出
倍率の異なる2つのカメラを用いる場合、2つのカメラ
が必要となり、取り付けスペースやカメラの調整作業が
2倍になる。また2つのカメラ間の位置関係に誤差があ
る場合、位置決め用マークの位置検出にその誤差が反映
することとなり、位置決め用マークの精密な位置検出の
妨げ要因になる。
【0009】本発明は上記の課題を解決し、高精度の位
置検出を行うことができる位置検出装置を提供すること
を目的としている。
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目標を達成するため
に本発明の第1の位置検出装置は、検出範囲内で被測定
物を検出する検出手段と、検出手段による被測定物の検
出位置を判定し、検出位置を検出位置判定値以外と判定
した場合、被測定物の検出位置と検出手段の検出範囲内
の任意の点から被測定物と検出手段の一方または双方の
移動量を演算する検出位置判定部と、被測定物と検出手
段の一方または双方を移動する移動手段を設け、位置決
めを行う構成となる。
【0012】本発明の第の位置検出装置は、検出範囲
内で被測定物を検出する検出手段と、検出手段による被
測定物の検出面積を判定し、検出面積を検出面積判定値
以外と判定した場合、被測定物の検出位置と検出手段の
検出範囲の中心から被測定物と検出手段の一方または双
方の移動量を検出位置の符号を逆にすることにより演算
する検出面積判定部と、被測定物と検出手段の一方また
は双方を移動する移動手段を設け、位置決めを行う構成
となる。
【0013】本発明の第の位置検出装置は、検出範囲
内で被測定物を検出する検出手段と、検出手段による被
測定物の検出位置と検出面積を判定し、検出位置を検出
位置判定値以外かつ検出面積を検出面積判定値以外と判
定した場合、被測定物の検出位置と検出手段の検出範囲
内の任意の点から被測定物と検出手段の一方または双方
の移動量を演算し、検出位置を検出位置判定値以外また
は検出面積を検出面積判定値以外と判定した場合、被測
定物を不良とする検出位置面積判定部と、被測定物と検
出手段の一方または双方を移動する移動手段を設け、位
置決めを行う構成となる。
【0014】本発明の第の位置検出装置は、検出範囲
内で被測定物を検出する検出手段と、検出手段の検出結
果を判定し、検出結果判定値以外と判定した場合、被測
定物の検出位置と検出手段の検出範囲の中心から被測定
物と検出手段の一方または双方の移動量を演算する検出
結果判定部と、被測定物と検出手段の一方または双方を
移動する移動手段を設け、位置決めを行う構成となる。
【0015】本発明の第の位置検出装置は、検出範囲
内で被測定物を検出する検出手段と、検出手段の検出結
果を判定し、検出結果判定値以外と判定した場合、被測
定物の検出位置と検出手段の検出範囲内の任意の点から
被測定物と検出手段の一方または双方の移動量を演算す
る検出結果判定部と、被測定物の形状及び検出手段の検
出範囲から被測定物と検出手段の一方または双方の移動
量補正値を演算する移動量補正値演算部と、被測定物と
検出手段の一方または双方を移動する移動手段を設け、
位置決めを行う構成となる。
【0016】本発明の第の位置検出装置は、検出範囲
内で被測定物を検出する検出手段と、被測定物の形状及
び検出手段の検出範囲から検出位置判定部の検出位置判
定値を演算する検出位置判定値演算部と、検出手段の検
出位置を判定し、検出位置判定値以外と判定した場合、
被測定物の検出位置と検出手段の検出範囲内の任意の点
から被測定物と検出手段の一方または双方の移動量を演
算する検出位置判定部と、被測定物と検出手段の一方ま
たは双方を移動する移動手段を設け、位置決めを行う構
成となる。
【0017】本発明の第の位置検出装置は、検出範囲
内で被測定物を検出する検出手段と、被測定物の形状及
び検出手段の検出範囲から検出位置判定部の検出位置判
定値を演算する検出位置判定値演算部と、検出手段の検
出位置を判定し、検出位置判定値以外と判定した場合、
被測定物の検出位置と検出手段の検出範囲の中心から被
測定物と検出手段の一方または双方の移動量を演算する
検出位置判定部と、被測定物と検出手段の一方または双
方を移動する移動手段を設け、位置決めを行う構成とな
る。
【0018】本発明の第の位置検出装置は、検出範囲
内で被測定物を検出する検出手段と、被測定物の形状及
び検出手段の検出範囲から検出位置判定部の検出位置判
定値を演算する検出位置判定値演算部と、検出手段の検
出位置を判定し、検出位置判定値以外と判定した場合、
被測定物の検出位置と検出手段の検出範囲内の任意の点
から被測定物と検出手段の一方または双方の移動量を演
算する検出位置判定部と、被測定物の形状及び検出手段
の検出範囲から被測定物と検出手段の一方または双方の
移動量補正値を演算する移動量補正値演算部と、被測定
物と検出手段の一方または双方を移動する移動手段を設
け、位置決めを行う構成となる。
【0019】本発明の第の位置検出装置は、検出範囲
内で被測定物を検出する検出手段と、被測定物の形状か
ら検出面積判定部の検出面積判定値を演算する検出面積
判定値演算部と、検出手段の検出面積を判定し、検出面
積判定値以外と判定した場合、被測定物の検出位置と検
出手段の検出範囲内の任意の点から被測定物と検出手段
の一方または双方の移動量を演算する検出面積判定部
と、被測定物と検出手段の一方または双方を移動する移
動手段を設け、位置決めを行う構成となる。
【0020】本発明の第10の位置検出装置は、検出範
囲内で被測定物を検出する検出手段と、被測定物の形状
から検出面積判定部の検出面積判定値を演算する検出面
積判定値演算部と、検出手段の検出面積を判定し、検出
面積判定値以外と判定した場合、被測定物の検出位置と
検出手段の検出範囲の中心から被測定物と検出手段の一
方または双方の移動量を演算する検出面積判定部と、被
測定物と検出手段の一方または双方を移動する移動手段
を設け、位置決めを行う構成となる。
【0021】本発明の第11の位置検出装置は、検出範
囲内で被測定物を検出する検出手段と、被測定物の形状
から検出面積判定部の検出面積判定値を演算する検出面
積判定値演算部と、検出手段の検出面積を判定し、検出
面積判定値以外と判定した場合、被測定物の検出位置と
検出手段の検出範囲内の任意の点から被測定物と検出手
段の一方または双方の移動量を演算する検出面積判定部
と、被測定物の形状及び検出手段の検出範囲から被測定
物と検出手段の一方または双方の移動量補正値を演算す
る移動量補正値演算部と、被測定物と検出手段の一方ま
たは双方を移動する移動手段を設け、位置決めを行う構
成となる。
【0022】本発明の第12の位置検出装置は、検出範
囲内で被測定物を検出する検出手段と、被測定物の形状
誤差や検出手段の検出誤差などから検出位置判定値補正
量を演算する検出位置判定値補正部と、検出手段の検出
位置を判定し、検出位置判定値以外と判定した場合、被
測定物の検出位置と検出手段の検出範囲内の任意の点か
ら被測定物と検出手段の一方または双方の移動量を演算
する検出位置判定部と、被測定物と検出手段の一方また
は双方を移動する移動手段を設け、位置決めを行う構成
となる。
【0023】本発明の第13の位置検出装置は、検出範
囲内で被測定物を検出する検出手段と、被測定物の形状
誤差や検出手段の検出誤差などから検出面積判定値補正
量を演算する検出面積判定値補正部と、検出手段の検出
面積を判定し、検出結果判定値以外と判定した場合、被
測定物の検出位置と検出手段の検出範囲内の任意の点か
ら被測定物と検出手段の一方または双方の移動量を演算
する検出面積判定部と、被測定物と検出手段の一方また
は双方を移動する移動手段を設け、位置決めを行う構成
となる。
【0024】
【0025】
【発明の実施の形態】上記の構成により、本発明の第
の位置検出装置は、被測定物を検出し、検出位置を判定
し、被測定物と検出手段の一方または双方の移動量を演
算し、被測定物と検出手段の一方または双方を移動させ
るという作用を有する。
【0026】本発明の第の位置検出装置は、被測定物
を検出し、検出面積を判定し、被測定物と検出手段の一
方または双方の移動量を演算し、被測定物と検出手段の
一方または双方を移動させるという作用を有する。
【0027】本発明の第の位置検出装置は、被測定物
を検出し、検出位置と検出面積を判定し、被測定物と検
出手段の一方または双方の移動量を演算し、被測定物と
検出手段の一方または双方を移動させるという作用を有
する。
【0028】本発明の第の位置検出装置は、被測定物
を検出し、検出結果を判定し、検出位置と検出手段の検
出範囲の中心から被測定物と検出手段の一方または双方
の移動量を演算し、被測定物と検出手段の一方または双
方を移動させるという作用を有する。
【0029】本発明の第の位置検出装置は、被測定物
を検出し、検出結果を判定し、被測定物と検出手段の一
方または双方の移動量を演算し、被測定物の形状及び検
出手段の検出範囲から被測定物と検出手段の一方または
双方の移動量補正値を演算し、被測定物と検出手段の一
方または双方を移動させるという作用を有する。
【0030】本発明の第の位置検出装置は、被測定物
を検出し、検出位置判定値を演算し、検出位置を判定
し、被測定物と検出手段の一方または双方の移動量を演
算し、被測定物と検出手段の一方または双方を移動させ
るという作用を有する。
【0031】本発明の第の位置検出装置は、被測定物
を検出し、検出位置判定値を演算し、検出位置を判定
し、検出位置と検出手段の検出範囲の中心から被測定物
と検出手段の一方または双方の移動量を演算し、被測定
物と検出手段の一方または双方を移動させるという作用
を有する。
【0032】本発明の第の位置検出装置は、被測定物
を検出し、検出位置判定値を演算し、検出位置を判定
し、被測定物と検出手段の一方または双方の移動量を演
算し、被測定物の形状及び検出手段の検出範囲から被測
定物と検出手段の一方または双方の移動量補正値を演算
し、被測定物と検出手段の一方または双方を移動させる
という作用を有する。
【0033】本発明の第の位置検出装置は、被測定物
を検出し、検出面積判定値を演算し、検出面積を判定
し、被測定物と検出手段の一方または双方の移動量を演
算し、被測定物と検出手段の一方または双方を移動させ
るという作用を有する。
【0034】本発明の第10の位置検出装置は、被測定
物を検出し、検出面積判定値を演算し、検出面積を判定
し、検出位置と検出手段の検出範囲の中心から被測定物
と検出手段の一方または双方の移動量を演算し、被測定
物と検出手段の一方または双方を移動させるという作用
を有する。
【0035】本発明の第11の位置検出装置は、被測定
物を検出し、検出面積判定値を演算し、検出面積を判定
し、被測定物と検出手段の一方または双方の移動量を演
算し、被測定物の形状及び検出手段の検出範囲から被測
定物と検出手段の一方または双方の移動量補正値を演算
し、被測定物と検出手段の一方または双方を移動させる
という作用を有する。
【0036】本発明の第12の位置検出装置は、被測定
物を検出し、検出位置判定値補正量を演算し、検出位置
を判定し、被測定物と検出手段の一方または双方の移動
量を演算し、被測定物と検出手段の一方または双方を移
動させるという作用を有する。
【0037】本発明の第13の位置検出装置は、被測定
物を検出し、検出面積判定値補正量を演算し、検出面積
を判定し、被測定物と検出手段の一方または双方の移動
量を演算し、被測定物と検出手段の一方または双方を移
動させるという作用を有する。 (実施の形態1) 以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明を
図1から図16に示す。プリント基板穴加工機の位置検
出装置について、詳細を述べる。
【0038】図1は本発明の第1の実施の形態の位置検
出装置の構成図である。図9の従来の位置検出装置の構
成に、検出位置判定部7を追加したものである。検出位
置判定部7には、画像処理部6から検出位置が入力され
る。カメラ5の検出範囲を2mm角、位置決め用マーク
4を1mm角とすると、位置決め用マーク4全体がカメ
ラ5の検出範囲に入るためのカメラ5の検出範囲中心か
らの位置決め用マーク4の中心の位置ずれ範囲は、X軸
方向、Y軸方向とも±0.5mm以内となる。そこで検
出位置判定部7では、検出位置判定値が±0.5mmと
なり、この検出位置判定値で検出位置の良否を判定す
る。検出位置がX軸方向、Y軸方向とも±0.5mm以
内の場合、検出結果を良と判定し、検出位置がX軸方向
またはY軸方向の一方でも±0.5mm以外の場合、検
出結果を否と判定する。検出結果が否の場合、検出位置
がカメラ5の検出範囲の中心になるように加工テーブル
2の移動量を演算する。移動量は検出位置の符号の逆の
値となる。検出位置判定部7は、判定結果と、判定結果
が良の場合検出位置を、検出結果が否の場合加工テーブ
ル移動量を位置制御部1に出力する。
【0039】図1の位置検出装置の動作について説明す
る。加工テーブル2にプリント基板3を搭載した後、位
置決め用マーク4を検出するために加工テーブル2を任
意の位置へ移動する。加工テーブル2の移動後、カメラ
5は位置決め用マーク4を撮像して、撮像データを画像
処理部6に出力する。
【0040】図10はカメラ検出範囲内に位置決め用マ
ークの全体が入る場合のカメラの撮像画像図である。図
10に示すように、位置決め用マーク16の中心がX=
0.2mm、Y=0.2mmの位置にある。画像処理部
6では撮像画像の位置を重心法で検出し、検出位置X=
0.2mm、Y=0.2mmを検出位置判定部7に出力
する。検出位置判定部7では、入力された検出位置と検
出位置判定値を比較する。検出位置はX軸、Y軸とも検
出位置判定値以内に入るため、検出位置は良と判定し、
検出結果良と検出位置を位置制御部1に出力する。位置
制御部1では検出結果が良のため、検出位置からプリン
ト基板3の加工テーブル2上の位置を算出し、この算出
位置からプリント基板3の穴加工位置を補正して穴加工
を行う。
【0041】図11はカメラ検出範囲内に位置決め用マ
ークの一部が入る場合のカメラの撮像画像図である。図
11に示すように、位置決め用マーク16の中心がX軸
方向に0.2mm、Y軸方向に1.0mmの位置にあ
る。画像処理部6では撮像画像の位置を重心法で検出
し、検出位置X=0.2mm、Y=0.75mmを検出
位置判定部7に出力する。検出位置判定部7では、入力
された検出位置と検出位置判定値を比較する。検出位置
のX軸は検出位置判定値以内に入るが、Y軸が検出位置
判定値以外のため、検出位置は否と判定し、加工テーブ
ル2の移動量X=−0.2mm,Y=−0.75mmを
演算する。検出位置判定部7は検出結果否とテーブル移
動量を位置制御部1に出力する。位置制御部1では検出
結果が否のため、テーブル移動量だけ加工テーブル2を
移動する。
【0042】図12は図11の状態から加工テーブルを
移動した後のカメラの撮像画像図である。図12に示す
ように、図11の状態から加工テーブル2を検出位置判
定部7で演算した移動量だけ移動させたので、位置決め
用マーク16の中心がX=0.0mm、Y=0.25m
mの位置にある。画像処理部6では撮像画像の位置を重
心法で検出し、検出位置X=0.0mm、Y=0.25
mmを検出位置判定部7に出力する。検出位置判定部7
では、入力された検出位置と検出位置判定値を比較す
る。検出位置はX軸、Y軸とも検出位置判定値以内に入
るため、検出位置は良と判定し、検出結果良と検出位置
を位置制御部1に出力する。位置制御部1では検出結果
が良のため、検出位置からプリント基板3の加工テーブ
ル2上の位置を算出し、この算出位置からプリント基板
3の穴加工位置を補正して、穴加工を行う。2回目以降
の位置決め用マーク4の検出位置が検出位置判定部7で
否と判定された場合には、再度同じように加工テーブル
2を移動させて位置決め用マーク4の検出を行えばよ
い。
【0043】このように、最初の検出でカメラ5の検出
範囲に位置決め用マーク4が一部でも入っていれば、検
出位置データを使用して位置決め用マーク4の全体がカ
メラ5の検出範囲に入るまで加工テーブル2を移動した
後、再度位置決め用マーク4を検出するので、カメラ5
の検出範囲を拡大することができる。図1のカメラ5の
検出範囲と位置決め用マーク4では、カメラ5の検出範
囲中心からの位置決め用マーク4中心のずれ量が、X
軸、Y軸とも約±1.5mm以内であれば、位置決め用
マーク4の位置検出が可能となり、従来の位置検出装置
と比較して位置ずれ許容範囲が3倍に広がることにな
る。また、位置決め用マーク4全体がカメラ5の検出範
囲に入った後、画像処理部6の検出位置を位置決め用マ
ーク4の検出位置として使用するので、位置決め用マー
ク4の高精度な位置検出が可能となる。また検出範囲の
任意の点をカメラ5の検出範囲の中心とすることで、加
工テーブル2の移動量の演算が検出位置の符号を逆にす
るだけでいいので、移動量の演算が簡単に行える。 (実施の形態2)図2は本発明の第2の実施の形態の位
置検出装置の構成図である。図9の従来の位置検出装置
の構成に、検出面積判定部8を追加したものである。検
出面積判定部8には、画像処理部6から検出面積が入力
される。カメラ5の検出範囲を2mm角、位置決め用マ
ーク4を1mm角とすると、位置決め用マーク4全体が
カメラ5の検出範囲に入ると検出面積の値は1mm2
なる。そこで検出面積判定部8では、検出面積判定値が
1mm2となり、この検出面積判定値で検出面積の良否
を判定する。検出面積が1mm2の場合、検出結果を良
と判定し、検出面積が1mm2以外の場合、検出結果を
否と判定する。検出結果が否の場合、検出位置がカメラ
5の検出範囲の中心になるように加工テーブル2の移動
量を演算する。移動量は検出位置の符号の逆の値とな
る。検出面積判定部8は、判定結果と、判定結果が良の
場合検出位置を、検出結果が否の場合加工テーブル移動
量を位置制御部1に出力する。
【0044】図2の位置検出装置の動作について説明す
る。図1の位置検出装置と同様の手順で、撮像データを
画像処理部6に出力する。
【0045】図10の場合、画像処理部6では撮像画像
の位置を重心法で検出し、検出面積を撮像データの画素
数から検出し、検出位置X=0.2mm、Y=0.2m
m、検出面積1mm2を検出面積判定部8に出力する。
検出面積判定部8では、入力された検出面積と検出面積
判定値を比較する。検出面積は検出面積判定値と一致す
るため、検出面積は良と判定し、検出結果良と検出位置
を位置制御部1に出力する。以降、図1の位置検出装置
と同様の処理を行う。
【0046】図11の場合、画像処理部6では撮像画像
の位置を重心法で検出し、検出面積を撮像データの画素
数から検出し、検出位置X=0.2mm、Y=0.75
mm、検出面積0.5mm2を検出面積判定部8に出力
する。検出面積判定部8では、入力された検出面積と検
出面積判定値を比較する。検出面積は0.5mm2とな
り、検出面積判定値と一致しないため、検出面積は否と
判定し、加工テーブル2の移動量X=−0.2mm,Y
=−0.75mmを演算する。検出面積判定部8は検出
結果否と加工テーブル移動量を位置制御部1に出力す
る。以降図1と同様の処理を行う。
【0047】図12に示すように、図11の状態から加
工テーブル2を検出面積判定部8で演算した移動量だけ
移動させたので、位置決め用マーク16の中心がX=
0.0mm、Y=0.25mmの位置にある。画像処理
部6では撮像画像の位置を重心法で検出し、検出面積を
撮像データの画素数から検出し、検出位置X=0.0m
m、Y=0.25mm、検出面積1mm2を検出面積判
定部8に出力する。検出面積判定部8では、入力された
検出面積と検出面積判定値を比較する。検出面積は検出
面積判定値と一致するため、検出面積は良と判定し、検
出結果良と検出位置を位置制御部1に出力する。以降図
1の位置検出装置と同様の処理を行う。2回目以降の位
置決め用マーク4の検出面積が検出面積判定部8で否と
判定された場合には、再度同じように加工テーブル2を
移動させて位置決め用マーク4の検出を行えばよい。
【0048】このように、最初の検出でカメラ5の検出
範囲に位置決め用マーク4が一部でも入っていれば、検
出位置データを使用して位置決め用マーク4全体がカメ
ラ5の検出範囲に入るまで加工テーブル2を移動した
後、再度位置決め用マーク4を検出するので、カメラ5
の検出範囲を拡大することができる。図のようなカメラ
5の検出範囲と位置決め用マーク4では、カメラ5の検
出範囲中心からの位置決め用マーク4中心のずれ量が、
X軸、Y軸とも約±1.5mm以内であれば、位置決め
用マーク4の位置検出が可能となり、従来の位置検出装
置と比較して位置ずれ許容範囲が3倍に広がることとな
る。また、位置決め用マーク4全体がカメラ5の検出範
囲に入った後、画像処理部6の検出位置を位置決め用マ
ーク4の検出位置として使用するので、位置決め用マー
ク4の高精度な位置検出が可能となる。また検出範囲の
任意の点をカメラ5の検出範囲の中心とすることで、加
工テーブル2の移動量の演算が検出位置の符号を逆にす
るだけでいいので、移動量の演算が簡単に行える。 (実施の形態3)図3は本発明の第3の実施の形態の位
置検出装置の構成図である。図9の従来の位置検出装置
の構成に、検出位置面積判定部9を追加したものであ
る。検出位置の判定は図1の位置検出装置の検出位置判
定部7と同様の方法で行い、検出面積の判定は図2の位
置検出装置の検出面積判定部8と同様の方法で行う。検
出位置と検出面積が双方とも良の場合、検出位置面積判
定部9は判定結果良と検出位置を位置制御部1に出力す
る。検出位置と検出面積の双方とも否の場合、図1と同
様の方法で加工テーブル2の移動量を演算し、検出結果
否と加工テーブル2の移動量を位置制御部1に出力す
る。検出位置と検出面積の一方が否の場合、位置決め用
マーク不良を位置制御部1に出力する。
【0049】図3の位置検出装置の動作について説明す
る。図1の位置検出装置と同様の手順で、撮像データを
画像処理部6に出力する。
【0050】撮像画像が図10や図11の場合、図1や
図2の位置検出装置と同様の検出位置判定値と検出面積
判定値を用いて、位置決め用マーク4の位置検出を行
う。
【0051】図13は位置決め用マークが本来より小さ
い場合のカメラの撮像画像図である。図13に示すよう
に、位置決め用マーク16の中心がX軸方向に0.2m
m、Y軸方向に0.2mmの位置にあるが、位置決め用
マーク4の形状不良やマーク表面の汚れなどにより、撮
像画像が本来の大きさの50%に撮像された場合であ
る。画像処理部6では撮像画像の位置と面積を検出し、
検出位置X=0.2mm、Y=0.2mm、検出面積
0.25mm2を検出位置面積判定部9に出力する。検
出位置面積判定部9では、入力された検出位置、検出面
積と検出位置判定値、検出面積判定値を比較する。検出
位置はX軸、Y軸ともは検出位置判定値以内に入るので
検出位置は良となるが、検出面積が検出面積判定値と一
致しないため検出面積は否となるので、位置決め用マー
ク不良と判定する。検出位置面積判定部9は位置決め用
マーク不良を位置制御部1に出力する。位置制御部1で
は位置決め用マーク不良のため、位置決め用マークの位
置検出を中止する。
【0052】図14は位置決め用マークが本来より大き
い場合のカメラの撮像画像図である。図14に示すよう
に、位置決め用マーク16の中心がX軸方向に0.2m
m、Y軸方向に1.0mmの位置にあるが、位置決め用
マークの形状不良やマーク表面の汚れなどにより、撮像
画像が本来の大きさと同じように撮像された場合であ
る。画像処理部6では撮像画像の位置と面積を検出し、
検出位置X=0.2mm、Y=1.0mm、検出面積
1.0mm2を検出位置面積判定部9に出力する。検出
位置面積判定部9では、入力された検出位置、検出面積
と検出位置判定値、検出面積判定値を比較する。検出面
積は検出面積判定値と一致するので検出面積は良となる
が、検出位置はX軸は検出位置判定値以内に入るが、Y
軸が検出判定値以外のため検出位置は否となるので、位
置決め用マーク不良と判定する。検出位置面積判定部9
は位置決め用マーク不良を位置制御部1に出力する。位
置制御部1では位置決め用マーク不良のため、位置決め
用マークの位置検出を中止する。
【0053】このように、図1や図2の位置検出装置と
同様にカメラ5の検出範囲の拡大や位置決め用マーク4
の高精度な位置検出が可能なだけでなく、位置決め用マ
ーク4の形状不良や位置決め用マーク4の汚れなどによ
る位置決め用マーク不良を検出し、位置決め用マーク4
の位置検出を中止することができるので、位置決め用マ
ーク不良のプリント基板を加工することがなく、高品質
のプリント基板加工を行うことができる。 (実施の形態4)図4は本発明の第4の実施の形態の位
置検出装置の構成図である。図1の位置検出装置に移動
量補正値演算部10を追加したものである。移動量補正
値演算部10はカメラ5の検出範囲や位置決め用マーク
4の形状、大きさから、移動量補正値を演算し、検出位
置判定部7に出力するものである。カメラ5の検出範囲
を2mm角、位置決め用マーク4を1.5mm角とする
と、位置決め用マーク全体がカメラ5の検出範囲に入る
ためのカメラ5の検出範囲中心からの位置決め用マーク
4の中心の位置ずれ範囲は、X軸方向、Y軸方向とも±
0.25mm以内となる。位置決め用マーク4の大きさ
がカメラ5の検出範囲の50%より大きいので、カメラ
5の検出範囲中心からの位置決め用マーク4の中心の位
置ずれが±0.75mm以上になると、2回の位置決め
用マーク4の検出で、否と判定される。そこで検出位置
から演算する移動量に更に移動補正値を加えて加工テー
ブルを移動させると、2回目の位置決め用マーク4の検
出でも良となる位置決め用マーク4の中心の位置ずれ範
囲が大きくなる。カメラ5の検出範囲をAmm、位置決
め用マーク4をBmm角とすると、移動量補正値Cmm
は数式(1)のようになる。
【0054】C=(A−B)/2 ・・・(1) 図4の位置検出装置の動作について説明する。図1と同
様の手順で、撮像データを画像処理部6に出力する。
【0055】図15はカメラ検出範囲内にカメラ検出範
囲の50%より大きな位置決め用マークの一部が入る場
合のカメラの撮像画像図である。図15に示すように、
位置決め用マーク16の中心がX軸方向に1.0mm、
Y軸方向に1.0mmの位置にある。画像処理部6では
撮像画像の位置を重心法で検出し、検出位置X=0.6
25mm、Y=0.625mmを検出位置判定部7に出
力する。検出位置判定部7では、入力された検出位置と
検出位置判定値を比較する。検出位置はX軸、Y軸とも
検出位置判定値以外のため、検出位置は否と判定し、検
出位置と移動量補正値から加工テーブル2の移動量X=
−0.875mm,Y=−0.875mmを演算する。
検出位置判定部7は検出結果否とテーブル移動量を位置
制御部1に出力する。以降図1の位置検出装置と同様の
処理を行う。
【0056】図16は図15の状態から加工テーブルを
移動した後のカメラの撮像画像図である。図16に示す
ように、図15の状態から加工テーブル2を検出位置判
定部7で演算した移動量だけ移動させたので、位置決め
用マーク16の中心がX=0.125mm、Y=0.1
25mmの位置にある。画像処理部6では撮像画像の位
置を重心法で検出し、検出位置X=0.125mm、Y
=0.125mmを検出位置判定部7に出力する。検出
位置判定部7では、入力された検出位置と検出位置判定
値を比較する。検出位置はX軸、Y軸とも検出位置判定
値以内に入るため、検出位置は良と判定し、検出結果良
と検出位置を位置制御部1に出力する。以降図1の位置
検出装置と同様の処理を行う。2回目以降の位置決め用
マーク4の検出位置が検出位置判定部7で否と判定され
た場合には、再度同じように加工テーブル2を移動させ
て位置決め用マーク4の検出を行えばよい。
【0057】このように、位置決め用マーク4の大きさ
がカメラ5の検出範囲の50%より大きい場合、移動量
補正値で加工テーブル2の移動量を補正して加工テーブ
ル2を移動させて2回目の位置決め用マーク4の検出を
行うことにより、2回目の検出で位置決め用マーク4全
体がカメラ5の検出範囲に入るためのカメラ5の検出範
囲中心と位置決め用マーク4の中心のずれ量が大きくな
り、カメラ5の検出範囲を拡大することができる。また
位置決め用マーク4の検出回数が少なくなり、タクトを
短縮することができる。図15のようなカメラの検出範
囲15と位置決め用マーク16では、カメラ5の検出範
囲中心からの位置決め用マーク4の中心のずれ量が、X
軸、Y軸とも約±1.25mm以内であれば、2回目の
検出で位置決め用マーク4の位置検出が可能となり、従
来の位置検出装置と比較して位置ずれ許容範囲が5倍に
広がることになる。 (実施の形態5)図5は本発明の第5の実施の形態の位
置検出装置の構成図である。図1の位置検出装置に検出
位置判定値演算部11を追加したものである。検出位置
判定値演算部11はカメラ5の検出範囲と位置決め用マ
ーク4の形状を入力し、検出位置判定値を演算し、検出
位置判定部7に出力するものである。
【0058】カメラ5の検出範囲をAmm、位置決め用
マーク4をBmm角とすると、検出位置判定値Dmmは
数式(2)のようになる。
【0059】D=(A−B)/2 ・・・(2) 図5の位置検出装置の動作について説明する。位置決め
用マーク4の検出を行う前にカメラ5の検出範囲や位置
決め用マーク4の形状を検出位置判定値演算部11に入
力する。検出位置判定値演算部11では、検出位置判定
値を演算し、検出位置判定部7に出力する。以降は図1
の位置検出装置と同様の手順で、位置決め用マーク4の
検出を行う。
【0060】このようにカメラ5の検出範囲や位置決め
用マーク4の形状が変わっても、検出位置判定値をその
時の検出状態に合わせて変更することができるので、常
に高精度な位置決め用マーク4の位置検出ができる。 (実施の形態6)図6は本発明の第6の実施の形態の位
置検出装置の構成図である。図2の位置検出装置に検出
面積判定値演算部12を追加したものである。検出面積
判定値演算部12は位置決め用マークの形状を入力し、
検出面積判定値を演算し、検出面積判定部8に出力する
ものである。
【0061】位置決め用マーク4をBmm角とすると、
検出面積判定値Emm2は数式(3)のようになる。
【0062】E=B×B ・・・(3) 図6の位置検出装置の動作について説明する。位置決め
用マーク4の検出を行う前に位置決め用マーク4の形状
を検出面積判定値演算部12に入力する。検出面積判定
値演算部12では、検出面積判定値を演算し、検出面積
判定部8に出力する。以降は図2の位置検出装置と同様
の手順で、位置決め用マーク4の検出を行う。
【0063】このように位置決め用マーク4の形状が変
わっても、検出面積判定値をその時の検出状態に合わせ
て変更することができるので、常に高精度な位置決め用
マーク4の位置検出ができる。 (実施の形態7)図7は本発明の第7の実施の形態の位
置検出装置の構成図である。図1の位置検出装置に検出
位置判定値補正部13を追加したものである。検出位置
判定値補正部13はカメラ5の検出範囲の誤差、位置決
め用マーク4の形状誤差、カメラ照明の経年変化量など
による撮像画像の誤差を入力し、検出位置判定値補正量
を演算し、検出位置判定部7に出力するものである。
【0064】カメラ5の検出範囲の誤差を±F1mm以
内、位置決め用マーク4の形状誤差を±F2mm以内と
すると、検出位置判定値補正量Fmmは数式(4)のよ
うになる。
【0065】F=(F1+F2)/2 ・・・(4) 図7の位置検出装置の動作について説明する。位置決め
用マーク4の検出を行う前にカメラ5の検出範囲の誤
差、位置決め用マーク4の形状誤差を検出位置判定値補
正部13に入力する。検出位置判定値補正部13では、
検出位置判定値補正量を演算し、検出位置判定部7に出
力する。検出位置判定部7では入力された検出位置判定
値補正量Fmmと補正前の検出位置判定値D1mmから
補正後の検出位置判定値D2を数式(5)のように求め
る。
【0066】D2=D1−F ・・・(5) この補正後の検出位置判定値D2mmを用いて検出位置
判定を行う。以降は図1の位置検出装置と同様の手順
で、位置決め用マーク4の検出を行う。
【0067】このようにカメラ5の検出範囲の誤差や位
置決め用マーク4の形状誤差などから演算した検出位置
判定値補正量を用いて検出位置判定値を補正するので、
これらの誤差による検出位置判定の判定性能の低下を防
ぎ、常に高精度な位置決め用マーク4の位置検出ができ
る。 (実施の形態8)図8は本発明の第8の実施の形態の位
置検出装置の構成図である。図2の位置検出装置に検出
面積判定値補正部14を追加したものである。検出面積
判定値補正部14は、位置決め用マーク4の形状誤差、
カメラ照明の経年変化量などによる撮像画像の誤差を入
力し、検出面積判定値補正量を演算し、検出面積判定部
8に出力するものである。
【0068】位置決め用マーク4の形状の誤差による検
出面積の誤差を±1%以内とすると、検出位置判定値補
正量Gは数式(6)のようになる。
【0069】G=±0.01 ・・・(6) 図8の位置検出装置の動作について説明する。位置決め
用マーク4の検出を行う前に位置決め用マーク4の形状
の誤差、撮像画像の誤差位置を検出面積判定値補正部1
4に入力する。検出面積判定値補正部14では、検出面
積判定値補正量を演算し、検出面積判定部8に出力す
る。検出面積判定部8では入力された検出面積判定値補
正量Gと補正前の検出面積判定値E1mm2から補正後
の検出位置判定値E2mm2を数式(7)のように求め
る。
【0070】 E1×(1−G)≦E2≦E1×(1+G) ・・・(7) この補正後の検出位置判定値E2mm2を用いて検出面
積判定を行う。以降は図2の位置検出装置と同様の手順
で、位置決め用マーク4の検出を行う。
【0071】このように位置決め用マーク4の形状誤差
などから演算した検出面積判定値補正量を用いて検出面
積判定値を補正するので、これらの誤差による検出面積
判定の判定性能の低下を防ぎ、常に高精度な位置決め用
マーク4の位置検出ができる。
【0072】なお、被測定物と検出手段の一方または双
方の移動量を演算する際に使用する検出手段の検出範囲
内の任意の点は、検出手段の検出範囲の中心として説明
したが、検出手段の検出範囲の形状、被測定物の形状、
検出手段の位置検出方法などから、最適な点を設定すれ
ばよい。
【0073】
【0074】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明の第の位置検出装置は、被測定物の検出位
置を判定して、任意の点を導いて被測定物または検出手
段の一方または双方を移動した後、再度被測定物を検出
するので、検出手段の検出範囲を大きくし、高精度な位
置検出が可能となる効果を有する。
【0075】本発明の第の位置検出装置は、被測定物
の検出面積を判定して、任意の点を導いて被測定物また
は検出手段の一方または双方を移動した後、再度被測定
物を検出するので、検出手段の検出範囲を大きくし、高
精度な位置検出が可能となる効果を有する。
【0076】本発明の第の位置検出装置は、被測定物
の検出位置及び検出面積を判定して、任意の点を導いて
被測定物または検出手段の一方または双方を移動した
後、再度被測定物を検出するので、検出手段の検出範囲
を大きくし、高精度な位置検出が可能となる。また被測
定物の不良を検出でき、加工を中止するので、高品質な
加工が可能となる効果を有する。
【0077】本発明の第の位置検出装置は、被測定物
の検出位置と検出手段の検出範囲中心から移動量を演算
するので、移動量の演算が容易に行える効果を有する。
【0078】本発明の第の位置検出装置は、被測定物
の形状や検出手段の検出範囲から被測定物と検出手段の
一方または双方の移動量を補正するので、被測定物が検
出手段の検出範囲の50%より大きい場合、検出手段の
検出範囲を更に大きくし、高精度な位置検出が可能とな
る効果を有する。
【0079】本発明の第の位置検出装置は、被測定物
の形状や検出手段の検出範囲から検出位置判定値を演算
するので、被測定物の形状や検出手段の検出範囲が変わ
っても、常に高精度な位置検出が可能となる効果を有す
る。
【0080】本発明の第の位置検出装置は、第、第
の位置検出装置の双方の効果を有する。
【0081】本発明の第の位置検出装置は、第、第
の位置検出装置の双方の効果を有する。
【0082】本発明の第の位置検出装置は、被測定物
の形状から検出面積判定値を演算するので、被測定物の
形状が変わっても、常に高精度な位置検出が可能となる
効果を有する。
【0083】本発明の第10の位置検出装置は、第
の位置検出装置の双方の効果を有する。
【0084】本発明の第11の位置検出装置は、第
の位置検出装置の双方の効果を有する。
【0085】本発明の第12の位置検出装置は、被測定
物の形状誤差や検出手段の検出範囲誤差などから検出位
置判定値を補正するので、被測定物の形状誤差や検出手
段の検出範囲誤差などによる検出位置判定の判定性能の
低下を防ぎ、常に高精度な位置検出が可能となる効果を
有する。
【0086】本発明の第13の位置検出装置は、被測定
物の形状誤差などから検出面積判定値を補正するので、
被測定物の形状誤差などによる検出面積判定の判定性能
の低下を防ぎ、常に高精度な位置検出が可能となる効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の位置検出装置の構
成図
【図2】本発明の第2の実施の形態の位置検出装置の構
成図
【図3】本発明の第3の実施の形態の位置検出装置の構
成図
【図4】本発明の第4の実施の形態の位置検出装置の構
成図
【図5】本発明の第5の実施の形態の位置検出装置の構
成図
【図6】本発明の第6の実施の形態の位置検出装置の構
成図
【図7】本発明の第7の実施の形態の位置検出装置の構
成図
【図8】本発明の第8の実施の形態の位置検出装置の構
成図
【図9】従来の位置検出装置の構成図
【図10】カメラ検出範囲内に位置決め用マークの全体
が入る場合のカメラの撮像画像図
【図11】カメラ検出範囲内に位置決め用マークの一部
が入る場合のカメラの撮像画像図
【図12】図11の状態から加工テーブルを移動した後
のカメラの撮像画像図
【図13】位置決め用マークが本来より小さい場合のカ
メラの撮像画像図
【図14】位置決め用マークが本来より大きい場合のカ
メラの撮像画像図
【図15】カメラ検出範囲内にカメラ検出範囲の50%
より大きな位置決め用マークの一部が入る場合のカメラ
の撮像画像図
【図16】図15の状態から加工テーブルを移動した後
のカメラの撮像画像図
【符号の説明】
1 位置制御部 2 加工テーブル 3 プリント基板 4 位置決め用マーク 5 カメラ 6 画像処理部 7 検出位置判定部 8 検出面積判定部 9 検出位置面積判定部 10 移動量補正値演算部 11 検出位置判定値演算部 12 検出面積判定値演算部 13 検出位置判定値補正部 14 検出面積判定値補正部 15 カメラの検出範囲 16 位置決め用マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 G01B 21/00

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検出範囲内で被測定物を検出する検出手
    段と、検出手段による被測定物の検出位置を判定し、
    出位置を検出位置判定値以外と判定した場合、被測定物
    の検出位置と検出手段の検出範囲内の任意の点から被測
    定物と検出手段の一方または双方の移動量を演算する検
    位置判定部と、被測定物と検出手段の一方または双方
    を移動する移動手段を有する位置検出装置。
  2. 【請求項2】 検出範囲内で被測定物を検出する検出手
    段と、検出手段による被測定物の検出面積を判定し、
    出面積を検出面積判定値以外と判定した場合、被測定物
    の検出位置と検出手段の検出範囲の中心から被測定物と
    検出手段の一方または双方の移動量を検出位置の符号を
    逆にすることにより演算する検出面積判定部と、被測定
    物と検出手段の一方または双方を移動する移動手段を
    する位置検出装置。
  3. 【請求項3】 検出範囲内で被測定物を検出する検出手
    段と、検出手段による被測定物の検出位置と検出面積
    判定し、検出位置を検出位置判定値以外かつ検出面積を
    検出面積判定値以外と判定した場合、被測定物の検出位
    置と検出手段の検出範囲内の任意の点から被測定物と検
    出手段の一方または双方の移動量を演算し、検出位置を
    検出位置判定値以外または検出面積を検出面積判定値以
    外と判定した場合、被測定物を不良とする検出位置面積
    判定部と、被測定物と検出手段の一方または双方を移動
    する移動手段を有する位置検出装置。
  4. 【請求項4】 検出手段による被測定物の検出位置と検
    出手段の検出範囲の中心から被測定物と検出手段の一方
    または双方の移動量を演算する請求項1または3に記載
    の位置検出装置。
  5. 【請求項5】 被測定物の形状及び検出手段の検出範囲
    から被測定物と検出手段の一方または双方の移動量補正
    値を演算する移動量補正値演算部を有する請求項1から
    4のいずれかに記載の位置検出装置。
  6. 【請求項6】 被測定物の形状及び検出手段の検出範囲
    から検出位置判定部の検出位置判定値を演算する検出位
    置判定値演算部を有する請求項1または3に記載の位置
    検出装置。
  7. 【請求項7】 検出手段による被測定物の検出位置と検
    出手段の検出範囲の中 心から被測定物と検出手段の一方
    または双方の移動量を演算する請求項6記載の位置検出
    装置。
  8. 【請求項8】 被測定物の形状及び検出手段の検出範囲
    から被測定物と検出手段の一方または双方の移動量補正
    値を演算する移動量補正値演算部を有する請求項6記載
    の位置検出装置。
  9. 【請求項9】 被測定物の形状から検出面積判定部の検
    出面積判定値を演算する検出面積判定値演算部を有する
    請求項2または3に記載の位置検出装置。
  10. 【請求項10】 検出手段による被測定物の検出位置と
    検出手段の検出範囲の中心から被測定物と検出手段の一
    方または双方の移動量を演算する請求項9記載の位置検
    出装置。
  11. 【請求項11】 被測定物の形状及び検出手段の検出範
    囲から被測定物と検出手段の一方または双方の移動量補
    正値を演算する移動量補正値演算部を有する請求項9
    載の位置検出装置。
  12. 【請求項12】 被測定物の形状誤差や検出手段の検出
    誤差などから検出位置判定値補正量を演算する検出位置
    判定値補正部を有する請求項1、3、6、7、8のいず
    れかに記載の位置検出装置。
  13. 【請求項13】 被測定物の形状誤差や検出手段の検出
    誤差などから検出面積判定値補正量を演算する検出面積
    判定値補正部を有する請求項2、3、9、10、11の
    いずれかに記載の位置検出装置。
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