JP3334337B2 - 過熱検出回路 - Google Patents

過熱検出回路

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忠司 能勢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は過熱検出回路に関し、詳
しくは、IC等に組み込まれ、その内部温度の異常上昇
による過熱状態を検出して回路を保護する過熱検出回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、IC等には、その内部温度の異
常上昇による過熱状態を検出して回路を保護するために
過熱検出回路を組み込むことが一般的になされている。
【0003】この種の過熱検出回路は、図3に示すよう
に温度依存性のない基準電圧VR 〔以下、単に基準電圧
と称す〕を生成するバンドギャップ回路部1と、そのバ
ンドギャップ回路部1の後段に設けられ、前記基準電圧
R を分割して温度依存性のない電圧VA と温度依存性
のある検出電圧VB とを比較し、その比較結果を検出信
号Sとして出力する判定回路部2とで構成される。
【0004】前記バンドギャップ回路部1は、複数の抵
抗R0 〜R3 、PチャンネルのMOSトランジスタTr
1 、複数のダイオードD1 〜D4 、オペアンプOP1
より回路構成され、電源電圧VCCに基づいて温度依存性
のない基準電圧VR を生成し、オペアンプOP1 及びM
OSトランジスタTr1 を介して出力する。
【0005】一方、判定回路部2は、複数の抵抗R4
7 、過熱検出用素子としてのダイオードD5 ,D6
オペアンプOP2 、NチャンネルのMOSトランジスタ
Tr 2 により回路構成され、前記バンドギャップ回路部
1から出力される基準電圧V R 〔具体的には抵抗R5
6 ,R7 で分圧した一定電圧VA 〕をオペアンプOP
2 のマイナス端子に入力すると共に、前記ダイオードD
5 ,D6 の順方向電圧である温度依存性のある検出電圧
B を前記オペアンプOP2 のプラス端子に入力する。
このオペアンプOP2 にて、温度依存のない一定の基準
電圧VR と温度依存性のある検出電圧VB とを比較し、
その比較結果に基づいて過熱検出信号S〔以下、単に検
出信号と称す〕を出力し、この検出信号Sにより後段の
保護回路〔図示せず〕を動作させ、IC等の内部回路を
過熱状態から未然に保護するようにしている。尚、前記
MOSトランジスタTr2 は、過熱検出レベル近傍での
ノイズ等による振動を抑制するためのものである。
【0006】IC等の内部回路が正常状態の場合、オペ
アンプOP2 に入力される基準電圧VR よりも検出電圧
B が大きくなるように設定しておく。この時のオペア
ンプOP2 から出力される検出信号Sは“H”となって
いる。これに対して、IC等の内部回路が異常に温度上
昇して過熱状態となると、温度依存性のある検出電圧V
B が低下して前記基準電圧VR よりも小さくなり、前記
オペアンプOP2 から出力される検出信号Sが“L”と
なる。この検出信号Sのレベル変化に基づいて前記保護
回路を動作させるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の過熱検出回路では、判定回路部2に設けられた過熱
検出用ダイオードD5 ,D6 により生成された検出電圧
B を、バンドギャップ回路部1から出力される基準電
圧VR と比較することにより、その比較結果に基づいて
検出信号Sを出力するようにしている。このように、前
記バンドギャップ回路部1とは別に、判定回路部2の過
熱検出用ダイオードD5 ,D6 により検出電圧VB を生
成するようにしている。
【0008】ここで、前記バンドギャップ回路部1はI
C内に作り込まれるが、その製造上、バンドギャップ回
路部1の回路特性にバラツキが生じ、そのバンドギャッ
プ回路部1から出力される基準電圧VR に製造上のバラ
ツキが発生することがある。この場合、前述したように
検出電圧VB を生成する過熱検出用ダイオードD5 ,D
6 は、前記バンドギャップ回路部1とは別に作り込まれ
るため、前記検出電圧VB は、基準電圧VR に依存する
ことなく独立に生成している。その結果、基準電圧VR
に製造上のバラツキが生じても、検出電圧VB に変わり
はないので、判定回路部2から出力される検出信号のレ
ベル変化のタイミングにずれが生じて検出精度が低下す
るという問題があった。
【0009】そこで、本発明は上記問題点に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、バンドギャッ
プ回路部から出力される基準電圧にその製造上のバラツ
キが生じても、検出精度が低下することなく、所定の検
出精度を維持し得る過熱検出回路を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段として、本発明は、電源電圧に基づいてバ
ンドギャップ回路部により温度依存性のない基準電圧を
生成し、前記基準電圧と過熱検出用素子により生成した
温度依存性のある検出電圧とを比較し、その比較結果に
基づいて過熱検出信号を出力するようにした過熱検出回
路において、前記バンドギャップ回路部内で温度依存性
のある電位差を生成する回路素子を過熱検出用素子に兼
用したことを特徴とする。
【0011】尚、前記バンドギャップ回路部内に設けら
れた回路素子はダイオードであり、前記回路素子は複数
のダイオードを直列接続したものであることが望まし
い。
【0012】
【作用】本発明に係る過熱検出回路では、過熱検出用素
子は、バンドギャップ回路部内に設けられた温度依存性
のある電位差を生成する回路素子で兼用したから、前記
バンドギャップ回路部とは別に過熱検出用素子を設ける
必要がない。その結果、バンドギャップ回路部から出力
される基準電圧に製造上のバラツキが生じても、その回
路特性でもって、前記基準電圧に依存した検出電圧を生
成することができ、所定の検出精度を維持できると共に
回路構成の簡略化が図れる。
【0013】
【実施例】本発明に係る過熱検出回路の実施例を図1及
び図2に示して説明する。尚、図3と同一部分には同一
参照符号を付して重複説明は省略する。
【0014】本発明の特徴は、バンドギャップ回路部1
1内で温度依存性のある電位差を生成する回路素子を過
熱検出用素子に兼用したことにある。即ち、図1に示す
実施例では、図3に示す従来回路における判定回路部2
の過熱検出用ダイオードD5,D6 を省略し、判定回路
部12のオペアンプOP2 のプラス入力を、バンドギャ
ップ回路部11のオペアンプOP1 のマイナス入力とダ
イオードD1 との間に接続する。このようにして、過熱
検出用ダイオードD5 ,D6 を判定回路部12に設ける
ことなく、バンドギャップ回路部11の温度依存性のあ
る回路素子であるダイオードD1 ,D2 を過熱検出用素
子として兼用することが可能となる。
【0015】尚、図2に示す実施例のように、判定回路
部12のオペアンプOP2 のプラス入力を、バンドギャ
ップ回路部11の電源電圧VCCを分圧する分圧抵抗R3
とダイオードD3 との間に接続するようにしてもよい。
この場合、バンドギャップ回路部11の温度依存性のあ
る回路素子であるダイオードD3 ,D4 を過熱検出用素
子として兼用することになる。
【0016】上記二つの実施例における過熱検出回路で
は、従来と同様、バンドギャップ回路部11にて、電源
電圧VCCに基づいて温度依存性のない基準電圧VR を生
成して出力し、その基準電圧VR 〔具体的には抵抗R5
とR6 ,R7 で分圧した一定電圧VA 〕をオペアンプO
2 のマイナス端子に入力する。一方、本発明では、前
記バンドギャップ回路部11内に設けられた温度依存性
のある電位差を生成するダイオードD1 ,D2 又はD
3 ,D4 の順方向電圧である検出電圧VB を判定回路部
12の前記オペアンプOP2 のプラス端子に入力する。
【0017】このオペアンプOP2 にて、温度依存のな
い一定の基準電圧VR と温度依存性のある検出電圧VB
とを比較し、その比較結果に基づいて検出信号Sを出力
する。IC等の内部回路が正常な場合、オペアンプOP
2 に入力される基準電圧VRよりも検出電圧VB が大き
くなるように設定しておけば、この時のオペアンプOP
2 から出力される検出信号Sは“H”となっている。こ
れに対して、IC等の内部回路が異常に温度上昇して過
熱状態となると、温度依存性のある検出電圧V B が低下
して前記基準電圧VR よりも小さくなり、前記オペアン
プOP2 から出力される検出信号Sが“L”となる。こ
の検出信号Sのレベル変化に基づいて後段の保護回路
〔図示せず〕を動作させ、IC等の内部回路を過熱状態
から未然に保護するようにしている。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、バンドギャップ回路部
とは別に過熱検出用素子を設ける必要がなく、バンドギ
ャップ回路部内の回路素子を過熱検出用素子として兼用
できる。その結果、バンドギャップ回路部から出力され
る基準電圧に製造上のバラツキが生じても、その回路特
性に応じて、前記基準電圧に依存した検出電圧を生成す
ることができ、所定の検出精度を維持できると共に、回
路構成の簡略化により部品点数の低減化が図れてコスト
ダウンを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る過熱検出回路の一実施例を示す回
路図
【図2】本発明の他の実施例を示す回路図
【図3】過熱検出回路の従来例を示す回路図
【符号の説明】
11 バンドギャップ回路部 D1 ,D2 過熱検出用素子〔ダイオード〕 VCC 電源電圧 VR 基準電圧 VB 過熱検出信号

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧に基づいてバンドギャップ回路
    部により温度依存性のない基準電圧を生成し、前記基準
    電圧と過熱検出用素子により生成した温度依存性のある
    検出電圧とを比較し、その比較結果に基づいて過熱検出
    信号を出力するようにした過熱検出回路において、前記
    バンドギャップ回路部内で温度依存性のある電位差を生
    成する回路素子を過熱検出用素子に兼用したことを特徴
    とする過熱検出回路。
  2. 【請求項2】 前記バンドギャップ回路部内に設けられ
    た回路素子がダイオードであることを特徴とする請求項
    1記載の過熱検出回路。
  3. 【請求項3】 前記回路素子が複数のダイオードを直列
    接続したものであることを特徴とする請求項2記載の過
    熱検出回路。
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