JP3334260B2 - 光磁気記録再生装置とこれに用いる磁気ヘッド - Google Patents

光磁気記録再生装置とこれに用いる磁気ヘッド

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録再生装置と
これに用いる磁気ヘッドに係わる。
【0002】
【従来の技術】レーザ光照射による局部加熱により情報
記録ピットすなわち磁区を形成し、この記録情報を光磁
気相互作用、すなわちカー効果あるいはファラデー効果
によって読み出す光磁気記録再生方法による場合、その
記録密度を上げるには、記録ピットの微小化をはかるこ
とになるが、この場合、その再生時の解像度は、その読
み出し光の波長λと、対物レンズの開口数N.A.によ
って決まる。
【0003】このような制約を超えて解像度の向上をは
かるもの(以下超解像という)として特開平1−143
042号公報、特開平4−229432号公報で提案さ
れているように室温で互いに順次磁気的に結合する再生
層、中間層(切断層)、及び記録層からなる多層膜構造
の光磁気記録媒体を用いて、再生時に、その再生光のレ
ーザビームスポット内に生じる高温部で一時的に磁区の
消滅ないしは縮小を行って、低温部分にのみ情報となる
磁区を生じさせてこれを読み出し、再生時の解像度の向
上、ひいては記録密度の向上をはかるものがある。
【0004】図6は、この光磁気記録方式の一例の説明
図で、図6Aはその記録ピットMP 1 ,MP2 ,M
3 ,‥‥‥に対する読み出し(再生)態様の模式図を
示し、図6Bはその光磁気記録媒体5の略線的断面図を
示す。光磁気記録媒体5は、少なくとも再生層51と、
中間層52と、記録層53とよりなり、各層中に付した
矢印をもって各層の磁気モーメントを模式的に示すよう
に、例えば初期化状態では下向きの磁化状態にあり、例
えば“0”,“1”の記録が少なくともその再生層51
及び記録層52において下向き,上向きの磁化として記
録され、例えば“1”の情報が記録ピット(磁区)MP
1 ,MP2 ,MP3 ‥‥‥として記録された状態を示し
ている。
【0005】そして、この記録ピットの読み出しにおい
ては、例えば再生層51における初期化ないしは“0”
の記録における磁化の向きに沿う方向に信号対雑音比
(C/N)を良好にするための外部磁界HR(以下再生
磁界という)が与えられ、同時にこの光磁気記録媒体5
の記録がなされた記録トラックに、レーザ光等の再生光
が照射される。SPはこの再生光の光磁気記録媒体5上
でのスポットを示す。この状態で矢印aに示すように、
図6において右から左に向かう方向に光磁気記録媒体5
が移動している場合、スポットSLの右側で読み出し光
の吸収による高温部分HTが生じる。一方、光磁気記録
媒体5は、その各層51〜53の磁気的特性の選定によ
ってこの高温部分HTの温度で再生層51においては、
その保磁力が低下し、中間層53においてはそのキュリ
ー温度に達するようになされていて、この高温部分HT
においては、再生光のスポット内であっても、記録層5
2にのみに記録ピットがいわば潜像記録ピットMPnと
して残されるものの、再生層51においては再生磁界H
Rによって消失するようになされて、結局再生光のスポ
ットSP内の高温部分HTが排除された領域が、読み出
し可能な領域(以下読み出しアパーチャという)APと
なるものであり、このようにして再生の超解像化をはか
っているものである。
【0006】ところで、このような再生方法を適用する
光磁気記録媒体に対する記録を行う場合、例えば記録の
書き換えを行う場合、一旦先の記録の消去を行って、そ
の後に次の新しい情報に基づく記録を行うという方法
(光変調記録方式)が考えられるが、この場合には消去
のための時間が掛かるという問題がある。
【0007】このような不都合を回避できる方法として
は、記録時に、記録する情報に合わせて磁界を変調する
方法(磁界変調記録方式オーバーライト)が一般に知ら
れている。
【0008】磁界変調方式オーバーライトとは、レーザ
光を記録信号に関係なく、DC(直流)的に照射、ある
いはクロック周波数に同期させて発光させ、媒体のレー
ザ照射によって生じた高温部分を常に記録可能状態に
し、この状態で記録情報に応じた外部磁界を与えてすな
わち変調磁界を与えて、先の記録情報に関係なく新しい
情報の記録を行うものである。
【0009】図7は、上述の超解像再生方式によって再
生を行った場合の磁性膜上での再生光のスポットSPの
中心からの距離に対する温度分布の計算結果を示したも
ので、同図中各曲線71〜74は、それぞれ再生光のレ
ーザパワーを、2.5mW,2.0mW,1.7mW,
1.5mWとしたときの各温度分布を示し、71e,7
2e,73eはそれぞれ再生光のレーザパワーを、2.
5mW,2.0mW,1.7mWとしたときの各再生光
の温度Tmにおける等温線を示したものである。尚、こ
の場合、記録媒体の移動方向は、スポットSPに対して
矢印aで示すように、図7において右から左に移動する
場合である。したがって、いま光磁気記録媒体上の記録
が温度Tm以上で消滅するものとすると、スポットSP
内の斜線を付して示した三日月状部分が実質的に記録読
み出しを行う領域つまり上述の読み出しアパーチャAP
となる。
【0010】これに対して、上述した磁界変調記録によ
る場合の記録媒体上の記録ピットのパターンは、図8で
模式的に示すように、光磁気記録媒体が矢印aの方向に
移動するとき、例えば記録時のレーザ光の照射による記
録可能状態部分、すなわちこの場合、レーザ光照射によ
る高温部分がHT1 ,HT2 ,HT3 ‥‥へと移動し、
これの伴い、磁界変調によって例えば“0”,“1”の
信号を記録磁界の反転によって記録すると、同図に斜線
を付して示すように、例えば“1”の記録磁化パターン
すなわち記録ピットがMP1 ,MP2 ,MP3 ‥‥‥で
示すように、図7で示した再生光の読み出しアパーチャ
APとは記録媒体の移動方向が同一であるときは互いに
逆向きの三日月状となる。
【0011】一方、この種の光磁気記録再生装置におい
て、磁気ヘッドに対する記録媒体の移動方向、すなわち
記録時に記録情報に応じた変調磁界を印加し、再生時に
再生磁界HRを印加する磁気ヘッドに対する記録媒体の
移動方向は、共通の所定の一方向に設定されている。
【0012】したがって、この種の光磁気記録再生装置
においては、図9に示すように、記録ピットMPの三日
月状と、読み出しアパーチャAPの三日月状の向きは逆
向きになる。
【0013】したがって、この場合、再生光の読み出し
アパーチャAPと記録ピットMPとの位置関係が正確に
選定されないと、図10に示すように、読み出しアパー
チャAPによって1の例えば記録ピットMP2 の情報の
読み出しにおいて、この目的とする記録ピットMP2
隣り合う他の記録ピットMP1 にアパーチャAPが差し
かかることになり、信号間干渉が生じる。
【0014】そして、例えば図11にその斜視図を示す
ように、この種の光磁気記録再生装置における磁気ヘッ
ド1は、ロードビーム2の先端に設けられた浮上スライ
ダー13の一隅に磁界発生の磁気ヘッド素子4が配置さ
れてなり、この磁気ヘッド1に対して相対的に矢印aの
方向に高速移動(回転)する光磁気記録媒体5例えば光
磁気ディスクによって生じる空気流によって浮上スライ
ダー13すなわち磁気ヘッドがロードビーム2によって
与えられる荷重に抗して光磁気記録媒体5の面から所定
の浮上量をもって浮上して光磁気記録媒体5上を走行す
る浮上型磁気ヘッド構成が採られる。
【0015】つまり、この磁気ヘッド1の浮上スライダ
ー3の形状は、光磁気記録媒体5の特定の一方向の移動
に伴う空気流によってのみ浮上するようにそのスライド
方向の一端、具体的には光磁気記録媒体5が磁気ヘッド
に対して向かってくる側の端部にのみテーパ16が形成
された構造とされ、光磁気記録媒体5との相対的移動方
向に関して非対称に構成されていて、特定の移動方向に
対してのみ浮上する浮上方向選択性をもっている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うに、再生時において、光スポットの照射によって生じ
る高温部分で一時的に磁区すなわち記録ピットを消滅な
いしは縮小させることによって超解像化をはかり、かつ
磁界変調による記録態様を採る場合における信号間干渉
の課題を解決する。
【0017】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明におい
ては、上述したように、少なくとも再生層51と、記録
層52と、これらの層間に介在する中間層53とを有す
る光磁気記録媒体5が用いられ、磁界変調方式により信
号の記録がなされ、再生時に高温部分で記録ピットの消
失、もしくはある場合は縮小させて再生光のスポットよ
り小さい領域で読み出しアパーチャを形成する光磁気記
録再生装置において、記録ピットMP(MP1 ,M
2 ,MP3 ,‥‥‥)と再生光の読み出しアパーチャ
APとの関係を、図1に示すように、各三日月方向が相
互に同一向きになるように構成するものである。
【0018】第1の本発明は、図6で説明したように、
少なくとも再生層51と、記録層52と、これらの層間
に介在する中間層53とを有する光磁気記録媒体5が用
いられ、磁界変調方式により信号の記録がなされ、再生
時に高温部分で上記再生層の磁化状態が再生磁界の向き
に揃えられて読み出し領域が縮小されるようにした光磁
気記録再生装置において、図2に示すように、その光磁
気記録媒体5と記録再生用の磁気ヘッドとの相対的移動
方向が、記録時と再生時とで矢印ap と矢印a R で示す
ように、逆向きに選定する。
【0019】第2の本発明は、その記録再生用の磁気ヘ
ッド1が浮上スライダー3を有する浮上型ヘッド構成と
され、この浮上型ヘッドの浮上スライダー3を、光磁気
記録媒体5と記録再生ヘッド1との相対的移動方向が互
いに逆向きの両方向に関して浮上する構造とする。
【0020】第3の本発明は、スライダー3のスライド
方向の中央部に磁気ヘッド素子4が配置された構成とす
る。
【0021】
【作用】本発明装置によれば、その記録と再生とにおい
て、磁気ヘッドに対する光磁気記録媒体の移動方向、す
なわち例えば光磁気ディスクにおける回転方向を反転さ
せるようにしたので、図1に示すように、その再生光の
スポットにおける読み出し可能な領域すなわち読み出し
アパーチャAPと各記録ピットMP(MP1 ,MP2
MP3 ,‥‥‥)の前述した三日月状の向きを同一方向
にすることができるものであり、これによって、このア
パーチャAPが目的とする記録ピット以外のこれと隣合
う記録ピットに差し掛かる図10で説明したような不都
合を回避でき、信号間干渉を効果的に回避できるもので
ある。
【0022】また、本発明磁気ヘッドによれば、その磁
気ヘッドが光磁気記録媒体に接触することによる損耗を
回避した浮上型構成をとるにもかかわらず、その浮上ス
ライダー3のスライド方向に関して対称構造としたの
で、光磁気記録媒体との相対的移動方向がいずれの方向
である場合でも、つまり記録時及び再生時のいずれでも
確実に磁気ヘッドを浮上させて目的とする変調磁界の印
加、再生磁界の印加を行うことができる。
【0023】
【実施例】本発明においては、図6で説明したように、
互いに常温で磁気的に結合する垂直磁化膜による再生層
51と、同様に垂直磁化膜による記録層52と、これら
の間に介在する中間層53とが積層された多層構造の例
えば周知の光磁気記録媒体5を用いる。
【0024】そして、この光磁気記録媒体5に対して記
録再生を行う浮上型磁気ヘッド1を設ける。
【0025】この浮上型磁気ヘッド1は、例えば図2に
その斜視図を示すように、ロードビーム2の先端に浮上
スライダー3が設けられ、光磁気記録媒体5との相対的
移動に伴う媒体5に対するスライド方向の中央の例えば
一側面に磁気ヘッド素子4が配置される。
【0026】この磁気ヘッド素子4は、例えば磁性フェ
ライト等によって形成された磁気コア41がスライダー
3の中央部側面に突設され、この磁気コア41上にコイ
ル42が巻回されてなる。
【0027】磁気コア41は、スライダー3が磁性フェ
ライト等の磁性体によるときは、これと一体に成形して
突設することができる。
【0028】そして、特に本発明においては、そのスラ
イド方向に関する両方向の端部の、光磁気記録媒体5と
対向する側に、図3及び図4にそれぞれその一例の側面
図及び斜視図を示すように、それぞれ端部に向かって媒
体5から遠去かるテーパ3t 1 及び3t2 を形成する。
これらテーパ3t1 及び3t2 の各テーパ各θ1 及びθ
2 は、同一もしくは殆ど同一とする。
【0029】また、このスライダー3の光磁気記録媒体
5と対向する面に必要に応じて、そのスライド方向に沿
ってレール溝6を、スライダー3の幅方向の中央に形成
してスライダー3が安定して浮上するようになし得る。
【0030】このようにして、光磁気記録媒体5の図2
に示す矢印ap 及びaR のいづれの方向に関しても浮上
スライダー3がロードビーム2による所定の荷重に抗し
て所定の浮上量dをもって浮上することができるように
する。
【0031】この本発明による光磁気記録再生装置及び
磁気ヘッドによって情報の記録例えばオーバーライトを
行う記録時には、その記録部に所要のパワーの光例えば
レーザ光Lを照射すると共に、磁気ヘッド1に対して光
磁気記録媒体5例えば光ディスクを図2に示す矢印aR
の方向に移動(回転)させる。このとき、浮上スライダ
ーは一方のテーパ3t1 の存在によって浮上スライダー
3は所定の浮上量dで浮上する。また、このとき、磁気
ヘッド1の磁気ヘッド素子4のコイル42に記録情報に
応じた方向の信号電流を通じ、これによって記録情報に
応じた垂直の変調外部磁界を光磁気記録媒体5に印加し
てこの媒体5に情報の記録を行う。このようにすると、
図1に示すように、図6及び図7で説明した理由によっ
て三日月状パターンの記録ピットMP(MP1 ,MP
2 ,MP3 ,‥‥‥)すなわち磁区の形成がなされる。
【0032】そして、再生においては、その記録部に所
要のパワーの光例えばレーザ光Lを照射すると共に、光
磁気記録媒体5を、記録時の移動方向とは逆向きの例え
ば図2において矢印ap に移動させる。このとき、浮上
スライダーは他方のテーパ3t2 の存在によって浮上ス
ライダー3は所定の浮上量dで浮上する。そして、この
とき、磁気ヘッド1の磁気ヘッド素子4によって例えば
図6で説明した直流の再生磁界HRを光磁気記録媒体5
に印加する。このようにすると、図2に示すように、図
7で説明した理由から三日月状の再生可能領域すなわち
読み出しアパーチャAPが形成される。
【0033】このように、本発明においても、その記録
ピットMP及び読み出しアパーチャAPは、三日月状パ
ターンとなるが、本発明においては記録時と、再生時と
では光磁気記録媒体5の磁気ヘッド1に対する移動方向
を逆向きとしたことによって記録ピットMP及び読み出
しアパーチャAPの各三日月状パターンは同一向きとな
る。
【0034】上述したように、本発明磁気ヘッドは、両
方向に浮上力を得るためのテーパ3t1 及び3t2 を形
成した場合であるが、このようにすることによってそれ
ぞれの方向に関する浮上が阻害されることがないことを
確認した。図5は、このスライダーと光磁気記録媒体と
の相対的移動による線速度に対する浮上量を、テーパ3
1 及び3t2 のテーパ角θ1 =θ2 としてこれら角度
θ1 及びθ2 をそれぞれ0.5°,1.0°,1.5°
とした場合の測定結果を、それぞれ三角印,黒四角印,
白四角印をもって示した。これによれば、実用に充分な
浮上量が得られことがわかる。
【0035】尚、本発明を適用する光磁気記録媒体5
は、上述したように、少なくとも再生層51,記録層5
2,中間層53とが積層された構造を有するのである
が、これら各層は図示の単層構造によるものに限られ
ず、それぞれ所要の特性を満足するように補助層を設け
た多層構造とするなど種々の構造をとることができる。
【0036】
【発明の効果】本発明装置によれば、その記録と再生と
において、磁気ヘッドに対する光磁気記録媒体の移動方
向、すなわち例えば光磁気ディスクにおける回転方向を
反転させるようにしたことによって読み出しアパーチャ
APと各記録ピットMP(MP 1 ,MP2 ,MP3 ,‥
‥‥)の三日月状の向きを同一方向にすることができる
ものであり、これによって、図10で説明したようなア
パーチャAPが目的とする記録ピット以外のこれと隣合
う記録ピットに差し掛かる不都合を回避でき、信号間干
渉を効果的に回避できるものである。
【0037】また、本発明磁気ヘッドによれば、その磁
気ヘッドが光磁気記録媒体に接触することによる損耗を
回避した浮上型構成をとるにもかかわらず、その浮上ス
ライダー3のスライド方向に関して対称構造としたの
で、光磁気記録媒体との相対的移動方向がいずれの方向
である場合でも、つまり記録時及び再生時のいずれでも
確実に磁気ヘッドを浮上させて目的とする変調磁界の印
加、再生磁界の印加を行うことができるものであり、こ
れにより上述した読み出しアパーチャAPと各記録ピッ
トMPの三日月状の向きを同一方向にする動作を確実に
行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置による再生時の記録ピットと読み出
し可能アパーチャとの関係を示すパターン図である。
【図2】本発明装置の磁気ヘッドの一例の斜視図であ
る。
【図3】本発明による磁気ヘッドのスライダーの一例の
側面図である。
【図4】本発明による磁気ヘッドのスライダーの一例の
斜視図である。
【図5】光磁気記録媒体の線速度に対する本発明による
磁気ヘッドのスライダーの浮上量の測定結果を示す図で
ある。
【図6】Aは読み出し態様の模式図である。Bは光磁気
記録媒体の略線的断面図である。
【図7】光磁気記録再生方法の説明図である。
【図8】記録磁化のパターン図である。
【図9】従来の光磁気記録装置における再生時の再生可
能のアパーチャと記録ピットとの関係を示すパターン図
である。
【図10】従来装置による場合の信号間干渉の発生の説
明図である。
【図11】従来装置の磁気ヘッドの斜視図である。
【符号の説明】
1 磁気ヘッド 3 スライダー 4 磁気ヘッド素子 5 光磁気記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−137830(JP,A) 特開 昭63−244315(JP,A) 特開 昭63−229664(JP,A) 特開 昭63−222331(JP,A) 特開 昭61−202373(JP,A) 実開 平4−20615(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 11/105 G11B 7/00 - 7/013 G11B 19/00 - 19/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも再生層と、記録層と、これら
    の層間に介在する中間層を有する光磁気記録媒体が用い
    られ、磁界変調方式により信号の記録がなされ、再生時
    に高温部分で上記再生層の磁化状態が再生磁界の向きに
    揃えられて読み出し領域が縮小されるようにした光磁気
    記録再生装置において、 上記光磁気記録媒体とその記録再生用の磁気ヘッドとの
    相対的移動方向が、記録時と再生時とで逆向きに選定し
    たことを特徴とする光磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記記録再生用の磁気ヘッドが浮上スラ
    イダーを有する浮上型ヘッド構成とされ、 該浮上スライダーが、上記光磁気記録媒体と上記磁気ヘ
    ッドとの相対的移動方向の互いに逆向きの両方向に関し
    て浮上する構造とされたことを特徴とする請求項1に記
    載の光磁気記録再生装置に用いる磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記浮上スライダーのスライド方向の中
    央部に磁気ヘッド素子が配置されたことを特徴とする請
    求項2に記載の磁気ヘッド。
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