JP3333919B2 - 蓋構造並びにこれを具えた容器 - Google Patents

蓋構造並びにこれを具えた容器

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C5/00Filling or capping teeth
    • A61C5/60Devices specially adapted for pressing or mixing capping or filling materials, e.g. amalgam presses
    • A61C5/62Applicators, e.g. syringes or guns
    • A61C5/64Applicators, e.g. syringes or guns for multi-component compositions

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  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は例えば二液性接着剤また
は歯科用二液性硬化剤の容器等のキャップとして適当な
蓋構造と、これを具えた容器に関するものである。
【0002】
【発明の背景】エポキシ系の二液性の接着剤は強固な接
着性能が評価され、種々の材料の接着に用いられてい
る。このものは例えばピストンによって接着剤を押出自
在とした容器や、簡単なチューブ容器に収納され、使用
時に容器の開放端に被せられているキャップを外して使
用するように取り扱われている。しかしながらこのよう
な従来型では、例えば二液性接着剤のそれぞれの容器の
キャップを取り違えて被せた場合において、キャップに
付着していた接着剤と容器本体側の接着剤とが反応固化
してしまい、使用不能となる場合がしばしばある。また
このような不都合を措くとしても、使用する都度二液の
接着剤を出すときに各別にキャップを取って嵌める動作
をしなければならず、その操作が面倒であって、特に片
手操作を求めれる場合にはその不都合が顕在化する。更
にこのような二液性接着剤の容器に限られず、容器開口
部等を蓋によって開閉する各種製品(例えば歯科用接着
性レジンセメント等の歯科用二液性硬化剤)にあっても
同様の問題を有している。
【0003】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景か
らなされたものであって、容器の開放端をワンタッチ操
作で開閉できる蓋構造並びにこれを具えた容器の開発を
試みたものである。
【0004】
【発明の構成】
【目的達成の手段】本出願の第一の発明たる蓋構造は、
本体における開放端を閉塞、開放する蓋構造であって、
この蓋構造は本体に対し扛伏自在に取り付けられた操作
レバーと、操作レバーの作用端と回動自在に接続される
シール部を有するキャップとを具え、このキャップは操
作レバーの倒伏によりシール部を本体の開放端に圧接さ
せるように構成されているものであり、前記操作レバー
は、本体に対し回動支点を中心として扛伏自在に取り付
けられるとともに、前記キャップまたは本体のいずれか
一方には倒伏規制部が設けられており、なお且つ前記操
作レバーの作用端は前記キャップまたは本体が前記倒伏
規制部に当接し、キャップの倒伏が規制された状態にお
いて、キャップのシール部が本体の開放端に対向し、更
に操作レバーを倒伏させることにより、この開放端に向
かって移動するように構成されたことを特徴として成る
ものである。
【0005】また本出願の第二の発明たる蓋構造は、前
記請求項1記載の要件に加え、前記操作レバーとキャッ
プとは互いの開放角度が限界設定されていることを特徴
として成るものである。
【0006】更にまた本出願の第三の発明たる蓋構造
は、前記請求項2記載の要件に加え、前記操作レバーと
キャップとの接続部位には、これら両者を拡開方向に付
勢するスプリングと、これら両者の開放角度を限界設定
する係止部とが設けられていることを特徴として成るも
のである。
【0007】更にまた本出願の第の発明たる蓋構造を
備えた容器は、本体に対し蓋構造が具えられた容器であ
って、前記蓋構造は、本体に対し扛伏自在に取り付けら
れた操作レバーと、操作レバーの作用端と回動自在に接
続されるシール部を有するキャップとを具え、このキャ
ップは操作レバーの倒伏によりシール部を本体の開放端
に圧接させるように構成されているものであり、前記操
作レバーは、本体に対し回動支点を中心として扛伏自在
に取り付けられるとともに、前記キャップまたは本体の
いずれか一方には倒伏規制部が設けられており、なお且
つ前記操作レバーの作用端は前記キャップまたは本体が
前記倒伏規制部に当接し、キャップの倒 伏が規制された
状態において、キャップのシール部が本体の開放端に対
向し、更に操作レバーを倒伏させることにより、この開
放端に向かって移動するように構成されているものであ
り、一方前記本体は二基並設されるとともに、これら
本体部には二液性接着剤または歯科用二液性硬化剤が
々に収納されていることを特徴として成るものである。
これら発明により前記目的を達成しようとするものであ
る。
【0008】
【発明の作用】本発明によれば操作レバーとキャップと
がリンケージ機構で接続され、操作レバーの倒伏作用に
よってキャップが本体の開放端を閉じ、また操作レバー
を扛起させることにより開放状態とするものであり、ワ
ンタッチ操作による開放端の開閉がなされる。
【0009】またキャップまたは本体に倒伏規制部を設
け、前記キャップまたは本体がこの倒伏規制部に当接し
た状態において、キャップのシール部が本体の開放端に
対向し、更に操作レバーを倒伏させることにより、この
開放端に向かって移動するように構成された場合には、
その状態からはキャップの倒伏は停止するとともにキャ
ップのシール部は本体の開放端と対向し、このキャップ
は操作レバーを更に倒伏することによって本体の開放端
に向かってスライドするようになり、キャップ開放端の
閉蓋が行われるようになる。
【0010】更にまた操作レバーとキャップとが互いの
開放角度を一定範囲に限界設定しているときには、操作
レバーの倒伏操作を行うだけで確実にキャップの開閉操
作がされる。すなわち操作レバーを充分扛起してゆけば
それに従ってキャップが扛上させられ、本体の開放端か
ら充分に離れ、開放端からの内容物の取り出しが容易に
される。
【0011】更にまた操作レバーとキャップとの接続部
位にスプリングと係止部とを設けた場合にはキャップま
たは本体が倒伏規制部に当接していない状態において、
操作レバーとキャップとは一定の開放角度を保ち、一体
となって回動する。従ってキャップの回動位置は操作レ
バーの回動位置よりも先行し、操作レバーの作用端の操
作端側への移動量がそれほど大きくならず、本体の開放
部側の先端部位がキャップにおけるシール部に当接しな
い状態でキャップを閉蓋位置、すなわち倒伏規制部との
当接位置に至らせることが可能となる。
【0012】更にまたこのような蓋構造を具えた容器に
あっては、その内容物の取り出しがいわゆるワンタッチ
で行われ、内容物の取り出しが極めて能率的に行われ
る。
【0013】更にまた本体が二基並設され、且つこれら
が必ず併用される二液の接着剤または歯科用硬化剤を収
納するものであるときは、同時操作の下に二液を抽出す
ることができ、またキャップの被せ間違い等がなく、使
用途中の接着剤の固化等が生じない。
【0014】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて具体的
に説明する。符号1は本発明が適用される容器状の本体
であって、このものに本発明の蓋構造2を適用する。こ
の本体1はこの実施例では一例として二液性接着剤を収
納する場合の容器を示すものであり、従って本体1は同
様構造のものが二基並設される。まず本体1について説
明すると、このものはシリンダ状の容器外筒10と、そ
の内側にほぼ密に嵌め込まれる内筒11とを具えるもの
であって、図に示す実施例では両者が一例として一体化
されたような形状を有する。
【0015】そして容器外筒10の手元側端部には指掛
部12をフランジ状に形成するとともに、内筒11の端
部をほぼ平板フランジ状に構成して操作端13とする。
更に前記容器外筒10はその内部を収納部10aとする
とともに、その先細りになった先端を開放端10bとす
る。
【0016】また前記収納部10aには前記内筒11に
応動して操作されるシールピストン14を密に嵌め込
む。このものは接着剤G等の化学的影響を受けない合成
ゴム等の弾性部材を用いるものであって、その内部をほ
ぼ中空状として内筒11の先端に形成されたピストンロ
ッド15と係合するロッド受部14aを形成し、更にそ
の頂端部を展張部14bとする。そして前記ピストンロ
ッド15における膨らんだ端部である押圧部15aは前
記展張部14bを内側から押圧するような状態に設定さ
れる。
【0017】一方、このような本体1に対して取り付け
られる蓋構造は次のような構成をとる。まず本体1に対
して一例として一体的に翼板状のブラケット20を形成
し、ここに回動支点20aを設ける。この回動支点20
aにおいて操作レバー21を本体1に対して扛伏自在に
取り付ける。そして操作レバー21はその作用端21a
(なお本明細書において使用する作用端21aとは、操
作レバー21の作用点側先端のその端面を意味するもの
ではなく、その端面を含むその周辺の一定範囲を意味す
るものである。またこの点、開放端10bについても同
様である)においてキャップ22の一端と回動自在に接
続される。このキャップ22はその自由端側をシール部
23とするものであり、本体1を構成する容器外筒10
の開放端10bと圧接される。もちろんこのシール部2
3は開放端10bとの圧接状態を維持するため、内容物
と化学反応を起こさないような弾性材料によって構成さ
れることが好ましい。
【0018】更に操作レバー21とキャップ22とは少
なくとも閉蓋状態においてこれを維持するため互いに係
合構造を有する。すなわち操作レバー21には、その先
端中央付近に係合爪21bを突出させるとともに、キャ
ップ22におけるシール部23には係合受部23bを設
けておく。
【0019】符号25は前記本体1側に設けた倒伏規制
部であって、この倒伏規制部25はキャップ22が操作
時に開放端10bと対向する位置から外れてしまわない
ように位置規制するのである。もちろんこの倒伏規制部
25に代えて、図5(a)(b)または後述する他の実
施例において説明する図8〜11に示すように前記シー
ル部23における嵌着孔23a上部を基部側に張り出す
ように形成して、開放端10bとの当接部23cを設け
るようにしてもよい。また操作レバー21とキャップ2
2とは、互いの開放角度が一定角度の範囲に限界設定さ
れていることが好ましく、そのために一例として操作レ
バー21の作用端21a近くに凸状の係止部21cを設
け、これによって操作レバー21とキャップ22との相
互の開き角度を一定範囲に設定している。もちろんこの
設定は図1、3に簡単に示すようにキャップ22の開放
時にこのものと操作レバー21との拡開状態を設定する
ためのスプリング27を利用した設定であってもよい。
【0020】このような蓋構造並びにこれを具えた容器
における内容物たる接着剤Gの取出操作を例に挙げてそ
の作動状態を説明する。 i)閉蓋状態 閉蓋状態は図3(a)に示すように操作レバー21が本
体1の前方(接着剤Gの取出側)に自由端側を倒伏させ
た状態であり、この状態ではキャップ22がそのシール
部23において開放端10bを閉塞した状態となってお
り、更にその状態は操作レバー21における係合爪21
bがキャップ22における係合受部23bに係合するこ
とにより維持されている。
【0021】ii) 開蓋操作 このような状態からキャップ22を開放するには、図3
(b)〜(c)に示すように操作レバー21の自由端側
を上方に扛上させ、更に後方にまで倒し込むようにす
る。すなわち図3(b)に示すように操作レバー21の
自由端の引き上げてゆく途中では作用端21aが本体1
の開放端10b側に向かうように移動してゆき、これに
よってそこに接続されたキャップ22を前方、すなわち
そのシール部23が開放端10bから離れるように移動
させてゆく。
【0022】そして更に操作レバー21をほぼ垂直状態
にまで引き上げると、操作レバー21と角度の限界設定
されているキャップ22は操作レバー21と共にそのシ
ール部23を上方に移動させるように回動してゆく。更
に図3(c)に示すように操作レバー21の自由端を本
体1の後方まで完全に倒伏させた状態までに移動させる
と、キャップ22は充分に開放端10bから離れ、これ
によって内容物である接着剤Gの取り出しが容易に行い
得る状態となるのである。
【0023】iii)内容物の取り出し この接着剤Gの取り出しにあたっては常法に従い指掛部
に例えば人差指と中指を掛け、内筒11の操作端13を
親指または手のひらによって押圧することによって、内
筒11を容器外筒10に更に押し込みそのシールピスト
ン14によって収納部10a内の接着剤Gを開放端10
bから押し出すようにする。そしてこの押出時において
は図4(a)に示すようにシールピストン14における
展張部14bがピストンロッド15の押圧部15aによ
る押圧を受けてやや前方に張り出した状態で接着剤Gの
押し出しがなされるとともに、押し出しが完了した後に
は図4(b)に示すようにシールピストン14の展張部
14bが展張した分、元の収縮形状に復帰するのであ
る。これによって収納部10aは押出時に形成されてい
た容積をわずかに増加する状態に転じ、従って収納部1
0aにおける内圧がほぼ解除されて内筒11の押し込み
を完了して停止した場合であっても、接着剤Gの漏れ出
しが完全に排除される。そしてこのような操作を行うに
あたり、実施例のように本体が二基並設されている場合
には、二液性の接着剤が同時に注出できる。
【0024】iv) 閉蓋操作 このようにした後、本体1における開放端10bを閉鎖
するには後方にまで倒伏し切った操作レバー21を更に
図3に示す開蓋操作と逆の操作で倒伏させればよい。こ
れによって開放時と逆に一定角度までは操作レバー21
の回動と共にキャップ22が倒伏してゆくものであっ
て、具体的にはキャップ22の一部が倒伏規制部25に
当接する状態まで移動する。そしてその後更に操作レバ
ー21を、その自由端を前方に向かうように倒伏させれ
ば、操作レバーにおける作用端21aが本体1の後方
(手元側)に移動してゆき、図2に示すようにそのシー
ル部23が開放端10bに圧接状態となるように設定さ
れる。
【0025】
【他の実施例】本発明は以上述べたような具体的な実施
例を一例として有するものであるが、更に他の実施例を
構成することが可能である。すなわち図6に示すように
本体1に対してブラケット20を別部材で構成し、この
ブラケットにすでに既存の容器状の本体1を適用して蓋
構造並びに容器を構成することが可能である。
【0026】更に以上述べた実施例は接着剤Gの容器と
して実施例を述べたものであるが、本体1はこのような
シリンダ状の容器のほか、図7(a)に示すような単純
なチューブ状の容器であって、種々のペースト、液体が
充填されたものであっても差し支えない。更に常時蓋を
することによって内容物の保護効果がある例えば図7
(b)に示すようにインクをポーラス状支持体に含浸さ
せ、多数回の印字が可能なスタンプ状印章や、図7
(c)に示すようないわゆるオイル差し等の注油容器等
であってもよい。
【0027】また本発明は、歯科用二液性硬化剤の容器
並びにこの容器の蓋構造としても適用できるものであっ
て、以下これに用いる容器並びに蓋構造について説明す
る。すなわち図8〜11に示すものがこれに該当し、基
本的には上述した図1〜4に示す実施例と同様の構成を
とることから、ここではその詳細は省略することとし、
前記実施例と相違する個所のみに言及する。
【0028】まず本実施例においては、本体1内に充填
する内容物として歯科用二液性硬化剤を採用しているこ
とに関連し、シールピストン14の構成を異ならせてい
る。具体的には図9に示すように内筒11の先端にOリ
ング16等のシール部材を容器外筒10の収納部10a
に密となるよう外嵌めし、これによりシールピストン1
4を構成したものである。
【0029】因みに本実施例で内容物として採用する歯
科用二液性硬化剤は、未硬化状態においてペースト状を
なし、収納部10a内の多少の内圧によっては、内容物
が漏れ出すようなことは生じないため、本実施例ではこ
のようなシールピストン14の構成としたのである。な
お歯科用二液性硬化剤に限らず比較的粘度の高い内容物
に対して、この図9に示すシールピストン14の構成が
適用できることは言うまでもない。
【0030】次に具体的な細部の構成の違いについて述
べることとする。なお以下述べる構成は、歯科用二液性
硬化剤を内容物とする本実施例独自のものではなく、前
記図1〜4に示す接着剤Gを内容物とする実施例におい
ても当然に採用できるものである。まず回動支点20a
を設ける部位についてであるが、前記図1〜4に示す実
施例では本体1に対し翼板状のブラケット20を形成
し、ここに回動支点20aを設ける構成をとっている。
【0031】これに対し図8〜11に示す本実施例で
は、容器外筒10を二基収納できる本体収納ケース17
を別途設け、この本体収納ケース17の開放端10b寄
りの側面隅部に回動支点20aを設ける構成をとってい
る。なお本実施例では、容器外筒10に外嵌めする形で
本体収納ケース17を設ける構成をとったが、容器外筒
10と本体収納ケース17を一体に形成し、これに対し
回動支点20aを設ける構成とすることももちろん可能
である。
【0032】また前記図1〜4に示す実施例では、操作
レバー21とキャップ22との開放角度を限界設定する
手段として操作レバー21の作用端21a近くに凸状の
係止部21cを設け、この係止部21cをキャップ22
の基部側端部に当接させるという構成をとっている。こ
れに対し図8〜11に示す本実施例では、操作レバー2
1側に係合凸部31、そしてキャップ22側に係合爪3
2を設け、これら係合凸部31と係合爪32とを噛み合
わせることで係止部21cを構成している。
【0033】更に前記図1〜4に示す実施例では、倒伏
規制部25を本体1の開放端10b寄りの下面に設けた
が、図8〜11に示す本実施例では、すでに図5の説明
中でも述べたようにシール部23の嵌着孔23aの上部
を基部側に延長形成し、この延長形成した当接部23c
を倒伏規制部25としている。
【0034】更に前記図1〜4に示す実施例では、操作
レバー21の先端に係合爪21bを設け、これに係合す
る係合受部23bをキャップ22におけるシール部23
の先端に設ける構成をとっている。これに対し本実施例
では翼板状の操作レバー21の回動支点20a寄りの基
部を一部開口し、この開口部33の縁に係合爪21b
を、そして本体収納ケース17の開放端10b側の端面
中央に係合受部23bを設ける構成をとっている。
【0035】以下このような構成の蓋構造の作動状態に
ついて図11に基づいて説明する。なおこの場合も前記
図1〜4に示す実施例と重複するところが多いため、そ
の詳細は省略し、閉蓋操作にしぼってその作動状態を説
明する。まず図11(a)に示すように操作レバー21
及びキャップ22が上方に大きく退去し、開放端10b
が開放状態となっている状態から、操作レバー21を図
11(b)に示すように倒伏させてゆく(なおこの状態
では操作レバー21とキャップ22はスプリング27及
び係止部21cの作用により一定の開放角度を保った上
で倒伏する)。
【0036】そして図11(c)に示すように倒伏規制
部25である当接部23cが開放端10bに当接するま
で操作レバー21を倒伏させ、更に操作レバー21を図
11(d)に示すように倒伏させれば係止部21cを構
成する係合凸部31と係合爪32との係合が解かれ、キ
ャップ22のシール部23は本体1の開放端10b側に
移動するようになる。そして係合爪21bが係合受部2
3bに係合するまで操作レバー21を更に倒伏させれ
ば、図11(e)に示すように本体1の開放端10bが
シール部23の嵌着孔23aにその先端を進入させるよ
うになり、開放端10bの閉蓋が完了する。また開蓋操
作は、上記操作の逆の操作によって行うことができる。
【0037】
【発明の効果】本発明は以上述べたような構成を有する
から、容器等の本体における開放端10bを開閉する操
作がワンタッチで行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋構造を二液性接着剤の容器に適用し
た実施例を示す斜視図である。
【図2】同上縦断側面図である。
【図3】同上蓋構造の開蓋操作を段階的に示す側面図で
ある。
【図4】同上容器本体の内部構造を示す縦断側面図であ
る。
【図5】同上蓋構造における倒伏規制部を排し、これに
代えて当接部を設けた実施例を閉蓋状態並びに開蓋状態
に分けて示す側面図である。
【図6】ブラケットを本体と別体に構成した実施例を示
す分解斜視図である。
【図7】本発明の蓋構造を他の種々の本体に適用した実
施例を示す斜視図である。
【図8】本発明の蓋構造を歯科用二液性硬化剤の容器に
適用した実施例を示す斜視図である。
【図9】同上縦断側面図である。
【図10】同上蓋構造を拡大して示す側面図である。
【図11】同上蓋構造の閉蓋操作を段階的に示す側面図
である。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋構造 10 容器外筒 10a 収納部 10b 開放端 11 内筒 12 指掛部 13 操作端 14 シールピストン 14a ロッド受部 14b 展張部 15 ピストンロッド 15a 押圧部 16 Oリング 17 本体収納ケース 20 ブラケット 20a 回動支点 21 操作レバー 21a 作用端 21b 係合爪 21c 係止部 22 キャップ 23 シール部 23a 嵌着孔 23b 係合受部 23c 当接部 25 倒伏規制部 27 スプリング 31 係合凸部 32 係合爪 33 開口部 G 接着剤

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体における開放端を閉塞、開放する蓋
    構造であって、この蓋構造は本体に対し扛伏自在に取り
    付けられた操作レバーと、操作レバーの作用端と回動自
    在に接続されるシール部を有するキャップとを具え、こ
    のキャップは操作レバーの倒伏によりシール部を本体の
    開放端に圧接させるように構成されているものであり、
    前記操作レバーは、本体に対し回動支点を中心として扛
    伏自在に取り付けられるとともに、前記キャップまたは
    本体のいずれか一方には倒伏規制部が設けられており、
    なお且つ前記操作レバーの作用端は前記キャップまたは
    本体が前記倒伏規制部に当接し、キャップの倒伏が規制
    された状態において、キャップのシール部が本体の開放
    端に対向し、更に操作レバーを倒伏させることにより、
    この開放端に向かって移動するように構成されたことを
    特徴とする蓋構造。
  2. 【請求項2】 前記操作レバーとキャップとは互いの開
    放角度が限界設定されていることを特徴とする請求項1
    記載の蓋構造。
  3. 【請求項3】 前記操作レバーとキャップとの接続部位
    には、これら両者を拡開方向に付勢するスプリングと、
    これら両者の開放角度を限界設定する係止部とが設けら
    れていることを特徴とする請求項記載の蓋構造。
  4. 【請求項4】 本体に対し蓋構造が具えられた容器であ
    って、前記蓋構造は、本体に対し扛伏自在に取り付けら
    れた操作レバーと、操作レバーの作用端と回動自在に接
    続されるシール部を有するキャップとを具え、このキャ
    ップは操作レバーの倒伏によりシール部を本体の開放端
    に圧接させるように構成されているものであり、前記操
    作レバーは、本体に対し回動支点を中心として扛伏自在
    に取り付けられるとともに、前記キャップまたは本体の
    いずれか一方には倒伏規制部が設けられており、なお且
    つ前記操作レバーの作用端は前記キャップまたは本体が
    前記倒伏規制部に当接し、キャップの倒伏が規制された
    状態において、キャップのシール部が本体の開放端に対
    向し、更に操作レバーを倒伏させることにより、この開
    放端に向かって移動するように構成されているものであ
    り、一方前記本体は二基並設されるとともに、これら
    本体部には二液性接着剤または歯科用二液性硬化剤が
    々に収納されていることを特徴とする容器。
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