JP3333768B2 - 鉄筋コンクリート造モルタル仕上げ構造物の補強・補修方法 - Google Patents

鉄筋コンクリート造モルタル仕上げ構造物の補強・補修方法

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JP3333768B2
JP3333768B2 JP37495699A JP37495699A JP3333768B2 JP 3333768 B2 JP3333768 B2 JP 3333768B2 JP 37495699 A JP37495699 A JP 37495699A JP 37495699 A JP37495699 A JP 37495699A JP 3333768 B2 JP3333768 B2 JP 3333768B2
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義友 細井
清一 西村
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タケモル工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モルタル層を有す
る既存鉄筋コンクリート造の補強・補修方法に関し、特
に既存モルタル層の上より鉄筋コンクリート造の構造補
強を行い、且つ、表面に塗布されているモルタル層の剥
落防止、ひび割れ挙動の抑制及び劣化進行を防止するこ
とができると共に、仕上げに必要な下地調整層ができる
鉄筋コンクリート構造物の補強・補修方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】既存鉄筋コンクリート構造物の構造補強
を行う場合の多くは、直接コンクリート面に鉄板を張り
付けるか、炭素繊維製シートを貼り付ける方法があっ
た。
【0003】しかし、鉄筋コンクリート造の大部分はモ
ルタルが施工されており、そのモルタルの撤去にはブレ
ーカー等を用いて行うが、多大な労力、工期、作業時の
騒音、躯体の損傷、産業廃棄物としての搬出、経費の出
費等が起こるという問題があった。
【0004】また、鉄板貼り付け、炭素繊維製シート貼
り付け等による構造補強面の仕上げは、ラスモルタル工
法、吊子併用モルタル工法等が行われるが、何れの工法
も塗り厚さが嵩高く、ひび割れ、剥落等の発生する問題
があった。
【0005】著しく劣化した建家での既存モルタル層の
剥離率は30%程度であり、通常の経年劣化程度の建家
では全面積の15〜20%程度の剥離率である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】コンクリート構造物を
長期間使用しているとコンクリートの劣化現象が種々生
じるが、その中でもひび割れによるトラブルが多く、漏
水から招く鉄筋の発錆によるコンクリートの剥落等によ
る強度低下が指摘されている。また、設計当時の基準に
は適合していても、その後の耐震設計基準の改訂、その
他当初の荷重以上の負荷が掛かる使用方法に変化したこ
と等により補強の必要性が生じてくる。
【0007】このような状況での、所謂、既存不適格建
造物の対応策として構造補強が必要であるとされてい
る。
【0008】また、表面に塗布されている既存モルタル
層の剥落防止対策も必然的に生じ、それには施工に先立
って既存モルタルの浮き範囲のチェックが必要であり、
該チェックを行うことが予算建てに先駆けて必要となる
ため、補修計画に支障を来す問題がある。
【0009】また、従来の工法で補修が完全にできたか
らといって、浮くに至った原因まで消滅してしまう訳で
はない為、経年により、再び浮く現象の発生は必至であ
り、真の剥落防止の施工とは言い難いという問題があ
る。しかも、補修に際しての仕上げに必要な下地調整工
事は別途作業となるという課題がある。
【0010】本発明は、これらの事情に鑑み、下記構成
とすることによって、上述した問題を解決することを目
的とする。すなわち、
【0011】構造補強には種々の方法が考えられるが、
高強度繊維強化プラスチック成形板とエポキシ樹脂を使
用する構造補強工法は補強効果(耐震補強、耐荷力向
上、ひび割れ防止等)、施工性、耐食性、経済性等に優
れた性能を有するものであると共に、他の構造補強工法
と組み合わせることのできる工法である。
【0012】高強度繊維強化プラスチック成形板を貼り
付けた面を含め全面にSBR系ポリマーセメントモルタ
ルを塗り付け、その層にガラス繊維製ネットを伏せ込む
複合工法は、施工性、平坦性、耐久性、ひび割れ再発防
止等に優れた性能を有する工法で、塗装仕上げ、漆喰仕
上げ、タイル仕上げ等の各種の仕上げに適した下地調整
ができる工法である。
【0013】構造補強に用いる高強度繊維強化プラスチ
ック成形板と、その表面に施工するガラス繊維製ネット
とは、弾性係数及び線膨張係数が比較的近似しているこ
とによって複合層として同一挙動を示すので、補強・補
修工法として優れた各種性能を発揮することが可能とな
る。特に、耐震補強、耐荷力向上、ひび割れ防止、モル
タル落下防止性能に優れている。
【0014】尚、補修に伴う塗り重ねから生じる透湿抵
抗の加算も、既存塗膜の部分除去により緩和され、残存
塗膜からの膨れ防止に寄与する。また、既存塗膜の部分
除去位置(m当たり4個所)にアンカーピン(二股状
T型ピン)で計画的にモルタル層を躯体に結束させるの
でピンニング数が可及的に少なくなると共に補修に伴う
浮き面の調査が省けるという利点がある。
【0015】既存モルタルにポリマーセメントモルタル
を塗り付け、芯材として既存モルタルを補強するのに十
分なヤング係数を有する網材を埋設させ、既存モルタル
に板状性を蘇らせることで、自然環境下における温度差
による既存モルタル層のムービング及び強風時に生じる
負圧等によるモルタルの孕み現象を抑制し、既存モルタ
ルの剥落を防止できると共に、仕上げ塗材の要求する下
地作りに寄与する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次の技術手段を採用した。つまり、請求
項1記載の発明においては、鉄筋コンクリート造の表面
にモルタル層を有している既存構造物の補強・補修方法
として、次の工程を備えたことを特徴とする鉄筋コンク
リート造モルタル仕上げ構造物の補強・補修方法であ
る。 (1)高強度繊維強化プラスチック成形板を貼る位置の
既存塗膜を帯状に除去し、モルタル層のフレッシュ面を
露出させる。また、高強度繊維強化プラスチック成形板
貼り付け面以外の既存外装面もm当たり4個所、直径
が20cm程度に既存塗膜を除去し、モルタル層のフレ
ッシュ面を露出させる。 (2)高強度繊維強化プラスチック成形板を貼る位置
に、所要の間隔で施工点のマーキングを行う。 (3)該マーキングをした既存モルタル層を、必要に応
じた直径のコアドリルでコンクリート躯体に到達するま
で切り込みを入れ、モルタルを撤去する。 (4)モルタル撤去跡の中心にピンニング孔を穿設する
と共に、m当たり4個所塗膜を剥した個所に一文字溝
とピンニング孔を穿設する。 (5)次に、予め準備してあるピン状連結材を前記ピン
ニング孔内にそれぞれピンニング用接着剤を介して挿
入、固定する。そして、モルタル撤去跡には充填用レジ
ンモルタルを充填埋め戻しする。 (6)前記帯状に露出させたモルタルフレッシュ面(ピ
ン状連結材挿入埋め戻し面も含む)に接着剤を塗布し、
高強度繊維強化プラスチック成形板を貼る。 (7)高強度繊維強化プラスチック成形板貼り付け面と
既存外装面(m当たり4個所ピンニングした壁面も含
む)の表面に連続してポリマーセメントモルタルを塗布
する。 (8)その表面に網材を当接し、金鏝等で押圧しながら
該網材をポリマーセメントモルタルに埋設させることに
よって新表面層を形成し、既存鉄筋コンクリート構造物
の補強と既存モルタル層の剥落を防止するという技術手
段を採用した。
【0017】請求項2記載の発明においては、鉄筋コン
クリート造の表面にモルタル層を有している既存鉄筋コ
ンクリート構造物の補強・補修方法として、次の工程を
備えたことを特徴とする鉄筋コンクリート構造物の補強
・補修方法である。 (1)高強度繊維強化プラスチック成形板を貼る位置の
既存塗膜を帯状に除去し、モルタル層のフレッシュ面を
露出させる。また、高強度繊維強化プラスチック成形板
貼り付け面以外の既存外装面もm当たり4個所、直径
が20cm程度に既存塗膜を除去し、モルタル層のフレ
ッシュ面を露出させる。 (2)高強度繊維強化プラスチック成形板を貼る位置
に、所要の間隔で施工点のマーキングを行う。 (3)該マーキングをした部分に、ピンニング孔と一文
字溝を穿設すると共に、それ以外のモルタルフレッシュ
面(m当たり4個所)の中心にもピンニング孔と一文
字溝を穿設する。 (4)次に、予め準備してあるピン状連結材を前記ピン
ニング孔内にピンニング用接着剤を介してそれぞれ挿
入、固定する。 (5)前記帯状に露出させたモルタルフレッシュ面(ピ
ン状連結材挿入部も含む)に接着剤を塗布し、高強度繊
維強化プラスチック成形板を貼る。 (6)高強度繊維強化プラスチック成形板貼り付け面と
既存外装面(m当たり4個所ピンニングした壁面も含
む)の表面に連続してポリマーセメントモルタルを塗布
する。 (7)その表面に網材を当接し、金鏝等で押圧しながら
該網材をポリマーセメントモルタルに埋設させることに
よって新表面層を形成し、鉄筋コンクリート構造物の補
強と既存モルタル層の剥落を防止するという技術手段を
採用した。
【0018】請求項3記載の発明においては、請求項1
に記載の充填用モルタルとして、コンクリート強度以上
の諸物性(付着強度、せん断強度、引張り強度、圧縮強
度等)を有する高強度レジンモルタルとするという技術
手段を採用した。
【0019】請求項4記載の発明においては、請求項1
に記載の接着剤として、高強度繊維強化プラスチック成
形板に生じる応力をモルタル層に十分に伝達する諸物性
(付着強度、せん断強度、引張り強度、圧縮強度等)を
有するパテ状接着剤とするという技術手段を採用した。
【0020】請求項5記載の発明においては、請求項
、請求項3、請求項4のうち何れか1項に記載の網材
として、長繊維からなるもので、既存モルタルを補強す
るのに十分なヤング係数を有するガラス繊維等のネット
とするという技術手段を採用した。
【0021】請求項6記載の発明においては、鉄筋コン
クリート造の表面にモルタル層を有している既存鉄筋コ
ンクリート構造物の補強・補修方法として、次の工程を
備えたことを特徴とする鉄筋コンクリート造モルタル仕
上げ構造物の補強・補修方法である。 (1)高強度繊維強化プラスチック成形板を貼る位置の
既存塗膜を帯状に除去し、モルタル層のフレッシュ面を
露出させる。また、高強度繊維強化プラスチック成形板
貼り付け面以外の既存外装面もm当たり4個所、直径
が20cm程度に既存塗膜を部分除去し、モルタル層の
フレッシュ面を露出させる。 (2)高強度繊維強化プラスチック成形板を貼る位置
に、所要の間隔で施工点のマーキングを行う。 (3)該マーキングをした部分に、ピンニング孔と矩形
溝を穿設すると共に、それ以外のモルタルフレッシュ面
(m当たり4個所)の中心にもピンニング孔と一文字
溝を穿設する。 (4)次に、予め準備してあるアンカー付き金属板を前
記ピンニング孔内にピンニング用接着剤を介してそれぞ
れ挿入、固定する。 (5)前記帯状に露出させたモルタルフレッシュ面とア
ンカー付き金属板に接着剤を塗布し、高強度繊維強化プ
ラスチック成形板を貼る。 (6)高強度繊維強化プラスチック成形板貼り付け面と
既存外装面(m当たり4個所ピンニングした壁面も含
む)の表面に連続してポリマーセメントモルタルを塗布
する。 (7)その表面に網材を当接し、金鏝等で押圧しながら
該網材をポリマーセメントモルタルに埋設させることに
よって新表面層を形成させるという技術手段を採用し
た。
【0022】請求項7記載の発明においては、請求項
、請求項3〜請求項6のうち何れか1項に記載の高強
度繊維強化プラスチック成形板として、炭素繊維、アラ
ミド繊維、ガラス繊維、スチール繊維等を一方向に引き
揃えて板状に成形するという技術手段を採用した。
【0023】請求項8記載の発明においては、請求項6
記載のアンカー付き金属板として、鉄、ステンレス鋼等
の金属材料で、単数または複数のアンカー部分と頭部平
板が一体化しているものと、別体にするもの、出隅、入
隅用として頭部平板がL字状のものとするという技術手
段を採用した。
【0024】
【発明の実施の形態】以上説明したように、本発明は既
存鉄筋コンクリート構造物の耐震補強、耐荷力向上、ひ
び割れ防止等を目的とした他、コンクリート表面に塗布
されているモルタル層の剥落を防止する工法で、既存モ
ルタル層の表面からピン状連結材、またはアンカー付き
金属板を所定数ピンニングし、その上よりエポキシ系接
着剤を用いて高強度繊維強化プラスチック成形板(厚さ
1〜2mm)を所要の間隔で帯状に貼り付けて構造補強
する工法と、既存モルタルの剥落防止対策についてはm
当たり4個所、ピンニング処理した後、全面に亘って
SBR系ポリマーセメントモルタルを塗布し(塗り厚さ
3mm程度)、その層にガラス繊維製ネットを伏せ込む
ことにより板状性が生じ、モルタル層の剥落を防止する
という複合構工法である。
【0025】
【実施例】以下に添付の図面を参照して、本発明の実施
例について詳述する。
【0026】本発明の第1実施例について説明する。先
ず、図1に示すようにコンクリート躯体1のモルタル層
2の表面に高強度繊維強化プラスチック成形板貼り付け
個所4の既存塗膜3を帯状に(幅6〜8cm)剥してモ
ルタルフレッシュ面6−1を露出させると共に、高強度
繊維強化プラスチック成形板貼り付け以外の個所5の既
存塗膜3もm当たり4個所(縦、横50cm間隔、直
径20cm程度)除去しモルタルフレッシュ面6−2を
露出させた後に、高強度繊維強化プラスチック成形板貼
り付け個所4に所要の間隔で施工点のマーキング7を行
い、また、高強度繊維強化プラスチック成形板貼り付け
以外の個所5にもモルタルフレッシュ面(m当たり4
個所)6−2にも施工点のマーキング7を行う。
【0027】図2に示すように、高強度繊維強化プラス
チック成形板15を貼り付けるモルタルフレッシュ面6
−1のマーキング7位置で、直径が5cm程度のコアド
リルでコンクリート躯体1に到達する迄切り込みを入
れ、モルタル層2を撤去しコンクリート面8を露出させ
る。
【0028】図3に示すように、コンクリート露出面8
のモルタル撤去跡の中心に、コンクリート躯体1に30
mm以上挿入するようにピンニング孔9を穿設する。
【0029】図4に示すように、ピンニング孔9にピン
ニング用接着剤10を注入し予め準備してあるピン状連
結材11を挿入固定する。
【0030】図5に示すように、モルタル撤去跡のピン
状連結材11の周囲を締め固める要領で充填用レジンモ
ルタル12で埋め戻しする。
【0031】図6に示すように、高強度繊維強化プラス
チック成形板貼り付け以外の個所5のモルタルフレッシ
ュ面6−2(m当たり4個所)に一文字溝(縦3〜5
mm、横60〜80mm、深さ4〜6mm)13とピン
ニング孔9を穿設する。
【0032】図7に示すように、上記の一文字溝13と
ピンニング孔9に、ピンニング用接着剤10を注入し、
ピン状連結材11を固定する。
【0033】図8に示すように、接着剤14を介して高
強度繊維強化プラスチック成形板(厚さ1〜2mm)1
5を貼り付け補強する。
【0034】図9に示すように、高強度繊維強化プラス
チック成形板15を貼り付けた個所、並びにピン状連結
材11を直接挿入した個所も含め全面に連続してSBR
系ポリマーセメントモルタル16を塗布し(厚さ3mm
程度)、その表面に網材17を当接し、金鏝等で押圧し
ながら該網材17をポリマーセメントモルタル塗り付け
層に埋設させることにより既存モルタルの落下、変形を
抑制する。
【0035】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図10に示すように、所要の間隔で高強度繊維強化
プラスチック成形板貼り付け個所4の既存塗膜3を帯状
に(幅6〜8cm)剥してモルタルフレッシュ面6−1
を露出させると共に、高強度繊維強化プラスチック成形
板貼り付け以外の個所5の既存塗膜もm当たり4個所
(縦、横50cm間隔、直径20cm程度)除去しモル
タルフレッシュ面6−2を露出させる。
【0036】図11に示すように、帯状のモルタルフレ
ッシュ面6−1とm当たり4個所のモルタルフレッシ
ュ面6−2に所要間隔でUカット用サンダー等を使用し
て一文字溝(縦3〜5mm、横60〜80mm、深さ4
〜6mm)13を刻設し、この中心に深さ30mm以上
コンクリート躯体1内部に到達するようにピンニング孔
9を穿設する。この一文字溝13はピン状連結材11の
偏平な膨出部が埋まるように形成する。続いて前記一文
字溝13とピンニング孔9の内部をエアーブロー等で清
掃しクリーンな状態とする。
【0037】図12に示すように、前記ピンニング孔9
にピンニング用接着剤10を注入し予め準備してあるピ
ン状連結材11をそれぞれ挿入固定する。さらに、高強
度繊維強化プラスチック成形板貼り付け個所4には、接
着剤14を介して高強度繊維強化プラスチック成形板1
5を貼り付け、構造補強する。
【0038】図13に示すように、高強度繊維強化プラ
スチック成形板貼り付け個所4と、高強度繊維強化プラ
スチック成形板貼り付け以外の個所5の全壁面を対象
に、連続してSBR系ポリマーセメントモルタル16を
厚さ3mm程度に塗り付け、その表面に網材17を当接
し、金鏝等で押圧して該網材17をポリマーセメントモ
ルタル塗り付け層に埋設することにより旧モルタル層が
集成板的に剛性が発揮されモルタルの変形、落下を防止
する。
【0039】また、前記ピン状連結材11に換えて、図
14に良く示されているように、1枚の平板状の金属鋼
材等を折り曲げて、フレキシビリティを持たせた略T字
形連結材22を形成し、先端部20は、広がる方向に付
勢されるようにし、他端は略ループ状に折曲げて、さら
に偏平にし膨出部21を形成する。
【0040】上記略T字形連結材22の折り曲げられて
形成された偏平条の膨出部21を、例えばコンクリート
躯体4に形成した一文字溝13、あるいはタイル貼の壁
面のメジ部に添わせて直線状の溝を形成した所に挿入し
て、モルタルを充填して略T字形連結材22をコンクリ
ート躯体4に固定したり、貼り付けタイルの剥落防止を
行うもの等が実施例として考えられる。
【0041】略T字形連結材22は、先端部20を縮め
た状態にして、一本の棒形状にして、コンクリート躯体
4に穿設したピンニング孔9に挿入する。この略T字形
連結材22は挿入された後、先端部20が弾性力によっ
て広がろうとする作用が発生して物理的に強力にコンク
リート躯体4と堅固に連結するものである。
【0042】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図15に示すように、所要の間隔で高強度繊維強化
プラスチック成形板貼付け個所4の既存塗材3を帯状に
(幅6〜8cm)剥してモルタルフレッシュ面6−1を
露出させると共に、高強度繊維強化プラスチック成形板
貼付け以外の個所5の既存塗材もm当たり4個所
(縦、横50cm間隔、直径20cm程度)除去しモル
タルフレッシュ面6−2を露出させる。
【0043】図16に示すように、帯状のモルタルフレ
ッシュ面6−1には所要間隔で矩形溝18と、m当た
り4個所のモルタルフレッシュ面6−2には所要間隔で
Uカット用サンダー等を使用して一文字溝(縦3〜5m
m×横60〜80mm×深さ4〜6mm)13を刻設
し、それぞれの中心に深さ30mm以上コンクリート躯
体1内部に到達するようにピンニング孔9を穿設する。
この一文字溝13はピン状連結材11の偏平な膨出部が
埋まるように形成する。
【0044】続いて前記一文字溝13とピンニング孔9
の内部をエアーブロー等で清掃し、クリーンな状態とす
る。
【0045】図17に示すように、前記ピンニング孔9
にピンニング用接着剤10を注入し予め準備してあるピ
ン状連結材11及び、アンカー付き金属板19をそれぞ
れ挿入固定する。
【0046】図18に示すように、高強度繊維強化プラ
スチック成形板貼付け個所4には、接着剤14を介して
高強度繊維強化プラスチック成形板15を貼付け、構造
補強する。
【0047】図18に示すように、高強度繊維強化プラ
スチック成形板貼付け個所4と、高強度繊維強化プラス
チック成形板貼付け以外の個所5の全壁面を対象に、連
続してSBR系ポリマーセメントモルタル16を厚さ3
mm程度に塗り付け、その表面に網材17を当接し、金
鏝等で押圧して該網材17をポリマーセメントモルタル
塗り付け層に埋設することにより旧モルタル層が集成板
的に剛性が発揮されモルタルの変形、落下を防止する。
【発明の効果】鉄筋コンクリート構造物の構造補強を行
う場合の多くはコンクリート躯体に直接処理する方法で
あったが、当該発明の工法は鉄筋コンクリート構造にモ
ルタルを有している構造物を対象にした構造補強とモル
タルの剥落防止を目的にした複合構工法である。 (1)既存モルタルの上から作業ができる手段のため省
力化と産業廃棄物の発生が少ない。 (2)高強度繊維強化プラスチック成形板とガラス繊維
とは、弾性係数、線膨張係数が近似しているので相性が
良く、補強効果が向上する。 (3)また、ガラス繊維製ネットの架橋効果により高強
度繊維強化プラスチック成形板への接着力アップが期待
でき、最終仕上げに要求される平坦な下地調整ができ
る。 (4)既存塗膜の処理は部分的に行うので除去作業が軽
減し、透湿性は確保される。 (5)既存モルタル層の浮きの有無に関係なく計画的に
ピンニングを行うので既存モルタル層の浮き調査が省
け、施工計画が立て易い。 (6)アンカー付き金属板を介することにより、より一
層鉄筋コンクリート構造物の補強強度を増すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である鉄筋コンクリート構
造物の補強・補修方法における既存塗膜の処理(部分剥
し)の説明図である。
【図2】前記第1実施例における高強度繊維強化プラス
チック成形板(厚さ1〜2mm)を貼り付ける帯状面に
コンクリート躯体に到達するように所要の直径で必要数
コアドリルでモルタル層を撤去した説明図である。
【図3】前記第1実施例におけるコアドリルでモルタル
を撤去した跡の中心にコンクリート躯体にピン状連結材
の先端が30mm以上挿入できるピンニング孔を穿設し
た説明図である。
【図4】前記第1実施例におけるモルタル撤去跡にピン
ニング用接着剤を注入し、ピン状連結材を挿入固定した
断面図である。
【図5】前記第1実施例におけるピン状連結材を挿入固
定し、モルタル撤去跡には充填用レジンモルタルでピン
状連結材の回りを埋め戻した説明図である。
【図6】前記第1実施例における高強度繊維強化プラス
チック成形板貼り付け以外の個所のモルタル露出面にも
一文字溝とピンニング孔を穿設(m当たり4個所)し
た説明図である。
【図7】前記第1実施例における、高強度繊維強化プラ
スチック成形板貼り付け以外の個所のモルタル層よりピ
ン状連結材(m当たり4個所)をピンニング用エポキ
シ樹脂を介して挿入固定した説明図である。
【図8】前記第1実施例において、帯状に既存塗膜を剥
した面に接着剤を介して高強度繊維強化プラスチック成
形板を貼り付けた説明図である。
【図9】前記第1実施例において、補強・補修すべき面
全体に連続してSBR系ポリマーセメントモルタルを厚
さ約3mmに塗布しながら網材をポリマーセメントモル
タル層に埋設した説明図である。
【図10】本発明の第2実施例である鉄筋コンクリート
構造物の補強・補修方法における既存塗膜の部分剥し
と、一文字溝及びピンニングの施工点の説明図である。
【図11】前記第2実施例において鉄筋コンクリート構
造物の補強・補修方法における一文字溝及びピンニング
施工の説明図である。
【図12】前記第2実施例においてピン状連結材(m
当たり4個所)をピンニング用エポキシ樹脂を介して挿
入固定し、帯状に既存塗膜を剥した面に接着剤を介して
高強度繊維強化プラスチック成形板を貼り付けた説明図
である。
【図13】前記第2実施例において、補強・補修すべき
面全体に連続してSBR系ポリマーセメントモルタルを
厚さ約3mmに塗布しながら網材をポリマーセメントモ
ルタル層に埋設した説明図である。
【図14】連結材の他の実施例を示す斜視図である。
【図15】本発明の第3実施例である鉄筋コンクリート
構造物の補強・補修方法における既存塗材の部分剥し
と、一文字溝及びピンニングの施工点の説明図である。
【図16】前記第3実施例において鉄筋コンクリート構
造物の補強・補修方法における矩形溝、一文字溝及びピ
ンニング施工の説明図である。
【図17】前記第3実施例においてピン状連結材(m
当たり4個所)及びアンカー付き金属板をピンニング用
エポキシ樹脂を介して挿入固定した説明図である。
【図18】前記第3実施例において、帯状に既存塗膜を
剥した面に接着剤を介して高強度強化プラスチック成形
板を貼り付け後、補強・補修すべき面全体に連続してS
BR系ポリマーセメントモルタルを厚さ約3mmに塗布
しながら網材をポリマーセメントモルタル層に埋設した
説明図である。
【符号の説明】
1‥‥コンクリート躯体 2‥‥モル
タル層 3‥‥既存塗膜 4‥‥高強度繊維強化プラスチック成形板貼り付け個所 5‥‥高強度繊維強化プラスチック成形板貼り付け以外
の個所 6−1‥‥幅6〜8cmの帯状のモルタルフレッシュ面 6−2‥‥直径20cm程度の円形のモルタルフレッシ
ュ面 7‥‥マーキング 8‥‥コン
クリート露出面 9‥‥ピンニング孔 10‥‥ピン
ニング用接着剤 11‥‥ピン状連結材 12‥‥充
填用レジンモルタル 13‥‥一文字溝 14‥‥接
着剤 15‥‥高強度繊維強化プラスチック成形板 16‥‥SBR系ポリマーセメントモルタル 17‥‥網材 18‥‥矩
形溝 19‥‥アンカー付き金属板 20‥‥先
端部 21‥‥膨出部 22‥‥略
T字形連結材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−247470(JP,A) 特開 平6−50007(JP,A) 特開 平6−280401(JP,A) 特開 平8−209893(JP,A) 特開 平9−302946(JP,A) 特開 平11−193460(JP,A) 特開2000−274010(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 23/02 B29C 63/02 E04C 5/07 E04F 13/04 108

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリート造の表面にモルタル層
    を有している既存構造物の補強・補修方法として、次の
    工程を備えたことを特徴とする鉄筋コンクリート造モル
    タル仕上げ構造物の補強・補修方法。 (1)高強度繊維強化プラスチック成形板を貼る位置の
    既存塗膜を帯状に除去し、モルタル層のフレッシュ面を
    露出させる。また、高強度繊維強化プラスチック成形板
    貼り付け面以外の既存外装面もm当たり4個所、直径
    が20cm程度に既存塗膜を除去し、モルタル層のフレ
    ッシュ面を露出させる。 (2)高強度繊維強化プラスチック成形板を貼る位置
    に、所要の間隔で施工点のマーキングを行う。 (3)該マーキングをした既存モルタル層を、必要に応
    じた直径のコアドリルでコンクリート躯体に到達するま
    で切り込みを入れ、モルタルを撤去する。 (4)モルタル撤去跡の中心にピンニング孔を穿設する
    と共に、m当たり4個所塗膜を剥した個所に一文字溝
    とピンニング孔を穿設する。 (5)次に、予め準備してあるピン状連結材を前記ピン
    ニング孔内にそれぞれピンニング用接着剤を介して挿
    入、固定する。そして、モルタル撤去跡には充填用レジ
    ンモルタルを充填埋め戻しする。 (6)前記帯状に露出させたモルタルフレッシュ面(ピ
    ン状連結材挿入埋め戻し面も含む)に接着剤を塗布し、
    高強度繊維強化プラスチック成形板を貼る。 (7)高強度繊維強化プラスチック成形板貼り付け面と
    既存外装面(m当たり4個所ピンニングした壁面も含
    む)の表面に連続してポリマーセメントモルタルを塗布
    する。 (8)その表面に網材を当接し、金鏝等で押圧しながら
    該網材をポリマーセメントモルタルに埋設させることに
    よって新表面層を形成し、既存鉄筋コンクリート構造物
    の補強と既存モルタル層の剥落を防止する。
  2. 【請求項2】 鉄筋コンクリート造の表面にモルタル層
    を有している既存鉄筋コンクリート構造物の補強・補修
    方法として、次の工程を備えたことを特徴とする鉄筋コ
    ンクリート構造物の補強・補修方法。 (1)高強度繊維強化プラスチック成形板を貼る位置の
    既存塗膜を帯状に除去し、モルタル層のフレッシュ面を
    露出させる。また、高強度繊維強化プラスチック成形板
    貼り付け面以外の既存外装面もm当たり4個所、直径
    が20cm程度に既存塗膜を除去し、モルタル層のフレ
    ッシュ面を露出させる。 (2)高強度繊維強化プラスチック成形板を貼る位置
    に、所要の間隔で施工点のマーキングを行う。 (3)該マーキングをした部分に、ピンニング孔と一文
    字溝を穿設すると共に、それ以外のモルタルフレッシュ
    面(m当たり4個所)の中心にもピンニング孔と一文
    字溝を穿設する。 (4)次に、予め準備してあるピン状連結材を前記ピン
    ニング孔内にピンニング用接着剤を介してそれぞれ挿
    入、固定する。 (5)前記帯状に露出させたモルタルフレッシュ面(ピ
    ン状連結材挿入部も含む)に接着剤を塗布し、高強度繊
    維強化プラスチック成形板を貼る。 (6)高強度繊維強化プラスチック成形板貼り付け面と
    既存外装面(m当たり4個所ピンニングした壁面も含
    む)の表面に連続してポリマーセメントモルタルを塗布
    する。 (7)その表面に網材を当接し、金鏝等で押圧しながら
    該網材をポリマーセメントモルタルに埋設させることに
    よって新表面層を形成し、鉄筋コンクリート構造物の補
    強と既存モルタル層の剥落を防止する。
  3. 【請求項3】 充填用モルタルとして、コンクリート強
    度以上の諸物性(付着強度、せん断強度、引張り強度、
    圧縮強度等)を有する高強度レジンモルタルとすること
    を特徴とする請求項1に記載の鉄筋コンクリート造モル
    タル仕上げ構造物の補強・補修方法。
  4. 【請求項4】 接着剤として、高強度繊維強化プラスチ
    ック成形板に生じる応力をモルタル層に十分に伝達する
    諸物性(付着強度、せん断強度、引張り強度、圧縮強度
    等)を有するパテ状接着剤とすることを特徴とする請求
    項1に記載の鉄筋コンクリート造モルタル仕上げ構造物
    の補強・補修方法。
  5. 【請求項5】 網材として、長繊維からなるもので、既
    存モルタルを補強するのに十分なヤング係数を有するガ
    ラス繊維等のネットとしたことを特徴とする請求項1
    請求項3、請求項4のうち何れか1項に記載の鉄筋コン
    クリート構造物の補強・補修方法。
  6. 【請求項6】 鉄筋コンクリート造の表面にモルタル層
    を有している既存鉄筋コンクリート構造物の補強・補修
    方法として、次の工程を備えたことを特徴とする鉄筋コ
    ンクリート造モルタル仕上げ構造物の補強・補修方法。 (1)高強度繊維強化プラスチック成形板を貼る位置の
    既存塗膜を帯状に除去し、モルタル層のフレッシュ面を
    露出させる。また、高強度繊維強化プラスチック成形板
    貼り付け面以外の既存外装面もm当たり4個所、直径
    が20cm程度に既存塗膜を部分除去し、モルタル層の
    フレッシュ面を露出させる。 (2)高強度繊維強化プラスチック成形板を貼る位置
    に、所要の間隔で施工点のマーキングを行う。 (3)該マーキングをした部分に、ピンニング孔と矩形
    溝を穿設すると共に、それ以外のモルタルフレッシュ面
    (m当たり4個所)の中心にもピンニング孔と一文字
    溝を穿設する。 (4)次に、予め準備してあるアンカー付き金属板を前
    記ピンニング孔内にピンニング用接着剤を介してそれぞ
    れ挿入、固定する。 (5)前記帯状に露出させたモルタルフレッシュ面とア
    ンカー付き金属板に接着剤を塗布し、高強度繊維強化プ
    ラスチック成形板を貼る。 (6)高強度繊維強化プラスチック成形板貼り付け面と
    既存外装面(m当たり4個所ピンニングした壁面も含
    む)の表面に連続してポリマーセメントモルタルを塗布
    する。 (7)その表面に網材を当接し、金鏝等で押圧しながら
    該網材をポリマーセメントモルタルに埋設させることに
    よって新表面層を形成させる。
  7. 【請求項7】 高強度繊維強化プラスチック成形板とし
    て、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、スチール繊
    維等を一方向に引き揃えて板状に成形したことを特徴と
    する請求項1、請求項3〜請求項6のうち何れか1項に
    記載の鉄筋コンクリート造モルタル仕上げ構造物の補強
    ・補修方法。
  8. 【請求項8】 アンカー付き金属板として、鉄、ステン
    レス鋼等の金属材料で、単数または複数のアンカー部分
    と頭部平板とが一体化しているものと、別体にしたも
    の、出隅、入隅用として頭部平板がL字状のものを採用
    した請求項6記載の鉄筋コンクリート造モルタル仕上げ
    構造物の補強・補修方法。
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