JPH11315587A - 構造物の防食被覆構造、防食工法および防食パネル - Google Patents

構造物の防食被覆構造、防食工法および防食パネル

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JPH11315587A
JPH11315587A JP12198598A JP12198598A JPH11315587A JP H11315587 A JPH11315587 A JP H11315587A JP 12198598 A JP12198598 A JP 12198598A JP 12198598 A JP12198598 A JP 12198598A JP H11315587 A JPH11315587 A JP H11315587A
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panel
anticorrosion
concrete
corrosionproof
layer
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JP12198598A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Marui
浩 丸井
Toshiya Sekiguchi
敏也 関口
Kanenori Kasahara
兼典 笠原
Yasuo Kadoi
康雄 角井
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TOOTEKU KK
Taiheiyo Cement Corp
Fuji Kasei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
TOOTEKU KK
Taiheiyo Cement Corp
Fuji Kasei Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の性能を有する工場製作の防食パネルを
利用することで、パネルの取扱いが容易で、短期間で施
工でき、優れた防食性能を長期にわたって維持可能な防
食被覆構造を提供する。 【解決手段】 下水処理場等の腐食環境において、腐食
やひび割れ1aが進行し、劣化したコンクリート躯体1
の表面をはつる。樹脂系の下地処理材2で下地処理を施
した後、防食パネル3を設置し、下地処理面と防食パネ
ル3間にモルタル等のグラウト材4を充填する。防食パ
ネル3は、カール状の磁気テープ収縮片にバインダーと
して熱硬化性樹脂を加えて加圧成形してなる所定厚のパ
ネル基体3aと、このパネル基体3aの表面に一体化し
た繊維強化プラスチックの防食層3bとからなり、耐薬
品性、耐衝撃性に優れ、かつパネル基体3aの緩衝作用
によりコンクリート躯体1とのなじみもよく、構造物の
表面を被覆して高い防食機能を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、例えば下水処理
施設などにおけるコンクリート構造物の防食、あるいは
強い腐食環境にある鋼構造物などの防食に利用するため
の構造物の防食被覆構造、防食工法および防食パネルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、下水処理場においては、処理場
で発生する硫化水素に起因して、壁体等を構成するコン
クリートの腐食が促進され、コンクリートのひび割れ等
による漏水の問題がある。
【0003】このような下水処理施設における補修工法
として、従来は、ライニング工法およびシートライニン
グ工法が一般的であった。
【0004】ライニング工法は、防食被覆層として、エ
ポキシ系の樹脂、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂、変成シリコーン樹脂、ポリウレタン樹脂等の
樹脂をコンクリート表面に塗布し、防食被覆層を形成す
るものである。
【0005】ライニング工法における施工は、コンクリ
ート欠陥部の処理、コンクリートの前処理、コンクリー
トの表面処理、コンクリートの素地調整、防食被覆層の
施工(塗布)、防食被覆層の養生といった工程からな
る。
【0006】また、シートライニング工法は、防食被覆
層として、硬質塩化ビニル樹脂、高密度ポリエチレン樹
脂、ビニルエステル樹脂系レジンコンクリート等のシー
トまたは板体を用い、型枠に貼り付けるかまたはそれ自
体を型枠として内側にコンクリートを打設し、あるいは
打設したコンクリート表面に後から貼り付けることで、
腐食したコンクリート表面に防食被覆層を形成するもの
である。
【0007】シートライニング工法における一般的な施
工は、型枠へのシートの貼付け、シートの接合、コンク
リート打設、型枠取外し、防食被覆層の継目処理、防食
被覆層の養生といった工程からなる。なお、シートを型
枠として用いる場合は、シートの貼付けや型枠の取外し
の工程は不要となる。
【0008】また、特開平7−229222号公報に
は、レジンコンクリート製の厚さ20〜30mm程度のプ
レキャストパネルの内面に立体金網からなる定着具を取
り付けた補修用の埋設型枠が記載されており、コンクリ
ート表面の腐食し、劣化した部分をはつった後、この埋
設型枠をアンカーで固定し、目地部の処理を行い、埋設
型枠の内側にコンクリートを充填することで防食被覆構
造を形成している。
【0009】この他、構造物の防食にレジンコンクリー
ト製、その他のパネルを用いるものとしては、特開昭6
0−58843号公報、特開平7−62773号公報、
特開平7−127133号公報、特開平8−11397
5号公報等に記載されたものがある。
【0010】一方、本願出願人は、先にコンクリート型
枠兼用断熱パネルとして、カール状の磁気テープ収縮片
にバインダーとして熱硬化性樹脂を加えて加圧成形して
なるパネルを開発している(特開平7−256667号
公報参照)。
【0011】このように成形されたパネルは、比較的軽
量であるにもかかわらず、曲げ強度および曲げ剛性が大
きく、寸法安定性が良く、また通気性、通水性を有する
他、比較的弾性も大きいため、構造体表面に一体化した
場合等において構造体の変形に追随させやすいという特
徴を有する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来、実績の多かった
ライニング工法およびシートライニング工法は、材料の
コスト自体は比較的安価であるが、湿式工法であるため
作業日数がかなりかかること、溶剤等の使用で危険性を
含んでいること等の問題点がある。また、作業日数がか
かることで、下水道施設の補修等に利用する場合、その
間の施設運用に支障が出るといった問題もある。
【0013】さらに、下水道施設における防食被覆層
は、汚水等が通過あるいは滞留する構造体の内面側に施
されるが、構造体のコンクリートのひび割れ部分などか
ら地下水がライニングの背面(コンクリートと接する側
の面)に浸入すると、その部分でライニングが剥がれた
り、ライニングにひび割れが生じる等して、防食効果が
損なわれる恐れがある。
【0014】これに対し、レジンコンクリート製等のプ
レキャストパネルを埋設型枠として用いる工法は、工期
の短縮が図れ、溶剤等の使用も極力減らすことができる
といった利点がある。しかし、その反面、埋設型枠のコ
ストが高く付くこと、また埋設型枠の重量が大きく、取
り扱いに不便であること、パネル間の目地の処理が必要
であること等の課題がある。
【0015】本願発明は、上述のような従来技術におけ
る課題の解決を図ったものであり、所定の性能を有する
工場製作の防食パネルを利用することで、パネルの取扱
いが容易で、短期間で施工でき、優れた防食性能を長期
にわたって維持可能な防食被覆構造を提供することを目
的としたものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に係る防
食被覆構造は、防食を必要とする既設構造物の表面に、
カール状の磁気テープ収縮片にバインダーとして熱硬化
性樹脂を加えて加圧成形してなる所定厚のパネル基体
と、前記基体の表面に一体化した繊維強化プラスチック
の板状またはシート状の防食層とからなる防食パネル
を、前記防食層が外面になるようにして設置し、前記防
食パネルによって構造物の表面を被覆してあることを特
徴とするものである。
【0017】ここでいう既設構造物は、主として下水処
理施設におけるコンクリート構造物等を対象としている
が、コンクリート構造物に限らず、例えば鋼製の橋脚、
その他海洋構造物等で強い腐食環境に置かれている金属
製の構造物なども含まれる。
【0018】パネル基体は、上述した特開平7−256
667号公報記載のコンクリート型枠兼用断熱パネルと
同様のパネルからなり、レジンコンクリート製のパネル
等に比べるとかなり軽量であり、適度な弾性を有するた
め、構造体、あるいはこのパネル基体と一体化される繊
維強化プラスチックによる防食層の熱膨張等による変形
にも追随させやすい。
【0019】特に、適用対象がコンクリート構造物の場
合は、コンクリートとのなじみもよく、また通気性、通
水性を有するため背面からの地下水等の浸透圧を容易に
逃がすことができ、従来の樹脂ライニングやシートライ
ニングの場合のような膨らみやひび割れ、ライニングの
剥離といった問題が解消される。
【0020】繊維強化プラスチックの板状またはシート
状の防食層としては、水密性や耐食性の面から、上述し
た従来のライニング工法、シートライニング工法等にも
用いられているFRP、その他のガラス繊維強化プラス
チック等の強化プラスチックの板体あるいはシートなど
が適し、パネル基体に対しては、例えばエポキシ樹脂、
アクリル樹脂などの樹脂系接着剤、あるいは無機系グラ
ウト剤などで貼り合わせるなどして一体化することがで
きる。
【0021】なお、防食層は接着剤等によって後からパ
ネル基体と貼り合わせる場合に限らず、繊維材料の貼付
けおよび合成樹脂の塗装といった形でパネル基体の表面
に直接所要厚のシートまたは板体を形成するものであっ
てもよい。
【0022】このような防食パネルを、構造物の躯体表
面あるいは必要に応じ下地処理を施した下地表面に敷き
並べ、目地部分を水密に接合することで、防食被覆構造
が得られる。なお、例えば防食パネルを取り付ける躯体
表面の腐食が激しい場合等には、防食パネルと構造物躯
体との間にモルタルその他のグラウト材を充填する等の
手段がとられる。
【0023】請求項2は、請求項1に係る構造物の防食
被覆構造において、パネル基体が、長さ20mm以下の磁
気テープ切断片または粉砕片を加熱処理してなるカール
状の磁気テープ収縮片100重量部と、バインダーとし
て加えた熱硬化性樹脂10〜50重量部とを加圧成形し
てなる場合を限定したものである。
【0024】磁気テープについては、収縮してカール状
になるものであればその種類は問わないが、ビデオテー
プ、カセットテープなどの磁気テープが好ましく、これ
ら磁気テープの切断片または粉砕片は、その長さが5〜
20mmであり、それが全テープ重量の50%以上含まれ
ていることが望ましい。
【0025】また、熱硬化性樹脂としては、フェノール
樹脂、ユリア樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂のグループから選ばれ
た少なくも1種であることが好ましい。
【0026】さらに、ビデオテープ、カセットテープな
どの磁気テープを20mm以下に切断あるいは粉砕し、摂
氏100〜200度で加熱してカール状に収縮させて得
られた磁気テープの収縮片に、上記熱硬化性樹脂のバイ
ンダーを加え、摂氏100〜200度、圧力2〜20kg
f/cm2 で加圧成形すると、曲げ強度が50kgf/cm2 以上
(JIS A 5908 パーティクルボード:曲げ強
さ試験)、曲げ剛性が4×105kgf/cm2 以上のパネル
基体が得られる。
【0027】上記磁気テープは、その全てをカール状に
収縮させず、一部を切断あるいは粉砕したままの形で用
いることもできる。
【0028】請求項3は、請求項1または2に係る構造
物の防食被覆構造において、防食層がビニルエステル樹
脂をガラス繊維で補強したガラス繊維強化プラスチック
からなる場合を限定したものである。
【0029】上述したように防食層については各種繊維
強化プラスチックの使用が考えられるが、ビニルエステ
ル樹脂をガラス繊維で補強したガラス繊維強化プラスチ
ックは、不飽和ポリエステル樹脂と比較した場合、耐薬
品性、特に耐酸化性酸、耐溶剤性に優れ、機械的性質と
して特に靱性、耐衝撃性、接着性等に優れており、下水
道処理施設におけるコンクリートの防食被覆材料として
適している。
【0030】請求項4は、請求項1、2または3記載の
構造物の防食被覆構造において、パネル基体の1層の厚
さが10〜50mmであり、防食層の厚さが0.5〜5mm
である場合を限定したものである。
【0031】本願に係る防食パネルに要求される性能と
しては、表面の防食層における防水性、耐食性、パネル
基体およひ防食層を含めた耐衝撃性、変形追随性、構造
物表面に対する接着性等が挙げられ、また、基本的に乾
式工法によって施工されるパネルであることから、寸法
や重量の面でもある程度の制約が考えられる。
【0032】防食層の1層の厚さを、0.5〜5mmとし
たのは、材質にもよるが、必要な耐食性を有し、傷など
によって防水機能が損なわれないようにするためには、
FRP等のガラス強化プラスチックの場合で0.5mm程
度以上あることが望ましく、耐食性の面で通常5mm以上
必要とする場合はあまり考えられず、コストや重量、嵩
の面で不利となるためである。
【0033】パネル基体と防食層を合わせた厚さを10
〜50mmとしたのは、耐衝撃性やパネル基体に変形等に
対する緩衝作用を期待する場合については10mm程度以
上あることが望まれるためである。厚さの上限は特に考
慮する必要はないが、全体の厚さが50mm以上となる
と、嵩張ることや材質によっては重量が重くなること
で、運搬性が悪くなり、取り扱いにも不便となることが
考えられる。
【0034】ただし、以上は好ましいと考えられる範囲
を挙げたものであり、対象となる構造物、施工条件や防
食層の材質等によっては、10mm以下の場合も可能であ
り、また大型の構造物を対象とする場合は、それに応じ
て全体の厚みを大きくすることも可能である。
【0035】なお、防食パネルの長さや幅は、主として
運搬性や取り扱いの容易さなどを考慮して任意に設定す
ることができるが、下水処理施設の場合のように、限ら
れた空間での作業となる場合には、取り扱いにおいて例
えば920mm×1820mmといった寸法が好まれる傾向
があり、おおよその目安としては、長さ450〜240
0mm程度、幅450〜1200mm程度が適当であると考
えられる。
【0036】請求項5は、請求項1、2、3または4記
載の構造物の防食被覆構造において、パネル基体の上述
した防食層と反対側の面にも繊維強化プラスチックの板
体またはシートを設けてある場合を限定したものであ
る。
【0037】コンクリート構造物の表面に設けられる場
合、コンクリート表面側は通常、コンクリートとのなじ
みのよいパネル基体を位置させることになるが、対象と
なる構造物の材質や使用条件によっては、パネル基体の
両面に繊維強化プラスチックの板体またはシートを設
け、両面における耐食性を高めることもできる。
【0038】本願の請求項6に係る発明は、上記請求項
1〜5に係る防食被覆構造に使用される防食パネルを与
えるものであり、カール状の磁気テープ収縮片にバイン
ダーとして熱硬化性樹脂を加えて加圧成形してなる所定
厚のパネル基体の片面に繊維強化プラスチックの板体ま
たはシートからなる防食層を設けてあることを特徴とす
る。
【0039】また、請求項7はその好ましい態様とし
て、防食層がビニルエステル樹脂をガラス繊維で補強し
たガラス繊維強化プラスチックからなる場合を限定した
ものであり、限定理由は請求項3に係る防食被覆構造に
おいて説明した通りである。
【0040】その他、好ましい態様として、パネル基体
が長さ20mm以下の磁気テープ切断片または粉砕片を加
熱処理してなるカール状の磁気テープ収縮片100重量
部と、バインダーとして加えた熱硬化性樹脂10〜50
重量部とを加圧成形してなるものであること(請求項2
に係る防食被覆構造に対応)、パネル基体の厚さが10
〜50mmであり、前記防食層の1層の厚さが0.5〜5
mmであること((請求項4に係る防食被覆構造に対応)
は、上述した通りである。また、防食層はパネル基体の
片面に設ける場合に限らず、両面に設ける場合もある
(請求項5に係る防食被覆構造に対応)。
【0041】本願の請求項8に係る構造物の防食工法
は、上記請求項1〜5に係る防食被覆構造の施工方法を
与えるものであり、防食を必要とする既設構造物の表面
に、請求項6または7記載の防食パネルを設置し、防食
パネルによって構造物の表面を被覆することを特徴とす
るものである。
【0042】既設構造物がコンクリート構造物であり、
かつ腐食がそれほど進行していない場合や、既設構造物
が鋼構造の場合等、構造体自体の構成部材が比較的薄肉
の場合には、必要に応じて表面処理を施した後、防食パ
ネルをエポキシ樹脂やアクリル樹脂などの樹脂系の接着
剤等で直接貼り付けることも考えられる。
【0043】請求項9は、請求項8に係る構造物の防食
工法において、既設構造物がコンクリート構造物であ
り、コンクリート表面の腐食部分を取り除き、下地処理
を施した後、前記防食パネルを設置する場合を限定した
ものである。
【0044】また、請求項10は、コンクリート表面と
防食パネルとの間にグラウト材を充填する場合を限定し
たものである。
【0045】コンクリート構造物の防食工法において、
コンクリートの腐食が進行している場合には、強度的に
も劣化しているコンクリート表面の腐食部分をはつるな
どして取り除く必要があり、ひび割れ等に対し下地処理
を施した上で防食パネルを取り付けることが望ましい。
【0046】また、はつった後のコンクリート表面の凹
凸が大きい場合には、必要に応じて下地処理を施したコ
ンクリート表面と防食パネルとの間にモルタルなどの無
機系グラウト材、エポキシなどの樹脂系材料からなるグ
ラウト材、あるいは水ガラスなどを充填し、補修を行
う。
【0047】請求項11は、請求項8、9または10記
載の構造物の防食工法における防食パネルの代わりに、
該防食パネルを構成するカール状の磁気テープ収縮片に
バインダーとして熱硬化性樹脂を加えて加圧成形してな
る所定厚のパネル基体を既設構造物の表面に設置し、前
記パネル基体によって構造物の表面を被覆した後、前記
パネル基体の表面に繊維強化プラスチックのライニング
による防食層を形成することを特徴とするものである。
【0048】すなわち、請求項8〜10は、あらかじめ
工場等でパネル基体と防食層が一体的に製造されている
場合であるのに対し、請求項11は、現場においてパネ
ル基体のみを設置し、あとからライニングを施すことに
より防食層をパネル基体と一体化する場合である。
【0049】なお、ここでいうライニングには、繊維材
料の貼付けおよび合成樹脂の塗装といった形でパネル基
体の表面に直接所要厚のシートまたは板体を形成する場
合と、繊維強化プラスチックの板状またはシート状のも
のを防食層として接着剤等で貼り付ける場合の両者を含
む(後述する請求項13の場合も同様である)。
【0050】この場合、防食効果については、特に差は
出ないが、施工性の面では従来のライニング工法やシー
トライニング工法と同様の問題が残る。
【0051】請求項12に係る構造物の防食工法は、捨
型枠として、請求項6または7記載の防食パネルを、前
記防食層を外面として設置し、該捨型枠の内側に構造物
躯体を構成するコンクリートを打設することを特徴とす
るものである。
【0052】請求項8〜10は、主として既設構造物に
対する補修を対象としたものであるのに対し、請求項1
2は新設構造物に適用する場合であり、構造物躯体のコ
ンクリートを打設するにあたり、本願発明に係る防食パ
ネルを捨型枠として用いることで、構造物躯体の完成と
同時に防食被覆構造が完成することになる。
【0053】請求項13に係る構造物の防食工法は、捨
型枠として、カール状の磁気テープ収縮片にバインダー
として熱硬化性樹脂を加えて加圧成形してなる所定厚の
パネル基体を設置し、該捨型枠の内側に構造物躯体を構
成するコンクリートを打設した後、パネル基体の表面に
繊維強化プラスチックのライニングによる防食層を形成
することを特徴とするものである。
【0054】請求項13も請求項12と同様、新設構造
物に適用する場合であるが、パネル基体のみを捨型枠と
して用い、あとからライニングを施すことにより防食層
とパネル基体を一体化するものである。
【0055】
【発明の実施の形態】図1は本願発明を既設の下水処理
場のコンクリート躯体1の内面に適用した場合の一実施
形態を示すを示したものである。
【0056】本実施形態は、内面の腐食やひび割れ1a
が進行して劣化したコンクリート躯体1の表面をはつ
り、下地処理材2で下地処理を施した後、本願発明に係
る防食パネル3を設置し、下地処理面と防食パネル3間
にモルタル等のグラウト材4を充填したものである。
【0057】図示した例は、腐食が比較的進行している
場合であり、コンクリート躯体1のはつり量も大きくな
り、防食パネル3を捨型枠としてコンクリート躯体1表
面から所定間隔おいて配置し、定着金物等によりコンク
リート躯体1に止め付けて、グラウト材4を充填し、養
生し、補修が完了する。
【0058】なお、ひび割れ1aについては、従来のラ
イニング工法等の場合と同様、下地処理の際に、シリコ
ン樹脂系あるいはエポキシ樹脂系のシーリング材を充填
するなどして補修を行う。また、下地処理材2として
は、従来から用いられているポリマーセメントモルタ
ル、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、あるいは
ビニルエステル樹脂等の樹脂モルタルあるいは樹脂パテ
を利用することができる。
【0059】腐食がそれほど進行していない場合は、コ
ンクリート躯体1の表面の腐食部分を取り除いて、防食
パネル3を、直接、コンクリート躯体1の表面あるいは
下地処理面にエポキシ樹脂、アクリル樹脂等の樹脂系の
接着剤等で貼り付けてもよい。
【0060】本実施形態に用いた防食パネル3は、カー
ル状の磁気テープ収縮片にバインダーとして熱硬化性樹
脂を加えて加圧成形してなる所定厚のパネル基体3aの
片面に、ビニルエステル樹脂をガラス繊維で補強したガ
ラス繊維強化プラスチックからなる繊維強化プラスチッ
クの板体またはシートからなる防食層3bを一体化した
ものである。
【0061】なお、防食層3bは、耐薬品性、特に耐酸
化性酸、耐溶剤性に優れ、機械的性質として特に靱性、
耐衝撃性、接着性等に優れていることで、ビニルエステ
ル樹脂を使用したものであり、課題を解決するための手
段の項で述べたようにこれ以外にも各種の繊維強化プラ
スチックの使用が考えられる。
【0062】パネル基体3aの組成の一例を挙げると、
ビデオテープ、カセットテープなどの磁気テープを用い
る場合、加熱処理前にその長さは20mm以下、より好ま
しくは10mm以下に切断あるいは粉砕し、その切断片あ
るいは粉砕片の長さが5〜20mmのものが全テープ重量
の50%以上、より好ましくは70%以上含まれるよう
にする。
【0063】磁気テープの長さが20mmより大きい場合
は、成形後の表面状態が粗となり、パネルとしての強度
が十分に得られない恐れがある。また、切断片あるいは
粉砕片の長さが5〜20mmのものが全テープ重量の50
%に満たない場合は、テープ自体が曲げ補強効果を十分
に発揮せず、パネルに必要な強度特性が得られないおそ
れがある。
【0064】バインダーとしては、フェノール樹脂、ユ
リア樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、エポ
キシ樹脂、メラミン樹脂等の、加熱により硬化・成型で
きる材料を用いることができる。これらの樹脂は粉末で
もエマルジョンでもよい。これらのバインダーは、テー
プ、例えば磁気テープ100重量部に対して10〜50
重量部、好ましくは15〜30重量部添加される。バイ
ンダーの量が10重量部に満たない場合は、テープ間の
接着が十分でないためパネルに必要な強度特性が得られ
ない。また、50重量部より大きい場合強度が頭打ちと
なり経済的でない。
【0065】製造においては、ビデオテープ、カセット
テープ等の磁気テープを長さ20mm以下、好ましくは3
〜10mmに切断あるいは粉砕し、摂氏100〜200
度、好ましくは摂氏140〜170度で加熱してカール
状に収縮させ、これを加熱処理したのち、バインダーを
加え、加圧成形する。
【0066】加熱処理温度は摂氏100〜200度程度
がよい。摂氏100度以下ではカール状にならない。摂
氏200度以上では、酸化により劣化し使用できない。
加圧成形時の温度も摂氏100〜200度がよい。摂氏
100度以下ではバインダーが熱硬化せず成形できな
い。摂氏200度以上ではテープが酸化し劣化するため
使用できない。また、加圧成形圧力は、2kgf/cm2 以下
ではパネルに成形できない。20kgf/cm2 以上では、密
度が大きくなり通気性や水等の浸透圧を逃がす機能が損
なわれ、変形追随性の面でも十分な機能が発揮できなく
なる。
【0067】このように形成された防食パネル3は、表
面の防食層3bが耐薬品性、耐衝撃性、靱性等を有し、
パネル基体3aがコンクリート躯体1との間で、水等の
浸透圧や変形等に対する緩衝材として機能することで、
全体として耐久性に優れ、高い防食機能を有する防食被
覆層を形成することができる。
【0068】例えば、施工完了後、コンクリート躯体1
に新たに発生するひび割れ等により背面の地盤から地下
水等が侵入してきた場合、従来のライニング工法やシー
トライニング工法では、浸透圧によってライニングが剥
がれたり、ライニングにひび割れが生ずる恐れがあった
が、本願発明の場合には、浸透圧は通気性、通水性を有
するパネル基体3a部分で逃がすことができ、パネル基
体3aとコンクリート躯体1およびパネル基体3aと防
食層3bの接着性あるいはなじみも良いため、防食被覆
層が劣化しにくい構造となっている。
【0069】防水パネル3の大きさとしては、本実施形
態においては、図3(a) の構成において、パネル基体3
aの厚さt1 =20mm、ビニルエステル樹脂系のFRP
である防食層3bの厚さt2 =3mmで(全体の厚さt=
23mm)、長さL=1820mm、幅B=910mmとし
た。
【0070】図3(b) は構造物躯体へ密着させて取り付
ける場合の仕様として、図3(a) の防食パネル3の躯体
側に補強用繊維材料とエポキシ系樹脂等からなるガラス
補強繊維を1〜3mm塗布して使用する場合の例を示した
ものである。
【0071】また、図3(c) はビニルエステル樹脂系の
FRPからなる防食層3bパネル基体3aの両面に設け
た場合の例であり、新設の構造物に適用する場合や、高
いパネル強度が要求される場合等に適するが、補修工法
に用いることも可能である。
【0072】図2は本願発明を新設の下水処理場のコン
クリート躯体の内面に適用した場合の一実施形態を示し
たものである。
【0073】この場合は、上述したようなパネル基体3
aと防食層3bを備えた防食パネル3を捨型枠として使
用し、通常の捨型枠によるコンクリート工事と同様に施
工することができる。
【0074】また、例えばコンクリート打設面側に、ボ
ルト状あるいはアンカー状の定着金具6を設けたり、特
開平7−229222号公報に記載されるような立体金
網からなる定着体を設ける等して、コンクリート躯体1
との一体性を高めることができる。
【0075】図4はコンクリート構造物以外の適用例と
して、鋼製あるいは鋼コンクリート複合構造物としての
橋脚7について、腐食を受けやすい海水面近傍に本願発
明に係る防食パネル3を設置した場合を示したものであ
る。その他、化学プラントにおける配管、その他、強い
腐食環境に置かれている金属製の構造物などへの適用が
考えられる。
【0076】
【発明の効果】本願発明では防食パネル表面の防食層
が耐薬品性、耐衝撃性を与え、パネル基体がパネル強度
を与えるとともにコンクリート躯体との間で、水等の浸
透圧や変形等に対する緩衝材として機能することで、全
体として耐久性に優れ、高い防食機能を有する防食被覆
層を構造物表面に形成することができる。 また、パネル基体は廃材としての磁気テープ等を活用
し、必要な強度を備えつつ、空隙の多い、軽量で通気
性、通水性を有するパネルから構成されており、取扱い
が容易で、またコンクリート躯体や繊維強化プラスチッ
クからなる防食層とのなじみもよい。 また、本願発明の防食工法は、基本的には、防食のた
めの被覆を乾式の作業で行うことができ、従来のライニ
ング工法やシートライニング工法に比べ、大幅な工期短
縮が可能であり、溶剤等の使用も少ないため作業環境的
にも有利である。 コンクリート構造物以外の構造物に適用した場合にお
いても、上記のような軽量でありながら、耐久性に優
れ、高い防食機能を有する防食パネルを構造物表面の防
食被覆構造に用いることで、効率良く、性能の高い防食
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明を既設の下水処理場のコンクリート躯
体の内面に適用した場合の一実施形態を示す鉛直断面図
である。
【図2】本願発明を新設の下水処理場のコンクリート躯
体の内面に適用した場合の一実施形態を示す鉛直断面図
である。
【図3】(a) 〜(c) はそれぞれ本願発明に係る防食パネ
ルの一実施形態を示す断面図である。
【図4】本願発明の鋼構造物への適用例を示す概要図で
ある。
【符号の説明】
1…コンクリート躯体、1a…下地処理材、3…防食パ
ネル、3a…パネル基体、3b…防食層、4…グラウト
材、5…汚水、6…定着金物、7…橋脚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 敏也 神奈川県横浜市鶴見区向井町1−12−410 (72)発明者 笠原 兼典 神奈川県厚木市鷲尾1−35−17 (72)発明者 角井 康雄 東京都立川市柏町4−65−22

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防食を必要とする既設構造物の表面に、
    カール状の磁気テープ収縮片にバインダーとして熱硬化
    性樹脂を加えて加圧成形してなる所定厚のパネル基体
    と、前記基体の表面に一体化した繊維強化プラスチック
    の板状またはシート状の防食層とからなる防食パネル
    を、前記防食層が外面になるようにして設置し、前記防
    食パネルによって構造物の表面を被覆してあることを特
    徴とする構造物の防食被覆構造。
  2. 【請求項2】 前記パネル基体は、長さが20mm以下の
    磁気テープ切断片または粉砕片を加熱処理してなるカー
    ル状の磁気テープ収縮片100重量部と、バインダーと
    して加えた熱硬化性樹脂10〜50重量部とを加圧成形
    してなる請求項1記載の構造物の防食被覆構造。
  3. 【請求項3】 前記防食層は、ビニルエステル樹脂をガ
    ラス繊維で補強したガラス繊維強化プラスチックからな
    る請求項1または2記載の記載の構造物の防食被覆構
    造。
  4. 【請求項4】 前記パネル基体の厚さが10〜50mmで
    あり、前記防食層の1層の厚さが0.5〜5mmである請
    求項1、2または3記載の構造物の防食被覆構造。
  5. 【請求項5】 前記パネル基体には、前記防食層と反対
    側の面にも繊維強化プラスチックの板体またはシートを
    設けてある請求項1、2、3または4記載の構造物の防
    食被覆構造。
  6. 【請求項6】 カール状の磁気テープ収縮片にバインダ
    ーとして熱硬化性樹脂を加えて加圧成形してなる所定厚
    のパネル基体の片面に繊維強化プラスチックの板体また
    はシートからなる防食層を設けてあることを特徴とする
    防食パネル。
  7. 【請求項7】 前記防食層は、ビニルエステル樹脂をガ
    ラス繊維で補強したガラス繊維強化プラスチックからな
    る請求項6記載の記載の防食パネル。
  8. 【請求項8】 防食を必要とする既設構造物の表面に、
    請求項6または7記載の防食パネルを設置し、前記防食
    パネルによって構造物の表面を被覆することを特徴とす
    る構造物の防食工法。
  9. 【請求項9】 前記既設構造物がコンクリート構造物で
    あり、コンクリート表面の腐食部分を取り除き、下地処
    理を施した後、前記防食パネルを設置する請求項8記載
    の構造物の防食工法。
  10. 【請求項10】 前記コンクリート表面と防食パネルと
    の間にグラウト材を充填する請求項8または9記載の構
    造物の防食工法。
  11. 【請求項11】 請求項8、9または10記載の構造物
    の防食工法における防食パネルの代わりに、該防食パネ
    ルを構成するカール状の磁気テープ収縮片にバインダー
    として熱硬化性樹脂を加えて加圧成形してなる所定厚の
    パネル基体を既設構造物の表面に設置し、前記パネル基
    体によって構造物の表面を被覆した後、前記パネル基体
    の表面に繊維強化プラスチックのライニングによる防食
    層を形成することを特徴とする構造物の防食工法。
  12. 【請求項12】 捨型枠として、請求項6または7記載
    の防食パネルを、前記防食層を外面として設置し、該捨
    型枠の内側に構造物躯体を構成するコンクリートを打設
    することを特徴とする構造物の防食工法。
  13. 【請求項13】 捨型枠として、カール状の磁気テープ
    収縮片にバインダーとして熱硬化性樹脂を加えて加圧成
    形してなる所定厚のパネル基体を設置し、該捨型枠の内
    側に構造物躯体を構成するコンクリートを打設した後、
    パネル基体の表面に繊維強化プラスチックのライニング
    による防食層を形成することを特徴とする構造物の防食
    工法。
JP12198598A 1998-05-01 1998-05-01 構造物の防食被覆構造、防食工法および防食パネル Withdrawn JPH11315587A (ja)

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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