JP3333235B2 - 映像ミュート装置 - Google Patents
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- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/44—Receiver circuitry for the reception of television signals according to analogue transmission standards
- H04N5/57—Control of contrast or brightness
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04N3/00—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
- H04N3/10—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
- H04N3/16—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
- H04N3/24—Blanking circuits
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、表示手段が受像管から
なるテレビジョン受像機に用いられ、この受像管へ映像
信号を供給する映像信号供給動作の開始時期を制御する
映像ミュート装置に関する。
なるテレビジョン受像機に用いられ、この受像管へ映像
信号を供給する映像信号供給動作の開始時期を制御する
映像ミュート装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、表示手段が受像管からなるテレ
ビジョン受像機では、受像管へ映像信号を供給する映像
信号供給動作の開始時期が制御されている。この映像信
号供給動作の開始時期を制御するための制御方式とし
て、テレビジョン受像機の電源投入時からチャンネルの
選局が完了するまでの期間中受像管への映像信号供給動
作を停止させ、その期間の終了直後に映像信号供給動作
を開始させるものがある。
ビジョン受像機では、受像管へ映像信号を供給する映像
信号供給動作の開始時期が制御されている。この映像信
号供給動作の開始時期を制御するための制御方式とし
て、テレビジョン受像機の電源投入時からチャンネルの
選局が完了するまでの期間中受像管への映像信号供給動
作を停止させ、その期間の終了直後に映像信号供給動作
を開始させるものがある。
【０００３】電源投入からチャンネル選局完了までの期
間が短期間であるとき、受像管のカソード電極がヒータ
によって所定の温度にまで加熱されず、カソード電極が
所定の温度までに加熱されていない状態で映像信号の供
給動作が開始されることがある。カソード電極の温度が
低い状態で映像信号の供給動作が開始されると、カソー
ド電極に大きな負荷が掛り、カソード電極が劣化し易く
なる。その結果、カソード電極の劣化に起因する映像の
色ずれなどが発生し、受像管で写し出される映像の品位
が著しく低下する。
間が短期間であるとき、受像管のカソード電極がヒータ
によって所定の温度にまで加熱されず、カソード電極が
所定の温度までに加熱されていない状態で映像信号の供
給動作が開始されることがある。カソード電極の温度が
低い状態で映像信号の供給動作が開始されると、カソー
ド電極に大きな負荷が掛り、カソード電極が劣化し易く
なる。その結果、カソード電極の劣化に起因する映像の
色ずれなどが発生し、受像管で写し出される映像の品位
が著しく低下する。
【０００４】カソード電極の劣化を防止するために、容
量が大きいキャパシタなどを回路に付加し、電源投入か
ら受像管への映像信号供給開始までの期間を長くするこ
とが考えられるが、キャパシタが大型化するから、コス
トの増大、回路規模の大型化を招く。また、映像が受像
管に写し出されるまでの立上り時間は常に長くなり、立
上り性能の低下を招く。
量が大きいキャパシタなどを回路に付加し、電源投入か
ら受像管への映像信号供給開始までの期間を長くするこ
とが考えられるが、キャパシタが大型化するから、コス
トの増大、回路規模の大型化を招く。また、映像が受像
管に写し出されるまでの立上り時間は常に長くなり、立
上り性能の低下を招く。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のテレビジョン受像機における受像管への映像信号供給
動作の開始時期を制御するための制御方式では、カソー
ド電極の劣化が発生し易く、カソード電極の劣化によっ
て映像の品位を著しく低下させる恐れがある。
のテレビジョン受像機における受像管への映像信号供給
動作の開始時期を制御するための制御方式では、カソー
ド電極の劣化が発生し易く、カソード電極の劣化によっ
て映像の品位を著しく低下させる恐れがある。
【０００６】本発明は、映像が受像管に写し出されるま
での立上り性能を低下させることなく、カソード電極の
劣化に起因する映像品位の低下を未然に防止することが
できる映像ミュート装置を提供することを目的とする。
での立上り性能を低下させることなく、カソード電極の
劣化に起因する映像品位の低下を未然に防止することが
できる映像ミュート装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、電源投入とほ
ぼ同時にカソード電極の加熱が開始される受像管を有す
るテレビジョン受像機に用いられ、この受像管へ映像信
号を供給する映像信号供給動作の開始時期を制御する映
像ミュート装置であって、前記テレビジョン受像機の電
源投入から次の電源遮断までの電源投入時間を計数する
第１の計数手段と、前記テレビジョン受像機の電源遮断
から次の電源投入までの電源遮断時間を計数する第２の
計数手段と、前記第１の計数手段で計数された電源投入
時間と前記第２の計数手段で計数された電源遮断時間と
の相対関係から映像ミュート時間を算出し、前記テレビ
ジョン受像機への電源投入時から前記映像ミュート時間
が経過するまでの期間中前記受像管への映像信号の供給
が停止されるように映像信号供給動作を制御する制御手
段とを備える。
ぼ同時にカソード電極の加熱が開始される受像管を有す
るテレビジョン受像機に用いられ、この受像管へ映像信
号を供給する映像信号供給動作の開始時期を制御する映
像ミュート装置であって、前記テレビジョン受像機の電
源投入から次の電源遮断までの電源投入時間を計数する
第１の計数手段と、前記テレビジョン受像機の電源遮断
から次の電源投入までの電源遮断時間を計数する第２の
計数手段と、前記第１の計数手段で計数された電源投入
時間と前記第２の計数手段で計数された電源遮断時間と
の相対関係から映像ミュート時間を算出し、前記テレビ
ジョン受像機への電源投入時から前記映像ミュート時間
が経過するまでの期間中前記受像管への映像信号の供給
が停止されるように映像信号供給動作を制御する制御手
段とを備える。
【０００８】
【作 用】本発明の映像ミュート装置では、前記電源投
入時間と前記電源遮断時間との相対関係から映像ミュー
ト時間を算出し、前記テレビジョン受像機への電源投入
時から前記映像ミュート時間が経過するまでの期間中前
記受像管への映像信号の供給が停止されるように映像信
号供給動作を制御する。
入時間と前記電源遮断時間との相対関係から映像ミュー
ト時間を算出し、前記テレビジョン受像機への電源投入
時から前記映像ミュート時間が経過するまでの期間中前
記受像管への映像信号の供給が停止されるように映像信
号供給動作を制御する。
【０００９】前記テレビジョン受像機に電源が投入され
るとき、前記受像管のカソード電極は、電源投入時から
前記映像ミュート時間を経過するまでの期間中加熱され
る。前記映像ミュート時間が今回の電源投入前の電源遮
断時間とその前の電源投入時間との相対関係から算出す
ることによって、前記受像管のカソード電極を現在の温
度から所定の温度にまで加熱することに要する時間が前
記映像ミュート時間として推定され、前記テレビジョン
受像機への電源投入時から前記映像ミュート時間経過後
までに前記受像管のカソード電極は所定の温度にまで加
熱される。
るとき、前記受像管のカソード電極は、電源投入時から
前記映像ミュート時間を経過するまでの期間中加熱され
る。前記映像ミュート時間が今回の電源投入前の電源遮
断時間とその前の電源投入時間との相対関係から算出す
ることによって、前記受像管のカソード電極を現在の温
度から所定の温度にまで加熱することに要する時間が前
記映像ミュート時間として推定され、前記テレビジョン
受像機への電源投入時から前記映像ミュート時間経過後
までに前記受像管のカソード電極は所定の温度にまで加
熱される。
【００１０】よって、前記受像管のカソード電極に掛る
負荷の急激な上昇が抑えられ、カソード電極の劣化が抑
制される。また、前記受像管に映像が写し出されるまで
の立上り時間の許容値を越えないように前記映像ミュー
ト時間を設定することによって、この映像ミュート時間
で決定される立上り性能の低下は抑制される。
負荷の急激な上昇が抑えられ、カソード電極の劣化が抑
制される。また、前記受像管に映像が写し出されるまで
の立上り時間の許容値を越えないように前記映像ミュー
ト時間を設定することによって、この映像ミュート時間
で決定される立上り性能の低下は抑制される。
【００１１】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１２】図１は本発明の映像ミュート装置の一実施
例が用いられているテレビジョン受像機を示すブロック
図である。
例が用いられているテレビジョン受像機を示すブロック
図である。
【００１３】テレビジョン受像機は、図１に示すよう
に、映像処理回路１を有する。映像処理回路１は、所定
のチャンネルを選局することによって映像信号を選択す
る。映像信号はスイッチ２を介してドライブ回路３に与
えられる。ドライブ回路３は、映像信号を増幅した後に
受像管４に与える。
に、映像処理回路１を有する。映像処理回路１は、所定
のチャンネルを選局することによって映像信号を選択す
る。映像信号はスイッチ２を介してドライブ回路３に与
えられる。ドライブ回路３は、映像信号を増幅した後に
受像管４に与える。
【００１４】受像管４は、カソード電極４ａを有し、カ
ソード電極４ａはヒータ４ｂで所定温度にまで加熱され
る。カソード電極４ａには映像信号が与えられ、カソー
ド電極４ａから放出される電子は映像信号によって制御
される。受像管４の画面には映像信号に対応する映像が
表示される。
ソード電極４ａはヒータ４ｂで所定温度にまで加熱され
る。カソード電極４ａには映像信号が与えられ、カソー
ド電極４ａから放出される電子は映像信号によって制御
される。受像管４の画面には映像信号に対応する映像が
表示される。
【００１５】受像管４には電源回路５から電力が供給さ
れる。電源回路５は外部からの電力が投入されると同時
に、ヒータ４ｂなどへの電力供給を開始する。
れる。電源回路５は外部からの電力が投入されると同時
に、ヒータ４ｂなどへの電力供給を開始する。
【００１６】スイッチ２の動作および電源回路５の電力
供給動作は、制御手段６で制御される。制御手段６は、
電源回路５の電力供給動作を監視する。外部のリモコン
１０から電源回路５の電力供給開始が指示されるとき、
制御手段６は、第１のカウンタ７に計数動作開始を指示
する制御信号および第２のカウンタ８に計数動作の停止
を指示する制御信号と、電源回路５に電力供給開始を指
示する制御信号とを生成する。外部のリモコン１０から
電源回路５の電力供給停止が指示されるとき、制御手段
６は、第１のカウンタ７に計数動作停止を指示する制御
信号および第２のカウンタ８に計数動作開始を指示する
制御信号と、電源回路５に電力供給停止を指示する制御
信号とを生成する。
供給動作は、制御手段６で制御される。制御手段６は、
電源回路５の電力供給動作を監視する。外部のリモコン
１０から電源回路５の電力供給開始が指示されるとき、
制御手段６は、第１のカウンタ７に計数動作開始を指示
する制御信号および第２のカウンタ８に計数動作の停止
を指示する制御信号と、電源回路５に電力供給開始を指
示する制御信号とを生成する。外部のリモコン１０から
電源回路５の電力供給停止が指示されるとき、制御手段
６は、第１のカウンタ７に計数動作停止を指示する制御
信号および第２のカウンタ８に計数動作開始を指示する
制御信号と、電源回路５に電力供給停止を指示する制御
信号とを生成する。
【００１７】第１のカウンタ７は電源回路５の電力供給
開始から次の電力供給停止までの電力供給時間Ｔ1 を計
数するためのカウンタであり、第２のカウンタ８は電源
回路５の電力供給停止から次の電力供給開始までの電力
供給停止時間Ｔ2 を計数するためのカウンタである。
開始から次の電力供給停止までの電力供給時間Ｔ1 を計
数するためのカウンタであり、第２のカウンタ８は電源
回路５の電力供給停止から次の電力供給開始までの電力
供給停止時間Ｔ2 を計数するためのカウンタである。
【００１８】制御手段６は、第１のカウンタ７で計数さ
れた電力供給時間Ｔ1 と第２のカウンタ８で計数された
電力供給停止時間Ｔ2 とを取り込み、電力供給時間Ｔ1
と電力供給停止時間Ｔ2 とから映像ミュート時間ＴM を
算出する。映像ミュート時間ＴM の算出には、次の各式
が用いられている。
れた電力供給時間Ｔ1 と第２のカウンタ８で計数された
電力供給停止時間Ｔ2 とを取り込み、電力供給時間Ｔ1
と電力供給停止時間Ｔ2 とから映像ミュート時間ＴM を
算出する。映像ミュート時間ＴM の算出には、次の各式
が用いられている。
【００１９】時間Ｔ1 と時間Ｔ2 とが次の（１）式の関
係を満足するとき、映像ミュート時間ＴM が次の（２）
式
係を満足するとき、映像ミュート時間ＴM が次の（２）
式
【数１】 ｛ Log2 （Ｔ1 ) − Log2 （Ｔ2 ) ｝≧０ （１）
【数２】 ＴM ＝Ｋ−｛ Log2 （Ｔ1 ) − Log2 （Ｔ2 ) ｝ （２） で求められ、時間Ｔ1 と時間Ｔ2 とが次の（３）式の関
係を満足するとき、映像ミュート時間ＴM が次の（４）
式
係を満足するとき、映像ミュート時間ＴM が次の（４）
式
【数３】 ｛ Log2 （Ｔ1 ) − Log2 （Ｔ2 ) ｝＜０ （３）
【数４】 ＴM ＝Ｋ （４） で求められる。
【００２０】なお、Ｋは電源回路５の電力供給動作開始
から受像管４への映像信号供給開始までに掛かる最大許
容時間であり、この最大許容時間Ｋは受像管４に映像が
写し出されるまでの立上り時間の許容値を越えないよう
に設定されている。
から受像管４への映像信号供給開始までに掛かる最大許
容時間であり、この最大許容時間Ｋは受像管４に映像が
写し出されるまでの立上り時間の許容値を越えないよう
に設定されている。
【００２１】上述の（１）式で算出された映像ミュート
時間ＴM が今回の電力供給開始前の電力供給停止時間Ｔ
2 とその前の電力供給時間Ｔ1 との相対関係から算出さ
れるから、受像管４のカソード電極４ａを現在の温度か
ら所定の温度にまで加熱することに要する時間が映像ミ
ュート時間ＴM として推定され、映像ミュート時間ＴM
はヒータ４ｂでカソード電極４ａを現在の温度から所定
の温度にまで加熱することに要する時間を十分に満足す
る。
時間ＴM が今回の電力供給開始前の電力供給停止時間Ｔ
2 とその前の電力供給時間Ｔ1 との相対関係から算出さ
れるから、受像管４のカソード電極４ａを現在の温度か
ら所定の温度にまで加熱することに要する時間が映像ミ
ュート時間ＴM として推定され、映像ミュート時間ＴM
はヒータ４ｂでカソード電極４ａを現在の温度から所定
の温度にまで加熱することに要する時間を十分に満足す
る。
【００２２】制御手段６は、算出された映像ミュート時
間ＴM に基づきスイッチ２の動作を制御する。電源回路
５の電力供給が開始される時点から映像ミュート時間Ｔ
M を経過するまでの期間中、スイッチ２は制御手段６か
らの制御信号に基づき開動作をし、映像ミュート時間Ｔ
M の経過直後、スイッチ２は制御手段６からの制御信号
に基づき閉動作をする。
間ＴM に基づきスイッチ２の動作を制御する。電源回路
５の電力供給が開始される時点から映像ミュート時間Ｔ
M を経過するまでの期間中、スイッチ２は制御手段６か
らの制御信号に基づき開動作をし、映像ミュート時間Ｔ
M の経過直後、スイッチ２は制御手段６からの制御信号
に基づき閉動作をする。
【００２３】制御手段６は、第１のカウンタ７と第２の
カウンタ８と共働して映像ミュート装置９を構成する、
次に、映像ミュート装置の動作について図を参照しなが
ら説明する。図２は図１の映像ミュート装置によるテレ
ビジョン受像機の立上り動作を説明するための図であ
る。
カウンタ８と共働して映像ミュート装置９を構成する、
次に、映像ミュート装置の動作について図を参照しなが
ら説明する。図２は図１の映像ミュート装置によるテレ
ビジョン受像機の立上り動作を説明するための図であ
る。
【００２４】利用者がテレビジョン受像機で番組放送を
見るとき、まず、リモコン１０から電源回路５の電力供
給動作開始の指示が制御手段６に与えられる。電源回路
５は、制御手段６からの制御信号に基づき電力供給動作
を開始する。電源回路５の電力供給動作開始に伴いヒー
タ４ｂのカソード電極４ａに対する加熱動作が開始され
る。
見るとき、まず、リモコン１０から電源回路５の電力供
給動作開始の指示が制御手段６に与えられる。電源回路
５は、制御手段６からの制御信号に基づき電力供給動作
を開始する。電源回路５の電力供給動作開始に伴いヒー
タ４ｂのカソード電極４ａに対する加熱動作が開始され
る。
【００２５】電源回路５の電力供給開始される同時に、
第１のカウンタ７に保持されている電力供給時間Ｔ1 は
制御手段６に取り込まれ、第１のカウンタ７の計数動作
が開始される。これに対し、第２のカウンタ８の計数動
作は停止され、その停止時点までの電力供給停止時間Ｔ
2 が制御手段６に取り込まれる。制御手段６は、第１の
カウンタ７で計数された電力供給時間Ｔ1 と第２のカウ
ンタ８で計数された電力供給停止時間Ｔ2 とから映像ミ
ュート時間ＴM を算出する。
第１のカウンタ７に保持されている電力供給時間Ｔ1 は
制御手段６に取り込まれ、第１のカウンタ７の計数動作
が開始される。これに対し、第２のカウンタ８の計数動
作は停止され、その停止時点までの電力供給停止時間Ｔ
2 が制御手段６に取り込まれる。制御手段６は、第１の
カウンタ７で計数された電力供給時間Ｔ1 と第２のカウ
ンタ８で計数された電力供給停止時間Ｔ2 とから映像ミ
ュート時間ＴM を算出する。
【００２６】電源回路５の電力供給開始時点から映像ミ
ュート時間ＴM を経過するまでの期間、図２に示すよう
に、スイッチ２の動作は開状態に保持され、ヒータ４ｂ
のカソード電極４ａに対する加熱は続行される。映像ミ
ュート時間ＴM の経過直後、スイッチ２は閉動作をす
る。スイッチ２の閉動作に伴い映像信号がドライブ回路
３に与えられ、ドライブ回路３からの映像信号がカソー
ド電極４ａに加えられ、受像管４の画面には映像が表示
される。
ュート時間ＴM を経過するまでの期間、図２に示すよう
に、スイッチ２の動作は開状態に保持され、ヒータ４ｂ
のカソード電極４ａに対する加熱は続行される。映像ミ
ュート時間ＴM の経過直後、スイッチ２は閉動作をす
る。スイッチ２の閉動作に伴い映像信号がドライブ回路
３に与えられ、ドライブ回路３からの映像信号がカソー
ド電極４ａに加えられ、受像管４の画面には映像が表示
される。
【００２７】カソード電極４ａに輝度信号が加えられる
とき、カソード電極４ａは電源回路５の電力供給開始時
点から映像ミュート時間ＴM を経過するまでの期間中に
所定の温度にまで加熱されているから、カソード電極４
ａに大きな負荷が急激に掛らず、カソード電極４ａの劣
化が抑制される。また、映像ミュート時間ＴM は、受像
管４に映像が写し出されるまでの立上り時間の許容値を
越えないように設定されている最大許容時間Ｋより短く
なり、その映像ミュート時間ＴM で決定される立上り性
能の低下は抑制される。その結果、映像が受像管４に写
し出されるまでの立上り性能を低下させることなく、カ
ソード電極４ａの劣化に起因する映像品位の低下を未然
に防止することができる。
とき、カソード電極４ａは電源回路５の電力供給開始時
点から映像ミュート時間ＴM を経過するまでの期間中に
所定の温度にまで加熱されているから、カソード電極４
ａに大きな負荷が急激に掛らず、カソード電極４ａの劣
化が抑制される。また、映像ミュート時間ＴM は、受像
管４に映像が写し出されるまでの立上り時間の許容値を
越えないように設定されている最大許容時間Ｋより短く
なり、その映像ミュート時間ＴM で決定される立上り性
能の低下は抑制される。その結果、映像が受像管４に写
し出されるまでの立上り性能を低下させることなく、カ
ソード電極４ａの劣化に起因する映像品位の低下を未然
に防止することができる。
【００２８】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の映像ミ
ュート装置によれば、映像が受像管に写し出されるまで
の立上り性能を低下させることなく、カソード電極の劣
化に起因する映像品位の低下を未然に防止することがで
きる。
ュート装置によれば、映像が受像管に写し出されるまで
の立上り性能を低下させることなく、カソード電極の劣
化に起因する映像品位の低下を未然に防止することがで
きる。
【図１】本発明の映像ミュート装置の一実施例が用いら
れているテレビジョン受像機を示すブロック図である。
れているテレビジョン受像機を示すブロック図である。
【図２】図１の映像ミュート装置によるテレビジョン受
像機の立上り動作を説明するための図である。
像機の立上り動作を説明するための図である。
２ スイッチ ４ 受像管 ４ａ カソード電極 ４ｂ ヒータ ５ 電源回路 ６ 制御手段 ７ 第１のカウンタ ８ 第２のカウンタ ９ 映像ミュート装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−282973（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−158974（ＪＰ，Ａ) 特開 昭48−85034（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−162086（ＪＰ，Ａ) 実開 平５−36975（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04N 5/38 - 5/46 H04N 3/16 - 3/40 G09G 1/00
Claims (2)
- 【請求項１】電源投入とほぼ同時にカソード電極の加熱
が開始される受像管を有するテレビジョン受像機に用い
られ、この受像管へ映像信号を供給する映像信号供給動
作の開始時期を制御する映像ミュート装置であって、 前記テレビジョン受像機の電源投入から次の電源遮断ま
での電源投入時間を計数する第１の計数手段と、 前記テレビジョン受像機の電源遮断から次の電源投入ま
での電源遮断時間を計数する第２の計数手段と、 前記第１の計数手段で計数された電源投入時間と前記第
２の計数手段で計数された電源遮断時間との相対関係か
ら映像ミュート時間を算出し、前記テレビジョン受像機
への電源投入時から前記映像ミュート時間が経過するま
での期間中前記受像管への映像信号の供給が停止される
ように映像信号供給動作を制御する制御手段とを備える
ことを特徴とする映像ミュート装置。 - 【請求項２】前記第１の計数手段で計数された電源投入
時間をＴ1 とし、前記第２の計数手段で計数された電源
遮断時間をＴ2 とし、前記テレビジョン受像機への電源
投入から前記受像管への映像信号供給開始までに掛る最
大許容時間をＫとし、前記映像ミュート時間をＴM と
し、電源投入時間Ｔ1 と電源遮断時間Ｔ2 とが次の
（１）式の関係を満足するとき、前記映像ミュート時間
ＴM が次の（２）式 ｛ Log2 （Ｔ1 ) − Log2 （Ｔ2 ) ｝≧０ （１） ＴM ＝Ｋ−｛ Log2 （Ｔ1 ) − Log2 （Ｔ2 ) ｝ （２） で求められ、 電源投入時間Ｔ1 と電源遮断時間Ｔ2 とが次の（３）式
の関係を満足するとき、前記映像ミュート時間ＴM が次
の（４）式 ｛ Log2 （Ｔ1 ) − Log2 （Ｔ2 ) ｝＜０ （３） ＴM ＝Ｋ （４） で求められることを特徴とする請求項１に記載の映像ミ
ュート装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15492492A JP3333235B2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 映像ミュート装置 |
| US08/074,442 US5382981A (en) | 1992-06-15 | 1993-06-10 | Video muting apparatus |
| KR1019930010686A KR960012005B1 (ko) | 1992-06-15 | 1993-06-12 | 영상 뮤트 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15492492A JP3333235B2 (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 映像ミュート装置 |
Publications (2)
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