JP3332124B2 - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば船舶もしくは
航空機等の目標を物理的形状の画像として出力するイメ
ーシングレーダと称するレーダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のレーダ装置は、目標か
らの目標信号に基づいて、ISAR(Inverse
Synthetic Aperture Rader)
と称する逆合成開口処理を施し、目標の形状を画像とし
て生成することが知られている。このISARの原理と
しては、例えばHigh Resolution Ra
der等の文献に記載されている。
【0003】即ち、このようなレーダ装置は、目標をレ
ンジRードップラfd の2軸に分離してとらえて、目標
の回転運動(目標とレーダ間に起こる相対的な回転運
動)により、目標の物理的形状をイメージ(画像)とし
て生成している。
【0004】ところが、上記レーダ装置では、目標の回
転速度を直接的に計測できないために、その処理構成
上、目標画像の回転に対する補正が困難であり、その回
転中心から離れれば離れるほど目標画像の輪郭がぼける
いわゆる「ぼけ」が生じ、画像の有効半径が制約される
という問題を有する。
【0005】係る画像の「ぼけ」現象は、図2に示すよ
うに目標Aの回転中心Oとレーダ1を結ぶ方向をx(レ
ンジR)軸とし、このx軸と直交する方向をy(ドップ
ラ周波数fd )軸とすると、目標Aの位置Pは、x軸上
の位置がレーダ1からの距離より求められる。そして、
目標Aのy軸上の位置は、位置Pからドップラ周波数f
d が fd =(2/λ)r・sinθ・ω=((2ω)/λ)y で求められることで、このドップラ周波数fd の値に基
づいて求められる。但し、rは、位置Pから回転中心O
までの距離、ωは回転速度、θは、目標Aの回転角であ
る。
【0006】しかし、y軸に対応されるドップラ周波数
fd の値は、一定の観測時間(所定の時間幅T)によっ
て測定可能であり、図3に示すようにx、y軸平面上で
の座標位置が図3(a)から図3(b)に示す位置に変
化する。このため、時間t=0から時間t=Tの観測に
よって画像がいわゆる重ね合わせたようになり、輪郭が
ぼけてしまうものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のレーダ装置では、画像の輪郭にぼけが発生するとい
う問題を有する。この発明は上記の事情に鑑みてなされ
たもので、簡便にして、鮮明度の高い高精度な目標画像
の取得を実現し得るようにしたレーダ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、目標からの
目標信号に基づいて1画面分の該目標の物理的形状の画
像を形成するレーダ装置において、1画面形成時間内で
得られる前記目標信号から、前記1画面形成時間より短
い時間幅の分割画像を順に生成する分割画像生成手段
と、この分割画像生成手段により生成された複数の分割
画像間の座標回転に対する相関値を求め、この相関値に
基づいて前記目標上から見たときのレーダ方向の角度変
化量を算出する算出手段と、この算出手段により求めら
れた角度変化量に基づいて前記1画面分の目標画像の角
度補正を行なう補正手段とを備えて構成したものであ
る。
【0009】
【作用】上記構成によれば、1画面に対応する時間幅以
下の時間幅で、複数の画像を生成して、この複数の画像
に基づいて画像の角度変化を算出し、該角度変化を補正
した最終画像を生成している。従って、画像生成手段で
生成される最終画像は、回転中心より離れた輪郭におい
ても鮮明に形成することが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図面を参
照して詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係
るレーダ装置を示すもので、分割画像生成部10には、
図示しない目標からの目標信号が入力される。この分割
画像生成部10は、1画面を収集するのに必要とする観
測時間(時間幅T)以下の時間幅で目標信号を取り込ん
で複数の画像、例えばT/2の時間幅で2つの画像を前
述した周知のISAR技術により生成する。
【0011】分割画像生成部10には、角度変化算出部
11が接続され、この角度変化算出部11には、画像生
成部12の一方の入力端が接続される。角度変化算出部
11は、入力した2つの画像データに基づいて画像間の
座標回転に対する相関値を求めて、前記目標上から見た
ときのレーダ方向の角度変化を算出して、画像生成部1
2に出力する。画像生成部12は、他方の入力端に目標
からの目標信号が入力され、該目標信号を時間幅Tで収
集して、上記ISAR技術により1画面分の画像を生成
し、この1画面の画像に対して角度変化算出部11から
の角度変化に基づいて角度補正を実行して画面を生成す
る。
【0012】即ち、分割画像生成部10は、1画面の収
集に必要な時間幅をTとすると、例えばT/2の時間幅
で2つの画像(前半が前記図3(a)に示すt=0の画
像と、同図(b)の半分のt=T/2の画像を重ねた画
像となり、後半が同図(b)の半分のt=T/2の画像
と、t=Tの画像を重ね合わせた画像となる)を作成し
て、角度変化算出部11に出力する。ここで、角度変化
算出部11は、前半及び後半の画像に基づいて画像間の
座標回転に対する相関値を求めて、目標の回転速度を算
出して目標上から見たときのレーダ方向の角度変化を算
出し、画像生成部12に出力する。画像生成部12は、
目標信号を時間幅Tで収集して上記ISAR技術により
1画面を生成し、この1画面から上記角度変化に基づい
た角度補正を実行して画面を生成する。
【0013】なお、回転速度に基づいて1画面の角度補
正を実行する技術は、周知の技術であり、ここでは、簡
略のため詳細については省略する。このように、上記レ
ーダ装置は、1画面に対応する時間幅T以下の時間幅で
複数の画像を分割画像生成部10で生成して、この複数
の画像に基づいて画像の回転速度を角度変化算出部11
で算出し、該回転速度に基づいて角度変化を補正して、
画面を生成するように構成した。これによれば、画像生
成部12で生成される最終画像について、角度補正を行
っていることにより、最終画像の回転中心より離れた輪
郭においても鮮明な画像の取得が実現される。
【0014】なお、上記実施例では、回転速度を算出し
た場合で説明したが、これに限ることなく、例えば目標
の直線移動について算出することも可能であり、回転速
度及び直線移動の双方についても算出可能である。
【0015】また、上記実施例では、時間幅Tを前半及
び後半の2つに別けて2つの画像を生成して回転速度を
算出するように構成した場合で説明したが、この画像の
数に限ることなく、少なくとも時間幅T以下の時間幅で
複数の画像を生成するように構成することで、略同様の
効果が期待される。よって、この発明は、上記実施例に
限ることなく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々の変形を実施し得ることは勿論である。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、簡便にして、鮮明度の高い高精度な目標画像の取得
を実現し得るようにしたレーダ装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るレーダ装置を示した
図。
【図2】目標画像の取得原理を説明するために示した
図。
【図3】目標画像の「ぼけ」現象を説明するためにしめ
した図。
【符号の説明】
1…レーダ。 10…分割画像生成部。 11…角度変化算出部。 12…画像生成部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−186068(JP,A) 特開 昭61−187079(JP,A) 特開 昭63−68980(JP,A) 特開 昭62−116282(JP,A) 特開 平6−27235(JP,A) 特開 平8−29528(JP,A) 特開 平8−75850(JP,A) 国際公開94/7156(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目標からの目標信号に基づいて1画面分
    の該目標の物理的形状の画像を形成するレーダ装置にお
    いて、1画面形成時間内で得られる前記目標信号から、前記1
    画面形成時間より短い時間幅の分割画像を順に生成する
    分割画像生成手段と、 この分割画像生成手段により生成された複数の分割画像
    間の座標回転に対する相関値を求め、この相関値に基づ
    いて前記目標上から見たときのレーダ方向の角度変化
    を算出する算出手段と、この算出手段により求められた角度変化量に基づいて前
    記1画面分の目標画像の角度補正を行なう補正手段と
    具備したことを特徴とするレーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記分割画像生成手段は、前記1画面形
    成時間内で得られる目標信号から、互いに等しい時間幅
    となる2つの分割画像を形成することを特徴とする請求
    項1記載のレーダ装置。
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