JP3331466B2 - 地中等の蓄熱を利用した床の構築方法及び床構造 - Google Patents

地中等の蓄熱を利用した床の構築方法及び床構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地中等の蓄熱を
利用した床の構築方法及びこの方法に構築される床構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、地中は外気に比して温度変化が
少なく、相対的に冬は暖かく、夏は涼しくなる。かかる
地中の温度変化を利用した、いわゆるパッシブソーラー
システムと称する各種の住宅が提案されてる。これら
は、いずれも地中に触れた空気を循環させて住空間の
気温の調節を行うものであった。この場合、地中の蓄熱
を一旦空気と熱交換してその空気を循環させるもので
あり、熱効率が悪かった。
【0003】これに対して地中の蓄熱を直接利用して、
地中の蓄熱を直接床フローリングに伝えることも提案さ
れている。しかし、その為には、地中と床フローリング
とを熱的に連続させることが必要であり、つか立て式の
床など途中に、外気と循環する中空部を設けると効果が
得られなかった。そこで、砂利床に、床下地としてコン
クリートを打設し、この下地コンクリートの上面に直接
に床板を貼る試みも提案されている。例えば、建築家・
坂本鹿名夫氏の提唱する「砂利床冷暖房」(昭和55年
1月30日付け『日本経済新聞』24面、昭和55年2
月22日付け『毎日新聞』15面など)などである。
【0004】また、従来の建造物では、床を構築する為
に、鉄筋コンクリート製の布基礎上に土台を敷設してい
た。この場合、一般に土台は柱を受ける為、各部屋を区
画する位置に設けられ、土台に対応する布基礎は各土台
に対応して、建造物の外周及び内方に、個別に夫々形成
されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術におい
て、下地コンクリートの上面に直接に床板を貼る場合に
は、許容される下地コンクリート上面の誤差をできるだ
け小さくする必要があり、一般の左官コテ、長い棒や板
を使用した場合には、1〜10mm程度の誤差を生じ、コ
ンクリートを広い面積に亘って水平均一に仕上げる為に
は作業が煩雑となり、施工効率が悪い問題点があった。
取り分け昨今の技術者不足の中では顕著であった。ま
た、コンクリート固化後に、コンクリートの上面にモル
タルを塗り、モルタルを調節して面を水平均一に仕上げ
るとしても誤差を修正する作業は同様に煩雑となってい
た。
【0006】また、この地中の蓄熱は、太陽光等により
周辺地面が暖められ、床下方の地中にも蓄熱され、ま
た、室内の熱エネルギーがコンクリートにも蓄熱され
る。その地中等の蓄熱により砂利床にも蓄熱されるもの
と考えられる。発明者の実験・考察によれば、この砂利
床の蓄熱は、砂利自体での蓄熱よりむしろ、隣接する砂
利間に存在する細い空気層と砂利及びコンクリート層と
を合わせた総体での蓄熱と考えられる。また、閉鎖空間
内での砂利層は、地面に近い下層の砂利は若干水分が残
るが、地面から遠い上層の砂利は乾燥した状態になって
いる。
【0007】また、前記各土台毎に、布基礎を構築して
いたので、鉄筋コンクリートで形成の為、コンクリート
型枠の構築及び撤去、配筋作業がともない、作業に手間
が係る問題点があった。取り分け、内側に狭く区画され
た部屋がある場合にその土台に対応して基礎を構築する
必要があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】然るこの発明は、外周
土台の内方に上縁が同一となるように内方土台を架設し
て、両土台の上縁に沿って下地コンクリートを打設した
ので、前記問題点を解決した。
【0009】即ちこの発明は、建造物の外周の土台位置
に対応させてコンクリート製の布基礎を形成し、床構築
位置に、内方土台形成予定位置に沿って溝が形成される
ように石材を敷き詰め、前記布基礎上に外周土台を構築
し、次に前記外周土台間で前記内方土台形成予定位置に
沿って、上縁を前記外周土台と同一となるように形成し
た内方土台を架設し、続いて、前記床構築位置内に、前
記両土台の上縁に沿って、下地コンクリートを打設し、
該下地コンクリートの固化後に、前記下地コンクリート
の上面に、床仕上げ部材を敷設することを特徴とした地
中等の蓄熱を利用した床の構築方法である。また、土台
間に、床構築位置を区画するように、土台の上面と同一
となるように、定規を架設して、土台上面及び定規を基
準として、下地コンクリートの上面を均すことを特徴と
する地中等の蓄熱を利用した床の構築方法である。
【0010】また、建造物の外周土台位置に対応させて
コンクリート製の布基礎を形成し、該布基礎で囲まれた
床構築位置に、内方土台形成予定位置の下方も含めて、
石材を敷き詰め、前記布基礎上に外周土台を構築し、次
に前記床構築位置で、対向する外周土台間に、上縁が土
台上面の高さとなるように形成した上下フランジとウエ
ブとからなるH型鋼からなる内方土台を、前記上フラン
ジの上面と前記外周土台の上面とが略面一になるよう
に、架設し、続いて前記床構築位置に、外周土台の上縁
と内方土台上フランジの上縁に沿って下地コンクリー
トを打設し、前記 内方土台の上フランジの上面を除く他
面を前記下地コンクリート内に埋設し、該下地コンクリ
ートの固化後に、前記下地コンクリートの上面に、床仕
上げ部材を敷設することを特徴とした地中等の蓄熱を利
用した床の構築方法である。
【0011】また、内方土台は予め柱取付手段を施した
後、外周土台に架設する地中等の蓄熱を利用した床の構
築方法である。
【0012】また、建造物の外周に位置する外周土台の
内側に内方土台を有してなる土台上の各土台内に石材層
を介して、前記土台の上縁と略同一な下地コンクリート
層を形成して、該下地コンクリート層の上面に、床仕上
げ部材を敷設してなる木造建造物における床構造であっ
て、前記外周土台は、コンクリート基礎上に構築し、前
記内方土台は、柱を立設できると共に、前記外周土台の
側面にあるいは他の内方土台の側面に、その両端面を一
体に固着連結され、前記内方土台は、その上面を除き、
下地コンクリート内に埋設され、前記下地コンクリート
は、前記石材層で、内方土台の下方に形成された溝内
に、下方突出部が形成され、前記下地コンクリートの上
縁は、前記両土台の上縁に沿って形成されたことを特徴
とする地中等の蓄熱を利用した床構造である。
【0013】更に、内方土台を、上下フランジとウエブ
とからなるH型鋼とし、上フランジ上面を外周土台の上
面と略面一に形成し、前記内方土台の上面で軸の中心側
に、予め柱取付手段を施した地中等の蓄熱を利用した床
構造である。
【0014】前記において、外周土台は、主にH型鋼・
鋼管などの鋼材とするが木質の材料から構成することも
できる。
【0015】また、前記において、内方土台は、下地コ
ンクリートと協働して土台を構成する部材であって、主
にH型鋼などの鋼材、短冊状の鋼板などからなる。
【0016】また、前記における土台間の定規の架設
は、外周土台間、内方土台間、外周土台と内方土台との
間、の必要箇所に架設する。
【0017】また、前記における内方土台に施した柱取
付手段とは、内方土台の上面に柱(主に管柱)を取り付
けるための受で、上面に突起物を固定して構成し、対応
する柱には該突起物を嵌挿する嵌合穴を穿設しておく。
また、柱を受けるための筒その受金物を固定して構成す
ることもできる。また、取付用のボルト穴、丸穴を穿設
して構成することもできる。尚、前記における柱取付手
段は、予め工場等で内方土台に加工しておくが、位置の
微調節や追加の取付手段(主にボルト穴や丸穴)を必要
に応じて構築現場で内方土台に加工することもできる。
【0018】また、前記における地中等の蓄熱とは、地
中の蓄熱、石材、石材間の空気層、下地コンクリート等
の床仕上げ部材の下方総体での蓄熱をいう。
【0019】
【実施の態様】建造物の外周の土台位置に対応させてコ
ンクリート製の布基礎を形成する。布基礎内で、床構築
位置に石材を敷き詰め石材層を構成する。石材層は、内
方土台形成予定位置に沿って溝が形成されている。布基
礎上に外周土台を構築する。次に外周土台間で、溝に沿
って、上縁を外周土台と同一となるように形成した内方
土台を架設する。続いて、床構築位置内に、両土台の上
縁に沿って、下地コンクリートを打設する。下地コンク
リートの固化後に、その上面に、床仕上げ部材を敷設し
て、地中等の蓄熱を利用した床を構築する。
【0020】
【実施例1】図1乃至図5に基づきこの発明の実施例を
説明する。この実施例は、外周土台を鋼材から構成した
例である。
【0021】従来公知の方法により、「外周部分の布基
礎1」「水廻り36の布基礎1及び土間」「出入り口
(玄関等)35の布基礎1及び土間」等を構築する(図
2)。一般の工法では、外周部分等の布基礎1、1の内
方であって、床構築位置34の土面(土壌)38に防蟻
処理を施すが、本工法では、防蟻処理を不要とすること
ができる。ここで、土面38の地面(上面)は周辺の地
面37よりも高さHだけ高く形成する(図5)。ここで
高さHは、50mm程度以上必要であるが、地盤の土質や
床構築位置34の面積などより決定される。
【0022】続いて、布基礎1の内方の床構築位置3
4、34に布基礎1のほぼ上面2まで、40mm程度の外
径の「焼却残渣を加工再生してなる」石材4、4を敷き
詰め、厚さ300mm程度の石材層5を形成する。前記石
材層5は、上面5が略水平に形成され、床構築位置34
で、土台(内方土台)を形成する予定位置の下方に、深
さLの溝7を形成し、該溝7は側壁8、8を斜めに形成
した台形に形成してある(図5)。また、溝の深さLは
地盤の耐圧などにより適宜選択して設定し、また形状も
断面正方形、長方形、逆三角形、半円形など適宜選択す
ることもできる。
【0023】また、石材層5は、布基礎1と近接する部
分を低く形成する(図5)。
【0024】続いて、石材層5の上面6を厚さ0.1mm
程度の樹脂(ポリエチレンなど)フィルム23で覆う。
前記溝7部分では、溝7の上面形状に沿って樹脂フィル
ム23を付設する。
【0025】次に、前記布基礎1上に、上下フランジ1
1、12とウエブ13からなるH型鋼を使った外周土台
10を載置し、予め布基礎1に埋設しておいたアンカー
ボルト(図示していない)を外周土台の下フランジ12
(又は両フランジ11、12)に穿設した透孔を貫通さ
せて、ナットを緊結して布基礎1に一体に固定する。
【0026】次に、上下フランジ16、17とウエブ1
8からなるH型鋼を使った内方土台15は、端面に連結
用のボルト孔21、21を穿設した端板20を固着して
あり、ウエブ18には鉄筋挿通用の透孔22、22を穿
設してある(図3(a))。
【0027】また、内方土台15の上フランジ16の管
柱立設位置には、予め透孔を穿設し、上フランジの下面
からボルト66を上方に向けて突設し、軸にナット67
を緊結しておく。また、筋交い固定金物72を取付ける
場合には、上フランジ16に予め取付用の貫通孔68、
68を穿設しておく(図10(a))。
【0028】前記外周土台10、10間で、前記内方土
台15の構築予定位置に即ち前記溝7に沿って、内方
土台15を架設する。ここで、内方土台15の端板20
のボルト孔21と、これに対応して予め穿設した外周土
台10のウエブ13のボルト孔14間に、ボルトを挿通
してナットで緊結固定する。この際、前記内方土台15
の上フランジ16の上面は、外周土台10の上フランジ
11の上面と略面一に形成される。
【0029】続いて、内方土台15、15間に補強鉄筋
24、24を配置し、必要ならば、内方土台15の透孔
22、22に挿通させる。また、必要ならば、内方土台
15の下方の溝7内に打設されるコンクリートと内方土
台15とが一体に形成されるように、溝7内にも鉄筋篭
その他の鉄筋を配置する。
【0030】続いて、石材層5の上面(樹脂フィルム2
3の上面)6で外周土台10、10内(床構築位置内)
に、厚さ100〜150mm程度、に下地コンクリート2
5を打設する。この際、土台10、15の上縁間に、直
線を有する棒(板でも可。図示していない)を架設当接
し、該棒を土台10、15に沿ってずらしながら移動
し、未だ固まらない下地コンクリート25の上面を削
り、水平均一に均す。この際、内方土台15と外周土台
10とで区画された部分毎に均し作業ができるので、操
作する棒の長さを短くでき、作業が容易で、また同時に
複数箇所を均すことができるので、作業効率を高めるこ
とができる。また、施工精度を高め、誤差±1mm前後の
下地コンクリート25面を構築できる。
【0031】下地コンクリート25の固化後、外周土台
10、内方土台15と一体に、溝7内に下方突出条27
が形成された下地コンクリート25が形成される。ま
た、布基礎1と近接する部分の石材層5も低く形成して
あるので、該部の下地コンクリート25の下面は、布基
礎にそって周縁突出条27が形成され、下地コンクリー
ト25は石材層5上に安定して配置される。
【0032】続いて、下地コンクリート25が脱水され
たことを確認して、下地コンクリート25の上面26
に、床下地用の合板30を介して、床仕上げ板31を敷
設する。以上で床32の構築が完了する(図1、図
2)。
【0033】また、内方土台15上に柱(管柱)を立設
する際には、予め螺杆66及びナット67に対応して柱
70の下面に嵌合穴(ほぞ穴)71を形成しておき、柱
70の嵌合穴71を螺杆66に合わせて柱を立設する
(図10(b))。続いて、筋交い固定金物72を上フ
ランジの貫通孔68、68にビスで固定し、更に柱70
にも固定する。そして、筋交い73を筋交い固定金物7
2に固定する(図11(a)(b))。内方土台15に
は、予め加工をしてあるので、上フランジ15の上面以
外は、下地コンクリート25内に埋設されているのもか
かわらず、容易に柱70を取り付けできる。また、上フ
ランジ15の縁部16a、16aには突起物がないの
で、下地コンクリート25の打設及びその上面26の均
し作業には、支障がない。
【0034】この床32の構造は、従来と同様に土台
(外周土台)10上に木造あるいは鉄骨造の柱を立設し
て建造物を構築する(図示していない)。例えば、鉄骨
造の土台10に木造の柱を立設する際には、土台10に
柱を受ける柱受け金具64を溶接し(あるいは予め工場
で溶接しておき)、該柱受け金具64に穿設した透孔に
より、柱受け金具64と柱とをボルトやピン、釘類等で
一体に固定する(図1鎖線図示)。ここで、土台10と
柱受け金具64とはボルト等により現場で(あるいは予
め工場で)固定することもできる。また、例えば、柱を
嵌挿できる鋼管を土台10に溶接することもできる(図
示していない)。
【0035】尚、内方土台15については、前記図10
(a)の加工を施したが、この外方土台10と同様の加
工を施すこともできる。
【0036】この実施例で構築した床32は、外周部と
水廻り部分しか布基礎1を構築しないので、内方に布基
礎1を構築する手間と費用を削減できる。また、内方土
台15は、下地コンクリート25の下方突出部27とで
一体に構築され、石材層5上に載置されるので、該部に
布基礎を構築すると同等の強度を保持し、内方土台15
上に、前記のように柱を立設できる。
【0037】また、内方土台15は、H型鋼から構成し
たので、柱から伝達される荷重に対して、内方土台15
は下地コンクリート25、石材層5と一体となり、沈み
込みに対しては上フランジ16が、浮きに対しては下フ
ランジ17が、夫々作用して従来に比して強固な建造物
を構築できる。
【0038】また、この実施例で構築した床32は、石
材層5、下地コンクリート25を介して直接床仕上げ板
31を構築したので、床31面の許容荷重範囲を極めて
大きくすることができ、ピアノや各種家具等の重量物を
特別な補強なしに設置使用できる。更に、床下に木材が
ないので、腐食や白蟻なども防止し、建物全体の寿命を
向上させることができる。
【0039】また、この実施例で構築した床32は、地
下と熱的に連続しているので、冬は地中の熱エネルギー
を石材層5、下地コンクリート25等を介して室内に伝
え、また、夏は室内の熱エネルギーを下地コンクリート
25、石材層5等に吸収できる。従って、地域差もある
が石材層5は、概ね最高24℃(夏)〜最低12℃
(冬)の温度を維持し、その温度が直接に床仕上げ板に
伝わり、夏期で25℃以下、冬期で10℃以上に保たれ
る。更に、地中の湿気は石材層5の石材の表面で乾燥さ
れ、床の仕上げ板31面には及ばない。従って、地中等
の蓄熱のエネルギーを利用するので、陽当たりや、立地
条件によらず、快適な居住環境を保つことができる。
【0040】また、この実施例で構築した床32は、多
少の流動性を有する石材4、4からなる石材層5を設け
たので、地震や車等による外からの振動や騒音を石材層
5により吸収するので、建物自体の揺れを削減できる。
また、室内の振動や騒音も石材層5で吸収できる。
【0041】また、前記における「焼却残渣を加工再生
してなる」石材4とは、例えば、焼却残渣の中から金属
等の有価物を取り除き、最後に残った硝子・陶器等を破
砕して、骨材分を研磨して製造した焼却残渣カレット
(小沢コンクリート工業(株))などを指す。また、廃
材を再処理した再生材料からなる石材を使用したので、
蓄熱効率・床の強度を保ったまま、貴重な資源である砂
利の消費を防ぎ、廃材のリサイクルに供し、また一般に
軽量であるため施工効率を高めることができる。
【0042】前記実施例において、内方土台と外周土台
との接合は、端板20を介して接合したが他の接合方法
とすることもできる。例えば、予め外周土台のウエブ1
3に平面L字状の接合金物49の一片49aを溶接して
おき、該溶接金物49の他片49bを内方土台15のウ
エブと当接するようにし、該他片49bには取付け用の
貫通孔50、50を穿設しておく(図3(b))。ここ
で、内方土台のウエブ18には予め貫通孔50、50に
対応した貫通孔を穿設しておく(図示していない)。
【0043】また、前記実施例において、内方土台15
と外周土台10とはボルト・ナットで固定したが、溶接
で固定することもできる(図示していない)。
【0044】また、前記実施例において、内方土台15
は、H型鋼としたが、上縁が水平直線状で、下地コンク
リート25と一体となり、土台を形成できれば、他の構
造とすることもできる。例えば、L型鋼、C型鋼等の型
鋼の単独又は組合わせ、あるいは鋼管を使用することが
でできる(図示していない)。
【0045】また、前記実施例において、床構築位置3
4の面積が広い場合には、下地コンクリート25の均し
作業を容易にする為に、床構築位置34を分割するよう
に、外周土台10と内方土台15との間、外周土台1
0、10間、内方土台15、15間に、定規40を架設
することもできる(図2鎖線図示40。図4)。
【0046】定規40は、例えば、帯状の鋼板から構成
し、土台10、15に補助板42を予め溶接しておき、
該補助板42に、定規40を受けるL字状の受け金具4
3、43をボルト・ナットで固定しておき、受け金具4
3、43に定規40の両端部を挟み、ボルト・ナットで
連結する(図4(a))。ここで、定規40の上縁41
と外周土台10の上面とが面一に形成されるように、定
規40の取付け高さを調節する。他の土台における定規
40の固定も同様である。また、前記における定規40
は小型のC型鋼(図4(b))、H型鋼、L型鋼等の型
鋼や、鋼管から構成することもできる(図示していな
い)。
【0047】また、前記実施例において、樹脂フィルム
23は、固化前の下地コンクリートの水分が石材層5内
にたれ、下地コンクリート25からの水分の引きを防止
して、良質の下地コンクリート25を形成する為に敷設
するものであり、厚さは0.1mm程度に限定するもので
はなく適宜の厚さで可能であり、材質もポリエチレンに
限らず、他の材質とすることもできる。
【0048】また、前記実施例において、床仕上げ板3
1を使用したが、従来公知のコルク、各種樹脂床シー
ト、畳などを使用することもできる。また、不要ならば
下地の合板30は省略することもできる。
【0049】また、前記実施例において、下地コンクリ
ート25内に鉄筋24を補強の為に埋設したが、鉄筋2
4と共に、あるいは鉄筋24に代えて、金網を埋設する
こともできる(図示していない)。また、必要な強度や
割れ対策ができれば、鉄筋24や金網を省略することも
できる。
【0050】また、前記実施例において、石材層5の厚
さを200mm程度、下地コンクリート25の厚さを10
0〜150mm程度としたが、基礎1・土台10、15等
の構造・大きさ、敷地の条件等により適宜変更可能であ
り、通常、石材層5の厚さは50〜600mm程度、下地
コンクリート25の厚さは20〜200mm程度とする
が、これに限るものではない。
【0051】また、前記実施例において、石材4として
「焼却残渣を加工再生してなる石材」を使用したが、石
材層として蓄熱性能を発揮できれば、これに限定するも
のではなく、コンクリート「がら」や各種再生骨材など
を使用することもできる。また、焼却灰を加工した溶融
スラグに砂利やセメントなどを混合したセメント系の2
次製品やこのセメント系の2次製品を細かく砕いたも
の、溶融スラグに各種高分子材料を混合したレジンコン
クリート類などを使用することもできる。更に、石材4
は所定の強度と大きさを有していれば、従来の砂利類の
他の樹脂類、硝子類、陶磁器類、ゴム類などの単独又は
混合物とした材料を使用することもできる。
【0052】
【実施例2】図6乃至図9に基づきこの発明の他の実施
例を説明する。この実施例は、外周土台を従来の木製と
した実施例である。
【0053】前記実施例1と同様に、「外周部分の布基
礎1」「水廻り36の布基礎1及び土間」「出入り口
(玄関等)35の布基礎1及び土間」等を構築する。前
記実施例1と同様に、外周部分等の布基礎1、1の内方
であって、床構築位置34の土面(土壌)38への防蟻
処理は省略できる。続いて、布基礎1の内方の床構築位
置34、34に布基礎1のほぼ上面2まで、40mm程度
の外径の「焼却残渣を加工再生してなる」石材4、4を
敷き詰め、厚さ300mm程度の石材層5を形成する。続
いて、石材層5の上面6を厚さ0.1mm程度の樹脂(ポ
リエチレンなど)フィルム23で覆う。
【0054】次に、前記布基礎1上に、柱の柱脚部を支
持できる木製の外周土台10を載置し、予め布基礎1に
埋設しておいたアンカーボルト(図示していない)を従
来同様の方法により外周土台10に固定する。前記外周
土台10には、内方土台15を接合する位置に対応させ
て、横方向の貫通孔58を、外周側にナット収容部59
と共に穿設してある。
【0055】次に、この実施例に使用する内方土台15
は、前記実施例1と同様に上下フランジ16、17とウ
エブ18からなるH型鋼を使ってあり、接合端側のウエ
ブ18には、接合用の羽子板ボルト固定用の透孔が穿設
してあり、中間部のウエブ18には鉄筋挿通用の透孔2
2、22を穿設してある(図3、図7(b))。また、
内方土台15に柱立設位置には、実施例1と同様に、上
フランジ16に予め透孔を穿設し、ナット67、67で
挟んで螺杆(ボルト軸)66を上方に向けて突設してお
く。また、筋交い固定金物72を取付ける場合には、上
フランジ16に予め取付用の貫通孔68、68を穿設し
ておく(図10(a))。
【0056】次に、前記外周土台10、10間で、前記
内方土台15の構築予定位置に沿って、内方土台15を
架設する。接合端部では、内方土台15のウエブ18
に、羽子板ボルト60を配置し、該羽子板ボルト60の
ボルト61を前記外周土台10の貫通孔58に挿通して
ナットで緊結固定すると共に、羽子板ボルト60のプレ
ート61aをボルト・ナットで、内方土台15のウエブ
18に固定する。この際、外方土台10の上面10aと
内方土台15の上フランジ16の上面とが略面一になる
ように、基礎1の上面2と内方土台15の下フランジ1
7の下面との間に、適宜大の高さ調整用の石片(又はコ
ンクリート片などの塊)62を介装する(図7
(b))。
【0057】また、床構築位置34の面積が広い場合に
は、下地コンクリート25の均し作業を容易にする為
に、床構築位置34を分割するように、外周土台10と
内方土台15との間、外周土台10、10間、内方土台
15、15間等に、H型鋼からなる定規40を架設する
(図2)。ここでH型鋼からなる定規40は上フランジ
51、下フランジ52、ウエブ53から構成する。
【0058】この場合、内方土台15の側面に定規40
を接合する際には、内方土台15の接合部に対応させ
て、内方土台15の下フランジ12の下面に、接合用の
透孔55、55を穿設した板材54を、溶接又はボルト
・ナットで予め固定しておく。接合する定規40の接合
端部には、下フランジ52に前記透孔55、55に対応
した透孔56、56を穿設してある(図7(a))。定
規40の接合端部を、前記板材54に載置すると共、定
規40の上フランジ51の上面と内方土台15の上フラ
ンジ16の上面とが略面一となるように、ボルト・ナッ
トで固定し(図7(a)(b))、必要ならば、上フラ
ンジ16、51同志を溶接する。
【0059】また、内方土台15、15が交わる位置で
も、前記内方土台15と定規40との接合と同様に接合
できる。また、内方土台15、15、H鋼からなる定規
40の接合は、実施例1でも同様に適用できる。
【0060】続いて、内方土台15、15間に補強鉄筋
24、24を配置し、必要ならば、内方土台15の透孔
22、22に挿通させる。
【0061】また、必要ならば、下地コンクリート25
を打設する際の外周土台10等の汚れ防止の為、外周土
台10の上面から外方に向けて養生シートを付設し(図
示していない)、該養生シートの端部を、外周土台10
の内側面の上端部に設けた押え板47で仮止めする(図
7(a)、図8、鎖線図示47)。
【0062】続いて、実施例1と同様に、石材層5の上
面(樹脂フィルム23の上面)6で外周土台10、10
内(床構築位置内)に、厚さ100mm程度に下地コンク
リート25を打設する。この際、実施例1と同様に、土
台10、15又は定規40の上縁間に、直線を有する棒
等で、未だ固まらない下地コンクリート25の上面を削
り、水平均一に均す。土台10、15又は定規40で区
画されているので、コンクリート面積が少なくでき、ま
た部分毎にも均すことができるので、作業効率を高める
ことができると共に、施工精度を高め、誤差±1mm前後
の下地コンクリート25面を構築できる。
【0063】続いて、下地コンクリート25が脱水され
たことを確認して、下地コンクリート25の上面26
に、床下地用の合板30を介して、床仕上げ板31を敷
設する。以上で床32の構築が完了する(図6)。この
床32の作用効果及び柱の立設等は前記実施例1と同様
である。
【0064】前記実施例において、内方土台15と定規
40との接合は板材54を使用したが、下地コンクリー
ト25が固化発現まで間に形状を保持できれば良いの
で、他の接合構造とすることもできる(図示していな
い)。
【0065】また、前記実施例において、外周土台10
と内方土台15とは、羽子板ボルト60で固定したが、
他の接合構造とすることもできる(図8、図9)。
【0066】例えば、外周土台10の内側の側面に内方
土台15をうける略T字状の受金具45のベース45a
を固定しておき、内方土台15のウエブ18を受金具4
5の並列した挟み板45b、45bで挟み、該部をボル
ト・ナットで固定する(図8(a)(b))。この場
合、受金具45の上方から内方土台15を設置できるよ
うに、内方土台15の接合端部の下フランジ17に切欠
46が形成してある。また、挟持板45b、45bには
ボルト挿通用の透孔45cが穿設してあり(図8)、内
方土台15には、前記透孔45cに対応する透孔を穿設
してある(図示していない)。
【0067】また、例えば、ベース64及び突片65か
らなるL字状の受金具63を構成し、該受金具63を予
め外周土台10の内側面に配置しておき、該受金具63
のベース64の透孔を挿通したボルトを外周土台10の
貫通孔58に挿通してナットで緊結固定することもでき
る(図9(a)(b))。この場合には、受金具のベー
スを内方土台15のウエブに沿わせ、ボルト・ナットで
固定する。
【0068】また、前記実施例において、実施例1と同
様に石材層5に溝7を設けて、下地コンクリート25に
下方突条27を形成することもできる(図示していな
い)。また、前記実施例において、定規40の他の実施
例は実施例1と同様である。
【0069】また、前記実施例における石材4、石材層
5、下地コンクリート25、内方土台15、床下地の合
板30、柱の取付け等の他の構成は実施例1と同様であ
る。
【0070】
【発明の効果】外周土台に対応する部分に布基礎を構築
し、内方土台には下地コンクリートに下方突条を形成す
るので、内方土台を下方突条と一体に所定強度で安定し
て構築できるので、布基礎の構築作業を簡略化し、施工
効率を高めることができる。
【0071】外周土台と内方土台との上縁を所定高さと
なるように形成したので、床構築位置で、打設した下地
コンクリート上面を容易に水平均一に均すことができ、
下地コンクリート上に敷設する床仕上げ部材の施工精度
を高めることができきる。
【0072】また、内方土台の上面で軸の中心側に、柱
取付手段を形成すれば、内方土台の側縁部を下地コンク
リートの均しに使用でき、かつ柱の立設作業の施工効率
を高めることができる。
【0073】また、内方土台をH型鋼から構成した場合
には、柱から伝達される荷重に対して、内方土台は下地
コンクリート、石材層と一体となり、沈み込みに対して
は上フランジが、浮きに対しては下フランジが、夫々作
用して従来に比して強固な建造物を構築できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の床構造を表す一部を破切し
一部を省略した斜視図である。
【図2】この発明の実施例で、土台の配置を表す平面図
である。
【図3】(a)は同じく外周土台と内方土台の取付けを
表す一部斜視図、(b)は同じく外周土台と内方土台の
他の取付けを表す一部縦断面図である。
【図4】同じく土台と定規の取付けを表す一部斜視図
で、(a)は帯状定規、(b)はC型鋼を使用した例で
ある。
【図5】同じく床構造の一部縦断面図である。
【図6】この発明の他の実施例の床構造を表す一部を破
切し一部を省略した斜視図である。
【図7】(a)は同じく一部を省略した接合途中の平面
図、(b)は同じく一部を破切し一部を省略した接合完
了後の正面図、(c)は(a)のA−A線における断面
図であって接合完了後を表す。
【図8】同じく他の内方土台の取付けを表す一部斜視図
で、(a)は内方土台接合前、(b)は接合後を表す。
【図9】同じく他の内方土台の取付けを表す一部斜視図
で、(a)は一部平面図、(b)は一部を破切した一部
正面図を表す。
【図10】この発明の実施例に使用する内方土台で、
(a)は一部斜視図、(b)は床構築後の一部斜視図で
ある。
【図11】内方土台に管柱を立設した状態であって、下
地コンクリートを除いた図で、(a)は側面図、(b)
は正面図である。
【符号の説明】
1 布基礎 4 石材 5 石材層 7 溝 10 外周土台 15 内方土台 16 フランジ(内方土台) 16a フランジの縁部 23 フィルム 24 鉄筋 25 下地コンクリート 27 下方突出条 30 床下地板 31 床仕上板 32 床 34 床構築位置 40 定規 66 螺杆(内方土台) 68 貫通孔(内方土台) 70 管柱 72 筋交い固定金物 73 筋交い
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/74 E02D 27/01 E04B 5/43 F24F 5/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建造物の外周の土台位置に対応させてコ
    ンクリート製の布基礎を形成し、床構築位置に、内方土
    台形成予定位置に沿って溝が形成されるように石材を敷
    き詰め、前記布基礎上に外周土台を構築し、次に前記外
    周土台間で前記内方土台形成予定位置に沿って、上縁を
    前記外周土台と同一となるように形成した内方土台を架
    設し、続いて、前記床構築位置内に、前記両土台の上縁
    に沿って、下地コンクリートを打設し、該下地コンクリ
    ートの固化後に、前記下地コンクリートの上面に、床仕
    上げ部材を敷設することを特徴とした地中等の蓄熱を利
    用した床の構築方法。
  2. 【請求項2】 土台間に、床構築位置を区画するよう
    に、土台の上面と同一となるように、定規を架設して、
    土台上面及び定規を基準として、下地コンクリートの上
    面を均すことを特徴とする請求項1記載の地中等の蓄熱
    を利用した床の構築方法。
  3. 【請求項3】 建造物の外周土台位置に対応させてコン
    クリート製の布基礎を形成し、該布基礎で囲まれた床構
    築位置に、内方土台形成予定位置の下方も含めて、石材
    を敷き詰め、前記布基礎上に外周土台を構築し、次に前
    記床構築位置で、対向する外周土台間に、上縁が土台上
    面の高さとなるように形成した上下フランジとウエブと
    からなるH型鋼からなる内方土台を、前記上フランジの
    上面と前記外周土台の上面とが略面一になるように、
    設し、続いて前記床構築位置に、外周土台の上縁と内方
    土台上フランジの上縁に沿って下地コンクリートを打
    設し、前記内方土台の上フランジの上面を除く他面を前
    記下地コンクリート内に埋設し、該下地コンクリートの
    固化後に、前記下地コンクリートの上面に、床仕上げ部
    材を敷設することを特徴とした地中等の蓄熱を利用した
    床の構築方法。
  4. 【請求項4】 内方土台は予め柱取付手段を施した後、
    外周土台に架設する請求項1又は3記載の地中等の蓄熱
    を利用した床の構築方法。
  5. 【請求項5】 建造物の外周に位置する外周土台の内側
    に内方土台を有してなる土台上の各土台内に石材層を介
    して、前記土台の上縁と略同一な下地コンクリート層を
    形成して、該下地コンクリート層の上面に、床仕上げ部
    材を敷設してなる木造建造物における床構造であって、 前記外周土台は、コンクリート基礎上に構築し、前記内
    方土台は、柱を立設できると共に、前記外周土台の側面
    にあるいは他の内方土台の側面に、その両端面を一体に
    固着連結され、前記内方土台は、その上面を除き、下地
    コンクリート内に埋設され、前記下地コンクリートは、
    前記石材層で、内方土台の下方に形成された溝内に、下
    方突出部が形成され、前記下地コンクリートの上縁は、
    前記両土台の上縁に沿って形成されたことを特徴とする
    地中等の蓄熱を利用した床構造。
  6. 【請求項6】 内方土台を、上下フランジとウエブとか
    らなるH型鋼とし、上フランジ上面を外周土台の上面と
    略面一に形成し、前記内方土台の上面で軸の中心側に、
    予め柱取付手段を施した請求項5記載の地中等の蓄熱を
    利用した床構造。
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