JP3331385B2 - 静電容量式センサー - Google Patents
静電容量式センサーInfo
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- JP3331385B2 JP3331385B2 JP19345893A JP19345893A JP3331385B2 JP 3331385 B2 JP3331385 B2 JP 3331385B2 JP 19345893 A JP19345893 A JP 19345893A JP 19345893 A JP19345893 A JP 19345893A JP 3331385 B2 JP3331385 B2 JP 3331385B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は静電容量式センサーに
関するものであり、例えば、ディスプレイに表示される
カーソルを所望に移動させるための操作部として利用で
きる。
関するものであり、例えば、ディスプレイに表示される
カーソルを所望に移動させるための操作部として利用で
きる。
【0002】
【従来の技術】この種のセンサーとしては、既に、図9
〜図11に示すような形式のものを自社開発しており、
出願(特願平5−150365号)している。このセン
サーは、嵩を低くすると共に入力部の変位量を大きくす
ることを目的として開発されたもので、同図に示すよう
に、上面に入力軸部J’を有しており且つ下面に電極部
Cが形成された基板1と、上面に電極部群C’(電極部
Cx+,Cx−,Cy+,Cy−)が形成され且つ前記
基板1と小間隙を設けて下方に配設された基板2と、電
極部Cと電極部群C’の各電極部相互間の各静電容量を
それぞれ電圧Vx+,Vx−,Vy+,Vy−に変換す
る電子装置3とを有する構成としている。
〜図11に示すような形式のものを自社開発しており、
出願(特願平5−150365号)している。このセン
サーは、嵩を低くすると共に入力部の変位量を大きくす
ることを目的として開発されたもので、同図に示すよう
に、上面に入力軸部J’を有しており且つ下面に電極部
Cが形成された基板1と、上面に電極部群C’(電極部
Cx+,Cx−,Cy+,Cy−)が形成され且つ前記
基板1と小間隙を設けて下方に配設された基板2と、電
極部Cと電極部群C’の各電極部相互間の各静電容量を
それぞれ電圧Vx+,Vx−,Vy+,Vy−に変換す
る電子装置3とを有する構成としている。
【0003】尚、電極部Cと電極部群C’の各電極部と
によりコンデンサを構成させるために、それぞれ電気配
線してあり、特に、基板1については移動を可能とする
ために電気配線をリード線としてある。したがって、基
板1が基板2に対して平行移動すると、電極部Cと電極
部群C’の各電極部相互間の対向面積が変化することか
らこれに伴って電圧Vx+,Vx−,Vy+,Vy−が
変化し、基板2に対する基板1の変位をPx=(Vx
+)−(Vx−)により、Py=(Vy+)−(Vy
−)により、それぞれ求めることができる。
によりコンデンサを構成させるために、それぞれ電気配
線してあり、特に、基板1については移動を可能とする
ために電気配線をリード線としてある。したがって、基
板1が基板2に対して平行移動すると、電極部Cと電極
部群C’の各電極部相互間の対向面積が変化することか
らこれに伴って電圧Vx+,Vx−,Vy+,Vy−が
変化し、基板2に対する基板1の変位をPx=(Vx
+)−(Vx−)により、Py=(Vy+)−(Vy
−)により、それぞれ求めることができる。
【0004】しかしながら、このセンサーでは、入力軸
部J’を有する基板1が基板2に対して平行移動する際
にはリード線は引きずられることとなってしまい、この
ためリード線が断線する可能性がある。
部J’を有する基板1が基板2に対して平行移動する際
にはリード線は引きずられることとなってしまい、この
ためリード線が断線する可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、入力部の移動に伴って断線を引き起こすようなこと
がない静電容量センサーを提供することを課題とする。
は、入力部の移動に伴って断線を引き起こすようなこと
がない静電容量センサーを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】この発明の静電容量式セン
サーは、平行に対向配設され且つ一方が他方に対して平
行移動可能な基板1,2と、前記基板2の対向面に設け
られた電極部CO と、前記基板2の対向面であって電極
部CO の回りに90°間隔で設けられた電極部Cx+,
Cx−,Cy+,Cy−と、前記基板1の対向面に設け
られ且つ電極部CO の面積よりも大きな面積を有する導
電部10と、前記基板1に設けられた入力部Jとを有
し、周期的に変化する駆動用電圧により電極部CO と電
極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−との間に電位差を
設けるようにしたものである。
サーは、平行に対向配設され且つ一方が他方に対して平
行移動可能な基板1,2と、前記基板2の対向面に設け
られた電極部CO と、前記基板2の対向面であって電極
部CO の回りに90°間隔で設けられた電極部Cx+,
Cx−,Cy+,Cy−と、前記基板1の対向面に設け
られ且つ電極部CO の面積よりも大きな面積を有する導
電部10と、前記基板1に設けられた入力部Jとを有
し、周期的に変化する駆動用電圧により電極部CO と電
極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−との間に電位差を
設けるようにしたものである。
【0007】また、前記電極部CO を、四個の同面積の
電極部CO1,CO2,CO3,CO4により構成させている。
電極部CO1,CO2,CO3,CO4により構成させている。
【0008】
【作用】この発明は次のように作用する。このセンサー
では、基板2の導電部10を介して、電極部CO と電極
部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−相互間で電流が流れ
るものであり、導電部10は、電極部Cx+,Cx−,
Cy+,Cy−相互間で電流を流すための媒体として機
能するものであるから電気配線は存在しない。したがっ
て、基板1の移動、即ち、入力部Jの移動に伴って断線
を引き起こすようなことがない。
では、基板2の導電部10を介して、電極部CO と電極
部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−相互間で電流が流れ
るものであり、導電部10は、電極部Cx+,Cx−,
Cy+,Cy−相互間で電流を流すための媒体として機
能するものであるから電気配線は存在しない。したがっ
て、基板1の移動、即ち、入力部Jの移動に伴って断線
を引き起こすようなことがない。
【0009】尚、このセンサーでは、入力部Jに外力が
加わって基板1が基板2に対して平行移動(変位)せし
められると、導電部10と電極部Cx+相互,導電
部20と電極部Cx−相互,導電部10と電極部Cy
+相互,導電部10と電極部Cy−相互の対向する面
積が変化するから、これら相互間の静電容量が変化す
る。したがって、従来の技術の欄に記載した先行技術の
ものと同様に入力部Jの変位(方向及び量)を電圧変化
として検出し得る。
加わって基板1が基板2に対して平行移動(変位)せし
められると、導電部10と電極部Cx+相互,導電
部20と電極部Cx−相互,導電部10と電極部Cy
+相互,導電部10と電極部Cy−相互の対向する面
積が変化するから、これら相互間の静電容量が変化す
る。したがって、従来の技術の欄に記載した先行技術の
ものと同様に入力部Jの変位(方向及び量)を電圧変化
として検出し得る。
【0010】
【実施例】この発明の構成を実施例として示した図面に
従って説明する。 (実施例1)この実施例では、この発明の静電容量式セ
ンサーをディスプレイに表示されるカーソルの移動操作
部として採用するため、前記センサーを図1に示すよう
に、キーボードKBに内装すると共に操作部となる入力
軸部J’を前記キーボードKBの上壁に設けた円形状の
開口hから突出させている。尚、この実施例では、前記
開口hの大きさは、入力軸部J’の移動範囲がXY方向
に±10mm程度となるように設定してある。
従って説明する。 (実施例1)この実施例では、この発明の静電容量式セ
ンサーをディスプレイに表示されるカーソルの移動操作
部として採用するため、前記センサーを図1に示すよう
に、キーボードKBに内装すると共に操作部となる入力
軸部J’を前記キーボードKBの上壁に設けた円形状の
開口hから突出させている。尚、この実施例では、前記
開口hの大きさは、入力軸部J’の移動範囲がXY方向
に±10mm程度となるように設定してある。
【0011】上記静電容量式センサーは、図1や図3に
示すように、入力軸部J’を有した基板1と、前記基板
2の下方に平行に対向配設された基板2と、前記基板1
の対向面中央部に設けられた導電部10と、前記基板2
の対向面中央部に設けられた電極部CO と、前記基板2
の対向面であって電極部CO の回りに90°間隔で設け
られた電極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−と、前記
基板2の下面部に配設した電子装置3とから構成してあ
る。尚、この実施例では、電極部Cx+,Cx−,Cy
+,Cy−側に交流成分を含んだ電圧を印加し、電極部
CO を接地(GND)するものとしてある。
示すように、入力軸部J’を有した基板1と、前記基板
2の下方に平行に対向配設された基板2と、前記基板1
の対向面中央部に設けられた導電部10と、前記基板2
の対向面中央部に設けられた電極部CO と、前記基板2
の対向面であって電極部CO の回りに90°間隔で設け
られた電極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−と、前記
基板2の下面部に配設した電子装置3とから構成してあ
る。尚、この実施例では、電極部Cx+,Cx−,Cy
+,Cy−側に交流成分を含んだ電圧を印加し、電極部
CO を接地(GND)するものとしてある。
【0012】基板1は、図1や図2に示すように円形状
の合成樹脂板で構成してあり、その上面中央部に設けら
れた上記入力軸部J’はキーボードKBへの取付け状態
において前記キーボードKBの上壁面から5〜10mm
程度突出するように設定してある。他方、基板1の下面
中央部には、図1や図3に示すような、銅を円形状に印
刷して成る導電部10を設けてある。
の合成樹脂板で構成してあり、その上面中央部に設けら
れた上記入力軸部J’はキーボードKBへの取付け状態
において前記キーボードKBの上壁面から5〜10mm
程度突出するように設定してある。他方、基板1の下面
中央部には、図1や図3に示すような、銅を円形状に印
刷して成る導電部10を設けてある。
【0013】基板2は、図1や図2に示すように、基板
1よりも大径の円形状合成樹脂板で構成すると共にその
上面中央部に平面視円形状の凹み部20を設けたものと
してあり、前記凹み部20の底面に、図1や図3に示す
ように、上記した電極部CO,Cx+,Cx−,Cy
+,Cy−を銅印刷して形成してある。尚、この実施例
では、電極部CO は円形状であって凹み部20の中央部
に配置されており、電極部Cx+,Cx−,Cy+,C
y−は円環形を四分割した構成であって前記電極部CO
と同心上に配置されている。また、入力軸部J’の移動
範囲をXY方向に±10mmとするため、電極部CO を
上記導電部10よりも25mm程度小さい径に設定して
ある。
1よりも大径の円形状合成樹脂板で構成すると共にその
上面中央部に平面視円形状の凹み部20を設けたものと
してあり、前記凹み部20の底面に、図1や図3に示す
ように、上記した電極部CO,Cx+,Cx−,Cy
+,Cy−を銅印刷して形成してある。尚、この実施例
では、電極部CO は円形状であって凹み部20の中央部
に配置されており、電極部Cx+,Cx−,Cy+,C
y−は円環形を四分割した構成であって前記電極部CO
と同心上に配置されている。また、入力軸部J’の移動
範囲をXY方向に±10mmとするため、電極部CO を
上記導電部10よりも25mm程度小さい径に設定して
ある。
【0014】そして、上記基板1,2は、図1に示すよ
うに、基板1を基板2上に載置する態様で設けると共に
基板1は原点復帰(外力が入力軸部10に作用しないと
きにはバネ等により基板1の中心が基板2の中心に一致
する位置に復帰)する構成としてあり、基板1が前記原
点位置にあるときには、図1や図3に示すように導電部
10の中心と電極部CO の中心とが一致する態様で凹み
部20内で対向するようにしてある。
うに、基板1を基板2上に載置する態様で設けると共に
基板1は原点復帰(外力が入力軸部10に作用しないと
きにはバネ等により基板1の中心が基板2の中心に一致
する位置に復帰)する構成としてあり、基板1が前記原
点位置にあるときには、図1や図3に示すように導電部
10の中心と電極部CO の中心とが一致する態様で凹み
部20内で対向するようにしてある。
【0015】電子装置3は、導電部10と各電極部
CO ,Cx+,Cx−,Cy+,Cy−相互の対向面積
(図3、図4、図5の斜線部の面積)と対応する各静電
容量をそれぞれ電圧VO ,Vx+,Vx−,Vy+,V
y−に変換できるものとしてある。尚、この実施例のも
のでは、X−X方向の入力軸部J’の平行移動量は
〔(Vx+)−(Vx−)〕に、Y−Y方向の入力軸部
J’の平行移動量は〔(Vy+)−(Vy−)〕にそれ
ぞれ変換され、この電圧値によりカーソル移動速度が決
定されるようにしてある。即ち、この静電容量式センサ
ーは上記の如く構成されているから、入力軸部J’を指
で操作して基板1を基板2に対してX−X方向における
右側に平行移動(このときの導電部10と各電極部
CO ,Cx+,Cx−,Cy+,Cy−の位置関係を図
4に示す)させた場合、出力電圧は(Vx+)−(Vx
−)>0となり、カーソルは〔(Vx+)−(Vx
−)〕の絶対値と対応する速度で右側に移動する。逆
に、X−X方向における左側に平行移動させた場合、出
力電圧は出力電圧は(Vx+)−(Vx−)<0とな
り、カーソルは〔(Vx+)−(Vx−)〕の絶対値と
対応する速度で左側に移動する。図5に示すように、入
力軸部J’を指で操作して基板1を基板2に対してY−
Y方向に平行移動させた場合についてもX−X方向の場
合と同様のことがいえる。
CO ,Cx+,Cx−,Cy+,Cy−相互の対向面積
(図3、図4、図5の斜線部の面積)と対応する各静電
容量をそれぞれ電圧VO ,Vx+,Vx−,Vy+,V
y−に変換できるものとしてある。尚、この実施例のも
のでは、X−X方向の入力軸部J’の平行移動量は
〔(Vx+)−(Vx−)〕に、Y−Y方向の入力軸部
J’の平行移動量は〔(Vy+)−(Vy−)〕にそれ
ぞれ変換され、この電圧値によりカーソル移動速度が決
定されるようにしてある。即ち、この静電容量式センサ
ーは上記の如く構成されているから、入力軸部J’を指
で操作して基板1を基板2に対してX−X方向における
右側に平行移動(このときの導電部10と各電極部
CO ,Cx+,Cx−,Cy+,Cy−の位置関係を図
4に示す)させた場合、出力電圧は(Vx+)−(Vx
−)>0となり、カーソルは〔(Vx+)−(Vx
−)〕の絶対値と対応する速度で右側に移動する。逆
に、X−X方向における左側に平行移動させた場合、出
力電圧は出力電圧は(Vx+)−(Vx−)<0とな
り、カーソルは〔(Vx+)−(Vx−)〕の絶対値と
対応する速度で左側に移動する。図5に示すように、入
力軸部J’を指で操作して基板1を基板2に対してY−
Y方向に平行移動させた場合についてもX−X方向の場
合と同様のことがいえる。
【0016】この実施例の静電容量式センサーは上記の
如く構成としてあるから、以下に示すような利点があ
る。つまり、このセンサーでは入力軸部J’はこれへの
操作力によって最高±10mm平行移動するから、入力
軸部を傾倒させる形式のセンサーと比較してその移動量
はかなり大きいものとなり、したがって、入力軸部J’
の操作感は大きく、ディスプレイに表示されるカーソル
の移動方向や移動速度の微調整は容易である。また、作
用の欄に記載したように、基板1に形成した導電部10
には電気配線は存在しないから基板1の移動、即ち、入
力部Jの移動に伴って、従来の技術の欄に記載した先行
技術のように、断線を引き起こすような可能性はない
尚、上記した電極部CO を、四個の同面積であるの扇形
の電極部CO1,CO2,CO3,CO4により構成させるよう
にしてもよい。 (実施例2)この実施例についても、この発明のセンサ
ーをディスプレイに表示されるカーソルの移動操作部と
して使用するものであるが、上記実施例1のセンサーよ
りも更に実用的な構造としてある。以下に、図6に基づ
いてこの静電容量式センサーについて説明する。
如く構成としてあるから、以下に示すような利点があ
る。つまり、このセンサーでは入力軸部J’はこれへの
操作力によって最高±10mm平行移動するから、入力
軸部を傾倒させる形式のセンサーと比較してその移動量
はかなり大きいものとなり、したがって、入力軸部J’
の操作感は大きく、ディスプレイに表示されるカーソル
の移動方向や移動速度の微調整は容易である。また、作
用の欄に記載したように、基板1に形成した導電部10
には電気配線は存在しないから基板1の移動、即ち、入
力部Jの移動に伴って、従来の技術の欄に記載した先行
技術のように、断線を引き起こすような可能性はない
尚、上記した電極部CO を、四個の同面積であるの扇形
の電極部CO1,CO2,CO3,CO4により構成させるよう
にしてもよい。 (実施例2)この実施例についても、この発明のセンサ
ーをディスプレイに表示されるカーソルの移動操作部と
して使用するものであるが、上記実施例1のセンサーよ
りも更に実用的な構造としてある。以下に、図6に基づ
いてこの静電容量式センサーについて説明する。
【0017】この静電容量式センサーは、同図に示すよ
うに、開口h’を有する押え板6を基板6を基板2にネ
ジ止めして収容部Kを形成させ、前記収容部K内に基板
1を収容させると共に入力軸部J’の先端部を開口h’
から突出させる構成としてある。そして、基板1の導電
部10面に、基板2のCO ,Cx+,Cx−,Cy+,
Cy−面に、それぞれテフロンコーティングTCを施
し、双方のテフロンコーティングTC面相互を滑動可能
に接触させるようにしてある。したがって、入力軸部
J’の指による平行移動は円滑なものとなる。
うに、開口h’を有する押え板6を基板6を基板2にネ
ジ止めして収容部Kを形成させ、前記収容部K内に基板
1を収容させると共に入力軸部J’の先端部を開口h’
から突出させる構成としてある。そして、基板1の導電
部10面に、基板2のCO ,Cx+,Cx−,Cy+,
Cy−面に、それぞれテフロンコーティングTCを施
し、双方のテフロンコーティングTC面相互を滑動可能
に接触させるようにしてある。したがって、入力軸部
J’の指による平行移動は円滑なものとなる。
【0018】尚、上記実施例では、電極部Cx+,Cx
−,Cy+,Cy−は円環形を四分割した構成としてあ
るが、これに限定されず、基板1の移動範囲において同
一形状の電極部を90°間隔で配置したものであれば上
記と同様の作用・効果を有する。特に、この電極部Cx
+,Cx−,Cy+,Cy−を、図7に示すように、そ
れぞれ内側端部が円弧状になった帯状に形成し、導電部
10の移動範囲を二点鎖線の範囲とすれば、入力軸部
J’の移動量と出力電圧Vとの関係は急激に変化せず、
その関係は良好なものにできる。
−,Cy+,Cy−は円環形を四分割した構成としてあ
るが、これに限定されず、基板1の移動範囲において同
一形状の電極部を90°間隔で配置したものであれば上
記と同様の作用・効果を有する。特に、この電極部Cx
+,Cx−,Cy+,Cy−を、図7に示すように、そ
れぞれ内側端部が円弧状になった帯状に形成し、導電部
10の移動範囲を二点鎖線の範囲とすれば、入力軸部
J’の移動量と出力電圧Vとの関係は急激に変化せず、
その関係は良好なものにできる。
【0019】また、上記実施例では、電極部Cx+,C
x−,Cy+,Cy−側に交流成分を含んだ電圧を印加
し、電極部CO を接地(GND)するものとしてある
が、これら電極部における電圧の印加及び接地を逆にし
てもよく、また、前記接地を定電圧としても同様の効果
を得ることができる。更に、上記実施例では手段の欄に
記載した入力部Jを軸状のものとしたが、これに限定さ
れることなく、例えば、凹み部等とすることができる。
要するに、入力部Jは操作力や他の外力を基板1に伝達
できればよいのである。
x−,Cy+,Cy−側に交流成分を含んだ電圧を印加
し、電極部CO を接地(GND)するものとしてある
が、これら電極部における電圧の印加及び接地を逆にし
てもよく、また、前記接地を定電圧としても同様の効果
を得ることができる。更に、上記実施例では手段の欄に
記載した入力部Jを軸状のものとしたが、これに限定さ
れることなく、例えば、凹み部等とすることができる。
要するに、入力部Jは操作力や他の外力を基板1に伝達
できればよいのである。
【0020】そして、図8に示す如く、導電部10の直
径を、電極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−が形成す
る外径よりも大きくするようにしてもよく、この場合、
基板1が基板2に対して完全に原点復帰しない(変位)
場合でも、導電部10が電極部Cx+,Cx−,Cy
+,Cy−を平面的に覆うようになっていれば、出力電
圧的には前記変位は吸収されることになる。
径を、電極部Cx+,Cx−,Cy+,Cy−が形成す
る外径よりも大きくするようにしてもよく、この場合、
基板1が基板2に対して完全に原点復帰しない(変位)
場合でも、導電部10が電極部Cx+,Cx−,Cy
+,Cy−を平面的に覆うようになっていれば、出力電
圧的には前記変位は吸収されることになる。
【0021】また、電極部Cx+,Cx−,Cy+,C
y−又は電極部CO のうちどちらか一方に印加される電
圧は、交流成分を含んだものに限られず、周期的に変化
するものであれば直流であってもよい。
y−又は電極部CO のうちどちらか一方に印加される電
圧は、交流成分を含んだものに限られず、周期的に変化
するものであれば直流であってもよい。
【0022】
【発明の効果】作用の欄に記載した内容から、入力部の
移動に伴って断線を引き起こすようなことがない静電容
量センサーを提供できた。
移動に伴って断線を引き起こすようなことがない静電容
量センサーを提供できた。
【図1】この発明の実施例の静電容量式センサーをディ
スプレイに表示されるカーソルを移動させるための操作
部としてキーボード内に装着したときの断面図。
スプレイに表示されるカーソルを移動させるための操作
部としてキーボード内に装着したときの断面図。
【図2】前記静電容量式センサーの外観斜視図。
【図3】前記静電容量式センサーの上側基板が原点復帰
状態にあるときの、上側基板の導電部と下側基板の電極
部の状態を示した平面図。
状態にあるときの、上側基板の導電部と下側基板の電極
部の状態を示した平面図。
【図4】図3の状態から上側基板の電極部がX−X方向
に移動したときの状態を示した平面図。
に移動したときの状態を示した平面図。
【図5】図3の状態から上側基板の電極部がY−Y方向
に移動したときの状態を示した平面図。
に移動したときの状態を示した平面図。
【図6】この発明の他の実施例の静電容量式センサーの
断面図。
断面図。
【図7】下側基板の電極部の他の態様を示す平面図。
【図8】上側基板の導電部の他の態様を示す平面図。
【図9】先行技術の静電容量式センサーの断面図。
【図10】先行技術の静電容量式センサーの上側基板の
電極部を示す平面図。
電極部を示す平面図。
【図11】先行技術の静電容量式センサーの下側基板の
電極部を示す平面図。
電極部を示す平面図。
Cx+ 電極部 Cx− 電極部 Cy+ 電極部 Cy− 電極部 CO 電極部 CO1 電極部 CO2 電極部 CO3 電極部 CO4 電極部 1 基板 2 基板 10 導電部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/02 - 3/027 G06F 3/033 G01D 5/24 - 5/241 G01L 1/14,9/12 G01B 7/00 - 7/34 G01P 15/125 H01H 13/00 - 13/76 H01H 36/00
Claims (2)
- 【請求項1】 平行に対向配設され且つ一方が他方に対
して平行移動可能な基板(1)(2)と、前記基板
(2)の対向面に設けられた電極部(CO )と、前記基
板(2)の対向面であって電極部(CO )の回りに90
°間隔で設けられた電極部(Cx+)(Cx−)(Cy
+)(Cy−)と、前記基板(1)の対向面に設けられ
且つ電極部(CO )の面積よりも大きな面積を有する導
電部(10)と、前記基板(1)に設けられた入力部
(J)とを有し、周期的に変化する駆動用電圧により電
極部(CO )と電極部(Cx+)(Cx−)(Cy+)
(Cy−)との間に電位差を設けるようにしてあること
を特徴とする静電容量式センサー。 - 【請求項2】 電極部(CO )を、四個の同面積の電極
部(CO1)(CO2)(CO3)(CO4)により構成させた
ことを特徴とする請求項1記載の静電容量式センサー。
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 1993-08-04 JP JP19345893A patent/JP3331385B2/ja not_active Expired - Fee Related
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