JP2000018905A - 静電容量式センサ - Google Patents
静電容量式センサInfo
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Abstract
しない静電容量式センサを提供すること。 【解決手段】 基板1上に形成され且つ電圧が印加され
た薄板状の電極Dと、前記電極の周辺に発生する浮遊容
量の変化量を電圧値に変化に変換するC/V変換器9と
を備えている。
Description
サに関するものである。
14に示すようなものがあり、このセンサでは、基板K上
に設けた一個又は複数の電極Aに対して電極Bとなる導
電板を平行に設け、前記電極A側に電圧を印加すると共
に電極B側をグランド(0V)に接続することにより電
極A,Bが可変コンデンサとして機能するようにしてあ
る。そして、操作軸Jに作用する力等によって生じる電
極A,B相互の接近・離反に伴った電極A,B相互間の
静電容量を変化を、C/V変換器を介して電圧の検出信
号に変換できるようにしてある。
すると、例えば、電圧調整器や、ディスプレイ上に表示
されるカーソルの移動装置を製造することができる。
は、電極Bをグランド(0V)に接続することができな
いような所には設置できないという問題がある。
界では、グランドに接地される可動側の電極を必要とし
ない静電容量式センサが市場に出回ることを待ち望んで
いる。
は、グランドに接地される可動側の電極を必要としない
静電容量式センサを提供することを課題とする。
サは、基板上に形成され且つ電圧が印加された薄板状の
電極と、前記電極の周辺に発生する浮遊容量の変化量を
電圧値に変化に変換するC/V変換器とを備えている。
で被覆されている。また、上記発明に関して、浮遊容量
を変化させやすい物質から成り且つ指からの力により位
置若しくは姿勢又は形状が変化する部材が電極から間隔
を設けて配置されている。
上に形成され且つ電圧が印加された二個の薄板状の電極
と、前記二個の電極の周辺にそれぞれ発生する浮遊容量
の差分を電圧値に変化に変換するC/V変換器とを備え
ているなお、上記発明の静電容量センサの機能について
は、以下の発明の実施の形態の欄で詳述する。
面に従って説明する。 (実施形態1)図1や図2は、この発明の最も基本的な
実施形態の静電容量式センサを示すものであり、基板1
上に形成され且つ電圧が印加された薄板状の電極Dと、
前記電極Dを被覆すべく形成された絶縁膜Rと、前記電
極Dの周辺に発生する浮遊容量の変化量を検出する検出
部8と、前記浮遊容量の変化量を電圧値に変換するC/
V変換器9とを備えている。
に近づける度合いによって電極Dの周辺に発生する浮遊
容量Csが変化し、その変化量は検出部8及びC/V変
換器9により電圧値Vに変換される(図2参照)。した
がって、この静電容量センサは例えば無接点の電圧調整
器等として利用できる。
でも交流電圧でもよく、さらにはクロック状の信号電圧
でもよい。このことは以下の全ての実施形態において同
じである。 (実施形態2)この実施形態の静電容量式センサは、図
2や図3に示すように、基板1上に形成され且つ電圧が
印加された薄板状の電極Dと、前記電極Dの上方に平行
に固定配置された弾性変形可能な板状部材2(課題を解
決するための手段の欄の部材に対応する)と、前記電極
Dの周辺に発生する浮遊容量の変化量を検出する検出部
8と、前記浮遊容量の変化量を電圧値に変換するC/V
変換器9とを備えたもので、前記板状部材2と電極Dと
の間に、これら相互間の距離と誘電率εに応じた浮遊容
量Cs を発生させるようにしている。ここで、板状部材
2は、固定配置されることから指Uで押して変形する部
材とする必要があるが、浮遊容量変化させやすい物質で
あればよく導電体に限られるものではない。
うに指Uによる板状部材2の押し込み度合いにより電極
Dの周辺に発生する浮遊容量が変化し、その変化量は検
出部8及びC/V変換器9により電圧値に変換される。
したがって、上記と同様に無接点の電圧調整器等として
利用できる。 (実施形態3)この実施形態の静電容量式センサは、図
5に示すように、基板1上に形成され且つ電圧が印加さ
れた薄板状の電極D1 ,D2 と、前記電極D1 ,D2 の
上方に平行に固定配置され且つ中央部に操作軸20を有す
る弾性変形可能な板状部材2とを備えたもので、前記板
状部材2と電極D1 ,D2 との間に、これら相互間の距
離と誘電率εに応じた浮遊容量Cs1,Cs2を発生させる
ようにしている。また、このセンサでは、図7に示すよ
うに、電極D1 ,D2 の周辺にそれぞれ発生する浮遊容
量の差分を検出する浮遊容量差検出部80と、前記浮遊容
量差検出部80により検出された浮遊容量の差分を電圧値
に変化に変換するC/V変換器9とを備えている。
い状態では浮遊容量Cs1=浮遊容量Cs2でありC/V変
換器9の出力はV0 ボルトになっている。次に、操作軸
20に外力Fを加えると、図7に示すように、板状部材2
が変形して浮遊容量はCs1,Cs2からCs1' ,Cs2'
(Cs1' ≠Cs2' )に変化する。そして、この変化した
浮遊容量Cs1' ,Cs2' の差分ΔCs はC/V変換器9
により電圧値(V−V0)に変換される。
に相当する電圧値Vに変換する回路としては、図8に示
したブロック図のものも採用することができる。 (実施形態4)この実施形態の静電容量式センサは、図
9に示すように、基板1上に形成され且つ電圧が印加さ
れた薄板状の電極Dと、前記電極Dを包囲すべく形成さ
れた絶縁膜Rと、前記絶縁膜R上に積重した弾性板3
と、前記弾性板3上に積重した金属製の押込み板4(課
題を解決するため手段の欄の部材に対応する)と、前記
した全ての部材を一体的に保持する円筒状のハウジング
5と、前記電極Dの周辺に発生する浮遊容量の変化量を
検出する検出部8と、前記浮遊容量の変化量を電圧値に
変換するC/V変換器9とを備えている。
弾性復帰力に抗して押し込み操作することにより上記実
施形態1〜3と同様に電極Dの周辺に発生する浮遊容量
が変化し、その変化量が電圧値として出力される。 (実施形態5)この実施形態の静電容量式センサは、図
10に示すように、実施形態4のものとほぼ同様の構成で
あるが、押込み板4にかえて操作軸60を有した板状部材
6としてあり、電極Dを図11に示すような五分割された
電極D1 ,D2 ,D3 ,D4 ,D5 から成るものとして
いる。
遊容量相互間の差を電圧値に変換する回路、及び電極D
3 ,D4 の周辺に発生する浮遊容量相互間の差を電圧値
に変換する回路としては、図7や図8に示すブロック図
と同一のものを採用してあり、電極D5 の周辺に発生す
る浮遊容量の変化量を電圧値に変換する回路としては図
2に示すブロック図と同一のものを採用してある。した
がって、操作軸60を傾倒操作したときにおける、X軸−
Y軸方向のモーメント、及びZ軸方向の力を電圧値とし
て検出できる。したがって、この静電容量式センサを利
用すると、ディスプレイ上に表示されるカーソルの移動
装置や力覚センサを製造できる。 (実施形態6)この実施形態の静電容量式センサは、図
12に示すように、金属製板材70、弾性板71、電極板72、
弾性板71と、金属製板材70を順に重ね合わせて構成され
ており、前記電極板72における金属製板材70及び弾性板
71からはみ出した部分に検出部8及びC/V変換器9を
設けている。
うに、挟圧力F,Fが弾性板71,71の弾性復帰力に抗し
て作用すると、金属製板材70,70が電極72に接近して電
極72の周辺の浮遊容量が変化し、上記した実施形態のセ
ンサと同様の作用で挟圧力Fは電圧値に変換される。 (その他の実施形態)C/V変換器9の出力電圧値を安
定させるため、又はC/V変換器9の出力電圧値を一定
の電圧を中心に変化させるため、図13に示す如く、変化
する浮遊容量Csと並列に一定の固定容量CF を回路的
に接続するようにしても良い。
から以下の効果を奏する。
内容から、グランドに接地される可動側の電極を必要と
しない静電容量式センサを提供できた。
面図。
ている電気回路のブロック図。
面図。
を指で押した状態を示す正面図。
面図。
の操作軸を指等で操作した状態を示す正面図。
ている電気回路のブロック図。
る他の形態の電気回路のブロック図。
面図。
面図。
た電極の平面図。
面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に形成され且つ電圧が印加された
薄板状の電極と、前記電極の周辺に発生する浮遊容量の
変化量を電圧値に変化に変換するC/V変換器とを備え
ていることを特徴とする静電容量式センサ。 - 【請求項2】 電極は絶縁層で被覆されていることを特
徴とする請求項1記載の静電容量式センサ。 - 【請求項3】 浮遊容量を変化させやすい物質から成り
且つ指からの力により位置若しくは姿勢又は形状が変化
する部材が電極から間隔を設けて配置されていることを
特徴とする請求項1又は2記載の静電容量式センサ。 - 【請求項4】 基板上に形成され且つ電圧が印加された
二個の薄板状の電極と、前記二個の電極の周辺にそれぞ
れ発生する浮遊容量の差分を電圧値に変化に変換するC
/V変換器とを備えていることを特徴とする静電容量式
センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10183545A JP2000018905A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 静電容量式センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10183545A JP2000018905A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 静電容量式センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000018905A true JP2000018905A (ja) | 2000-01-21 |
Family
ID=16137695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10183545A Pending JP2000018905A (ja) | 1998-06-30 | 1998-06-30 | 静電容量式センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000018905A (ja) |
Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
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JP2021135169A (ja) * | 2020-02-27 | 2021-09-13 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 | 布型センサ、服型センサおよび服型センサを装着したロボット |
-
1998
- 1998-06-30 JP JP10183545A patent/JP2000018905A/ja active Pending
Cited By (8)
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