JP2000018905A - 静電容量式センサ - Google Patents

静電容量式センサ

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JP2000018905A
JP2000018905A JP10183545A JP18354598A JP2000018905A JP 2000018905 A JP2000018905 A JP 2000018905A JP 10183545 A JP10183545 A JP 10183545A JP 18354598 A JP18354598 A JP 18354598A JP 2000018905 A JP2000018905 A JP 2000018905A
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capacitance
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Hideo Morimoto
森本  英夫
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Nitta Corp
Original Assignee
Nitta Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グランドに接地される可動側の電極を必要と
しない静電容量式センサを提供すること。 【解決手段】 基板1上に形成され且つ電圧が印加され
た薄板状の電極Dと、前記電極の周辺に発生する浮遊容
量の変化量を電圧値に変化に変換するC/V変換器9と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、静電容量式セン
サに関するものである。
【0002】
【従来の技術】静電容量式センサとしては、例えば、図
14に示すようなものがあり、このセンサでは、基板K上
に設けた一個又は複数の電極Aに対して電極Bとなる導
電板を平行に設け、前記電極A側に電圧を印加すると共
に電極B側をグランド(0V)に接続することにより電
極A,Bが可変コンデンサとして機能するようにしてあ
る。そして、操作軸Jに作用する力等によって生じる電
極A,B相互の接近・離反に伴った電極A,B相互間の
静電容量を変化を、C/V変換器を介して電圧の検出信
号に変換できるようにしてある。
【0003】したがって、この静電容量式センサを利用
すると、例えば、電圧調整器や、ディスプレイ上に表示
されるカーソルの移動装置を製造することができる。
【0004】しかしながら、上記静電容量式センサで
は、電極Bをグランド(0V)に接続することができな
いような所には設置できないという問題がある。
【0005】したがって、この種のセンサを使用する業
界では、グランドに接地される可動側の電極を必要とし
ない静電容量式センサが市場に出回ることを待ち望んで
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明で
は、グランドに接地される可動側の電極を必要としない
静電容量式センサを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の静電容量セン
サは、基板上に形成され且つ電圧が印加された薄板状の
電極と、前記電極の周辺に発生する浮遊容量の変化量を
電圧値に変化に変換するC/V変換器とを備えている。
【0008】ここで、上記発明に関して、電極は絶縁層
で被覆されている。また、上記発明に関して、浮遊容量
を変化させやすい物質から成り且つ指からの力により位
置若しくは姿勢又は形状が変化する部材が電極から間隔
を設けて配置されている。
【0009】他方、この発明の静電容量センサは、基板
上に形成され且つ電圧が印加された二個の薄板状の電極
と、前記二個の電極の周辺にそれぞれ発生する浮遊容量
の差分を電圧値に変化に変換するC/V変換器とを備え
ているなお、上記発明の静電容量センサの機能について
は、以下の発明の実施の形態の欄で詳述する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に従って説明する。 (実施形態1)図1や図2は、この発明の最も基本的な
実施形態の静電容量式センサを示すものであり、基板1
上に形成され且つ電圧が印加された薄板状の電極Dと、
前記電極Dを被覆すべく形成された絶縁膜Rと、前記電
極Dの周辺に発生する浮遊容量の変化量を検出する検出
部8と、前記浮遊容量の変化量を電圧値に変換するC/
V変換器9とを備えている。
【0011】この静電容量式センサでは、指Uを電極D
に近づける度合いによって電極Dの周辺に発生する浮遊
容量Csが変化し、その変化量は検出部8及びC/V変
換器9により電圧値Vに変換される(図2参照)。した
がって、この静電容量センサは例えば無接点の電圧調整
器等として利用できる。
【0012】なお、電極Dに印加される電圧は直流電圧
でも交流電圧でもよく、さらにはクロック状の信号電圧
でもよい。このことは以下の全ての実施形態において同
じである。 (実施形態2)この実施形態の静電容量式センサは、図
2や図3に示すように、基板1上に形成され且つ電圧が
印加された薄板状の電極Dと、前記電極Dの上方に平行
に固定配置された弾性変形可能な板状部材2(課題を解
決するための手段の欄の部材に対応する)と、前記電極
Dの周辺に発生する浮遊容量の変化量を検出する検出部
8と、前記浮遊容量の変化量を電圧値に変換するC/V
変換器9とを備えたもので、前記板状部材2と電極Dと
の間に、これら相互間の距離と誘電率εに応じた浮遊容
量Cs を発生させるようにしている。ここで、板状部材
2は、固定配置されることから指Uで押して変形する部
材とする必要があるが、浮遊容量変化させやすい物質で
あればよく導電体に限られるものではない。
【0013】この静電容量式センサでは、図4に示すよ
うに指Uによる板状部材2の押し込み度合いにより電極
Dの周辺に発生する浮遊容量が変化し、その変化量は検
出部8及びC/V変換器9により電圧値に変換される。
したがって、上記と同様に無接点の電圧調整器等として
利用できる。 (実施形態3)この実施形態の静電容量式センサは、図
5に示すように、基板1上に形成され且つ電圧が印加さ
れた薄板状の電極D1 ,D2 と、前記電極D1 ,D2
上方に平行に固定配置され且つ中央部に操作軸20を有す
る弾性変形可能な板状部材2とを備えたもので、前記板
状部材2と電極D1 ,D2 との間に、これら相互間の距
離と誘電率εに応じた浮遊容量Cs1,Cs2を発生させる
ようにしている。また、このセンサでは、図7に示すよ
うに、電極D1 ,D2 の周辺にそれぞれ発生する浮遊容
量の差分を検出する浮遊容量差検出部80と、前記浮遊容
量差検出部80により検出された浮遊容量の差分を電圧値
に変化に変換するC/V変換器9とを備えている。
【0014】ここで、操作軸20に外力Fが加わっていな
い状態では浮遊容量Cs1=浮遊容量Cs2でありC/V変
換器9の出力はV0 ボルトになっている。次に、操作軸
20に外力Fを加えると、図7に示すように、板状部材2
が変形して浮遊容量はCs1,Cs2からCs1' ,Cs2'
(Cs1' ≠Cs2' )に変化する。そして、この変化した
浮遊容量Cs1' ,Cs2' の差分ΔCs はC/V変換器9
により電圧値(V−V0)に変換される。
【0015】なお、浮遊容量Cs1,Cs2の変化量をこれ
に相当する電圧値Vに変換する回路としては、図8に示
したブロック図のものも採用することができる。 (実施形態4)この実施形態の静電容量式センサは、図
9に示すように、基板1上に形成され且つ電圧が印加さ
れた薄板状の電極Dと、前記電極Dを包囲すべく形成さ
れた絶縁膜Rと、前記絶縁膜R上に積重した弾性板3
と、前記弾性板3上に積重した金属製の押込み板4(課
題を解決するため手段の欄の部材に対応する)と、前記
した全ての部材を一体的に保持する円筒状のハウジング
5と、前記電極Dの周辺に発生する浮遊容量の変化量を
検出する検出部8と、前記浮遊容量の変化量を電圧値に
変換するC/V変換器9とを備えている。
【0016】このセンサでは、押込み板4を弾性板3の
弾性復帰力に抗して押し込み操作することにより上記実
施形態1〜3と同様に電極Dの周辺に発生する浮遊容量
が変化し、その変化量が電圧値として出力される。 (実施形態5)この実施形態の静電容量式センサは、図
10に示すように、実施形態4のものとほぼ同様の構成で
あるが、押込み板4にかえて操作軸60を有した板状部材
6としてあり、電極Dを図11に示すような五分割された
電極D1 ,D2 ,D3 ,D4 ,D5 から成るものとして
いる。
【0017】なお、電極D1 ,D2 の周辺に発生する浮
遊容量相互間の差を電圧値に変換する回路、及び電極D
3 ,D4 の周辺に発生する浮遊容量相互間の差を電圧値
に変換する回路としては、図7や図8に示すブロック図
と同一のものを採用してあり、電極D5 の周辺に発生す
る浮遊容量の変化量を電圧値に変換する回路としては図
2に示すブロック図と同一のものを採用してある。した
がって、操作軸60を傾倒操作したときにおける、X軸−
Y軸方向のモーメント、及びZ軸方向の力を電圧値とし
て検出できる。したがって、この静電容量式センサを利
用すると、ディスプレイ上に表示されるカーソルの移動
装置や力覚センサを製造できる。 (実施形態6)この実施形態の静電容量式センサは、図
12に示すように、金属製板材70、弾性板71、電極板72、
弾性板71と、金属製板材70を順に重ね合わせて構成され
ており、前記電極板72における金属製板材70及び弾性板
71からはみ出した部分に検出部8及びC/V変換器9を
設けている。
【0018】この静電容量式センサでは、図12に示すよ
うに、挟圧力F,Fが弾性板71,71の弾性復帰力に抗し
て作用すると、金属製板材70,70が電極72に接近して電
極72の周辺の浮遊容量が変化し、上記した実施形態のセ
ンサと同様の作用で挟圧力Fは電圧値に変換される。 (その他の実施形態)C/V変換器9の出力電圧値を安
定させるため、又はC/V変換器9の出力電圧値を一定
の電圧を中心に変化させるため、図13に示す如く、変化
する浮遊容量Csと並列に一定の固定容量CF を回路的
に接続するようにしても良い。
【0019】
【発明の効果】この発明は上記構成を有するものである
から以下の効果を奏する。
【0020】課題を解決する手段の欄の後半部分の記載
内容から、グランドに接地される可動側の電極を必要と
しない静電容量式センサを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1の静電容量式センサの断
面図。
【図2】前記実施形態1の静電容量式センサに採用され
ている電気回路のブロック図。
【図3】この発明の実施形態2の静電容量式センサの断
面図。
【図4】前記実施形態2の静電容量式センサの板状部材
を指で押した状態を示す正面図。
【図5】この発明の実施形態3の静電容量式センサの断
面図。
【図6】前記実施形態3の静電容量式センサの板状部材
の操作軸を指等で操作した状態を示す正面図。
【図7】前記実施形態3の静電容量式センサに採用され
ている電気回路のブロック図。
【図8】前記実施形態3の静電容量式センサに採用でき
る他の形態の電気回路のブロック図。
【図9】この発明の実施形態4の静電容量式センサの断
面図。
【図10】この発明の実施形態5の静電容量式センサの断
面図。
【図11】前記実施形態5の静電容量式センサに具備させ
た電極の平面図。
【図12】この発明の実施形態6の静電容量式センサの断
面図。
【図13】この発明の他の実施形態の説明図。
【図14】先行技術の静電容量式センサの断面図。
【符号の説明】
Cs 浮遊容量 D 電極 R 絶縁層 1 基板 8 検出部 9 C/V変換器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に形成され且つ電圧が印加された
    薄板状の電極と、前記電極の周辺に発生する浮遊容量の
    変化量を電圧値に変化に変換するC/V変換器とを備え
    ていることを特徴とする静電容量式センサ。
  2. 【請求項2】 電極は絶縁層で被覆されていることを特
    徴とする請求項1記載の静電容量式センサ。
  3. 【請求項3】 浮遊容量を変化させやすい物質から成り
    且つ指からの力により位置若しくは姿勢又は形状が変化
    する部材が電極から間隔を設けて配置されていることを
    特徴とする請求項1又は2記載の静電容量式センサ。
  4. 【請求項4】 基板上に形成され且つ電圧が印加された
    二個の薄板状の電極と、前記二個の電極の周辺にそれぞ
    れ発生する浮遊容量の差分を電圧値に変化に変換するC
    /V変換器とを備えていることを特徴とする静電容量式
    センサ。
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