JP3331042B2 - 圧着装置 - Google Patents

圧着装置

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JP3331042B2
JP3331042B2 JP06034294A JP6034294A JP3331042B2 JP 3331042 B2 JP3331042 B2 JP 3331042B2 JP 06034294 A JP06034294 A JP 06034294A JP 6034294 A JP6034294 A JP 6034294A JP 3331042 B2 JP3331042 B2 JP 3331042B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電線に、係止片を有す
る端子を圧着する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電線に端子を接続する手法として、電線
の芯線及び端子を外力により圧縮して接続する、いわゆ
る圧着接続が古くから用いられている。圧着接続は、や
はり一般的な接続手法である半田接続とは異なり、作業
者の熟練度の差が生じにくい。このため、接続の信頼性
が高いという利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、圧着接続
は、芯線及び端子に外力を加えて圧縮し、それらを塑性
変形させるので、端子の圧着部には端子又は芯線の軸方
向に沿って無視できない伸びが発生する場合がある。特
に、芯線の径が大きい場合は圧縮率が高くなるので、伸
びが顕著に発生する。この伸びが例えば実公昭63-28865
号公報に開示された端子に生ずると、次の問題が生ず
る。即ち、図5に示される接触部1、芯線圧着片2、絶
縁体圧着片3及び係止片4を有する端子Aを電線Wに圧
着すると、特に圧縮率の高い芯線圧着片2が電線Wの軸
方向に沿って伸びるので端子Aの全長が伸びる。端子A
が図6及び図7に示される係止部材7によってコネクタ
ハウジング5内に2重係止される場合には、芯線圧着片
2の伸びにより図7において係止片4の係止部材7との
当接位置が接触部1に対し相対的に後方(右方)に移動
するので、係止部材7のロックアーム8がコネクタハウ
ジング5の係止部6と係止しない場合がある。特に、近
年は同一の端子を複数の線径範囲の電線に圧着する傾向
があり、芯線圧着片2の伸びのばらつきは以前よりも大
きくなりつつある。このため、係止部材7がコネクタハ
ウジング5と係止しないことが頻発するという問題があ
る。
【0004】実開平3-44891 号公報には、芯線の先端及
び端子のそれぞれと当接する芯線位置設定手段及び端子
位置設定手段を有する端子圧着用保持具が開示されてい
る。しかし、この端子圧着用保持具では、端子の芯線受
け部から突出する芯線の突出長さを設定することはでき
るが、芯線受け部(圧着片)の伸びを消失させることは
できない。このため、この端子圧着用保持具を用いて上
述の端子Aを圧着しても、係止部材7をコネクタハウジ
ング5と確実に係止させることはできない。
【0005】従って、本発明は、上述の問題点に鑑み、
圧着の際に芯線圧着片に伸びが発生しても端子の係止片
の、係止部材との当接位置が変化しない圧着装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の圧着装置は、芯
線クリンパ部及び絶縁体クリンパ部を有するクリンパ部
と、アンビル部とを具え、芯線圧着片、絶縁体圧着片及
び係止片を有する端子を電線に圧着接続する圧着装置に
おいて、前記クリンパ部に、前記絶縁体クリンパ部に近
接した位置に前記係止片の後端に当接する係止片当接部
を設け、圧着の際に、該係止片当接部及び前記係止片の
当接により、該係止片の先端隅部の位置を前記芯線圧着
片の伸びに略相当する量前記端子の先端側へ移動させる
ことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下、本発明の圧着装置の好適実施例を添付
図面を参照しながら説明する。尚、以下では手動工具へ
の適用例を示すが、卓上の又は自動の圧着装置に適用で
きることは勿論である。図1は、本発明の圧着装置の一
実施例である手動圧着工具を示す正面図である。但し、
一部省略している。図2は、端子を載置した状態の図1
の線II−IIに沿った縦断面図である。図3は、圧着状態
を示す図2と同様の縦断面図である。図4は、図3の要
部拡大図である。
【0008】図1において、手動圧着工具10は、クリン
パ部12及びアンビル部14からなる圧着ダイスを収容する
フレーム16と、ハンドル18とを具える。一方のハンドル
18a(一部省略した)は、クリンパ部12を一体化したフ
レーム16に固定される。フレーム16には圧着ダイスへの
アクセスが可能な開口20が形成されている。他方のハン
ドル18b (一部省略した)は、一方のハンドル18a に軸
支(図示せず)されると共にアンビル部14に連結され
る。このため、他方のハドル18b を回動させると、アン
ビル部14はクリンパ部12に対して相対的に上下動する。
1対のハンドル18a 、18b の間には、ラチェット22が設
けられている。
【0009】図2において、フレーム16、16に固定され
たクリンパ部12は、端子支持部24、芯線クリンパ部26、
端子位置決め部28、絶縁体クリンパ部30、スペーサ32及
び係止片当接部34を具える。端子支持部24の先端24a
は、圧着時に端子40の略箱形の接触部42と当接し、端子
40の所定量を超えるベンドアップを抑止する。芯線クリ
ンパ部26は、従来と同様に端子40の芯線圧着片44を圧着
し、電線Wの芯線(図示せず)及び芯線圧着片44を電気
的及び機械的に接続する。絶縁体クリンパ部30は、従来
と同様に端子40の絶縁体圧着片46を圧着し、電線Wを機
械的に保持、固定する。端子位置決め部28は、芯線クリ
ンパ部26及び絶縁体クリンパ部30の間に位置し、ばね36
により下方に付勢されている。このため、図示の非圧着
状態では端子40の芯線圧着片44及び絶縁体圧着片46の間
に入り込み、圧着に到るまでの間の端子40の移動を防止
する。端子位置決め部28の芯線圧着片44側の隅には、圧
着の際に芯線圧着片44が電線Wの軸方向に伸びて端子位
置決め部28と干渉するのを防止するためのテーパ面28a
が形成される。スペーサ32は、端子40の係止片48に対応
する位置に設けられ、係止片48が圧着されるのを防止す
る。係止片当接部34は、後述するように係止片48に当接
して係止片48の先端の位置を移動させる。
【0010】ハンドル18b と運動するアンビル部14は、
芯線クリンパ部26と共に芯線圧着片44を圧着する芯線側
アンビル部38と、絶縁体クリンパ部30と共に絶縁体圧着
片46を圧着する絶縁体側アンビル部39とを具える。
【0011】図3及び図4において、芯線圧着片44の伸
びはアンビル部14が上死点に到達する若干手前から生
じ、図示の上死点位置ではその値はdである。芯線圧着
片44の中央Oから右側である端子40の右半部及びOから
左側である端子40の左半部は、それぞれ図の矢印A方向
及び矢印B方向への移動が制限されていないので、芯線
圧着片44の伸びはそれぞれの方向のd/2 生ずる。端子40
の係止片48は、圧着前においては破線で示される位置及
び形状をとる。芯線圧着部44が圧縮されて係止片48が矢
印B方向に移動を始めると、図示の位置近傍に待機して
いた係止片当接部34の角部34a が係止片48に当接する。
そして、アンビル部14が上死点に到達した図示の状態で
は係止片48の移動量はd/2 となる。一方、係止片48の先
端隅部48aは、係止片48の後縁が係止片当接部34の角部3
4a から反力を受けることにより、係止片当接部34の一
面からd/2 だけ矢印A方向に移動する。従って、係止片
48の先端隅部48a は、その後端48b よりもdだけ端子40
の先端側(図の右方)に移動するので、端子40の先端か
ら係止片48の先端隅部48a までの距離は圧着前後におい
て変化しない。即ち、係止片当接部34によって芯線圧着
片44の伸びは補償されたことになる。
【0012】芯線圧着片44の伸びdは圧着する電線Wの
芯線の寸法により変化するが、いずれの場合であっても
係止片当接部34によりその伸びdを補償する。例えば、
芯線が最小径を有する場合には芯線圧着片44に伸びが殆
ど生じないので、係止片48は殆ど後退(矢印B方向への
移動)しない。このため、係止片48の先端隅部48a の相
対的な位置は変化しない。
【0013】図4において、係止片当接部34によって係
止片48に曲げが生ずる領域は52で示される領域である。
この領域52における係止片48の後縁は2次曲線を描く。
これに対し、領域50、54においては係止片48の後縁の形
状は略直線である。領域50は剛性が高く、また、領域54
は係止片当接部34からの力を受けないからである。
【0014】以上、本発明の圧着装置の好適実施例を説
明したが、本発明は上記実施例に限定すべきではなく、
必要に応じて種々の変形、変更が可能である。例えば、
本実施例は、アンビル部14が可動するタイプであった
が、クリンパ部12を可動としてもよい。また、係止片当
接部34の角部34a にテーパ面又は曲面を形成して、係止
片48に生ずる当接傷を小さくしてもよい。さらに、手動
工具のみならず、ストリップ状の端子を扱う自動圧着装
置に適用してもよい。また、上記実施例では、係止部材
が係止片の先端隅部近傍に当接する場合を想定したが、
図7に示される如き係止部材が係止片の先端隅部以外で
も当接する場合には係止片当接部の位置を適宜変更すれ
ばよい。
【0015】
【発明の効果】本発明の圧着装置によれば、端子の芯線
圧着片の伸びに拘らず、端子前端からの係止片の先端の
相対位置を変化させることなく端子を圧着できる利点が
ある。従って、特に端子の後端を係止するコネクタにお
いて、係止部材がコネクタハウジングと係止しないとい
う不良を激減するという実用上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧着装置の一実施例を示す正面図であ
る。
【図2】端子を載置した状態の図1の線II−IIに沿った
縦断面図である。
【図3】圧着状態を示す図2と同様の断面図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】公知例の端子の斜視図である。
【図6】公知例のコネクタハウジング及び係止部材の斜
視図である。
【図7】公知例のコネクタの断面図である。
【符号の説明】
10 圧着装置 12 クリンパ部 14 アンビル部 26 芯線クリンパ部 30 絶縁体クリンパ部 34 係止片当接部 40 端子 44 芯線圧着片 46 絶縁体圧着片 48 係止片 48a 先端隅部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/042

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯線クリンパ部及び絶縁体クリンパ部を
    有するクリンパ部と、アンビル部とを具え、芯線圧着
    片、絶縁体圧着片及び係止片を有する端子を電線に圧着
    接続する圧着装置において、 前記クリンパ部に、前記絶縁体クリンパ部に近接した位
    置に前記係止片の後端に当接する係止片当接部を設け、 圧着の際に、該係止片当接部及び前記係止片の当接によ
    り、該係止片の先端隅部の位置を前記芯線圧着片の伸び
    に略相当する量前記端子の先端側へ移動させることを特
    徴とする圧着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3247069B2 (ja) 1997-03-18 2002-01-15 矢崎総業株式会社 防水栓付き電線の端子圧着装置
JP2022039208A (ja) * 2020-08-28 2022-03-10 タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 圧着装置

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