JP3330417B2 - 医用画像ファイリングシステム - Google Patents

医用画像ファイリングシステム

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JP3330417B2
JP3330417B2 JP6172593A JP6172593A JP3330417B2 JP 3330417 B2 JP3330417 B2 JP 3330417B2 JP 6172593 A JP6172593 A JP 6172593A JP 6172593 A JP6172593 A JP 6172593A JP 3330417 B2 JP3330417 B2 JP 3330417B2
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俊也 宮崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体(以下、単に
「患者」という)の画像データをファイリングする医用
画像ファイリングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来技術の説明図であり、図
10Aは医用画像ファイリングシステムの構成図、図1
0Bは、ファイリングデータの説明図である。
【0003】図10中、1は医用診断装置、2はX線C
T、3はMRI、4は超音波診断装置、5は医用画像フ
ァリングシステム、6はファイリング処理装置、7は記
録装置、8はCRT(表示装置)、9はキーボード、1
0はプリンタ、11はファイリングデータ、12は患者
固有情報、13は診断レポート、14は画像データを示
す。
【0004】図10Aに示したように、医用診断装置1
には、X線CT2、MRI3、超音波診断装置4等があ
り、これらの各装置により、患者から画像データを取得
する。
【0005】また、医用画像ファイリングシステム5
は、上記患者の画像データをファイルにファイリングす
るためのシステムである。この医用画像ファイリングシ
ステム5は、ファイリング処理装置(例えば、ワークス
テーション:WS)6と、該ファイリング処理装置6に
接続されたCRT(表示装置)8、キーボード9、プリ
ンタ10、記録装置(例えば、磁気ディスク装置、光磁
気ディスク装置等)7等で構成されている。
【0006】上記従来の医用画像ファイリングシステム
5は、医用診断装置1にオンライン接続されており、医
用診断装置1で取得した患者の画像データを、医者が必
要に応じてファイリングし、蓄積するものである。
【0007】この場合、医者が、ファイリング処理装置
6に接続されたキーボード9を操作することにより、上
記画像データを、次々と記録装置7にファイリングし、
画像情報等を蓄積する。
【0008】また、医者は、必要に応じて、記録装置7
の画像データを検索し、蓄積された画像データ及び、付
帯情報を、CRT8に表示させたり、プリンタ10で印
刷して出力する。
【0009】ところで、記録装置7に蓄積するファイリ
ングデータ11は、図9Bに示したように、医用診断装
置1によって患者から得られた画像データ(患者を撮影
した画像データ等)14に対して、例えば、「患者I
D」、「患者氏名」等の画像データに付帯する「患者固
有情報」12と、キーボード9などから文字入力するこ
とによって作成する診断レポート13が付されたデータ
となっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 :医者が診断する患者の数(診断量)が、例えば、1
日に数人から10数人であれば、各診断時に文字入力の
時間は十分にある。従って、画像データに、患者固有デ
ータと、診断レポートを付して、記録装置にファイリン
グする事は比較的容易である。
【0011】しかし、急患や、集団検診などでは、文字
入力の時間は、十分とれず、診断レポートは、後回しに
せざるを得なかった。 :医用診断装置から得られた画像データを蓄積するに
は、手間と時間がかかる。このため、医者が患者を診断
した際に、画像データに、患者固有情報と、診断レポー
トを付帯させて蓄積するのが困難な場合があり、十分な
蓄積(ファイリング)が出来ない。
【0012】本発明は、このような従来の課題を解決
し、画像データに、患者固有情報と、診断レポートを付
帯させて蓄積する際の時間を短縮し、患者の診断と同時
に、画像データのファイリングが簡単に出来るようにす
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、図10と同じものは、同一符号で示
してある。また、8Aは表示装置、16はインターフェ
ース部(I/F)、17はポインティングデバイス、1
8は候補データ選択部、19は表示制御部、21は診断
データベース部、29は親データベース、30は子デー
タベース、33は表示切り換え部、34はウインドウ表
示部、37は優先表示部、38は履歴保持部、39はデ
ータ書式変換部、40はデータベース編集部、41は候
補データ抽出部を示す。
【0014】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。 :少なくとも、医用診断装置1から得られる画像デー
タと、該画像データに付帯する患者固有情報等を記録す
る記録装置7と、該画像データを含む各種情報等の表示
を行う表示装置8Aとを具備し、上記表示装置8Aの表
示画面上で、上記画像データを読影可能な医用画像ファ
イリングシステムにおいて、診断に必要となるデータ項
目(「診断部位」、「位置条件」、「候補データ」等)
を、予めデータベースとして保持する診断データベース
部21と、表示装置8Aに表示した画像データ上で、任
意領域を指定し、その位置情報を得るポインティングデ
バイス17と、上記任意領域の位置に対応する診断デー
タを、診断データベース部21から、「候補データ」と
して選択する候補データ選択部18と、上記「候補デー
タ」を、表示画面上に表示されている画像データに重畳
して表示する表示制御部19と、上記「候補データ」
が、表示画面上で、ポインティングデバイス17によっ
て選択された際、選択後の「候補データ」を、「診断位
置情報」、「画像データ」、「患者固有情報」等と共
に、記録装置7へ記録する記録部20とを備えると共
に、上記診断データベース部21に、医用画像ファイリ
ングシステム運用上、考えられる診断データ等を保持す
る親データベース29と、診断に必要なデータを保持す
る子データベース30と、上記親データベース29、及
び子データベース30に対して、データの追加、削除、
編集等の処理を行うデータベース編集部40と、各患者
の診断情報から、親データベース29、又は子データベ
ース30に保持している「候補データ」を抽出する候補
データ抽出部41とを具備した
【0015】
【0016】 :構成において、表示制御部19に、
予め定めた大きさのウインドウ(窓)内に、上記「候補
データ」を少なくとも1つ表示するウインドウ表示部3
4と、上記ポインティングデバイス17の指定により、
ウインドウ(窓)内に表示する「候補データ」を、順次
切り換える表示切り換え部33を設けた。
【0017】 :構成において、記録部20に、「候
補データ」の選択された回数を、履歴として保持する履
歴保持部38を設けると共に、上記表示制御部19に、
履歴保持部38の履歴情報を基に、使用頻度の高い「候
補データ」を優先して表示する優先表示部37を設け
た。
【0018】 :構成において、記録部20に、選択
後の「候補データ」(診断データ)を、予め定めた書式
に変換するデータ書式変換部39を設け、該データ書式
変換部39で変換したデータを、記録装置7に記録可能
にした。
【0019】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。 (a):画像データのファイリング処理を行う際、先
ず、ポインティングデバイス17によって、表示装置8
Aの表示画面に表示された画像上で、利用者(医者等)
が、任意領域を指定する。
【0020】すると、候補データ選択部18によって、
その指定された位置情報を元に、診断データベース部2
1から「候補データ」が選択される。その後、選択され
た「候補データ」は、表示制御部19によって表示装置
8Aの表示画面上で表示される。
【0021】利用者は、表示された「候補データ」の中
から、再びポインティングデバイス17を用いて、「候
補データ」を指定する。すると、指定された候補データ
は、記録部20のデータ書式変換部39により、所望の
「診断レポート」の書式に変換され、記録装置7に記録
される。
【0022】また、診断データベース部21には、親デ
ータベース29、子データベース30と、データベース
編集部40と、候補データ抽出部41を設けておく。実
際の運用を考えると、診断データベース部21は、必要
最小限の大きさにしておく事が、検索のスピードの点で
望ましい。しかし、その内容を固定化すると、融通がき
かなくなり、特異な診断データなどが現れた場合に、有
効性が減じてしまう。
【0023】そこで、予め考えられる診断データを、概
ね含むような親データベース29を設けておき、その中
から必要と思われる診断データを適時抽出して、子デー
タベース30を構成しておく。
【0024】実際の運用時には子データベース30を使
用して行い、必要に応じて親、若しくは子データベース
の内容を変更すれば、データベースのフレキシブルな利
用が可能となる。
【0025】(b):表示制御部19には、表示切り換
え部33、ウインドウ表示部34を設けておき、表示装
置8Aの表示画面で、ウインドウ表示をしたり、表示の
切り換えを行う。
【0026】この場合、表示装置8Aの表示画面で、適
当な大きさのウインドウを表示し、該ウインドウの中
に、表示出来る数の候補データを表示する。また、ウイ
ンドウの一部には、例えば、スクロールバー等を設定し
ておく。利用者は、ポインティングデバイス17を使用
して、このスクロールバーを上下させる。
【0027】この時、ウインドウ内の候補データが、現
在末表示されている候補データに切り替わって表示され
る。このような構成により、少ない面積で多量の情報量
を取り扱う事が出来る。
【0028】(c):一般的に、頻度の高い候補データ
を優先的に表示することは、診断効率の面で有効であ
る。そこで、表示制御部19には、優先表示部37を設
け、記録部20には、履歴保持部38を設けておく。
【0029】優先表示部37では、履歴保持部38から
の情報に基づいて、使用頻度の高い候補データを優先し
て表示する処理を行う。そして、記録部20、及び表示
制御部19により、候補データの選択履歴を取り、毎回
の候補データ選択の度に、選択履歴を参照して、使用頻
度の高い診断データを優先して表示させる事が出来る。
【0030】以上のようにして、画像データに、患者固
有情報と、診断レポートを付帯させて蓄積する際の時間
を短縮する事ができる。また、患者の診断と同時に、画
像データのファイリングが簡単に出来る。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例の説明)図2〜図5は、本発明の第1実施
例を示した図であり、図2は医用画像ファイリングシス
テムの構成図、図3は診断データベースの1例、図4は
画像データのファイリング処理の説明図1、図5は画像
データのファイリング処理の説明図2である。図2〜図
5中、図1、図10と同じものは、同一符号で示してあ
る。
【0032】§1:医用画像ファイリングシステムの説
明・・・図2参照 図2に示したように、医用画像ファイリングシステム5
には、ファイリング処理装置6、インターフェース部
(I/F)16、ポインティングデバイス17、候補デ
ータ選択部18、表示制御部19、CRT(表示装置)
8、記録部20、キーボード9、診断データベース部2
1、記録装置7等を設ける。
【0033】上記各部の機能等は、次の通りである。 (a):ファイリング処理装置6は、例えば、ワークス
テーション等の計算機で構成され、システム全体の制御
を行うものである。
【0034】(b):インターフェース部(I/F)1
6は、システムバスと、外部の医用診断装置1との間に
設けてあり、インターフェース処理を行うものである。 (c):診断データベース部21は、磁気ディスク装
置、或いは光ディスク装置等の記録装置(又は記憶装
置)を用いて構成された診断用のデータベースである。
【0035】この診断データベース部21には、例えば
「診断部位」、「位置条件」、「候補データ」等の診断
に必要なデータや、その他システム運用上必要な各種の
データが格納されている。
【0036】(d):記録装置7は、磁気ディスク装
置、或いは光ディスク装置で構成された記録装置(又は
記憶装置)であり、「画像データ」や、該画像データに
付帯する「患者固有情報」、「診断レポート」等を記録
するものである。
【0037】(e):表示制御部19は、CRT8で表
示する表示データの各種制御等を行うものである。 (f):記録部20は、記録装置7に記録するデータの
各種処理を行うものである。
【0038】(g):候補データ選択部18は、例え
ば、CRT8に表示された画像データ上で、ポインティ
ングデバイス17により指定された任意領域の位置に対
応する診断データを、診断データベース部21中から、
「候補データ」として、選択するものである。
【0039】(h):ポインティングデバイス17は、
マウス、或いはトラックボール等で構成されるものであ
り、CRT8に表示された画像データ上で、任意領域を
指定し、その位置情報を得るものである。
【0040】(i):CRT(表示装置)8は、画像デ
ータ等の表示を行うものである。 §2:診断データベースの説明・・・図3参照 図3は、診断データベース部21に予め保持している診
断データベースの1例である。
【0041】この例では、診断データベースに、「医用
診断装置」、「診断部位」、「位置条件」(指定領域の
中心座標x,y)、「候補データ」の各データ項目があ
り、該「候補データ」の項目には、「診断部位詳細」
と、「所見データ」の項目がある。
【0042】そして、この診断データベースは、階層構
造になっており、「医用診断装置」→「診断部位」→
「診断部位詳細」→「位置条件」→「所見データ」の順
に深い階層となる。
【0043】図3に示した例は、最も簡単なデータベー
ス構成であり、診断形態に応じて、更に細分化出来るこ
とは、いうまでもない。実際の運用では、得られている
事項以降の階層からデータ検索を行えば良い。
【0044】例えば、「医用診断装置」、及び「診断部
位」が判っている場合、診断データの検索は、「診断部
位詳細」から開始されることとなる。なお、階層構造を
なすデータベースにおける検索技法は、従来技術と同じ
なので、説明は省略する。
【0045】上記データベースにおいて、例えば、超音
波診断装置を用いて心臓検査を「4腔アプローチ」で行
ったとする。この場合、「医用診断装置」は超音波診断
装置であり、「診断部位」は、4腔と判っているので、
検索は、「診断部位詳細」から、開始される。
【0046】検索時には、候補データ選択部18によ
り、ポインティングデバイス17によって得られた「位
置情報」と、診断データベースが持つ「位置情報」とが
比較され、この時の条件に合った「診断部位詳細」及び
「所見データ」が「候補データ」として、上記診断デー
タベース部21から抽出される。
【0047】例えば、図3において、指定領域の中心座
標を、「位置情報」として用いるのならば、中心(x,
y)=(110,40)であれば、「診断部位詳細」の
「候補データ」として「左室」、「所見データ」の「候
補データ」として、「流出路狭窄」、「肥大」、「壁運
動異常」が選択される。
【0048】選択された「候補データ」は、表示制御部
19の制御により、CRT8の表示画面上にポップアッ
プ表示される。 §3:画像データのファイリング処理の説明・・・図
4、図5参照 図4は画像データのファイリング処理の説明図1、図5
は画像データのファイリング処理の説明図2である。以
下、図4、図5に基づいて、画像データのファイリング
処理を説明する。
【0049】:ファイリング処理の共通的な説明 医用診断装置に超音波診断装置を用いた場合の画像デー
タのファイリング処理の1例を説明する。ファイリング
処理は次のようにして行う。
【0050】医用画像ファイリングシステム5では、医
用診断装置1の1種である超音波診断装置で取得した患
者の画像データを取り込む。そして、ファイリング処理
装置6の指示により、表示制御部19が、CRT8の表
示画面上に、上記画像データを表示する。
【0051】その後、利用者は、表示された画像データ
に、付帯情報を付けて記録装置7に記録する。この場合
の処理は、次の通りである。始めに、マウスやトラック
ボール等のポインティングデバイス17によって、CR
T8の表示画面に表示された画像上で、利用者(医者
等)が、任意領域を指定する。
【0052】すると、候補データ選択部18によって、
その指定された位置情報を元に、診断データベース部2
1から「候補データ」が選択される。その後、選択され
た「候補データ」は、表示制御部19によってCRT8
の表示画面上で表示される。
【0053】利用者(例えば、医者)は、表示された
「候補データ」の中から、再びポインティングデバイス
17を用いて、診断データを指定する。すると、指定さ
れた診断データは、記録部20により、所望の「診断レ
ポート」の書式に変換され、記録装置7に記録される。
以下、具体例について説明する。
【0054】:具体例1の説明・・・図4参照 図4(A)に示したように、表示された画像の任意領域
を、ポインティングデバイス17により指定すると、候
補データ選択部18では、その領域の位置情報を用い
て、候補となる診断データを、診断データベース部21
から抽出する。
【0055】その後、抽出された候補データは、表示制
御部19により、図4(B)に示したように、CRT8
の表示画面上に診断画像と共に重畳表示する。図4
(B)は、ポインティングデバイス17(例えば、マウ
ス操作によるカーソル移動)によって、「僧坊弁」付近
を指定した場合である。
【0056】この場合、「候補データ」は、図3に示し
た診断データベースから選択されるものであり、「診断
部位詳細」では、僧坊弁が候補データとなり、「所見デ
ータ」では、弁閉鎖不全、逆流シグナル、僧坊弁膜症が
候補データとなる。
【0057】次に、利用者は、所望の診断データを、表
示されている候補データ中より、ポインティングデバイ
ス17により選択する。図4(C)の場合、「診断部位
詳細」は僧坊弁、「所見データ」は、「弁閉鎖不全」が
選択されたことになる。
【0058】その後、図4(D)に示したように、上記
診断データ(候補データから選択したもの)を元に、診
断レポートに所望の形式で記録される。 :具体例2の説明・・・図5参照 図5は、画像データファイリング処理の説明図2であ
る。図5示した例は、図4とは別の例であり、この例で
は、「診断部位」は、「心室中隔」、「所見データ」
は、「中隔欠損」である。なお、他の点は、図4と同じ
である。
【0059】すなわち、図5(A)に示したように、表
示された画像の任意領域を、ポインティングデバイス1
7により指定すると、候補データ選択部18では、その
領域の位置情報を用いて、候補となる診断データを、診
断データベース部21から抽出し、図5(B)のよう
に、CRT8の表示画面上に診断画像と共に重畳表示す
る。
【0060】図5(B)は、ポインティングデバイス1
7によって、「心室中隔」付近を指定した場合である。
この場合、「候補データ」は、図3に示した診断データ
ベースから選択される。すなわち、「診断部位詳細」で
は、心室中隔が候補データとなり、「所見データ」で
は、中隔欠損、中隔肥大、運動異常が候補データとな
る。
【0061】次に、利用者は、所望の診断データを、表
示されている候補データ中より、ポインティングデバイ
ス17により選択する。図5(C)の場合、「診断部位
詳細」は心室中隔、「所見データ」は、「中隔欠損」が
選択されたことになる。
【0062】その後、図5(D)に示したように、上記
診断データを元に、診断レポートに所望の形式で記録さ
れる。 (第2実施例の説明)図6は、第2実施例の説明図であ
り、図6中、図1〜図5と同じものは、同一符号で示し
てある。また、23はセレクタ、24はメモリ制御部、
25はフレームメモリを示す。
【0063】第2実施例は、表示制御部を図6のように
構成した例であり、他の構成は、上記第1実施例と同じ
である。図示のように、表示制御部19には、セレクタ
23と、メモリ制御部24と、フレームメモリ25を設
ける。また、該フレームメモリ25は、#1、#2、#
3からなる複数のメモリで構成されている。
【0064】セレクタ23の入力信号としては、「画像
データ」、「候補データ」、「マウスカーソル位置情
報」であり、これらの各入力信号は、ファイリング処理
装置6から送られてくるコントロール信号によって選択
される。
【0065】そして、コントロール信号によって選択さ
れた1つの信号は、セレクタ23からメモリ制御部24
に送られる。その後、フレームメモリ25の各プレーン
(#1、#2、#3の各フレームメモリ)を選択するも
のである。
【0066】例えば、#1のフレームメモリには、「画
像データ」を格納し、#2のフレームメモリには、「候
補データ」を格納し、#3のフレームメモリには、「マ
ウスカーソル位置情報」を格納する。
【0067】これらの各#1、#2、#3からなるフレ
ームメモリ25の各データは、個別にCRT8へ送ら
れ、表示画面上に重畳表示(各窓に表示)される。この
場合、利用者は、マウス等を用いて、表示された候補デ
ータの中から、診断データを選択する事が出来る。
【0068】この表示画面で選択された診断データ(候
補データから選択されたもの)は、指定領域の位置情報
と共に、画像データに付帯させて、記録装置7へ記録さ
れる。
【0069】(第3実施例の説明)図7は、第3実施例
の説明図であり、図7中、図1〜図6と同じものは、同
一符号で示してある。また、26はセレクタ、27、2
8は記録媒体制御部、29は親診断データベース、30
は子診断データベースを示す。
【0070】第3実施例は、診断データベース部を図6
のように構成した例であり、他の構成は、上記第1実施
例と同じである。この例では、診断データベース部21
に、セレクタ26、記録媒体制御部27、28、親診断
データベース29、子診断データベース30を設ける。
【0071】実際の運用を考えると、診断データベース
部21は、必要最小限の大きさにしておく事が、検索の
スピードの点で望ましい。しかし、その内容を固定化す
ると、融通がきかなくなり、特異な診断データなどが現
れた場合に、有効性が減じてしまう。
【0072】そこで、予め考えられる診断データを、概
ね含むような親データベース29を設けておき、その中
から必要と思われる診断データを適時抽出して、子デー
タベース30を構成しておく。
【0073】実際の運用時には子データベース30を使
用して行い、必要に応じて親、若しくは子データベース
の内容を変更すれば、データベースのフレキシブルな利
用が可能となる。
【0074】セレクタ26は、ファイリング処理部から
の選択信号に基づいて、入力信号のいずれかを通過させ
るものであり、記録媒体制御部27、28は制御信号に
基づいて、データのライト、イレース、リード等を行う
ものである。
【0075】なお、セレクタ26の入力信号である「編
集」、「追加」、「削除」の要求信号は、システムバス
を介して、ファイリング処理装置より送られてくる。上
記構成の診断データベース部21では、親診断データベ
ース29に、医用画像ファイリングシステム運用上考え
られる診断データを全て格納し、子診断データベース3
0には、診断に必要なデータのみを格納しておく。
【0076】そして、親診断データベース29から診断
データを選択して、子データベース30に追加したり、
親、又は子データベースから、不要な診断データを削除
する処理を行う。
【0077】また、親、又は子データベースに、新規の
診断データを追加する等のデータベース編集処理を行
う。更に、各患者の診断情報から、診断データとなる項
目を抽出する処理を行う。
【0078】なお、上記セレクタ26、記録媒体制御部
27、28からなる部分は、図1に示したデータベース
編集部40、及び候補データ抽出部41に対応してい
る。 (第4実施例の説明)図8は、第4実施例の説明図であ
り、図8Aは、表示制御部の構成図、図8Bはウインド
ウ表示例(表示画面)である。
【0079】図8中、図1〜図7と同じものは、同一符
号で示してある。また、32はメモリ、33は表示切り
換え部、34はウインドウ表示部、35はウインドウ、
36はスクロールバーを示す。
【0080】第4実施例は、表示制御部を図8のように
した構成した例であり、他の構成は、第1実施例と同じ
である。システム運用上、候補データが、CRT8の表
示画面に収まりきらない程の数になる事が考えられる。
第4実施例は、この点を解決する例である。
【0081】図8に示したように、表示制御部19に
は、メモリ32、表示切り換え部33、ウインドウ表示
部34を設ける。そして、図8Bに示したように、CR
T8の表示画面には、適当な大きさのウインドウ35を
表示し、該ウインドウ35の中に、表示出来る数の候補
データを表示する。
【0082】また、ウインドウ35の右端には、スクロ
ールバー36を設定しておく。利用者は、マウスを使用
して、このスクロールバー36を上下させる。この時、
ウインドウ35内の候補データが、現在末表示されてい
る候補データに切り替わって表示される。これを用いる
ことにより、少ない面積で、多量の情報量を取り扱う事
が出来る。
【0083】上記表示制御部19の動作時には、先ず、
メモリ32に、候補データが格納される。次に、マウス
カーソル位置情報が、表示切り換え部33により、表示
すべき候補データの該当アドレスに変換されて、メモリ
32へ送られる。
【0084】メモリ32からは、表示すべき候補データ
が読みだされ、ウインドウ表示部34によって、窓形式
に変換され、CRT8へ送られ、ウインドウ表示され
る。 (第5実施例の説明)図9は第5実施例の説明図であ
り、図9中、図1〜図8と同じものは、同一符号で示し
てある。また、37は優先表示部、38は履歴保持部、
39はデータ書式変換部を示す。
【0085】第5実施例は、表示制御部と、記録部を図
9のように構成した例であり、他の構成は、第1実施例
と同じである。一般的に、頻度の高い候補データを優先
的に表示することは、診断効率の面で有効である。そこ
で、この実施例では、表示制御部と、記録部を図9のよ
うに構成したものである。
【0086】すなわち、表示制御部19には、優先表示
部37を設け、記録部20には、履歴保持部38と、デ
ータ書式変換部39を設けた。上記履歴保持部38は、
候補データが選択された場合、候補データの選択された
回数を、履歴として格納し保持するもの(メモリ)であ
る。
【0087】また、優先表示部37は、上記履歴保持部
38からの情報に基づいて、使用頻度の高い候補データ
を優先して表示する処理を行うものである。更に、デー
タ書式変換部39は、選択後の診断データを、予め定め
られた書式に変換する処理を行うものである。
【0088】上記構成の記録部20、及び表示制御部1
9により、候補データの選択履歴を取り、毎回の候補デ
ータ選択の度に、選択履歴を参照して、使用頻度の高い
診断データを優先して表示させる事が出来る。
【0089】また、診断データを記録装置7に記録する
際、所定の書式に変換して記録する事が出来る。 (他の実施例)以上実施例について説明したが、本発明
は次のようにしても実施可能である。
【0090】:表示装置は、CRTに限らず、液晶表
示装置など、他の表示装置でも適用可能である。 :表示画面の表示形式は任意でよい。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 :急患や、集団検診など、診断レポートを十分に書く
(文字入力する)時間のない場合でも、利用者は、簡単
な操作で、診断情報をレポート化する事が出来る。
【0092】:医用画像ファイリングシステムの性能
向上ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】第1実施例の医用画像ファイリングシステムの
構成図である。
【図3】診断データベースの1例である。
【図4】画像データのファイリング処理の説明図1であ
る。
【図5】画像データのファイリング処理の説明図2であ
る。
【図6】第2実施例の説明図である。
【図7】第3実施例の説明図である。
【図8】第4実施例の説明図である。
【図9】第5実施例の説明図である。
【図10】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 医用診断装置 5 医用画像ファイリングシステム 6 ファイリング処理装置 7 記録装置 8A 表示装置 16 インターフェース部(I/F) 17 ポインティングデバイス 18 候補データ選択部 19 表示制御部 21 診断データベース部 29 親データベース 30 子データベース 33 表示切り換え部 34 ウインドウ表示部 37 優先表示部 38 履歴保持部 39 データ書式変換部 40 データベース編集部 41 候補データ抽出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 17/60 G06F 17/60 126Q (56)参考文献 特開 平4−246783(JP,A) 特開 平4−195465(JP,A) 特開 平4−304570(JP,A) 特開 平1−126773(JP,A) 特開 平4−266164(JP,A) 特開 平4−253272(JP,A) 特開 平3−129474(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/00 A61B 5/00 G06F 17/30 G06F 17/60 CSDB(日本国特許庁)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、医用診断装置(1)から得
    られる画像データと、該画像データに付帯する患者固有
    情報等を記録する記録装置(7)と、 該画像データを含む各種情報等の表示を行う表示装置
    (8A)とを具備し、 上記表示装置(8A)の表示画面上で、上記画像データ
    を読影可能な医用画像ファイリングシステムにおいて、 診断に必要となるデータ項目(「診断部位」、「位置条
    件」、「候補データ」等)を、予めデータベースとして
    保持する診断データベース部(21)と、 表示装置(8A)に表示した画像データ上で、任意領域
    を指定し、その位置情報を得るポインティングデバイス
    (17)と、 上記任意領域の位置に対応する診断データを、診断デー
    タベース部(21)から、「候補データ」として選択す
    る候補データ選択部(18)と、 上記「候補データ」を、表示画面上に表示されている画
    像データに重畳して表示する表示制御部(19)と、 上記「候補データ」が、表示画面上で、ポインティング
    デバイス(17)によって選択された際、 選択後の「候補データ」を、「診断位置情報」、「画像
    データ」、「患者固有情報」等と共に、記録装置(7)
    へ記録する記録部(20)とを備えると共に、 上記診断データベース部(21)に、 医用画像ファイリングシステム運用上、考えられる診断
    データ等を保持する親データベース(29)と、 診断に必要なデータを保持する子データベース(30)
    と、 上記親データベース(29)、及び子データベース(3
    0)に対して、データの追加、削除、編集等の処理を行
    うデータベース編集部(40)と、 各患者の診断情報から、親データベース(29)、又は
    子データベース(30)に保持している「候補データ」
    を抽出する候補データ抽出部(41)とを具備した こと
    を特徴とする医用画像ファイリングシステム。
  2. 【請求項2】 上記表示制御部(19)に、 予め定めた大きさのウインドウ(窓)内に、上記「候補
    データ」を少なくとも 1つ表示するウインドウ表示部
    (34)と、 上記ポインティングデバイス(17)の指定により、ウ
    インドウ(窓)内に表示する「候補データ」を、順次切
    り換える表示切り換え部(33)を設けた ことを特徴と
    する請求項1記載の医用画像ファイリングシステム。
  3. 【請求項3】 上記記録部(20)に、「候補データ」
    の選択された回数を、履歴として保持する履歴保持部
    (38)を設けると共に、 上記表示制御部(19)に、履歴保持部(38)の履歴
    情報を基に、使用頻度の高い「候補データ」を優先して
    表示する優先表示部(37)を設けた ことを特徴とする
    請求項1記載の医用画像ファイリングシステム。
  4. 【請求項4】 上記記録部(20)に、選択後の「候補
    データ」(診断データ)を、予め定めた書式に変換する
    データ書式変換部(39)を設け、 該データ書式変換部(39)で変換したデータを、記録
    装置(7)に記録可能にした ことを特徴とする請求項1
    記載の医用画像ファイリングシステム。
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