JP3330243B2 - 注射筒の製造方法 - Google Patents
注射筒の製造方法Info
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- molding
- injection
- bypass groove
- rotating shaft
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/2681—Moulds with rotatable mould parts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C45/40—Removing or ejecting moulded articles
- B29C45/44—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
- B29C45/4421—Removing or ejecting moulded articles for undercut articles using expansible or collapsible cores
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は医療用，医薬品容器とし
て使用する注射器の本体である注射筒を合成樹脂類にて
射出成形する製造方法に関し、さらに詳しくは、投与時
に二種類の薬品が混合可能なバイパス溝部を有する注射
筒を部品点数が少ない成形金型により効率良く製造する
ことができる方法に関する。
て使用する注射器の本体である注射筒を合成樹脂類にて
射出成形する製造方法に関し、さらに詳しくは、投与時
に二種類の薬品が混合可能なバイパス溝部を有する注射
筒を部品点数が少ない成形金型により効率良く製造する
ことができる方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】バイパス溝部を有する注射筒の製造方法
として応用可能な技術には、アンダーカットを有する成
型品の成形法がある。（例えば、特開昭51-87562号、特
開昭51-67373号、特公昭59-14333号参照） 即ち、アンダーカット部を成形するコアを成形空間に突
出させるために、特開昭51-87562号に開示されていると
ころの、コアのテーパー面に駆動体のテーパー面が接し
た状態で、この駆動体を軸線方向にスライドさせること
により成形空間にコアを突出させる技術と、駆動体の軸
線方向の直線移動に従動して、コアが径方向に進退移動
するようにするため、特開昭51-67373号に開示されてい
るところの、バネでコアを求心方向に付勢する技術、ま
たは、特公昭59-14333号に開示されているところの、コ
アと駆動体のテーパー面に両部材をつなぎ合わせるため
の溝と突起（ほぞ）を形成している技術を組み合わせる
ことによって、バイパス溝部を有する注射筒を製造する
ことが可能である。
として応用可能な技術には、アンダーカットを有する成
型品の成形法がある。（例えば、特開昭51-87562号、特
開昭51-67373号、特公昭59-14333号参照） 即ち、アンダーカット部を成形するコアを成形空間に突
出させるために、特開昭51-87562号に開示されていると
ころの、コアのテーパー面に駆動体のテーパー面が接し
た状態で、この駆動体を軸線方向にスライドさせること
により成形空間にコアを突出させる技術と、駆動体の軸
線方向の直線移動に従動して、コアが径方向に進退移動
するようにするため、特開昭51-67373号に開示されてい
るところの、バネでコアを求心方向に付勢する技術、ま
たは、特公昭59-14333号に開示されているところの、コ
アと駆動体のテーパー面に両部材をつなぎ合わせるため
の溝と突起（ほぞ）を形成している技術を組み合わせる
ことによって、バイパス溝部を有する注射筒を製造する
ことが可能である。
【０００３】しかしながら、コアを成形空間に突出させ
るための機構手段と、駆動体の軸線方向の直線移動に従
動して、コアが径方向に進退移動するようにするための
機構手段との二機構を要することになって、機構が複雑
になると共に精度を要求される。また、コアをバネで求
心方向に付勢する機構では、コアと駆動体が連動関係に
構成されていないため、コアが駆動体に従動しなくなっ
て、射出成形後に注射筒を離型できなくなる懸念さえ発
生することになる。
るための機構手段と、駆動体の軸線方向の直線移動に従
動して、コアが径方向に進退移動するようにするための
機構手段との二機構を要することになって、機構が複雑
になると共に精度を要求される。また、コアをバネで求
心方向に付勢する機構では、コアと駆動体が連動関係に
構成されていないため、コアが駆動体に従動しなくなっ
て、射出成形後に注射筒を離型できなくなる懸念さえ発
生することになる。
【０００４】
【発明が解決しようとする問題点】解決しようとする問
題点は、バイパス溝部を有する注射筒を、そのバイパス
溝部を成形するための機構・構造が複雑になる点や、射
出成形後に注射筒を離型できなくなるような点が発生し
ないように製造できないでいることである。
題点は、バイパス溝部を有する注射筒を、そのバイパス
溝部を成形するための機構・構造が複雑になる点や、射
出成形後に注射筒を離型できなくなるような点が発生し
ないように製造できないでいることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ため、円筒形で、先端が細く突出して、筒内側面の一部
にバイパス溝部を有する合成樹脂製注射筒の製造方法に
おいて、成形雄型内における同心状の回転軸を所要角度
回転させることにより、この回転軸とカム機構を経て一
体連動状のスライドコアを、前記成形雄型のガイド部に
沿い成形雌型との間の成形空間内に向けて前記バイパス
溝部深さ相当を突出させ、成形空間に合成樹脂材を圧入
して射出成形した後、回転軸を復動させてスライドコア
を復帰させ、引き出した成形雄型から、前記スライドコ
アで成形されたバイパス溝部を備えた注射筒を離型する
ようにしたことを特徴とする。
ため、円筒形で、先端が細く突出して、筒内側面の一部
にバイパス溝部を有する合成樹脂製注射筒の製造方法に
おいて、成形雄型内における同心状の回転軸を所要角度
回転させることにより、この回転軸とカム機構を経て一
体連動状のスライドコアを、前記成形雄型のガイド部に
沿い成形雌型との間の成形空間内に向けて前記バイパス
溝部深さ相当を突出させ、成形空間に合成樹脂材を圧入
して射出成形した後、回転軸を復動させてスライドコア
を復帰させ、引き出した成形雄型から、前記スライドコ
アで成形されたバイパス溝部を備えた注射筒を離型する
ようにしたことを特徴とする。
【０００６】また本発明において、射出成形する注射筒
におけるバイパス溝部の位置および数は、分割収容する
薬剤数に応じ、例えば、バイパス溝部が奥側の第１バイ
パスである場合、奥側および元側の第１バイパスと第２
バイパスである場合、第１および第２バイパスがそれぞ
れ１〜複数である場合があり、これらの各態様に対応し
て、回転軸とカム機構を経て一体連動状のスライドコア
の配置関係が設定される。また、成形する注射筒のバイ
パス溝部における厚さが、その溝部深さに見合った薄い
態様の場合と、同溝部以外と同等の厚さで且つ溝部の外
側面が突起状を呈している態様の場合があり、後者の場
合では凹部がある成形雌型を用いて成形することにな
る。また、回転軸の回転角度は６０〜１８０°が好まし
い。また、合成樹脂材が圧入される際の成形空間は真空
状態であるのが好ましい。
におけるバイパス溝部の位置および数は、分割収容する
薬剤数に応じ、例えば、バイパス溝部が奥側の第１バイ
パスである場合、奥側および元側の第１バイパスと第２
バイパスである場合、第１および第２バイパスがそれぞ
れ１〜複数である場合があり、これらの各態様に対応し
て、回転軸とカム機構を経て一体連動状のスライドコア
の配置関係が設定される。また、成形する注射筒のバイ
パス溝部における厚さが、その溝部深さに見合った薄い
態様の場合と、同溝部以外と同等の厚さで且つ溝部の外
側面が突起状を呈している態様の場合があり、後者の場
合では凹部がある成形雌型を用いて成形することにな
る。また、回転軸の回転角度は６０〜１８０°が好まし
い。また、合成樹脂材が圧入される際の成形空間は真空
状態であるのが好ましい。
【０００７】本発明における注射筒の構成材である合成
樹脂類としては、この種の技術分野で公知の材質を用い
ることができる。例えば、環状オレフィン系化合物又は
架橋多環式炭化水素系化合物を重合体成分とする樹脂、
ポリオレフィン系樹脂，ポリカーボネート樹脂，ポリメ
チルベンテン樹脂から選ばれる樹脂及び樹脂組成物、該
樹脂及び／又は樹脂組成物とエチレン−酢酸ビニル共重
合体もしくはそのケン化物との混合物、アモルファスナ
イロン及びナイロンからなる群から選ばれる１種以上が
挙げられる。
樹脂類としては、この種の技術分野で公知の材質を用い
ることができる。例えば、環状オレフィン系化合物又は
架橋多環式炭化水素系化合物を重合体成分とする樹脂、
ポリオレフィン系樹脂，ポリカーボネート樹脂，ポリメ
チルベンテン樹脂から選ばれる樹脂及び樹脂組成物、該
樹脂及び／又は樹脂組成物とエチレン−酢酸ビニル共重
合体もしくはそのケン化物との混合物、アモルファスナ
イロン及びナイロンからなる群から選ばれる１種以上が
挙げられる。
【０００８】
【作用】成形雄型内における同心状の回転軸を所要角度
回転させることにより、この回転軸とカム機構を経て一
体連動状のスライドコアを、前記成形雄型のガイド部に
沿い成形雌型との間の成形空間内に向けて前記バイパス
溝部深さ相当を突出させ、成形空間に合成樹脂材を圧入
して射出成形した後、回転軸を復動させてスライドコア
を復帰させ、引き出した成形雄型から注射筒を離型し
て、バイパス溝部を備えた注射筒を簡単且つ容易に製造
することができる。そして、回転軸とスライドコアはカ
ム機構を経て一体連動状にして、この回転軸の回転によ
りスライドコアを成形空間に確実に進退させて射出成形
するようにしてあるため、簡単で故障なく確実に作動す
るスライドコアの作動機構によって、バイパス溝部を有
する注射筒を容易に製造することができる。
回転させることにより、この回転軸とカム機構を経て一
体連動状のスライドコアを、前記成形雄型のガイド部に
沿い成形雌型との間の成形空間内に向けて前記バイパス
溝部深さ相当を突出させ、成形空間に合成樹脂材を圧入
して射出成形した後、回転軸を復動させてスライドコア
を復帰させ、引き出した成形雄型から注射筒を離型し
て、バイパス溝部を備えた注射筒を簡単且つ容易に製造
することができる。そして、回転軸とスライドコアはカ
ム機構を経て一体連動状にして、この回転軸の回転によ
りスライドコアを成形空間に確実に進退させて射出成形
するようにしてあるため、簡単で故障なく確実に作動す
るスライドコアの作動機構によって、バイパス溝部を有
する注射筒を容易に製造することができる。
【０００９】
【実施例】図１乃至図３には本発明のバイパス溝部を備
えた注射筒の製造方法を実施するための射出成形装置を
例示しており、成形雌型１と上下動可能な成形雄型２で
形成される成形空間３は、胴部が円筒形で先部が細く突
出状の注射筒Ａを成形可能に形成してあると共に、この
成形空間３の下端には合成樹脂材注入口４を開口形成し
てある。そして、成形雄型２内には回転軸５を同軸心状
に備え、回転軸５上端の歯車部６にはラックギヤ７を噛
み合わせて、駆動源８と連動状のラックギヤ７がスライ
ドするのを受けて回転軸５が約90度の回転角度を正逆回
転可能にしてある。また成形雄型２は、上端近くの湯注
入口９から成形雌型１軸心の湯排出口11に至る湯通路10
を形成している。
えた注射筒の製造方法を実施するための射出成形装置を
例示しており、成形雌型１と上下動可能な成形雄型２で
形成される成形空間３は、胴部が円筒形で先部が細く突
出状の注射筒Ａを成形可能に形成してあると共に、この
成形空間３の下端には合成樹脂材注入口４を開口形成し
てある。そして、成形雄型２内には回転軸５を同軸心状
に備え、回転軸５上端の歯車部６にはラックギヤ７を噛
み合わせて、駆動源８と連動状のラックギヤ７がスライ
ドするのを受けて回転軸５が約90度の回転角度を正逆回
転可能にしてある。また成形雄型２は、上端近くの湯注
入口９から成形雌型１軸心の湯排出口11に至る湯通路10
を形成している。
【００１０】成形雄型２は、左右のガイド部12に沿いス
ライドコア13をそれぞれ成形空間３に向けて進退可能に
備えている。各スライドコア13は先端側にバイパス溝部
成形突部13a を形成しており、このスライドコア13と回
転軸５はカム機構14を経て一体連動状に連係している。
ライドコア13をそれぞれ成形空間３に向けて進退可能に
備えている。各スライドコア13は先端側にバイパス溝部
成形突部13a を形成しており、このスライドコア13と回
転軸５はカム機構14を経て一体連動状に連係している。
【００１１】カム機構14は、スライドコア13における基
端側上下の凸部13b,13c と、この凸部13b,13c が遊嵌し
ている回転軸５の上下のカム溝5a,5b とからなり、上下
のカム溝5a,5b はそれぞれ回転軸線回りに形成してい
て、回転軸５の正回転（図面上で左回り）にともない、
バイパス溝部成形突部13a がガイド部12口位置から成形
空間３に向けてバイパス溝部深さ相当を突出自在、且つ
回転軸５の逆回転（図面上で右回り）にともない、バイ
パス溝部成形突部13a がガイド部12口位置に復帰するよ
うに一体連動状にしてある。
端側上下の凸部13b,13c と、この凸部13b,13c が遊嵌し
ている回転軸５の上下のカム溝5a,5b とからなり、上下
のカム溝5a,5b はそれぞれ回転軸線回りに形成してい
て、回転軸５の正回転（図面上で左回り）にともない、
バイパス溝部成形突部13a がガイド部12口位置から成形
空間３に向けてバイパス溝部深さ相当を突出自在、且つ
回転軸５の逆回転（図面上で右回り）にともない、バイ
パス溝部成形突部13a がガイド部12口位置に復帰するよ
うに一体連動状にしてある。
【００１２】また、カム溝部5a端には誘導溝部5cを、カ
ム溝部5b端には誘導溝部5dを、それぞれ連設していて、
この誘導溝部5c,5d を通じてスライドコア13の凸部13b,
13cがカム溝部5a,5b に係脱可能に形成してある。これ
により、バイパス溝部A1の形態に対応するスライドコア
と入れ替え可能で、所望形態のバイパス溝部A1に成形可
能である。
ム溝部5b端には誘導溝部5dを、それぞれ連設していて、
この誘導溝部5c,5d を通じてスライドコア13の凸部13b,
13cがカム溝部5a,5b に係脱可能に形成してある。これ
により、バイパス溝部A1の形態に対応するスライドコア
と入れ替え可能で、所望形態のバイパス溝部A1に成形可
能である。
【００１３】図４には成形する注射筒Ａのバイパス溝部
A1における厚さが、同溝部以外と同等の厚さで且つ溝部
A1と相対する筒外側面が突起状を呈する態様の場合にお
ける成形装置を例示しており、成形雌型１に凹部1aを形
成すると共に、この凹部1aの中央から左右に離型可能な
分割構造に形成してある。
A1における厚さが、同溝部以外と同等の厚さで且つ溝部
A1と相対する筒外側面が突起状を呈する態様の場合にお
ける成形装置を例示しており、成形雌型１に凹部1aを形
成すると共に、この凹部1aの中央から左右に離型可能な
分割構造に形成してある。
【００１４】次に本発明の注射筒の製造方法について、
前記の図１から図３における射出成形装置を用いた実施
例を説明する。 第１工程（図５参照） 回転軸５の正回転によりカム機構14を経て、スライドコ
ア13を成形空間３に向けて、そのバイパス溝部成形突部
13a がガイド部12口から所定突出した状態に移動させ
る。 第２工程 湯通路10に湯を流しつつ、型温度が80〜250 ℃好ましく
は90〜220 ℃に加熱されて、真空状態にある成形空間３
に、温度が 140〜300 ℃に均一に混練した合成樹脂材を
注入口４から圧入して、注射筒Ａを射出成形する。 第３工程（図６参照） 射出成形後に、回転軸５の逆回転によりカム機構14を経
て、スライドコア13をそのバイパス溝部成形突部13a が
ガイド部12口位置に復帰させる。 第４工程 成形雄型２を引上げた後、この成形雄型２からバイパス
溝部A1を備えた注射筒Ａを離型して得る。（図７のＡお
よびＢ参照）
前記の図１から図３における射出成形装置を用いた実施
例を説明する。 第１工程（図５参照） 回転軸５の正回転によりカム機構14を経て、スライドコ
ア13を成形空間３に向けて、そのバイパス溝部成形突部
13a がガイド部12口から所定突出した状態に移動させ
る。 第２工程 湯通路10に湯を流しつつ、型温度が80〜250 ℃好ましく
は90〜220 ℃に加熱されて、真空状態にある成形空間３
に、温度が 140〜300 ℃に均一に混練した合成樹脂材を
注入口４から圧入して、注射筒Ａを射出成形する。 第３工程（図６参照） 射出成形後に、回転軸５の逆回転によりカム機構14を経
て、スライドコア13をそのバイパス溝部成形突部13a が
ガイド部12口位置に復帰させる。 第４工程 成形雄型２を引上げた後、この成形雄型２からバイパス
溝部A1を備えた注射筒Ａを離型して得る。（図７のＡお
よびＢ参照）
【００１５】
Ａ．請求項１により、成形雄型内における同心状の回転
軸を所要角度回転させることによって、この回転軸とカ
ム機構を経て一体連動状のスライドコアを、成形雄型の
ガイド部に沿い成形雌型との間の成形空間内に向けて前
記バイパス溝部深さ相当を突出させ、成形空間に合成樹
脂材を圧入して射出成形した後、回転軸を復動させてス
ライドコアを復帰させ、引き出した成形雄型から注射筒
を離型して、バイパス溝部を備えた注射筒を簡単且つ容
易に製造することができる。
軸を所要角度回転させることによって、この回転軸とカ
ム機構を経て一体連動状のスライドコアを、成形雄型の
ガイド部に沿い成形雌型との間の成形空間内に向けて前
記バイパス溝部深さ相当を突出させ、成形空間に合成樹
脂材を圧入して射出成形した後、回転軸を復動させてス
ライドコアを復帰させ、引き出した成形雄型から注射筒
を離型して、バイパス溝部を備えた注射筒を簡単且つ容
易に製造することができる。
【００１６】Ｂ．同項により、回転軸とスライドコアは
カム機構を経て一体連動状にして、この回転軸の回転に
よりスライドコアを成形空間に確実に進退させて射出成
形するようにしてあるため、簡単で故障なく確実に作動
するスライドコアの作動機構によって、バイパス溝部を
有する注射筒を容易に製造することができる。
カム機構を経て一体連動状にして、この回転軸の回転に
よりスライドコアを成形空間に確実に進退させて射出成
形するようにしてあるため、簡単で故障なく確実に作動
するスライドコアの作動機構によって、バイパス溝部を
有する注射筒を容易に製造することができる。
【図１】 本発明の注射筒の製造方法を実施するために
用いた射出成形装置の概略を示している正面図で一部断
面している。
用いた射出成形装置の概略を示している正面図で一部断
面している。
【図２】 同装置の要部の部分拡大縦断面図。
【図３】 図３の(3)-(3) 横断面図。
【図４】 成形金型の他の実施例を例示した横断面図。
【図５】 本発明の注射筒の製造方法における第１工程
を示す部分拡大横断面図。
を示す部分拡大横断面図。
【図６】 同第３工程を示す部分拡大横断面図。
【図７】 射出成形した合成樹脂製注射筒を示し、
（Ａ）は縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）の(B)-(B) 拡大横断
面図。
（Ａ）は縦断面図、（Ｂ）は（Ａ）の(B)-(B) 拡大横断
面図。
Ａ 注射筒 A1 注射筒のバイ
パス溝部 １ 成形雌型 1a 成形雌型の凹
部 ２ 成形雄型 ３ 成形空間 ４ 合成樹脂材注入口 ５ 回転軸 5a,5b 回転軸のカム溝 5c,5d 回転軸の
誘導溝部 ６ 回転軸の歯車部 ７ ラックギヤ ８ 駆動源 ９ 湯注入口 10 湯通路 11 湯排出口 12 成形雄型のガイド部 13 スライドコア 13a スライドコアのバイパス溝部成形突部 13b,13c スライドコアの凸部 14 カム機構
パス溝部 １ 成形雌型 1a 成形雌型の凹
部 ２ 成形雄型 ３ 成形空間 ４ 合成樹脂材注入口 ５ 回転軸 5a,5b 回転軸のカム溝 5c,5d 回転軸の
誘導溝部 ６ 回転軸の歯車部 ７ ラックギヤ ８ 駆動源 ９ 湯注入口 10 湯通路 11 湯排出口 12 成形雄型のガイド部 13 スライドコア 13a スライドコアのバイパス溝部成形突部 13b,13c スライドコアの凸部 14 カム機構
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−87562（ＪＰ，Ａ) 特開 昭51−67373（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−136216（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−203617（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−44816（ＪＰ，Ａ) 特公 昭59−14333（ＪＰ，Ｂ１) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B29C 33/00 - 33/76 A61M 5/00 - 5/52 B29C 45/00 - 45/84
Claims (1)
- 【請求項１】 円筒形で、先端が細く突出して、筒内側
面の一部にバイパス溝部を有する合成樹脂製注射筒の製
造方法において、成形雄型内における同心状の回転軸を
所要角度回転させることにより、この回転軸とカム機構
を経て一体連動状のスライドコアを、前記成形雄型のガ
イド部に沿い成形雌型との間の成形空間内に向けて前記
バイパス溝部深さ相当を突出させ、成形空間に合成樹脂
材を圧入して射出成形した後、回転軸を復動させてスラ
イドコアを復帰させ、引き出した成形雄型から、前記ス
ライドコアで成形されたバイパス溝部を備えた注射筒を
離型するようにしたことを特徴とする注射筒の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27523794A JP3330243B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 注射筒の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27523794A JP3330243B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 注射筒の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08132444A JPH08132444A (ja) | 1996-05-28 |
| JP3330243B2 true JP3330243B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=17552613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27523794A Expired - Lifetime JP3330243B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 注射筒の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3330243B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4909994B2 (ja) * | 2006-09-11 | 2012-04-04 | 株式会社大協精工 | シリンジ成形金型 |
| CN101961895B (zh) * | 2010-09-30 | 2013-01-23 | 凡嘉科技（无锡）有限公司 | 一种斜滑块结构 |
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1994
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