JP3329724B2 - 床づか及び該床づかを用いて大引きを地盤に固定する方法 - Google Patents

床づか及び該床づかを用いて大引きを地盤に固定する方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床下の大引きと地
盤との間に設けて床を支える床づか及び該床づかを用い
て大引きを地盤に固定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】床下の大引きと地盤との間には、床を支
えるために床づかが設けられている。従来は、地盤上に
設けたつか石又はコンクリートブロックと大引きとの間
に適宜の一定の長さに切断した木材を床づかとして用
い、かすがい等で固定してずれないようにし、さらに床
づか相互を根がらみで連結する方法が広く行われてい
た。しかし近年住宅建設が盛んになるに伴って、施工が
容易で、且つ製造も容易な床づかが使用されるようにな
ってきている。
【0003】そのようなものとして支持杆の両端部に右
ネジ棒、左ネジ棒をそれぞれ螺着してなるターンバック
ル構造の床づか(A)(実開平6−18531号公報
等)や、受座を設けたネジ棒が、該ネジ棒支持部材によ
って筒体の上端に支持されているとともに、キャップ部
材と筒体とで囲まれた空隙部内で上記支持部材が回転す
るようにした床づか(B)(実用新案登録第25547
70号公報)が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの床づかは、い
ずれも可動構造を有するため高さを任意に設定できるも
のであり、床づかの取付け後も高さの調節が可能である
という利点を有する。しかしながら、上記の従来の床づ
かを用いて施工する場合、高さ調節の際にいくつものナ
ットを、締めたり緩めたりの操作が必要であり、床づか
の数が多くなると非常に煩雑になるという欠点がある。
また床づか施工後に高さを調節する際には、狭い床下で
ネジ棒をナット等で締めたり、緩めたりする作業は、両
方が金属であるため、螺合可能とするためには多少ゆる
めでなくてはならず、その結果ネジ棒に自然にゆるみが
生じてしまう。この問題を防止するため、ダブルナット
ロック構造とすることが不可欠となり、操作の煩雑さは
避けられなかった。
【0005】また上記の方法においては高さの微調節を
行おうとすると、多くのナットを締めたり緩めたりの操
作が必要となり、手間と時間が掛かってしまう。そのた
め従来の床づかは、実質的には高さの微調節を行うこと
は不可能であった。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、短時間で上下の調節ができて、高さの微調節も容易
に行え、全ての作業が容易に迅速に行える、床づか及び
大引きを地盤に固定する方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の床づかは、
(1)ネジと大引き受け台とからなる大引き支持部材と
ネジと接地台とからなる接地部材との間にあってターン
バックル構造を有し、ネジを用い間隔を調節する高さ調
節部材とから構成される床づかにおいて、上記高さ調節
部材が大引き支持部材側の上部片と接地部材側の下部片
とが組み合わされて構成され、且つ、ネジに多条ネジを
用いることを特徴とする床づか、(2)高さ調節部材の
ネジを回動させるための突出片が設けられている上記
(1)記載の床づか、(3)上記(1)〜(2)のいず
れかに記載の床づかを用いる方法であり、下記工程を有
することを特徴とする大引きを地盤に固定する方法、
(a)高さをほぼ目標の高さに合わせた床づかを地盤上
の所定の位置に並べ、該床づかの接地部材を地盤に固定
する工程、(b)床づかの大引き支持部材の上に大引き
を載せ、該大引き支持部材を該大引きに固定する工程、
(c)床づかの高さ調節部材を回転させて床づかの高さ
を調節する工程、を要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づき詳
細に説明する。図1は本発明の床づかの構成の1例を示
すもので、二条ネジを用いたターンバックル構造を有す
る例を示す。図1に示す床づかは、二条ネジの雄ネジ2
を有する大引き支持部材Aと、二条ネジの雄ネジ4を有
する接地部材Cと、上記大引き支持部材A及び接地部材
Cの二条ネジの雄ネジ2、4が、各々螺挿できるように
雌ネジ部10、11を上下両端部に有する高さ調節部材
Bとからなっている。
【0009】大引き支持部材Aは、雄ネジ2の端部が方
形状の大引き受け台1に接合され、該大引き受け台1の
対向する両端に上方へ立設された支持板5、6とから構
成されている。大引き受け台1と雄ネジ2の固定は、床
づかの高さを調節し、高さを一定に保持する働きを有す
るから、外れたりせずしっかりと固定されている必要が
ある。両者の固定は、金属の場合には、ネジ留め、かし
め及び溶接等があるが、かしめ及び溶接により一体化す
るのが好ましい。
【0010】また、上記支持板5、6には各々に、大引
き受け台を大引きに固定するための爪体7が設けられて
いる。該爪体7は、一端が凸状となるように他端がヒン
ジ部となるように切り離さずに設けられている。また、
支持板5、6には、大引き受け台1を大引きに固定する
際に釘、ネジ等で打つための孔が設けられていてもよ
い。大引き受け台1の支持板5、6の幅は、大引きの幅
に応じて規定の幅に形成される。大引き受け台1は、平
板に釘螺用の貫通孔、爪体7を打抜き、爪片の曲げ、支
持板5、6の折り曲げ加工等を行って得られる。大引き
受け台1の下面に雄ネジ2の端部を溶接等で接合して、
大引き支持部材Aが形成される。
【0011】接地部材Cは、雄ネジ4の一端が、平板円
盤状の接地台3の中心に接合一体化されて形成されてい
る。また接地台3は、地盤接地面が平らに形成されてい
る。中心から同じ距離に、対向する2か所に接地台3を
貫通するダルマ状ビス孔8とエンボス孔9が設けられて
いる。接地台3と雄ネジ4の接合一体化は、かしめ、溶
接等の方法により接合する。
【0012】高さ調節部材Bは、両端が先細形状の円筒
状体からなり、両端から内部に、各々、大引き支持部材
Aの雄ネジ2及び接地部材Cの雄ネジ4が螺合する雌ネ
ジ部10、11が設けられ、中程部に、高さ調節部材B
を手で回転させるための、水平方向外方に突出した一対
のハンドル14が設けられている。
【0013】上記これらの3部材を螺着して組み立てら
れた床づかを図2に示す。大引き支持部材Aと接地部材
Cの二条ネジの雄ネジ2、4は、その軸が一直線上に配
されるように位置されている。このように配置すること
により、図2に示す床づかは高さ調節部材Bを雄ネジ
2、4を中心軸として回転させることにより、床づかの
大引き支持部材Aと接地部材Cとの間隙が伸縮して高さ
の調節を行うことができる。そのために大引き支持部材
Aと接地部材Cの雄ネジ2、4は、一方が右ネジである
と他方は左ネジとなり、必ずどちらかが右ネジであれば
他方は左ネジであることが必要である。
【0014】本発明高さ調節部材Bで用いる多条ネジと
は、一条ネジを除く二条ネジ、三条ネジ、四条ネジ等の
二条ネジ以上の多条ネジを指す。多条ネジを床づかに用
いる場合には、高さ調節部材Bのネジ部の数に応じて使
用する。高さ調節部材Bが上記例のようにターンバック
ル構造を有する場合には、両端に2個のネジ2、4が設
けられているが、該2個のネジは必ずしも同一条数でな
くとも良く、一方が多条ネジで他方が一条ネジであって
もよい。
【0015】また一方のネジに多条ネジを用い、他方の
ネジは一条ネジのボルトとナットの組合せ等による高さ
調節機能を有するものにも適用することができる。通常
は1又は2個の多条ネジを用いるが、3個の多条ネジを
用いて高さの調節を行うこともできる。
【0016】多条ネジの条数が多い程、高さ調節部材B
の回転量に対する上下の移動量をさらに大きくすること
ができる。更に、多条ネジにすることにより、施工後の
緩みがより少なくなり、高さ調節部材Bとその上下の大
引き支持部材Aと接地部材Cとを、より強固に連結でき
る。
【0017】ここで用いる多条ネジの雄ネジ2、4は、
加工及び強度等から金属製のものが通常用いられる。金
属としては、鉄、ステンレス、銅、アルミ等が挙げられ
るが、強度等より鉄、ステンレスが好ましく、特に高さ
調節部材Bをプラスチックの成形加工物から形成した場
合、施工時の高さの調整が容易であり、且つ緩みが少な
くなる利点がある。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】本発明の高さ調節部材Bの材質としては、
プラスチック製及び金属製のものが用いられる。金属と
しては、鉄製、銅製、アルミ製、ステンレス製及びそれ
らの鋳造物が挙げられる。材質としては、金属製よりプ
ラスチック製の方がより軽量で、且つ取り扱いが容易で
あり、より好ましい。
【0023】高さ調節部材Bの構造には該部材を上下2
体にして成形し、2体が嵌合するようにした2体型が、
輸送時及び施工時の取り扱いを考慮すると、高さ調節部
材Bの内部が中空で、且つ該高さ調節部材Bが大引き支
持部材Aの雄ネジ2と接地部材Cの雄ネジ4と各々螺挿
可能な2体に分割し、互いに嵌合可能な構造を有する
とで、軽量で好ましい。
【0024】高さ調節部材Bを2体に分けて成形する場
合には、図3(高さ調節部材の縦断面図)に示すよう
に、高さ調節部材Bの内部には中空部15を設けて空洞
構造に成るように加工するのが、突出片としてハンドル
14を取りつけるために穴をあけたりする、後の加工の
し易さを考慮すると好ましい。また材料費も低減でき、
軽量化に寄与できる。
【0025】高さ調節部材Bを2体に分割可能に構成し
たものをインサート成形を用いて得る場合は、図4に示
すように相互に嵌合可能に構成された高さ調節部材上部
片12と高さ調節部材下部片13の各々をそれぞれ、大
引き支持部材A及び接地部材Cの各雄ネジ2、4を用い
てインサート成形を行い、各々から雄ネジ2、4を螺脱
して、雌ネジ10a,11aを設けた後、高さ調節部材
上部片12と同下部片13を図3のように嵌合一体化す
ることにより高さ調節部材Bが得られる。
【0026】高さ調節部材Bには、床づかの高さを調節
するための手掛かりとなる図1に示すハンドル等の突出
片14を設けるのが好ましい。突出片14の形状は特に
限定されず、手又は手指で握れる程度の突起であれば良
い。例えば三角柱状、四角柱状、六角柱状、三角錘状、
四角錘状、五角錘状、半球状、半楕円球状等の各形状に
突出しているものでも良い。このような形状の突出片1
4を設けるには、高さ調節部材Bの成形加工の際に同時
に設けるのが好ましい。
【0027】突出片14は、図1に示すように棒状に突
出したハンドル状のものが、握り易く力も入れやすいの
で好ましく、その形状としては丸棒状、三角〜六角棒状
等の角棒状が挙げられる。ハンドル14は高さ調節部材
B又は該高さ調節部材Bの成形加工の際に同時に設ける
こともできるが、別に形成した棒状のハンドル14を高
さ調節部材Bのほぼ中央部に設けた貫通孔17に挿通し
て設けることもできる。ハンドルには、通常金属製のも
のが用いられ、金属としては鉄、アルミ、ステンレス、
銅等が挙げられ、鉄、ステンレスが好ましい。また丸棒
状又は角棒状に成形したプラスチック製のハンドルも用
いることができる。
【0028】高さ調節部材Bを得る方法としては、雌ネ
ジのない高さ調節部材Bを成形後、該高さ調節部材Bの
上下に、そこに螺着する大引き支持部材Aの雄ネジ2及
び接地部材Bの雄ネジ4に合わせて、雌ネジ12a、1
3aを切る方法を採用できる。雌ネジを切る場合には、
螺着後緩まないように雄ネジと嵌合的に螺着可能な形状
にする。
【0029】また、高さ調節部材Bを得る方法として
は、プラスチック原料と大引き支持部材A及び接地部材
Cの雄ネジ2、4を用いてインサート成形を行った後、
大引き支持部材A及び接地部材Cの両雄ネジをプラスチ
ックから螺脱する方法が、本発明においては望ましい。
このようにすれば、一つのセットを構成する大引き支持
部材A、高さ調節部材B、接地部材Cが完全に嵌合的に
螺着可能となる。そして製造も容易である。
【0030】高さ調節部材Bの成形は、該高さ調節部材
Bを突出片やハンドルを含んで一体としても成形出来る
が、高さ調節部材Bを上下2体に分けて成形する方が、
加工し易く、また経済的にも好ましい。特にインサート
成形を用いる場合に有利である。そのため高さ調節部材
Bは分割可能となっているものが好ましい。
【0031】高さ調節部材Bを回転させるための手がか
り用のハンドル14を高さ調節部材Bに取りつける場合
には、図3、4に示すように高さ調節部材Bの適当な位
置、通常ほぼ中央部に左右に貫通し、かつ高さ調節部材
上部片12、高さ調節部材下部片13の嵌合可能な高さ
調節部材分割部16において両部片12、13を貫通す
るように貫通孔17をあけてハンドル14を取りつけ
る。ハンドル14は高さ調節部材上部片12と同下部片
13との嵌合状態が外れないようにする掛止作用もす
る。ハンドル取付け用の孔あけは高さ調節部材Bの上部
片12と下部片13を嵌合する前であっても、嵌合後で
あっても構わない。
【0032】高さ調節部材Bの成形に用いるプラスチッ
ク原料には、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂が用いられる
が、熱可塑性樹脂の場合には、硬質性の樹脂が好まし
く、硬質塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン、ABS樹
脂、ポリアミド樹脂等が挙げられ、また熱硬化性樹脂と
しては、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン
等が挙げられる。
【0033】大引き支持部材Aと接地部材Cの材質は、
いずれも通常金属製のものが用いられ、鉄製、銅製、ア
ルミ製、ステンレス製及びそれらの鋳造物等が挙げられ
る。またプラスチック製のものも使用できる。
【0034】接地部材は、接地台3を介してつか石や
コンクリート土間に接し、該接地台3を釘やビス等を用
いて、つか石やコンクリート土間に固定することができ
る。釘やビスには、逆目くぎ、スクリューくぎ、コンク
リート用ドライブピン等の釘や自せん式アンカー、ウエ
ジット等のビスが用いられる。
【0035】本発明の床づかは、これを用いて床づか工
事を施工するに当たって、予め予定の高さに床づかの高
さを調節しておき、接地部材Cをつか石又はコンクリー
トブロックに、大引き支持部材Aを大引きに当て、各々
を釘、ネジ或いはボルトとナット等を用いて固定した
後、高さ調節部材Bを左右に回転させて高さの微調整を
行って、高さを固定することで本発明の目的が達成され
る。
【0036】また接地部材Cの接地台3には、図1、図
2、図5に示すように、数個のダルマ状ビス孔8及びコ
ンクリート釘により止めるためのエンボス孔9を設け
て、ビスや釘で止めることにより接地台3を土台に強固
に固定することができる。ここでダルマ状ビス孔8と
は、径の異なる二つの孔が連結した形に開けられた孔
で、ダルマの形に開けられた孔を言う。ダルマ状ビス孔
の大きい方の径は6〜14mm、小さい方の径は4〜6
mmであり、大きい方の径が10mm、小さい方の径が
5mmのものが好ましい。
【0037】ダルマ状ビス孔8のビスによる止め方は、
ダルマ状ビス孔8の大きい方の孔に、ドリルで下穴をあ
け、次いでその穴にアースプラグ、Uプラグ等の商品名
で販売されているプラグを当てがい、そこにフランジ付
丸頭タッピングスクリュービス等のビスを打ち込み、ま
たはネジ込みすることにより固定する。ここに挙げたプ
ラグは、該プラグの内側が鋸歯状になっていて該プラグ
を鞘としてその内側に取付け用のビス等をネジ込んだ場
合に、ビスを良く銜え込んでビスを逃さず強固に取り付
けることができるのである。その際にビスを最後迄打ち
込まずにビスの頭が接地台3の上面の上に出ていて、ビ
スの頭と接地台3の上面との間に隙間がある状態で、接
地台3をダルマ状ビス孔8の小さい方の孔の方向に廻し
て、ビスで止めている位置をダルマ状のビス止め用の小
さい方の孔に移動させる。そしてビスが動かなくなるま
でネジ込んで固定する。さらに強固に固定するために、
エンボス穴にコンクリート釘を打って止める。このよう
にすることにより接地部材Cはコンクリート土間にしっ
かりと止着され、抜けることもなく強固に固定される。
【0038】以上のようにして得られた本発明の床づか
を用いて大引きを地盤に固定する方法を図6を用いて説
明する。床づかは予め設定する高さ又はそれより少し低
い高さに調節しておき、未だ大引き19が配設されてい
ない場所において、その場所のつか石又はコンクリート
ブロック等の地盤18の所定の位置に接地台3を当てが
い、次いで大引き受け台1に大引き19を載せ、接地台
3と大引き受け台1の各々を釘螺20で止めて固定す
る。その場合に上述したダルマ状ビス孔8にはプラグと
ビスとを、エンボス孔9にはコンクリート釘を、各々用
いて固定することにより、強固に接地台3を土間に取り
つけることができる。接地台3を地盤に固定した後、床
づか全体の高さをハンドル14を左右に回転させて調整
し、設定した高さに合わせる。これによって大引き19
を所定の高さに設定する。床づかの取付けにおいて、大
引き19と大引き受け台1との固定は地盤18と接地部
材3との取付け前であっても、取付け後であってもよ
い。
【0039】本発明のネジに多条ネジを用いる床づか
は、ターンバックル方式にすることで高さの調節を短時
間で行うことができ、作業性を向上させることができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の床づか
は、ネジに多条ネジを採用したことにより、高さ調節部
材を回転させて行う上下の移動の幅が従来のネジに比較
して2倍以上となるために、短時間に上下の調節を行う
ことができ、施工が容易に、迅速に行うことができ、従
って作業に要する時間が短縮できるという効果が得られ
る。
【0041】さらに本発明の床づかは、高さ調節部材を
螺着するネジを多条ネジにしたことによって、長期間緩
みが起こらず、従って大引きと床づか、またはコンクリ
ートブロックと床づかの間に間隙が生じることによる床
の浮きや床鳴り等の問題も起こり難いという長所を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床づかの一例を示す分解斜視図であ
る。
【図2】本発明の床づかの一例を示す組立斜視図であ
る。
【図3】 本発明の床づかの高さ調節部材の一例を示す側
面図である。
【図4】 図3に示す本発明の床づかの高さ調節部材の分
解縦断面図である。
【図5】 本発明の床づかの一例を示す底面図である。
【図6】 本発明の床づかの実施例を示す取付け状態の側
面略図である。
【符号の説明】
A 大引き支持部材 B 高さ調節部材 C 接地部材 1 大引き受け台 2,4 ネジ(雄ネジ) 3 接地台 8 ダルマ状ビス孔 9 エンボス孔 10,11 雌ネジ部 10a,11a 雌ネジ 12 高さ調節部材上部片 13 高さ調節部材下部片 14 突出片(ハンドル) 18 地盤 19 大引き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−86232(JP,U) 実開 昭53−82522(JP,U) 実開 昭57−150107(JP,U) 実開 平1−84207(JP,U) 実開 平5−54208(JP,U) 実開 平3−62944(JP,U) 特許庁,特許から見た機械要素便覧 (固着),日本,発明協会,1980年9月 25日,74−78 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04F 15/00 E04F 15/024

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネジと大引き受け台とからなる大引き支
    持部材とネジと接地台とからなる接地部材との間にあっ
    ターンバックル構造を有し、ネジを用い間隔を調節す
    る高さ調節部材とから構成される床づかにおいて、上記
    高さ調節部材が大引き支持部材側の上部片と接地部材側
    の下部片とが組み合わされて構成され、且つ、ネジに多
    条ネジを用いることを特徴とする床づか。
  2. 【請求項2】 高さ調節部材のネジを回動させるための
    突出片が設けられている請求項1記載の床づか。
  3. 【請求項3】 請求項1〜のいずれかに記載の床づか
    を用いる方法であり、下記工程を有することを特徴とす
    る大引きを地盤に固定する方法、(a)高さをほぼ目標
    の高さに合わせた床づかを地盤上の所定の位置に並べ、
    該床づかの接地部材を地盤に固定する工程、(b)床づ
    かの大引き支持部材の上に大引きを載せ、該大引き支持
    部材を該大引きに固定する工程、(c)床づかの高さ調
    節部材を回転させて床づかの高さを調節する工程。
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