JP3329459B2 - 減圧作用による皮膚面などに物体を固定する装置 - Google Patents
減圧作用による皮膚面などに物体を固定する装置Info
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- A61B2562/0217—Electrolyte containing
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は皮膚の表面などに物体を減圧作用によって取
り付ける装置に関するものであり、特に心電図の測定及
び他の生物物理学的検査及び治療に用いられる吸引電極
形状の装置に関する。
り付ける装置に関するものであり、特に心電図の測定及
び他の生物物理学的検査及び治療に用いられる吸引電極
形状の装置に関する。
ここで言う減圧取付装置とは皮膚面によって部分的に
制限された減圧室または減圧カップの負圧作用下で皮膚
面に保持されるように設けられた装置である。さらに詳
述すると負圧は装置に連結された吸引ポンプのような減
圧源によって減圧室に加えられる。
制限された減圧室または減圧カップの負圧作用下で皮膚
面に保持されるように設けられた装置である。さらに詳
述すると負圧は装置に連結された吸引ポンプのような減
圧源によって減圧室に加えられる。
この種の装置は例えば心電図測定及び他の生物物理学
的検査に用いられる吸引電極装置に実施されており、こ
の場合吸引電極装置が保持される面は患者等の皮膚であ
る。その際、必要なことは電極装置の一部を形成する電
極が良好に皮膚面に電気的接触状態で保持されるという
ことである。
的検査に用いられる吸引電極装置に実施されており、こ
の場合吸引電極装置が保持される面は患者等の皮膚であ
る。その際、必要なことは電極装置の一部を形成する電
極が良好に皮膚面に電気的接触状態で保持されるという
ことである。
種々の吸引電極装置が公知であり、例えばヨーロッパ
特許第0143761号、米国特許第428243号、独国特許第254
8805号、オーストリア特許第248608号及びスイス特許第
301242号などに開示されている。
特許第0143761号、米国特許第428243号、独国特許第254
8805号、オーストリア特許第248608号及びスイス特許第
301242号などに開示されている。
衛生上及び他の理由により皮膚と接触させて装置を使
用する際、汗及び皮膚からの他の分泌物によってまたは
電極と皮膚の電気的接触を良好にするのに使用される媒
体（電解質ゲル）によって汚れる電極装置の部品を容易
に交換するということが望まれている。
用する際、汗及び皮膚からの他の分泌物によってまたは
電極と皮膚の電気的接触を良好にするのに使用される媒
体（電解質ゲル）によって汚れる電極装置の部品を容易
に交換するということが望まれている。
これは負圧及び毛管現象によって装置が減圧源及び電
極を測定装置に接続する導線に接続される領域に汚物が
非常に入り込みやすいためである。またこの汚物は微生
物を発生させやすい。
極を測定装置に接続する導線に接続される領域に汚物が
非常に入り込みやすいためである。またこの汚物は微生
物を発生させやすい。
実際には、減圧作用によって装着されるよう設けられ
た電極装置は比較的高価であるので各検査後に電極装置
全体を交換することは実用的ではない。このことは特に
減圧ポートと減圧室間にバルブを有する電極装置の場合
に言える。このバルブは電極装置が皮膚に取り付けられ
ていない際、減圧室を減圧ポートから非接続状態にする
役割を果たしている。
た電極装置は比較的高価であるので各検査後に電極装置
全体を交換することは実用的ではない。このことは特に
減圧ポートと減圧室間にバルブを有する電極装置の場合
に言える。このバルブは電極装置が皮膚に取り付けられ
ていない際、減圧室を減圧ポートから非接続状態にする
役割を果たしている。
従って実際にはまず最初に部品交換は低コストで供給
され最も汚染されやすい部品、即ち皮膚に直接接触し使
用時に汚染されることが避けられない部品に制限しなけ
ればならない。当然のことながらこれらの部品は電極及
び密閉スカートまたは負圧を受ける皮膚の領域を定める
部品を含む。
され最も汚染されやすい部品、即ち皮膚に直接接触し使
用時に汚染されることが避けられない部品に制限しなけ
ればならない。当然のことながらこれらの部品は電極及
び密閉スカートまたは負圧を受ける皮膚の領域を定める
部品を含む。
従って電極装置は各使用後に交換されない部品に汚物
が殆ど到達しないような構造でなければならず、これに
より各使用後に交換されないこれらの部品の交換または
洗浄の必要が生じるまで幾度も使用することができる。
が殆ど到達しないような構造でなければならず、これに
より各使用後に交換されないこれらの部品の交換または
洗浄の必要が生じるまで幾度も使用することができる。
本発明は減圧電極装置を提供することを目的とし、こ
の装置は上述の要件を満たし構造が簡単で取扱いが容易
である。
の装置は上述の要件を満たし構造が簡単で取扱いが容易
である。
上述及び他の要件は特許請求の範囲に従って製せられ
る装置によって達成される。
る装置によって達成される。
本発明はまた減圧電極装置の使い捨て部品として使用
する電極ユニット、特に１つまたはそれ以上の特許請求
の範囲に記載されている減圧電極装置に関する。
する電極ユニット、特に１つまたはそれ以上の特許請求
の範囲に記載されている減圧電極装置に関する。
以下に本発明を特に図面で例示した減圧電極装置の実
施例に基づいて詳述する。
施例に基づいて詳述する。
第１図は減圧導管及びそれに連結された信号を伝える
ための導線を有する第一の実施態様の電極装置の断面
図。
ための導線を有する第一の実施態様の電極装置の断面
図。
第２図は第１図のII−II線に沿った断面図。
第３図は減圧電極装置の使い捨て部品として使用する
本発明の電極ユニットの断面図。
本発明の電極ユニットの断面図。
第４図は第３図に示した電極ユニットを積み重ねたも
のの断面図。
のの断面図。
第５及び６図は第３図の電極ユニットの変形例を示
す。
す。
第７図は第１図に対応したものであり且つ電極装置の
他の変形例を示す。
他の変形例を示す。
第８図は第７図の電極装置を過剰大気圧の作用下で分
離した状態を示す。
離した状態を示す。
第９図は第７図の電極を「警告」状態に示す。
図に示すように、減圧電極装置は一般に符号（11）で
示すホルダーからなり、このホルダーは数回使用される
ように且つ減圧導管（13）及び電気信号用導線を含む装
置（12）に連結されるように設けられた電極ホルダーを
構成する。減圧電極装置はまた使い捨て部品として使用
され保持されるものとして電極ホルダーに連結されるよ
うに設けられた電極ユニット（15）からなる。
示すホルダーからなり、このホルダーは数回使用される
ように且つ減圧導管（13）及び電気信号用導線を含む装
置（12）に連結されるように設けられた電極ホルダーを
構成する。減圧電極装置はまた使い捨て部品として使用
され保持されるものとして電極ホルダーに連結されるよ
うに設けられた電極ユニット（15）からなる。
電極ホルダー（11）はシリコンポリマー材のような弾
性材からなり底部が開口し僅かに頂部が半球状に隆起し
た壁部（21）を有するケーシングまたはキャップ（20）
の形状の閉鎖部からなる。一般的に円筒状のキャップの
側壁（22）には導管と導線装置の連結用入り口が設けら
れている。
性材からなり底部が開口し僅かに頂部が半球状に隆起し
た壁部（21）を有するケーシングまたはキャップ（20）
の形状の閉鎖部からなる。一般的に円筒状のキャップの
側壁（22）には導管と導線装置の連結用入り口が設けら
れている。
キャップの頂部壁（21）の下側には中央に位置し下方
に向いた短いステム部（23）が設けられ、このステム部
はその自由端部に頭部（24）が設けられている。
に向いた短いステム部（23）が設けられ、このステム部
はその自由端部に頭部（24）が設けられている。
さらに電極ホルダー（11）はキャップ（20）内に受け
られるハウジング（25）からなり側壁（26）及び底壁
（27）を含むハウジング（25）は上側部で開口しており
且つ底壁部（27）に中央開口部（28）が設けられてい
る。ハウジングの側壁（26）は概ね円筒状であるが完全
な円形ではなく、導管と導線装置（12）の連結のために
入り口に隙間が設けられている。ハウジング（25）の側
壁（26）の上縁部に隣接してハウジングの開口した上側
部を閉鎖するカバープレート（30）用の肩部が設けられ
ている。カバープレート（30）はバルブシートを形成す
る中央開口部（31）を有しこのバルブシート内に前記キ
ャップ（20）のステム部（23）が挿入される。カバープ
レート（30）下面には前記中央開口部を円状に囲む下方
に向かって突出した環状首部（32）が設けられている。
られるハウジング（25）からなり側壁（26）及び底壁
（27）を含むハウジング（25）は上側部で開口しており
且つ底壁部（27）に中央開口部（28）が設けられてい
る。ハウジングの側壁（26）は概ね円筒状であるが完全
な円形ではなく、導管と導線装置（12）の連結のために
入り口に隙間が設けられている。ハウジング（25）の側
壁（26）の上縁部に隣接してハウジングの開口した上側
部を閉鎖するカバープレート（30）用の肩部が設けられ
ている。カバープレート（30）はバルブシートを形成す
る中央開口部（31）を有しこのバルブシート内に前記キ
ャップ（20）のステム部（23）が挿入される。カバープ
レート（30）下面には前記中央開口部を円状に囲む下方
に向かって突出した環状首部（32）が設けられている。
電極ホルダー（11）はまたハウジング（25）内に挿入
されシリコンポリマー材のような弾性の導体からなる接
続ブロック（35）を含む。接続ブロック（35）はハウジ
ングの底壁（27）とカバープレート（30）の間に取り付
けられる。
されシリコンポリマー材のような弾性の導体からなる接
続ブロック（35）を含む。接続ブロック（35）はハウジ
ングの底壁（27）とカバープレート（30）の間に取り付
けられる。
接続ブロック（35）と電極接触部（36）はハウジング
の底壁（27）の中央開口部（28）を介して下方に突出し
ており下方に開口した有底穴形状の電極ソケット（37）
が設けられている。
の底壁（27）の中央開口部（28）を介して下方に突出し
ており下方に開口した有底穴形状の電極ソケット（37）
が設けられている。
接続ブロック（35）の上面には前記電極ソケット（3
7）に対向して凹部が設けられ、この凹部内にカバープ
レート（30）の環状首部（32）は前記接続ブロックと共
に減圧室（38）を形成するために下方に突出している。
環状首部（32）は減圧室と壁部を密閉する。
7）に対向して凹部が設けられ、この凹部内にカバープ
レート（30）の環状首部（32）は前記接続ブロックと共
に減圧室（38）を形成するために下方に突出している。
環状首部（32）は減圧室と壁部を密閉する。
シャンク（39）は電極ソケット（37）と減圧室（38）
が設けられた接続ブロックの部分から横方向に延びてい
る。このシャンク（39）には減圧室（38）へと延び前記
導管と導線装置（12）の一部を形成する接続装置（42）
の減圧コネクター（41）の雄部を受ける通路（40）が設
けられている。
が設けられた接続ブロックの部分から横方向に延びてい
る。このシャンク（39）には減圧室（38）へと延び前記
導管と導線装置（12）の一部を形成する接続装置（42）
の減圧コネクター（41）の雄部を受ける通路（40）が設
けられている。
キャップの側壁（26）の入り口を介してシャンクの通
路（40）内に挿入される前記雄部（41）とこの雄部に取
り付けられる減圧導管（13）によって前記減圧室（38）
は吸引ポンプまたは他の減圧源（図示せず）に連結する
ことができる。
路（40）内に挿入される前記雄部（41）とこの雄部に取
り付けられる減圧導管（13）によって前記減圧室（38）
は吸引ポンプまたは他の減圧源（図示せず）に連結する
ことができる。
前記雄部（41）が挿入され減圧導管（13）が固定され
た接続装置（42）にはまた接触ピン（43）が設けられて
おり、この接触ピンは電気信号導線（14）と電気的に接
続される。電気信号導線（14）は接続装置（42）に固定
され前記減圧導管（13）と物理的に接続している。接続
装置から離れた方の端部に信号導線（14）には心電計の
ような測定装置（図示せず）と接続するための手段が設
けられている。
た接続装置（42）にはまた接触ピン（43）が設けられて
おり、この接触ピンは電気信号導線（14）と電気的に接
続される。電気信号導線（14）は接続装置（42）に固定
され前記減圧導管（13）と物理的に接続している。接続
装置から離れた方の端部に信号導線（14）には心電計の
ような測定装置（図示せず）と接続するための手段が設
けられている。
接続装置（42）から突出した雄部材（41）が接続ブロ
ック（35）のシャンク経路（40）内に差し込まれる際、
接触ピン（43）は同時に前記経路の側部によってシャン
ク（39）に挿入され、接続ブロック（35）と信号導線
（14）間の電気的接触を維持する。
ック（35）のシャンク経路（40）内に差し込まれる際、
接触ピン（43）は同時に前記経路の側部によってシャン
ク（39）に挿入され、接続ブロック（35）と信号導線
（14）間の電気的接触を維持する。
さらに電極ホルダー（11）はハウジング（25）内に挿
入され好ましくは空気を透過しフィルターを形成する内
方吸収体（45）からなる。この吸収体は前記凹部を満た
し、平面が一般的な馬蹄形状でハウジングの側壁（26）
と底壁（27）、カバープレート（30）及び接続ブロック
（35）によって形成される。
入され好ましくは空気を透過しフィルターを形成する内
方吸収体（45）からなる。この吸収体は前記凹部を満た
し、平面が一般的な馬蹄形状でハウジングの側壁（26）
と底壁（27）、カバープレート（30）及び接続ブロック
（35）によって形成される。
第３図に電極ホルダー（11）から取り外された状態に
示す電極ユニット（15）は３つの離隔可能な相互連結部
材、即ち （１）電極プレート（51）及びこのプレートから突出し
た接触ノブ（52）を有する電極部材（塩化銀電極）（5
0） （２）環状密閉スカート（54）と有孔端壁（55）を有す
る密閉部材（53）及び （３）前記密閉部材の端壁と前記電極部材（50）の電極
プレート（51）の間に密閉スカート（54）の内方に配さ
れた外方吸収体（56）からなる。
示す電極ユニット（15）は３つの離隔可能な相互連結部
材、即ち （１）電極プレート（51）及びこのプレートから突出し
た接触ノブ（52）を有する電極部材（塩化銀電極）（5
0） （２）環状密閉スカート（54）と有孔端壁（55）を有す
る密閉部材（53）及び （３）前記密閉部材の端壁と前記電極部材（50）の電極
プレート（51）の間に密閉スカート（54）の内方に配さ
れた外方吸収体（56）からなる。
電極部材の接触ノブ（52）は吸収体（56）の中央開口
部（57）及び密閉部材の端壁（55）の開口部（58）を介
して延び、この端壁の中央開口部に滑合し、これにより
前記３つの部材は互いに簡単に外れなくなる。これらの
３つの部材を共に保持することは前記接触ノブ（52）の
環状突起（59）によって強固になる。
部（57）及び密閉部材の端壁（55）の開口部（58）を介
して延び、この端壁の中央開口部に滑合し、これにより
前記３つの部材は互いに簡単に外れなくなる。これらの
３つの部材を共に保持することは前記接触ノブ（52）の
環状突起（59）によって強固になる。
穴またはスリット状の複数の開口部（60）は前記密閉
部材（53）の端壁に設けられ、これにより空気が外方吸
収体（56）と電極（50）の下方の密閉スカート（54）に
よって限定された空間から前記カバープレート（30）と
キャップ（20）の頂壁部（21）の間の電極ホルダー（1
1）に形成された空間（49）へと流動する。
部材（53）の端壁に設けられ、これにより空気が外方吸
収体（56）と電極（50）の下方の密閉スカート（54）に
よって限定された空間から前記カバープレート（30）と
キャップ（20）の頂壁部（21）の間の電極ホルダー（1
1）に形成された空間（49）へと流動する。
組み立てられた電極ユニット（15）は前記弾性接続ブ
ロック（35）に形成されたソケット（37）内に電極部材
（50）の接触ノブ（52）を押圧することによって前記電
極ホルダー（11）と連結される。ソケット（37）は内部
を限定するものを有し接触ノブ（52）には対応する腰部
が設けられているので互いに噛み合うように連結する。
接触ノブ（52）が挿入される際、接続ブロック（35）は
僅かにソケット（37）の部分で広がり、これにより電極
ユニット（15）は確実に保持され且つ電極部材（50）と
接続ブロック（35）間で良好な電気的接触が得られその
結果電極部材（50）と信号導線（14）間の電気的接触も
良好になる。
ロック（35）に形成されたソケット（37）内に電極部材
（50）の接触ノブ（52）を押圧することによって前記電
極ホルダー（11）と連結される。ソケット（37）は内部
を限定するものを有し接触ノブ（52）には対応する腰部
が設けられているので互いに噛み合うように連結する。
接触ノブ（52）が挿入される際、接続ブロック（35）は
僅かにソケット（37）の部分で広がり、これにより電極
ユニット（15）は確実に保持され且つ電極部材（50）と
接続ブロック（35）間で良好な電気的接触が得られその
結果電極部材（50）と信号導線（14）間の電気的接触も
良好になる。
電極ユニット（15）が電極ホルダー（11）に連結され
る際、断面がＵ字またはＶ字形状の密閉スカート（54）
の上方の自由端部は前記キャップの側壁（22）の下縁部
の密閉リップ（22A）の下側と係合する。この密閉リッ
プと密閉スカート（54）の上方端部、即ち外方に向いた
フランジ部（54A）は密閉スカートによって限定された
空間を封鎖する。
る際、断面がＵ字またはＶ字形状の密閉スカート（54）
の上方の自由端部は前記キャップの側壁（22）の下縁部
の密閉リップ（22A）の下側と係合する。この密閉リッ
プと密閉スカート（54）の上方端部、即ち外方に向いた
フランジ部（54A）は密閉スカートによって限定された
空間を封鎖する。
上述の如く電極ユニット（15）が電極ホルダー（11）
に取り付けられた後電極装置を使用して測定を行うため
に必要であれば電解ゲル等を電極プレート（51）の下側
に塗布し、電極装置は検査される患者の皮膚の適当な領
域に位置決めされ、これにより密閉スカート（54）の下
方自由端部（54B）は皮膚と係合する。
に取り付けられた後電極装置を使用して測定を行うため
に必要であれば電解ゲル等を電極プレート（51）の下側
に塗布し、電極装置は検査される患者の皮膚の適当な領
域に位置決めされ、これにより密閉スカート（54）の下
方自由端部（54B）は皮膚と係合する。
キャップ（20）の頂部壁（21）に対する僅かな圧力に
よって密閉スカート（54）は皮膚に押圧され、これによ
りその下方端部（54B）密閉スカート（54）によって限
定された空隙（66）は封鎖され且つ電極プレート（51）
の下面は皮膚と接触する。
よって密閉スカート（54）は皮膚に押圧され、これによ
りその下方端部（54B）密閉スカート（54）によって限
定された空隙（66）は封鎖され且つ電極プレート（51）
の下面は皮膚と接触する。
同時にキャップ（20）の弾性頂部壁（21）が下方に変
位することによってこの頂部壁部（21）の頭状ステム部
（23）はカバープレート（30）の中央開口部内で下方に
変位する。これにより接続ブロック（35）の減圧室（3
8）とカバープレート（30）とキャップの頂部壁（21）
間の間隙（49）との間で自由空気通路が開口される。減
圧室（38）内の負圧はその後キャップの頂部壁（21）の
下側を介して作用し、これによりこの頂部壁は下方に変
位したままでカバープレート中央開口部（31）によって
減圧室（38）と間隙（49）間に形成された前記空気通路
は開口したままである。ステム部（23）の頭部（24）の
下面は減圧室（38）の底壁と係合し、これにより負圧は
常にキャップ（20）の頂部壁の下面を介して作用する。
位することによってこの頂部壁部（21）の頭状ステム部
（23）はカバープレート（30）の中央開口部内で下方に
変位する。これにより接続ブロック（35）の減圧室（3
8）とカバープレート（30）とキャップの頂部壁（21）
間の間隙（49）との間で自由空気通路が開口される。減
圧室（38）内の負圧はその後キャップの頂部壁（21）の
下側を介して作用し、これによりこの頂部壁は下方に変
位したままでカバープレート中央開口部（31）によって
減圧室（38）と間隙（49）間に形成された前記空気通路
は開口したままである。ステム部（23）の頭部（24）の
下面は減圧室（38）の底壁と係合し、これにより負圧は
常にキャップ（20）の頂部壁の下面を介して作用する。
前記空気経路が開口することによって密閉スカートに
よって限定された、即ち検査される人の皮膚及び外方吸
収体（56）と電極プレート間の間隙から空気が吸引さ
れ、その結果この間隙は負圧下にある。電極装置は従っ
て図１で一点鎖線で示すように電極プレート（51）が皮
膚に係合した状態でキャップの頂部壁（21）の上面に作
用する大気圧によって皮膚に保持される。
よって限定された、即ち検査される人の皮膚及び外方吸
収体（56）と電極プレート間の間隙から空気が吸引さ
れ、その結果この間隙は負圧下にある。電極装置は従っ
て図１で一点鎖線で示すように電極プレート（51）が皮
膚に係合した状態でキャップの頂部壁（21）の上面に作
用する大気圧によって皮膚に保持される。
電極装置が皮膚に保持されている間、減圧室（66）内
の負圧は周囲空気が密閉スカート（54）を通過して前記
減圧室に入り込んだとしても均一に維持される。汗、電
解質ゲル及び皮膚上の汚物は吸収体（56）によって吸収
される。
の負圧は周囲空気が密閉スカート（54）を通過して前記
減圧室に入り込んだとしても均一に維持される。汗、電
解質ゲル及び皮膚上の汚物は吸収体（56）によって吸収
される。
測定の終了時に電極装置は周囲空気の圧力によって頂
部壁（21）の下の間隙（49）の圧力を均等にすることに
よって皮膚から外され、このことは例えば減圧室（66）
内の負圧を取り除くあるいは実質的に減少させるために
多量の周囲空間が密閉スカート（54）下方または上方に
入り込むように電極ホルダー（11）を傾けることによっ
て行われる。
部壁（21）の下の間隙（49）の圧力を均等にすることに
よって皮膚から外され、このことは例えば減圧室（66）
内の負圧を取り除くあるいは実質的に減少させるために
多量の周囲空間が密閉スカート（54）下方または上方に
入り込むように電極ホルダー（11）を傾けることによっ
て行われる。
圧力を均等にすることによって、キャップの頂部壁
（21）はそれ自体の弾性力によって元の位置へと上方に
移動し、これによりステム部（23）の頭部（24）は開口
部（31）の周縁部と係合し、この周縁部がバルブシート
を形成する。バルブ部材として作用する頭部（24）は減
圧室（38）とカバープレート（30）とキャップの頂部壁
（21）間の間隙の間の空気通路を閉鎖する。負圧はまだ
ステム部（23）上に作用するが、負圧が作用する表面領
域は非常に小さいので前記頂壁によって発生する上昇力
が優る。
（21）はそれ自体の弾性力によって元の位置へと上方に
移動し、これによりステム部（23）の頭部（24）は開口
部（31）の周縁部と係合し、この周縁部がバルブシート
を形成する。バルブ部材として作用する頭部（24）は減
圧室（38）とカバープレート（30）とキャップの頂部壁
（21）間の間隙の間の空気通路を閉鎖する。負圧はまだ
ステム部（23）上に作用するが、負圧が作用する表面領
域は非常に小さいので前記頂壁によって発生する上昇力
が優る。
キャップ（20）及びカバープレート（30）によって形
成されるバルブ装置は勿論上記に示した以外の下記に述
べるような減圧電極装置または減圧取付装置に独立して
使用することが可能である。
成されるバルブ装置は勿論上記に示した以外の下記に述
べるような減圧電極装置または減圧取付装置に独立して
使用することが可能である。
電極装置が皮膚に取り付けられる部分に発生する汚
物、このような汚物は殆ど皮膚からでる汗及び電極プレ
ート（51）の付近に広がる電解質ゲルであり、これらは
電極ユニット（15）の外方または第一吸収体（56）によ
って完全にまたは少なくとも殆どが捕獲され、この吸収
体は１回だけまたは多くても２、３回の使用で汚物を捕
獲する。
物、このような汚物は殆ど皮膚からでる汗及び電極プレ
ート（51）の付近に広がる電解質ゲルであり、これらは
電極ユニット（15）の外方または第一吸収体（56）によ
って完全にまたは少なくとも殆どが捕獲され、この吸収
体は１回だけまたは多くても２、３回の使用で汚物を捕
獲する。
水分または他の汚物が電極ユニットを通過して移動し
た場合、これら汚物は電極ホルダーの内側の内方または
第２吸収体（45）によって捕獲される。この吸収体はバ
クテリアまたはウイルスのフィルターの役割を果たし且
つホルダー（11）全体を交換する時期を表示するものを
含むものでもよい。
た場合、これら汚物は電極ホルダーの内側の内方または
第２吸収体（45）によって捕獲される。この吸収体はバ
クテリアまたはウイルスのフィルターの役割を果たし且
つホルダー（11）全体を交換する時期を表示するものを
含むものでもよい。
従って検査される人間の皮膚からの汚物がカバープレ
ートに到達したりさらに上方に位置する減圧室（38）及
び減圧コネクターの雄部（41）に移行する危険性は殆ど
ない。減圧導管（13）と接続装置（42）を有する信号用
導線の電気接続部双方は従って汚染に対して良好に保護
される。
ートに到達したりさらに上方に位置する減圧室（38）及
び減圧コネクターの雄部（41）に移行する危険性は殆ど
ない。減圧導管（13）と接続装置（42）を有する信号用
導線の電気接続部双方は従って汚染に対して良好に保護
される。
電極部材（50）の接触ノブ（52）と接続ブロック（3
5）の電極ソケット（37）間の電気的接触部位は空気及
び現存する汚物が移行する領域から離れているので良好
に保護される。
5）の電極ソケット（37）間の電気的接触部位は空気及
び現存する汚物が移行する領域から離れているので良好
に保護される。
第３及び４図にから明らかなように、電極ユニット
（15）は互いに間隔をあけないで同様の電極ユニットと
積み重ねることができるような構造になっている。この
ようなユニットの積み重ねは第一に電極部材（50）に電
極プレート（51）の下側に開口し、接触ノブ（52）内に
延びた凹部（67）が設けられ、第２に密閉スカート（5
4）はその上端部が開口した環状の囲い形状になってい
ることにより可能になった。これにより下方に位置する
電極ユニット（15）の電極部材の接触ノブは上方に位置
する電極ユニットの電極部材内に延び且つ下方に位置す
る電極ユニットの密閉スカート（54）は上方に位置する
電極ユニットの密閉スカートの下方部分を受けることが
できる。
（15）は互いに間隔をあけないで同様の電極ユニットと
積み重ねることができるような構造になっている。この
ようなユニットの積み重ねは第一に電極部材（50）に電
極プレート（51）の下側に開口し、接触ノブ（52）内に
延びた凹部（67）が設けられ、第２に密閉スカート（5
4）はその上端部が開口した環状の囲い形状になってい
ることにより可能になった。これにより下方に位置する
電極ユニット（15）の電極部材の接触ノブは上方に位置
する電極ユニットの電極部材内に延び且つ下方に位置す
る電極ユニットの密閉スカート（54）は上方に位置する
電極ユニットの密閉スカートの下方部分を受けることが
できる。
外方または第一吸収体（56）はフィルターとして作用
するように空気を透過するものであるのが好ましい。し
かしながら、必ずしも空気透過性である必要はなく、重
要なことは可能な限り電極ユニットを介して汚物が移動
するのを防ぐために汚物を捕獲し保持することができる
ということである。
するように空気を透過するものであるのが好ましい。し
かしながら、必ずしも空気透過性である必要はなく、重
要なことは可能な限り電極ユニットを介して汚物が移動
するのを防ぐために汚物を捕獲し保持することができる
ということである。
吸収体（56）が空気透過性でない場合、密閉スカート
（54）の下内方に漏れる空気が前記吸収体を通過して流
れるような構造でなければならない。このことは空気が
前記吸収体を迂回できるような突起、溝、リブまたは他
の形状のものを密閉スカート（54）及びまたは端壁（5
5）に設けることによって容易に行われる。前記吸収体
が空気透過性であっても前記形状のものを設けてもよ
い。前記吸収体が吸収した電解質ゲル等の流体によって
この吸収体が多少なりとも目詰まりしても空気は透過す
る。
（54）の下内方に漏れる空気が前記吸収体を通過して流
れるような構造でなければならない。このことは空気が
前記吸収体を迂回できるような突起、溝、リブまたは他
の形状のものを密閉スカート（54）及びまたは端壁（5
5）に設けることによって容易に行われる。前記吸収体
が空気透過性であっても前記形状のものを設けてもよ
い。前記吸収体が吸収した電解質ゲル等の流体によって
この吸収体が多少なりとも目詰まりしても空気は透過す
る。
使い捨て電極ユニットに吸収体を一体に組み合わせる
ことは本発明の範囲内であり、その機能は上述の実施例
の吸収体（56）に関する説明、即ち一種または他の汚物
を実施例中の電極部材（50）と機能的に対応した電極部
材を有する実施例中の繰り返し使用される電極ホルダー
（11）から遠ざけることである。電極部材は必ずしも電
極機能のために必要となる電気的特性を有する必要はな
い。例えば、電極機能のために必要とされる電導性は使
用前に一体化された吸収電極部材を電解質ゲルに浸すこ
となどによってもたらされる。
ことは本発明の範囲内であり、その機能は上述の実施例
の吸収体（56）に関する説明、即ち一種または他の汚物
を実施例中の電極部材（50）と機能的に対応した電極部
材を有する実施例中の繰り返し使用される電極ホルダー
（11）から遠ざけることである。電極部材は必ずしも電
極機能のために必要となる電気的特性を有する必要はな
い。例えば、電極機能のために必要とされる電導性は使
用前に一体化された吸収電極部材を電解質ゲルに浸すこ
となどによってもたらされる。
第１図の構造の電極ユニットを使用した場合、吸収体
が効果的に作用し過ぎて電極が接触する皮膚領域から水
分も取り去ってしまい、これにより電極と皮膚との間の
接触抵抗が大きくなったりまたは変化するということが
判明した。
が効果的に作用し過ぎて電極が接触する皮膚領域から水
分も取り去ってしまい、これにより電極と皮膚との間の
接触抵抗が大きくなったりまたは変化するということが
判明した。
この問題は測定が電極または皮膚に良好な導電性を有
する電解質ゲルまたは他のクリーム状または粘性の物質
を用いずに行う場合特に生じる。このような場合、電極
の真下の皮膚が乾燥し過ぎないように、電極の下の現存
するまたは分泌される水分は取り除かないようにするこ
とが重要である。
する電解質ゲルまたは他のクリーム状または粘性の物質
を用いずに行う場合特に生じる。このような場合、電極
の真下の皮膚が乾燥し過ぎないように、電極の下の現存
するまたは分泌される水分は取り除かないようにするこ
とが重要である。
第３図に示す電極ユニットの実施態様に於いて、吸収
体は電極の真下の皮膚の領域以外、直接係合しないが吸
収体は電極の真下の皮膚の領域から水分を多く取り除い
てしまうということが起こる場合もある。
体は電極の真下の皮膚の領域以外、直接係合しないが吸
収体は電極の真下の皮膚の領域から水分を多く取り除い
てしまうということが起こる場合もある。
本発明によってこの問題は非吸収体によって電極接触
面から吸収体を間隙をおいて配するかまたは孤立させる
ことによって解決される。このことは吸収体が実質的に
電極が接触する皮膚の領域に隣接した部分の吸収効果を
妨げるということを意味し、これにより吸収体は接触面
から外方に特定の距離の水分または皮膚面に水分が残っ
た時だけ吸収する。
面から吸収体を間隙をおいて配するかまたは孤立させる
ことによって解決される。このことは吸収体が実質的に
電極が接触する皮膚の領域に隣接した部分の吸収効果を
妨げるということを意味し、これにより吸収体は接触面
から外方に特定の距離の水分または皮膚面に水分が残っ
た時だけ吸収する。
このような吸収を妨げる効果は吸収体の吸収材が直接
電極が接触する皮膚面に係合しないように電極接触面の
周囲を覆う実質的に水密な膜を設けることなどによって
もたらすことが可能である。
電極が接触する皮膚面に係合しないように電極接触面の
周囲を覆う実質的に水密な膜を設けることなどによって
もたらすことが可能である。
この膜は電極接触面を形成する電極部、この接触面か
ら離れて向いた前記電極部の側部及びこの電極部と重な
る吸収体の一部の間に位置する別個のフィルムであり、
この膜は皮膚を十分な範囲を覆うために電極部を十分越
えて延びる。当然、他の方法でこのような別個の膜を塗
布することは可能である。
ら離れて向いた前記電極部の側部及びこの電極部と重な
る吸収体の一部の間に位置する別個のフィルムであり、
この膜は皮膚を十分な範囲を覆うために電極部を十分越
えて延びる。当然、他の方法でこのような別個の膜を塗
布することは可能である。
さらにこの膜は吸収体と一体に組み合わせてもよく、
この場合吸収体は使用時に電極接触面のすぐ外方の皮膚
領域と係合する吸収体の部分及び側部に不透過膜を有す
る。この不透過膜は実質的に水分を透過しないように表
面塗布または他の方法で吸収体を処理することによって
製せられる。
この場合吸収体は使用時に電極接触面のすぐ外方の皮膚
領域と係合する吸収体の部分及び側部に不透過膜を有す
る。この不透過膜は実質的に水分を透過しないように表
面塗布または他の方法で吸収体を処理することによって
製せられる。
吸収体の吸収効果は当然電極接触面から十分な距離を
おいてまたは皮膚面から離れて行われなければならず、
これにより水分が電極接触面から皮膚面に沿って且つ前
記距離に亘って移行しないように毛管現象が妨害され
る。実際には皮膚面に隣接して位置する吸収体の全面ま
たは殆ど全面つまり下側が別個の不透過膜または吸収体
と一体となった不透過膜を有するものであるのが好適で
あり、これにより電極から最も離れて位置する吸収体の
部分だけが皮膚から水分を吸収する。このことは汗及び
他の汚物を除去するのに十分効果的であるということが
判明した。第５及び６図は第３図の電極ユニットの２つ
の変形例を示し、これらは電極が接触する皮膚の領域か
ら吸収体が水分を取り除かないようにするのが重要な場
合に第１及び２図の減圧電極装置に使用する。
おいてまたは皮膚面から離れて行われなければならず、
これにより水分が電極接触面から皮膚面に沿って且つ前
記距離に亘って移行しないように毛管現象が妨害され
る。実際には皮膚面に隣接して位置する吸収体の全面ま
たは殆ど全面つまり下側が別個の不透過膜または吸収体
と一体となった不透過膜を有するものであるのが好適で
あり、これにより電極から最も離れて位置する吸収体の
部分だけが皮膚から水分を吸収する。このことは汗及び
他の汚物を除去するのに十分効果的であるということが
判明した。第５及び６図は第３図の電極ユニットの２つ
の変形例を示し、これらは電極が接触する皮膚の領域か
ら吸収体が水分を取り除かないようにするのが重要な場
合に第１及び２図の減圧電極装置に使用する。
第５図に示す電極ユニット（15A）には符号（60A）で
示す非吸収部材（毛管現象を防ぐ）が吸収体（56）の下
側に設けられ、この部材により吸収体が電極（50）の電
極プレート（51）から間隙が設けられた円周を有する環
状領域内の皮膚に直接吸収効果が作用するのを防ぐこと
ができる。
示す非吸収部材（毛管現象を防ぐ）が吸収体（56）の下
側に設けられ、この部材により吸収体が電極（50）の電
極プレート（51）から間隙が設けられた円周を有する環
状領域内の皮膚に直接吸収効果が作用するのを防ぐこと
ができる。
前記間隔は一定ではないが、吸収体（56）が電極プレ
ート（51）と皮膚間の接触面から実質的な水分の除去を
行わないように間隙を定めなければならない。実際には
前記非吸収部材を吸収体（56）の外周部にまで延びるよ
うに配するのが好適であり、これにより前記吸収体は前
記外周部に隣接する以外の皮膚と直接係合しなくなる。
前記非吸収部材上で水平方向内方に水分を移動させる吸
収体の吸収力によって皮膚から汚物は十分効果的に取り
除かれる。
ート（51）と皮膚間の接触面から実質的な水分の除去を
行わないように間隙を定めなければならない。実際には
前記非吸収部材を吸収体（56）の外周部にまで延びるよ
うに配するのが好適であり、これにより前記吸収体は前
記外周部に隣接する以外の皮膚と直接係合しなくなる。
前記非吸収部材上で水平方向内方に水分を移動させる吸
収体の吸収力によって皮膚から汚物は十分効果的に取り
除かれる。
非吸収部材（60A）は環状のプラスチックフィルムの
ような別個の部材であってもよく、このフィルムは電極
プレート（51）と吸収体（56）が重なる部分の間に緩く
挿入される。しかしながら、吸収体の一体部品であって
もよい。このような場合、吸収体の下側で孔を密閉する
好適な材料で吸収体の面の小さな部分または大部分に亘
って塗布することによって製せられる。また吸収体を熱
処理することによって吸収力を作用させないことも可能
である。
ような別個の部材であってもよく、このフィルムは電極
プレート（51）と吸収体（56）が重なる部分の間に緩く
挿入される。しかしながら、吸収体の一体部品であって
もよい。このような場合、吸収体の下側で孔を密閉する
好適な材料で吸収体の面の小さな部分または大部分に亘
って塗布することによって製せられる。また吸収体を熱
処理することによって吸収力を作用させないことも可能
である。
第６図に示す電極ユニット（15B）では非吸収部材（6
0B）はプラスチックフィルムのような膜であり、電極プ
レート（51）にその外周に沿って固定され、前記外周か
ら外方へ且つ少なくとも電極プレートと皮膚間の接触面
から水分を取り除くのを防ぐのに十分離れて吸収体（5
6）の下側に沿って延びる。
0B）はプラスチックフィルムのような膜であり、電極プ
レート（51）にその外周に沿って固定され、前記外周か
ら外方へ且つ少なくとも電極プレートと皮膚間の接触面
から水分を取り除くのを防ぐのに十分離れて吸収体（5
6）の下側に沿って延びる。
第７乃至９図に示す電極装置は電極ホルダーと電極ユ
ニット双方を変形したものを含む。第７図乃至９図にお
いて第１乃至３図の部材と同じものは第１乃至３図で使
用した符号に１を加えて示した。
ニット双方を変形したものを含む。第７図乃至９図にお
いて第１乃至３図の部材と同じものは第１乃至３図で使
用した符号に１を加えて示した。
第７乃至９図の実施態様ではハウジング（125）はそ
の頂部壁（130）は側壁（126）と一体であるという点で
第１図のハウジング（25）とは幾分異なり、従って底部
壁（127）は側壁の下方縁部に隣接した凹部内にスナッ
プされる別個のプレートである。
の頂部壁（130）は側壁（126）と一体であるという点で
第１図のハウジング（25）とは幾分異なり、従って底部
壁（127）は側壁の下方縁部に隣接した凹部内にスナッ
プされる別個のプレートである。
下記に詳述するように、特定の場合、独立した環状首
部（132）を有するハウジングの頂部壁の中央部分と接
続ブロック（135）の間に形成される室（138）は負圧下
にあり他の場合には大気圧下にある。雄接続部（141）
から離れた方の空気用導管の端部は従って吸引及び圧力
ポンプまたは他の負及び正の流体圧力源（図示せず）に
接続されるように設けられている。
部（132）を有するハウジングの頂部壁の中央部分と接
続ブロック（135）の間に形成される室（138）は負圧下
にあり他の場合には大気圧下にある。雄接続部（141）
から離れた方の空気用導管の端部は従って吸引及び圧力
ポンプまたは他の負及び正の流体圧力源（図示せず）に
接続されるように設けられている。
第７乃至９図の電極装置と第１乃至３図の電極装置の
上記以外の相違点は第一に内方吸収体（145）、密閉リ
ップ（122A）及び電極ユニット（115）に関連する外方
吸収体（156）の構造及び構成に関するものである。こ
の場合、外方吸収体（156）は密閉部材（153）の端壁
（155）の上面に位置する。
上記以外の相違点は第一に内方吸収体（145）、密閉リ
ップ（122A）及び電極ユニット（115）に関連する外方
吸収体（156）の構造及び構成に関するものである。こ
の場合、外方吸収体（156）は密閉部材（153）の端壁
（155）の上面に位置する。
内方吸収体（145）はハウジング内のＵ字または馬蹄
状の凹部（144）の下方部分だけを満たす。この吸収体
は吸収した水分がを増加するごとに膨張する水分吸収材
からなる。一定の量の水分が吸収されると、前記吸収体
はその上側部がハウジングの頂壁（130）の下側と係合
することによって空気が流動する開口部を遮断するのに
十分膨張し、少なくとも前記開口部に位置合わせした領
域の吸収体の上側部に設けられた不透過膜（145A）が前
記開口部を効果的に密閉する。
状の凹部（144）の下方部分だけを満たす。この吸収体
は吸収した水分がを増加するごとに膨張する水分吸収材
からなる。一定の量の水分が吸収されると、前記吸収体
はその上側部がハウジングの頂壁（130）の下側と係合
することによって空気が流動する開口部を遮断するのに
十分膨張し、少なくとも前記開口部に位置合わせした領
域の吸収体の上側部に設けられた不透過膜（145A）が前
記開口部を効果的に密閉する。
上述のような状況で内方吸収体（145）が開口部（14
6）を遮断する際、通常室（138）に存在し且つ頂部壁
（130）の経路（131）が開口する際、開口部（146）に
連通する負圧によりこの開口部を介して凹部（144）へ
と空気が流れないようにする。この状態は下記に詳述す
る方法で内方吸収体（145）の交換を示すものとして利
用される。
6）を遮断する際、通常室（138）に存在し且つ頂部壁
（130）の経路（131）が開口する際、開口部（146）に
連通する負圧によりこの開口部を介して凹部（144）へ
と空気が流れないようにする。この状態は下記に詳述す
る方法で内方吸収体（145）の交換を示すものとして利
用される。
外方吸収体（156）は薄い環状のディスク形状であ
り、密閉部材（153）の端部壁（155）の上側部全体上に
固定されずに位置し実質的に前記上側部全体を覆い従っ
て前記端部壁の開口部（160）をも覆い、この開口部は
端部壁の外方に位置している。外方吸収体（156）の上
側部には好ましくは薄いプラスチックのディスク（16
3）形状の不透過カバーが設けられ、このディスクは実
質的に気密状態で電極（150）の接触ノブ（152）と係合
する。このカバーは連続したもので少なくとも中央部分
に亘って孔または開口部を有しておらず、接触ノブから
外周部に亘ってまたは実質的に亘った領域全体で無孔で
あるのが好適である。
り、密閉部材（153）の端部壁（155）の上側部全体上に
固定されずに位置し実質的に前記上側部全体を覆い従っ
て前記端部壁の開口部（160）をも覆い、この開口部は
端部壁の外方に位置している。外方吸収体（156）の上
側部には好ましくは薄いプラスチックのディスク（16
3）形状の不透過カバーが設けられ、このディスクは実
質的に気密状態で電極（150）の接触ノブ（152）と係合
する。このカバーは連続したもので少なくとも中央部分
に亘って孔または開口部を有しておらず、接触ノブから
外周部に亘ってまたは実質的に亘った領域全体で無孔で
あるのが好適である。
密閉リップ（122A）は２つの環状ディスク形状の部品
から形成され、その外方に向いた上方部（164）の内周
部はハウジングの側壁（122）に接合し、実質的に幅広
の下方部（164A）の外周部は前記上方部の外周部と接合
し且つ外力から解放される際、空間（161）内へ下方に
斜めに延びる。前記下方部はディスク（163）の上側部
と密閉係合するように設けられた環状ビード（165）で
終結する。下方リップ部は弾力性に富み、従ってこのリ
ップに作用する小さい差圧で十分このリップは上方また
は下方に移動する。リップの幅が広いので下方リップは
電極部材が下記に詳述するようにホルダー（111）から
離脱するためにこのホルダーに対して下方に変位しても
ディスク（163）と係合した状態を保つ。
から形成され、その外方に向いた上方部（164）の内周
部はハウジングの側壁（122）に接合し、実質的に幅広
の下方部（164A）の外周部は前記上方部の外周部と接合
し且つ外力から解放される際、空間（161）内へ下方に
斜めに延びる。前記下方部はディスク（163）の上側部
と密閉係合するように設けられた環状ビード（165）で
終結する。下方リップ部は弾力性に富み、従ってこのリ
ップに作用する小さい差圧で十分このリップは上方また
は下方に移動する。リップの幅が広いので下方リップは
電極部材が下記に詳述するようにホルダー（111）から
離脱するためにこのホルダーに対して下方に変位しても
ディスク（163）と係合した状態を保つ。
電極ユニット（115）が電極ホルダー（111）の所定の
位置にスナップされた且つ必要であればで電解質ゲル等
の層が電極プレート（151）の下側に塗布された後電極
装置は患者または検査される人の皮膚の所定の位置に位
置決めされ、これにより密閉スカート（154）の下方の
自由端部（154B）は皮膚と係合する。
位置にスナップされた且つ必要であればで電解質ゲル等
の層が電極プレート（151）の下側に塗布された後電極
装置は患者または検査される人の皮膚の所定の位置に位
置決めされ、これにより密閉スカート（154）の下方の
自由端部（154B）は皮膚と係合する。
同時にキャップ（120）の弾力性のある頂部壁（121）
は下方に変位し、これにより頂部壁（121）の頭状ステ
ム部（123）はカバープレート（130）の中央開口部内で
下方に変位する。このように変位することで接続ブロッ
ク（135）の室（138）とカバープレート（130）とキャ
ップの頂部壁（121）間の間隙（149）間の自由空気経路
を開口する。室（138）内に存在する負圧はキャップの
頂部壁（121）の下側を介して作用してこの頂部壁が押
圧された状態に保ち、これによりカバープレートの中央
開口部によって形成され減圧室（138）とカバープレー
ト（130）上の間隙（149）と内部結合する空気用経路は
開口したままになる。ステム部の頭部（124）の下側が
減圧室（138）の底部壁と当接することにより開口部（1
31）によって形成される経路の閉鎖は避けられ且つ負圧
がキャップ（120）の頂部壁（121）の下側を介して常時
作用することが確実となる。
は下方に変位し、これにより頂部壁（121）の頭状ステ
ム部（123）はカバープレート（130）の中央開口部内で
下方に変位する。このように変位することで接続ブロッ
ク（135）の室（138）とカバープレート（130）とキャ
ップの頂部壁（121）間の間隙（149）間の自由空気経路
を開口する。室（138）内に存在する負圧はキャップの
頂部壁（121）の下側を介して作用してこの頂部壁が押
圧された状態に保ち、これによりカバープレートの中央
開口部によって形成され減圧室（138）とカバープレー
ト（130）上の間隙（149）と内部結合する空気用経路は
開口したままになる。ステム部の頭部（124）の下側が
減圧室（138）の底部壁と当接することにより開口部（1
31）によって形成される経路の閉鎖は避けられ且つ負圧
がキャップ（120）の頂部壁（121）の下側を介して常時
作用することが確実となる。
前記空気経路を開口することによって一方で検査され
る人の皮膚で他方で外方吸収体（156）と電極プレート
（151）間で密閉スカート（154）によって限定される空
気室（166）から空気を吸引し、負圧がこの室に加えら
れる（第７図参照）。空気は開口部（160）、僅かに隆
起した下方リップ（164A）の下に形成された経路、空気
用の間隙（161）、下方ハウジング壁（127）の開口部
（147）、内方吸収体（145）を保持する凹部（144）、
ハウジングの頂部壁（130）の開口部（146）、間隙（14
9）、ハウジングの頂部壁（130）の開口部（131）、室
（138）及び接続経路（140）を介して空気室（166）か
ら吸引される。電極装置はキャップの頂部壁（121）の
上側に作用する空気圧によって皮膚に保持され、第７図
の一点鎖線にて示すように電極プレート（151）は皮膚
と係合する。
る人の皮膚で他方で外方吸収体（156）と電極プレート
（151）間で密閉スカート（154）によって限定される空
気室（166）から空気を吸引し、負圧がこの室に加えら
れる（第７図参照）。空気は開口部（160）、僅かに隆
起した下方リップ（164A）の下に形成された経路、空気
用の間隙（161）、下方ハウジング壁（127）の開口部
（147）、内方吸収体（145）を保持する凹部（144）、
ハウジングの頂部壁（130）の開口部（146）、間隙（14
9）、ハウジングの頂部壁（130）の開口部（131）、室
（138）及び接続経路（140）を介して空気室（166）か
ら吸引される。電極装置はキャップの頂部壁（121）の
上側に作用する空気圧によって皮膚に保持され、第７図
の一点鎖線にて示すように電極プレート（151）は皮膚
と係合する。
電極装置が皮膚に取り付けられている間、いくらかの
周囲空気が密閉スカートを通過して空気室に入り込んだ
としても空気室（166）で負圧は維持される。皮膚上の
汗、電解質ゲル及び他の汚物の少なくとも大半は外方吸
収体の最も外方の部分を通過するので外方吸収体（15
6）によって捕獲される。
周囲空気が密閉スカートを通過して空気室に入り込んだ
としても空気室（166）で負圧は維持される。皮膚上の
汗、電解質ゲル及び他の汚物の少なくとも大半は外方吸
収体の最も外方の部分を通過するので外方吸収体（15
6）によって捕獲される。
測定の終了時には電極装置は電極ホルダー（111）を
傾けるなどして頂部壁（121）の下方の間隙（149）の圧
力と大気圧を等化させ多量の大気圧を前記空気室の負圧
を取り除くかあるいは減少させるために密閉スカート
（154）の下方または上方に流動させることによって皮
膚から取り外される。当然のことながら避けることので
きない空気の漏れによって電極装置が外れるように減圧
源を非接続状態にすることも可能である。
傾けるなどして頂部壁（121）の下方の間隙（149）の圧
力と大気圧を等化させ多量の大気圧を前記空気室の負圧
を取り除くかあるいは減少させるために密閉スカート
（154）の下方または上方に流動させることによって皮
膚から取り外される。当然のことながら避けることので
きない空気の漏れによって電極装置が外れるように減圧
源を非接続状態にすることも可能である。
圧力の均等化によりキャップ（120）の頂部壁（121）
はその独自の弾性の影響下で元の位置へと上方に戻り、
これによりステム部（123）の頭部（124）はバルブシー
トを形成する開口部（131）の周囲の縁部と係合する。
バルブ部材として作用する頭部（124）は室（138）とカ
バープレート（130）とキャップの頂部壁（121）間の間
隙との間の空気経路を閉鎖する。負圧はそれでもステム
部（123）に作用するが、負圧を受けるステム部の表面
は小さいので頂部壁によって発生する上昇力のほうが負
圧に優る。
はその独自の弾性の影響下で元の位置へと上方に戻り、
これによりステム部（123）の頭部（124）はバルブシー
トを形成する開口部（131）の周囲の縁部と係合する。
バルブ部材として作用する頭部（124）は室（138）とカ
バープレート（130）とキャップの頂部壁（121）間の間
隙との間の空気経路を閉鎖する。負圧はそれでもステム
部（123）に作用するが、負圧を受けるステム部の表面
は小さいので頂部壁によって発生する上昇力のほうが負
圧に優る。
電極装置が取り外された後、電極ユニット（115）は
取り外され、新しい電極ユニットが挿入される。
取り外され、新しい電極ユニットが挿入される。
第８図はいかにして電極ユニットが非常に便利な方法
でそれに指で触れずに空気導管（113）及び接続経路（1
40）を介して電極装置に特定の過剰大気圧下で空気を供
給することによって取り外されるかを示す。例えば心電
図を測定する際、多くの電極が同時に使用され、本発明
による構造により全ての電極ユニットは全ての電極ユニ
ットに共通である減圧から過剰大気圧へと空気源を切り
替えることによる単一操作によって取り外すことが可能
である。装置を操作する人間は廃棄物用容器上で電極装
置を有する空気導管の束を保持することができ、これに
より使用された電極ユニットは電極ホルダーから取り外
された時この容器に落下する。
でそれに指で触れずに空気導管（113）及び接続経路（1
40）を介して電極装置に特定の過剰大気圧下で空気を供
給することによって取り外されるかを示す。例えば心電
図を測定する際、多くの電極が同時に使用され、本発明
による構造により全ての電極ユニットは全ての電極ユニ
ットに共通である減圧から過剰大気圧へと空気源を切り
替えることによる単一操作によって取り外すことが可能
である。装置を操作する人間は廃棄物用容器上で電極装
置を有する空気導管の束を保持することができ、これに
より使用された電極ユニットは電極ホルダーから取り外
された時この容器に落下する。
上記の通り、ハウジングの頂部壁（130）の下方に向
いた環状首部（132）の外方側部は空気室（138）の円周
状壁部と密閉係合する。弾性接続ブロック（135）の上
方部分によって形成されるこの円周壁は少なくともその
円周の一部に亘って空気室（138）の十分な加圧作用下
で弾性的にたわむような形状のものであり且つ逆止め弁
として作用し、空気室から隣接する吸収体凹部（144）
へ空気を通過させる。
いた環状首部（132）の外方側部は空気室（138）の円周
状壁部と密閉係合する。弾性接続ブロック（135）の上
方部分によって形成されるこの円周壁は少なくともその
円周の一部に亘って空気室（138）の十分な加圧作用下
で弾性的にたわむような形状のものであり且つ逆止め弁
として作用し、空気室から隣接する吸収体凹部（144）
へ空気を通過させる。
加圧された空気が接続経路（140）によって室（138）
に供給される際、空気は環状首部（132）の外側部と空
気室の壁部間を流れ、この壁部の上方縁部を通過し、吸
収体（145）を収容する凹部（144）とハウジングの底部
壁（127）の穴（147）を介して前記底部壁の下側部と電
極部材（115）の上側部間の空間（161）内に流れる。逆
止め弁として作用する下方密閉リップ部（164A）は空気
が空間（161）から逃げるのを防ぐためにディスク（16
3）の上側部に対して押圧される。
に供給される際、空気は環状首部（132）の外側部と空
気室の壁部間を流れ、この壁部の上方縁部を通過し、吸
収体（145）を収容する凹部（144）とハウジングの底部
壁（127）の穴（147）を介して前記底部壁の下側部と電
極部材（115）の上側部間の空間（161）内に流れる。逆
止め弁として作用する下方密閉リップ部（164A）は空気
が空間（161）から逃げるのを防ぐためにディスク（16
3）の上側部に対して押圧される。
空間（161）の空気がこの密閉リップ部及びこのリッ
プ部の内方に位置する電極部材（115）の一部に加わる
ことによる下方へ働く力により電極部材は下方に押さ
れ、これにより電極接触部（136）及び電極部材の接触
ノブ（152）によって形成されたスナップ締結部は離隔
する。電極接触部（136）と接触ノブ（152）との係合が
解除されるとすぐに電極（115）は廃棄物処理容器に落
下する。
プ部の内方に位置する電極部材（115）の一部に加わる
ことによる下方へ働く力により電極部材は下方に押さ
れ、これにより電極接触部（136）及び電極部材の接触
ノブ（152）によって形成されたスナップ締結部は離隔
する。電極接触部（136）と接触ノブ（152）との係合が
解除されるとすぐに電極（115）は廃棄物処理容器に落
下する。
密閉リップ部（164A）の比較的広い幅及びその柔軟性
によってこのリップ部が非対称な空気圧の負荷によって
下方へ移動する間傾いても環状ビード（165）は電極部
材（115）が取り外されるまで電極部材と密閉係合した
ままである。
によってこのリップ部が非対称な空気圧の負荷によって
下方へ移動する間傾いても環状ビード（165）は電極部
材（115）が取り外されるまで電極部材と密閉係合した
ままである。
電極装置が皮膚に取り付けられる部分の汚物は、これ
ら汚物は殆どが皮膚から排出される汗及び電極プレート
（151）の外方に広がる電解質ゲルであり、電極ユニッ
ト（115）の外方または第一吸収体（156）によって完全
にまたは実質的に完全に捕獲され、前記吸収体は一度ま
たは多くても２、３回のみ使用されるものである。
ら汚物は殆どが皮膚から排出される汗及び電極プレート
（151）の外方に広がる電解質ゲルであり、電極ユニッ
ト（115）の外方または第一吸収体（156）によって完全
にまたは実質的に完全に捕獲され、前記吸収体は一度ま
たは多くても２、３回のみ使用されるものである。
第９図は電極ユニット（115）の外方吸収体（156）が
実質的な水分吸収の結果実質的に膨張した際の状況を示
し、このことは例えば作業員が意図された頻度、即ち一
回の使用後に電極ユニットの交換を怠った場合に起こり
得る。この状態は電極の連続使用は不可能であり、これ
により電極ユニットの交換が必要であることを示すとい
う特徴となる。
実質的な水分吸収の結果実質的に膨張した際の状況を示
し、このことは例えば作業員が意図された頻度、即ち一
回の使用後に電極ユニットの交換を怠った場合に起こり
得る。この状態は電極の連続使用は不可能であり、これ
により電極ユニットの交換が必要であることを示すとい
う特徴となる。
外方吸収体（156）は吸収した水分量の増加に伴い膨
張し続ける。これにより前記吸収体はその上に重なった
非透過ディスク（163）を隆起させ、このディスクが引
き続きリップ部（164A）を上昇させる。ディスク（16
3）が十分に隆起した際、密閉リップ（164A）の環状ビ
ード（165）が底部壁（127）とディスク（163）の上側
の双方に対して密閉する。
張し続ける。これにより前記吸収体はその上に重なった
非透過ディスク（163）を隆起させ、このディスクが引
き続きリップ部（164A）を上昇させる。ディスク（16
3）が十分に隆起した際、密閉リップ（164A）の環状ビ
ード（165）が底部壁（127）とディスク（163）の上側
の双方に対して密閉する。
このことが生じると負圧は空気（161）を越えて連通
することが不可能となる。空気の内方への漏れによっ
て、電極装置はこれ以上皮膚に保持されなくなる。この
ことは勿論すぐに作業者に認識されるように警告され、
作業者に電極ユニットが新しいものと交換されなければ
ならないということを知らしめる。
することが不可能となる。空気の内方への漏れによっ
て、電極装置はこれ以上皮膚に保持されなくなる。この
ことは勿論すぐに作業者に認識されるように警告され、
作業者に電極ユニットが新しいものと交換されなければ
ならないということを知らしめる。
電極ユニット（115）に関連する外方吸収体（156）は
従って一種の第一フィルターと見なされ、このフィルタ
ーは汗及び他の汚物が電極ユニットを経て電極ホルダー
内に混入するのを妨げる。
従って一種の第一フィルターと見なされ、このフィルタ
ーは汗及び他の汚物が電極ユニットを経て電極ホルダー
内に混入するのを妨げる。
上記のことにも拘らず水分及び汚物が電極ユニット
（115）を通過し得たなら、これらの汚物は電極ホルダ
ー（111）の内側の内方または第二吸収体（145）によっ
て捕獲される。この吸収体は必要であればバクテリアま
たはウイルスフィルターとしての役割を果たすものであ
ってもよい。
（115）を通過し得たなら、これらの汚物は電極ホルダ
ー（111）の内側の内方または第二吸収体（145）によっ
て捕獲される。この吸収体は必要であればバクテリアま
たはウイルスフィルターとしての役割を果たすものであ
ってもよい。
従って検査される人間の皮膚の汚物がカバープレート
（130）に到達しさらに空気室（138）及び雄減圧接続部
（141）にまで移動するという危険性が殆ど無い。空気
導管（113）と信号用導線（114）と接続装置（142）と
の電気的接続は汚染に対して良好に保護される。
（130）に到達しさらに空気室（138）及び雄減圧接続部
（141）にまで移動するという危険性が殆ど無い。空気
導管（113）と信号用導線（114）と接続装置（142）と
の電気的接続は汚染に対して良好に保護される。
汚物は内方吸収体（145）によって捕獲され保持され
るので、この吸収体はその上側及びその上に位置する非
透過膜（145A）が最終的にハウジングの頂部壁（130）
と係合し且つその中の流動開口部（146）を遮断するよ
うに膨張する。この状態を第９図の一点鎖線で示す。こ
のような状態になることによって電極ホルダーを廃棄す
る時期が知らされる。このような状態によって空気室
（138）内の負圧は電極部材（115）の下方の空気室（16
6）に連通できなくなるので電極装置を測定が行われる
皮膚領域に取り付けることが明らかになる。電極ホルダ
ーの分解及び内方吸収体（145）の交換は可能であるが
殆どの場合必要出はない。先行の実施態様に示すように
内方吸収体（145）及び外方吸収体（156）は超吸収材と
呼ばれるものを含み、これは多量の水分を素早く吸収す
るという特徴を有するものである。
るので、この吸収体はその上側及びその上に位置する非
透過膜（145A）が最終的にハウジングの頂部壁（130）
と係合し且つその中の流動開口部（146）を遮断するよ
うに膨張する。この状態を第９図の一点鎖線で示す。こ
のような状態になることによって電極ホルダーを廃棄す
る時期が知らされる。このような状態によって空気室
（138）内の負圧は電極部材（115）の下方の空気室（16
6）に連通できなくなるので電極装置を測定が行われる
皮膚領域に取り付けることが明らかになる。電極ホルダ
ーの分解及び内方吸収体（145）の交換は可能であるが
殆どの場合必要出はない。先行の実施態様に示すように
内方吸収体（145）及び外方吸収体（156）は超吸収材と
呼ばれるものを含み、これは多量の水分を素早く吸収す
るという特徴を有するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 ９２０３０４５−１ (32)優先日 平成４年10月16日(1992．10．16) (33)優先権主張国 スウェーデン（ＳＥ） (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A61B 5/0408 - 5/0448
Claims (18)
- 【請求項１】物体と該物体を皮膚などの表面に減圧作用
によって装着するための物体ホルダーとからなる装置で
あって、該物体ホルダーが、減圧ポート（40）、減圧室
（66）を形成するために該表面と係合可能である密閉部
材（53）、減圧室（66）と減圧ポート（40）間に延びる
減圧経路（47、46、31、38）、該減圧経路に配された汚
物内方吸収体（45）、及び該減圧室と減圧経路間の接続
部あるいは減圧室（66）に配された汚物外方吸収体（5
6）を含むことを特徴とする装置。 - 【請求項２】外方吸収体（56）及び物体（50）は接続部
材（52）を有するユニットを形成し、この接続部材によ
って前記ユニットはスナップ作用の接続によってホルダ
ー（11）のソケット（35）と解除自在に接続可能であ
り、前記ユニットは密閉部材（53）を含むことを特徴と
する請求項１に記載の装置。 - 【請求項３】外方吸収体（56）はディスク形状であるこ
とを特徴とする請求項１または２に記載の装置。 - 【請求項４】接続部材（52）は外方吸収体（56）を介し
て延び、該吸収体の一側部から突出した自由端部を含む
ことを特徴とする請求項２または３に記載の装置。 - 【請求項５】前記ユニットは密閉部材（53）と係合する
膜（55）を含み、この膜は外方吸収体（56）の一側部に
亘って延び、且つ１つまたはそれ以上の空気流動開口部
（60）が設けられていることを特徴とする請求項２乃至
４のいずれか１項に記載の装置。 - 【請求項６】膜（55）は外方吸収体（56）の前記側部に
位置し、そこから接続部材の前記自由端部が突出してい
ることを特徴とする請求項５に記載の装置。 - 【請求項７】密閉部材（53）は減圧室（66）の周囲に延
び且つ皮膚面と協働する外方密閉リム（54B）及びホル
ダーの方へ向けられ且つ前記外方密閉リム（54B）上に
作用する力の影響下でホルダーの協働密閉面と密閉係合
し、ホルダーの方に向いた内方密閉リム（54A）を含む
環状の密閉スカートからなることを特徴とする請求項１
乃至６のいずれか１項に記載の装置。 - 【請求項８】バルブ（24、31）が減圧経路に配され、閉
鎖位置の方へ付勢されていることを特徴とする請求項１
乃至７のいずれか１項に記載の装置。 - 【請求項９】前記バルブはバルブシート（31）及びこの
バルブシートと協働し、且つ閉鎖及び開口位置間で前記
バルブシートに対して可動であるバルブ部材（23、24）
からなり、及びまたこのバルブ部材に連結され、前記バ
ルブシートと減圧室間の減圧経路と連通する空気室（4
9）の可動壁を形成する作動部材からなることを特徴と
する請求項８に記載の装置。 - 【請求項１０】ホルダー（11）はソケット（35）または
このソケットによって保持される物体（15）がバルブ
（23、31）の方向へ移動するのを制限または実質的に防
ぐことを特徴とする請求項９に記載の装置。 - 【請求項１１】前記物体は生物物理学的検査または治療
に使用される電極（50）またはトランスジューサーであ
り、且つソケットは電導性弾性材からなる接続部材であ
り、この接続部材を電気信号導線（14）に連結するため
の手段（39、43）を含むことを特徴とする請求項１乃至
10のいずれか１項に記載の装置。 - 【請求項１２】請求項１乃至11のいずれか１項に記載の
装置の使い捨て部材として使用される電極ユニットに於
いて、電極性媒体によって準備終了後に電極を形成する
ように設けられた電極部材（50）を含み、且つこの電極
部材に取りつけられるディスク形状の汚物外方吸収体
（56）をも含むことを特徴とする電極ユニット。 - 【請求項１３】電極ユニット（15）は電極部材（50）及
び外方吸収体の周囲に延びる密閉スカート（54）を含む
密閉部材（53）からなることを特徴とする請求項12に記
載の電極ユニット。 - 【請求項１４】電極部材（50）は接触側部及び接続側部
を有し、この接続側部から突出した接続部材（52）が設
けられたプレート状で皮膚との係合部分（51）を含むこ
とを特徴とする請求項12又は13に記載の電極ユニット。 - 【請求項１５】前記電極ユニットは他の類似の電極ユニ
ット（15）と積み重ねることが可能であり、前記皮膚係
合部分（51）はその接触側部に前記接続部材に対向して
位置する凹部（67）を有し、この凹部は電極ユニットに
隣接する接続部材を受けることが可能であることを特徴
とする請求項14に記載の電極ユニット。 - 【請求項１６】前記密閉スカート（54）は外方吸収体
（56）と係合し、１つまたはそれ以上の空気流動開口部
（60）が設けられた支持層（55）と接合していることを
特徴とする請求項13乃至15のいずれか１項に記載の電極
ユニット。 - 【請求項１７】外方吸収体（56）は中央開口部（57）を
有するディスク形状であり、この開口部を介して電極の
接続部材（52）が延び、且つ前記支持層（55）は接続部
材（52）と摩擦または相互係合的に接触していることを
特徴とする請求項16に記載の電極ユニット。 - 【請求項１８】前記中央開口部（57）の周囲に位置する
外方吸収体（56）の一部は支持層（55）と前記皮膚係合
部分（51）の接触側部から離れるように向いた皮膚係合
部分の面との間に配されていることを特徴とする請求項
17に記載の電極ユニット。
Applications Claiming Priority (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| SE9200516-4 | 1992-02-20 | ||
| SE9200516A SE511182C2 (sv) | 1992-02-20 | 1992-02-20 | Anordning för sugfixering av ett objekt på en yta samt elektrodenhet för användning i sådana anordningar |
| SE9201336A SE470153B (sv) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | Absorbent för upptagande av föroreningar från en yta avsedd för en sugelektrodanordning |
| SE9201336-6 | 1992-04-28 | ||
| SE9203045-1 | 1992-10-16 | ||
| SE9203045A SE9203045L (sv) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | Sugfixeringsanordning |
| PCT/SE1993/000134 WO1993016633A1 (en) | 1992-02-20 | 1993-02-19 | A device for securing an object to a surface by vacuum |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07503874A JPH07503874A (ja) | 1995-04-27 |
| JP3329459B2 true JP3329459B2 (ja) | 2002-09-30 |
Family
ID=27355667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51474493A Expired - Fee Related JP3329459B2 (ja) | 1992-02-20 | 1993-02-19 | 減圧作用による皮膚面などに物体を固定する装置 |
Country Status (13)
| Country | Link |
|---|---|
| US (4) | US5553612A (ja) |
| EP (1) | EP0626820B1 (ja) |
| JP (1) | JP3329459B2 (ja) |
| AT (1) | ATE185956T1 (ja) |
| AU (1) | AU680814B2 (ja) |
| BR (1) | BR9305925A (ja) |
| CA (1) | CA2129360A1 (ja) |
| CZ (1) | CZ199394A3 (ja) |
| DE (1) | DE69326884T2 (ja) |
| DK (1) | DK0626820T3 (ja) |
| ES (1) | ES2140451T3 (ja) |
| TW (1) | TW239071B (ja) |
| WO (1) | WO1993016633A1 (ja) |
Families Citing this family (60)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5472438A (en) * | 1993-07-22 | 1995-12-05 | Case Western Reserve University | Laproscopic vacuum delivery apparatus for a diaphragm daper |
| SE503420C2 (sv) * | 1993-11-16 | 1996-06-10 | Humanteknik Ab | Absorbentenhet för användning i en biomedicinsk elektrod |
| AU1828295A (en) * | 1994-02-11 | 1995-08-29 | Humanteknik Ab | A sealing element for a biomedical electrode |
| DE19541627C2 (de) * | 1995-11-08 | 1998-12-03 | Hellige Gmbh | Elektrodenapplikationsvorrichtung |
| US20040260278A1 (en) * | 1996-10-22 | 2004-12-23 | Anderson Scott C. | Apparatus and method for ablating tissue |
| US7052493B2 (en) | 1996-10-22 | 2006-05-30 | Epicor Medical, Inc. | Methods and devices for ablation |
| US6104959A (en) | 1997-07-31 | 2000-08-15 | Microwave Medical Corp. | Method and apparatus for treating subcutaneous histological features |
| US6345192B1 (en) * | 1998-09-08 | 2002-02-05 | Venturi Medical Systems, Llc | Electrode structure for electric contactor |
| US6773418B1 (en) | 1999-08-18 | 2004-08-10 | Iotek, Inc. | Device and method for delivery of agents to the female reproductive tract |
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