JP2005515015A - 人体器官を保持するための装置 - Google Patents
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Abstract
本発明は、概ね、鼓動する心臓(10)の頂点(14)等の器官を保持するための装置および方法を提供する。本発明の或る形態は、操作装置(12)、支持シャフト(20)、および前記操作装置を前記支持シャフトに連結する連結機構(24)を含む装置に関する。前記連結機構は、概ね係合要素を含む。前記係合要素は、前記操作装置および/または前記支持シャフトに含まれる。連結されたときに、係合要素は操作装置と支持シャフトの分離に抵抗する。係合要素は所定程度の回転の自由を可能にし、かつ或る形態において回転係止形態を採りかつ回転係止解除形態を採る。
Description
本発明は医学的診断および治療の目的で人体器官への付着を可能にする装置に関する。更に詳細には、本発明は器官に付着もしくは密着し(adhere)、器官を保持し、移動させ、安定化させ、かつ不動にできる装置に関する。
外科処置の多くの分野において、内部器官に損傷を与えることなく内部器官を操作することが望ましい。或る状況下で、外科医は器官を回転させ、上昇させ、または再配置することを望み、そのようにして、手術または熱治療等の他の治療を器官上に執行する。他の状況下で、外科医は器官を外へ移動させることを簡単に望む。更に他の事例には、外科医は器官、またはその一部を不動に保持して外科処置時に移動しないようにすることを望む。他の事例では、処置する器官を他の器官または組織から離して保持する必要がある。例えば、器官が熱治療で処置される場合には、熱は治療目的で器官に加えられ、副次的損傷を防止するために他の器官または組織から隔離保持される。
不運にも、多くの器官は滑り易くかつ操作が困難である。器官を手で保持することは、器官が滑るので望ましくない。器官の保持は、また、熱治療等の熱により器官を処置するときに外科医にとって不快または障害である。更に、外科医の手は、通常、器官を保持すると同時に処置を施すことはできない。補助者の両手は嵩ばり、外科医には妨害となる。更に、長時間にわたる器官の手による支持は疲労により困難である。器官の器具による保持は、特に器官が不等に圧搾され、挟持されまたは伸張される場合には、器官を損傷させる。器官の不適切な保持は器官の機能に悪影響を与えることになる。
心臓は、操作される場合に、より効果的に処置できる器官である。多くの形態の心臓操作が有用であり、胸部内で心臓を移動させかつ所定位置に保持することを含む。冠状管の閉塞等の心臓病の或る形態は、心臓開放手術時に行なわれる手順に従って最良に処置され得る。心臓開放手術時に、患者は典型的には仰向け位置に置かれる。外科医は正中胸骨切開術を行い、患者の胸部を切開しかつ開放する。その後に、外科医は肋骨延展機を使用して胸郭を広げ、かつ心嚢を切開して心臓にアクセスする。心臓開放手術の或る形態では、患者は心臓と肺のバイパス(CPB)上に置かれ、かつ患者の心臓は拘束される。患者の心臓停止は、しばしば選択される処置であり、これは多くの冠状処置は心臓が鼓動し続けていると執行が困難であることによる。CPBは患者に外傷を与え、付随的副作用および危険を伴う。CPBの代用は心臓を鼓動させながら心臓を開放することを含む。外科医は、また、処置時に開口部を維持するために小さい入口を有するまたは有しない側開胸術を用いて心臓にアクセスすることを選択する。
外科医は心臓に一旦アクセスしたならば、心臓を胸部から持ち上げるかまたは回転させて関係する特定領域へアクセスする。かかる操作はしばしば困難な作業である。心臓は滑り易い器官であり、かつ手袋を嵌めた手でまたは器具により心臓に損傷を与えることなく心臓を掴むことは挑戦的仕事である。不適正に保持された心臓は虚血、血腫、または他の損傷を負わせる。更に、心臓は血流力学機能を喪失し、かつ結果的に血液を適正または効率的に送らなくなる。
心臓操作に関連する問題は、心臓が鼓動するときに増大する。鼓動は心臓の並進運動を三次元にする。更に、心室収縮は鼓動するときに心臓を捩じらせる。心臓のこれらの運動は心臓を持ち上げ、移動させ、かつ所定位置に維持することを困難にする。
例えば冠状バイパス手術において、外科医は心臓を操作する必要がある。影響を受ける冠状動脈は、心臓を回転または持ち上げることなくアクセスすることは不可能である。心臓を一旦持ち上げまたは回転すると、外科医は心臓を実質的固定位置に固定する必要がある。
概要
一般的に、本発明は器官を保持するための装置および技術を提供する。代表的用途において、本発明は鼓動する心臓の頂点を保持かつ支持する器官支持装置を組立てる装置および方法に関する。心臓が鼓動するときに、心臓は素早く動きかつ捩じれる。この捩れは少なくとも二つの理由から問題である。第一に、捩れは心臓の適正な血流力学機能に重要であり、かつ従ってあらゆる回転運動から心臓を簡単に拘束することは血流力学機能に望ましくない結果をもたらす。第二に、捩れは操作装置による心臓の保持を困難にする。操作装置が移動して制御が困難になる。他の潜在的困難性は、心臓組織が操作装置から捩じれて離れ、胸部内へ落下するかまたは操作装置に当接して、心臓に損傷を与えることになる。
一般的に、本発明は器官を保持するための装置および技術を提供する。代表的用途において、本発明は鼓動する心臓の頂点を保持かつ支持する器官支持装置を組立てる装置および方法に関する。心臓が鼓動するときに、心臓は素早く動きかつ捩じれる。この捩れは少なくとも二つの理由から問題である。第一に、捩れは心臓の適正な血流力学機能に重要であり、かつ従ってあらゆる回転運動から心臓を簡単に拘束することは血流力学機能に望ましくない結果をもたらす。第二に、捩れは操作装置による心臓の保持を困難にする。操作装置が移動して制御が困難になる。他の潜在的困難性は、心臓組織が操作装置から捩じれて離れ、胸部内へ落下するかまたは操作装置に当接して、心臓に損傷を与えることになる。
或る実施形態において、本発明は心臓のある程度の回転の自由を受容することによって上記問題を解決する。器官支持システムは心臓を支持し、なおかつ心臓を所定程度の自由度をもって回転させる。本発明の一形態において、心臓は、カップ形部材およびスカート風部材を含む真空補助操作装置により頂点で保持される。この操作装置は可撓性真空管等の支持シャフトに支持される。
本発明は心臓の操作を含む用途に限定されず、本発明は真空補助操作装置を含む形態にも限定されず、かつ本発明はカップ形の操作装置を含む形態にも限定されない。反対に、本発明は他の器官を操作するために使用でき、いずれかの形状を有する操作装置と共に使用でき、かつ操作装置は真空補助を必要としない。本発明は、例えば器官の不規則形状に適合する突起を含む、不規則形状を有する操作装置により実施可能である。本発明は、複数の真空補助器具を含む操作装置、または真空圧を全く利用しない操作装置により具体化できる。
一実施形態において、本発明は器官と接触する操作装置、支持シャフト、および前記支持シャフトに前記操作装置を連結する連結機構を含む装置に関する。一般的に、前記連結機構は複数の係合要素を含む。前記係合要素は、操作装置および/または支持シャフトに含まれてよい。前記係合要素は、相互に対して連結されると、前記操作装置と前記支持シャフトとの分離に抵抗する、即ち、分離を防止する。前記係合要素は、限定的でないが、フランジ、孔、ピン、突起、ソケット、管、ネジ山、スロット、ライナ、連結リング、凹所、およびそれらの種々の組合せを含む。
或る実施形態において、前記係合要素は、前記操作装置または支持シャフトに含まれない、連結リング等の第三係合要素により連結される。他の形態において、前記操作装置および/または支持シャフトに含まれる前記係合要素は、相互に対して直接的に連結される。或る形態において、前記連結機構は、前記支持シャフトの軸に対して或る程度の回転の自由を付与する。
他の形態において、本発明は操作装置を器官に係合させることを含む方法に関する。前記操作装置は連結機構により支持シャフトに連結され、かつ前記連結機構は回転係止形態(rotationally locked configuration)および回転係止解除形態(rotationally unlocked configuration)を採る。器官に前記操作装置を付着または密着させるために真空圧が加えられてよい。この方法は、更に、前記連結機構を回転係止形態に置くことを含む。この方法は、例えば、鼓動する心臓の頂点を保持するために、採用できる。
他の形態において、本発明は操作装置を支持シャフトへ連結機構により連結し、前記操作装置を器官に係合させ、かつ器官の重量を前記操作装置により実質的に支持することを含む。この方法は、更に、前記連結機構を回転係止形態に置くことを更に含んでよい。
本発明は一つまたはそれ以上の利点を有する。例えば、本発明は多くの異なる種類の操作装置および支持シャフトに適用可能である。連結機構は、また、異なる種類であってよく、かつ回転係止、迅速組立て、または操作装置の真空補助を支援するための特徴を含んでよい。或る形態において、前記連結機構による前記操作装置の前記支持シャフトへの連結は、特別の道具を必要とすることなく一瞬にして行なわれ得る。前記操作装置が前記支持シャフトに連結されると、前記操作装置および前記支持シャフトは共働して鼓動する心臓の重量等の荷重を受けることができる。
本発明の一つまたはそれ以上の詳細は添付図面を参照して以下に説明される。本発明の他の特徴、課題および利点は、続く説明、図面、および特許請求の範囲から明らかであろう。
詳細な説明
図1は、心臓10の斜視図を示し、心臓10は操作装置12により保持されている。図1の図示用途において、外科医(図示されていない)は心臓10にアクセスしかつ操作装置12を心臓10の頂点14上に置く。外科医はその頂点14を操作装置12により上昇させると、操作装置は外科医による心臓10の所望領域へのアクセスを可能にする。操作装置12により保持されているが、心臓10は拘束されることなく鼓動を続ける。鼓動は心臓10を三次元に移動させる。特に、心臓10は、素早く上下運動しかつ両側間を移動することにより並進運動のごとく移動する。心臓10は、また、心臓10が血液を充填かつ排出するときに膨張および収縮する。心臓10は膨張および収縮時に捩じれる。
図1は、心臓10の斜視図を示し、心臓10は操作装置12により保持されている。図1の図示用途において、外科医(図示されていない)は心臓10にアクセスしかつ操作装置12を心臓10の頂点14上に置く。外科医はその頂点14を操作装置12により上昇させると、操作装置は外科医による心臓10の所望領域へのアクセスを可能にする。操作装置12により保持されているが、心臓10は拘束されることなく鼓動を続ける。鼓動は心臓10を三次元に移動させる。特に、心臓10は、素早く上下運動しかつ両側間を移動することにより並進運動のごとく移動する。心臓10は、また、心臓10が血液を充填かつ排出するときに膨張および収縮する。心臓10は膨張および収縮時に捩じれる。
操作装置12は様々な方法のいずれかを使用して心臓10と係合してよい。図1において、操作装置12は、カップ形部材16、およびカップ形部材16から外方へ拡がったスカート風部材を含む例示操作装置である。操作装置12は、真空管20を介して真空源(図示せず)から供給される真空圧により、頂点14に付着する。真空管20は操作装置12の支持シャフトとして、かつ真空圧供給源として作用する。選択的に、操作装置12は専用支持シャフトにより支持されてよく、この真空管20は支持を殆どまたは全く提供しない。
真空圧の供給により、スカート風部材18は変形しかつ心臓10の組織の表面に対してシールを実質的に形成する。スカート風部材18は、心臓10が鼓動するときでさえシールの維持を可能にする順応性のある材料で形成される。心臓10と操作装置12間の付着性もしくは密着性(adherence)は、心臓10と接触して設置されたスカート風部材18の粘着面等の他の要因により促進されてよい。
操作装置12は本発明の実施形態を示す。本発明は操作装置12に限定されない。本発明は、多数の器官接触部位を含む操作装置、単一片または複数片構成の操作装置、およびハンドルまたは圧力弁等の他の構造的特徴を有する操作装置により具体化されてよい。本発明はいずれかの形状を有する操作装置により具体化されてよい。
操作装置12は本発明の実施形態を示す。本発明は操作装置12に限定されない。本発明は、多数の器官接触部位を含む操作装置、単一片または複数片構成の操作装置、およびハンドルまたは圧力弁等の他の構造的特徴を有する操作装置により具体化されてよい。本発明はいずれかの形状を有する操作装置により具体化されてよい。
更に、本発明は多くのタイプの支持シャフトにより具体化されてよい。支持シャフトは、例えば厚い、薄い、剛性、可撓性、格納式、関節式、中空、中実であってよく、様々な形状を有し、種々の材料により形成されてよい。
外科医は操作装置12かつ/または真空管20を動かすことにより心臓10を移動させることができる。外科医は心臓10の或る領域に接近したならば、外科医は実質的固定位置に心臓10を維持することを望む。図1に示された例示用途において、外科医は心臓10を頂点14から懸垂し、かつ固定構造部材22により心臓10を所定位置に保持する準備をする。固定構造部材22は、例えば様々な位置に係止できる調節自在の支持アーム、を含んでよい。支持アームは肋骨延展機(図示せず)または手術台(図示せず)等の相対的に不動の物体に固定できる。
連結機構2は操作装置12を支持シャフトまたは真空管20へ連結する。後述するように、連結機構24は心臓10の重量等の加わる負荷に受ける並進(translational)錠を含む。心臓10はそれ自体の重量により緊張保持されるが、連結機構24は或る程度の回転運動を可能にする。従って、操作装置12は真空管20に対して所定の回転をする。本発明の或る形態において、連結機構24は回転運動を制限する回転錠を含む。
図2Aは例示連結機構30の側断面図を示す。連結機構30は図1に示された例示用法において示されているが、図1の例示用法は連結機構30に限定されない。
連結機構30は真空管20およびカップ形部材16から分離した連結リング32を含む。連結リング32は真空管20において保持リング36を受ける凹所34を含んでよい。連結リング32は、更に、スロットを含み、このスロットは、図2Bおよび2Cに更に明瞭に示されており、一つまたはそれ以上のピン38を受ける。ピン38は、カップ形部材16から基端方向へ延びたシャフト部材40から突出する。カップ形部材16、シャフト部材40およびピン38は単一材料から一体成形されてよい。
連結機構30は選択によりガスケット材42を含む。ガスケット材42はカップ形部材16または真空管20よりも実質的曲折自在であってよく、多くの目的に役立つ。第一に、ガスケット材42は、真空管20が支持シャフトとして作用するときにシールを形成するのを助け、それにより真空圧の損失を阻止する。第二に、ガスケット材42はカップ形部材16および真空管20を付勢して、カップ形部材16を真空管20から分離させる。換言すれば、ガスケット材20は所定の弾性を有してよく、結果として弾性がカップ形部材16および真空管20を付勢して相互を分離させる。第三に、ガスケット材42は圧縮されて、連結リング32を回転係止形態にさせ、かつカップ形部材16および真空管20を付勢して回転係止形態を維持する。ガスケット材42は、シリコーン等の曲折可能、生物適合性材料により形成されてよい。
回転係止解除形態は図2Bに示されている。ピン38は水平スロット44内に乗っている。カップ形部材16が真空管20の軸に対して回転するときに、シャフト部材40およびピン38は同様に回転し、ピン38は水平スロット44中を摺動する。
連結リング32は、更に、係止スロット46を含み、係止スロット46は水平スロット44から垂直方向に延びかつその後に水平スロット44に実質的平行でなる。ピン38は、通常、ガスケット材42により係止スロット46へ侵入するのが阻止され、ガスケット材42はカップ形部材16を真空管20から分離させる。
図2Cは回転係止形態にある連結機構30を示す。外科医はカップ形部材16を真空管20へ向けて押し、ガスケット材42を圧搾し、かつピン38を係止スロット46へ侵入させる。連結リング32を捩じることにより、外科医は、ピン38を係止スロット46内で実質的水平方向へ摺動させ、かつ凹所48にピン38を着座させる。凹所48に付いたピン38はガスケット材42により凹所48内に保持され、かつ真空管20の軸に対する回転を阻止される。従って、カップ形部材16およびシャフト部材40は真空管20の軸に対する回転を阻止される。
カップ形部材16、真空管20および連結機構30は、例えばこれらの構成要素を共にスナップ式に係止することにより、組立てられてよい。ガスケット材42はシャフト部材40、または真空管20、またはその両者に組立てる前に連結されてよい。
図3Aは他の例示連結機構60の側断面図である。連結機構60は連結機構30に類似であり、連結機構60は連結リング62を含む。連結リング62は、しかし、真空管20から分離するものでなく、真空管20と一体成形されてよい。
カップ形部材16はシャフト部材40を含み、シャフト部材40からピン38が突出する。ピン38は、図3Bに示されたように、連結リング62内のスロットにより受けられる。連結機構60はカップ形部材16の基端を開口部64へ挿入することにより組立てられる。開口部64の周りのフランジ66は変形してピン38の侵入を可能にする。その場合、ピン38は連結リング62内のスロットへスナップ式に係止される。フランジ66は、カップ形部材16の基端を付勢しかつカップ形部材16を遠方へ押す傾向のあるテーパ付き内壁68を含む。
図3Bは回転係止解除形態にある連結機構60を示す。連結リング32と同様に、連結リング62は水平スロット70、係止スロット72および凹所74を含む。連結機構60はカップ形部材16を更に開口部64へ押すことにより回転係止形態に付き、ピン38が係止スロット72へ侵入し、かつ連結リング62を捩じることによってピン38が凹所74へ着座する。凹所74に付くと、ピン38はフランジ66のテーパ付き内壁68により凹所74内に保持される。
図4は他の例示連結機構80の側断面図である。この形態において、真空管20は先端フランジ84と共に朝顔形先端82を含む。朝顔形先端82はカップ形部材16を受け、カップ形部材16は対応するフランジ86を含む。連結機構80は、カップ形部材16の基端を先端フランジ84により形成された開口部へ押して、対応するフランジ86が真空管20の内側へスナップ式に係止させることにより組立てられる。この点で、先端フランジ84は対応するフランジ86に係合する。真空管20は基端フランジ88を含み、基端フランジ88はカップ形部材16が更に近くへ移動するのを阻止する。基端フランジ88は、また、ガスケット材90を付勢し、ガスケット材90は漏れを封止しかつカップ形部材16を所定位置に保持する。ガスケット材90は曲折可能、生物適合性のある材料、シリコーン等により形成されてよく、カップ形部材16または真空管20、または両者に、組立前に連結される。選択的に、ガスケット材90は省略できる。
先端フランジ84が対応フランジ86と係合すると、先端フランジ84および対応フランジ86は相互に対して回転する。回転の自由は先端フランジ84と対応フランジ86管の摩擦により制限される。図4の形態は、回転係止形態に連結機構80を置くための機構を示していない。しかし、かかる機構が含まれてよい。
図5は他の例示連結機構100の側断面図である。真空管20は、カップ形部材16に含まれた対応する凹所104により受けられる一つまたはそれ以上の突起102を含む。この形態において、カップ形部材16は曲折可能ライナ108により裏打ちされた剛性受器106を含んでよい。曲折可能ライナは曲折可能、生物適合性のある材料、シリコーン等により形成されてよい。真空管20の先端が受器106へ挿入されると、ライナ108は変形して突起102の侵入を可能にする。突起102が受器106内の凹所110に支持されると、突起102は凹所110へスナップ式に係止する。凹所110に突起102を保持することに加えて、ライナ108は真空圧の損失を阻止するシールを形成するのを助ける。
突起102が凹所110へ着座すると、その軸を中心とする真空管20の自由回転は摩擦により制限される。選択的に、係止機構(図5では示されていない)が連結機構100を回転係止形態に置くために使用されてよい。
図6は他の例示連結機構120の側断面図である。この形態において、真空管20はカップ形部材16の受器124に適合するテーパ付き先端122を含む。受器124はテーパ付き先端122を受けるソケット126を含む。
ソケット126は曲折可能ライナ128で覆われてよい。真空管20のテーパ付き先端122が受器124へ挿入されると、ライナ128は変形してテーパ付き先端122の侵入を可能にする。テーパ付き先端122が受器124へ完全に挿入されたときに、テーパ付き先端はソケット126内で膨張し、かつフランジ130はテーパ付き先端122がソケット126から容易に引き出されるのを阻止する。図5の連結機構100のライナ108と同様に、ライナ128は真空圧の損失を防止するシールの提供に役立つ。
テーパ付き先端122がソケット126へ挿入されると、真空管20のその軸を中心とする自由回転は摩擦により制限されてよい。係止機構(図6に示されていない)が連結機構120を回転係止形態に設定するために使用できる。
図7は他の例示連結機構140の側断面図である。カップ形部材16はカップ形部材16から基端方向に延びたシャフト部材142を含みかつ雄フランジ144を含む。真空管20の朝顔形開口部へ挿入されると、真空管20は変形して雄フランジ144を受ける。雄フランジは真空管20内の適合する溝148に着座できる。
雄フランジ144は、例えばシャフト部材142からの環状突起であってよい。他の形態において、雄フランジは、ネジのネジ山のごとくシャフト部材142の周りに螺旋状に巻き付けられてよい。同様に、適合する溝148は真空管20の内面の周りに螺旋状に形成されてよい。この形態において、カップ形部材16のシャフト部材142は朝顔形開口部146へ捩じ込まれる。
或る状況下で、真空管20は可撓性材料により形成される。かかる場合、シャフト部材142と真空管20との間の係合は非常に堅くする必要はない。真空管20を変形させて雄フランジ144を適合する溝148から摺動させるには非常に僅かな力が必要とされてよい。従って、管もしくは環150のごとき締結具がカップ形部材16と真空管20との間のインターフェースを取り囲んでよい。環150は、例えば、真空管20の外面上で雄突起152上にスナップ式に係止または捩じって係止できる。環150はシャフト部材142と真空管20との間の更に堅い連結を提供できる。環150は十分にタイトであって、雄フランジ144が適合する溝148から摺動するのを阻止するが、十分に緩くて或る程度の回転運動を可能にするものであってよい。
係止リング154は付加的固定のために設けられてよい。係止リング154は環150上の外ネジ山158に係合する内ネジ山156を含んでよい。内ネジ山156は、係合リング154が環150を更に堅く圧搾して係合リングが環150上にねじ込まれるようにテーパが付けられている。係合リング154が環150を圧搾するときに、環150は真空管20を圧搾し、それによりシャフト部材142と真空管20との間の摩擦による係合を増大する。係止リング154が環150上に緊密に捩じられるときに、カップ形部材16は真空管20に対して所定位置に効率的に係止する。
図7に示された装置上に種々の変更を加えることができる。例えば、シャフト部材142は雄フランジ144以外の外面上に係合する溝を含み、かつ適合する溝148の代わりに真空管20は適合するフランジを有する。更に、図7の装置は、真空管20がカップ形部材16の開口部の周りではなく、真空管20がカップ形部材16内の開口部へ挿入されるように変更されてよい。或る形態において、環50は選択的であり、係合リング154は締結具および係止機構として作用してよい。
本発明は一つまつたはそれ以上の利点を有する。無限の種類の操作装置が無限の種類の真空管または支持シャフトに連結できる。その組立は簡単でありかつ数分かかるだけである。多く場合に、特別の道具は組立に必要とされない。操作装置を支持シャフトに連結したならば、操作装置および支持シャフトは、鼓動する心臓の重量等の荷重に共働して耐える。
或る形態は連結部位で相当の回転運動を可能にし、或る形態は僅かに回転運動を可能にし、かつ他の形態は回転運動を全く不可能にする。外科医は、患者の要求に最善と感じる連結機構を選択できる。或る連結機構は、一形態で回転運動を可能にし、かつ他形態で回転係止させる選択を外科医に提供する。連結機構それ自体が回転の自由度を制限または皆無にするときでさえも、連結機構は、概ね、他の手段により回転の自由を阻止されない。例えば、可撓性支持シャフトは所定程度の捩れを可能にし、かつ従って連結機構でなくても、或る程度の回転自由度を提供する。
本発明の種々の形態について説明した。上記形態は本発明を実施するための解説である。図面は真空作用を受けかつ実質的にカップ形に形成された操作装置による実施例を証明するが、本発明はいずれの形状の操作装置にも使用でき、かつ操作装置は真空作用を必ずしも必要としない。操作装置は不規則形状であってよく、例えば、操作装置の中心から放射状に外方へ拡がった複数の突起を有し、かつ心臓10の不規則形状に適合するものであってよい。他の事例において、操作装置は複数の真空援助器具を含み、または操作装置は真空圧を一切使用しないものであってよい。
更に、図面は、真空管が操作装置の支持シャフトである実施例を証明する。本発明は、真空管が支持シャフトである用途に限定されない。種々の形態が、真空圧を運搬するための内孔を有しない支持シャフトとの使用に利用できる。実際に、実施形態の幾つかは真空管20ではなく中実支持シャフトとの使用により良く適合する。或る形態は、可撓性支持シャフトに好適であり、かつ他の形態は剛性支持シャフトに好適である。本発明はこれらの全ての形態を含む。
上述の実施形態は、また、機能の相互交換性を証明する。或る図面は、例えば、操作装置に連結されたフランジを示すが、連結機構は容易に反転でき、そのフランジは支持シャフトまたは真空管に連結できる。幾つかの形態では、操作装置は支持シャフトへ挿入され、かつ他の形態では反対にできる。本発明はこれらの変形態の全てを包含する。
上述の実施形態は、種々の連結機構の機能が幾つかの構成要素に分配でき、また単一構成要素に組み合わせることができる。例えば係止リングは、支持シャフトあるいは操作装置と一体的に形成でき、または係止リングは両者とは異なる部材であってよい。
種々の改良が特許請求の範囲に記載の発明から逸脱することなく特定形態について可能である。例えば、異なる種類の係止機構が図示された特定係止機構に加えて採用できる。本発明は構成要素を共に圧搾する、またはピンを凹所へ着座させる係止機構に限定されない。他の係止機構として鍵と錠の機構、歯車機構、外部構成要素と、より一層固く係合するように内部構成要素を膨張させる機構、または掛け金式、またはクリップ式ファスナが含まれる。本発明はいずれの特定機構にも限定されず、かついずれのタイプの係止機構の使用を必要としない。
Claims (29)
- 器官と接触する操作装置、
支持シャフト、および
前記操作装置を前記支持シャフトに連結する連結機構を含み、
前記連結機構は第一係合要素および第二係合要素を含み、
前記第一係合要素および前記第二係合要素は、前記第一係合要素が前記第二係合要素に連結されるときに、前記操作装置と前記支持シャフトとの分離に抵抗する、装置。 - 第三係合要素を更に含み、前記第三係合要素は前記第一係合要素を前記第二係合要素に連結する、請求項1の装置。
- 前記支持シャフトは真空管を含む、請求項1の装置。
- 前記操作装置は前記第一係合要素および第二係合要素の一方と一体的に形成されている、請求項1の装置。
- 前記支持シャフトは前記第一係合要素および第二係合要素の一方と一体的に形成されている、請求項1の装置。
- 前記操作装置は前記第一係合要素と一体的に形成され、かつ前記支持シャフトは前記第二係合要素と一体的に形成されている、請求項1の装置。
- 前記第一係合要素は少なくとも一つのシャフト部材、ピン、スロット、フランジ、ソケット、突起、凹所、連結リング、および螺旋状ネジ山を含む、請求項1の装置。
- 前記第一係合要素および前記第二係合要素の少なくとも一方は係止機構を含んでいて、前記第一係合要素の前記第二係合要素に対する運動の自由を制限する、請求項1の装置。
- 器官を操作するための操作装置、
支持シャフト、および
前記操作装置を前記支持シャフトに連結しかつ前記操作装置と前記支持シャフトとの分離に抵抗する連結リングを含む、装置。 - 前記連結リングは、前記操作装置および前記支持シャフトの少なくとも一方に保持リングを受ける凹所を含む、請求項9の装置。
- 前記連結リングは前記操作装置および前記支持シャフトの少なくとも一方にピンを受けるスロットを含む、請求項9の装置。
- 前記スロットは係止スロットを含み、前記係止リングは、前記ピンが前記係止スロット内に着座するときに、回転係止形態に付く、請求項11の装置。
- 前記操作装置および前記支持シャフトの一方を付勢するガスケット材を更に含む、請求項11の装置。
- 前記連結リングは前記操作装置および前記支持シャフトの一方に一体的に形成されている、請求項11の装置。
- 前記支持シャフトは内孔を含む、請求項11の装置。
- 器官を操作するための操作装置、および
支持シャフトを含み、
前記操作装置および前記支持シャフトの一方は第一フランジを含み、かつ前記操作装置および前記支持シャフトの他方は前記第一フランジと係合する形状の第二フランジを含む、装置。 - 前記第一フランジは前記第二フランジを受ける開口部を形成している、請求項16の装置。
- 係合時に前記第一フランジを前記第二フランジに対して回転係止形態に置く係止機構を更に含む、請求項16の装置。
- 器官を操作するための操作装置、および
支持シャフトを含み、
前記操作装置および前記支持シャフトの一方は突起を含み、かつ前記操作装置および前記支持シャフトの他方は前記突起を受ける対応する凹所を含む、装置。 - 前記凹所は、前記突起を前記凹所に受けるために変形する曲折可能ライナを含む、請求項19の装置。
- 前記操作装置および前記支持シャフトの一方は第二突起を含み、かつ前記操作装置および前記支持シャフトの他方は第二突起を受ける第二凹所を含む、請求項19の装置。
- 係合時に前記操作装置を前記支持シャフトに対して回転係止形態に置く係止機構を更に含む、請求項19の装置。
- 器官を操作するための操作装置、および
支持シャフトを含み、
前記操作装置および前記支持シャフトの一方はテーパ付き部材を含み、かつ前記操作装置および前記支持シャフトの他方は前記テーパ付き部材を受けるソケットを含む、装置。 - 前記ソケットは、前記突起を前記凹所に受けるために変形する曲折可能ライナを含む、請求項23の装置。
- 係合時に前記操作装置を前記支持シャフトに対して回転係止形態に置く係止機構を更に含む、請求項23の装置。
- 器官を操作するための操作装置、および
支持シャフトを含み、
前記操作装置および前記支持シャフトの一方はフランジを含み、かつ前記操作装置および前記支持シャフトの他方は前記フランジを受ける開口部を有する朝顔形端を含み、前記朝顔形端および前記フランジの一方は雄フランジを含み、かつ前記朝顔形端および前記フランジの他方は前記雄フランジを受ける溝を含む、装置。 - 前記雄フランジは環状突起または螺旋状ネジ山の一方である、請求項26の装置。
- 前記朝顔形端と係合し、かつ前記フランジと前記朝顔形端との間の摩擦による係合を増長するように形成された環を更に含む、請求項26の装置。
- 前記環と係合し、かつ前記フランジと前記朝顔形端との間の摩擦による係合を更に増長する係止リングを更に含む、請求項28の装置。
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