JP3327740B2 - 無線映像通信システム - Google Patents

無線映像通信システム

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JP3327740B2
JP3327740B2 JP19533995A JP19533995A JP3327740B2 JP 3327740 B2 JP3327740 B2 JP 3327740B2 JP 19533995 A JP19533995 A JP 19533995A JP 19533995 A JP19533995 A JP 19533995A JP 3327740 B2 JP3327740 B2 JP 3327740B2
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哲也 和田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線映像通信シス
テムに関し、より特定的には、ビデオサーバからの膨大
な映像情報および多数の端末局からの制御情報によって
引き起こされる通信路上の輻輳状態を回避可能な無線映
像通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の無線映像通信システム
の一構成例を表すブロック図である。図13において、
本無線映像通信システムは、ビデオサーバ121と、ネ
ットワーク122を介してビデオサーバ121に接続さ
れた映像情報中継部123と、複数の無線LAN基地局
124と、複数の無線映像端末125とを備えている。
また、各無線LAN基地局124は、固有のゾーン12
6を有しており、当該ゾーン126内に存在する無線映
像端末125とのみ通信可能である。しかしながら、各
無線映像端末125は、全てのゾーン126をまたがっ
て移動可能であり、当該ゾーン126を有する無線LA
N基地局124と通信可能である。以下、図13を参照
して、従来の無線映像通信システムの各部の構成をより
詳細に説明する。
【0003】ビデオサーバ121は、内部に有する映像
情報を無線映像端末125が検索できるように、映像情
報のタイトル等を含むメニュー情報を無線LAN基地局
124へ送信する。また、ビデオサーバ121は、無線
映像端末125からの要求に従って、内部に有する映像
情報を無線映像端末125に配信する。ネットワーク1
22は、ビデオサーバ121から入力したメニュー情報
や映像情報を映像情報中継部123へ伝送する。また、
ネットワーク122は、映像情報中継部123から出力
された制御情報をビデオサーバ121に伝送する。
【0004】映像情報中継部123は、ネットワーク1
22を介して伝送されてきた、メニュー情報や映像情報
を、その内容に従って、各無線LAN基地局124に対
して振り分ける。すなわち、映像情報中継部123は、
スイッチ機能を含む。また、映像情報中継部123は、
各無線LAN基地局124から出力された各無線映像端
末125からの制御情報を収集して、ビデオサーバ12
1へ出力する。
【0005】無線LAN基地局124は、直接的に無線
映像端末125にメニュー情報や映像情報を配信する。
また、無線LAN基地局124は、当該無線LAN基地
局124が有するゾーン126内の無線映像端末125
からの制御情報を収集して、映像情報中継部123へ出
力する。無線映像端末125は、無線LAN基地局12
4から配信されてくるメニュー情報から、送信を希望す
る映像情報を決定した後、ビデオサーバ121に対する
映像情報要求を含む制御信号を無線LAN基地局124
に出力する。
【0006】上記のような構成を有する無線映像通信シ
ステムにおいて、無線映像端末125がビデオサーバ1
21から映像情報の配信を受けるまでの手順を、以下、
詳細に説明する。
【0007】ビデオサーバ121は、常時、内部に有す
る映像情報のタイトル等を含むメニュー情報を、ネット
ワーク122を介して映像情報中継部123に出力す
る。映像情報中継部123は、受信したメニュー情報を
各無線LAN基地局124毎のメニュー情報に分離す
る。その後、映像情報中継部123は、各無線LAN基
地局124へメニュー情報を出力する。各無線LAN基
地局124は、受信したメニュー情報を、自局が管理す
るゾーン126へ出力する。
【0008】無線映像端末125が、あるゾーン126
に進入したとき、当該ゾーン126内に出力されている
メニュー情報を受信することになる。受信したメニュー
情報の中にビデオサーバ121から供給して欲しい映像
情報が存在したとき、無線映像端末125は、送信を希
望する映像情報を指定する制御信号を無線LAN基地局
124に向けて出力する。無線LAN基地局124、映
像情報中継部123およびネットワーク122を介して
伝送されてきた制御信号から、ビデオサーバ121は、
無線映像端末125からの映像情報の送信希望を認識
し、対応する映像情報を検索して出力する。この映像情
報は、ネットワーク122、映像情報中継部123およ
び無線LAN基地局124を介して、無線映像端末12
5に配信される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の無
線映像通信システムでは、各無線LAN基地局124
は、映像情報の送受信処理と制御情報の送受信処理とを
行う。これら映像情報および制御情報は、同一の通信路
を用いて伝送されているため、各無線LAN基地局12
4は、映像情報の送受信処理と制御情報の送受信処理と
を同時に行うことができない。従って、各無線LAN基
地局124は、制御情報を受信する毎に、映像情報の送
受信処理を中断させて制御情報の送信処理を実行しなけ
ればならない。これでは、映像情報の伝送速度が低下
し、無線映像端末125において受信映像の途切れが生
じる。特に、同一ゾーン内に多数の無線映像端末125
が存在し、複数の無線映像端末125から一斉に制御情
報が送信されたとき、この問題は深刻なものとなる。
【0010】映像情報は制御情報に比べて情報量が格段
に多いため、両者を同一の通信路で伝送する従来の無線
映像通信システムは、通信路として割り当てられた帯域
を有効に活用していないことになる。なお、各無線LA
N基地局124が有するCPUを高速のものに代えて映
像情報の伝送速度を上げることにより、無線映像端末1
25での受信映像の途切れを無くすことも考えられる
が、このような方法ではシステムのコストが上昇し、実
現が困難である。
【0011】また、従来の無線映像通信システムでは、
制御情報は、ネットワーク122上における映像情報の
トラヒック量とは無関係にビデオサーバ121に伝えら
れる。その結果、多数の無線映像端末125が、ほぼ同
時刻に制御信号をビデオサーバ121へ送信したとき、
ビデオサーバ121は、それら制御信号に応答して多数
の映像情報の配信を制御しなければならない。しかしな
がら、映像情報のデータ量は膨大であるため、やがてネ
ットワーク122上でトラヒックが増加し、ビデオサー
バ121は映像情報の配信を制御することが困難とな
る。すなわち、ビデオサーバ121において輻輳状態が
生じる。このように、従来の無線映像通信システムで
は、ビデオサーバ121への負担が大きくなるという問
題点もあった。
【0012】さらに、無線映像端末125が映像情報の
供給を受けている最中に他のゾーン126に移動したと
き、ビデオサーバ121は、無線映像端末125の移動
を認識できず、移動前のゾーン126へ映像情報を送信
し続けることとなる。そのため、他のゾーンへ移動した
無線映像端末125は、この映像情報を受信することは
できない。従って、ビデオサーバ121は、無駄な映像
情報を送信することとなる。これもまたネットワーク1
22上でトラヒックの増加を招き、ビデオサーバ121
への負担が大きくなる原因となる。
【0013】なお、参考のために、従来から提案されて
いる他の映像通信システムについて、その幾つかを以下
に紹介する。
【0014】(1)特開昭4−332284号公報 この公報に開示された装置は、打ち合わせ回線信号、監
視制御信号、回線切替信号などの付帯信号をテレビ映像
信号と同一のベースバンド帯に収容して授受するように
した装置である。しかしながら、ディジタルの映像情報
を無線で伝送する場合、非常に広い伝送帯域が必要とな
り、映像情報以外の制御情報を多重化して送信すること
は、困難である。
【0015】(2)米国特許5,325,419号 この公報に開示されたシステムは、携帯端末が無線接続
される無線局がISDN回線に接続されており、これに
よって音声、データ、画像を通信するシステムである。
しかしながら、このシステムは、音声、データ、画像を
1つの通信回線に多重して送るため、高品質な画像を伝
送しようとすると帯域が不足する。
【0016】(3)米国特許5,172,413号 この公報に開示されたシステムは、映像情報をユーザの
アクセスの頻度で階層的に分散化して蓄積し、複数のユ
ーザの要求に対して映像情報を提供するシステムであ
る。しかしながら、このシステムは、伝送媒体として有
線ネットワークを前提に考えられており、ユーザの端末
は固定されて配置され、自由に持ち運びできない。
【0017】(4)米国特許5,101,267号 この公報に開示されたシステムは、衛星放送によってユ
ーザの要求をリアルタイムに解析し、当該要求に応える
システムである。このシステムでは、映像情報を送信す
る基地局と制御情報を送信する基地局とが異なるが、同
一の無線帯域でそれぞれの基地局に映像情報および制御
情報を送信するものである。
【0018】本発明の目的は、システムのコストを上昇
させることなく、映像情報の伝送速度を改善することの
できる無線映像通信システムを提供することである。本
発明の他の目的は、制御信号の集中によるネットワーク
上でトラヒックの増加を防ぎ、ビデオサーバの負担を軽
減することのできる無線映像通信システムを提供するこ
とである。本発明のさらに他の目的は、無線映像端末の
位置管理が可能であり、それによってビデオサーバの負
担を軽減することのできる無線映像通信システムを提供
することである。
【0019】
【課題を解決するための手段および効果】本発明は、移
動可能な端末局に対し、種々の映像情報を無線で配信す
る無線映像通信システムに向けられており、複数種類の
映像情報を蓄積しているビデオサーバと、ネットワーク
を介してビデオサーバと接続され、ビデオサーバから供
給される映像情報を、第1の無線通信路を介して端末局
に送信する映像無線局と、端末局から第2の無線通信路
を介して送信されてくる制御情報を受信して、ビデオサ
ーバに通知する制御無線局とを備えている。端末局は、
制御情報を送信することによって、映像情報を要求する
旨および要求する映像情報の種類を伝える。ビデオサー
バは、制御無線局から受け取った制御情報に基づいて、
対応する映像情報を検索して、ネットワーク上に出力す
る。なお、第1の無線通信路には相対的に広い帯域が割
り当てられ、第2の無線通信路には相対的に狭い帯域が
割り当てられる。このように、映像情報と制御情報は、
異なる無線通信路を介して伝送される。そのため、映像
無線局は、制御情報の処理を行う必要が無く、映像情報
の送受信処理を中断させることなく実行できる。その結
果、映像無線局は、割り当てられた帯域を有効に活用で
き、映像情報の伝送速度の低下を防止することができ
る。
【0020】映像情報を送信するために、映像無線局が
第1の無線通信路内で複数の通信チャネルを使用可能で
ある場合、端末局は、制御情報を送信することによっ
て、映像情報の受信用の通信チャネルを指定する。この
場合、映像無線局は、現在の通信チャネルの使用状況を
監視しており、制御無線局は、制御情報を受信したと
き、制御情報で指定される通信チャネルが使用できるか
否かをネットワークを介して映像無線局へ問い合わせ
る。そして、指定された通信チャネルが使用できるなら
当該ネットワークを介してビデオサーバへ制御情報を
伝送し、使用できないならば第2の無線通信路を介して
端末局へ受信用通信チャネルの再設定を要求する。映像
無線局は、ビデオサーバから供給される映像情報を、端
末局が指定した通信チャネルを使用して端末局へ送信す
る。これによって、ビデオサーバは、通信チャネルの能
力以上の映像情報配信処理をせずに済むため、輻輳状態
に陥ることを防ぐことができ、ネットワーク上のトラヒ
ック量を適正なものに保つことができる。
【0021】一般的な運用では、映像無線局は、複数台
設置されており、かつそれぞれが通信可能な固有の無線
ゾーンを有している。そして、制御無線局は、全ての映
像無線局の無線ゾーンをカバーするエリア内で通信可能
である。この場合、各映像無線局には、第1の無線通信
路として、互いに重複しない周波数帯域が固定的に割り
当てられる。そして、各映像無線局は、固定的に割り当
てられた周波数帯域を分割して得られる複数の通信チャ
ネルを使用して映像情報を送信する。これによって、多
数の端末局が映像情報を要求することができる。
【0022】好ましい実施例では、メニュー格納手段が
さらに設けられる。このメニュー格納手段は、各映像無
線局に接続され、ビデオサーバが蓄積している映像情報
のタイトル情報を格納する。この場合、各映像無線局
は、メニュー格納手段に格納されているタイトル情報に
基づいて作成したメニュー情報と、各映像無線局に割り
当てられている識別値と、第1の無線通信路内の通信チ
ャネルの使用状況とを、第1の無線通信路内の予め定め
られた通信チャネルを用いて自局の無線ゾーンへ送信す
る。端末局は、受信したメニュー情報,識別値および通
信チャネルの使用状況を参照することによって、制御情
報を作成する。
【0023】好ましくは、制御情報には、ビデオサーバ
に対して配信を要求する映像情報を特定するための識別
値を格納する映像情報番号部と、当該端末局固有の識別
値を格納する端末局ID部と、メニュー情報を送信した
映像無線局の識別値を格納する第1送受信局ID部と、
要求する映像情報の受信用の通信チャネルを指定する使
用チャネル指定部とが含められる。この場合、制御無線
局は、使用チャネル指定部に格納されている通信チャネ
ルが使用可能か否かを、第1送受信局ID部に格納され
ている識別値を有する映像無線局に問い合わせる。そし
て、通信チャネルを使用できない場合は、端末局ID部
に格納されている識別値を有する端末局へ通信チャネル
の再設定を要求し、通信チャネルを使用できる場合は、
ビデオサーバへ制御情報を転送する。ビデオサーバは、
転送されてきた制御情報の映像情報番号部を参照して、
対応する映像情報を検索して、ネットワーク上に出力す
る。
【0024】また、好ましい実施例では、位置情報格納
手段が設けられる。この位置情報格納手段には、ビデオ
サーバが制御無線局から受け取った制御情報に含まれる
端末局の識別値と、映像無線局の識別値とが格納され
る。これによって、各端末の現在位置を管理することが
可能となる。その結果、ビデオサーバは、いずれかのゾ
ーンに流入した端末局に対しても、映像情報を迅速かつ
確実に配信することができる。
【0025】また、位置情報格納手段に格納されている
位置情報の登録を要求するか削除するかをビデオサーバ
に通知するための位置情報登録フラグ部を、制御情報に
含めるようにしても良い。この場合、端末局は、それま
で位置していた無線ゾーンから他の無線ゾーンへ移動し
た場合、位置情報登録フラグ部に位置登録を要求する旨
を格納した制御情報を送信する。また、ビデオサーバ
は、受け取った制御情報の位置情報登録フラグ部を参照
して、位置情報格納手段の内容を変更する。これによっ
て、ビデオサーバは、不必要な位置情報の更新処理を行
わない。
【0026】好ましくは、端末局は、いずれのゾーンに
も位置しなくなった場合、位置情報登録フラグ部に位置
情報の削除を要求する旨を格納した制御情報を送信す
る。また、ビデオサーバは、受け取った制御情報に含ま
れている位置情報登録フラグ部に基づき、端末局がいず
れのゾーンにも位置しないことを認識したとき、位置情
報格納手段から当該端末局の位置情報を削除する。これ
によって、もし、端末局が以前に位置していた無線ゾー
ンで映像情報を配信されていたとしても、これを中止す
ることが可能となる。すなわち、ビデオサーバは、無駄
な映像情報の配信を制御し、有限数しかない通信チャネ
ルを有効に使用することができる。
【0027】さらに、好ましい実施例では、ビデオサー
バが受け取った制御情報の履歴を履歴情報として蓄積す
る履歴情報蓄積手段が設けられる。このような履歴情報
を蓄積することによって、アクセス回数の調査・統計、
アンケートの集計等に応用することができる。
【0028】他の好ましい実施例では、制御無線局は、
複数台設けられており、それぞれが固有の通信可能エリ
アを有している。また、各端末局を制御するための端末
局制御情報を作成し、各制御無線局を介して当該端末局
制御情報を送信するための制御装置が設けられている。
端末局制御情報は、各端末局に与えられる共有識別値を
格納するための識別値格納部と、各端末局を制御するた
めのデータを格納するためのデータ格納部とを含んでい
る。制御装置は、共有識別値を含んでいる端末局制御情
報を使用して各端末局に同一の共有識別値を与えた後、
当該共有識別値と各当該端末局を制御するためのデータ
とを含む端末局制御情報を送信することによって、当該
制御無線局の通信可能エリア内に位置する全ての端末局
を一括的に制御する。すなわち、1つの端末局制御情報
で多くの端末局を統合的に制御することができる。その
結果、ネットワーク上のトラヒック量が少なくなる。
【0029】他の好ましい実施例では、制御無線局は、
複数台設けられており、それぞれが固有の通信可能エリ
アを有している。また、各端末局を制御するための端末
局制御情報を作成し、各制御無線局を介して当該端末局
制御情報を送信するための制御装置が設けられている。
端末局制御情報は、各端末局に固有の識別値を格納する
ための識別値格納部と、各端末局を制御するためのデー
タを格納するためのデータ格納部とを含んでいる。制御
装置は、端末局に固有の識別値と各当該端末局を制御す
るためのデータとを含む端末局制御情報を送信する。
れによって、制御装置は、必要に応じて、個別に端末局
を制御することが可能である。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施例に
係る無線映像通信システムの全体構成を示すブロック図
である。図1において、本無線映像通信システムは、ビ
デオサーバ11と、ビデオサーバ11に接続された位置
テーブル部12と、ネットワーク13を介してビデオサ
ーバ11に接続された映像情報中継部14と、複数の映
像無線局15と、映像無線局15に接続されたメニュー
格納部16と、複数の無線映像端末17と、制御無線局
19と、ビデオサーバ11に接続された履歴蓄積テーブ
ル部20とを備えている。なお、図1には、制御無線局
が1局だけ図示されているが、これは無線映像通信シス
テムの規模に応じて最適な数の制御無線局19を設置す
ればよい。以下、図1を参照して、本発明の一実施例に
係る無線映像通信システムの各部の構成を説明する。
【0031】ビデオサーバ11は、複数種類の映像情報
を蓄積しており、無線映像端末17からの要求に従っ
て、対応する映像情報を検索して無線映像端末17に配
信する。また、ビデオサーバ11は、各無線映像端末1
7が現在位置しているゾーン18を把握するために、位
置テーブル部12(図5参照)を用いる。なお、この位
置テーブル部12に関しては、後に詳細に説明する。ネ
ットワーク13は、本無線映像通信システム内で使用さ
れる各種情報を伝送する。映像情報中継部14は、ネッ
トワーク13を介して伝送されてきた各種情報を、その
内容に従って、各映像無線局15に対して振り分ける。
【0032】映像無線局15に接続されたメニュー格納
部16は、各映像無線局15が有するゾーン18に配信
可能な映像情報のタイトル等の情報を記憶している。映
像無線局15は、メニュー格納部16に記憶された情報
等を含むメニュー情報パケット31(図3(a)参照)
を作成し、自局に対応するゾーン18へ出力する。ま
た、映像無線局15は、無線映像端末17がビデオサー
バ11に要求した映像情報を含む映像情報パケット32
(図3(b)参照)を作成し、空きチャネル(図2参
照)を用いて映像情報を要求した無線映像端末17に出
力する。
【0033】無線映像端末17は、受信部171と、送
信部172と、制御部173とを含む。受信部171
は、映像無線局15から送信されてくるメニュー情報パ
ケット31および映像情報パケット32を受信する第1
受信部171Aと、制御無線局19から送信されてくる
制御無線局制御情報を受信する第2受信部171Bとを
含む。制御部173は、メニュー情報パケット31に含
まれる番組メニューや、映像情報パケット32に含まれ
る映像情報をディスプレイ(図示せず)に表示させる。
また、この無線映像端末17を携帯するユーザは、もし
受信したい映像情報があれば、キーボード等の入力操作
器(図示せず)を操作することによって、制御部173
に対して、映像情報をビデオサーバ11に対して要求す
るように指示する。制御部173では、この要求等を含
む制御情報パケット41(図4参照)を作成し、送信部
172から制御無線局19へ送信する。
【0034】制御無線局19は、無線映像端末17から
制御情報41を受信する。制御無線局19は、この制御
情報41を、ネットワーク13を介して、ビデオサーバ
11に送信するとともに、この制御情報パケット41を
作成した無線映像端末17が属するゾーン18を管理す
る映像無線局15に送信する。なお、制御無線局19
は、端末局制御可能エリア110を有している。この端
末局制御エリア110は、無線映像端末17が全ての映
像無線局15からのメニュー情報パケット31を受信す
ることが不可能な位置に存在した場合においても、位置
管理可能なように全てのゾーン18をカバーしている。
【0035】図2は、図1における各映像無線局15の
送信信号(メニュー情報パケット31または映像情報パ
ケット32を含む)の周波数スペクトラム21を示す図
である。本実施例に係る無線映像通信システムにおいて
は、各映像無線局15には、互いに重複しないように、
それぞれに6MHzずつの周波数帯域が割り当てられて
いる。さらに、この周波数帯域内には、512個の搬送
波が含まれており、40個の搬送波で1つのチャネル2
2を構成する。例えば、無線映像端末17の要求に応じ
て、ビデオサーバ11は、1.5MbpsのMPEG
(MotionPicture Experts Gr
oup)によって画像圧縮された映像情報をOFDM方
式(直行周波数分割多重方式:Orthogonal
Frequency Division Multip
lexing)で多重化する。映像無線局15は、使用
されていない1つのチャネル22を用いて、映像情報パ
ケット32を、映像情報の要求を出した無線映像端末1
7へ電波で送信する。また、メニュー情報パケット31
は、予め設定されたチャネル22を用いてゾーン18へ
送信される。
【0036】なお、各映像無線局15と各無線映像端末
17との間の情報伝達は、AM変調やFM変調されたア
ナログ信号の形態で行われても良い。また、赤外線を変
調した光信号で情報伝達が行われても良い。
【0037】図3は、各映像無線局15の出力信号に含
まれるメニュー情報パケット31および映像情報パケッ
ト32の詳細なフレーム構成を示す図である。図3
(a)において、メニュー情報パケット31は、第1映
像無線局ID部311と、空きチャネルフラグ部312
と、番組メニュー部313とを含む。各映像無線局15
には、重複しない識別値が予め割り当てられている。第
1映像無線局ID部311には、この識別値が格納され
ており、これによって、メニュー情報パケット31を受
信した無線映像端末17は、現在位置しているゾーン1
8を認識することができる。空きチャネルフラグ部31
2には、映像無線局15に割り当てられた周波数スペク
トラム21内の各チャネル22の使用状況を示すフラグ
情報が格納されている。無線映像端末17は、このフラ
グ情報を参照することにより、未使用チャネルを指定し
て、当該未使用チャネルから映像情報パケット32を受
信する。番組メニュー部313には、各映像無線局15
が配信可能な映像情報のメニューが格納されている。上
述のような構成のメニュー情報パケット31は、映像無
線局15が無線映像端末17へ映像情報パケット32を
配信する毎に、空きチャネルフラグ部312が更新され
て、送信される。
【0038】図3(b)において、映像情報パケット3
2は、映像情報部321を含む。この映像情報部321
には、無線映像端末17がビデオサーバ11に要求した
映像情報が格納される。無線映像端末17は、この映像
情報を復調し、ディスプレイ(図示せず)に映像を表示
させる。ここで、ビデオサーバ11は、無線映像端末1
7から要求されたチャネル22を使用して、この映像情
報パケット32を配信する。そのため、映像情報パケッ
ト32は、無線映像端末17の識別値等を格納する格納
部を特に必要としない。
【0039】図4は、図1における各無線映像端末17
が、ビデオサーバ11に映像情報を要求するとき等に、
制御無線局19に送信する制御情報パケット41の詳細
なフレーム構成を示す図である。図4において、制御情
報パケット41は、端末ID部411と、第2映像無線
局ID部412と、番組番号部413と、使用チャネル
番号部414と、位置情報登録フラグ部415と、送信
データ部416とを含む。端末ID部411には、当該
制御情報パケット41を送信する無線映像端末17の識
別値が格納される。第2映像無線局ID部412には、
無線映像端末17が現在位置するゾーン18を管理する
映像無線局15の識別値が格納される。番組番号部41
3には、無線映像端末17が要求した映像情報の識別値
が格納される。使用チャネル番号部414には、無線映
像端末17が要求した映像情報を受信するときに使用す
るチャネル22の番号等の識別子が格納される。位置情
報登録フラグ部415には、無線映像端末17が位置情
報の登録を要求もしくは削除することを示すフラグが格
納される。送信データ部416には、他に通知したい事
項が格納される。
【0040】図5は、図1における位置テーブル部12
の内部に格納される位置管理情報を示す図である。図5
において、位置テーブル部12は、ビデオサーバ11が
各無線映像端末17の位置しているゾーン18を認識す
るために用いられる。この位置テーブル部12に格納さ
れる位置管理情報は、無線映像端末17が送信する制御
情報パケット41に基づいて作成される。位置テーブル
部12は、位置管理情報として、端末ID格納部51
と、映像無線局ID格納部52とを含む。端末ID格納
部51は、無線映像端末17の識別値を格納する。映像
無線局ID格納部52は、各無線映像端末17が現在位
置しているゾーン18を管理する映像無線局15の識別
値を格納する。
【0041】上記のように、本実施例の無線映像通信シ
ステムでは、制御情報パケット41を伝送するための上
りの通信経路と、映像情報パケット31を伝送するため
の下りの通信経路とが完全に分離されている。そして、
情報量の多い映像情報を伝送する下りの通信路には相対
的に広い帯域を割り当て、情報量の少ない制御情報を伝
送する上りの通信路には相対的に狭い帯域を割り当てて
いる。
【0042】図6は、図1のシステムにおいて、ある無
線映像端末17Aがゾーン18Aからゾーン18Bへと
移動したときの様子と、ある無線映像端末17Bがゾー
ン18Bから受信不可能エリア(いずれのゾーン18に
も属しないエリア)へと移動したときの様子とを示す図
である。ここで、受信不可能エリアとは、端末局制御可
能エリア110内であり、かつ全ての映像無線局15か
らのメニュー情報パケット31および映像情報パケット
32を受信不可能なエリアのことである。
【0043】図7は、無線映像端末17の動作を示すフ
ローチャートである。図8は、制御無線局19の動作を
示すフローチャートである。図9は、ビデオサーバ11
の動作を示すフローチャートである。図10は、映像無
線局15の動作を示すフローチャートである。以下、こ
れら図1〜図10を参照して、本発明の一実施例に係る
無線映像通信システムのゾーン移動から映像情報獲得ま
での動作を詳細に説明する。
【0044】映像無線局15は、ビデオサーバ11から
映像情報パケット32を受信すると(図10;ステップ
S1000)、自局のメニュー格納部16から番組メニ
ューを読み出し(ステップS1001)、メニュー情報
パケット31を作成する(ステップS1002)。この
とき、映像無線局15は、自局が管理するゾーン18で
使用可能なチャネル22の中から空きチャネルを検索
し、この検索結果に基づき、メニュー情報パケット31
内の空きチャネルフラグ部312を設定する。これによ
って、映像無線局15は、これから映像情報パケット3
2を送信するために使用しようとしている空きチャネル
を他の無線映像端末17が使用できないようにする。次
に、映像無線局15は、作成したメニュー情報パケット
31と、受信した映像情報パケット32とをゾーン18
へ出力する(ステップS1003)。このとき、メニュ
ー情報パケット31は予め固定的に設定されたチャネル
22を使用して、また、映像情報パケット32は当該映
像情報を要求した無線映像端末17が指定したチャネル
22を使用してゾーン18へ出力される。
【0045】ゾーン18Aに位置していた無線映像端末
17A(図6参照)がゾーン18Bへ移動するのに伴っ
て、当該無線映像端末17Aは、ゾーン18Aを管理す
る映像無線局15が出力する信号を受信不可能となる。
これによって、無線映像端末17Aは、ゾーン18Aか
ら移動したことを認識する(図7;ステップS71
0)。このとき、無線映像端末17Aは、受信周波数が
不整合であるため、ゾーン18Bを管理する映像無線局
15からのメニュー情報パケット31も受信不可能な状
態にある。このメニュー情報パケット31は、前述した
ように各映像無線局15毎に割り当てられた周波数帯域
であって、しかも予め固定的に設定されたチャネル22
を使用して送信されてくる。従って、無線映像端末17
Aの第1受信部171Aは、ゾーン18Bを管理する映
像無線局15からのメニュー情報パケット31を受信可
能とするため、その受信周波数を調整する(ステップS
711)。第1受信部171Aの受信周波数が、このメ
ニュー情報パケット31が送信されてくるチャネル22
に合致すると、無線映像端末17Aは、メニュー情報パ
ケット31を受信することとなる(ステップS71
2)。無線映像端末17Aは、このメニュー情報パケッ
ト31内の第1映像無線局ID部311に格納されてい
る映像無線局15の識別値に基づいて、ゾーン18Bに
移動したことを認識する。そして、無線映像端末17A
のディスプレイ(図示せず)には、番組メニューが表示
される(ステップS713)。
【0046】無線映像端末17Aを携帯するユーザは、
無線映像端末17Aの入力操作器(図示せず)を操作す
ることによって、表示された番組メニューから受信した
い映像情報を選択する(ステップS714)。応じて、
無線映像端末17Aの制御部173は、映像情報パケッ
ト32を受信するときに使用するチャネル22を空きチ
ャネルフラグ部312に格納された空きチャネルフラグ
を参照して決定する(ステップS715)。次に、制御
部173は制御情報パケット41を作成し、送信部17
2から制御無線局19に送信する(ステップS71
6)。このとき、制御部173は、端末ID部411に
無線映像端末17Aの識別値を、第2映像無線局ID部
412にゾーン18Bを管理する映像無線局15の識別
値を、番組番号部413に無線映像端末17Aが選択し
た番組番号を、使用チャネル番号部414に使用チャネ
ル22を特定する識別子を格納する。さらに、無線映像
端末17Aは、ゾーン18を移動したため、位置情報登
録フラグ部415に位置登録を要求する旨を格納する。
これによって、無線映像端末17Aは、ビデオサーバ1
1へ現在自局が属しているゾーンを通知することとな
る。次に、無線映像端末17Aの制御部173は、要求
した映像情報を含む映像情報パケット32を受信できる
ように、第1受信部171Aの受信周波数を使用チャネ
ル22の周波数に一致させる(ステップS717)。
【0047】制御無線局19は、無線映像端末17Aか
ら上記制御情報パケット41を受信すると(図8;ステ
ップS810)、番組情報部413に映像情報の要求が
含まれているか否かを判断する(ステップS811)。
制御情報パケット41が映像情報要求を含む場合、制御
無線局19は、この制御情報パケット41に格納されて
いる使用チャネル22が使用可能か否かを確認するため
の制御無線局制御情報を、ゾーン18Bを管理する映像
無線局15へ送信する。なお、この制御無線局制御情報
中には、宛先の無線映像端末17の識別値も含まれてい
る。
【0048】ここで、ほぼ同時刻に複数の無線映像端末
17が、同じ使用チャネルを指定して制御情報パケット
41を送信した場合、後から制御情報パケット41を送
信した無線映像端末17はこの指定チャネルを使用でき
ない。映像無線局15は、上記制御無線局制御情報を受
信すると(図10;ステップS1010)、チャネル2
2の使用状況を確認する(ステップS1011)。次
に、映像無線局15は、その確認結果を制御無線局19
に送信する(ステップS1012)。
【0049】制御無線局19は、映像無線局15からの
応答に基づき、無線映像端末17が映像情報獲得のため
に指定したチャネル22が現時点で使用可能な空きチャ
ネルか否かを判断する(ステップS812)。もし、こ
のチャネル22が使用不可能であるならば、無線映像端
末17Aは映像情報を獲得するためにチャネル22を新
たに指定しなければならない。そのため、制御無線局1
9は、無線映像端末17Aにチャネル22の再設定要求
を含む制御無線局制御情報を送信する(ステップS81
4)。一方、無線映像端末17Aによって指定されたチ
ャネル22が使用可能であるならば、制御無線局19
は、受信した制御情報パケット41をビデオサーバ11
に向けて転送する(ステップS813)。
【0050】ここで、無線映像端末17Aの制御部17
3は、第2受信部171Bが上記制御無線局制御情報を
受信すると(図7;ステップS710)、使用チャネル
22の再設定が要求されたことを認識し、この制御無線
局制御情報が自局宛か否かを判断する(ステップS71
8)。自局宛の場合、制御局173は、第1受信部17
1Aに設定された使用チャネルの周波数を解除した後
(ステップS719)、ステップS710の動作に戻
り、更新されたメニュー情報パケット31を再受信して
使用可能な他の空きチャネルを決定する。その後、制御
部173は、制御情報パケット41を作成して制御無線
局19に送信し、映像無線局15から映像情報パケット
32が送信されてくるのを待機する。一方、制御無線局
制御情報が自局宛でない場合、制御部173は、受信し
た制御無線局制御情報を破棄し(ステップS720)、
ステップS710の動作に戻る。
【0051】ここで、上記制御無線局制御情報の送受信
方法は、特に限定されるものではないが、例えば、図2
と同様の使用周波数帯域を制御無線局19に割り当てて
無線で行うようにしてもよい。このとき割り当てられる
使用周波数帯域は、各映像無線局15が使用する周波数
帯域とは重複しないものであって、端末局制御エリア1
10全体へ送信可能なように、その送信電力が各映像無
線局15のそれと比較して大きく設定されている。制御
無線局19は、割り当てられた使用周波数帯域の中で予
め決められた1つのチャネルを使用して、制御無線局制
御情報を送信する。
【0052】ビデオサーバ11は、上記制御情報パケッ
ト41を受信すると(図9;ステップS909)、当該
制御情報パケット41の内容を、履歴情報として履歴蓄
積テーブル部20に格納する(ステップS910)。履
歴蓄積テーブル部20は、図11に示すように、制御情
報パケット41と同じ項目を備えており、制御パケット
情報41に含まれる全ての情報を記憶する。履歴蓄積テ
ーブル部20に格納された履歴情報は、後に参照され、
種々の目的に利用される。利用方法の一例としては、ア
クセス回数の調査・統計、アンケートの集計等が考えら
れる。
【0053】次に、ビデオサーバ11は、受信した制御
情報パケット41の番組番号部413に映像要求が含ま
れているか否かを判断する(ステップS911)。映像
要求が含まれている場合、ビデオサーバ11は、さらに
位置情報登録フラグ部415に位置登録要求が含まれて
いるか否かを判断する(ステップS912)。位置登録
要求が含まれている場合、ビデオサーバ11は、無線映
像端末17Aの位置情報を更新するために、位置テーブ
ル部12を検索し、無線映像端末17Aの位置登録を行
う(ステップS913)。すなわち、ビデオサーバ11
は、制御情報パケット41の端末ID部411から得た
無線映像端末17Aの識別値を端末識別値格納部51
に、さらに第2映像無線局ID部412から得た映像無
線局15の識別値を映像無線局ID格納部52に、それ
ぞれ格納することによって、無線映像端末17の位置情
報を位置テーブル部12へ登録する。次に、ビデオサー
バ11は、要求された映像情報を無線映像端末17Aに
配信するために、制御情報パケット41の番組番号部4
13に基づいて映像情報パケット32を作成し、ネット
ワーク13に送出する(ステップS914)。このと
き、映像情報パケット32は、制御情報パケット41の
使用チャネル番号部414に指定されたチャネル22を
使用して送信される(ステップS922)。
【0054】映像無線局15は、映像情報中継部14を
介して映像情報パケット32を受信し、前述したような
ステップS1000〜ステップS1003と同様の動作
を行う。これによって、映像情報パケット32は、無線
映像端末17Aへ送信される。
【0055】無線映像端末17Aの第1受信部171A
が映像情報パケット32を受信すると(ステップS72
1)、制御部173は、この映像情報パケット32をデ
ィスプレイ(図示せず)に表示させる(ステップS72
2)。以降、無線映像端末17Aは、指定したチャネル
22から継続的に映像情報パケット32を受信すること
が可能となる。また、無線映像端末17Aが別の映像情
報を獲得したいときは、再びメニュー情報パケット31
を受信し、上述した手順を繰り返せばよい。このとき、
無線映像端末17Aは、同一ゾーン18B内に位置して
いれば、位置情報登録フラグ部415を設定せずに、制
御情報パケット41を制御無線局19に送信する。従っ
て、ビデオサーバ11は、前述した位置情報の更新制御
(ステップS913)を行わなずに、映像情報パケット
32を作成し、映像無線局15へ送信する(ステップS
914)。
【0056】次に、無線映像端末17がいずれのゾーン
18にも属しない場所に位置している場合における、本
無線映像通信システムの各部の動作について、詳細に説
明する。図6において、ゾーン18Bに位置していた無
線映像端末17Bが受信不可能エリアへ移動すると、当
該無線映像端末17Bは、ゾーン18Bを管理する映像
無線局15が出力するメニュー情報パケット31を受信
することができなくなり、ゾーン18Bからの離脱を認
識する(ステップS710)。次に、無線映像端末17
Bの第1受信部171Aは周波数調整を行うが(ステッ
プS711)、いずれの映像無線局15からもメニュー
情報パケット31を受信することはできない。これによ
って、無線映像端末17Bは、受信不可能エリアに位置
していることを認識する。従って、無線映像端末17B
の制御部173は、ビデオサーバ11へ位置情報の削除
を要求するための制御情報パケット41を作成し、制御
無線局19へ送信する(ステップS723)。このとき
作成される制御情報パケット41は、端末ID部411
に無線映像端末17Bの識別値が、位置情報登録フラグ
部415に位置テーブル部12に登録されている無線映
像端末17Bの位置情報の削除を要求する旨の指示が格
納されている。
【0057】制御無線局19は、無線映像端末17Bか
らの位置登録削除のための制御情報パケット41を受信
すると(ステップS810)、この制御情報パケット4
1が位置登録削除要求を含むことを確認する(ステップ
S815)。次に、制御無線局19は、ネットワーク1
3を介して、ビデオサーバ11に制御情報パケット41
を送信する(ステップS816)。
【0058】ビデオサーバ11は、制御無線局19から
制御情報パケット41を受信すると(ステップS90
9)、その内容を履歴蓄積テーブル部20に格納した後
(ステップS910)、制御情報パケット41の番組番
号部413および位置情報登録フラグ部415をチェッ
クし、この制御情報パケット41が位置情報削除要求、
すなわち圏外処理要求に関するものであるか、映像情報
要求に関するものであるかを判断する(ステップS91
1)。位置情報登録フラグ部415に位置情報を削除す
る旨の情報が格納されている場合、ビデオサーバ11
は、位置テーブル部12を検索し、この無線映像端末1
7Bに対して登録されている位置登録情報を削除する
(ステップS915)。これによって、ビデオサーバ1
1は、無線映像端末17が受信不可能エリアに位置して
いても、無線映像端末17を管理することができる。も
し、無線映像端末17が前回位置していたゾーン18で
映像情報パケット32を受信中に受信不可能エリアへ移
動したとすると、以後の映像情報パケット32の送信は
無駄なものになってしまう。上記のようにビデオサーバ
11は、無線映像端末17が受信不可能エリアに位置し
ていることを認識することにより、映像情報パケット3
2の送信を停止することができ、無駄な送信を排除する
ことが可能になる。なお、無線映像端末17がいずれか
のゾーン18に再び移動した場合、本無線映像システム
の各部は、前述と同様の動作を行う。上記ステップS9
15の後、ビデオサーバ11は、静止画の送信指示を、
ネットワーク13を介して制御無線局19に送信する
(ステップS916)。
【0059】制御無線局19は、ビデオサーバ11から
静止画の送信指示を受信すると(ステップS808)、
ゾーン18Bの外に移動した無線映像端末17Bに対し
て、静止画情報(制御無線局19内に予め保持されてい
る)を送信する(ステップS809)。このとき送信す
る静止画としては、種々の内容が考えられる。例えば、
本無線映像通信システムが、美術館や博物館で用いられ
る場合、これらの館内で現在催されている展示の内容が
静止画に含められる。また、本無線映像通信システム
が、テーマパークで用いられる場合、園内の地図等が静
止画に含められる。その他、静止画に含められる内容と
しては、システムの運用に応じて、種々の展開が可能で
あろう。
【0060】ところで、各無線映像端末17は、制御無
線局19のゾーン110内に入ると、直ちに無線制御局
19との間で通信のためのリンクを張る。このリンク
は、各無線映像端末17毎に別個の周波数を用いて張っ
ても良いし、1つの周波数を複数のスロットに時分割
し、各スロットを用いて張ることも可能である。いずれ
にしても、各無線映像端末17間で、混信しない状態で
リンクが張られる。上記ステップS809において、静
止画は、このリンクを用いて制御無線局19から無線映
像端末17に対して送信される。従って、例えばゾーン
18Bの外に移動した無線映像端末17Bは、制御無線
局19から個別的に静止画サービスを受けることにな
る。
【0061】制御無線局19から静止画情報を受信した
無線映像端末17は、図示しないディスプレイに静止画
を表示する。その結果、ユーザは、いずれのゾーン18
にも属さない位置に移動した場合であっても、何らかの
情報提供をシステムから受けることができる。
【0062】なお、上記実施例では、ビデオサーバ11
とは別個に制御無線局19を設けたが、この制御無線局
19の機能をビデオサーバ11に含めることもできる。
この場合、ビデオサーバ11は、各無線映像端末17か
らの映像要求およびチャネル設定指示を処理する機能
と、要求された映像を供給する機能とを有するセンタ装
置として機能し、当該センタ装置と各無線映像端末17
との間で直接的に制御情報パケット41の授受が行われ
る。
【0063】図12は、本発明の第2の実施例に係る無
線映像通信システムの全体構成を示すブロック図であ
る。なお、図12は、図示を簡略化するため、図1にお
ける、ビデオサーバ11と、位置テーブル部12と、映
像情報中継部14と、映像無線局15と、メニュー格納
部16と、履歴蓄積テーブル部20とを図示していない
が、本実施例は、これらの構成をすべて備えている。さ
らに、本実施例は、制御無線局19を複数個備えてお
り、それに伴って、映像情報中継部14と、映像無線局
15と、メニュー格納部16とを複数組備えている。ま
た、本実施例は、図1の構成に加えて、制御装置7を備
えている。制御装置7は、本無線映像通信システム内の
すべての無線映像端末17を制御するための端末局制御
情報を作成する。また、制御装置7は、映像情報の配信
以外のこと(例えば、無線映像端末17の電源のオン・
オフ等)を制御している。
【0064】各制御無線局19は、それぞれ互いに重複
しない独自の端末局制御エリア110を有しており、当
該端末局制御エリア110内に位置する無線映像端末1
7からの制御情報パケット41を受信し、この制御情報
パケット41を制御装置7へ送信する。ここで、制御無
線局19は、この制御情報パケット41を制御装置7へ
送信するか、ビデオサーバ11へ送信するかを判断しな
ければならない。そのため、制御無線局19は、送信デ
ータ部416に情報が格納されている場合にのみ制御装
置7へ制御情報パケット41を送信する。なお、ビデオ
サーバ11へ送信する場合は、前述したとおりである。
また、制御無線局19は、制御装置7から送信されてき
た端末局制御情報を無線映像端末17へ送信する。無線
映像端末17は、受信した端末局制御情報の内容に応じ
た処理を行う。また、無線映像端末17は、制御装置7
へ制御要求がある時、自局が作成する制御情報パケット
41の送信データ部416に当該制御要求を格納して送
信する。なお、制御装置7から送信される端末局制御情
報には、特定の無線映像端末17向けの制御情報だけで
はなく、端末局制御エリア110内に位置する全ての無
線映像端末17向けの制御情報も含まれる。
【0065】以下、図12に示す無線映像通信システム
の動作について説明する。制御装置7は、端末局制御エ
リア110内に位置する全ての無線映像端末17向けの
端末局制御情報を送信できるように、共有識別値を設定
する旨を含む端末局制御情報を必要に応じて、制御無線
局19に送信する。制御無線局19は、この端末局制御
情報を当該制御無線局19が管理する端末局制御エリア
110内に送信する。この端末局制御エリア110内に
位置する無線映像端末17の第2受信部171Bは、こ
の端末局制御情報を受信する。そして、無線映像端末1
7の制御部173がこの共有識別値を認識することによ
って、無線映像端末17は、固有の識別値に加えて共有
識別値を割り当てられたことになる。これによって、制
御装置7は、端末局制御エリア110内に位置する全て
の無線映像端末17をグループ化したこととなる。
【0066】上述したように、共有識別値を割り当てら
れた無線映像端末17は、端末局制御エリア110内で
あれば別のゾーン18に位置していても、制御無線局1
9は、共有識別値を含む端末局制御情報を送信すれば当
該無線映像端末17を制御可能となる。これによって、
グループ化された無線映像端末17を一括して制御する
必要があるとき(例えば、無線映像端末17の電源のオ
ン・オフ等)、個々の識別値を含む端末局制御情報を送
信せずに一括して無線映像端末17を制御することがで
きる。また、無線映像端末17は、受信部を2つ備えて
いるため、映像情報パケット32の受信を妨げることな
く端末局制御情報を受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る無線映像通信システム
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す無線映像通信システムにおいて、映
像無線局15から無線映像端末17へと配信される情報
の周波数スペクトラムを示す図である。
【図3】図1に示す無線映像通信システムにおいて、映
像無線局15から無線映像端末17へと配信される情報
のフレーム構造を示す図である。
【図4】図1に示す無線映像通信システムにおいて、無
線映像端末17から制御無線局19へと送信される情報
のフレーム構造を示す図である。
【図5】図1に示す無線映像通信システムにおいて、位
置テーブル部12に格納されている位置登録情報を示す
図である。
【図6】図1に示す無線映像通信システムにおいて、無
線映像端末が移動する様子を示す図である。
【図7】図6に示す無線映像通信システムにおいて、無
線映像端末の動作を示すフローチャートである。
【図8】図6に示す無線映像通信システムにおいて、制
御無線局の動作を示すフローチャートである。
【図9】図6に示す無線映像通信システムにおいて、ビ
デオサーバの動作を示すフローチャートである。
【図10】図6に示す無線映像通信システムにおいて、
映像無線局の動作を示すフローチャートである。
【図11】図6に示す無線映像通信システムにおいて、
履歴蓄積テーブル部20に格納されている履歴情報を示
す図である。
【図12】本発明の第2の実施例に係る無線映像通信シ
ステムの構成を示す図である。
【図13】従来の無線映像通信システムを示す図であ
る。
【符号の説明】
11…ビデオサーバ 12…位置テーブル部 13…ネットワーク 14…映像情報中継部 15…映像無線局 16…番組メニュー部 17…無線映像端末 18…ゾーン 19…制御無線局 110…端末局制御エリア 31…メニュー情報パケット 32…映像情報パケット 41…制御情報パケット 51…端末ID格納部 52…映像無線局ID格納部 7…制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 哲也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 郡司 嘉規 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 田邊 匠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−125345(JP,A) 特開 平6−165172(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/10 H04N 7/14 - 7/173 H04N 7/20 - 7/22

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動可能な端末局に対し、種々の映像情
    報を無線で配信する無線映像通信システムであって、 複数種類の映像情報を蓄積しているビデオサーバと、 ネットワークを介して前記ビデオサーバと接続され、ビ
    デオサーバから供給される映像情報を、第1の無線通信
    路を介して前記端末局に送信する映像無線局と、 前記端末局から第2の無線通信路を介して送信されてく
    る制御情報を受信して、前記ビデオサーバに通知する制
    御無線局とを備え、 前記端末局は、前記制御情報を送信することによって、
    映像情報を要求する旨および要求する映像情報の種類を
    伝え、 前記ビデオサーバは、前記制御無線局から受け取った制
    御情報に基づいて、対応する映像情報を検索して、前記
    ネットワーク上に出力し、 前記第1の無線通信路には相対的に広い帯域が割り当て
    られ、前記第2の無線通信路には相対的に狭い帯域が割
    り当てられることを特徴とする、無線映像通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記映像無線局は、映像情報を送信する
    ために、前記第1の無線通信路内で複数の通信チャネル
    を使用可能であり、 前記端末局は、前記制御情報を送信することによって、
    さらに映像情報の受信用の通信チャネルを指定し、 前記映像無線局は、現在の通信チャネルの使用状況を監
    視し、 前記制御無線局は、制御情報を受信したとき、当該制御
    情報で指定される通信チャネルが使用できるか否かを
    記ネットワークを介して前記映像無線局へ問い合わせ、
    使用できるならば当該ネットワークを介して前記ビデオ
    サーバへ制御情報を伝送し、使用できないならば前記第
    2の無線通信路を介して前記端末局へ受信用通信チャネ
    ルの再設定を要求し、 前記映像無線局は、前記ビデオサーバから供給される映
    像情報を、前記端末局が指定した通信チャネルを使用し
    て端末局へ送信することを特徴とする、請求項1に記載
    の無線映像通信システム。
  3. 【請求項3】 前記映像無線局は、複数台設置されてお
    り、かつそれぞれが通信可能な固有の無線ゾーンを有し
    ており、 前記制御無線局は、全ての映像無線局の無線ゾーンをカ
    バーするエリア内で通信可能である、請求項1に記載の
    無線映像通信システム。
  4. 【請求項4】 各前記映像無線局には、前記第1の無線
    通信路として、互いに重複しない周波数帯域が固定的に
    割り当てられており、 各前記映像無線局は、固定的に割り当てられた周波数帯
    域を分割して得られる複数の通信チャネルを使用して映
    像情報を送信することを特徴とする、請求項3に記載の
    無線映像通信システム。
  5. 【請求項5】 各前記映像無線局に接続され、前記ビデ
    オサーバが蓄積している映像情報のタイトル情報を格納
    するメニュー格納手段をさらに備え、 各前記映像無線局は、前記メニュー格納手段に格納され
    ているタイトル情報に基づいて作成したメニュー情報
    と、各映像無線局に割り当てられている識別値と、前記
    第1の無線通信路内の通信チャネルの使用状況とを、第
    1の無線通信路内の予め定められた通信チャネルを用い
    て自局の無線ゾーンへ送信し、 前記端末局は、受信した前記メニュー情報,識別値およ
    び通信チャネルの使用状況を参照することによって、前
    記制御情報を作成することを特徴とする、請求項4に記
    載の無線映像通信システム。
  6. 【請求項6】 前記制御情報は、少なくとも、 前記ビデオサーバに対して配信を要求する映像情報を特
    定するための識別値を格納する映像情報番号部と当該端
    末局固有の識別値を格納する端末局ID部と、 前記メニュー情報を送信した前記映像無線局の識別値を
    格納する第1送受信局ID部と、 要求する映像情報の受信用の通信チャネルを指定する使
    用チャネル指定部とを含み、 前記制御無線局は、 前記使用チャネル指定部に格納されている通信チャネル
    が使用可能か否かを、前記第1送受信局ID部に格納さ
    れている識別値を有する映像無線局に問い合わせ、 前記通信チャネルを使用できない場合は、前記端末局I
    D部に格納されている識別値を有する端末局へ前記通信
    チャネルの再設定を要求し、 前記通信チャネルを使用できる場合は、前記ビデオサー
    バへ前記制御情報を転送し、 前記ビデオサーバは、転送されてきた前記制御情報の前
    記映像情報番号部を参照して、対応する映像情報を検索
    して、前記ネットワーク上に出力することを特徴とす
    る、請求項5に記載の無線映像通信システム。
  7. 【請求項7】 前記ビデオサーバが前記制御無線局から
    受け取った制御情報に含まれる端末局の識別値と、映像
    無線局の識別値とを、端末局の現在位置を示す情報とし
    て格納する位置情報格納手段をさらに備える、請求項6
    に記載の無線映像通信システム。
  8. 【請求項8】 前記制御情報は、前記位置情報格納手段
    に格納されている位置情報の登録を要求するか削除する
    かを前記ビデオサーバに通知するための位置情報登録フ
    ラグ部をさらに含み、前記端末局は、それまで位置していた無線ゾーンから他
    の無線ゾーンへ移動した場合、前記位置情報登録フラグ
    部に位置登録を要求する旨を格納した前記制御情報を送
    信し、 前記ビデオサーバは、受け取った前記制御情報の位置情
    報登録フラグ部を参照して、前記位置情報格納手段の内
    容を変更することを特徴とする、請求項7に記載の無線
    映像通信システム。
  9. 【請求項9】 前記端末局は、いずれのゾーンにも位置
    しなくなった場合、前記位置情報登録フラグ部に位置情
    報の削除を要求する旨を格納した前記制御情報を送信
    し、 前記ビデオサーバは、受け取った制御情報に含まれてい
    る前記位置情報登録フラグ部に基づき、前記端末局がい
    ずれのゾーンにも位置しないことを認識したとき、前記
    位置情報格納手段から当該端末局の位置情報を削除する
    ことを特徴とする、請求項8に記載の無線映像通信シス
    テム。
  10. 【請求項10】 前記ビデオサーバが受け取った制御情
    報の履歴を履歴情報として蓄積する履歴情報蓄積手段を
    さらに備える、請求項1に記載の無線映像通信システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記制御無線局は、複数台設けられて
    おり、それぞれが固有の通信可能エリアを有しており、 各前記端末局を制御するための端末局制御情報を作成
    し、各前記制御無線局を介して当該端末局制御情報を送
    信する制御装置をさらに備え、前記端末局制御情報は、 各前記端末局に与えられる共有識別値を格納するための
    識別値格納部と、 各前記端末局を制御するためのデータを格納するための
    データ格納部とを含み、 前記制御装置は、前記共有識別値を設定する旨を含む
    記端末局制御情報を使用して各前記端末局に同一の共有
    識別値を与えた後、当該共有識別値と各当該端末局を制
    御するためのデータとを含む前記端末局制御情報を送信
    することを特徴とする、請求項1に記載の無線映像通信
    システム。
  12. 【請求項12】 前記制御無線局は、複数台設けられて
    おり、それぞれが固有の通信可能エリアを有しており、 各前記端末局を制御するための端末局制御情報を作成
    し、各前記制御無線局を介して当該端末局制御情報を送
    信する制御装置をさらに備え、 前記端末局制御情報は、 各前記端末局に固有の識別値を格納するための識別値格
    納部と、 各前記端末局を制御するためのデータを格納するための
    データ格納部とを含み、 前記制御装置は、前記端末局に固有の識別値と各当該端
    末局を制御するためのデータとを含む前記端末局制御情
    報を送信することを特徴とする、請求項1に記載の無線
    映像通信システム。
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