JP3326830B2 - 映像装置 - Google Patents
映像装置Info
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- JP3326830B2 JP3326830B2 JP30577292A JP30577292A JP3326830B2 JP 3326830 B2 JP3326830 B2 JP 3326830B2 JP 30577292 A JP30577292 A JP 30577292A JP 30577292 A JP30577292 A JP 30577292A JP 3326830 B2 JP3326830 B2 JP 3326830B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動黒レベル調整（オー
トカットオフ）機能を有する映像装置に関する。
トカットオフ）機能を有する映像装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４は、従来の自動黒レベル調整回路を
付加したＣＲＴ出力回路の一部回路図を示す。図４にお
いて、リファレンス挿入回路１０は映像信号にリファレ
ンスパルスを挿入し、図５に示す如くリファレンスパル
スを挿入した映像信号を加算器１１を介して出力トラン
ジスタＴｒに出力する。この出力トランジスタＴｒの動
作によってカソード電流が流れる。このカソード電流の
大きさを検出用抵抗Ｒの両端電圧として得て、この電圧
を比較器１２で基準電圧と比較する。この比較器１２は
図５に示す制御パルスの区間だけ動作し、その以外の
時、出力はハイインピーダンスになる。比較器１２の出
力はサンプルホールド用コンデンサＣを介して前記加算
器１１にフィードバックされる。
付加したＣＲＴ出力回路の一部回路図を示す。図４にお
いて、リファレンス挿入回路１０は映像信号にリファレ
ンスパルスを挿入し、図５に示す如くリファレンスパル
スを挿入した映像信号を加算器１１を介して出力トラン
ジスタＴｒに出力する。この出力トランジスタＴｒの動
作によってカソード電流が流れる。このカソード電流の
大きさを検出用抵抗Ｒの両端電圧として得て、この電圧
を比較器１２で基準電圧と比較する。この比較器１２は
図５に示す制御パルスの区間だけ動作し、その以外の
時、出力はハイインピーダンスになる。比較器１２の出
力はサンプルホールド用コンデンサＣを介して前記加算
器１１にフィードバックされる。
【０００３】即ち、制御パルスの区間ではリファレンス
パルスが出力トランジスタＴｒに供給され、この際のカ
ソード電流に対応する電圧が基準電圧と比較される。そ
して、その差電圧に比例する電流がサンプルホールド用
コンデンサＣにチャージされてカソード電流が適正値に
調整される。これを垂直周期で繰り返すことによって黒
レベルが一定値に保たれる。
パルスが出力トランジスタＴｒに供給され、この際のカ
ソード電流に対応する電圧が基準電圧と比較される。そ
して、その差電圧に比例する電流がサンプルホールド用
コンデンサＣにチャージされてカソード電流が適正値に
調整される。これを垂直周期で繰り返すことによって黒
レベルが一定値に保たれる。
【０００４】一方、画面アスペクト比が４：３のＣＲＴ
で、横長のアスペクト比１６：９の映像を映し出すこと
ができるＣＲＴが提案されている。かかるＣＲＴの垂直
側の偏向回路は、図６に示すように、垂直ノコギリ波発
生回路２を有し、この垂直ノコギリ波発生回路２は垂直
周期の垂直ノコギリ波信号を出力する。この垂直ノコギ
リ波信号のレベルは制御信号によって可変可能に構成さ
れている。垂直出力回路３は垂直ノコギリ波信号を一定
利得で増幅し、この増幅信号が垂直偏向コイル４に供給
される。４：３の映像信号の場合には、図７（ａ）に示
す振幅のノコギリ波信号を出力し、図８（ａ）に示すよ
うに有効画面より若干広い範囲でオーバースキャンして
４：３の映像が映し出される。また、１６：９の映像信
号の場合には、図７（ｂ）に示すように上記より小さい
振幅のノコギリ波信号を出力し、図８（ｂ）に示すよう
に上記より上下方向に短く有効画面より上下方向に狭い
範囲でスキャンして１６：９の映像が映し出される。
で、横長のアスペクト比１６：９の映像を映し出すこと
ができるＣＲＴが提案されている。かかるＣＲＴの垂直
側の偏向回路は、図６に示すように、垂直ノコギリ波発
生回路２を有し、この垂直ノコギリ波発生回路２は垂直
周期の垂直ノコギリ波信号を出力する。この垂直ノコギ
リ波信号のレベルは制御信号によって可変可能に構成さ
れている。垂直出力回路３は垂直ノコギリ波信号を一定
利得で増幅し、この増幅信号が垂直偏向コイル４に供給
される。４：３の映像信号の場合には、図７（ａ）に示
す振幅のノコギリ波信号を出力し、図８（ａ）に示すよ
うに有効画面より若干広い範囲でオーバースキャンして
４：３の映像が映し出される。また、１６：９の映像信
号の場合には、図７（ｂ）に示すように上記より小さい
振幅のノコギリ波信号を出力し、図８（ｂ）に示すよう
に上記より上下方向に短く有効画面より上下方向に狭い
範囲でスキャンして１６：９の映像が映し出される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ここで、自動黒レベル
調整回路を有するＣＲＴにあって４：３の映像信号を映
す場合には、図８（ａ）に示すようにリファレンス用輝
線が有効画面の外に位置するが、１６：９の映像信号を
映す場合には、図８（ｂ）に示すようにリファレンス用
輝線が有効画面の内に位置するため、画面が見苦しいと
いう欠点があった。１６：９の映像の場合には自動黒レ
ベル調整機能を止めてリファレンス用輝線を消すことも
考えられるが、黒レベルの自動調整が行われないため経
時変化等によりホワイトバランスのずれが生じることに
なる。
調整回路を有するＣＲＴにあって４：３の映像信号を映
す場合には、図８（ａ）に示すようにリファレンス用輝
線が有効画面の外に位置するが、１６：９の映像信号を
映す場合には、図８（ｂ）に示すようにリファレンス用
輝線が有効画面の内に位置するため、画面が見苦しいと
いう欠点があった。１６：９の映像の場合には自動黒レ
ベル調整機能を止めてリファレンス用輝線を消すことも
考えられるが、黒レベルの自動調整が行われないため経
時変化等によりホワイトバランスのずれが生じることに
なる。
【０００６】そこで、本発明は画面アスペクト比より横
長のアスペクト比の映像を映す場合に自動黒レベル調整
回路を働かせても画面が見苦しくならない映像装置を提
供することを課題とする。
長のアスペクト比の映像を映す場合に自動黒レベル調整
回路を働かせても画面が見苦しくならない映像装置を提
供することを課題とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の請求項１に係る発明の映像装置は、映像信号に挿入さ
れたリファレンスパルスのレベルを検出して黒レベルの
調整を行う黒レベル調整手段と、、所定アスペクト比の
画面を有し、前記黒レベル調整手段からの出力信号に基
づき、前記所定アスペクト比の映像および前記所定アス
ペクト比よりも横長のアスペクト比の映像を各々のアス
ペクト比を保って前記画面に表示する表示手段とを有す
る映像表示装置において、前記映像信号の垂直同期パル
スに同期した垂直鋸波信号を発生する垂直鋸波信号発生
手段と、前記垂直鋸波信号発生手段からの出力信号を増
幅して垂直偏向手段を駆動する垂直増幅手段と、前記垂
直鋸波信号発生手段に接続されるとともに、前記横長の
アスペクト比の映像については、前記リファレンスパル
スが含まれる期間において該リファレンスパルスに基づ
く輝線を前記画面外に位置させるように前記垂直鋸波信
号発生手段の出力の直流レベルをシフトさせる制御手段
とを備えるものである。請求項２の係る発明の映像装置
は、上記請求項１の構成にあって、前記制御手段は、前
記リファレンスパルスが含まれる期間所定レベルのシフ
トパルスを生成するパルス生成手段と、前記横長のアス
ペクト比の映像に対して選択的に前記シフトパルスの供
給を可能とするスイッチ手段とを備えるものである。
の請求項１に係る発明の映像装置は、映像信号に挿入さ
れたリファレンスパルスのレベルを検出して黒レベルの
調整を行う黒レベル調整手段と、、所定アスペクト比の
画面を有し、前記黒レベル調整手段からの出力信号に基
づき、前記所定アスペクト比の映像および前記所定アス
ペクト比よりも横長のアスペクト比の映像を各々のアス
ペクト比を保って前記画面に表示する表示手段とを有す
る映像表示装置において、前記映像信号の垂直同期パル
スに同期した垂直鋸波信号を発生する垂直鋸波信号発生
手段と、前記垂直鋸波信号発生手段からの出力信号を増
幅して垂直偏向手段を駆動する垂直増幅手段と、前記垂
直鋸波信号発生手段に接続されるとともに、前記横長の
アスペクト比の映像については、前記リファレンスパル
スが含まれる期間において該リファレンスパルスに基づ
く輝線を前記画面外に位置させるように前記垂直鋸波信
号発生手段の出力の直流レベルをシフトさせる制御手段
とを備えるものである。請求項２の係る発明の映像装置
は、上記請求項１の構成にあって、前記制御手段は、前
記リファレンスパルスが含まれる期間所定レベルのシフ
トパルスを生成するパルス生成手段と、前記横長のアス
ペクト比の映像に対して選択的に前記シフトパルスの供
給を可能とするスイッチ手段とを備えるものである。
【０００８】請求項３に係る発明の映像装置は、上記請
求項１の構成にあって、前記映像信号をブランキングす
るブランキング手段を備え、前記リファレンスパルス
は、前記映像信号の垂直帰線期間に挿入され、前記リフ
ァレンスパルスの期間を除く垂直帰線期間において前記
映像信号がブランキングされるものである。
求項１の構成にあって、前記映像信号をブランキングす
るブランキング手段を備え、前記リファレンスパルス
は、前記映像信号の垂直帰線期間に挿入され、前記リフ
ァレンスパルスの期間を除く垂直帰線期間において前記
映像信号がブランキングされるものである。
【０００９】請求項４に係る発明の映像装置は、上記請
求項２又は上記請求項３の構成にあって、前記所定アス
ペクト比が４：３であり、前記横長のアスペクト比が１
６：９であることを特徴とするものである。
求項２又は上記請求項３の構成にあって、前記所定アス
ペクト比が４：３であり、前記横長のアスペクト比が１
６：９であることを特徴とするものである。
【００１０】
【作用】請求項１から請求項４の発明によれば、画面ア
スペクト比より横長のアスペクト比の映像を映す場合に
は、偏向回路の垂直ノコギリ波信号の振幅レベルが通常
より小さく押さえられると共に垂直ノコギリ波信号が黒
レベル調整回路のリファレンス用輝線を有効画面の外に
映出するよう調整される。又、請求項３の発明によれ
ば、リファレンス用輝線と実際の映像信号との間がブラ
ンキング区間となり、請求項４の発明によれば画面アス
ペクト比４：３のＣＲＴでアスペクト比１６：９の映像
を映す場合に適用できる。
スペクト比より横長のアスペクト比の映像を映す場合に
は、偏向回路の垂直ノコギリ波信号の振幅レベルが通常
より小さく押さえられると共に垂直ノコギリ波信号が黒
レベル調整回路のリファレンス用輝線を有効画面の外に
映出するよう調整される。又、請求項３の発明によれ
ば、リファレンス用輝線と実際の映像信号との間がブラ
ンキング区間となり、請求項４の発明によれば画面アス
ペクト比４：３のＣＲＴでアスペクト比１６：９の映像
を映す場合に適用できる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図１から図３は本発明の一実施例を示す。この実施
例では画面アスペクト比４：３のＣＲＴでアスペクト比
１６：９の映像（ＭＵＳＥ−ＮＴＳＣダウンコンバート
の信号等）を映す場合を示す。
る。図１から図３は本発明の一実施例を示す。この実施
例では画面アスペクト比４：３のＣＲＴでアスペクト比
１６：９の映像（ＭＵＳＥ−ＮＴＳＣダウンコンバート
の信号等）を映す場合を示す。
【００１２】図１にはＣＲＴの一部回路ブロック図が示
されている。図１において、偏向回路１は垂直偏向用回
路と水平偏向用回路（図示せず）とから成る。垂直偏向
用回路は垂直ノコギリ波発生回路２を有し、この垂直ノ
コギリ波発生回路２は垂直同期パルスに同期した垂直ノ
コギリ波信号を作成する。この垂直ノコギリ波発生回路
２には制御信号が供給され、この制御信号によって出力
垂直ノコギリ波信号の振幅レベルが調整される。
されている。図１において、偏向回路１は垂直偏向用回
路と水平偏向用回路（図示せず）とから成る。垂直偏向
用回路は垂直ノコギリ波発生回路２を有し、この垂直ノ
コギリ波発生回路２は垂直同期パルスに同期した垂直ノ
コギリ波信号を作成する。この垂直ノコギリ波発生回路
２には制御信号が供給され、この制御信号によって出力
垂直ノコギリ波信号の振幅レベルが調整される。
【００１３】即ち、画面アスペクト比４：３の場合には
図２の（５）に示す振幅のノコギリ波信号を、画面アス
ペクト比１６：９の場合には図２の（６）に示すように
上記よりも小さい振幅のノコギリ波信号をそれぞれ抵抗
Ｒ1と抵抗Ｒ2を介して垂直出力回路３に出力する。
図２の（５）に示す振幅のノコギリ波信号を、画面アス
ペクト比１６：９の場合には図２の（６）に示すように
上記よりも小さい振幅のノコギリ波信号をそれぞれ抵抗
Ｒ1と抵抗Ｒ2を介して垂直出力回路３に出力する。
【００１４】垂直出力回路３は垂直ノコギリ波信号を一
定利得で増幅等し、増幅等した垂直ノコギリ波信号を垂
直偏向コイル４に供給する。
定利得で増幅等し、増幅等した垂直ノコギリ波信号を垂
直偏向コイル４に供給する。
【００１５】また、信号処理回路５は映像信号に所定の
信号処理を施し、信号処理された映像信号をブランキン
グ回路６に出力する。ブランキング回路６は水平、垂直
偏向の帰線区間でＣＲＴをカットオフして帰線消去する
よう帰線消去パルスを映像信号に加える。又、ブランキ
ング回路６には下記するブランキングパルスが入力さ
れ、このブランキングパルスが入力されるとこの区間で
も帰線消去パルスを映像信号に加える。ブランキング回
路６で帰線消去パルスを加えられた映像信号はＣＲＴ出
力回路に供給され、ここで従来例で示した黒レベル調整
回路により映像信号にリファレンスパルスが挿入され
る。
信号処理を施し、信号処理された映像信号をブランキン
グ回路６に出力する。ブランキング回路６は水平、垂直
偏向の帰線区間でＣＲＴをカットオフして帰線消去する
よう帰線消去パルスを映像信号に加える。又、ブランキ
ング回路６には下記するブランキングパルスが入力さ
れ、このブランキングパルスが入力されるとこの区間で
も帰線消去パルスを映像信号に加える。ブランキング回
路６で帰線消去パルスを加えられた映像信号はＣＲＴ出
力回路に供給され、ここで従来例で示した黒レベル調整
回路により映像信号にリファレンスパルスが挿入され
る。
【００１６】一方、カウンタ７には水平同期パルスと垂
直同期パルスが導かれ、カウンタ７は水平同期パルスを
カウントし、且つ、垂直同期パルスでリセットする。こ
のカウンタ７のカウントデータはパルス作成回路８に出
力され、パルス作成回路８はこのカウントデータに基づ
きシフトパルスとブランキングパルスをそれぞれ出力す
る。
直同期パルスが導かれ、カウンタ７は水平同期パルスを
カウントし、且つ、垂直同期パルスでリセットする。こ
のカウンタ７のカウントデータはパルス作成回路８に出
力され、パルス作成回路８はこのカウントデータに基づ
きシフトパルスとブランキングパルスをそれぞれ出力す
る。
【００１７】シフトパルスは、図２の（３）に示すよう
に、リファレンスパルス区間と同一タイミングで発生さ
れ、このシフトパルスは第１切換スイッチＳＷ1のｂ端
子側を介して偏向回路１の２つの抵抗Ｒ1，Ｒ2の共通接
続点に導かれる。ブランキングパルスは、図２の（４）
に示すように、アスペクト比１６：９の映像を映す場合
にリファレンスパルス後端から実際の映像部前端までの
区間と、実際の映像部後端から垂直同期パルスの前端ま
で区間で発生され、このブランキングパルスは第２切換
スイッチＳＷ2のｂ端子側を介して上記ブランキング回
路６に出力される。
に、リファレンスパルス区間と同一タイミングで発生さ
れ、このシフトパルスは第１切換スイッチＳＷ1のｂ端
子側を介して偏向回路１の２つの抵抗Ｒ1，Ｒ2の共通接
続点に導かれる。ブランキングパルスは、図２の（４）
に示すように、アスペクト比１６：９の映像を映す場合
にリファレンスパルス後端から実際の映像部前端までの
区間と、実際の映像部後端から垂直同期パルスの前端ま
で区間で発生され、このブランキングパルスは第２切換
スイッチＳＷ2のｂ端子側を介して上記ブランキング回
路６に出力される。
【００１８】上記第１切換スイッチＳＷ1及び第２切換
スイッチＳＷ2はスイッチオン状態となるａ端子とスイ
ッチオフ状態となるｂ端子とを選択的に切換え可能に構
成され、この切換えは切換制御信号によって行われる。
即ち、双方のスイッチＳＷ1，ＳＷ2は切換制御信号によ
り、アスペクト比４：３の映像の場合にはａ端子側に、
アスペクト比１６：９の映像の場合にはｂ端子側にそれ
ぞれ切換えられる。
スイッチＳＷ2はスイッチオン状態となるａ端子とスイ
ッチオフ状態となるｂ端子とを選択的に切換え可能に構
成され、この切換えは切換制御信号によって行われる。
即ち、双方のスイッチＳＷ1，ＳＷ2は切換制御信号によ
り、アスペクト比４：３の映像の場合にはａ端子側に、
アスペクト比１６：９の映像の場合にはｂ端子側にそれ
ぞれ切換えられる。
【００１９】次に、上記構成の作用を説明する。アスペ
クト比４：３の映像を映す場合には、第１及び第２切換
スイッチＳＷ1，ＳＷ2は共にａ端子側に切換えられる。
そして、垂直ノコギリ波発生回路２は図２の（５）に示
すような垂直ノコギリ波信号を出力するため、従来例と
同様に図８（ａ）に示す如く４：３の映像が映し出され
る。
クト比４：３の映像を映す場合には、第１及び第２切換
スイッチＳＷ1，ＳＷ2は共にａ端子側に切換えられる。
そして、垂直ノコギリ波発生回路２は図２の（５）に示
すような垂直ノコギリ波信号を出力するため、従来例と
同様に図８（ａ）に示す如く４：３の映像が映し出され
る。
【００２０】また、アスペクト比１６：９の映像を映す
場合には、第１及び第２切換スイッチＳＷ1，ＳＷ2は共
にｂ端子側に切換えられる。そして、垂直ノコギリ波発
生回路２は図２の（６）に示すような垂直ノコギリ波信
号を出力し、この垂直ノコギリ波信号にパルス作成回路
８のシフトパルスが加算される。従って、図２の（７）
に示す略垂直ノコギリ波信号が垂直出力回路３に供給さ
れ、図３（ｂ）に示す如く１６：９の映像が映し出され
る。映像信号には黒レベル調整回路でリファレンスパル
スが挿入され、このリファレンスパルス区間は上記シフ
トパルス区間と一致するため、リファレンス用輝線は図
３（ｂ）に示すように有効画面の外に位置される。又、
リファレンスパルス後端と実際の映像部前端との間には
ブランキングパルスが挿入されるため、図３（ａ）に示
すような過渡状態の輝線も見えない。実際の映像部後端
以後にもブランキングパルスが挿入されるため、同様に
過渡状態の輝線が見えない。
場合には、第１及び第２切換スイッチＳＷ1，ＳＷ2は共
にｂ端子側に切換えられる。そして、垂直ノコギリ波発
生回路２は図２の（６）に示すような垂直ノコギリ波信
号を出力し、この垂直ノコギリ波信号にパルス作成回路
８のシフトパルスが加算される。従って、図２の（７）
に示す略垂直ノコギリ波信号が垂直出力回路３に供給さ
れ、図３（ｂ）に示す如く１６：９の映像が映し出され
る。映像信号には黒レベル調整回路でリファレンスパル
スが挿入され、このリファレンスパルス区間は上記シフ
トパルス区間と一致するため、リファレンス用輝線は図
３（ｂ）に示すように有効画面の外に位置される。又、
リファレンスパルス後端と実際の映像部前端との間には
ブランキングパルスが挿入されるため、図３（ａ）に示
すような過渡状態の輝線も見えない。実際の映像部後端
以後にもブランキングパルスが挿入されるため、同様に
過渡状態の輝線が見えない。
【００２１】尚、この実施例においては、画面アスペク
ト比４：３のＣＲＴでアスペクト比１６：９の映像を映
す場合について説明したが、画面アスペクト比及び映像
アスペクト比はこれに限定されるものではなく画面アス
ペクト比より横長のアスペクト比の映像を映す場合に全
て適用できる。
ト比４：３のＣＲＴでアスペクト比１６：９の映像を映
す場合について説明したが、画面アスペクト比及び映像
アスペクト比はこれに限定されるものではなく画面アス
ペクト比より横長のアスペクト比の映像を映す場合に全
て適用できる。
【００２２】
【発明の効果】以上述べたように請求項１から請求項４
に係る発明によれば、画面アスペクト比より横長のアス
ペクト比の映像を映す場合に黒レベル調整回路を働かせ
てもリファレンス用輝線が画面内に出ることがなく画面
が見苦しくならないという効果を奏する。
に係る発明によれば、画面アスペクト比より横長のアス
ペクト比の映像を映す場合に黒レベル調整回路を働かせ
てもリファレンス用輝線が画面内に出ることがなく画面
が見苦しくならないという効果を奏する。
【００２３】また、請求項３に係る発明によれば、リフ
ァレンス用輝線による過渡状態の輝線も映らないため、
さらに良好な画面状態が得られるという効果も奏する。
ァレンス用輝線による過渡状態の輝線も映らないため、
さらに良好な画面状態が得られるという効果も奏する。
【図１】ＣＲＴの一部回路ブロック図（実施例）。
【図２】各部の出力波形図（実施例）。
【図３】（ａ）はブランキングパルス未挿入の場合にお
けるアスペクト比１６：９の映像の表示状態を示す図、
（ｂ）はブランキングパルス挿入の場合におけるアスペ
クト比１６：９の映像の表示状態を示す図（実施例）。
けるアスペクト比１６：９の映像の表示状態を示す図、
（ｂ）はブランキングパルス挿入の場合におけるアスペ
クト比１６：９の映像の表示状態を示す図（実施例）。
【図４】黒レベル調整回路を付加したＣＲＴ出力回路の
回路図（従来例）。
回路図（従来例）。
【図５】映像信号と制御パルスの波形図（従来例）。
【図６】偏向回路の回路図（従来例）。
【図７】（ａ）はアスペクト比４：３の場合の垂直ノコ
ギリ波信号の波形図、（ｂ）はアスペクト比１６：９の
場合の垂直ノコギリ波信号の波形図（従来例）。
ギリ波信号の波形図、（ｂ）はアスペクト比１６：９の
場合の垂直ノコギリ波信号の波形図（従来例）。
【図８】（ａ）はアスペクト比４：３の映像の表示状態
を示す図、（ｂ）はアスペクト比１６：９の映像の表示
状態を示す図（従来例）。
を示す図、（ｂ）はアスペクト比１６：９の映像の表示
状態を示す図（従来例）。
１…偏向回路
Claims (4)
- 【請求項１】 映像信号に挿入されたリファレンスパル
スのレベルを検出して黒レベルの調整を行う黒レベル調
整手段と、所定アスペクト比の画面を有し、前記黒レベ
ル調整手段からの出力信号に基づき、前記所定アスペク
ト比の映像および前記所定アスペクト比よりも横長のア
スペクト比の映像を各々のアスペクト比を保って前記画
面に表示する表示手段とを有する映像表示装置におい
て、前記映像信号の垂直同期パルスに同期した垂直鋸波信号
を発生する垂直鋸波信号発生手段と 、前記垂直鋸波信号発生手段からの出力信号を増幅して垂
直偏向手段を駆動する垂直増幅手段と、 前記垂直鋸波信号発生手段に接続されるとともに、前記
横長のアスペクト比の映像については、前記リファレン
スパルスが含まれる期間において該リファレンスパルス
に基づく輝線を前記画面外に位置させるように前記垂直
鋸波信号発生手段の出力の直流レベルをシフトさせる制
御手段と を備える映像表示装置 。 - 【請求項２】 前記制御手段は、前記リファレンスパル
スが含まれる期間所定レベルのシフトパルスを生成する
パルス生成手段と、前記横長のアスペクト比の映像に対
して選択的に前記シフトパルスの供給を可能とするスイ
ッチ手段とを備えることを特徴とする請求項１に記載の
映像表示装置。 - 【請求項３】 前記映像信号をブランキングするブラン
キング手段を備え、 前記 リファレンスパルスは、前記映像信号の垂直帰線期
間に挿入され、前記リファレンスパルスの期間を除く垂
直帰線期間において前記映像信号がブランキングされる
ことを特徴とする請求項１に記載の映像表示装置。 - 【請求項４】 前記所定アスペクト比が４：３であり、
前記横長のアスペクト比が１６：９であることを特徴と
する請求項２又は請求項３に記載の映像表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30577292A JP3326830B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 映像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30577292A JP3326830B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 映像装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06165058A JPH06165058A (ja) | 1994-06-10 |
| JP3326830B2 true JP3326830B2 (ja) | 2002-09-24 |
Family
ID=17949164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30577292A Expired - Fee Related JP3326830B2 (ja) | 1992-11-17 | 1992-11-17 | 映像装置 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0647065B1 (en) * | 1993-10-02 | 1998-12-02 | Motorola, Inc. | Generating vertical deflection signals for television |
-
1992
- 1992-11-17 JP JP30577292A patent/JP3326830B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
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