JP3326603B2 - 防水面材 - Google Patents

防水面材

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JP3326603B2
JP3326603B2 JP19831299A JP19831299A JP3326603B2 JP 3326603 B2 JP3326603 B2 JP 3326603B2 JP 19831299 A JP19831299 A JP 19831299A JP 19831299 A JP19831299 A JP 19831299A JP 3326603 B2 JP3326603 B2 JP 3326603B2
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亮一 広重
常雄 田島
芳徳 高橋
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三井ホーム株式会社
田島ルーフィング株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に木質系建築物
の外装に好適に用いられる防水面材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、木質系建築物の高気密化・高断熱
化の流れの中で外壁の内部結露が問題となっており、こ
れを防ぐため外装構造にも工夫が凝らされている。この
ような従来の外装構造の一例を表す一部破断斜視図を図
3に示す。
【0003】同図に示す外装構造は、外壁体Wの屋外側
に水蒸気の拡散路としての通気空間Aを形成すべく、外
壁下張材1の屋外側に縦胴縁4を介して合板5を取着
し、さらにアスファルトフェルト等の防水紙6、塗り下
地としてのラス網7をタッカー留めし、最後に外装仕上
げを塗り壁材たるセメントモルタル3としたものであ
る。ここで、外壁下張材1の屋外側には、通気空間Aに
侵入した雨水が外壁体Wの内部へ浸透することを防ぐと
ともに、室内から外壁体Wの内部に侵入した湿気を通気
空間Aへ逃がすため、透湿性防水シート8が貼着されて
いる。
【0004】また図4は、このような従来の外装構造の
別の例を表す一部破断斜視図である。同図に示す外装構
造は、縦胴縁4の屋外側に合板5を取着せず、防水紙付
ラス網9を釘着した点のみが、図3に示した外装構造と
異なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の外装構造は、以下のような問題点を有してい
た。 (1)外装に係る部材数が多いため、施工が煩雑でコス
トが高い。特に図4に示す外装構造においては、セメン
トモルタル3の施工時のコテ圧の加減により防水紙付ラ
ス網9の防水紙部分が通気空間A側へはらんでしまうた
め、通気空間Aを確保するためには、防水紙付ラス網9
のラス部分の強度を高めるか、縦胴縁4をより小さな間
隔で設置するか、あるいは縦胴縁4の厚みを増す必要が
あり、いずれにしても部材コストが高くなってしまう。
【0006】(2)外壁の内部結露を防ぐ通気空間Aを
形成する手段として、外壁下張材1の屋外側に縦胴縁4
を取着するため、その分だけ外壁全体の厚みが大きくな
ってしまう。特に図3に示す外装構造においては、合板
5の厚みも考慮すると外壁全体の厚みがさらに大きくな
る。その結果、例えば壁面後退の規制等の隣地からの離
隔を必要とする場合や都市部等の狭小な敷地に建つ木質
系建築物に適用する際に不利となるばかりでなく、例え
ば外壁サッシの室内側四周に取り付けられる額縁の見附
寸法が大きくなる等、関連部材のコストアップも招く。
【0007】(3)縦胴縁4により形成した通気空間A
は上下方向のみに空気を流通させるものであるため、例
えば開口部の周囲の外壁についても内部結露を有効に防
止するためには、図5に示すように、開口部の上枠U及
び下枠Dと縦胴縁4との間に隙間を設けなければならな
い等、特殊な納まりを必要とし施工が煩雑となる。さら
に、施工精度が十分に確保されないと、通気空間Aの形
成されていない部分ができてしまい、品質に悪影響を及
ぼすことも起こりうる。
【0008】(4)防水紙6、防水紙付ラス網9の防水
紙部分のコールドフロー性・粘弾性がそれほど大きくな
いため、図3においてラス網7を合板5にタッカー留め
したときに防水紙6に空くタッカー孔により防水紙6の
防水機能が損なわれ、図4において防水紙付ラス網9を
縦胴縁4にタッカー留めしたときに防水紙付ラス網9の
防水紙部分に空くタッカー孔により防水紙付ラス網9の
防水機能が損なわれる。
【0009】(5)防水紙6、防水紙付ラス網9の防水
紙部分の基材は、古紙、綿、毛屑よりなる吸湿性の高い
ラグ原紙であるため、施工中の雨水やセメントモルタル
3中の水分を吸収して表面が波打つ、いわゆるあばれが
発生しやすい。このあばれが、セメントモルタル3の塗
り厚の不均衡を生じさせ、硬化後のセメントモルタル3
にクラックを発生させやすくなる。
【0010】(6)また、特に図3に示す外装構造にお
いては、合板5の存在により、例えば換気扇ダクトその
他の外壁貫通部材の周囲の防水性を確保するためのコー
キング等の処理が図4に示す外装構造に比べても煩雑に
なってしまう。
【0011】(7)さらにまた、特に図4に示す外装構
造においては、セメントモルタル3の施工時のコテ圧の
加減により防水紙付ラス網9の防水紙部分が通気空間A
側へはらんでしまうため、セメントモルタル3の塗り厚
の不均衡を生じさせ、硬化後のセメントモルタル3にク
ラックを発生させやすくなる。
【0012】そこで、本発明は、以上のような問題点に
鑑み、防水性に優れるだけでなく、例えば木質系建築物
の外装に適用した場合に、外壁の内部結露を有効に防止
でき、外装に係る部材数を少なく外装を簡易な納まりと
することができ、外部部品の取付けやタッカー孔等によ
っても防水機能が損なわれず、湿式の外装仕上材の塗り
厚の不均衡に起因するクラックの発生を抑えることがで
きる防水面材を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、外壁下張材と外装仕上材との間に介在され、
前記外装仕上材を前記外壁下張材に固定するための釘や
タッカー針等の留付手段が貫通し、屋外側から順にアス
ファルトコンパウンド層、表層を貼り合わせて積層した
二層構造の防水面材であって、前記表層は、紙又はフィ
ルムに所定の凹凸差でエンボス加工を施して多数の突起
を点在形成した凹凸面を室内側に備えるものであり、請
求項2に係る発明は、外壁下張材と外装仕上材との間に
介在され、前記外装仕上材を前記外壁下張材に固定する
ための釘やタッカー針等の留付手段が貫通し、屋外側か
ら順にアスファルトコンパウンド層、表層を貼り合わせ
て積層した二層構造の防水面材であって、前記表層は、
樹脂又はゴムからなる多数の突起を紙又はフィルムに対
して点在立設して形成された凹凸面を室内側に備えるも
のである。
【0014】木質系建築物の外装構造において、外壁下
張材と外装仕上材との間にかかる防水面材を介在させれ
ば、防水面材に含まれるアスファルトコンパウンド層に
より外壁下張材よりも室内側には水分が浸透せず、外壁
体の防水性を確保することができる。そして、多数の突
起を点在形成してなる凹凸面を外壁下張材と対向して配
置すれば、各突起間の空隙が水蒸気拡散路(以下「通気
空間」という。)として確保され、外壁の内部結露が有
効に防止される。このとき、従来の外装構造と異なり、
通気空間を確保するために外壁下張材の屋外側に縦胴縁
を取着する必要がなく、外壁下張材の屋外側に防水面材
と外装仕上材を取着するのみの構成で、全体として外装
に係る部材数が少なく簡易な納まりとなっているため、
外部部品の取付けが容易で関連部材のコストアップを招
かず、施工性に優れ外装工事のコストダウンを図ること
ができる。さらに、凹凸面が多数の突起を点在形成して
なり、各突起によって形成される空隙が上下左右任意の
方向に連通しているため、従来の外装構造と異なり、開
口部や付梁・付柱等の外部部品の取付けにより通気空間
が分断されることがなく、連続した通気空間を容易に確
保することが可能であると同時に、外部部品の取付けに
関わる複雑な納まりや施工を必要としない。
【0015】また、かかる防水面材は、コールドフロー
性・粘弾性の大きなアスファルトコンパウンド層を備え
るため、外装仕上材を外壁下張材に留め付ける留付手段
(例えばタッカー針)によって孔が空いても、当該防水
面材自体の修復機能(後述する「釘孔シール機能」)に
より直ちに塞がれ、防水機能が損なわれない。なお、屋
外側表面がそのままアスファルトコンパウンド層となっ
ており、外装仕上材としてセメントモルタル等の湿式の
ものを使用したときでも、防水面材が施工中の雨水や外
装仕上材中の水分を吸収してあばれを生じることがない
ため、外装仕上材の塗り厚の不均衡に起因するクラック
の発生を抑えることができる。
【0016】また、請求項3に係る発明は、外壁下張材
と外装仕上材との間に介在され、前記外装仕上材を前記
外壁下張材に固定するための釘やタッカー針等の留付手
段が貫通し、屋外側から順に基層、アスファルトコンパ
ウンド層、表層を貼り合わせて積層した三層構造の防水
面材であって、前記基層は、非吸湿系繊維からなり、前
記表層は、紙又はフィルムに所定の凹凸差でエンボス加
工を施して多数の突起を点在形成した凹凸面を室内側に
備えるものであり、さらに、請求項4に係る発明は、
壁下張材と外装仕上材との間に介在され、前記外装仕上
材を前記外壁下張材に固定するための釘やタッカー針等
の留付手段が貫通し、屋外側から順に基層、アスファル
トコンパウンド層、表層を貼り合わせて積層した三層構
造の防水面材であって、前記基層は、非吸湿系繊維から
なり、前記表層は、樹脂又はゴムからなる多数の突起を
紙又はフィルムに対して点在立設して形成された凹凸面
を室内側に備えるものである。
【0017】木質系建築物の外装構造において、外壁下
張材と外装仕上材との間にかかる防水面材を介在させれ
ば、防水面材の屋外側が非吸湿系繊維からなる基層とな
っているため、防水面材の屋外側表面がそのままアスフ
ァルトコンパウンド層となっている場合と同様に、外装
仕上材としてセメントモルタル等の湿式のものを使用し
たときでも、防水面材が施工中の雨水や外装仕上材中の
水分を吸収してあばれを生じることがなく、外装仕上材
の塗り厚の不均衡に起因するクラックの発生を抑えるこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明におい
て、同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略
する。
【0019】図1は、本発明に係る防水面材を木質系建
築物に適用した外装構造の一実施形態を表す一部破断斜
視図である。同図に示す外装構造は、外壁体Wの屋外側
に防水面材2及びセメントモルタル3を積層した全体構
成となっており、図3及び図4に示した従来の外装構造
と外壁体Wの構成は同一であり、外壁下張材1よりも屋
外側の構成のみ異なる。以下、防水面材2を中心に説明
を行い、併せてセメントモルタル3に代表される外装仕
上材及び外壁下張材1に言及する。
【0020】1.防水面材 (1)基本機能 防水面材2の基本機能は三つに大別される。第一の機能
は、屋外から外壁内部に侵入した雨水や、セメントモル
タル3等の湿式の外装仕上材を使用したときの当該外装
仕上材中の水分が外壁下張材1側に浸透しないようにす
る防水材としての機能である。この機能は、図3に示し
た従来の外装構造においては防水紙6が、図4に示した
従来の外装構造においては防水紙付ラス網9の防水紙部
分が担っていたのであるが、本実施形態に係る外装構造
においてはこれを防水面材2のアスファルトコンパウン
ド層2bが担う。
【0021】第二の機能は、屋外から外壁内部に入り込
んだ水分や、セメントモルタル3等の湿式の外装仕上材
を使用したときの当該外装仕上材中の水分、あるいはベ
ーパーバリア10の欠陥部分から外壁体W内部に入り込
んだ室内の湿気を屋外に逃がす通気空間を確保する機能
である。図3及び図4に示した従来の外装構造において
は、この機能を縦胴縁4が担っていたのに対して、本実
施形態に係る外装構造においてはこれを防水面材2の凹
凸面2eが担う。
【0022】さらに第三の機能は、ラス網7をタッカー
又は釘打ち等によって外壁下張材1に取着する際に防水
面材2に空いた孔を修復し、防水性能を維持する機能で
ある。この機能は、図3及び図4に示した従来の外装構
造では不十分若しくは全く確保されていなかったもので
ある。
【0023】(2)構成パターン このような三つの基本機能を有する防水面材2の層構成
は、図2に示すように四つのパターンが考えられる。図
2(a)に示す防水面材2Aは、屋外側から順に基層2
a、アスファルトコンパウンド層2b、表層2cを積層
した三層構造となっており、表層2cの室内側に点在す
る多数の突起2d,2d,…が凹凸面2eを形成してい
る。図2(b)に示す防水面材2Bは、屋外側から順に
基層2a、アスファルトコンパウンド層2bを積層した
二層構造となっており、アスファルトコンパウンド層2
bの室内側に点在する多数の突起2d,2d,…が凹凸
面2eを形成している。図2(c)に示す防水面材2C
は、屋外側から順にアスファルトコンパウンド層2b、
表層2cを積層した二層構造となっており、表層2cの
室内側に点在する多数の突起2d,2d,…が凹凸面2
eを形成している。図2(d)に示す防水面材2Dは、
アスファルトコンパウンド層2bのみの一層構造となっ
ており、アスファルトコンパウンド層2bの室内側に点
在する多数の突起2d,2d,…が凹凸面2eを形成し
ている。
【0024】(3)アスファルトコンパウンド層 ここで、アスファルトコンパウンド層2bは、アスファ
ルト又はゴム改質アスファルト等のコールドフロー性と
粘弾性を有するアスファルトコンパウンドからなる層で
あり、前記のように屋外から外壁内部に入り込んだ雨水
や、セメントモルタル3等の湿式の外装仕上材を使用し
たときの当該外装仕上材中の水分が外壁下張材1側に浸
透しないようにする防水材としての機能を主に担う。
【0025】そして、アスファルトコンパウンド層2b
はコールドフロー性と粘弾性を有する結果、外装仕上材
がセメントモルタル3等の湿式のものである場合には塗
り下地としてのラス網7等を、外装仕上材がサイディン
グ等の乾式板である場合には当該乾式板を、それぞれ外
壁下張材1に留め付けるための留付手段(タッカー針や
釘等)によって空いた孔を自ら塞いで修復する機能(以
下「釘孔シール機能」という。)をも有しているため、
防水面材2の防水機能が留付手段により損なわれること
がないようになっている。このような観点より、防水面
材2A〜2Dはいずれもアスファルトコンパウンド層2
bを含んだ構成となっている。
【0026】(4)凹凸面 図2(a)に示す防水面材2A及び図2(c)に示す防
水面材2Cは、紙やフィルム等に所定の凹凸差でエンボ
ス加工を施すことにより多数の突起2d,2d,…を浮
き立たせて凹凸面2eを形成した表層2cをアスファル
トコンパウンド層2bに貼り合わせた構成となってい
る。ここで、表層2cにおける凹凸面2eは、樹脂やゴ
ム等からなる多数の突起2d,2d,…を紙やフィルム
等に対して点在立設することにより形成したものであっ
てもよい。また、図2(b)に示す防水面材2B及び図
2(d)に示す防水面材2Dは、アスファルトコンパウ
ンド層2b自体の室内側表面にエンボス加工を施すこと
により多数の突起2d,2d,…を浮き立たせて凹凸面
2eを形成したものである。
【0027】いずれにしても凹凸面2eは、多数の突起
2d,2d,…間の空隙により防水面材2の室内側に通
気空間を確保する機能を担うものであるから、防水面材
2A〜2Dはいずれも凹凸面2eを有する構成となって
いる。ここで、突起2d,2d,…の配置形態は全く自
由に定めうるが、方向性を持たないような配置が好まし
い。従来の外装構造における通気空間Aのように上下方
向にしか空気が流通できないとすると、開口部周囲等に
おいて通気空間Aの確保のために特殊な納まりを要する
ことになるからである(図5参照)。また、突起2dの
高さ(凹凸面2eの高低差)は1mm以上が好ましい。こ
れより突起2dの高さが小さいと、突起2d,2d,…
間の空隙が狭すぎて通気空間としての機能を果たすこと
ができなくなってしまうからである。さらに望ましい突
起2dの高さは2〜10mmである。突起2dの高さが1
0mmより大きくなると、ラス網7を取り付けるタッカー
針として汎用品を使用できなくなるからである。さらに
その中でも特に望ましい突起2dの高さは2〜4mmであ
る。突起2dの高さを4mm以下とすれば、防水面材2を
従来の防水紙のように巻物状にして現場に搬入し、従来
通り施工することができるからである。
【0028】このような多数の突起2d,2d,…によ
って形成される通気空間が、例えば付梁や付柱をセメン
トモルタル3の屋外側に固定する際の力によって潰れて
しまうものであってはならないことは勿論である。な
お、外壁中で水蒸気圧の不均衡が生じている場合には、
当該外壁中の水蒸気圧が略均一となるように水蒸気が自
動的に通気空間を通って当該外壁中に拡散する。また、
この作用と同時並行的に、外壁中の水蒸気圧と外気中の
水蒸気圧とが等しくない場合には、これが略等しくなる
ように水蒸気が当該外壁中から外気中に放出されること
になる。
【0029】(5)基層 基層2aは、従来の防水紙6、防水紙付ラス網9におけ
る防水紙部分のような古紙、綿、毛屑よりなる吸湿性の
高いラグ原紙ではなく、吸湿しにくい合成繊維(例えば
ポリエステル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系)
の不織布、ガラス繊維の織布又は不織布、あるいはこれ
らの混抄によって得られる織布又は不織布からなる。
【0030】この基層2aは、防水面材2にとって必須
のものではないが、図2(a),(b)に示す場合にお
いては、アスファルトコンパウンド層2bをコーティン
グ形成する際の基盤面となる。このような基層2aを備
える防水面材2A,2Bは、基層2aを屋外側に向けて
外装仕上材と接するように設置されるが、基層2aは非
吸湿系繊維からなるため、外装仕上材がセメントモルタ
ル3等の湿式のものであっても施工中の雨水や当該外装
仕上材中の水分を殆ど吸収せず、あばれを生じない。し
たがって、塗り厚の不均衡による硬化後の外装仕上材の
クラック発生要因を極力排除することができる。なお、
基層2aのない図2(c),(d)の場合には、アスフ
ァルトコンパウンド自体が非吸湿性材料であることか
ら、同様の効果を得ることができる。
【0031】(6)施工上の注意点 防水面材2は、前述のように、従来の防水紙のように巻
物状にして現場に搬入され、従来通り施工されることが
多いが、防水面材2同士の重なり合う部分については注
意を要する。
【0032】図6は防水面材2同士の重なり合う部分を
示す断面図である。ここで、防水性能の観点からは外壁
下張材1全面に一枚ものの防水面材2を取着することが
望ましいのであるが、このようなことは両者の大きさの
関係上不可能である。一方、防水面材2同士を重ね合わ
せずに突きつけて納めると、隙間から水が侵入してしま
うことになる。そこで現実には同図に示すように、下側
の防水面材2の上部に上側の防水面材2の下部を重ね合
わせて施工することになる。なお、同図は防水面材2が
二重に重なり合う部分を示しているが、部位によっては
防水面材2が三重に重なり合う部分も生じる。
【0033】しかしながら、このように防水面材2同士
が重なり合う部分は当然厚みが大きくなるため、このま
までは当該防水面材2に重ねて施工されるセメントモル
タル3の塗り厚の不均衡が生じてしまい、硬化後のセメ
ントモルタル3にクラックが発生することを抑えること
ができないということになりかねない。そこで、このよ
うな事態を避けるために、以下の三つの方策が考えられ
る。
【0034】第一番目の方策は、図7に示すように、防
水面材2同士を重ね合わせることなく突きつけて納め、
目地部分の上から防水テープ11を貼るというものであ
る。このような方策によれば、外壁下張材1の全面にわ
たって通気空間が確保され、防水テープ11により目地
部分からの水の侵入を阻止できるだけでなく、セメント
モルタル3の塗り厚の不均衡の要因となるのが極めて薄
い防水テープ11の厚みのみであるため、硬化後のセメ
ントモルタル3にクラックが発生することを極力抑える
ことができる。なお、この方策は、図2に示した防水面
材2A〜2Dのいずれにも適用できるものである。
【0035】第二番目の方策は、上側の防水面材2の表
層2cの重ね部分だけを現場でカッター等を用いて剥が
し(図8(a)参照)、その後、基層2a及びアスファ
ルトコンパウンド層2bだけを重ね合わせるようにして
防水面材2を施工するものである(図8(b)参照)。
このような方策によれば、外壁下張材1の全面にわたっ
て通気空間が確保され、アスファルトコンパウンド層2
bにより重ね部分からの水の侵入を阻止できるだけでな
く、セメントモルタル3の塗り厚の不均衡の要因となる
のが極めて薄い基層2a及びアスファルトコンパウンド
層2bの厚みのみであるため、硬化後のセメントモルタ
ル3にクラックが発生することを極力抑えることができ
る。
【0036】なお、この第二番目の方策は、図2
(a),(c)に示した防水面材2A,2Cのみに適用
できる点に注意を要する。図2(b),(d)に示した
防水面材2B,2Dは、アスファルトコンパウンド層2
bが表層2cを兼ねたような層構成となっているため、
アスファルトコンパウンド層2bの防水機能を損なわず
に現場で簡易に表層2cに相当する層部分だけを剥がす
ことが困難だからである。これに対して、防水面材2
A,2Cの場合には、表層2cとアスファルトコンパウ
ンド層2bとが現場でカッター等を用いて簡易に剥がす
ことができるような接着剤等で接着されていることを条
件として、この第二番目の方策を適用することができ
る。
【0037】第三番目の方策は、表層2cと、基層2a
及びアスファルトコンパウンド層2bと、に分けて防水
面材2を製造しておき、現場ではまず表層2cだけを外
壁下張材1に取着する(図9(a)参照)。このとき、
表層2c同士が重なり合わないように突きつけとする。
その後、基層2a及びアスファルトコンパウンド層2b
を表層2cの上に積層するが、これについては防水性能
の観点から、重ね合わせて施工することになる(図9
(b)参照)。このような方策によれば、外壁下張材1
の全面にわたって通気空間が確保され、アスファルトコ
ンパウンド層2bにより重ね部分からの水の侵入を阻止
できるだけでなく、セメントモルタル3の塗り厚の不均
衡の要因となるのが極めて薄い基層2a及びアスファル
トコンパウンド層2bの厚みのみであるため、硬化後の
セメントモルタル3にクラックが発生することを極力抑
えることができる。なお、この方策は、表層2cに相当
する層部分とそれ以外の層部分とに分けて防水面材2を
製造しておくことを条件として、図2に示した防水面材
2A〜2Dのいずれにも適用できる。
【0038】2.外装仕上材 本実施形態では、外装仕上材としてセメントモルタル3
を想定し、塗り下地としてラス網7を防水面材2に取着
することとしているが、外装仕上材はこのような湿式の
ものに限らず、乾式サイディング等を採用することもで
きる。湿式・乾式の別を問わず、外壁体Wと外装仕上材
との間に防水性を考慮した通気空間を形成することは外
壁体Wの耐久性を高めるために有効な手段だからであ
る。また、湿式・乾式の別を問わず、外装仕上材を外壁
下張材1に固定するための留付手段(釘やタッカー針
等)は防水面材2を貫通することになるが、防水面材2
中のアスファルトコンパウンド層2bにより釘孔シール
機能が発揮されるため、留付手段により防水面材2の防
水機能が損なわれることはない。
【0039】3.外壁下張材 外壁下張材1は外壁体Wの屋外側面に位置し、防水面材
2を取着する対象となる。防水面材2は、外壁体Wと外
装仕上材との間に防水層及び通気空間を形成することに
より、外壁体Wの耐久性を高めることができるものであ
るため、これを本実施形態のように木質系建築物の外装
構造に適用したときにその効果が最大限に発揮されるこ
とになる。しかしながら、防水面材2の適用対象は木質
系建築物の外装構造に限定されるものではなく、広く建
築用防水材として使用することが可能である。
【0040】
【実施例】1.製造 これまで説明してきた実施形態の中から最適と思われる
材料や寸法等を適宜選択し、実際に防水面材を製造す
る。防水面材の層構成は、図2(a)に示すように、基
層、アスファルトコンパウンド層、表層を積層した三層
構造とした。
【0041】(1)基層 本実施例では基層として、100g/m2 の目付となる
ポリエステル不織布にブローンアスファルトを含浸させ
たものを使用した。
【0042】(2)アスファルトコンパウンド層 アスファルトコンパウンドとしては、耐久性・釘穴シー
ル機能の観点から改質アスファルトが好ましい。ここで
いう改質アスファルトは、天然ゴム・SBR・SBS・
EPDM等の合成ゴム、ポリエチレン・ポリプロピレン
等の合成樹脂の中から少なくとも一種類を選択してアス
ファルト類に混合し、必要に応じてプロセスオイル、フ
ィラー等を添加したものである。そして本実施例では、
アスファルトコンパウンド層の組成を、ストレートアス
ファルト70重量%、SBS20重量%、芳香族系ロジ
ン10重量%とし、厚さを0.8mmと設定した。
【0043】(3)表層 本実施例ではまず、PET50ミクロンのフィルムにコ
ロナ表面処理を行い、突起を形成する樹脂との接着性を
向上させた。そして、主成分がエチレン−酢酸ビニル共
重合体樹脂の樹脂コンパウンドを直径4.0mm、高さ
2.5mmの半球状の突起に形成し、このように形成した
多数の突起を前記コロナ表面処理を行ったフィルム表面
に3.0mm前後の間隔で接着配置することにより、凹凸
面を有する表層として構成した。
【0044】2.性能 1で製造した防水面材の通気性能、釘孔シール機能の実
験を行う。
【0045】(1)通気性能 通気路の長さを10mと設定した場合、圧力15mmAqの
下で4000ml/minの通気量が確保された。
【0046】(2)釘孔シール機能 下地としての耐水合板に対してストレート釘を用いて防
水面材を釘着した。そして、50mm水頭(40mm径塩化
ビニル樹脂パイプ)において、当該釘孔10ヶ所のうち
の漏水箇所の数を確認した。ここで防水面材の耐久性を
も確認するため、初期(24時間後)と耐久処理後(6
0℃の空気中に24時間放置した後、25℃の水中に2
4時間浸漬するというサイクルを7サイクル繰り返した
後)の双方について実験を行った。なお、従来の防水紙
(図3の符号6)についても実験を行い、結果を比較す
る。
【0047】結果として、従来の防水紙については、初
期が3ヶ所、耐久処理後が4ヶ所の漏水箇所が発見され
たのに対して、防水面材については、初期・耐久処理後
ともに漏水箇所が発見されなかった。したがって、防水
面材は従来の防水紙に比べて釘孔シール機能のみならず
耐久性においても優れたものであることが分かる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、木質系建築物の外
装構造において、請求項1又は請求項2に係る防水面材
を外壁下張材と外装仕上材との間に介在させれば、防水
面材に含まれるアスファルトコンパウンド層により外壁
下張材よりも室内側には水分が浸透せず、外壁体の防水
性を確保することができる。そして、多数の突起を点在
形成してなる凹凸面を外壁下張材と対向して配置すれ
ば、各突起間の空隙が通気空間として確保され、外壁の
内部結露が有効に防止される。このとき、従来の外装構
造と異なり、通気空間を確保するために外壁下張材の屋
外側に縦胴縁を取着する必要がなく、外壁下張材の屋外
側に防水面材と外装仕上材を取着するのみの構成で、全
体として外装に係る部材数が少なく簡易な納まりとなっ
ているため、外部部品の取付けが容易で関連部材のコス
トアップを招かず、施工性に優れ外装工事のコストダウ
ンを図ることができる。さらに、凹凸面が多数の突起を
点在形成してなり、各突起によって形成される空隙が上
下左右任意の方向に連通しているため、従来の外装構造
と異なり、開口部や付梁・付柱等の外部部品の取付けに
より通気空間が分断されることがなく、連続した通気空
間を容易に確保することが可能であると同時に、外部部
品の取付けに関わる複雑な納まりや施工を必要としな
い。
【0049】また、かかる防水面材は、コールドフロー
性・粘弾性の大きなアスファルトコンパウンド層を備え
るため、外装仕上材を外壁下張材に留め付ける留付手段
によって孔が空いても、当該防水面材自体の釘孔シール
機能により直ちに塞がれ、防水機能が損なわれない。な
お、屋外側表面がそのままアスファルトコンパウンド層
なっており、外装仕上材としてセメントモルタル等の
湿式のものを使用したときでも、防水面材が施工中の雨
水や外装仕上材中の水分を吸収してあばれを生じること
がないため、外装仕上材の塗り厚の不均衡に起因するク
ラックの発生を抑えることができる。
【0050】さらに木質系建築物の外装構造において、
請求項3又は請求項4に係る防水面材を外壁下張材と外
装仕上材との間に介在させれば、防水面材の屋外側が非
吸湿系繊維からなる基層となっているため、防水面材の
屋外側表面がそのままアスファルトコンパウンド層とな
っている場合と同様に、外装仕上材としてセメントモル
タル等の湿式のものを使用したときでも、防水面材が施
工中の雨水や外装仕上材中の水分を吸収してあばれを生
じることがなく、外装仕上材の塗り厚の不均衡に起因す
るクラックの発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る防水面材を木質系建築物に適用し
た外装構造の一実施形態を表す一部破断斜視図である。
【図2】本発明に係る防水面材の構成パターンを示す断
面斜視図である。
【図3】従来の外装構造の一例を表す一部破断斜視図で
ある。
【図4】従来の外装構造の別の例を表す一部破断斜視図
である。
【図5】従来の外装構造における開口部周囲の縦胴縁の
配置を表す正面図である。
【図6】防水面材同士の重なり合う部分を示す断面図で
ある。
【図7】防水面材同士が重なり合うことによる厚みの増
大を抑えるための第一番目の方策を説明するための図で
あり、(a)は正面図、(b)は断面図である。
【図8】同第二番目の方策を説明するための断面図であ
る。
【図9】同第三番目の方策を説明するための断面図であ
る。
【符号の説明】
A … 通気空間 D … 下枠 U … 上枠 W … 外壁体 1 … 外壁下張材 2,2A〜2D … 防水面材 2a … 基層 2b … アスファルトコンパウンド層 2c … 表層 2d … 突起 2e … 凹凸面 3 … セメントモルタル 4 … 縦胴縁 5 … 合板 6 … 防水紙 7 … ラス網 8 … 透湿性防水シート 9 … 防水紙付ラス網 10 … ベーパーバリア 11 … 防水テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 芳徳 東京都足立区小台1丁目3番1号 田島 ルーフィング株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−95668(JP,A) 特開 昭60−5937(JP,A) 特開 平8−230083(JP,A) 実開 昭63−180219(JP,U) 実開 昭60−124419(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 1/62 - 1/72 E04F 13/04 108

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁下張材と外装仕上材との間に介在さ
    れ、前記外装仕上材を前記外壁下張材に固定するための
    釘やタッカー針等の留付手段が貫通し、屋外側から順に
    アスファルトコンパウンド層、表層を貼り合わせて積層
    した二層構造の防水面材であって、 前記表層は、紙又はフィルムに所定の凹凸差でエンボス
    加工を施して多数の突起を点在形成した凹凸面を室内側
    に備える、 ことを特徴とする防水面材。
  2. 【請求項2】 外壁下張材と外装仕上材との間に介在さ
    れ、前記外装仕上材を前記外壁下張材に固定するための
    釘やタッカー針等の留付手段が貫通し、屋外側から順に
    アスファルトコンパウンド層、表層を貼り合わせて積層
    した二層構造の防水面材であって、 前記表層は、樹脂又はゴムからなる多数の突起を紙又は
    フィルムに対して点在立設して形成された凹凸面を室内
    側に備える、 ことを特徴とする防水面材。
  3. 【請求項3】 外壁下張材と外装仕上材との間に介在さ
    れ、前記外装仕上材を前記外壁下張材に固定するための
    釘やタッカー針等の留付手段が貫通し、屋外側から順に
    基層、アスファルトコンパウンド層、表層を貼り合わせ
    て積層した三層構造の防水面材であって、 前記基層は、非吸湿系繊維からなり、 前記表層は、紙又はフィルムに所定の凹凸差でエンボス
    加工を施して多数の突起を点在形成した凹凸面を室内側
    に備える、 ことを特徴とする防水面材。
  4. 【請求項4】 外壁下張材と外装仕上材との間に介在さ
    れ、前記外装仕上材を前記外壁下張材に固定するための
    釘やタッカー針等の留付手段が貫通し、屋外側から順に
    基層、アスファルトコンパウンド層、表層を貼り合わせ
    て積層した三層構造の防水面材であって、 前記基層は、非吸湿系繊維からなり、 前記表層は、樹脂又はゴムからなる多数の突起を紙又は
    フィルムに対して点在立設して形成された凹凸面を室内
    側に備える、 ことを特徴とする防水面材。
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