JP3325808B2 - 画像形成装置が備える制御電極の駆動回路 - Google Patents

画像形成装置が備える制御電極の駆動回路

Info

Publication number
JP3325808B2
JP3325808B2 JP21964697A JP21964697A JP3325808B2 JP 3325808 B2 JP3325808 B2 JP 3325808B2 JP 21964697 A JP21964697 A JP 21964697A JP 21964697 A JP21964697 A JP 21964697A JP 3325808 B2 JP3325808 B2 JP 3325808B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control electrode
period
turned
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21964697A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10268618A (ja
Inventor
史郎 若原
和也 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP21964697A priority Critical patent/JP3325808B2/ja
Priority to US09/007,157 priority patent/US6015208A/en
Priority to DE69813644T priority patent/DE69813644T2/de
Priority to EP98300445A priority patent/EP0855632B1/en
Priority to CN98103688A priority patent/CN1132068C/zh
Publication of JPH10268618A publication Critical patent/JPH10268618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3325808B2 publication Critical patent/JP3325808B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/385Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material
    • B41J2/41Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material for electrostatic printing
    • B41J2/415Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material for electrostatic printing by passing charged particles through a hole or a slit
    • B41J2/4155Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective supply of electric current or selective application of magnetism to a printing or impression-transfer material for electrostatic printing by passing charged particles through a hole or a slit for direct electrostatic printing [DEP]

Landscapes

  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Electrophotography Using Other Than Carlson'S Method (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気力により顕像
剤を飛翔させて可視像を形成する複写機などの画像形成
装置が備える制御電極の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像信号に基づき紙などの記録媒
体上に可視像を形成する画像形成装置として、例えば特
開平5−50647号公報に開示されているように、帯
電したトナーを電気力(電界)によって飛翔させ、この
トナーの飛翔軌道上に配置した制御電極によりトナーの
飛翔方向を制御して、画像(可視像)を記録紙上に形成
するものがある。
【0003】この画像形成装置が備える制御電極は、複
数の孔が形成された平板状の形態を有し、この孔のそれ
ぞれには環状電極が設けられていて、トナー流の通過を
制御するゲートを形成している。各ゲートの環状電極に
対しては、画像信号に基づいた電位が選択的に与えられ
て、電界の分布が制御される結果、トナーの飛翔方向が
定められて、画像信号に応じた画像が記録紙上に形成さ
れる。
【0004】以下、図17から図22を参照しながら、
ディジタル複写機を例として画像形成装置の構成及び動
作について説明する。本画像形成装置は、ディジタル複
写機以外に、例えばプリンターの印字部などにも使用可
能であって、図17にその断面構造を概略的に示すよう
に、略中央部に顕像剤としてのトナーを記録紙に付着さ
せて画像を形成する画像形成部1を備え、該画像形成部
1の入紙側及び出紙側に、それぞれ、画像形成部1に記
録紙を供給する給紙装置10と、画像形成部1により記
録紙に形成されたトナー画像を加熱および加圧して定着
処理する定着部11とを備える。
【0005】画像形成部1は、図18にその詳細を示す
ように、トナー供給部2と、印刷部3とから構成され
る。ここで、トナー供給部2は、顕像剤としてのトナー
21を収容するトナー収容槽20と、ドラム状のトナー
担持体22と、該トナー担持体22の外周面に所定の厚
さでトナーを担持させると共に負に帯電させるドクター
ブレード23とからなる。
【0006】なお、トナー21は、例えば平均粒径が6
ミクロン程度の磁性トナーであり、ドクターブレード2
3により、例えば1グラムあたり−4μ〜−5μクーロ
ン程度の電荷が付与されて、トナー担持体22の外周面
での厚さが例えば60ミクロンとされる。なお、本実施
形態の説明にあたっては、トナーを負に帯電させるもの
とするが、正に帯電させるように構成するものであって
もよい。
【0007】ここで、トナー担持体22は、図示しない
駆動装置によって駆動され、図中矢印A方向に、例えば
その表面での速度が80mm/secで回転する。また、この
トナー担持体22は接地されると共に、その内部には、
ドクターブレード23と対向する位置及び後述する制御
電極26と対向するそれぞれの位置に図示しない磁石が
配置されており、この磁石の磁気力により、その外周面
の上記位置にトナー21を穂立ちさせて担持するものと
なっている。なお、磁気力に代えて電気力、または磁気
力及び電気力により担持するように構成してもよい。
【0008】一方、印刷部3は、トナー担持体22の外
周面に対向するように配設された対向電極25と、該対
向電極に高電圧を供給する高圧電源30と、上記トナー
担持体22と対向電極25との間に設けられた制御電極
26と、対向電極25の上方に記録紙5を搬送するため
の誘電体ベルト24と、該誘電体ベルト24を駆動する
ためのローラー16a,16bと、記録紙5を帯電させ
る帯電ブラシ8と、該帯電ブラシ8に帯電電位を与える
帯電電源18と、記録紙5を除電する除電ブラシ28
と、該除電ブラシ28に除電電位を与える除電電源17
と、誘電体ベルト24の表面をクリーニングするクリー
ナーブレード19とを備えて構成される。
【0009】また、上述の印刷部3を構成する制御電極
26は、図19に上面側を簡略的に示すように、孔Hを
囲む環状電極27を備え、孔H及び環状電極27はトナ
ー流の通路となるゲート29を構成する。環状電極27
には給電線28を介して図18に示す駆動回路31から
駆動信号が与えられ、後述するように、担持体22から
対向電極25に向けて飛翔するトナー流の飛翔方向を制
御する。
【0010】なお、図18に示す制御電極26は、便宜
上1つのゲート29のみを代表的に記載したが、図19
に簡略的に示すように、複数のゲート29が規則的に配
列されている。なお、実際には、ゲート29は、例えば
2560個程度の規模で配列されるが、その個数や形状
は、これに限られるものではない。
【0011】また、トナー担持体22は、アルミニウム
などの非磁性材料を基材として構成され、誘電体ベルト
24は、例えば体積抵抗率1010Ω・cmで、厚さが7
5ミクロン程度のPVDFを基材として構成される。ま
た、対向電極25は、トナー担持体22の外周面からの
距離が、例えば 1.1mm程度に配設されており、高圧電
源30により、例えば2.3kV程度の高電圧が印加され
て、トナー担持体22との間に電界を形成する。さら
に、ローラー16a,16bは図示しない駆動装置に回
転駆動されて、誘電体ベルト24を図中矢印方向に、例
えば30mm/sec程度の速度で移動させる。
【0012】また、図示しないが、図18に示すこの画
像形成装置は、装置全体の動作を制御する主制御部と、
画像データを画像処理する画像処理部と、画像処理され
た画像データを記憶する画像メモリと、画像処理して得
られた画像データを上述の制御電極26に与えるべき画
像信号に変換する画像形成制御ユニットとを備えて構成
される。
【0013】このように構成された画像形成装置によれ
ば、図18において、誘電体ベルト24により対向電極
25の上を一定速度で搬送される記録紙5の上面側に、
トナー担持体22と対向電極25との間に形成された電
界の作用を受けて、トナー担持体22に担持されたトナ
ー(負に帯電)が飛翔して静電的に付着する。
【0014】このトナーの飛翔方向は、制御電極26の
ゲート29(環状電極27)の電位で定まる。即ち、環
状電極27の電位は、図示しない上述の画像形成制御ユ
ニットにより変換して得られる画像信号に基づいて、駆
動回路31により制御される。即ち、制御電極26の近
傍の電界分布は、駆動回路31から与えられる駆動信号
に応じて制御されて、トナーの飛翔の方向が制御され
る。
【0015】例えばゲート29に150Vの電圧を印加
すると、このゲートはトナー(負に帯電)を通過させ、
−200Vの電圧を印加すると通過を阻止する。各ゲー
トには、画像信号に応じたパルスの駆動信号が駆動回路
31から選択的に与えられ、画像に応じたトナー流の通
過(飛翔方向)が制御される。
【0016】上述の図19に例示した制御電極26は、
1つのゲート29に対して1つの環状電極27を割り当
てて構成され、各ゲートに対して駆動信号が給電線28
を介して個別に供給されるものである。これに対して、
図20に示すように、行及び列の2層の帯状電極27a
及び27bの交点に位置する各ゲート29の電位状態
を、電極27aと27bとの関係で定めるタイプの制御
電極(以下、「マトリックス型制御電極」と記す)もあ
る。このタイプのものによれば、信号線(給電線)の本
数を削減することができ、これを駆動する駆動回路の規
模を縮小して構成することが可能となる。
【0017】次に、上述したような画像形成装置として
のディジタル複写機の複写の動作について、図21に示
すフローチャートに沿って説明する。なお、必要に応じ
て図17〜図20を参照する。先ず、図17において、
画像読取部(符号なし)に複写すべき原稿を載置してコ
ピースタートボタン(図示なし)を操作すると、この画
像読取部は原稿から画像を読み取る動作を開始する(ス
テップS01)。画像読取部により原稿の画像を読み取
って得られる画像データは、画像処理部(図示なし)で
画像処理され(ステップS02)、画像メモリ(図示な
し)に記憶される(ステップS03)。この画像データ
は、さらに画像形成制御ユニット(図示なし)に転送さ
れ(ステップS04)、制御電極信号に変換される(ス
テップS05)。
【0018】また、画像形成制御ユニットは、所定量の
制御電極信号を得ると(ステップS06;YES)、図
示しない駆動装置を制御して、画像形成部1のトナー担
持体22(スリーブ)の回転を開始させ(ステップS0
8)、図19に示す制御電極の図示しないシールド電極
に−200Vを設定した後(ステップS09)、図18
に示す対向電極25と帯電ブラシ8と除電ブラシ28と
に、所定の電圧を印加して、誘電体ベルト24を駆動す
る(ステップS10)。
【0019】次に、図17に示す給紙装置10のピック
アップローラ(符号なし)を作動させ(ステップS1
1)、図18に詳細を示す画像形成部1に記録紙5を供
給する。この記録紙5は、帯電ブラシ8とローラー16
aとの電位差に応じた電位に帯電されて、誘電体ベルト
24により対向電極25の上方を一定速度で搬送され
る。次に、給紙が正常に行われていると(ステップS1
2;YES)、制御電極26に駆動信号を印加して(ス
テップS14)、トナー流を制御し、記録紙5に印字
(画像形成)する。
【0020】ここで、画像形成制御ユニットが記録紙5
の搬送に同期したタイミングで制御電極信号を図18に
示す駆動回路31に与えると、駆動回路31は、制御電
極信号に従って駆動信号を制御電極26のゲートに与え
る。この結果、駆動信号に応じて制御電極26のゲート
近傍の電界が制御されて、画像データに応じてトナーの
飛翔方向が制御され、誘電体ベルト24により搬送され
て移動する記録紙5にトナー像(文字)が順次形成され
る。このトナー像は、図17に示す定着部11により加
熱しながら加圧されて、記録紙5に定着される。このよ
うにして印字(画像形成の動作)が終了すると(ステッ
プS15;YES)、上述のステップS01に戻って、
次の原稿の読み取り動作に備える。
【0021】以上説明したように、この種の画像形成装
置によれば、感光体ドラムや誘電体ドラムなどの顕像体
を備える装置に比較して、顕像体から記録紙にトナー像
を転写するプロセスが省略されるので、転写の過程で生
じる画像の劣化が生じることがなく、また、顕像体を必
要としないので、構成部品点数が削減され、装置の小型
化およびコストダウンが可能となる。
【0022】なお、上述した画像形成装置はモノクロの
画像を形成するものであるが、図22に簡略的に示すよ
うに、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックな
どの各色に対応づけて、図18に示すトナー供給部2に
対応させて複数の画像形成部1a〜1dを備えて構成す
ることにより、カラー画像を形成するカラー画像形成装
置を実現することができる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の制御
電極26に駆動信号を与える図18に示す駆動回路31
の特性として、駆動信号のスイッチングの際に波形歪を
発生しないものが好ましい。駆動信号に波形歪が発生す
ると、制御電極26によるトナー流の飛翔制御を精度良
く行うことができなくなり、画像品位の低下を招く。こ
のため、従来、制御電極を駆動する駆動回路として、例
えばP型及びN型の一対のMOSトランジスタからなる
CMOSドライバなどを出力ドライバとして備え、所謂
プッシュプル形式で駆動することにより、駆動信号の波
形歪を抑えたものがある。
【0024】ところで、前述の図19に示すように、各
ゲートに対して個別に駆動信号を印加するタイプの制御
電極を駆動する場合、上述のプッシュプル形式の駆動回
路の出力ドライバを、ゲート数分だけ必要となる。例え
ば、画像のドット密度を300DPI(DPI;Dot Per Inc
h)とすると、A4サイズの記録紙に対して2560個の
ゲートを必要とする。従って、駆動回路の出力ドライバ
を上述のCMOSドライバで構成すると、CMOSドラ
イバ1基あたりP型及びN型の2個のトランジスタから
構成されることから、出力ドライバを構成する全トラン
ジスタの個数は5120個となり、極めて多くのトラン
ジスタを必要とする。
【0025】また、出力ドライバの数が増えると、出力
ノイズや消費電力(発熱量)、或いはパッケージへの実
装上の問題から、1つのLSIチップとして集積するこ
とが困難となり、複数のLSIに分割されて構成され
る。一般には、駆動回路は、64チャンネル(64基の
出力ドライバ)を有するQFP(Quad Flat Package)に
実装されたLSIとして具現され、上述のように、25
60個のゲートを有する制御電極を駆動する場合には、
このLSIを40個使用して駆動回路31を構成する。
【0026】このように、プッシュプル形式の駆動回路
を、64チャンネルを単位として分割して構成したとし
ても、1個のLSIには64基の出力ドライバが搭載さ
れる上、シフトレジスタやラッチなどの付属回路を含め
ると、チップサイズが大きくなり、コストが上昇する結
果となる。しかも、駆動回路を複数のLSIで構成する
こととなるため、部品点数が増え、装置が大型化する。
【0027】このようなプッシュプル形式の駆動回路に
対して、プルアップ抵抗を用いた駆動回路がある。この
駆動回路は、図23に示すように、高電源185と低電
源184との間に、プルアップ抵抗としての抵抗素子1
83とトランジスタ188とを縦従接続して構成され、
画像信号制御回路86によりトランジスタ188の導通
を制御することにより、図24に示すように、画像信号
に応じて、その出力端子に高電源185または低電源1
84の電位(例えば+150Vまたは−200V)を駆
動信号のレベルとして選択的に出力するものである。
【0028】この種の駆動回路では、必要とするトラン
ジスタの数が、上述のプッシュプル形式の駆動回路に比
較して約半分で足り、回路規模を縮小することができ
る。しかしながら、受動素子であるプルアップ抵抗を用
いて駆動信号の一方のレベルを与えるため波形歪が生じ
やすい。このプルアップ抵抗の抵抗値を小さくして、電
流の供給を増やせば、ある程度の波形歪を抑えることは
できるが、消費電力が増えるので、熱対策を必要とし、
コストの上昇を招く。
【0029】制御電極を駆動する駆動信号に波形歪が生
じると、以下のような種々の不都合が生じる。例えば、
制御電極26のゲート29の電位が、トナーを通過させ
る電位に切り替わる際に駆動信号に波形歪が生じると、
意図したタイミングで電界の分布が変化せず、トナーの
飛翔にタイムラグが生じる。このため、トナーの飛翔を
制御するための駆動信号のパルス幅を長く設定しなけれ
ばならず、1ドットを形成するために必要な時間が長く
なり、画像形成速度が低下する。逆に、ゲート29の電
位が、トナーを通過させない電位に切り替わる際に波形
歪が生じると、トナーの飛翔が停止するまでにタイムラ
グが生じ、この結果、ドットが尾をひいたように形成さ
れ、画像の品位が低下する。
【0030】また、図20に示したようなマトリックス
型の制御電極では、完全にトナーの飛翔を停止できず、
漏れトナーを発生させる結果、画像にカブリを生じる。
カブリが生じると、ドットに十分な濃度が得られていて
も、生地の部分(トナーが付着されない部分)へのトナ
ーの付着を阻止できなくなる。従って、コントラストが
低下してぼやけた画像となり、ハーフトーンの再現性が
低下し、さらにカラー画像の場合には色再現性が低下す
る。
【0031】また、このとき、記録紙が対向電極の上に
搬送されていない場合、制御電極を漏れたトナーが対向
電極の表面に付着し、この状態で対向電極の上に記録紙
が搬送されると、記録紙の裏汚れが発生する。また、こ
の場合、付着したトナーにより対向電極の電位分布が変
化し、トナーの飛翔軌道に影響を与え、高精度なトナー
の飛翔制御を行えなくなるなどの不都合が生じる。
【0032】また、駆動信号の波形歪に起因して、制御
電極のゲートの内部に付着すると、ゲートの見かけ上の
電位が変化し、この近傍の電界の分布が乱される。この
結果、トナーの飛翔軌道が乱され、画像の一部が欠落す
るなどの画像不良が生じる。
【0033】また、従来、制御電極の駆動回路において
は、直流損失を最大限押さえるため、コンプリメンタリ
出力方式が採られ、これの高電圧側には、直流損失を押
さえながら高電圧能動素子をON/OFFさせるための
ハイサイドスイッチ(レベルシフタ)が必要とされる。
これには、受動部品である容量が用いられる。
【0034】図25は一般的なコンプリメンタリ構造の
ICの構造図である。このコンプリメンタリ構造のIC
は、Pch MOS FET 704のソースが高電源
51に接続され、Nch MOS FET 705のソ
ースは低電源52に接続され、これらを選択的にON/
OFFする事で、出力に高電源51と低電源52を出力
するものである。
【0035】内部タイミング発生回路で生成されるPc
h MOS FET ON/OFFコントロール信号6
00は、ロジック用電源50に接続される電界効果トラ
ンジスタPch MOS FET 700およびNch
MOS FET 701のゲートに接続され、その出
力はレベルシフタ用コンデンサ300を介して、Pch
MOS FET 704のゲートに接続される。高電
源51とゲートに並列に接続される抵抗素子301とツ
ェナーダイオード302は、Pch MOSFET 7
04のバイアス用の素子である。Nch MOS FE
T ON/OFFコントロール信号601は、電界効果
トランジスタPch MOS FET702およびNc
h MOS FET 703のゲートに接続され、その
出力はNch MOS FET 705のゲートに接続
される。
【0036】以下に駆動状態を説明する。今、コントロ
ール信号601をlowレベルとする事でPch MO
S FET 705をONさせ、出力500には低電源
52を出力している状態で、コントロール信号600は
lowレベルであり、MOS FET 700/701
のドレイン出力にはhighレベルとなる。レベルシフ
タ用コンデンサが接続されたPch MOS FET
704のゲートの絶対電圧は抵抗素子301によってバ
イアスされ、その電位は高電圧51となり、この結果P
ch MOS FET 704のゲート電圧(VGS)
は0Vとなる。そのため、Pch MOSFET 70
4はOFFになっており、Pch MOS FET 7
04とNch MOS FET 705の短絡はない。
【0037】次に、図26に示す様に、時刻P1におい
てコントロール信号601をlowからhighに変化
させ、Nch MOS FET 705をOFFされた
後、時刻P2にてコントロール信号600をlowから
highに変化させる。この時、電圧V1がPch M
OS FET 704のゲートに生じる。この電圧V1
は、レベルシフタ用コンデンサ300を介してトランジ
スタ700/701の出力変化電圧分が高電源51から
減じたものである。これによりPch MOS FET
704のゲート−ソース間電位VGSが発生し、Pc
h MOS FET 704がONし、出力には高電源
51の電圧が現れる。又、Pch MOS FET 7
04のゲートに現れる電圧は、抵抗素子301を介して
充電される為、長時間維持する事はできない。この時間
は抵抗素子301とレベルシフタ容量300で決定され
る。
【0038】次にPch MOS FET 704をO
FFさせるため、時刻P3において、コントロール信号
600をhighからlowに変化させる。この時、P
chMOS FET 704のゲート電圧と高電源電圧
との差はV2であり、この電圧よりトランジスタ700
/701の変化分が現れる為、高電源電圧よりV3だけ
大きな値となる。この電位に対し、ツェナーダイオード
の順電流が流れ、その結果、Pch MOS FET
704のゲート電圧は、高電源51にリセットされ、O
FFする。
【0039】次に、時刻P4において、コントロール信
号600をhighからlowに変化させる。これによ
りNch MOS FET 705はONし、出力50
0には低電源が現れる。この結果500には低電源電圧
および高電源電圧の駆動パルスを発生する事ができる。
【0040】高電源電圧回路およびICでは、高圧部の
トランジスタ制御を行うにあたり、図27の様にプルア
ップ抵抗310によるレベル変換方式があるが、スイッ
チング速度を上げようとすると、抵抗310の値は小さ
くなり、直流損失が大きくなってしまい、抵抗の発熱が
大きいばかりか、電源に負担がかかり、IC化には適さ
ない。また、抵抗310の値を大きくすれば、スイッチ
ング速度は遅くなる。そこで、一般的には前述した図2
5の構成が採用されている。
【0041】しかし、図24に示す回路構成では、1回
路当たり2個の出力トランジスタ704/705が必要
な上、これらを個別に制御するバッファトランジスタ7
00/701/702/703、レベルシフタ用コンデ
ンサ300、プルアップ抵抗301、ツェナーダイオー
ド302が必要となる。更に、レベルシフタ用コンデン
サ300においては、高耐圧が要求され、且つ前述した
様に抵抗301とともに駆動時間を決定するため、大容
量が要求される。
【0042】又、図24のICの集積化をしたものを図
28に示すが、高圧コンデンサ300−1〜300−n
は電極間の距離を要求し、総容量は面積を要求するた
め、チップ面積は膨大なものになる。更に、Pch M
OS FETはNch MOSFETに比べ、その形状
は大きく、例えば64chのIC化を考えるとコンデン
サ部が64個と出力トランジスタが24個必要となり、
チップ面積が増大し、その価格は高価なものになる。
【0043】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、画像形成装置が備える制御電極の駆動回
路を小規模に構成することができ、しかも駆動信号に波
形歪を生じない画像形成装置が備える制御電極の駆動回
路を提供することを目的とする。
【0044】また、本発明は、集積化した際のICのチ
ップ面積を飛躍的に小さくする事で、低価格の駆動IC
を提供する事を目的とする。
【0045】
【課題を解決するための手段】本発明は、電気力により
顕像剤を飛翔させて可視像を形成する画像形成装置に設
けられた顕像剤の飛翔を制御する制御電極の駆動回路で
ある。請求項1に記載の発明は、ソースを高電源に接続
した第1半導体スイッチと、アノード側を前記第1半導
体スイッチのドレインに共通接続した複数のダイオード
と、前記複数のダイオードのそれぞれのカソード側にド
レインを接続すると共にソースを低電源に共通接続した
複数の第2半導体スイッチと、を備えた画像形成装置が
備える制御電極の駆動回路である。そして、前記第1半
導体スイッチが、前記制御電極を駆動する基準となる時
刻を起点とする第1の期間において、オンした後にオフ
し、前記複数の第2半導体スイッチの一部が、前記時刻
を起点とする第2の期間において、オフした後にオン
し、且つ他が、前記時刻を起点とする第3の期間におい
て、オフした後にオンして、前記第2半導体スイッチの
ドレイン側に現れる前記高電源または前記低電源の何れ
かの電位を前記制御電極に出力する。前記第2の期間
は、前記第1の期間よりも長く、且つ前記第3の期間よ
りも短い。
【0046】また、請求項2に記載の発明は、ソースを
高電源に接続した複数の第1半導体スイッチと、アノー
ド側を前記複数の第1半導体スイッチの何れかのドレイ
ンに接続した複数のダイオードと、前記複数のダイオー
ドのそれぞれのカソード側にドレインを接続すると共に
ソースを低電源に接続した複数の第2半導体スイッチ
と、を備えた画像形成装置が備える制御電極の駆動回路
である。そして、前記第1半導体スイッチが、前記制御
電極を駆動する基準となる時刻を起点とする第1の期間
において、オンした後にオフし、前記複数の第2半導体
スイッチの一部が、前記時刻を起点とする第2の期間に
おいて、オフした後にオンし、且つ他が、前記時刻を起
点とする第3の期間において、オフした後にオンして、
前記第2半導体スイッチのドレイン側に現れる電位を前
記制御電極に出力する。前記第2の期間は、前記第1の
期間よりも長く、且つ前記第3の期間よりも短い。
【0047】また、請求項3に記載の発明は、ソースを
高電源に接続した第1半導体スイッチと、アノード側を
前記第1半導体スイッチのドレインに接続した複数のダ
イオードと、前記複数のダイオードのそれぞれのカソー
ド側にドレインを接続すると共にソースを複数の低電源
の何れかに接続した複数の第2半導体スイッチと、を備
えた画像形成装置が備える制御電極の駆動回路である。
そして、前記第1半導体スイッチが、前記制御電極を駆
動する基準となる時刻を起点とする第1の期間におい
て、オンした後にオフし、前記複数の第2半導体スイッ
チの一部が、前記時刻を起点とする第2の期間におい
て、オフした後にオンし、且つ他が、前記時刻を起点と
する第3の期間において、オフした後にオンして、前記
第2半導体スイッチのドレイン側に現れる電位を前記制
御電極に出力する。前記第2の期間は、前記第1の期間
よりも長く、且つ前記第3の期間よりも短い。
【0048】また、請求項4に記載の発明は、ソースを
複数の高電源の何れかに接続した複数の第1半導体スイ
ッチと、アノード側を前記複数の第1半導体スイッチの
何れかのドレインに接続した複数のダイオードと、前記
複数のダイオードのそれぞれのカソード側にドレインを
接続すると共にソースを低電源に接続した複数の第2半
導体スイッチと、を備えた画像形成装置が備える制御電
極の駆動回路である。そして、前記第1半導体スイッチ
が、前記制御電極を駆動する基準となる時刻を起点とす
る第1の期間において、オンした後にオフし、前記複数
の第2半導体スイッチの一部が、前記時刻を起点とする
第2の期間において、オフした後にオンし、且つ他が、
前記時刻を起点とする第3の期間において、オフした後
にオンして、前記第2半導体スイッチのドレイン側に現
れる電位を前記制御電極に出力する。前記第2の期間
は、前記第1の期間よりも長く、且つ前記第3の期間よ
りも短い。
【0049】また、請求項5に記載の発明は、請求項3
に記載の画像形成装置が備える制御電極の駆動回路であ
って、複数の低電源の電圧がそれぞれ異なったことを特
徴とする。
【0050】また、請求項6に記載の発明は、請求項4
に記載の画像形成装置が備える制御電極の駆動回路であ
って、複数の高電源の電圧がそれぞれ異なったことを特
徴とする。
【0051】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
から6の何れか1項に記載の画像形成装置が備える制御
電極の駆動回路であって、複数の第2導電型トランジス
タのそれぞれのドレイン側に容量素子を接続したことを
特徴とする。
【0052】また、請求項8に記載の発明は、請求項1
から7の何れか1項に記載の画像形成装置が備える制御
電極の駆動回路であって、第1の期間が、出力に現れる
電位が高電源の電位に飽和するのに必要とする時間より
長く、且つ第2の期間が、制御電極に前記高電源の電位
が現れてからトナーの飛翔が生じるまでの時間よりも短
いことを特徴とする。
【0053】また、請求項9に記載の発明は、請求項1
から6の何れか1項に記載の画像形成装置が備える制御
電極の駆動回路であって、第1及び第2導電型トランジ
スタが、それぞれP型及びN型電界効果トランジスタで
あることを特徴とする。
【0054】請求項10に記載の発明は、請求項1から
8の何れか1項に記載の画像形成装置が備える制御電極
の駆動回路であって、第1半導体スイッチはP型電界効
果トランジスタであり、第2半導体スイッチはNPN型
トランジスタであることを特徴とする。
【0055】請求項11に記載の発明は、請求項1から
8の何れか1項に記載の画像形成装置が備える制御電極
の駆動回路であって、第1半導体スイッチはP型電界効
果トランジスタであり、第2半導体スイッチはサイリス
タであることを特徴とする。
【0056】請求項12に記載の発明は、請求項1から
11の何れか1項に記載の画像形成装置が備える制御電
極の駆動回路であって、複数のアノード側をドレインに
共通接続された第1半導体スイッチを集積化対象外とし
たことを特徴とする。
【0057】請求項13に記載の発明は、請求項1から
11の何れか1項に記載の画像形成装置が備える制御電
極の駆動回路であって、複数のダイオードのアノード側
をドレインに共通接続された第1半導体スイッチの駆動
回路を集積化対象としたことを特徴とする。
【0058】請求項14に記載の発明は、請求項1から
11の何れか1項に記載の画像形成装置が備える制御電
極の駆動回路であって、複数のダイオードのアノード側
をドレインに共通接続された第1半導体スイッチの駆動
回路の内コンデンサを集積化対象外としたことを特徴と
する。
【0059】上記構成された本発明は、以下のように作
用する。即ち、請求項1及び7〜14に記載の発明に係
る画像形成装置が備える制御電極の駆動回路によれば、
第1導電型トランジスタが第1の期間においてオンし、
この期間の経過後にオフする。また、一部の第2導電型
トランジスタは、第2の期間においてオフし、この期間
の経過後にオンする。さらに、他の第2導電型トランジ
スタは第3の期間においてオフし、この期間の経過後に
オンする。従って、第2の期間の経過後の第3の期間に
おいて、一部の第2導電型トランジスタのドレイン側に
は低電源の電位が現れ、他の第2導電型トランジスタの
ドレイン側には高電源の電位が維持される。
【0060】また、請求項2及び7〜14に記載の発明
に係る画像形成装置が備える制御電極の駆動回路によれ
ば、複数の第1導電型トランジスタが第1の期間におい
てオンし、この期間の経過後にオフする。また、一部の
第2導電型トランジスタは、第2の期間においてオフ
し、この期間の経過後にオンする。さらに、他の第2導
電型トランジスタは第3の期間においてオフし、この期
間の経過後にオンする。従って、第2の期間の経過後の
第3の期間において、一部の第2導電型トランジスタの
ドレイン側には低電源の電位が現れ、他の第2導電型ト
ランジスタのドレイン側には高電源の電位が維持され
る。このとき、他の第2導電型トランジスタのそれぞれ
のドレイン側に現れる高電位は、複数の第1導電型トラ
ンジスタの何れかを経て供給される。
【0061】また、請求項3、5及び7〜14に記載の
発明に係る画像形成装置が備える制御電極の駆動回路に
よれば、第1導電型トランジスタが第1の期間において
オンし、この期間の経過後にオフする。また、一部の第
2導電型トランジスタは、第2の期間においてオフし、
この期間の経過後にオンする。さらに、他の第2導電型
トランジスタは第3の期間においてオフし、この期間の
経過後にオンする。従って、第2の期間の経過後の第3
の期間において、一部の第2導電型トランジスタのドレ
イン側には低電源の電位が現れ、他の第2導電型トラン
ジスタのドレイン側には高電源の電位が維持される。こ
のとき、“一部の第2導電型トランジスタ”のそれぞれ
のドレイン側に現れる低電位は、複数の低電源の何れか
の電位となる。
【0062】また、請求項4、6及び7〜14に記載の
発明に係る画像形成装置が備える制御電極の駆動回路に
よれば、複数の第1導電型トランジスタが第1の期間に
おいてオンし、この期間の経過後にオフする。また、一
部の第2導電型トランジスタは、第2の期間においてオ
フし、この期間の経過後にオンする。さらに、他の第2
導電型トランジスタは第3の期間においてオフし、この
期間の経過後にオンする。従って、第2の期間の経過後
の第3の期間において、“一部の第2導電型トランジス
タ”のドレイン側には低電源の電位が現れ、“他の第2
導電型トランジスタ”のドレイン側には高電源の電位が
維持される。このとき、“他の第2導電型トランジス
タ”のそれぞれのドレイン側に維持される高電位は、複
数の複数の第1導電型トランジスタのそれぞれが接続さ
れる複数の高電源の何れかの電位となる。
【0063】また、請求項7に記載の発明に係る画像形
成装置が備える制御電極の駆動回路によれば、“他の第
2導電型トランジスタ”のドレイン側に維持される高電
位は、第1の期間において充電される。そして、この第
1の期間が経過して第1導電型トランジスタがオフした
後においては、容量素子により安定的に維持される。
【0064】請求項1〜11に記載の発明によれば、従
来技術と比較して、レベルシフタ用回路部品やバッファ
トランジスタ等が不要となり、部品点数は画期的に削減
され,集積化の際ICのチップ面積も低減する事が可能
である。
【0065】請求項12に記載に発明によれば、多数個
の出力を持つICにおいて、第1半導体スイッチを介し
て流れる電流は大きく発熱がおおきいため、集積対象外
とする事で、チップの発熱を防げパッケージの小型化が
容易である。
【0066】請求項13に記載の発明によれば、第1半
導体スイッチを介して流れる電流が、パッケージの許容
範囲内であるとき、1チップ制御とする事が可能であ
り、外付け部品点数がなく、小型化が可能である。
【0067】請求項14に記載の発明によれば、集積化
(IC)に対して、生成面積を大きく占めるレベルシフ
タ容量を集積化対象外とする事で、ICのチップ面積を
最小限に押さえる事が可能である。
【0068】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図9を参照して、本
発明の実施の形態について説明する。なお、各図におい
て、同一要素または相当する要素には、同一符号を付し
て、重複する説明を省略する。
【0069】〔第1の実施の形態について〕先ず、図1
〜図5を参照して、本発明の第1の実施形態に係る画像
形成装置が備える制御電極の駆動回路について説明す
る。なお、以下の説明では、64チャンネルの出力を有
する駆動回路を例とし、駆動信号のレベルとして+15
0Vまたは−200Vを出力するものとするが、チャン
ネル数及び駆動信号のレベルは、これに限定されるもの
ではない。
【0070】図1に示す本実施形態に係る制御電極の駆
動回路は、ソースを150Vの高電源84に接続したP
型電界効果トランジスタ88(第1半導体スイッチ)
と、アノード側を前記トランジスタ88のドレインに共
通接続した複数のダイオード107−1〜107−64
と、前記複数のダイオード107−1〜107−64の
それぞれのカソード側にドレインを接続すると共にソー
スを−200Vの低電源85に接続したN型電界効果ト
ランジスタ89−1〜89−64(複数の第2半導体ス
イッチ)とを備えて構成され、トランジスタ89−1〜
89−64のドレイン(即ち、ダイオード107−1〜
107−64のカソード側)が出力端子108−1〜1
08−64にそれぞれ接続される。この出力端子108
−1〜108−64は、前述の図18に示す制御電極2
6の給電線28に接続され、ゲート29に対して、駆動
信号の電位として高電源84(+150V)または低電
源85(−200V)の何れかの電位を選択して印加す
る。
【0071】以下に、図2に示すタイミングチャートを
参照しながら、図1に示す駆動回路の動作について説明
する。なお、説明にあたっては、出力端子108−1〜
108−3にのみ注目して、他の出力端子についても同
様であるので説明を簡略する。先ず、最初に出力端子1
08−1に+150Vを出力し(このとき、出力端子1
08−2及び108−3には、−200Vを出力す
る)、次に出力端子108−2に+150Vを出力する
(このとき、出力端子108−1及び108−3には、
−200Vを出力する)場合について説明する。
【0072】初期状態では、トランジスタ88がオフし
ており、トランジスタ89−1〜89−3がオンしてい
るものとする。この場合、出力端子108−1〜108
−3には、トランジスタ89−1〜89−3を介して電
源85の電位(−200V)が、駆動信号のレベルとし
て現れる。次に、制御電極を駆動する基準となる時刻t
1においてトランジスタ88をオンさせる。このとき、
高電源84と低電源85との短絡を避ける必要があるこ
とから、同時刻t1でトランジスタ89−1〜89−3
を同時にオフさせる。この結果、出力端子108−1〜
108−3には、それぞれダイオード107−1〜10
7−3及びトランジスタ88を介して高電源84の電位
(+150V)が現れる。
【0073】次に、時刻t2でトランジスタ88をオフ
させた後、時刻t3でトランジスタ89−1を除いてト
ランジスタ89−2及び89−3をオンさせる。この結
果、出力端子108−2及び108−3にはトランジス
タ89−2及び89−3を介して低電源85の電位(−
200V)が現れる。このとき、トランジスタ89−1
はオフを維持するので、出力端子108−1には、高電
源84から与えられた電位(+150V)が、寄生容量
により維持される。次に、時刻t4でトランジスタ89
−1がオンすると、出力端子108−1にも低電源85
の電位(−200V)が現れ、全ての出力端子の電位が
初期状態に戻る。
【0074】即ち、トランジスタ88は、時刻t1〜t
2の期間T1(第1の期間)においてオンし、この期間
T1の経過後にオフする。また、トランジスタ89−2
及び89−3(一部の第2半導体スイッチ)は、時刻t
1〜t3の期間T2(第2の期間)においてオフし、こ
の期間T2の経過後にオンする。さらに、トランジスタ
89−1は、時刻t1〜t4の期間(第3の期間)にお
いてオフし、この期間T3の経過後にオンする。ここ
で、時刻t1〜t3の期間T2(第2の期間)は、時刻
t1〜t2の期間T1(第1の期間)より長く、且つ時
刻t1〜t4の期間T3(第3の期間)よりも短く設定
する。
【0075】このように各トランジスタの導通を制御す
れば、時刻t3〜時刻t4の期間において、出力端子1
08−1にのみ高電源84の電位(+150V)が現
れ、他の出力端子には低電源85の電位(−200V)
が選択的に現れる。従って、この期間、駆動回路は、出
力端子108−1に接続される制御電極のゲートに+1
50Vを印加し、負に帯電したトナー流がこのゲートを
選択的に通過するように、制御電極を駆動制御する。
【0076】しかし、時刻t1〜時刻t3の期間T2に
おいて、一律に全ての出力端子に+150Vが現れ、画
像信号とは無関係に全てのゲートがトナー流の通過を許
容する状態となる。仮に、画像信号とは無関係にトナー
がゲートを通過するものとすれば、形成される画像の一
部がつぶれ、画像が不良となる。
【0077】そこで、以下のように、期間T1およびT
2を制御する。先ず、トランジスタ88がオンする期間
T1は、少なくとも、各出力端子108−1〜108−
3の電位が電源88の電位(150V)に安定する時間
を必要とし、この一方、上述したように、電源間の短絡
を回避する必要から、トランジスタ89−1〜89−3
がオフする期間T2は、トランジスタ88が導通する期
間T1よりも短くすることはできない。また、図3に示
す特性図から理解されるように、駆動信号のパルス幅
(時刻t3−時刻t1に相当)に対する画像のドット径
は、このパルス幅が約30μsec以下ではほとんどゼ
ロに等しく、トナーの飛翔は行われない。
【0078】このことから、図2において、期間T1が
30μsec以下であれば、すべてのゲートに高電源8
4の電位(+150V)が与えられても、トナーの飛翔
は起こらず、画像のつぶれは生じないこととなる。この
ような特性に着目して、図2に示す期間T1,T2,T
3として、例えばそれぞれ15μsec,25μse
c,200μsecが設定される。
【0079】なお、上述したように、期間T1は出力端
子の寄生容量の充電時間に依存するが、この充電時間
は、15μsecよりも遥かに小さく、この場合、余裕
をもって充電することができる。そこで、この期間T1
をもっと短く設定することも可能ではあるが、寄生容量
の値が使用環境(温度や湿度)の影響を受けて変動する
場合があり、この場合、充電時間が短いと、充電電位
(駆動信号のレベル)が変動する。そこで、期間T1と
して、上述の画像のつぶれを生じない範囲で、寄生容量
が変動しても出力電位(充電電位)が飽和するのに十分
な時間を設定することが望ましい。
【0080】次に、出力端子108−2にのみ150V
を出力する場合について説明する。この場合、図2に示
す動作の基準となる時刻t5において、同様にトランジ
スタ88をオンさせると共にトランジスタ89−1〜8
9−3をオフさせ、全ての出力端子に高電源84の電位
(+150V)を出力した後にトランジスタ88をオフ
する。この後、時刻t6においてトランジスタ89−2
を除くトランジスタ89−1,89−3をオンさせ、こ
の後、時刻t7に至ってトランジスタ89−2もオンさ
せる。
【0081】このように各トランジスタの導通を制御す
れば、図2に示す時刻t6〜t7の期間において、出力
端子108−2にのみ+150Vが現れ、他の出力端子
には−200Vが現れる。従って、この期間、駆動回路
は、出力端子108−2に接続される制御電極のゲート
にのみ+150Vを選択的に印加し、負に帯電したトナ
ー流がこのゲートを通過するように、制御電極を駆動制
御する。
【0082】次に、図1に示す各トランジスタの導通制
御を、図4にそのタイミングチャートを示すように行う
ものとしてもよい。この場合、初期状態では、トランジ
スタ88及び89−1〜89−3の全てをオフさせる。
この初期状態から先ず、トランジスタ88のみを時刻t
1から期間T1にわたってオンさせて、全ての出力端子
の電位を+150Vとした後、トランジスタ89−2及
び89−3のみを時刻t3から期間T01にわたってオ
ンさせる。この結果、時刻t3からt4にわたって、出
力端子89−1にのみ、+150Vが現れ、これが制御
電極のゲートに選択的に与えられる。
【0083】この制御方法によれば、駆動信号の電位を
切り替えるときにのみ、一定期間だけトランジスタをオ
ンさせ、他の期間ではオフさせるので、前述の図2に示
す制御方法の比較して消費電力を抑えることができる。
従って、素子の発熱を抑えることができ、冷却手段を設
ける必要がない。
【0084】しかし、この図4に示す制御方法によれ
ば、駆動信号の電位は出力端子に寄生する容量成分で維
持されるため、例えば前回転や後回転、或いは新たな記
録紙の給紙期間のように、長時間にわたってトナーに飛
翔を与えないように制御する必要がある場合、リークな
どにより寄生容量に充電された電荷が放電し、駆動信号
のレベルが変動することがある。
【0085】従って、このような場合には、駆動信号の
レベルを切り替える必要がなくても、所定の周期で再充
電(リフレッシュ)して、出力電位を回復させる必要が
ある。このように、長時間にわたってトナーに飛翔を与
えないように制御する必要がある場合には、前述の図2
に示す制御方法を用いた方がよく、これによれば、トラ
ンジスタ89−1〜89−3を介して低電源85の電位
(−200V)が出力されるので、駆動信号のレベルを
この電位に安定的に維持することができる。
【0086】なお、本実施形態の駆動回路では、トラン
ジスタ88がオフした後は、出力端子に寄生する寄生容
量により高電位を維持するが、図5に示すように、意図
的に出力端子に容量109−1〜109−64を接続し
て構成してもよい。これにより、より安定的に駆動信号
のレベルとして高電位を維持することができるものとな
る。
【0087】また、図1に例示する構成は、1個のP型
電界効果トランジスタ88に対して、64個のN型電界
効果トランジスタを割り当てて64チャンネルの出力ド
ライバを構成するものとしたが、例えば図6に示すよう
に、それぞれが32チャンネルの2つのブロックに分割
して構成してもよい。即ち、この場合、P型トランジス
タ88−1と、ダイオード107−1〜32と、N型ト
ランジスタ89−1から89−32とにより32チャン
ネル分の駆動回路を構成し、P型トランジスタ88−2
と、ダイオード107−33〜107−64と、N型ト
ランジスタ89−33〜89−64とにより、残りの3
2チャンネル分の駆動回路を構成する。
【0088】この構成では、−200Vの低電位を与え
る低電源85−1及び85−2を個別に、それぞれのブ
ロックに設けているが、これを1つに集約してもよい。
ただし、これを個別に設けて、異なる低電位を与えるも
のとすれば、後述するように、ゲートとトナー担持体2
2との距離に応じて、適切な電位を各ゲートに与えるこ
とができる。
【0089】さらに、図7に示すように、トランジスタ
88−1及び88−2に対して、それぞれ+150Vを
与える高電源84−1及び84−2を個別に接続して構
成してもよい。このように構成すれば、1個当たりのP
型トランジスタ88−1,88−2に流れる電流量を抑
えることができ、これらのトランジスタの発熱量を抑え
ることができる。さらにまた、低電源85−1と85−
2とが異なる電位を与えるものとすれば、後述するよう
に、ゲートとトナー担持体22との距離に応じて、適切
な高電位を各ゲートに与えることができる。
【0090】〔第2の実施の形態について〕次に、図8
及び図9を参照しながら、本発明の第2の実施形態に係
る駆動回路について説明する。前述した第1の実施形態
の駆動回路は、制御電極のゲートに対して、駆動信号の
レベルとして、+150Vまたは−200Vの何れかを
与えるものであるが、例えばトナーの飛翔を許容する1
50Vを全てのゲートに対して与えたとしても、各ゲー
トとトナー担持体22との距離が異なるため、ゲート近
傍での電界が異なり、トナーの飛翔状態が異なったもの
となる。
【0091】即ち、図8に模式的に示すように、制御電
極26は平面的であるのに対して、トナー担持体22の
外周面は曲面をなす。従って、同図において、例えば制
御電極26に形成されたゲート29−1と29−2では
トナー担持体22の外周面に対する距離が異なり、これ
らに同一電位を印加したとしても、これらのゲート近傍
での電界の状態は異なったものとなる。このため、同一
の電位を与えたとしても、トナー担持体2からの対向電
極25に向けて飛翔するトナーの飛翔状態が、ゲートの
位置により異なったものとなる。
【0092】そこで、本実施形態では、トナー担持体2
2との距離に応じて制御電極のゲートに印加する電位を
調整することにより、ゲートの位置によるトナーの飛翔
状態の差異を是正する。即ち、本実施形態に係る駆動回
路は、図9に例示するように、図1に示す第1の実施形
態に係る駆動回路の構成において、例えばトランジスタ
89−1のソースに低電源85−1を接続し、他のトラ
ンジスタ89−2〜89−64のソースには低電源85
−2を接続する。ただし、この電源85−2が与える電
位として、電源85−1よりもさらに低い電位を設定す
る。
【0093】そして、例えば、出力端子108−1を図
8に示すゲート29−1に接続し、出力端子108−2
をゲート29−2に接続すると、トナー担持体22に接
近したゲート29−2には、ゲート29−1よりも低い
電位が印加されるので、これらのゲートには、トナー担
持体22からの距離に応じて、その近傍での電界の状態
を同等に制御することができ、トナーの飛翔状態(この
場合、トナーに飛翔を与えない状態)を合わせることが
できる。
【0094】同様にして、図7に示す構成において、電
源84−1と電源84−2との電圧を適切に選択するこ
とにより、トナーに飛翔を与える電界状態を合わせるこ
とができ、また、図6及び図7に示す電源85−1と電
源85−2との電圧を適切に選択することにより、トナ
ーに飛翔を与えない電界状態を合わせることができ、ゲ
ートの位置に起因する画像の濃淡度あるいはドット径の
不均一性を排除することができる。
【0095】また、例えば、図1に示す第1の実施形態
の構成において、トランジスタ88とトランジスタ89
−1〜89−64の何れかとが、仮にノイズなどにより
同時にオンすると、高電源84と低電源85とが短絡し
て、これらの電源や駆動回路を構成する素子が破壊され
る。そこで、トランジスタ88とトランジスタ89−1
〜89−64との間に、例えば抵抗素子などの保護回路
を設けて構成してもよい。第2に実施形態の構成に対し
ても、同様に保護回路を設けてもよい。
【0096】また、上述の第1の実施形態では、トナー
に飛翔を与えない場合であっても、トランジスタ88を
一時的にオンさせて、全ての出力を一旦+150Vとし
た後に、選択的に−200Vに切り替えて制御するもの
としたため、出力の充放電が頻繁に行われ、その分、消
費電力が増加する。
【0097】そこで、例えば全てのゲートの電位をトナ
ーに飛翔を与えない状態に制御する場合、この状態を判
別する判別回路を別途設け、この判別回路の判別結果に
基づき、トランジスタ88及びトランジスタ89−1〜
89−64の全てを強制的にオフさせるように制御すれ
ば、これらのトランジスタが不要な動作を行うことがな
く、消費電力の増加を抑えることができる。第2の実施
形態に対しても、同様に制御することが可能である。
【0098】さらに、第1の実施形態において、消費電
力の増加を許容すれば、トランジスタ88を常時オンさ
せておいてもよい。この場合、トランジスタ88は一種
のプルアップ抵抗として機能し、トランジスタ89−1
〜89−64を選択的にオンさせることにより、−20
0Vを出力する出力端子を選択する(他の端子には+1
50Vが出力される)。このとき、トランジスタ88を
飽和領域に固定してオンするものとすれば、これを流れ
る電流が必要以上に流れることがなく、消費電力を有効
に抑えることができる。第2の実施形態に対しても、同
様に構成することが可能である。
【0099】さらにまた、上述の第1の実施形態では、
トナー担持体22を接地して構成したが、例えばトナー
担持体22が−200Vにバイアスされたものである場
合には、高電源84を+350Vの電位を与えるものと
すれば、トランジスタ89−1〜89−64のソースを
接地すればよい。従って、この場合、低電源85を省く
ことができ、より簡略に装置を構成することができる。
なお、この場合、トナー担持体22のバイアスにより消
費される電力は、上述の駆動回路のトランジスタのオン
/オフにより消費される電力に比較して極めて少ないた
め、トナー担持体22を−200Vにバイアスするため
の電源の電流容量は極めて小さいもので足りる。
【0100】〔集積化について〕次に、上記実施形態に
基づき、集積化した具体的回路について説明する。図1
0は、集積化の際の基本回路(1ch)である。この基
本回路は、第1の実施形態と同様に、ソースを高電源5
1に接続したPch MOS FET 709と、アノ
ード側をPch MOS FET 709のドレインに
接続したダイオード303と、ダイオード303のカソ
ード側にドレインを接続すると共にソースを低電源52
に接続したNch MOS FET 708とを備えて
構成され、Nch MOS FET 708のドレイン
が出力端子501に接続されている。そして、ロジック
用電源50にソースを接続すると共に、ドレイン同士を
接続するPch MOS FET 706およびNch
MOS FET 707を設け、このドレインをNc
h MOS FET 708のゲートに接続する。この
動作については、上記第1の実施形態で説明したので、
ここでは省略する。
【0101】図10の基本回路は、従来技術の図24と
比較して、レベルシフタ用回路部品である抵抗301、
ツェナーダイオード302および本駆動用コントロール
信号600とこれに接続されるバッファトランジスタ7
00/701が不要となる。又、IC化で最大の課題で
あるコンデンサ300が不要となり、部品点数は画期的
に削減され集積化の際ICのチップ面積も低減する事が
可能である。
【0102】図10の基本回路は、電界効果トランジス
タで記述したものであるが、NchMOS FET 7
08の替わりに図11の様にサイリスタ712や図12
の様にトランジスタ716でもよい。また、図5と同様
に、出力端子と低電源52に容量306を接続して、安
定的に駆動信号のレベルとして高電位を維持する構造に
してもよい(図13参照)。又、電源電圧50/51/
52特定されたものではない。
【0103】図14は、図10の基本回路におけるnチ
ャネル数の出力を持つICの集積化例であるが、この例
ではPch MOS FET 709は外置きとした。
集積化を行った場合出力を制御するトランジスタ708
はチャネル数708−1から708−n個で構成され、
これら出力を制御するトランジスタ708を制御する一
対のコンプリメンタリトランジスタ706/707もn
組で構成されている。
【0104】従来のIC構造図27に比べると画期的に
トランジスタ及び部品が減少しているのがわかる。この
例では、Pch MOS FET 709は集積化対象
としていないが、当該ICを複数個使用する場合(例え
ば20個)は1個でよく、本トランジスタ709を駆動
するレベルシフタ用コンデンサ等を集積化せずにすむた
め、IC面積をむだに使用する必要がなくIC面積を低
減できる。例えば64chでの集積化を考えた場合、出
力トランジスタ(704)64個、コントロールトラン
ジスタ(700/701)128個、レベルシフタ回路
抵抗素子(301)64個、コンデンサ(300)64
個の削減が計れるものである。
【0105】また、多数個の出力を持つICにおいて
は、Pch MOS FET 709を介して流れる電
流は大きく発熱がおおきいため、集積対象外とする事
で、チップの発熱を防げパッケージの小型化が容易であ
る。
【0106】図15は、Pch MOS FET 70
9を集積化の対象とした場合である。この回路は、Pc
h MOS FET 709のドレインに複数のダイオ
ード303−1〜303−nのアノード側が共通接続さ
れている。駆動回路であるドレイン同士を接続したPc
h MOS FET 706およびNch MOSFE
T 707を設け、これを駆動回路として、Pch M
OS FET 709のゲートにコンデンサ310を介
して、駆動回路のドレインを接続している。Pch M
OS FET 709のソースとゲート間には抵抗31
1とダイオード312が並列接続されている。Pch
MOS FET 709を介して流れる電流が、パッケ
ージの許容範囲内であるとき、1チップ制御とする事が
可能であり、外付け部品点数がなく、小型化が可能であ
るとともに価格的にも有利である。
【0107】図15と同様の回路であっては(図16参
照)、集積化の際、ICチップ面積を大きく占めるコン
デンサ310のみを集積化対象外とし、部品点数の削減
及び小型化が更に計れるものである。
【0108】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、以下のような効果を得ることができる。即
ち、請求項1及び7〜14に記載の発明によれば、第1
半導体スイッチで全ての出力端子に対して一旦高電源の
電位を与え、その後、複数の第2半導体スイッチを選択
的にオンさせて、低電源の電位を選択的に出力するよう
に構成したので、高電源の電位を供給する第1半導体ス
イッチの数を低減させることができる。
【0109】従って、第1半導体スイッチとしてP型電
界効果型トランジスタを用いた場合、N型電界効果トラ
ンジスタに比較してサイズが大きいP型電界効果トラン
ジスタの数を決定的に少なくすることができるので、L
SIとして具現する場合のチップ面積を有効に縮小する
ことができ、装置の小型化及びコストダウンを図ること
ができる。また、プルアップ抵抗を用いた駆動回路に比
較して波形歪を有効に抑えることができ、プッシュプル
形式の回路と同様の良好な出力信号(駆動信号)を得る
ことができる。
【0110】また、請求項2及び7〜14に記載の発明
によれば、高電源の電位を供給する第1半導体スイッチ
を複数設けたので、1つの第1半導体スイッチを流れる
電流量を低減することができ、素子の発熱量を有効に抑
えることができる。従って、温度の依存性を有するトラ
ンジスタの特性を維持するための冷却装置を必要とせ
ず、このためのコストを低減することができる。
【0111】また、請求項3、5及び7〜14に記載の
発明によれば、複数の第2半導体スイッチを複数の低電
源の何れかに接続して設けたので、制御電極に与える低
電位を複数の低電源の電位の何れかに選択することがで
きる。従って、制御電極のゲートの位置に応じて適切な
低電位を与えることができ、トナーの飛翔状態を整合さ
せることができ、高品位な画像を形成することができ
る。また、1つの低電源の電源容量を減らすことができ
るので、全体として電源のコストダウンを図ることがで
きる。
【0112】また、請求項4、6及び7〜14に記載の
発明によれば、複数の第1半導体スイッチを複数の高電
源の何れかに接続して設けたので、制御電極に与える高
電位を複数の低電源の電位の何れかに選択することがで
きる。従って、制御電極のゲートの位置に応じて適切な
高電位を与えることができ、トナーの飛翔状態を整合さ
せることができ、高品位な画像を形成することができ
る。また、1つの高電源の電源容量を減らすことができ
るので、全体として電源のコストダウンを図ることがで
きる。
【0113】また、請求項7に記載の発明によれば、第
2半導体スイッチのドレイン側(出力端子側)に容量素
子を設けたので、第1及び第2半導体スイッチがオフし
た後に、出力端子の駆動信号の電位を、環境の変動の影
響を受けることなく安定的に保持することができ、制御
電極の制御の安定化を図ることができる。
【0114】請求項1〜11に記載の発明によれば、従
来技術と比較して、レベルシフタ用回路部品やバッファ
トランジスタ等が不要となり、部品点数は画期的に削減
され集積化の際ICのチップ面積も低減する事が可能で
ある。特に、複数出力を持つICの場合ではこの効果は
大きい。
【0115】請求項12に記載に発明によれば、多数個
の出力を持つICにおいて、第1半導体スイッチを介し
て流れる電流は大きく発熱がおおきいため、集積対象外
とする事で、チップの発熱を防げパッケージの小型化が
容易である。
【0116】請求項13に記載の発明によれば、第1半
導体スイッチを介して流れる電流が、パッケージの許容
範囲内であるとき、1チップ制御とする事が可能であ
り、外付け部品点数がなく、小型化が可能である。
【0117】請求項14に記載の発明によれば、集積化
(IC)に対して、生成面積を大きく占めるレベルシフ
タ容量を集積化対象外とする事で、ICのチップ面積を
最小限に押さえる事が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る駆動回路の構成
図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る駆動回路の動作
方法を説明するためのタイミングチャートである。
【図3】トナーに飛翔を与えるためのパルス幅と画像の
ドット径との関係を示す特性図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る駆動回路の他の
動作方法を説明するためのタイミングチャートである。
【図5】出力端子側に容量素子を設けて構成した本発明
の第1の実施形態に係る駆動回路の構成図である。
【図6】本発明の第1の実施形態を拡張して構成した駆
動回路の構成図である。
【図7】本発明の第1の実施形態を拡張して構成した駆
動回路の構成図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係る駆動回路の前提
を説明するための説明図である。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る駆動回路の構成
図である。
【図10】集積化の際の基本回路である。
【図11】集積化の際の他の基本回路のブロック図であ
る。
【図12】集積化の際の更に他の基本回路のブロック図
である。
【図13】集積化の際の更に他の基本回路のブロック図
である。
【図14】図10の基本回路におけるnチャネル数の出
力を持つICの集積化例を示すブロック図である。
【図15】ICの集積化の他の例を示すブロック図であ
る。
【図16】ICの集積化の更に他の例を示すブロック図
である。
【図17】ディジタル複写機の概略断面図である。
【図18】ディジタル複写機の画像形成部の構成図であ
る。
【図19】制御電極の上面図である。
【図20】マトリックス型制御電極の上面図である。
【図21】ディジタル複写機の複写の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図22】カラー画像形成装置の画像形成部の構成図で
ある。
【図23】プルアップ抵抗を用いた駆動回路の構成図で
ある。
【図24】プルアップ抵抗を用いた駆動回路の動作を説
明するための波形図である。
【図25】一般的なコンプリメンタリ構造のICの構造
図である。
【図26】このIC回路のタイミングチャートである。
【図27】プルアップ法を採用したIC回路の構造図で
ある。
【図28】従来技術のn個の出力を持つ集積化例を示す
構造図である。
【符号の説明】
84,84−1,84−2 高電源 85,85−1,85−2 低電源 88,88−1,88−2, P型電界効果トランジス
タ 89−1〜89−64 N型電界効果トランジスタ 107−1〜107−64 ダイオード 108−1〜108−64 出力端子 109−1〜109−64 容量素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/385 G03G 15/05

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気力により顕像剤を飛翔させて可視像
    を形成する画像形成装置に設けられた顕像剤の飛翔を制
    御する制御電極の駆動回路であって、 ソースを高電源に接続した第1半導体スイッチと、 アノード側を前記第1半導体スイッチのドレインに共通
    接続した複数のダイオードと、 前記複数のダイオードのそれぞれのカソード側にドレイ
    ンを接続すると共にソースを低電源に共通接続した複数
    の第2半導体スイッチと、を備え、 前記第1半導体スイッチが、前記制御電極を駆動する基
    準となる時刻を起点とする第1の期間において、オンし
    た後にオフし、前記複数の第2半導体スイッチの一部
    が、前記時刻を起点とする第2の期間において、オフし
    た後にオンし、且つ他が、前記時刻を起点とする第3の
    期間において、オフした後にオンして、前記第2半導体
    スイッチのドレイン側に現れる前記高電源または前記低
    電源の何れかの電位を前記制御電極に出力し、 前記第2の期間は、前記第1の期間よりも長く、且つ前
    記第3の期間よりも短いことを特徴とする画像形成装置
    が備える制御電極の駆動回路。
  2. 【請求項2】 電気力により顕像剤を飛翔させて可視像
    を形成する画像形成装置に設けられた顕像剤の飛翔を制
    御する制御電極の駆動回路であって、 ソースを高電源に接続した複数の第1半導体スイッチ
    と、 アノード側を前記複数の第1半導体スイッチの何れかの
    ドレインに接続した複数のダイオードと、 前記複数のダイオードのそれぞれのカソード側にドレイ
    ンを接続すると共にソースを低電源に接続した複数の第
    2半導体スイッチと、を備え、 前記第1半導体スイッチが、前記制御電極を駆動する基
    準となる時刻を起点とする第1の期間において、オンし
    た後にオフし、前記複数の第2半導体スイッチの一部
    が、前記時刻を起点とする第2の期間において、オフし
    た後にオンし、且つ他が、前記時刻を起点とする第3の
    期間において、オフした後にオンして、前記第2半導体
    スイッチのドレイン側に現れる電位を前記制御電極に出
    力し、 前記第2の期間は、前記第1の期間よりも長く、且つ前
    記第3の期間よりも短いことを特徴とする画像形成装置
    が備える制御電極の駆動回路。
  3. 【請求項3】 電気力により顕像剤を飛翔させて可視像
    を形成する画像形成装置に設けられた顕像剤の飛翔を制
    御する制御電極の駆動回路であって、 ソースを高電源に接続した第1半導体スイッチと、 アノード側を前記第1半導体スイッチのドレインに接続
    した複数のダイオードと、 前記複数のダイオードのそれぞれのカソード側にドレイ
    ンを接続すると共にソースを複数の低電源の何れかに接
    続した複数の第2半導体スイッチと、を備え、 前記第1半導体スイッチが、前記制御電極を駆動する基
    準となる時刻を起点とする第1の期間において、オンし
    た後にオフし、前記複数の第2半導体スイッチの一部
    が、前記時刻を起点とする第2の期間において、オフし
    た後にオンし、且つ他が、前記時刻を起点とする第3の
    期間において、オフした後にオンして、前記第2半導体
    スイッチのドレイン側に現れる電位を前記制御電極に出
    力し、 前記第2の期間は、前記第1の期間よりも長く、且つ前
    記第3の期間よりも短いことを特徴とする画像形成装置
    が備える制御電極の駆動回路。
  4. 【請求項4】 電気力により顕像剤を飛翔させて可視像
    を形成する画像形成装置に設けられた顕像剤の飛翔を制
    御する制御電極の駆動回路であって、 ソースを複数の高電源の何れかに接続した複数の第1半
    導体スイッチと、 アノード側を前記複数の第1半導体スイッチの何れかの
    ドレインに接続した複数のダイオードと、 前記複数のダイオードのそれぞれのカソード側にドレイ
    ンを接続すると共にソースを低電源に接続した複数の第
    2半導体スイッチと、を備え、 前記第1半導体スイッチが、前記制御電極を駆動する基
    準となる時刻を起点とする第1の期間において、オンし
    た後にオフし、前記複数の第2半導体スイッチの一部
    が、前記時刻を起点とする第2の期間において、オフし
    た後にオンし、且つ他が、前記時刻を起点とする第3の
    期間において、オフした後にオンして、前記第2半導体
    スイッチのドレイン側に現れる電位を前記制御電極に出
    力し、 前記第2の期間は、前記第1の期間よりも長く、且つ前
    記第3の期間よりも短いことを特徴とする画像形成装置
    が備える制御電極の駆動回路。
  5. 【請求項5】 複数の低電源の電圧がそれぞれ異なった
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置が備え
    る制御電極の駆動回路。
  6. 【請求項6】 複数の高電源の電圧がそれぞれ異なった
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置が備え
    る制御電極の駆動回路。
  7. 【請求項7】 複数の第2半導体スイッチのそれぞれの
    ドレイン側に容量素子を接続したことを特徴とする請求
    項1から6の何れか1項に記載の画像形成装置が備える
    制御電極の駆動回路。
  8. 【請求項8】 第1の期間は、出力に現れる電位が高電
    源の電位に飽和するのに必要とする時間より長く、且つ
    第2の期間は、制御電極に前記高電源の電位が現れてか
    らトナーの飛翔が生じるまでの時間よりも短いことを特
    徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の画像形成
    装置が備える制御電極の駆動回路。
  9. 【請求項9】 第1及び第2半導体スイッチは、それぞ
    れP型及びN型電界効果トランジスタであることを特徴
    とする請求項1から8の何れか1項に記載の画像形成装
    置が備える制御電極の駆動回路。
  10. 【請求項10】 第1半導体スイッチはP型電界効果ト
    ランジスタであり、第2半導体スイッチはNPN型トラ
    ンジスタであることを特徴とする請求項1から8の何れ
    か1項に記載の画像形成装置が備える制御電極の駆動回
    路。
  11. 【請求項11】 第1半導体スイッチはP型電界効果ト
    ランジスタであり、第2半導体スイッチはサイリスタで
    あることを特徴とする請求項1から8の何れか1項に記
    載の画像形成装置が備える制御電極の駆動回路。
  12. 【請求項12】 複数のダイオードのアノード側に共通
    接続された第1半導体スイッチを集積化対象外としたこ
    とを特徴とする請求項1から11の何れか1項に記載の
    画像形成装置が備える制御電極の駆動回路。
  13. 【請求項13】 複数のダイオードのアノード側に共通
    接続された第1半導体スイッチの駆動回路を集積化対象
    としたことを特徴とする請求項1から11の何れか1項
    に記載の画像形成装置が備える制御電極の駆動回路。
  14. 【請求項14】 複数のダイオードのアノード側に共通
    接続された第1半導体スイッチのゲートに容量を介して
    接続される駆動回路を有し、該容量を集積化対象外とし
    たことを特徴とする請求項1から11の何れか1項に記
    載の画像形成装置が備える制御電極の駆動回路。
JP21964697A 1997-01-23 1997-08-14 画像形成装置が備える制御電極の駆動回路 Expired - Fee Related JP3325808B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21964697A JP3325808B2 (ja) 1997-01-23 1997-08-14 画像形成装置が備える制御電極の駆動回路
US09/007,157 US6015208A (en) 1997-01-23 1998-01-14 Driving circuit for a control electrode provided in an image forming apparatus
DE69813644T DE69813644T2 (de) 1997-01-23 1998-01-22 Steuerschaltung für eine Steuerelektrode in einem Bilderzeugungsgerät
EP98300445A EP0855632B1 (en) 1997-01-23 1998-01-22 A driving circuit for a control electrode provided in an image forming apparatus
CN98103688A CN1132068C (zh) 1997-01-23 1998-01-23 设置在影象形成设备内的控制电极的驱动电路

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1059397 1997-01-23
JP9-10593 1997-01-23
JP21964697A JP3325808B2 (ja) 1997-01-23 1997-08-14 画像形成装置が備える制御電極の駆動回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10268618A JPH10268618A (ja) 1998-10-09
JP3325808B2 true JP3325808B2 (ja) 2002-09-17

Family

ID=26345896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21964697A Expired - Fee Related JP3325808B2 (ja) 1997-01-23 1997-08-14 画像形成装置が備える制御電極の駆動回路

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6015208A (ja)
EP (1) EP0855632B1 (ja)
JP (1) JP3325808B2 (ja)
CN (1) CN1132068C (ja)
DE (1) DE69813644T2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3652493B2 (ja) * 1998-02-20 2005-05-25 シャープ株式会社 画像形成装置
US6417875B1 (en) 2000-11-29 2002-07-09 Xerox Corporation Adjustable voltage finger driver
US6404451B1 (en) 2000-11-29 2002-06-11 Xerox Corporation Adjustable voltage finger driver
US7102742B2 (en) * 2004-01-12 2006-09-05 Gemological Institute Of America, Inc. Fluorescence measuring device for gemstones
JP6221286B2 (ja) * 2013-03-22 2017-11-01 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置および容量性負荷駆動回路
CN114442535A (zh) * 2022-01-27 2022-05-06 中国科学院近代物理研究所 一种用于gem-tpc探测器的门栅驱动电路及方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5762070A (en) * 1980-09-30 1982-04-14 Toshiba Corp Driving circuit electrostatic recording head
JPH0628335B2 (ja) * 1984-12-27 1994-04-13 沖電気工業株式会社 駆動回路
JPH0550647A (ja) * 1991-08-23 1993-03-02 Fuji Xerox Co Ltd 静電記録装置の駆動回路
US5239318A (en) * 1991-11-15 1993-08-24 Delphax Systems Finger driver and printer
JP3305415B2 (ja) * 1992-06-18 2002-07-22 キヤノン株式会社 半導体装置、インクジェットヘッド、および画像形成装置
JP3411434B2 (ja) * 1994-12-27 2003-06-03 シャープ株式会社 画像形成装置
US5781218A (en) * 1996-02-06 1998-07-14 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JPH09240038A (ja) * 1996-03-08 1997-09-16 Sharp Corp 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1132068C (zh) 2003-12-24
EP0855632A2 (en) 1998-07-29
JPH10268618A (ja) 1998-10-09
EP0855632B1 (en) 2003-04-23
DE69813644D1 (de) 2003-05-28
EP0855632A3 (en) 1999-05-12
DE69813644T2 (de) 2004-01-29
US6015208A (en) 2000-01-18
CN1189636A (zh) 1998-08-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8912783B2 (en) Power-supply controller circuit and image forming apparatus including the same
US8451306B2 (en) Reference voltage generation circuit, drive device, print head, and image forming apparatus
JPH11288152A (ja) デジタルゼログラフィ用画像形成装置
JP3325808B2 (ja) 画像形成装置が備える制御電極の駆動回路
US7573495B2 (en) Pixel circuit, light-emitting device, and image forming apparatus
JP3251478B2 (ja) 画像形成装置
EP0487720B1 (en) Non-impact printer for recording in color
US4544934A (en) Driving circuit for an electrostatic recording head
US20110262184A1 (en) Driver circuit, print head, and image forming apparatus
US8164944B2 (en) Driver circuit and image forming apparatus
US8587628B2 (en) Driver apparatus, print head, and image forming apparatus
JP3652493B2 (ja) 画像形成装置
US5081475A (en) Vertical line width control ionographic system
JP2007076082A (ja) 光ヘッド、その駆動方法および画像形成装置
JPH11320948A (ja) 画像形成装置
JP3402898B2 (ja) 画像形成装置
JP2007230004A (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP3428929B2 (ja) Ledアレー装置及び画像形成装置
US6084614A (en) Method and apparatus for forming an image using flying developing particles
JP2006088344A (ja) プリンタヘッド及びこれを備えた画像形成装置
US6097410A (en) Method and apparatus for forming an image on a recording medium wherein ink emission is accurately controlled by varying the surface level of chargeable developer ink
JP2001277577A (ja) 駆動回路の出力短絡保護回路及び出力短絡保護方法、並びに画像形成装置
JPH0761028A (ja) パウダージェット画像形成装置
JPS6034470B2 (ja) 静電記録装置の高圧スイツチング回路
JPS6172558A (ja) 画像記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070705

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080705

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080705

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090705

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100705

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110705

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110705

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120705

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120705

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130705

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees