JP3325769B2 - スペクトラム拡散方式携帯電話装置 - Google Patents
スペクトラム拡散方式携帯電話装置Info
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B1/00—Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
- H04B1/69—Spread spectrum techniques
- H04B1/707—Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
-
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
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- H04B1/69—Spread spectrum techniques
- H04B1/707—Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
- H04B1/709—Correlator structure
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車電話及び携帯
電話等のディジタル無線通信に用いるスペクトラム拡散
方式を使用したスペクトラム拡散方式携帯電話装置に関
する。
電話等のディジタル無線通信に用いるスペクトラム拡散
方式を使用したスペクトラム拡散方式携帯電話装置に関
する。
【０００２】
【従来の技術】本発明におけるスペクトラム拡散方式と
は、コード分割多重アクセス方式（ＣＤＭＡ方式）によ
り送信データをスペクトラム拡散して多重処理し無線信
号を送信する方式をいう。従来、スペクトラム拡散方式
携帯電話装置における送信部及び受信部においては、ペ
ージングチャネルを監視する待ち受けの状態においても
常に通信チャネルと同等の広帯域且つ高速の回路を使用
するようにしている。例えば、かかる従来のスペクトラ
ム拡散方式携帯電話装置としては、図３及び図４に示す
ようなものがあった。図３は従来のスペクトラム拡散方
式携帯電話装置の基地局送信部の構成を示すブロック
図、図４は従来のスペクトラム拡散方式携帯電話装置の
移動機受信部の構成を示すブロック図である。
は、コード分割多重アクセス方式（ＣＤＭＡ方式）によ
り送信データをスペクトラム拡散して多重処理し無線信
号を送信する方式をいう。従来、スペクトラム拡散方式
携帯電話装置における送信部及び受信部においては、ペ
ージングチャネルを監視する待ち受けの状態においても
常に通信チャネルと同等の広帯域且つ高速の回路を使用
するようにしている。例えば、かかる従来のスペクトラ
ム拡散方式携帯電話装置としては、図３及び図４に示す
ようなものがあった。図３は従来のスペクトラム拡散方
式携帯電話装置の基地局送信部の構成を示すブロック
図、図４は従来のスペクトラム拡散方式携帯電話装置の
移動機受信部の構成を示すブロック図である。
【０００３】まず、図３を参照して、従来のスペクトラ
ム拡散方式携帯電話装置の基地局送信部の構成について
説明する。図３において、２０１は複数の移動機に対し
無線送信する基地局送信部、２０２は各回線の送信デー
タまたはページング情報を制御情報とともにフレームフ
ォーマットに組み立てるフレーム組立回路、２０３は送
信データを拡散する各装置に割り当てられた（各装置に
固有の）拡散符号を発生する拡散符号発生回路、２０４
は送信データまたはページング情報に拡散符号を乗算す
る乗算器である。
ム拡散方式携帯電話装置の基地局送信部の構成について
説明する。図３において、２０１は複数の移動機に対し
無線送信する基地局送信部、２０２は各回線の送信デー
タまたはページング情報を制御情報とともにフレームフ
ォーマットに組み立てるフレーム組立回路、２０３は送
信データを拡散する各装置に割り当てられた（各装置に
固有の）拡散符号を発生する拡散符号発生回路、２０４
は送信データまたはページング情報に拡散符号を乗算す
る乗算器である。
【０００４】また、２０５は拡散された送信データまた
はページング情報を１系統にまとめる加算回路、２０６
は加算回路の出力データを波形整形する帯域制限フィル
タ、２０７は帯域制限フィルタの出力データをアナログ
信号に変換するＤＡ変換回路、２０８は搬送波信号を送
信データで変調して無線信号を出力するミキサ、２０９
は無線信号を送信するための搬送波信号を発生させる搬
送波発振回路、２１０は送信するために無線信号の電力
を増幅する電力増幅回路、２１１は無線信号の送信アン
テナである。
はページング情報を１系統にまとめる加算回路、２０６
は加算回路の出力データを波形整形する帯域制限フィル
タ、２０７は帯域制限フィルタの出力データをアナログ
信号に変換するＤＡ変換回路、２０８は搬送波信号を送
信データで変調して無線信号を出力するミキサ、２０９
は無線信号を送信するための搬送波信号を発生させる搬
送波発振回路、２１０は送信するために無線信号の電力
を増幅する電力増幅回路、２１１は無線信号の送信アン
テナである。
【０００５】次に、図３を参照して、従来のスペクトラ
ム拡散方式携帯電話装置の基地局送信部の動作について
説明する。まず、基地局送信部２０１において、通信チ
ャネルを通して伝送される各回線１、２、・・・、ｎの
送信データは、フレーム組立回路２０２で各種の制御情
報等を付随させた送信フレームフォーマットに組み込ま
れた後、乗算器２０４において拡散符号発生回路２０３
から発生した各回線に割り当てられた拡散符号と乗算さ
れて広帯域信号に拡散される。
ム拡散方式携帯電話装置の基地局送信部の動作について
説明する。まず、基地局送信部２０１において、通信チ
ャネルを通して伝送される各回線１、２、・・・、ｎの
送信データは、フレーム組立回路２０２で各種の制御情
報等を付随させた送信フレームフォーマットに組み込ま
れた後、乗算器２０４において拡散符号発生回路２０３
から発生した各回線に割り当てられた拡散符号と乗算さ
れて広帯域信号に拡散される。
【０００６】また、拡散された送信データは加算回路２
０５で１系統にまとめられ、その出力は帯域制限フィル
タ２０６で波形整形され、ＤＡ変換回路２０７でアナロ
グ信号に変換される。アナログ信号に変換された送信デ
ータは、ミキサ２０８において搬送波発振回路２０９か
ら出力された搬送波周波数の変調信号に変換（変調）さ
れ、電力増幅回路２１０で増幅されて送信アンテナ２１
１から無線送信される。
０５で１系統にまとめられ、その出力は帯域制限フィル
タ２０６で波形整形され、ＤＡ変換回路２０７でアナロ
グ信号に変換される。アナログ信号に変換された送信デ
ータは、ミキサ２０８において搬送波発振回路２０９か
ら出力された搬送波周波数の変調信号に変換（変調）さ
れ、電力増幅回路２１０で増幅されて送信アンテナ２１
１から無線送信される。
【０００７】また、移動機の呼び出しを行うためのペー
ジングチャネルで伝送されるページング情報は、フレー
ム組立回路２０２で各種の制御情報等を付随させた送信
フレームフォーマットに組み込まれた後、乗算器２０４
においてページングチャネル用の拡散符号発生回路２０
３から発生した通信チャネルと同一速度の拡散符号と乗
算され、通信チャネルと広さが同等帯域の信号に拡散さ
れる。
ジングチャネルで伝送されるページング情報は、フレー
ム組立回路２０２で各種の制御情報等を付随させた送信
フレームフォーマットに組み込まれた後、乗算器２０４
においてページングチャネル用の拡散符号発生回路２０
３から発生した通信チャネルと同一速度の拡散符号と乗
算され、通信チャネルと広さが同等帯域の信号に拡散さ
れる。
【０００８】拡散されたページングチャネル信号は、通
信チャネルと帯域が同一の帯域制限フィルタ２０６で帯
域制限され、通信チャネルと同一のＤＡ変換回路２０６
でアナログ信号に変換され、ミキサ２０８において搬送
波発振回路２０９から出力された通信チャネルと同一の
搬送波周波数の変調信号に変換（変調）され、通信チャ
ネルと共通の電力増幅回路２１０で増幅されて、送信ア
ンテナ２１１から無線送信される。
信チャネルと帯域が同一の帯域制限フィルタ２０６で帯
域制限され、通信チャネルと同一のＤＡ変換回路２０６
でアナログ信号に変換され、ミキサ２０８において搬送
波発振回路２０９から出力された通信チャネルと同一の
搬送波周波数の変調信号に変換（変調）され、通信チャ
ネルと共通の電力増幅回路２１０で増幅されて、送信ア
ンテナ２１１から無線送信される。
【０００９】次に、図４を参照して、従来のスペクトラ
ム拡散方式携帯電話装置の移動機受信部の構成について
説明する。図４において、２１２は基地局送信部２０１
からの無線信号を受信する移動機受信部、２１３はその
受信アンテナ、２１４は受信アンテナ２１３で受信した
受信データ（またはページング情報）を増幅する低雑音
増幅回路、２１６は局部発振周波数の信号を用いて受信
データを検波復調する検波回路である。
ム拡散方式携帯電話装置の移動機受信部の構成について
説明する。図４において、２１２は基地局送信部２０１
からの無線信号を受信する移動機受信部、２１３はその
受信アンテナ、２１４は受信アンテナ２１３で受信した
受信データ（またはページング情報）を増幅する低雑音
増幅回路、２１６は局部発振周波数の信号を用いて受信
データを検波復調する検波回路である。
【００１０】また、２１５は局部発振周波数の信号を発
生する局部発振回路、２１７は検波したアナログ信号を
ディジタル信号に変換するＡＤ変換回路、２１８は受信
したディジタル信号を波形整形する受信フィルタ、２１
９は波形整形されたディジタル信号を拡散符号を用いて
逆拡散（相関）して復号する相関器、２２０は各装置に
割り当てられた（各装置に固有の）拡散符号を発生する
拡散符号発生回路、２２１はフレームフォーマットから
受信データを取り出すフレーム分解回路、２２２は拡散
符号発生回路２２０を制御する制御手段である。
生する局部発振回路、２１７は検波したアナログ信号を
ディジタル信号に変換するＡＤ変換回路、２１８は受信
したディジタル信号を波形整形する受信フィルタ、２１
９は波形整形されたディジタル信号を拡散符号を用いて
逆拡散（相関）して復号する相関器、２２０は各装置に
割り当てられた（各装置に固有の）拡散符号を発生する
拡散符号発生回路、２２１はフレームフォーマットから
受信データを取り出すフレーム分解回路、２２２は拡散
符号発生回路２２０を制御する制御手段である。
【００１１】次に、図４を参照して、従来のスペクトラ
ム拡散方式携帯電話装置の移動機受信部の動作について
説明する。移動機受信部２１２においては、待ち受け中
はページングチャネルを受信するようにして着呼の状況
を監視し、通信中は通信チャネルを受信する。まず、待
ち受け中の動作を説明する。受信アンテナ２１３で捕ら
えられたページングチャネル信号は、低雑音増幅器２１
４で増幅され、検波回路２１６において局部発振回路２
１５から出力された局部発振周波数の信号により検波復
調され、ベースバンド帯の信号に変換される。
ム拡散方式携帯電話装置の移動機受信部の動作について
説明する。移動機受信部２１２においては、待ち受け中
はページングチャネルを受信するようにして着呼の状況
を監視し、通信中は通信チャネルを受信する。まず、待
ち受け中の動作を説明する。受信アンテナ２１３で捕ら
えられたページングチャネル信号は、低雑音増幅器２１
４で増幅され、検波回路２１６において局部発振回路２
１５から出力された局部発振周波数の信号により検波復
調され、ベースバンド帯の信号に変換される。
【００１２】ベースバンド帯の信号に変換されたページ
ングチャネル信号は通信チャネルと同一のＡＤ変換回路
２１７を通してディジタル信号に変換され、通信チャネ
ルと同一（帯域が同一、且つ同一速度で動作する）の受
信フィルタ２１８で波形整形される。波形整形されたペ
ージングチャネル信号は相関器２１９において拡散符号
を用いて逆拡散（相関）され、フレーム分解回路２２１
を通してページング情報が取り出される。
ングチャネル信号は通信チャネルと同一のＡＤ変換回路
２１７を通してディジタル信号に変換され、通信チャネ
ルと同一（帯域が同一、且つ同一速度で動作する）の受
信フィルタ２１８で波形整形される。波形整形されたペ
ージングチャネル信号は相関器２１９において拡散符号
を用いて逆拡散（相関）され、フレーム分解回路２２１
を通してページング情報が取り出される。
【００１３】次に、ページングチャネル受信中に、この
移動機に対する着呼が検出された場合の通話の動作につ
いて説明する。通信チャネル信号を受信するための移動
機受信部２１２の各回路はページングチャネル信号を受
信するための回路と同一のものを使用する。すなわち、
受信した通信チャネル情報は、ページングチャネル信号
と同一の回路及び経路を通して受信処理され、フレーム
分解回路２２１から受信データが取り出される。従っ
て、それは上記の説明と同一であるから、これ以上の詳
細な説明は省略する。
移動機に対する着呼が検出された場合の通話の動作につ
いて説明する。通信チャネル信号を受信するための移動
機受信部２１２の各回路はページングチャネル信号を受
信するための回路と同一のものを使用する。すなわち、
受信した通信チャネル情報は、ページングチャネル信号
と同一の回路及び経路を通して受信処理され、フレーム
分解回路２２１から受信データが取り出される。従っ
て、それは上記の説明と同一であるから、これ以上の詳
細な説明は省略する。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のスペクトラム拡散方式携帯電話装置においては、待
ち受けの状態において、常に通信チャネルと同等の広帯
域のページングチャネルを監視する必要があった。その
ため、受信部の回路においては高速の動作が要求され、
電力の消費が大きいので電池の消耗が激しく、相対的に
待ち受け時間が短くなるという問題があった。
来のスペクトラム拡散方式携帯電話装置においては、待
ち受けの状態において、常に通信チャネルと同等の広帯
域のページングチャネルを監視する必要があった。その
ため、受信部の回路においては高速の動作が要求され、
電力の消費が大きいので電池の消耗が激しく、相対的に
待ち受け時間が短くなるという問題があった。
【００１５】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、待ち受け時間における電池の消耗が
少なく、待ち受け時間が長いスペクトラム拡散方式携帯
電話装置を提供することを目的とする。
になされたもので、待ち受け時間における電池の消耗が
少なく、待ち受け時間が長いスペクトラム拡散方式携帯
電話装置を提供することを目的とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明によるスペクトラ
ム拡散方式携帯電話装置は、その基地局送信部におい
て、通信チャネルの帯域より狭帯域のページングチャネ
ルを送信する送信手段を備え、移動機受信部において、
通信チャネルの帯域より狭帯域のページングチャネルを
受信する受信手段を備え、待ち受け時には通信チャネル
の受信手段の電源をオフにし、狭帯域のページングチャ
ネルを受信することにより着呼を知り、通信チャネルの
受信手段の電源をオンにするようにしてたものである。
ム拡散方式携帯電話装置は、その基地局送信部におい
て、通信チャネルの帯域より狭帯域のページングチャネ
ルを送信する送信手段を備え、移動機受信部において、
通信チャネルの帯域より狭帯域のページングチャネルを
受信する受信手段を備え、待ち受け時には通信チャネル
の受信手段の電源をオフにし、狭帯域のページングチャ
ネルを受信することにより着呼を知り、通信チャネルの
受信手段の電源をオンにするようにしてたものである。
【００１７】本発明によれば、待ち受け時間における電
池の消耗が少なく、待ち受け時間が長くとれるスペクト
ラム拡散方式携帯電話装置が得られる。
池の消耗が少なく、待ち受け時間が長くとれるスペクト
ラム拡散方式携帯電話装置が得られる。
【００１８】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、ＣＤＭＡ方式で送信された無線信号を受信して検波
する手段と、検波した受信信号をＡＤ変換し、波形整形
し、拡散符号により逆拡散して復号し、フレーム分解し
て受信データを取り出すデータ受信手段を有するＣＤＭ
Ａ方式の移動機受信部において、前記データ受信手段は
通信チャンネル用のほかにそれより狭帯域のページング
チャネル用のデータ受信手段を備え、待ち受け時には前
記ページングチャネルのデータ受信手段のみを電源オン
にして着呼を待つようにしたものであり、移動機受信部
において待ち受け時に動作する回路素子の動作周波数を
低くすることにより消費電力を下げることができるとい
う作用を有する。
は、ＣＤＭＡ方式で送信された無線信号を受信して検波
する手段と、検波した受信信号をＡＤ変換し、波形整形
し、拡散符号により逆拡散して復号し、フレーム分解し
て受信データを取り出すデータ受信手段を有するＣＤＭ
Ａ方式の移動機受信部において、前記データ受信手段は
通信チャンネル用のほかにそれより狭帯域のページング
チャネル用のデータ受信手段を備え、待ち受け時には前
記ページングチャネルのデータ受信手段のみを電源オン
にして着呼を待つようにしたものであり、移動機受信部
において待ち受け時に動作する回路素子の動作周波数を
低くすることにより消費電力を下げることができるとい
う作用を有する。
【００１９】また、請求項２に記載の発明は、前記ペー
ジングチャネル用のデータ受信手段は前記検波した受信
信号をＡＤ変換してディジタルのページング信号を出力
する低速のＡＤ変換回路と、前記ＡＤ変換したページン
グ信号を波形整形する狭帶域の受信フィルタと、前記波
形整形されたページング信号を低速の拡散符号発生回路
から発生した拡散符号により逆拡散して復号する相関器
とからなるようにしたものであり、移動機受信部におい
て待ち受け時に動作する回路素子の動作周波数を低くす
ることにより消費電力を下げることができるという作用
を有する。
ジングチャネル用のデータ受信手段は前記検波した受信
信号をＡＤ変換してディジタルのページング信号を出力
する低速のＡＤ変換回路と、前記ＡＤ変換したページン
グ信号を波形整形する狭帶域の受信フィルタと、前記波
形整形されたページング信号を低速の拡散符号発生回路
から発生した拡散符号により逆拡散して復号する相関器
とからなるようにしたものであり、移動機受信部におい
て待ち受け時に動作する回路素子の動作周波数を低くす
ることにより消費電力を下げることができるという作用
を有する。
【００２０】また、請求項３に記載の発明は、複数の回
線からの各送信データをそれぞれフレームフォーマット
に組み込み、各回線に固有の拡散符号と乗算して拡散信
号とし、該拡散信号を波形整形し、ＤＡ変換してアナロ
グ信号とし、搬送波で変調し無線信号として送信するデ
ータ送信手段を有するＣＤＭＡ方式の基地局送信部にお
いて、前記データ送信手段は通信チャンネル用のほかに
それより狭帯域のページングチャネル用のデータ送信手
段を備え、ページングチャネルのデータ受信手段のみを
電源オンにした移動機に対しページング信号を送信する
ようにしたものであり、ページングチャネル用の回路素
子の電源のみをオンにした移動機を呼び出すことができ
るという作用を有する。
線からの各送信データをそれぞれフレームフォーマット
に組み込み、各回線に固有の拡散符号と乗算して拡散信
号とし、該拡散信号を波形整形し、ＤＡ変換してアナロ
グ信号とし、搬送波で変調し無線信号として送信するデ
ータ送信手段を有するＣＤＭＡ方式の基地局送信部にお
いて、前記データ送信手段は通信チャンネル用のほかに
それより狭帯域のページングチャネル用のデータ送信手
段を備え、ページングチャネルのデータ受信手段のみを
電源オンにした移動機に対しページング信号を送信する
ようにしたものであり、ページングチャネル用の回路素
子の電源のみをオンにした移動機を呼び出すことができ
るという作用を有する。
【００２１】また、請求項４に記載の発明は、前記ペー
ジングチャネル用のデータ送信手段はフレームフォーマ
ットに組み込まれたページング情報を低速の拡散符号発
生回路から発生した拡散符号と乗算して拡散信号を出力
する乗算器と、前記拡散信号を波形整形する狭帶域の帶
域制限フィルタと、前記波形整形されたディジタル信号
をアナログ信号に変換するＤＡ変換回路と、前記アナロ
グ信号を搬送波で変調し無線信号として送信するミキサ
とからなるようにしたものであり、ページングチャネル
用の回路素子の電源のみをオンにした移動機を呼び出す
ことができるという作用を有する。
ジングチャネル用のデータ送信手段はフレームフォーマ
ットに組み込まれたページング情報を低速の拡散符号発
生回路から発生した拡散符号と乗算して拡散信号を出力
する乗算器と、前記拡散信号を波形整形する狭帶域の帶
域制限フィルタと、前記波形整形されたディジタル信号
をアナログ信号に変換するＤＡ変換回路と、前記アナロ
グ信号を搬送波で変調し無線信号として送信するミキサ
とからなるようにしたものであり、ページングチャネル
用の回路素子の電源のみをオンにした移動機を呼び出す
ことができるという作用を有する。
【００２２】また、請求項５に記載の発明は、前記請求
項１に記載のＣＤＭＡ方式の移動機受信部において、前
記データ受信手段が受信チャンネル用のほかにそれより
狭帯域のページングチャネル用のデータ受信手段を備
え、前記請求項３に記載のＣＤＭＡ方式の基地局送信部
において、前記データ送信手段が通信チャンネル用のほ
かにそれより狭帯域のページングチャネル用のデータ送
信手段を備えるようにしたものであり、移動機の待ち受
け時間を長く維持しうるスペクトラム拡散方式携帯電話
装置が得られるという作用を有する。
項１に記載のＣＤＭＡ方式の移動機受信部において、前
記データ受信手段が受信チャンネル用のほかにそれより
狭帯域のページングチャネル用のデータ受信手段を備
え、前記請求項３に記載のＣＤＭＡ方式の基地局送信部
において、前記データ送信手段が通信チャンネル用のほ
かにそれより狭帯域のページングチャネル用のデータ送
信手段を備えるようにしたものであり、移動機の待ち受
け時間を長く維持しうるスペクトラム拡散方式携帯電話
装置が得られるという作用を有する。
【００２３】以下、添付図面、図１及び図２に基づき、
本発明の一実施の形態を詳細に説明する。図１は本発明
の一実施の形態におけるスペクトラム拡散方式携帯電話
装置の基地局送信部の構成を示すブロック図であり、図
２は本発明の一実施の形態におけるスペクトラム拡散方
式携帯電話装置の移動機受信部の構成を示すブロック図
である。本発明の一実施の形態におけるスペクトラム拡
散方式携帯電話装置は、図１に示す基地局送信部１０１
と図２に示す移動機受信部１２０とにより構成される。
本発明の一実施の形態を詳細に説明する。図１は本発明
の一実施の形態におけるスペクトラム拡散方式携帯電話
装置の基地局送信部の構成を示すブロック図であり、図
２は本発明の一実施の形態におけるスペクトラム拡散方
式携帯電話装置の移動機受信部の構成を示すブロック図
である。本発明の一実施の形態におけるスペクトラム拡
散方式携帯電話装置は、図１に示す基地局送信部１０１
と図２に示す移動機受信部１２０とにより構成される。
【００２４】まず、図１を参照して、本発明の一実施の
形態におけるスペクトラム拡散方式携帯電話装置の基地
局送信部の構成について説明する。図１に示す基地局送
信部１０１において、１０２は各回線（回線１、回線
２、・・・、回線ｎ）の送信データを制御情報とともに
フレームフォーマットに組み立てるフレーム組立回路、
１０３は送信データを拡散して広帶域にする拡散符号を
発生する拡散符号発生回路、１０４は送信データに拡散
符号を乗算して拡散する乗算器、１０５は拡散された送
信データを１系統にまとめる加算回路である。
形態におけるスペクトラム拡散方式携帯電話装置の基地
局送信部の構成について説明する。図１に示す基地局送
信部１０１において、１０２は各回線（回線１、回線
２、・・・、回線ｎ）の送信データを制御情報とともに
フレームフォーマットに組み立てるフレーム組立回路、
１０３は送信データを拡散して広帶域にする拡散符号を
発生する拡散符号発生回路、１０４は送信データに拡散
符号を乗算して拡散する乗算器、１０５は拡散された送
信データを１系統にまとめる加算回路である。
【００２５】また、１０６は加算回路１０５から出力さ
れた送信データを波形整形する帯域制限フィルタ、１０
７は波形整形されたディジタルデータをアナログ信号に
変換するＤＡ変換回路、１０８は搬送波周波数をアナロ
グの送信データで変調して無線信号を出力するミキサ、
１０９は送信データを無線送信するため高周波に変調す
る搬送波周波数を発生させる搬送波発振回路、１１０は
変調された送信データと変調されたページングチャネル
信号とを合成する合成回路、１１１はアンテナから送信
するために無線信号の電力を増幅する電力増幅回路、１
１２は無線信号の送信アンテナである。
れた送信データを波形整形する帯域制限フィルタ、１０
７は波形整形されたディジタルデータをアナログ信号に
変換するＤＡ変換回路、１０８は搬送波周波数をアナロ
グの送信データで変調して無線信号を出力するミキサ、
１０９は送信データを無線送信するため高周波に変調す
る搬送波周波数を発生させる搬送波発振回路、１１０は
変調された送信データと変調されたページングチャネル
信号とを合成する合成回路、１１１はアンテナから送信
するために無線信号の電力を増幅する電力増幅回路、１
１２は無線信号の送信アンテナである。
【００２６】また、１１３はページング情報を制御情報
とともにフレームフォーマットに組み立てるページング
チャネル用のフレーム組立回路、１１４は通信チャネル
用の拡散符号発生回路１０４から発生する拡散符号より
も低速のページング情報を拡散して広帶域にする拡散符
号を発生するページングチャネル用の拡散符号発生回
路、１１５はページング情報に拡散符号を乗算して拡散
する乗算器、１１６は拡散されたページング情報を波形
整形する帯域制限フィルタ、１１７は波形整形されたデ
ィジタル信号のページング情報をアナログ信号に変換す
る通信チャネルのＤＡ変換回路１０７より狭帶域のＤＡ
変換回路、１１８は搬送波信号をアナログのページング
情報で変調して無線信号を出力するミキサ、１１９はア
ナログのページング情報を無線送信するため高周波に変
調する搬送波周波数を発生させる搬送波発振回路であ
る。
とともにフレームフォーマットに組み立てるページング
チャネル用のフレーム組立回路、１１４は通信チャネル
用の拡散符号発生回路１０４から発生する拡散符号より
も低速のページング情報を拡散して広帶域にする拡散符
号を発生するページングチャネル用の拡散符号発生回
路、１１５はページング情報に拡散符号を乗算して拡散
する乗算器、１１６は拡散されたページング情報を波形
整形する帯域制限フィルタ、１１７は波形整形されたデ
ィジタル信号のページング情報をアナログ信号に変換す
る通信チャネルのＤＡ変換回路１０７より狭帶域のＤＡ
変換回路、１１８は搬送波信号をアナログのページング
情報で変調して無線信号を出力するミキサ、１１９はア
ナログのページング情報を無線送信するため高周波に変
調する搬送波周波数を発生させる搬送波発振回路であ
る。
【００２７】次に、以上のように構成されたスペクトラ
ム拡散方式携帯電話装置の基地局送信部につき、図１を
参照してその動作を説明する。まず、基地局送信部１０
１において、通信チャネルを通して伝送される各回線
１、２、・・・、ｎの送信データは、フレーム組立回路
１０２で各種の制御情報等を付随させた送信フレームフ
ォーマットに組み込まれた後、乗算器１０４において拡
散符号発生回路１０３から発生した各回線に割り当てら
れた各回線に固有の拡散符号と乗算され、広帯域信号に
拡散される。
ム拡散方式携帯電話装置の基地局送信部につき、図１を
参照してその動作を説明する。まず、基地局送信部１０
１において、通信チャネルを通して伝送される各回線
１、２、・・・、ｎの送信データは、フレーム組立回路
１０２で各種の制御情報等を付随させた送信フレームフ
ォーマットに組み込まれた後、乗算器１０４において拡
散符号発生回路１０３から発生した各回線に割り当てら
れた各回線に固有の拡散符号と乗算され、広帯域信号に
拡散される。
【００２８】各回線１、２、・・・、ｎ毎に拡散された
信号は加算回路１０５で加算されて１系統にまとめら
れ、その出力は帯域制限フィルタ１０６で帯域制限され
て波形整形され、ＤＡ変換回路１０７でアナログ信号に
変換されてミキサ１０８に出力される。アナログ信号に
変換された通信チャネルの送信データは、ミキサ１０８
において搬送波発振回路１０９から出力された搬送波周
波数の変調信号に変換（変調）され、合成回路１１０で
ページングチャネルの信号と合成され、電力増幅回路１
１１で増幅されて、送信アンテナ１１２から無線送信さ
れる。
信号は加算回路１０５で加算されて１系統にまとめら
れ、その出力は帯域制限フィルタ１０６で帯域制限され
て波形整形され、ＤＡ変換回路１０７でアナログ信号に
変換されてミキサ１０８に出力される。アナログ信号に
変換された通信チャネルの送信データは、ミキサ１０８
において搬送波発振回路１０９から出力された搬送波周
波数の変調信号に変換（変調）され、合成回路１１０で
ページングチャネルの信号と合成され、電力増幅回路１
１１で増幅されて、送信アンテナ１１２から無線送信さ
れる。
【００２９】また、移動機の呼び出しを行うためのペー
ジングチャネルで伝送される情報は、フレーム組立回路
１１３で各種の制御情報等を付随させた送信フレームフ
ォーマットに組み込まれた後、乗算器１１５においてペ
ージングチャネル用の拡散符号発生回路１１４から発生
した通信チャネルよりも低速度の拡散符号と乗算され、
通信チャネルよりも狭帯域の信号に拡散される。拡散さ
れたページングチャネル信号は通信チャネルよりも狭帯
域の帯域制限フィルタ１１６で帯域制限されて波形整形
され、通信チャネルよりも低速度のＤＡ変換回路１１７
でアナログ信号に変換されてミキサ１１８に出力され
る。
ジングチャネルで伝送される情報は、フレーム組立回路
１１３で各種の制御情報等を付随させた送信フレームフ
ォーマットに組み込まれた後、乗算器１１５においてペ
ージングチャネル用の拡散符号発生回路１１４から発生
した通信チャネルよりも低速度の拡散符号と乗算され、
通信チャネルよりも狭帯域の信号に拡散される。拡散さ
れたページングチャネル信号は通信チャネルよりも狭帯
域の帯域制限フィルタ１１６で帯域制限されて波形整形
され、通信チャネルよりも低速度のＤＡ変換回路１１７
でアナログ信号に変換されてミキサ１１８に出力され
る。
【００３０】アナログ信号に変換されたページングチャ
ネル信号は、ミキサ１１８において搬送波発振回路１１
９から出力された通信チャネルとは異なる搬送波周波数
の変調信号に変換（変調）され、合成回路１１０で通信
チャネルの信号と合成され、通信チャネルと共通の電力
増幅回路１１１で増幅されて、送信アンテナ１１２から
無線送信される。
ネル信号は、ミキサ１１８において搬送波発振回路１１
９から出力された通信チャネルとは異なる搬送波周波数
の変調信号に変換（変調）され、合成回路１１０で通信
チャネルの信号と合成され、通信チャネルと共通の電力
増幅回路１１１で増幅されて、送信アンテナ１１２から
無線送信される。
【００３１】以下、図２を参照して、本発明の一実施の
形態におけるスペクトラム拡散方式携帯電話装置の移動
機受信部の構成について説明する。図２に示す移動機受
信部１２０において、１２１は基地局送信部１０１から
送信された無線信号を受信する受信アンテナ、１２２は
受信した無線信号（受信データまたはページングチャネ
ル信号）を増幅する低雑音増幅回路、１２３は局部発振
周波数の信号を用いて受信した信号を検波復調する検波
回路、１２４は局部発振周波数の信号を発生する局部発
振回路である。
形態におけるスペクトラム拡散方式携帯電話装置の移動
機受信部の構成について説明する。図２に示す移動機受
信部１２０において、１２１は基地局送信部１０１から
送信された無線信号を受信する受信アンテナ、１２２は
受信した無線信号（受信データまたはページングチャネ
ル信号）を増幅する低雑音増幅回路、１２３は局部発振
周波数の信号を用いて受信した信号を検波復調する検波
回路、１２４は局部発振周波数の信号を発生する局部発
振回路である。
【００３２】また、１２５は検波したアナログの受信デ
ータをディジタル信号に変換する高速のＡＤ変換回路、
１２６はディジタル信号に変換された受信データを波形
整形する広帶域の受信フィルタ、１２７は波形整形され
た受信データに拡散符号を乗算して積分することにより
逆拡散（相関）して復号する相関器、１２８は各移動機
に割り当てられた（各移動機に固有の）拡散符号（高
速）を発生する拡散符号発生回路、１２９はフレームフ
ォーマットから受信データまたはページング情報を取り
出すフレーム分解回路である。
ータをディジタル信号に変換する高速のＡＤ変換回路、
１２６はディジタル信号に変換された受信データを波形
整形する広帶域の受信フィルタ、１２７は波形整形され
た受信データに拡散符号を乗算して積分することにより
逆拡散（相関）して復号する相関器、１２８は各移動機
に割り当てられた（各移動機に固有の）拡散符号（高
速）を発生する拡散符号発生回路、１２９はフレームフ
ォーマットから受信データまたはページング情報を取り
出すフレーム分解回路である。
【００３３】また、１３０は検波したアナログのページ
ングチャネル信号をディジタル信号に変換するページン
グチャネル用（低速）のＡＤ変換回路、１３１はディジ
タル信号に変換されたページング情報を波形整形するペ
ージングチャネル用（狭帶域）の受信フィルタ、１３２
は波形整形されたページング情報に拡散符号を乗算して
積分することにより逆拡散（相関）して復号する相関
器、１３３は拡散符号発生回路１２８からの拡散符号よ
り低速の各移動機に割り当てられた（各移動機に固有
の）拡散符号を発生する拡散符号発生回路、１３４は拡
散符号発生回路１２８、１３３及び局部発振回路１２４
を制御するとともに、通信チャネル受信用のＡＤ変換器
回路１２５、受信フィルタ１２６、相関器１２７および
拡散符号発生回路１２８に対する受信待ち受け中におけ
る電源のオン／オフを制御する制御手段である（詳細は
後述する）。
ングチャネル信号をディジタル信号に変換するページン
グチャネル用（低速）のＡＤ変換回路、１３１はディジ
タル信号に変換されたページング情報を波形整形するペ
ージングチャネル用（狭帶域）の受信フィルタ、１３２
は波形整形されたページング情報に拡散符号を乗算して
積分することにより逆拡散（相関）して復号する相関
器、１３３は拡散符号発生回路１２８からの拡散符号よ
り低速の各移動機に割り当てられた（各移動機に固有
の）拡散符号を発生する拡散符号発生回路、１３４は拡
散符号発生回路１２８、１３３及び局部発振回路１２４
を制御するとともに、通信チャネル受信用のＡＤ変換器
回路１２５、受信フィルタ１２６、相関器１２７および
拡散符号発生回路１２８に対する受信待ち受け中におけ
る電源のオン／オフを制御する制御手段である（詳細は
後述する）。
【００３４】次に、以上のように構成されたスペクトラ
ム拡散方式携帯電話装置の移動機受信部につき、図２を
参照してその動作を説明する。移動機受信部１２０にお
いては、受信の待ち受け中はページングチャネルを受信
しうるようにして着呼の状況を監視し、通信に入ると通
信チャネルを受信する。以下、待ち受け中の動作につい
て説明する。受信アンテナ１２１で捕らえられたページ
ングチャネル信号は、低雑音増幅器１２２で増幅され、
検波回路１２３において制御手段１３４の制御により局
部発振回路１２４から出力された局部発振周波数の信号
を用いて検波復調され、ベースバンド帯のページング信
号に変換される。
ム拡散方式携帯電話装置の移動機受信部につき、図２を
参照してその動作を説明する。移動機受信部１２０にお
いては、受信の待ち受け中はページングチャネルを受信
しうるようにして着呼の状況を監視し、通信に入ると通
信チャネルを受信する。以下、待ち受け中の動作につい
て説明する。受信アンテナ１２１で捕らえられたページ
ングチャネル信号は、低雑音増幅器１２２で増幅され、
検波回路１２３において制御手段１３４の制御により局
部発振回路１２４から出力された局部発振周波数の信号
を用いて検波復調され、ベースバンド帯のページング信
号に変換される。
【００３５】ベースバンド帯の信号に変換されたページ
ングチャネル信号は通信チャネルで用いられているもの
より低速度で動作するＡＤ変換回路１３０を通してディ
ジタルのページング情報に変換され、通信チャネルで用
いられているものより帯域が狭く低速度で動作する受信
フィルタ１３１で帯域制限されて波形整形される。波形
整形されたページング情報は相関器１３２において、制
御手段１３４の制御により拡散符号発生回路１３３から
出力した低速度の拡散符号を用いて逆拡散（相関）によ
り復号され、フレーム分解回路１２９を通してページン
グ情報が取り出される。
ングチャネル信号は通信チャネルで用いられているもの
より低速度で動作するＡＤ変換回路１３０を通してディ
ジタルのページング情報に変換され、通信チャネルで用
いられているものより帯域が狭く低速度で動作する受信
フィルタ１３１で帯域制限されて波形整形される。波形
整形されたページング情報は相関器１３２において、制
御手段１３４の制御により拡散符号発生回路１３３から
出力した低速度の拡散符号を用いて逆拡散（相関）によ
り復号され、フレーム分解回路１２９を通してページン
グ情報が取り出される。
【００３６】ページングチャネル信号を受信する時に使
用するＡＤ変換器回路１３０、受信フィルタ１３１、相
関器１３２および拡散符号発生回路１３３は、通信チャ
ネルを受信する時に使用するものよりも低速度で動作さ
せることが可能である。そして、待ち受け中は通信チャ
ネルを受信するためのＡＤ変換器回路１２５、受信フィ
ルタ１２６、相関器１２７および拡散符号発生回路１２
８は電源を切っておく。それら各部の電源のオン／オフ
制御は制御手段１３４によって行われる。
用するＡＤ変換器回路１３０、受信フィルタ１３１、相
関器１３２および拡散符号発生回路１３３は、通信チャ
ネルを受信する時に使用するものよりも低速度で動作さ
せることが可能である。そして、待ち受け中は通信チャ
ネルを受信するためのＡＤ変換器回路１２５、受信フィ
ルタ１２６、相関器１２７および拡散符号発生回路１２
８は電源を切っておく。それら各部の電源のオン／オフ
制御は制御手段１３４によって行われる。
【００３７】ページングチャネル受信中に、この移動機
に対する着呼が検出された場合は、通信チャネルを受信
するためのＡＤ変換器回路１２５、受信フィルタ１２
６、相関器１２７および拡散符号発生回路１２８の電源
をオンにし、通信チャネルの受信を開始して通話状態に
する。以下、上記電源をオンにした後の通話中の動作に
ついて説明する。受信アンテナ１２１で捕らえられた通
信チャネル信号は、低雑音増幅器１２２で増幅され、検
波回路１２３において制御手段１３４の制御により局部
発振回路１２４から出力された局部発振周波数の信号を
用いて検波復調され、ベースバンド帯の信号に変換され
る。
に対する着呼が検出された場合は、通信チャネルを受信
するためのＡＤ変換器回路１２５、受信フィルタ１２
６、相関器１２７および拡散符号発生回路１２８の電源
をオンにし、通信チャネルの受信を開始して通話状態に
する。以下、上記電源をオンにした後の通話中の動作に
ついて説明する。受信アンテナ１２１で捕らえられた通
信チャネル信号は、低雑音増幅器１２２で増幅され、検
波回路１２３において制御手段１３４の制御により局部
発振回路１２４から出力された局部発振周波数の信号を
用いて検波復調され、ベースバンド帯の信号に変換され
る。
【００３８】通信チャネルを受信した場合は、上記のペ
ージングチャネル信号の受信の場合と異なり、検波回路
１２３においてベースバンド帯の信号に変換された通信
チャネルのアナログ信号はＡＤ変換回路１２５でディジ
タルの受信データに変換され、受信フィルタ１２６で波
形整形される。波形整形された通信チャネルの受信デー
タは相関器１２７において、制御手段１３４の制御によ
り拡散符号発生回路１２８から出力した拡散符号を用い
て逆拡散（相関）され、フレーム分解回路１２９を通し
て受信データが取り出される。
ージングチャネル信号の受信の場合と異なり、検波回路
１２３においてベースバンド帯の信号に変換された通信
チャネルのアナログ信号はＡＤ変換回路１２５でディジ
タルの受信データに変換され、受信フィルタ１２６で波
形整形される。波形整形された通信チャネルの受信デー
タは相関器１２７において、制御手段１３４の制御によ
り拡散符号発生回路１２８から出力した拡散符号を用い
て逆拡散（相関）され、フレーム分解回路１２９を通し
て受信データが取り出される。
【００３９】以上説明したように、本発明の一実施の形
態によれば、通信チャネルよりも狭帯域のページングチ
ャネルを設けることにより、移動機受信部における待ち
受け時に動作する回路素子の動作速度を低くすることが
でき、それによって待ち受け時の消費電力を小さくする
ことが可能となり、従来のスペクトラム拡散方式携帯電
話装置よりも長い待ち受け時間を得ることができる。
態によれば、通信チャネルよりも狭帯域のページングチ
ャネルを設けることにより、移動機受信部における待ち
受け時に動作する回路素子の動作速度を低くすることが
でき、それによって待ち受け時の消費電力を小さくする
ことが可能となり、従来のスペクトラム拡散方式携帯電
話装置よりも長い待ち受け時間を得ることができる。
【００４０】なお、上記の説明では、基地局送信部にお
いて、通信チャンネルに対する搬送波発振回路とページ
ングチャネルに対する搬送波発振回路とを別々に設け、
それぞれ異なる搬送波周波数を使用して送信するように
したが、通信チャンネルとページングチャネルの搬送波
発振回路を共通にして同一の搬送波周波数を使用するよ
うにすることもできる。
いて、通信チャンネルに対する搬送波発振回路とページ
ングチャネルに対する搬送波発振回路とを別々に設け、
それぞれ異なる搬送波周波数を使用して送信するように
したが、通信チャンネルとページングチャネルの搬送波
発振回路を共通にして同一の搬送波周波数を使用するよ
うにすることもできる。
【００４１】
【発明の効果】本発明によるスペクトラム拡散方式携帯
電話装置は、以上説明したように構成し、特に、通信チ
ャネルを受信する時に使用するものより低速且つ狭帯域
のページングチャネル受信用のＡＤ変換器回路、受信フ
ィルタ、相関器および拡散符号発生回路を設け、受信待
ち受け中は通信チャネル用の上記回路の電源をオフにし
ておくようにしたことにより、長期に亘る待ち受け時間
における電池の消耗が少ないため、長い待ち受け時間を
実現することができる。
電話装置は、以上説明したように構成し、特に、通信チ
ャネルを受信する時に使用するものより低速且つ狭帯域
のページングチャネル受信用のＡＤ変換器回路、受信フ
ィルタ、相関器および拡散符号発生回路を設け、受信待
ち受け中は通信チャネル用の上記回路の電源をオフにし
ておくようにしたことにより、長期に亘る待ち受け時間
における電池の消耗が少ないため、長い待ち受け時間を
実現することができる。
【図１】本発明の一実施の形態におけるスペクトラム拡
散方式携帯電話装置の基地局送信部の構成を示すブロッ
ク図
散方式携帯電話装置の基地局送信部の構成を示すブロッ
ク図
【図２】本発明の一実施の形態におけるスペクトラム拡
散方式携帯電話装置の移動機受信部の構成を示すブロッ
ク図
散方式携帯電話装置の移動機受信部の構成を示すブロッ
ク図
【図３】従来のスペクトラム拡散方式携帯電話装置の基
地局送信部の構成を示すブロック図
地局送信部の構成を示すブロック図
【図４】従来のスペクトラム拡散方式携帯電話装置の移
動機受信部の構成を示すブロック図
動機受信部の構成を示すブロック図
１０１、２０１ 基地局送信部 １０２、２０２ フレーム組立回路 １０３、１２８、１３３ 拡散符号発生回路 １０４、１１５、２０４ 乗算器 １０５、２０５ 加算回路 １０６、１１６、２０６ 帯域制限フィルタ １０７、１１７、２０７ ＤＡ変換回路 １０８、１１８、２０８ ミキサ １０９、１１９、２０９ 搬送波発振回路 １１０ 合成回路 １１１、２１０ 電力増幅回路 １１２、２１１ 送信アンテナ １１３ ページングチャネル用のフレーム組立回路 １１４ ページングチャネル用の拡散符号発生回路 １２０、２１２ 移動機受信部 １２１、２１３ 受信アンテナ １２２、２１４ 低雑音増幅回路 １２３、２１６ 検波回路 １２４、２１５ 局部発振回路 １２５、２１７ ＡＤ変換回路 １２６、２１８ 受信フィルタ １２７、１３２、２１９ 相関器 １２９、２２１ フレーム分解回路 １３０ ページングチャネル用のＡＤ変換回路 １３１ ページングチャネル用の受信フィルタ １３４、２２２ 制御手段 ２０３、２２０ 拡散符号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平８−321804（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−326986（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38
Claims (5)
- 【請求項１】ＣＤＭＡ方式で送信された無線信号を受信
して検波する手段と、検波した受信信号をＡＤ変換し、
波形整形し、拡散符号により逆拡散して復号し、フレー
ム分解して受信データを取り出すデータ受信手段を有す
るＣＤＭＡ方式の移動機受信部において、前記データ受
信手段は通信チャンネル用のほかにそれより狭帯域のペ
ージングチャネル用のデータ受信手段を備え、待ち受け
時には前記ページングチャネルのデータ受信手段のみを
電源オンにして着呼を待つことを特徴とするスペクトラ
ム拡散方式携帯電話装置。 - 【請求項２】前記ページングチャネル用のデータ受信手
段は前記検波した受信信号をＡＤ変換してディジタルの
ページング信号を出力する低速のＡＤ変換回路と、前記
ＡＤ変換したページング信号を波形整形する狭帶域の受
信フィルタと、前記波形整形されたページング信号を低
速の拡散符号発生回路から発生した拡散符号により逆拡
散して復号する相関器とからなることを特徴とする請求
項１記載のスペクトラム拡散方式携帯電話装置。 - 【請求項３】複数の回線からの各送信データをそれぞれ
フレームフォーマットに組み込み、各回線に固有の拡散
符号と乗算して拡散信号とし、該拡散信号を波形整形
し、ＤＡ変換してアナログ信号とし、搬送波で変調し無
線信号として送信するデータ送信手段を有するＣＤＭＡ
方式の基地局送信部において、前記データ送信手段は通
信チャンネル用のほかにそれより狭帯域のページングチ
ャネル用のデータ送信手段を備え、ページングチャネル
のデータ受信手段のみを電源オンにした移動機に対しペ
ージング信号を送信するようにしたことを特徴とするス
ペクトラム拡散方式携帯電話装置。 - 【請求項４】前記ページングチャネル用のデータ送信手
段はフレームフォーマットに組み込まれたページング情
報を低速の拡散符号発生回路から発生した拡散符号と乗
算して拡散信号を出力する乗算器と、前記拡散信号を波
形整形する狭帶域の帶域制限フィルタと、前記波形整形
されたディジタル信号をアナログ信号に変換するＤＡ変
換回路と、前記アナログ信号を搬送波で変調し無線信号
として送信するミキサとからなることを特徴とする請求
項３記載のスペクトラム拡散方式携帯電話装置。 - 【請求項５】前記請求項１に記載のＣＤＭＡ方式の移動
機受信部において、前記データ受信手段が受信チャンネ
ル用のほかにそれより狭帯域のページングチャネル用の
データ受信手段を備え、前記請求項３に記載のＣＤＭＡ
方式の基地局送信部において、前記データ送信手段が通
信チャンネル用のほかにそれより狭帯域のページングチ
ャネル用のデータ送信手段を備えることを特徴とするス
ペクトラム拡散方式携帯電話装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9467896A JP3325769B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | スペクトラム拡散方式携帯電話装置 |
| US08/938,113 US6072791A (en) | 1996-03-26 | 1997-09-26 | CDMA spread spectrum mobile phone |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9467896A JP3325769B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | スペクトラム拡散方式携帯電話装置 |
| US08/938,113 US6072791A (en) | 1996-03-26 | 1997-09-26 | CDMA spread spectrum mobile phone |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09261167A JPH09261167A (ja) | 1997-10-03 |
| JP3325769B2 true JP3325769B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=26435952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9467896A Expired - Fee Related JP3325769B2 (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | スペクトラム拡散方式携帯電話装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6072791A (ja) |
| JP (1) | JP3325769B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP3199039B2 (ja) | 1998-11-02 | 2001-08-13 | 日本電気株式会社 | 消費電力低減回路及びこれを用いた無線通信装置並びに無線通信装置における消費電力低減方法 |
| JP3428629B2 (ja) * | 1999-03-26 | 2003-07-22 | 日本電気株式会社 | 携帯電話装置及びその電力制御方法 |
| US6678312B1 (en) * | 1999-12-22 | 2004-01-13 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Method for extending digital receiver sensitivity using analog correlation |
| WO2004086805A1 (ja) * | 2003-03-25 | 2004-10-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 移動端末及びｃｄｍａ通信方法 |
| US7116259B2 (en) * | 2004-05-18 | 2006-10-03 | Broadcom Corporation | Switching between lower and higher power modes in an ADC for lower/higher precision operations |
| US8249649B2 (en) | 2010-07-02 | 2012-08-21 | Google Inc. | Mobile device configured to operate on multiple different networks |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07221734A (ja) * | 1994-01-31 | 1995-08-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 符号分割多元接続装置 |
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| US5678227A (en) * | 1994-07-29 | 1997-10-14 | Motorola, Inc. | Apparatus and method for minimizing the turn on time for a receiver operating in a discontinuous receive mode |
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