JP3325741B2 - コードレス電話装置の着信ベル鳴動制御装置及び制御方法 - Google Patents

コードレス電話装置の着信ベル鳴動制御装置及び制御方法

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JP3325741B2
JP3325741B2 JP9198395A JP9198395A JP3325741B2 JP 3325741 B2 JP3325741 B2 JP 3325741B2 JP 9198395 A JP9198395 A JP 9198395A JP 9198395 A JP9198395 A JP 9198395A JP 3325741 B2 JP3325741 B2 JP 3325741B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線インターフェース
が、アナログまたはディジタル何れの方式にも適用可能
なコードレス電話装置における着信ベルの鳴動制御装置
及び制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、本発明を適用するコードレス電話
装置の一般的な構成について説明する。このコードレス
電話装置はそのコードレス電話親機に対し少なくとも1
台の一般固定電話機を併設することができ、更に、少な
くとも1台のコードレス電話子機を含み構成することが
できる。コードレス電話親機はアナログ2線の局線イン
ターフェースに接続され、コードレス電話子機に対する
無線区間のインターフェースは、既に日本の業界で標準
化されているアナログ小電力無線方式かディジタル小電
力無線方式を採用することができ、ディジタル小電力無
線方式としては、PHSとかPDC等の各種方式が知ら
れている。
【0003】上記、従来のコードレス電話親機に対して
一般の固定電話機を併設する方法としては、一般にコー
ドレス電話機の外部、若しくはモジュラジャックを介し
て並列に接続する方式が採用されている。そのため、着
信があると、併設一般固定電話機の着信ベルの鳴動が先
になり、コードレス電話親機とコードレス電話子機間の
無線プロトコルの確立に要する時間だけ約1〜2秒遅れ
てコードレス電話子機が鳴動するようになっていた。
【0004】そのような従来の着信ベル鳴動制御方式を
使用した従来のコードレス電話装置としては図3に示す
ようなものがあった。図3は一般の固定電話機が併設さ
れ、少なくとも1つのコードレス電話子機を有するコー
ドレス電話親機からなる従来のコードレス電話装置の構
成及びその接続を示す構成図である。
【0005】図3において、200は公衆交換網(PS
TN)または構内交換機(PBX)、210は、例え
ば、公衆交換網200に接続されたコードレス電話親
機、220はコードレス電話親機210に並列に接続さ
れた併設一般固定電話機、230はコードレス電話親機
210との間で無線通信可能なコードレス電話子機であ
り、併設一般固定電話機220は、この例では、コード
レス電話親機210において、例えば、構内交換機20
0からのアナログ2線信号線に対しコードレス電話親機
210の内部でそれと並列に接続されている。しかし、
外部でコードレス電話親機210と並列に接続、または
併設されるようにしてもよく、また、従来例によって
は、非着信時に若しくはコードレス電話親機210の電
源オフによりコードレス電話親機210において回路的
に切り離されるよう構成したものもある。
【0006】更に、コードレス電話親機210におい
て、211は回線制御部、212は制御部、213はコ
ードレス電話子機230と無線通信するための無線部、
214はそのアンテナ、215は電源部である。
【0007】次に、同じく図3を参照して、上記従来例
によるコードレス電話装置の着信時における動作例につ
いて説明する。まず、公衆交換網200からの着信ベル
鳴動信号(16Hzリンガ)がコードレス電話親機21
0と併設一般固定電話機220の両方にともに入力する
と、併設一般固定電話機220は16Hzリンガに同期
して鳴動を開始する。
【0008】回線制御部211は16Hzリンガを検出
すると、制御部212に対し着信ベル鳴動信号の着信を
通知する。その着信が通知された制御部212は無線部
213に対し着信ベル鳴動信号の無線送信を依頼する。
無線部213は無線報知信号により予めタイミングが定
められた報知周期に従い、着信ベル鳴動信号を無線信号
としてコードレス電話子機230に送信する。
【0009】コードレス電話子機230は、上記のよう
に、バッテリセービング等のため、予め定められたタイ
ミングの受信周期で無線部213からの着信ベル鳴動信
号の有無をチェックし、その信号が自己のコードレス電
話子機230に対する着信ベル鳴動信号と認識した場
合、定められたタイミングによりコードレス電話親機2
10の無線部213に対し着信応答信号を送信する。
【0010】無線部213は、着信応答信号を受信する
と、コードレス電話子機230に対し、そのチャンネル
を通信用チャンネルに切り替える切替指示を送信して、
コードレス電話親機210と共にコードレス電話子機2
30を通信用チャンネルに切り替える。そして、コード
レス電話子機230は無線部213からの着信鳴動パタ
ーンに応じてそのベル鳴動を開始する。
【0011】すなわち、このような着信ベル応答動作に
より、コードレス電話子機230のベルの鳴動は、コー
ドレス電話親機210とコードレス電話子機230との
間の無線区間のコネクションに要する時間だけ、コード
レス電話子機230の鳴動が併設一般固定電話機220
の鳴動開始より遅れることになり、コードレス電話子機
230の利用者はこの鳴動の遅れから違和感が与えられ
ることになる。尚、コードレス電話親機210の鳴動
は、従来例により、鳴るものと鳴らないものとがある
が、本発明ではそのどちらでもよい。
【0012】コードレス電話親機210の回線制御部2
11は、併設一般固定電話機220を接続するためのモ
ジュラジャックを有し、且つ公衆交換網200からのア
ナログ音声信号を受話器に対し2線4線変換するハイブ
リット回路を有する。また、制御部212は、マイコン
と、その周辺に配置されたプログラムメモリと、RAM
と、入出力ポートとを持ち、装置全体の制御を行う。無
線部213は制御部によりコントロールされ、コードレ
ス電話装置としての無線信号の送受信を実行する。
【0013】本願発明では、発呼及び着呼等の無線区間
の制御に関する詳細な制御手段とか、コードレス電話装
置の無線区間インターフェース毎に、各種異なるコード
レス電話きとしての機能の実現手段の構成(アナログ方
式若しくはディジタル方式、またはハードウェア若しく
はソフトウェア)については言及していないので、それ
らの具体的説明は省略する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
3に示したような従来のコードレス電話装置における着
信ベル鳴動制御方法においては、まず、併設の一般固定
電話機が先に鳴動を開始し、約1〜2秒程遅れてコード
レス電話子機がその鳴動を開始するようになっているの
で、使用者には着信が同期したとは認められず、違和感
が与えられるという問題があった。
【0015】また、上記のように、併設一般固定電話機
に対する局線からの給電が、非着信時には若しくはコー
ドレス電話親機の電源オフにより回路的に切り離される
ように構成されているコードレス電話装置については、
一般固定電話機を局線に接続した直後に給電を開始する
ようにしているが、最近の一般電話機の中には、一定時
間給電することにより内部のコンデンサ等に充電しない
と正常に動作しない機種があるため、そのような直ちに
動作しない機種ではそれに対応できないという問題があ
った。
【0016】本発明は、上記の問題に鑑みてなされたも
ので、コードレス電話親機に併設された一般固定電話機
の着信ベルの鳴動をコードレス電話子機に同期しまたは
遅れて鳴動させるように制御する着信ベル鳴動制御方法
及び装置を提供することを目的とする。
【0017】また、本発明は、上記の問題に鑑みてなさ
れたもので、コードレス電話親機の電源オン/オフに関
わらず、併設一般固定電話機に対する局からの給電を行
うことができる方法を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によるコードレス
電話装置の着信ベル鳴動制御装置は、上記の目的を達成
するため、公衆交換網若しくは構内交換機からの局線に
接続され該局線に対し少なくとも1つの一般固定電話機
が併設されたコードレス電話親機と、該コードレス電話
親機と対で動作する少なくとも1つのコードレス電話子
機とを含み、コードレス電話親機は局線に接続してそれ
とインターフェースする回線制御部と、該コードレス電
話親機全体を制御する制御部と、コードレス電話子機と
の間で無線通信を実行する無線部及びアンテナと、電源
とからなるコードレス電話装置であって、コードレス電
話親機は更に局線から併設の一般固定電話機に対する接
続を制御する併設電話機制御部を含み、該併設電話機制
御部は着信ベル鳴動信号の受信に対するコードレス電話
子機からの応答があるまでの非着信時においては局線か
らの着信ベル鳴動信号をカットして電源のみを併設の一
般固定電話機に接続し、コードレス電話子機からの応答
があった後は着信ベル鳴動信号を含み局線を併設の一般
固定電話機に接続する制御手段を有することを特徴とす
るものである。
【0019】また、本発明によるコードレス電話装置の
着信ベル鳴動制御装置は、上記の目的を達成するため、
併設電話機制御部の制御手段が着信ベル鳴動信号をカッ
トするリンガカット回路と、制御部の制御により併設の
一般固定電話機を局線かまたはリンガカット回路かに接
続を切り替える2回路リレーとを含み、2回路リレーは
非着信時においては併設の一般固定電話機をリンガカッ
ト回路を通して局線に接続するようにしたことを特徴と
するものである。
【0020】また、本発明によるコードレス電話装置の
着信ベル鳴動制御装置は、上記の目的を達成するため、
リンガカット回路が、受動素子によって構成された整流
回路であり、コードレス電話親機の電源のオン/オフ若
しくは停電状態に係わらず局線からの電源を併設の一般
固定電話機に供給し、前記併設の一般固定電話機を常に
作動可能状態に置くことを特徴とするものである。
【0021】また、本発明によるコードレス電話装置の
着信ベル鳴動制御方法は、上記の目的を達成するため、
公衆交換網若しくは構内交換機からの着信ベル鳴動信号
を局線を通して少なくとも1つの一般固定電話機が併設
されたコードレス電話親機において受信し、該コードレ
ス電話親機と対で動作する少なくとも1つのコードレス
電話子機に対し受信した着信ベル鳴動信号を送信して鳴
動させる工程を含むコードレス電話装置の着信ベル鳴動
制御方法であって、コードレス電話親機はコードレス電
話子機に送信した着信ベル鳴動信号の受信に対するコー
ドレス電話子機からの着信応答信号に応答して局線から
の着信ベル鳴動信号を併設の一般固定電話機に対して送
信する工程を含むことを特徴とするものである。
【0022】また、本発明によるコードレス電話装置の
着信ベル鳴動制御方法は、上記の目的を達成するため、
局線からの着信ベル鳴動信号を併設の一般固定電話機に
対して送信する工程において、コードレス電話子機から
の着信応答信号の受信までの非着信時においては局線か
らの受信信号のうちベル鳴動信号をカットして電源のみ
を併設の一般固定電話機に供給し、コードレス電話子機
からの着信応答信号の受信後の着信時においては局線か
ら併設の一般固定電話機に対し電源を含むベル鳴動信号
を直接供給するよう経路を切り替える工程を含み、それ
により併設の一般固定電話機を常に作動可能状態に維持
することを特徴とするものである。
【0023】
【作用】本発明によるコードレス電話装置の着信ベル鳴
動制御装置及び制御方法は、以上説明したように構成
し、特に、待受時等通常の非着信時には、コードレス電
話親機から併設の一般固定電話機に対し電源のみを供給
して、着信信号または着信ベル鳴動信号(16Hzリン
ガ信号)が直接伝達しないようにし、着信ベル鳴動信号
を受信した場合、先ずコードレス電話子機に対しその着
信処理を行ってベル鳴動を開始させ、そのタイミングに
同期しまたは遅らせて局線から併設の一般固定電話機に
対し着信ベル鳴動信号を接続するようにしたことによ
り、併設の一般固定電話機がコードレス電話子機よりさ
きにベル鳴動することによって生じる違和感を与えない
ようにすることができる。
【0024】また、本発明によるコードレス電話装置の
着信ベル鳴動制御装置及び制御方法は、以上説明したよ
うに構成し、特に、コードレス電話親機が、万一停電若
しくは電源スイッチがオフの状態になったとしても、電
源不要な受動素子からなるリンガカット回路を介して、
局線を併設の一般固定電話機に接続して電源を供給する
ようにしたことにより、併設の一般固定電話機はコード
レス電話親機の電源オン/オフに関係なく、何時でも直
ちに発呼または着呼を行う(通話中の場合はそれを継続
する)ことができる。
【0025】
【実施例】以下、添付図面、図1及び図2に基づき、本
発明の一実施例によるコードレス電話装置の着信ベル鳴
動制御装置及び制御方法について詳細に説明する。図1
は本発明の一実施例における一般の固定電話機が併設さ
れ少なくとも1つのコードレス電話子機を有するコード
レス電話親機からなるコードレス電話装置の構成及びそ
の接続を示す構成図、図2は本実施例によるコードレス
電話親機における具体的な構成の詳細を示す構成図であ
る。
【0026】まず、図1及び図2を参照して、本発明の
一実施例による着信ベル鳴動制御装置を実施したコード
レス電話装置の構成について説明する。図1において、
100は公衆交換網(PSTN)または構内交換機(P
BX)、110は、例えば、公衆交換網100に接続さ
れたコードレス電話親機、120はコードレス電話親機
110と並列に接続された併設一般固定電話機、130
はコードレス電話親機110との間で無線通信可能なコ
ードレス電話子機であり、併設一般固定電話機120
は、本実施例により、例えば、構内交換機100からの
アナログ2線信号線及びコードレス電話親機110を介
してコードレス電話親機110と並列に接続するように
している。その接続方法は図2を参照して詳細に後述す
る。
【0027】更に、コードレス電話親機110におい
て、111は局線から併設一般固定電話機120に対し
継続して給電しうるようにした併設電話機制御部、11
2は回線制御部、113はコードレス電話親機全体を制
御する制御部、114はコードレス電話子機130と無
線通信するための無線部、115はそのアンテナ、11
6はコードレス電話親機の電源部である。
【0028】また、図2において、併設電話機制御部1
11は、局線からのベル鳴動信号をカットして電源のみ
を併設一般固定電話機120に給電するリンガカット回
路111−bと、着信時(待受時、発信時、及びベル鳴
動信号の着信によりコードレス電話子機のベル鳴動が開
始するまでの時間、すなわち、コードレス電話子機のベ
ル鳴動の開始前のベル鳴動信号の着信時(以下、非着信
時という)を除き、コードレス電話子機のベル鳴動開始
時及びベル鳴動中を含むベル鳴動信号の着信時、及び通
信中を含む、以下同じ)には、局線から併設一般固定電
話機120に対し電源を含むベル鳴動信号を直接供給
し、非着信時には、リンガカット回路111−bを経由
して併設一般固定電話機120に対し電源のみを供給す
るよう、局線から併設一般固定電話機120に対する回
路を切り替える2回路リレー111−aを有する。
【0029】リンガカット回路111−bを、例えば、
ダイオードブリッジ回路のような電源不要な受動素子で
構成し、2回路リレー111−aの通常コンタクト(電
源オフでコンタクト)側にリンガカット回路111−b
を接続するようにしておけば、コードレス電話親機11
0の電源がオフのときでも、局線から併設一般固定電話
機120に対する給電は行われれ、従来例における上記
のような無給電の問題は生じない。
【0030】着信ベル鳴動信号(16Hzリンガ)のみ
を通過させないリンガカット回路111−bの例として
は、上記のようにダイオードブリッジ回路を使用する方
法がある。すなわち、局線からの16Hz75V交流の
着信ベル鳴動信号をダイオードブリッジ回路を通過さ
せ、整流して直流にすることにより、併設一般固定電話
機120は電源のみを受けるが、その信号は認識できな
いようにしたものである。このようにして、局線からの
電圧は、ダイオードブリッジ回路を通し、直流として、
併設一般固定電話機120に供給し続けることができ
る。
【0031】リンガカット回路111−bを実現する他
の方法としては、着信ベル鳴動信号の交流波形部分を直
流相当にその波形を整形する回路を使用してもよく、そ
の実現手段はどのようなものでもよい。
【0032】更に、回線制御部112は、回線制御とハ
イブリット回路と回線切替部と信号処理部とを含み、制
御部113は、入出力ポートとCPUとRAMとR0M
とを含み、無線部114は、変調部と復調部と送受信機
とを含み構成される。
【0033】次に、同じく図1及び図2を参照して、上
記本発明の一実施例によるコードレス電話装置の着信ベ
ル鳴動制御装置の動作について説明する。まず、通常の
非着信時において、コードレス電話親機110の制御部
113は併設電話機制御部111に対し、局線から併設
一般固定電話機120に対する着信ベル鳴動信号または
着呼信号をカットするリンガカット回路111−bを選
定するように制御する。すなわち、非着信時において
は、2回路リレー111−aの接点は、図2に示すよう
に、併設一般固定電話機120をリンガカット回路11
1−bを介して局線に接続する方に倒し、局線から併設
一般固定電話機120に対して送信される着信ベル鳴動
信号をカットして電源のみを供給するようにする。
【0034】コードレス電話親機110の制御部113
は、バッテリセービング等のため、無線部114からコ
ードレス電話子機130に対し無線報知信号を送信し
て、予め着信タイミングを通知しておく。
【0035】この状態において、コードレス電話親機1
10が、例えば、構内交換機100から局線を介して着
信ベル鳴動信号(または着呼信号)を受信すると、コー
ドレス電話親機110の制御部113は、回線制御部1
12の回線制御を介してその信号を着信ベル鳴動信号と
して受信する。制御部113は、この時点で、コードレ
ス電話子機130に対し無線部114を介して着信ベル
鳴動信号を送信する。コードレス電話子機130は予め
無線報知信号により定めらたれタイミングでその着信ベ
ル鳴動信号を認識して受信する。
【0036】コードレス電話子機130は、コードレス
電話親機110からの着信ベル鳴動信号を受信すると、
無線部114を介してコードレス電話親機110に対
し、着信応答信号を返送する。コードレス電話親機11
0の制御部113は着信応答信号を受信すると、コード
レス電話子機130に対し、そのチャンネルを通信用チ
ャンネルに切り替えるよう切替指示を行う。コードレス
電話子機130はコードレス電話親機110からの指示
に従い、着信ベルの鳴動を開始する。
【0037】一方、コードレス電話親機110の制御部
113は併設電話機制御部111に対し、局線からの着
信信号を併設一般固定電話機120に接続するため、2
回路リレー111−aを局線側に切替えて局線を併設一
般固定電話機120に直接接続するよう指示する。それ
により、併設一般固定電話機120は着信ベルの鳴動を
開始する。また、希望により、2回路リレー111−a
を局線側に切替えずに、併設一般固定電話機120を鳴
動させないようにすることもできる。
【0038】併設一般固定電話機120及びコードレス
電話子機130における着信ベルの鳴動は以上説明した
ように制御されるようにしたことにより、バッテリセー
ビング等のためコードレス電話子機130における着信
ベル鳴動信号の受信が遅れたとしても、併設一般固定電
話機120における着信ベル鳴動の開始時刻をコードレ
ス電話子機130におけるその鳴動に同期させてそれと
同時か、または遅れるように制御することができる。こ
の併設一般固定電話機120における着信ベルの鳴動開
始の遅れまたは鳴動開始のタイミングは、制御部113
において、例えば、ハードウェア及びソフトウェア等を
含む公知の手段を使用して制御することができる。
【0039】また、併設一般固定電話機120に対する
局線側からの給電は、併設電話機制御部111の2回路
リレー111−aの切替時におけるその瞬間を除いて継
続的に行うことができるため、併設一般固定電話機12
0は支障なくその動作を継続することができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によるコードレス電話装置の着信
ベル鳴動制御装置及び制御方法は、以上説明したように
構成し、特に、コードレス電話親機に併設電話機制御部
を配設し、そこにリンガカット回路と2回路リレーとを
設け、コードレス電話親機の制御部により2回路リレー
を切り替えて、非着信時には、併設一般固定電話機をリ
ンガカット回路を介し局線に接続して電源のみを併設一
般固定電話機に供給し、着信時には、併設一般固定電話
機を直接局線に接続するようにしたことにより、コード
レス電話親機に併設された一般固定電話機の着信ベルの
鳴動をコードレス電話子機に同期しまたは遅れて鳴動さ
せるようにして、両機のベル鳴動間に違和感を生じさせ
ないようにすることができる。また、併設一般固定電話
機のベルを鳴動させないように制御することもできる。
【0041】また、本発明は、上記の問題に鑑みてなさ
れたもので、上記のように構成し、特に、コードレス電
話親機に併設電話機制御部を配設してコードレス電話親
機の電源オン/オフに関わらず、併設一般固定電話機に
対する局からの給電を常時行うことができるようにした
ことにより、いつでも直ちに併設一般固定電話機を使用
可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における一般の固定電話機が
併設され1つのコードレス電話子機を有するコードレス
電話親機からなるコードレス電話装置の構成図
【図2】本実施例によるコードレス電話親機における具
体的な構成の詳細を示す構成図
【図3】一般の固定電話機が併設されコードレス電話子
機を有するコードレス電話親機からなる従来のコードレ
ス電話装置の構成図
【符号の説明】
100 公衆交換網または構内交換機 110 コードレス電話親機 111 併設電話機制御部 111−a 2回路リレー 111−b リンガカット回路 112 回線制御部 113 制御部 114 無線部 115 アンテナ 116 電源部 120 併設一般固定電話機 130 コードレス電話子機 200 公衆交換網または構内交換機 210 コードレス電話親機 211 回線制御部 212 制御部 213 無線部 214 アンテナ 215 電源部 220 併設一般固定電話機 230 コードレス電話子機

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】公衆交換網若しくは構内交換機からの局線
    に接続され該局線に対し少なくとも1つの一般固定電話
    機が併設されたコードレス電話親機と、該コードレス電
    話親機と対で動作する少なくとも1つのコードレス電話
    子機とを含み、前記コードレス電話親機は前記局線に接
    続してインターフェースする回線制御部と、該コードレ
    ス電話親機全体を制御する制御部と、前記コードレス電
    話子機との間で無線通信を実行する無線部及びアンテナ
    と、電源とからなるコードレス電話装置であって、前記
    コードレス電話親機は更に前記局線から前記併設の一般
    固定電話機に対する接続を制御する併設電話機制御部を
    含み、該併設電話機制御部は着信ベル鳴動信号の受信に
    対する前記コードレス電話子機からの応答があるまでの
    非着信時においては前記局線からの着信ベル鳴動信号を
    カットして電源のみを前記一般固定電話機に接続し、前
    記コードレス電話子機からの応答があった後は着信ベル
    鳴動信号を含み前記局線を前記併設の一般固定電話機に
    接続する制御手段を有することを特徴とするコードレス
    電話装置の着信ベル鳴動制御装置。
  2. 【請求項2】前記併設電話機制御部は着信ベル鳴動信号
    をカットするリンガカット回路と、前記制御部の制御に
    より前記併設の一般固定電話機を局線かまたは前記リン
    ガカット回路かに接続を切り替える2回路リレーとを含
    み、前記2回路リレーは非着信時においては前記併設の
    一般固定電話機を前記リンガカット回路を通して前記局
    線に接続するようにしたことを特徴とする請求項1記載
    のコードレス電話装置の着信ベル鳴動制御装置。
  3. 【請求項3】前記リンガカット回路は、受動素子によっ
    て構成された整流回路であり、前記コードレス電話親機
    の電源のオン/オフ若しくは停電状態に係わらず局線か
    らの電源を前記併設の一般固定電話機に供給し、前記併
    設の一般固定電話機を常に作動可能状態に置くことを特
    徴とする請求項1または2記載のコードレス電話装置の
    着信ベル鳴動制御装置。
  4. 【請求項4】公衆交換網若しくは構内交換機からの着信
    ベル鳴動信号を局線を通して少なくとも1つの一般固定
    電話機が併設されたコードレス電話親機において受信
    し、該コードレス電話親機と対で動作する少なくとも1
    つのコードレス電話子機に対し前記受信した着信ベル鳴
    動信号を送信して鳴動させる工程を含むコードレス電話
    装置の着信ベル鳴動制御方法であって、前記コードレス
    電話親機は前記コードレス電話子機に送信した着信ベル
    鳴動信号の受信に対する前記コードレス電話子機からの
    着信応答信号に応答して前記局線からの着信ベル鳴動信
    号を前記併設の一般固定電話機に対して送信する工程を
    含むことを特徴とするコードレス電話装置の着信ベル鳴
    動制御方法。
  5. 【請求項5】前記局線からの着信ベル鳴動信号を前記併
    設の一般固定電話機に対して送信する工程は、前記コー
    ドレス電話子機からの着信応答信号の受信までの非着信
    時においては局線からの受信信号のうちベル鳴動信号を
    カットして電源のみを前記併設の一般固定電話機に供給
    し、前記コードレス電話子機からの着信応答信号受信後
    の着信時においては前記局線から前記併設の一般固定電
    話機に対し電源を含むベル鳴動信号を直接供給するよう
    経路を切り替える工程を含み、前記併設の一般固定電話
    機を常に作動可能状態に維持することを特徴とする請求
    項4記載のコードレス電話装置の着信ベル鳴動制御方
    法。
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