JP3324321B2 - 金型装置 - Google Patents

金型装置

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JP3324321B2
JP3324321B2 JP3434595A JP3434595A JP3324321B2 JP 3324321 B2 JP3324321 B2 JP 3324321B2 JP 3434595 A JP3434595 A JP 3434595A JP 3434595 A JP3434595 A JP 3434595A JP 3324321 B2 JP3324321 B2 JP 3324321B2
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少くとも固定側のキャ
ビティー内にインサートワークを挿入し、そのインサー
トワークと共に成形品を成形するインサート成形用の金
型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年において、成形サイクルの効率化や
成形品のコストダウンが叫ばれ、その成形技術の1つと
して、予じめキャビティー内にインサートワークを装着
しておき、次いで、金型を閉じ成形する所謂インサート
成形が盛んに行われるようになってきた。以下、その一
例を図11、図12に示し説明する。101は成形機で
あり、図中左側は成形機101の固定側取付け板102
である。また、図中右側は成形機101の可動側取付け
板103であり、その可動側取付け板103と固定側取
付け板102との間に金型装置104が取り付けられて
いる。なお、その金型装置104は可動側取付け板10
3の前後動により開閉される。
【0003】次に金型装置104について説明する。固
定側取付け板102に取り付けられた固定側型板105
にはキャビティープレート106が固定されており、そ
のキャビティープレート106にはインサートワークが
保持され、樹脂が流れ込み成形品が成形されるキャビテ
ィー107を形成したキャビティーブロック108が装
着されている。一方、可動側取付け板103に取り付け
られた可動側型板109にはエジェクターボックス11
0と、そのエジェクターボックス110の前面に第2の
キャビティープレート111が固定されている。そし
て、その第2のキャビティープレート111にもキャビ
ティー112が形成されたキャビティーブロック113
が装着されている。本実施例においては、このキャビテ
ィー112にもインサートワークが保持される。前記エ
ジェクターボックス110にはエジェクタープレート1
14が移動自在に配置されており、そのエジェクタープ
レート114には成形した成形品をキャビティー112
より排出するエジェクターピン115が固定されてい
る。116は前記キャビティープレート106と第2の
キャビティープレート111とを正確に位置決めするガ
イドピンであり、第2のキャビティープレート111に
固定されている。
【0004】次に動作について説明する。可動側取付け
板103を後退させ金型装置104を拡開した状態で、
キャビティー107並びに第2のキャビティー112に
インサートワークWを装着する(図11参照)。次い
で、可動側取付け板103を前進させ金型装置104を
閉じ射出成形を行う(図12参照)。射出成形終了後、
再び金型装置104を拡開する。この時、イーサートワ
ークWが固定された成形品はキャビティー112に保持
された状態になっている。ここで、更に金型装置104
を拡開するとエジェクタープレート114が作動し、エ
ジェクターピン115により成形品が突き出されキャビ
ティー112より排出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ごく僅かではあるが、
射出成形の過程でキャビティー107やキャビテイー1
12に樹脂が流入しない場合がある。このような時、成
形機を止めインサートワークを各キャビテイーより取り
出さなければならない。しかし、キャビテイー112の
側に保持されているインサートワークはエジェクターピ
ン115によりキャビテイー112から排出することが
できるが、キャビティー107に保持されているインサ
ートワークは残留してしまう。この残留してしまったイ
ンサートワークを取り除くにはピンセットなどで取り除
いても良いが、一般的にはキャビティーが小さいためピ
ンセットが挿入しきれず、また、力がかからず最終的に
は金型装置104を成形機101より取り外し、次い
で、金型装置104を分解しインサートワークをキャビ
テイーから取り除かなければならず、作業性、生産性が
悪くなってしまうものであった。また、生産性を上げる
ためにロボットによりインサートワークをキャビティー
に装着することが一般的に行われている。このロボット
と成形機との組み付け、調整を行っている時にも問題は
発生する。つまり、ロボットにインサートワークをキャ
ビティーに搬送し装着するが、その装着されたインサー
トワークを取り出すことができない。1回ごとの調整の
たびに上述したように金型装置を分解し、インサートワ
ークを取り除かなければならなかった。1回の調整で決
定されるならまだしも、実際には複数回調整をし直さな
ければならず非常に面倒な作業となってしまうものであ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決することを目的とし、少くとも固定側のキャビティー
内にインサートワークを挿入し、そのインサートワーク
と共に成形品を成形するインサート成形用の金型装置に
おいて、前記固定側の固定側型板にインサートワーク、
あるいは、インサートワークと共に成形された成形品後
端に当接する部材を配設し、該部材をインサートワーク
あるいはインサートワークと共に成形された成形品に押
圧して排出する、前記金型の開閉方向と直交する方向に
摺動する機構を有する排出手段を前記固定側型板に取り
付けたことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】図1乃至図3に第1実施例を示し説明する。
1は成形機であり、図中左側は成形機1の固定側取付け
板2である。また、図中右側は成形機1の可動側取付け
板3であり、その可動側取付け板3と固定側取付け板2
との間に本発明である金型装置4が取り付けられてい
る。なお、その金型装置4は可動側取付け板の前後動に
より開閉される。
【0008】次に金型装置4について説明する。固定側
取付け板2に取り付けられた固定側型板5にはキャビテ
ィープレート6が固定されており、そのキャビティープ
レート6にはインサートワークが保持され樹脂が流れ込
み成形品が成形されるキャビティー7を形成したキャビ
ティーブロック8が装着されている。また、前記固定側
型板5にはスライドバー9が(図中)上下動摺動自在
(すなわち、金型の開閉方向と直交する方向)に装着さ
れており、そのスライドバー9の中間部にはカム溝10
が形成されている。そのカム溝10には前記スライドバ
ー9の上下動に対して直角方向に移動する排出ピン11
が係合している。12は前記カム溝10と排出ピン11
とを連接せしめる連結ピンである。また、排出ピン11
はキャビティー7を貫通しインサートワークの保持部ま
で到達している。
【0009】一方、可動側取付け板3に取り付けられた
可動側型板にはエジェクターボックス14と、そのエジ
ェクターボックス14前面の第2のキャビティープレー
ト15が固定されている。そして、その第2のキャビテ
ィープレート15にもキャビティー16が形成されたキ
ャビティーブロック17が装着されている。本実施例に
おいてはこのキャビティー18にもインサートワークが
保持される。前記エジェクターボックス14にはエジェ
クタープレート19が移動自在に配置されており、その
エジェクタープレート19には成形した成形品をキャビ
ティー16より排出するエジェクターピン20が固定さ
れている。21は前記キャビティープレート6と第2の
キャビティープレート15とを正確に位置決めするガイ
ドピンであり、第2のキャビティープレート15に固定
されている。
【0010】次に作用について説明する。樹脂流入不良
時や調整時などにおいてインサートワークが固定側のキ
ャビティー7に残留してしまった場合には、金型装置4
を拡開した状態でスライドバー9を(図中)上方に移動
させる。この移動に伴い排出ピン11が(図中)右方向
に移動し、キャビティー7内のインサートワークWを突
出し排出する(図2並びに図2の要部拡大図である図3
参照)。なお、キャビティー16に保持されているイン
サートワークWはエジェクターピン20によって排出さ
れる。
【0011】第2実施例を図4〜図6に示し説明する。
前記第1実施例に示したスライドバー9のカム溝10に
変えスライドバー22の側面にラックギヤ23を形成す
ると共に、側面に傾斜面24を形成した歯車25を前記
ラックギヤ23に噛合させたものである。この歯車25
を回転させることにより排出ピン26を移動させ(図6
参照)キャビテイー7に保持されたインサートワークW
を排出させるものである。傾斜面24の高低によって排
出ピン26が(図中)左右方向に移動するのである。2
7は前記歯車25を回転自在に指示する回転軸であり、
また、28は排出ピン26を復帰(常時、図中に左方向
に付勢)させるためのコイルスプリングなどの弾撥部材
である。
【0012】第3実施例を図7、図8に示し説明する。
前記第2実施例の排出ピン26をエアー(空気)の力に
より作動させたものである。固定側型板5にはエアー通
路5aが形成されており、そのエアー通路5a内にはピ
ストン作用を有する傾斜面29が形成されたシャトル3
0が摺動自在に配置されている。このシャトル30の移
動により排出ピン26が移動しキャビティー7内のイン
サートワークWを排出する(図8参照)。31はコンプ
レッサーなどに連結されているチューブであり、このチ
ューブからエアーが供給されシャトル30が作動する。
また、32はシャトル30からのエアー漏れを防ぐOリ
ングであり、33はシャトル30の上昇位置を規制する
ストッパー部材である。本実施例においても排出ピン2
6は弾撥部材28によって復帰する方向に付勢されてい
る。
【0013】第4実施例を図9、図10に示し説明す
る。前記第3実施例のものを簡略化した例である。排出
ピン34の中間部に鍔部35を形成し、この鍔部35で
エアーの作用を受けるものである。中央部に鍔部35を
形成したのは排出ピン34が完全に復帰してしまうと、
排出ピン34の進行方向にエアーの作用が働かなくなっ
てしまう場合が生じるためである。本実施例においては
前記第3実施例に比べ、インサートワークの排出力は劣
るものの安価に製作できるものである。なお、前記第2
実施例〜第4実施例において排出ピンを復帰させるため
に弾撥部材を用いたが、インサートワークを装着する
際、排出ピンが押し戻されるので必ずしも必要ではな
い。
【0014】
【発明の効果】本発明は、少くとも固定側のキャビティ
ー内にインサートワークを挿入し、そのインサートワー
クと共に成形品を成形するインサート成形用の金型装置
において、前記固定側の固定側型板にインサートワー
ク、あるいは、インサートワークと共に成形された成形
品後端に当接する部材を配設し、該部材をインサートワ
ークあるいはインサートワークと共に成形された成形品
に押圧して排出する、前記金型の開閉方向と直交する方
向に摺動する機構を有する排出手段を前記固定側型板に
取り付けたので、排出手段を取り付けても固定側型板群
を薄く形成することができる。また、固定側型板群を薄
く形成することができるため、キャビティーまで形成す
る排棄部分を短くすることができ、結果さらに、その排
棄部分に流入・残留する樹脂の無駄を減少させることが
できる。樹脂流入不良が起った際も、また、成形機やロ
ボットなどの調整時においてもインサートワークを容易
にキャビティーより取り除くことができ、生産性を上げ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例射出成形時の正断面図であ
る。
【図2】図1の成形品取り出し時の正断面図である。
【図3】図2のa部拡大図である。
【図4】本発明の第2実施例射出成形時の正断面図であ
る。
【図5】図4のスライドバーと歯車の側面図である。
【図6】図4の成形品取り出し時の正断面図である。
【図7】本発明の第3実施例射出成形時正断面図であ
る。
【図8】図7の成形品取り出し時の正断面図である。
【図9】本発明の第4実施例射出成形時正断面図であ
る。
【図10】図9の成形品取り出し時の正断面図である。
【図11】従来装置のインサートワーク装着時の正断面
図である。
【図12】図11の射出成形時の正断面図である。
【符号の説明】
1 成形機 2 固定側取付け板 3 可動側取付け板 4 金型装置 5 固定側型板 5a エアー通路 6 キャビティープレート 7 キャビティー 8 キャビティーブロック 9 スライドバー 10 カム溝 11 排出ピン 12 連結ピン 14 エジェクターボックス 15 第2キャビティープレート 16 キャビティー 17 キャビテイーブロック 18 キャビテイー 19 エジェクタープレート 20 エジェクターピン 21 ガイドピン 22 スライドバー 23 ラックギヤ 24 傾斜面 25 歯車 26 排出ピン 27 回転軸 29 傾斜面 30 シャトル 31 チューブ 33 ストッパー部材 34 排出ピン 35 鍔部 W インサートワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/00 - 33/76 B29C 45/00 - 45/74

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くとも固定側のキャビティー内にイン
    サートワークを挿入し、そのインサートワークと共に成
    形品を成形するインサート成形用の金型装置において、
    前記固定側の固定側型板にインサートワーク、あるい
    は、インサートワークと共に成形された成形品後端に当
    接する部材を配設し、該部材をインサートワークあるい
    はインサートワークと共に成形された成形品に押圧して
    排出する、前記金型の開閉方向と直交する方向に摺動す
    る機構を有する排出手段を前記固定側型板に取り付けた
    ことを特徴とする金型装置。
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