JP3324055B2 - 連続熱間圧延材走間接合装置 - Google Patents
連続熱間圧延材走間接合装置Info
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- JP3324055B2 JP3324055B2 JP09671796A JP9671796A JP3324055B2 JP 3324055 B2 JP3324055 B2 JP 3324055B2 JP 09671796 A JP09671796 A JP 09671796A JP 9671796 A JP9671796 A JP 9671796A JP 3324055 B2 JP3324055 B2 JP 3324055B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートバーを連続
的に熱間圧延し、ホットストリップを製造する連続熱間
圧延装置に関し、特に圧延速度で自走しながらシートバ
ーを接合し、連続的に圧延するための接合装置に関する
ものである。
的に熱間圧延し、ホットストリップを製造する連続熱間
圧延装置に関し、特に圧延速度で自走しながらシートバ
ーを接合し、連続的に圧延するための接合装置に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、熱間圧延ラインでは、加熱炉で加
熱されたスラブは１本ずつ抽出され、断続的に粗圧延及
び仕上圧延されていた。そのため、ストリップ先端及び
後端は仕上圧延機とコイラーの間で張力のかからない状
態となり、ストリップの圧延速度を大きくすることがで
きなかったり、また、先端及び後端まで均一な製品が得
難い等といった、生産性の面や品質面で問題があった。
熱されたスラブは１本ずつ抽出され、断続的に粗圧延及
び仕上圧延されていた。そのため、ストリップ先端及び
後端は仕上圧延機とコイラーの間で張力のかからない状
態となり、ストリップの圧延速度を大きくすることがで
きなかったり、また、先端及び後端まで均一な製品が得
難い等といった、生産性の面や品質面で問題があった。
【０００３】この問題に対し、近年、シートバーを連続
的に熱間圧延するために、圧延中の走行圧延材の後端部
と後行圧延材の先端部とを突き合わせて接合し、この接
合したシートバーを連続圧延する方法が多数提案されて
いる。接合装置については、接合装置以外のテーブルロ
ールとの乗り移りを考慮して、接合装置の入側及び出側
にテーブルロールが搭載されていた。
的に熱間圧延するために、圧延中の走行圧延材の後端部
と後行圧延材の先端部とを突き合わせて接合し、この接
合したシートバーを連続圧延する方法が多数提案されて
いる。接合装置については、接合装置以外のテーブルロ
ールとの乗り移りを考慮して、接合装置の入側及び出側
にテーブルロールが搭載されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
場合はロールピッチが開きすぎ、バー先端が接合装置内
を通過する接合材料１本目、あるいは非連続材料通板時
の通板安定性に問題があった。
場合はロールピッチが開きすぎ、バー先端が接合装置内
を通過する接合材料１本目、あるいは非連続材料通板時
の通板安定性に問題があった。
【０００５】このため、図４に示すように、走間接合装
置１を入出側のクランプ装置間に昇降テーブル９が上昇
可能となる位置に停止させ、走間接合装置より低い位置
に配設された上下に昇降するテーブルロール昇降装置に
よりテーブルロールを上昇させて対応していた。しか
し、上下に昇降するテーブルはストロークが長いため、
基礎深さが深く、既設改造には適さない問題があった。
置１を入出側のクランプ装置間に昇降テーブル９が上昇
可能となる位置に停止させ、走間接合装置より低い位置
に配設された上下に昇降するテーブルロール昇降装置に
よりテーブルロールを上昇させて対応していた。しか
し、上下に昇降するテーブルはストロークが長いため、
基礎深さが深く、既設改造には適さない問題があった。
【０００６】本発明は、これら従来技術の課題を有利に
解決して、走間接合装置下の昇降テーブルをコンパクト
にすることで基礎深さを軽減し、既設改造規模を大幅に
低減できる連続熱間圧延材走間接合装置を提供すること
を目的とするものである。
解決して、走間接合装置下の昇降テーブルをコンパクト
にすることで基礎深さを軽減し、既設改造規模を大幅に
低減できる連続熱間圧延材走間接合装置を提供すること
を目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は次のとお
りである。搬送テーブルによって搬送されている先行圧
延材と後行圧延材とを接合する連続熱間圧延材走間接合
装置において、後行圧延材クランプ装置の入側と、先行
圧延材クランプ装置出側と、上記クランプ装置間に各々
１本以上のテーブルロールを配設し、かつ、後行圧延材
及び先行圧延材の下クランプ装置が、それぞれ、前記接
合装置に配設されているテーブルロールから先・後行圧
延材が離間する高さまで上昇し、下降時には前後のテー
ブルロールより下がり、エプロンとして機能可能なこと
を特徴とする連続熱間圧延材走間接合装置。
りである。搬送テーブルによって搬送されている先行圧
延材と後行圧延材とを接合する連続熱間圧延材走間接合
装置において、後行圧延材クランプ装置の入側と、先行
圧延材クランプ装置出側と、上記クランプ装置間に各々
１本以上のテーブルロールを配設し、かつ、後行圧延材
及び先行圧延材の下クランプ装置が、それぞれ、前記接
合装置に配設されているテーブルロールから先・後行圧
延材が離間する高さまで上昇し、下降時には前後のテー
ブルロールより下がり、エプロンとして機能可能なこと
を特徴とする連続熱間圧延材走間接合装置。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
【０００９】図１は、本発明の走間接合装置１が被接合
材１１を通板させる状態を示している。後行圧延材下ク
ランプ装置８及び先行圧延材下クランプ装置７はパスラ
インより低く位置しており、本発明の各クランプ装置前
後のテーブルロール２、３、４により、連続化材１本目
及び被連続材が通板可能となる。なお図１において、５
は先行圧延材クランプ装置、６は後行圧延材クランプ装
置、９は昇降テーブル装置、１０は圧延方向を示す。
材１１を通板させる状態を示している。後行圧延材下ク
ランプ装置８及び先行圧延材下クランプ装置７はパスラ
インより低く位置しており、本発明の各クランプ装置前
後のテーブルロール２、３、４により、連続化材１本目
及び被連続材が通板可能となる。なお図１において、５
は先行圧延材クランプ装置、６は後行圧延材クランプ装
置、９は昇降テーブル装置、１０は圧延方向を示す。
【００１０】図２は、本発明の走間接合装置１が圧延材
１３、１４をクランプしている状態を示している。この
時、各下クランプ装置７、８は、圧延材（熱間バー）１
３、１４が本発明のテーブルロール２，３，４に接しな
い高さまで上昇し、テーブルロールの熱変形を防止する
とともに、熱間バーの局所冷えを防止する。
１３、１４をクランプしている状態を示している。この
時、各下クランプ装置７、８は、圧延材（熱間バー）１
３、１４が本発明のテーブルロール２，３，４に接しな
い高さまで上昇し、テーブルロールの熱変形を防止する
とともに、熱間バーの局所冷えを防止する。
【００１１】
【実施例】図３は、この発明の実施態様の１例を示す概
略説明図である。台車内ロール２、３、４の間隔は、ロ
ール間配設のクランプ装置強度確保の目的から、通常の
ロールピッチ（８００mm〜９００mm）より延長せざるを
得ないが、バー先端通過時のトップタレ対策として、最
大１４００mm以内とし、通常の通板にも支障の無い範囲
とする。
略説明図である。台車内ロール２、３、４の間隔は、ロ
ール間配設のクランプ装置強度確保の目的から、通常の
ロールピッチ（８００mm〜９００mm）より延長せざるを
得ないが、バー先端通過時のトップタレ対策として、最
大１４００mm以内とし、通常の通板にも支障の無い範囲
とする。
【００１２】また、下クランプ装置７，８は、下降時に
通常のエプロンと同程度の高さであれば通板問題はない
為、パスラインから５０mm下とし、上昇時は前後の台車
内ロール２、３、４と熱間バーが接触しないように、パ
スラインから５０mm上げるように下クランプ昇降装置１
２のストロークをとれば良い。
通常のエプロンと同程度の高さであれば通板問題はない
為、パスラインから５０mm下とし、上昇時は前後の台車
内ロール２、３、４と熱間バーが接触しないように、パ
スラインから５０mm上げるように下クランプ昇降装置１
２のストロークをとれば良い。
【００１３】このようにすれば、従来、ラインに鉛直に
可動するタイプのシリンダが必要でストロークの２倍の
深さが必要であった基礎深さを、スウィング式の昇降テ
ーブルとすることで、基礎深さを１／２以下にすること
が可能となり、ライン近傍のフロアライン下にオイルセ
ラー等を有する熱延ラインの基礎改造範囲を大幅に低減
し得る。なお、本発明は上記実施例のみに限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り、種々変更
を加えうることは勿論である。
可動するタイプのシリンダが必要でストロークの２倍の
深さが必要であった基礎深さを、スウィング式の昇降テ
ーブルとすることで、基礎深さを１／２以下にすること
が可能となり、ライン近傍のフロアライン下にオイルセ
ラー等を有する熱延ラインの基礎改造範囲を大幅に低減
し得る。なお、本発明は上記実施例のみに限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り、種々変更
を加えうることは勿論である。
【００１４】
【発明の効果】本発明に従い、クランプ前後及び中間に
それぞれ１本以上のロールを配置し、下クランプ装置を
昇降させることにより、スウィング式昇降テーブルの採
用が可能となり、基礎深さ軽減により既設改造規模を大
幅に低減できる効果を奏し得る。
それぞれ１本以上のロールを配置し、下クランプ装置を
昇降させることにより、スウィング式昇降テーブルの採
用が可能となり、基礎深さ軽減により既設改造規模を大
幅に低減できる効果を奏し得る。
【図１】本発明の走間接合装置における被接合材通板状
態の説明図である。
態の説明図である。
【図２】本発明の走間接合装置における接合材クランプ
状態の説明図である。
状態の説明図である。
【図３】本発明の走間接合装置の一実施例である。
【図４】従来の走間接合装置における被接合材通板状態
の説明図である。
の説明図である。
１ 走間接合装置 ２ 台車入側ロール（テーブルロール） ３ 台車中間ロール（テーブルロール） ４ 台車出側ロール（テーブルロール） ５ 先行圧延材クランプ装置 ６ 後行圧延材クランプ装置 ７ 先行圧延材下クランプ装置 ８ 後行圧延材下クランプ装置 ９ 昇降テーブル装置 １０ 圧延方向 １１ 被接合熱間材 １２ 下クランプ昇降装置 １３ 後行圧延材（熱間バー） １４ 先行圧延材（熱間バー）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平３−268882（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B21B 15/00 B21B 1/26
Claims (1)
- 【請求項１】 搬送テーブルによって搬送されている先
行圧延材と後行圧延材とを接合する連続熱間圧延材走間
接合装置において、後行圧延材クランプ装置の入側と、
先行圧延材クランプ装置出側と、上記クランプ装置間に
各々１本以上のテーブルロールを配設し、かつ、後行圧
延材及び先行圧延材の下クランプ装置が、それぞれ、前
記接合装置に配設されているテーブルロールから先・後
行圧延材が離間する高さまで上昇し、下降時には前後の
テーブルロールより下がり、エプロンとして機能可能な
ことを特徴とする連続熱間圧延材走間接合装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09671796A JP3324055B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 連続熱間圧延材走間接合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09671796A JP3324055B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 連続熱間圧延材走間接合装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09276906A JPH09276906A (ja) | 1997-10-28 |
| JP3324055B2 true JP3324055B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=14172505
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09671796A Expired - Fee Related JP3324055B2 (ja) | 1996-04-18 | 1996-04-18 | 連続熱間圧延材走間接合装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3324055B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT201800006117A1 (it) * | 2018-06-07 | 2019-12-07 | Impianto di laminazione per prodotti metallici |
-
1996
- 1996-04-18 JP JP09671796A patent/JP3324055B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09276906A (ja) | 1997-10-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20020514 |
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