JP3461685B2 - 反りの少ない残留応力制御レールの製造方法 - Google Patents

反りの少ない残留応力制御レールの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレール製造中に生じ
る残留応力を制御する冷間軽圧下圧延に際してこれに伴
う形状不良、特に反りを併せて解消する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】レールは上下方向の形状を矯正する目的
で、水平ロールを用いて垂直のローラー矯正を行ってい
る。この矯正工程では残留応力として頭部(Head)
と足部(底部)(Foot)に長手方向引張応力、柱部
に圧縮応力が生じる。これらの残留応力によって頭部は
上ヘ、足部は下へと逆方向に反りかえろうとするので、
腹部(Web)に脆性亀裂ができた場合、亀裂の伝播を
著しく促進させる危険性がある。かつて、米国で実際に
腹部脆性亀裂の伝播によるレールの破損事故があり、大
きな問題となり、この原因の一つにこの残留応力分布が
考えられていた。
【0003】そこで、このような残留応力を冶金的にも
しくは機械的に緩和する方法が提案された。
【0004】冶金的な残留応力制御方法としては、特開
平2−282426号開示での「パ―ライト変態を利用
した、脆性亀裂が頭頂側へ抜けないことを目的とした方
法」が知られているが、腹部脆性亀裂自体をそれほど短
くできていない。
【0005】機械的な残留応力制御方法としては特開平
7−185660号開示での「ロ一ラ―矯正での塑性変
形を軽くすることにより残留応力を軽減する方法」、特
開平6−312216号開示での「ローラー矯正後段で
小径ロ―ルで軽く圧延する方法」すなわち、通常のロー
ラー矯正を行ったレールの頭部および足部はともに引張
残留応力を呈しているが、その後小径ローラでレール頭
部および足部表面層のみを同時に矯正圧延することで該
表面層の長手方向に容易に圧縮の塑性変形を与え、ロー
ラ矯正で発生した引張残留応力を圧縮残留応力に変える
方法が知られている。
【0006】これらのうち、後者の軽圧下圧延の技術は
レ―ルの頭部と足裏の表層に圧縮応力を付加するので、
腹部脆性亀裂の伝播を抑制する残留応力分布が得られ、
手段として比較的簡単であるにもかかわらず抜本的に残
留応力分布が改善される点で、非常に有効である。特に
小径ロールとした理由は塑性変形を頭頂と足裏に限定す
るためであり、全体としての形状をほとんど変えること
なく圧縮残留応力が付与できるからである。
【0007】さらに、この技術では、生産性を落とすこ
となく、4億通トン以上の長寿命のレールが得られるこ
とが開示されている。
【0008】しかし、特開平6−312216号開示の
ロールを上下に千鳥状に配置した曲げ矯正機を通過して
走行するレールを、ロールの直径が100〜600mm
でレールの頭部と接触してレール踏面がレール頭部曲率
と同等ないし1.2倍の曲率半径をもつ凹状断面形状の
上ロールと、該レールの足部に接触して曲率が、200
〜1000mmの凸状断面形状の下ロールとからなる―
対または二対以上の圧下矯正機で、かつへルツ応力が9
00〜3000MPaの範囲で圧下矯正する方法は、矯
正後であるにも関わらず、特に上反り等の形状不良が生
じることがある。この上反りは最大で12mあたり60
mm(曲率半径で300m、二階微分係数換算の曲率で
1.67×10-3-1)にも達し、AREAの規格であ
る12mあたり19mmの反り量を遙かに上回る。この
ような場合、仕上げにプレス矯正を行ったり、再度曲げ
矯正を負荷する等の対応が必要になる。特に、再度の曲
げ矯正を与えることは残留応力制御の効果がなくなるの
で、好ましくない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ローラ矯正
後に残留応力制御するレールの冷間軽圧下圧延で生じる
上下方向の反りを、その後にプレス矯正や曲げ矯正を行
わないで制御すること、即ち、具体的にはこの軽圧下圧
延を工夫することによって残留応力制御と併せて反り発
生をも制御することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは、ロ
ーラー矯正機で真直に矯正されたレールについてロール
との摩擦条件を変えた軽圧下圧延実験と圧延解析を数多
く試み、低コストでの反りの発生しない残留応力制御方
法を検討した。
【0011】当初はこの上反りを防止するために異周速
での非対称圧延(異周速圧延)による制御方法が考えら
れた。これができれば発生する上反りに合わせて周速を
設定すればよ簡単に反りの制御ができると思われた。
【0012】しかし、まず、この基本データとしてロー
ルからレールへのマーキングの転写で先進率を測定した
ところ、反りの曲率よりも先進率の方が大きく測定さ
れ、レールとロ―ルの間に既に滑りが存在することが判
明した。また、反りで生じるひずみ差より十分大きい2
%までの上側の周速の速い異周速圧延を行ったところ、
上反りのなくなる条件を発見できず、わずかな差では改
善に向かうが、1%以上の異周速ではかえって反りを大
きくしてしまった。さらに、異周速圧延では、レールに
不安定な挙動が生じ、圧延自体が不安定となった。
【0013】このことより、微小の速度差の範囲では制
御可能であるが、異周速圧延のみで反りを制御すること
は技術的に困難であることがわかった。
【0014】レールは矯正されてから軽圧下圧延を通る
ので、形状のばらつきは本来少ない。
【0015】ここで、ロール径が最適ならば、周速の制
御範囲も限定された範囲の調整ができれば、充分であろ
うという可能性が推論された。
【0016】そこで、軽圧下圧延において、ロール径に
対して及ぼす影響について詳細に検討をした結果、以下
のような知見が得られた。
【0017】1)レールを頭部を上にして軽圧下圧延を
行う場合、上下のロール径の比(上ロール径溝底/下ロ
ール径中央)は、どの種類のレールに関しても、0.9
4〜0.98程度が最適である。
【0018】この点について付言すると、反りはレール
の上下(頭部と足部)の長手方向の伸びの差で生じる。
上下同径ロールで圧延すると、頭部(Head)の伸び
が、足部(Foot)の伸びに比べて小さく、これによ
り上反りになる。頭部の伸びが、足部に比べて小さくな
る理由は、今のところ、上下非対称である以外には判っ
ていない。レールの反りの解消には、上(頭部)よりも
下(足裏)の、レールに対するロールの接触面圧を下げ
て、上下の伸びの差を調整するのが最も合理的である。
【0019】そこで、ロール径を上(頭部)より下側で
大きくすると、上側では接触面圧が少ないので、その
分、応力が高く、大きく伸びることとなる。
【0020】一方、下側では、この逆で、応力(面圧)
が分散して、降伏応力に達しない領域が増えて、上側ほ
ど大きくは伸びない。
【0021】この差を利用して反りを抑え込む。
【0022】このようにして、前述した上下のロール径
の比(上ロール径溝底/下ロール径中央)が0.94〜
0.98の範囲だと、軽圧下圧延してもレールに反りが
生じず、安定して上反りと下反りが基準内に入ることが
分った。
【0023】又、ロールは、レールの最終形状に関係す
るため、品種毎にロール径を交換する必要があるので、
逆にこのことは、実際上も各品種毎に最適なロールを入
替えできることを意味しており、前述のことを適用する
上でも何らの支障もない。
【0024】2)第2の知見は、軽圧下圧延するロール
径(比)が最適であるとき、上下ロールが±0.4%の
周速比の差の範囲内であると、速い方が外側に反る。
【0025】即ち、1)の知見で述べたように、本来
1)項の知見に従えば、実質的に支障のない範囲に反り
がおさめられる筈であるが、それでも何らかの理由で反
りが発生する。
【0026】ロール径は―旦設定すると調整が利かない
ので、何らかの方法で調整の必要がででくる。
【0027】本発明では、前述したことから、この調整
の手法として上下ロ―ルの異周速を適用するもので、知
見1)の前提が整えば、異周速の範囲は、±0.4の周
速比の差の範囲で反りの解消が可能ということを確認し
たのである。
【0028】この際、どちらの側(上下)の周速を速く
するかは、実際の反りがどちら側を向いたかによって決
める。また、異周速の調整範囲は前記のように、非常に
小さなものであるから、非常に制御が難しい。
【0029】そこで本発明では具現化の手段として、例
えば、後述するように、周速の遅い方を非駆動、速い方
を駆動側とし、非駆動側の駆動源との動力伝達機構(ス
ピンドル)を解除すること、或いはさらに非駆動ロール
側にブレーキをかける等で対応するものである。
【0030】本発明はこれらの知見に基づいて構成さ
れ、その要旨は次の通りである。
【0031】(1)レールの製造におけるローラー矯正
後のレールを上下ロールの一方を非駆動にして上下方向
に軽圧下圧延するにあたり、頭部圧延側に相当する上ロ
ール径を、下ロール径よりも小さい径とし、反りが発生
した場合、その反りが外側になる側のロールの周速を、
他のロールの周速よりも速くすることを特徴とする反り
の少ない残留応力制御レールの製造方法。
【0032】(2) 頭部圧延側に相当する上ロ―ル径
は溝底径であり、下ロール径がロール径中央径であるこ
とを特徴とする上記(1)に記載の反りの少ない残留応
力制御レールの製造方法。
【0033】(3) レールの製造におけるローラー矯
正後のレールを上下ロールの一方を非駆動にして上下方
向に軽圧下圧延するにあたり、頭部圧延側に相当する上
ロール溝底径/下ロール中央径が0.94〜0.98と
し、反りが発生した場合、その反りが外側になる側のロ
ールの周速を速くなるように、上下ロールの周速比の差
を±0.4%の範囲で調整することを特徴とする反りの
少ない残留応力制御レールの製造方法。
【0034】(4)上下の周速を調整する方法として、
ロール周速の速い側を駆動側とし、ロール周速の遅い側
を非駆動とすることを特徴とする上記(1)ないし上記
(3)の内のいずれか1つに記載の反りの少ない残留応
力制御レールの製造方法。
【0035】(5)上下の周速を調整する手段として、
ロール周速の速い側を駆動側とし、ロール周速の遅い側
を非駆動とするとともに、非駆動側に所要のブレーキ力
を付与することを特徴とする上記(1)ないし上記
(4)の内のいずれか1つに記載の反りの少ない残留応
力制御レールの製造方法。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に本発明について詳細に説明
する。
【0037】図1はこの発明を実施した装置を示す図で
ある。
【0038】既にローラー矯正を施して真直になったレ
ール1は、上下ロール2、3によって軽圧下圧延され、
残留応力が制御される。このレールは、知見1)に従
い、下ロールの径が大きい(ru<rL)非対称圧延であ
る。ロールの駆動は上下ロール2、3のどちらでもでき
るが、片方が駆動の時のもう一方はアイドルまたはサン
ドブレーキでの抵抗が与えられるようになっている。こ
の圧延機の入側及び出側ではパスラインが固定されるよ
うにピンチロール4〜7がついている。
【0039】図2は、圧延方向より見た軽圧下圧延ロー
ルとレールの位置関係である。レール9は上ロール1
0、下ロール11によって圧下される。ロール径は圧延
の対称軸で定義されるので、図中の矢印のように上ロー
ルは溝低径(ru)、下ロール径(rL)は最大径を意味
する。
【0040】ロール径の比が最適値である0.94〜
0.98より大きいと上反りし、小さいと下反りする。
したがって、好ましくはロール径比(上ロール溝底径/
下ロール中央)は0.94〜0.98であることが望ま
しい。
【0041】ロールの駆動を上下同時に行うとロールと
レールとの間にずれが蓄積され、圧延が不安定となる。
したがって、好ましくは、ロールに与えるわずかな異周
速は片方を駆動とし、もう一方をアイドルまたはトルク
制御のブレーキにすることが望ましい。
【0042】±0.4%以内の周速比の差を与えるに
は、60tonfの軽圧下圧延荷重のとき約0.4to
nf・mの軽いブレーキトルクを与えれば十分である。
軽圧下圧延荷重が最大でも160tonfであるので、
好ましくはブレーキトルクは最大で1tonf・m以
下、通常でも0.2tonf・mであることが望まし
い。なお、周速比△Vは、上ロールの周速をVu、下ロ
ールの周速をVLとすると△V=(Vu/VL)−1で表
すことができる。この△Vを%に換算して±0.4%以
内の周速比の差の範囲にすれば良い。
【0043】
【実施例】本発明者らはロール径比と周速比を変えてロ
―ラ―矯正機で真直に矯正されたレールの軽圧下圧延を
数多く行っており、本発明はレール軽圧下圧延機におい
て実験および検証された。
【0044】実施の対象としたレ―ルはDHH370−
1361bREレール、熱処理無し普通炭素鋼−JIS
60Kレールである。反り評価は10m当たりの反りで
評価し、10mm以下ならば合格〇、5mm以下ならば
良好◎、10mm以上であれば不合格とした。−は下反
りを示す。
【0045】実施例1〜6と比較例1〜2はロール径の
比の最適値と思われる辺りのデータである。どちらのレ
ールでも実施例1〜4の駆動を上下の片方にした条件で
良好な範囲に収まる。実施例5、6の下側で軽いブレー
キを付与した場合は下側へわずかに反るが、その評価は
合格ラインに入っていた。ただし、比較例1、2のよう
に上下両駆動にすると、角速度が等しくなり、無理な周
速比の圧延を強いることとなるので、レールが不規則な
上下動するなど圧延が不安定となり、下反りが大きく発
生する。
【0046】比較例3〜6は、上下ロール径の比が等し
い場合の条件では上反りが大きい。これらの結果からも
下ロール径が上ロール径より大きいことが望ましいこと
がわかる。ただし、このときは比較例5、6の上下両駆
動で比較例1、2のように圧延が不安定になることはな
かった。
【0047】実施例7〜10と比較例7〜12は微少に
ロール径差をつけた例である。この条件では下アイドル
や下側に軽いブレーキを付与した実施例7〜10では反
りは小さく、合格ラインに入っていた。また、比較例
9、10は上アイドルの条件では反りが助長されて合格
ラインに到達はしなかった。わずかに生じる上反りを矯
正するために大きいブレーキトルクを付与した比較例1
1、12およびは上下両駆動した比較例7、8は圧延が
不安定となり、反りは小さくならなかった。
【0048】比較例13〜16と実施例11〜14は、
大きめにロール径差をつけたものの例である。これらの
条件では比較例13、14の下アイドルの条件では下反
りが助長されることとなってしまうが、実施例11、1
2の上アイドルや実施例13、14の上側に軽いブレー
キトルクを付与すると下反りがなくなる。このときも比
較例15、16のように上下両駆動にすると圧延するの
に無理な周速をレールに強いるので、圧延が不安定とな
った。また、下反りとなってしまった。
【0049】比較例17〜26は、上ロールを下ロール
に比べて大きくした例である。どちらの種類のレールで
も上ロールが大きい場合は下ロールをアイドルにした
り、下ロール側に軽いブレーキトルクを付与しても合格
値までは良くならない。また、強いブレーキトルクでは
逆に上反りが大きくなる。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】
【表3】
【0053】
【発明の効果】軽圧下圧延において発生する反りをロ―
ル径の交換とわずかな調整で形状制御できるようにな
り、低コストの上で、残留応力制御されて、かつ、反り
を制御した形状のよいレールの製造ができるようになっ
た。また、この軽圧下圧延で端部に近いところまで圧延
されるので、端部に近いところまで若干ながらの矯正を
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した装置を示す図である。
【図2】圧延方向より見た軽圧下圧延ロールとレールの
位置関係を示す図である。
【符号の説明】
1 矯正を通した真直なレール 2 軽圧下圧延機の上ロール 3 軽圧下圧延機の下ロール 4 入側上のピンチロール 5 入側下のピンチロール 6 出側上のピンチロール 7 出側下のピンチロール 8 搬送ローラーテーブル 9 レール 10 上ロール 11 下ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−312216(JP,A) 特開 平10−166057(JP,A) 特開 昭58−167001(JP,A) 実開 平3−9222(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 1/08 B21D 3/05

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レールの製造におけるローラー矯正後の
    レールを上下ロールの一方を非駆動にして上下方向に軽
    圧下圧延するにあたり、頭部圧延側に相当する上ロール
    径を、下ロール径よりも小さい径とし、反りが発生した
    場合、その反りが外側になる側のロールの周速を、他の
    ロールの周速よりも速くすることを特徴とする反りの少
    ない残留応力制御レールの製造方法。
  2. 【請求項2】 頭部圧延側に相当する上ロ―ル径は溝底
    径であり、下ロール径がロール径中央径であることを特
    徴とする請求項1に記載の反りの少ない残留応力制御レ
    ールの製造方法。
  3. 【請求項3】 レールの製造におけるローラー矯正後の
    レールを上下ロールの一方を非駆動にして上下方向に軽
    圧下圧延するにあたり、頭部圧延側に相当する上ロール
    溝底径/下ロール中央径が0.94〜0.98とし、反
    りが発生した場合、その反りの外側のロールの周速を遅
    くして、上下ロールの周速比の差を±0.4%以内の範
    囲で調整することを特徴とする反りの少ない残留応力制
    御レールの製造方法。
  4. 【請求項4】 上下ロールの周速を調整する方法とし
    て、ロール周速の速い側を駆動側とし、ロール周速の遅
    い側を非駆動とすることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3の内のいずれか1つに記載の反りの少ない残留応
    力制御レールの製造方法。
  5. 【請求項5】 上下ロールの周速を調整する手段とし
    て、ロール周速の速い側を駆動側とし、ロール周速の遅
    い側を非駆動とするとともに、非駆動側に所要のブレー
    キ力を付与することを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれか1つに記載の反りの少ない残留応力制御レ
    ールの製造方法。
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