JP3323039B2 - 車載用電力変換装置 - Google Patents

車載用電力変換装置

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JP3323039B2
JP3323039B2 JP20945095A JP20945095A JP3323039B2 JP 3323039 B2 JP3323039 B2 JP 3323039B2 JP 20945095 A JP20945095 A JP 20945095A JP 20945095 A JP20945095 A JP 20945095A JP 3323039 B2 JP3323039 B2 JP 3323039B2
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隆志 古籐
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  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用電力変換装
置に関し、特に車両に搭載されたエンジンの始動を行う
と共にエンジンの駆動トルクの補助を行う誘導機を備え
た車載用電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8(A),(B)は、従来の車載用の
電力変換装置51を用いたハイブリッドカーの制御シス
テムの一例のブロック図である。図8(A),(B)に
示すように、ハイブリッドカーの制御システムは、次に
説明する電力変換装置51からの制御信号に応じて回転
する誘導機(IM)52と、該誘導機52の出力が補助
駆動源として機能するエンジン53と、該エンジン53
の回転数を検出し、検出した回転数を前記電力変換装置
51にフィードバックする回転センサ(回転数信号発生
手段)54とを備えている。
【0003】前記電力変換装置51は、誘導機52を駆
動するための電流振幅基準および周波数基準等の電流基
準を生成する電流制御部56と、誘導機52の回転速度
に対応する周波数のPWM(パルス幅変調)信号を生成
するPWM制御部57と、バッテリ55から供給される
直流を交流に変換するインバータ58とを備えている。
符号59は、平滑用のコンデンサである。前記電流制御
部56は、回転センサ54からの回転センサ信号(回転
数)および始動開始のスタート信号に基づき始動開始信
号を生成する始動制御部56aと、前記始動開始信号と
回転センサ信号とに基づき誘導機52を制御する電流基
準を生成する電流制御部56bとを備えている。
【0004】以上のように構成された制御システムにお
いて、エンジン53の始動時には、電流制御部56が前
記スタート信号と回転センサ信号とを受け、これらの2
つの信号に基づいて電流基準を生成し、PWM制御にて
誘導機52に流す電流を制御し、誘導機52を電動機と
して動作させることによりエンジン53の始動を行って
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車載用電力変換装置を用いた制御システムの構成では、
エンジン53の始動時において回転センサ54が故障し
た場合には誘導機52の速度検出ができないため、電流
制御部56にて前記電流基準を生成することができず、
また、誘導機52の速度(即ち,エンジン速度)が検出
できないため、エンジン53が始動したか否かを判定で
きず、始動制御を行うことができない。そこで、本発明
は、エンジンの回転数信号発生手段が故障を起している
場合においても、エンジンの始動制御およびエンジンの
駆動トルク補助が可能な車載用電力変換装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、車両に搭載されたエンジ
ンの回転数に対応した信号を発生する回転数信号発生手
段と、バッテリから供給される直流を交流に変換するイ
ンバータと、該インバータから出力される交流により前
記エンジンを始動させると共にエンジンの駆動トルクを
補助する誘導機とを備えた車載用電力変換装置におい
て、前記回転数信号発生手段の故障を検出する故障検出
手段と、前記誘導機の制御用データを予め格納した制御
用データ格納手段と、前記故障検出手段が回転数信号発
生手段の故障を検出した場合に、前記制御用データ格納
手段に格納された制御用データに基づいて誘導機を制御
するように切り替える切替手段とを備えたことを特徴と
する。
【0007】また、バッテリとインバータとの間に流れ
る電流を検出する電流検出手段を備え、該電流検出手段
により検出され電流に基づいて前記誘導機によるエンジ
ンの始動を終了させる制御を行うようにしたことを特徴
とする。
【0008】請求項1記載の発明によれば、故障検出手
段が回転数信号発生手段の故障を検出した場合に、切替
手段は制御用データ格納手段に格納された制御用データ
に基づいて誘導機を制御するように切り替える。従っ
て、回転数信号発生手段が故障した場合においても、誘
導機によりエンジンの始動制御およびエンジンの駆動ト
ルク補助が可能となる。また、電流検出手段がバッテリ
とインバータとの間に流れる電流を検出し、この検出し
た電流に基づいて誘導機によるエンジンの始動を終了さ
せる制御を行う。従って、回転数信号発生手段が故障し
た場合においても、誘導機の始動制御を終了させること
ができる。
【0009】また、請求項2記載の発明は、エンジンの
正常始動制御時に出力するパルスパターンより遅いパル
スパターンを発生する第1パルスパターン発生手段を備
え、回転数発生信号手段の故障が検出された場合に、前
記第1パルスパターン発生手段から得られた前記遅いパ
ルスパターンに基づいて始動制御を行うことを特徴とす
る。請求項2記載の発明によれば、回転数発生信号手段
の故障が検出された場合に、第1パルスパターン発生手
段から得られたエンジンの正常始動制御時に出力するパ
ルスパターンより遅いパルスパターンに基づいて始動制
御を行う。このようにすれば、エンジン始動トルクが変
動し大きくなった場合でも、図4に示す最大トルクを発
生するすべり周波数fpを越えることなく、エンジンの
始動制御が可能となる。
【0010】また、請求項3記載の発明は、誘導機の温
度を検出する温度センサと、温度をパラメータとした誘
導機の制御用データを格納した温度対応制御用データ格
納手段とを備え、前記温度センサにより得られた温度に
基づいて前記温度対応制御用データ格納手段に格納され
た制御用データを選択し、誘導機への供給電流を制御す
るようにしたことを特徴とする。請求項3記載の発明に
よれば、温度センサが誘導機の温度を検出し、供給電流
制御手段は該検出温度に対応した制御用データを温度対
応制御用データ格納手段に格納された制御用データの中
から選択し、誘導機への供給電流を制御する。このよう
にすれば、温度により変化するエンジンの始動トルクに
合せたトルクを誘導機からエンジンに与えることができ
る。
【0011】また、請求項4記載の発明は、誘導機の温
度を検出する温度センサと、エンジンの始動特性に対応
したパルスパターンを発生する第2パルスパターン発生
手段と、前記温度センサの検出温度に基づき前記第2パ
ルスパターン発生手段からパルスパターンを選択して始
動制御を行う始動制御手段とを備えたことを特徴とす
る。請求項4記載の発明によれば、始動制御手段は、温
度センサの検出温度に基づき第2パルスパターン発生手
段からエンジンの始動特性に対応したパルスパターンを
選択して始動制御を行う。このようにすれば、温度によ
り変化するエンジンの始動トルクに合せたトルクで始動
することができる。
【0012】また、請求項5記載の発明は、バッテリと
インバータとの間に流れる電流を検出する電流検出器
と、該電流検出器により検出したエンジン始動制御時の
電流が予め設定した電流値以上になった場合に、パルス
パターンの周波数上昇を低減する手段によりパルスパタ
ーンを補正し、電流を抑制しながら始動制御を行うこと
を特徴とする。請求項5記載の発明によれば、電流検出
器により検出したエンジン始動制御時の電流が予め設定
した電流値以上になった場合に、パルスパターンの周波
数上昇を低減する手段によりパルスパターンを補正し、
電流を抑制しながら始動制御を行う。このようにすれ
ば、誘導機が発生可能なできるピークトルクを越えるこ
となくエンジン始動を実施できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の発明の実施
形態例に基づいて説明する。なお、既に説明した部分に
は同一符号を付し、重複記載を省略する。
【0014】(1)第1実施形態例 図1(A),(B)は本実施形態例の電力変換装置1を
用いたハイブリッドカーの制御システムのブロック図で
ある。図1(A),(B)に示すように、電流制御部2
は、従来と同様の回転センサ信号とスタート信号とが入
力される始動制御部56aと、該始動制御部56aから
の信号と回転センサ信号とが入力される電流制御部56
bとに加えて、スタート信号が入力されると共に、回転
センサの故障検出後の経過時間を計測して結果を時刻t
として出力するタイマ2aと、該タイマ2aから時刻t
を受け、予めテーブルとして設定されている電流振幅基
準I,周波数基準fに基づき電流基準を生成し出力する
電流基準発生器2bと、故障検出機能を備えた回転セン
サ54Aから回転センサ故障検出信号を受けると電流制
御部56b側から電流基準発生器2b側に切り替わるス
イッチ2cとを備えている。
【0015】次に動作を説明する。 回転センサ54の故障時 前記制御システムにおいて、エンジン53の始動制御開
始時にスタート信号を受けたが、回転センサ54の故障
が検出された場合には、回転センサ故障信号に基づきス
イッチ2cを電流基準発生器2b側に切り替える。この
切替により電流制御部2における制御経路は、従来の始
動制御部56aおよび電流制御部56bを経由する制御
経路から、タイマ2aおよび電流基準発生器2bを経由
する制御経路に切り替えられる。すると、電流基準発生
器2bは、タイマ2aより時刻tを受け取り、予め設定
された電流振幅基準I,周波数基準fに基づいて電流基
準を生成し、PWM制御部57に出力する。
【0016】PWM制御部57は前記電流基準に対応し
た信号をインバータ58に送出し、該インバータ58か
ら前記電流基準に対応した電流振幅および周波数の交流
が誘導機52に供給されて駆動され、エンジン53を始
動する。このようにすれば、回転センサ54が故障した
ために回転センサ信号が入力しなくとも、誘導機52を
駆動しエンジン53を始動することが可能となる。
【0017】回転センサ54の正常時 この場合はスイッチ2cが電流制御部56b側に位置し
ているので、電流制御部2は従来例(図8)と等価にな
り、従来例と同一の動作を行う。
【0018】(2)第2実施形態例 本実施形態例は、回転センサ54が故障した場合におけ
るエンジン53の始動を検出する例である。図2
(A),(B)は本実施形態例の電力変換装置1Aを用
いたハイブリッドカーの制御システムのブロック図であ
る。
【0019】図2(A),(B)に示すように、電力変
換装置1Aを構成する電流制御部2は、前記第1実施形
態例と同一構成である。また、バッテリ55の正極とイ
ンバータ58との間には電流値および電流方向を検出す
る電流検出器3が挿入されている。該電流検出器3の出
力は電流制御部2の上位の監視部(図示せず)に接続さ
れ、該出力が回生方向になった場合に始動制御を停止す
るように制御する。ここに、電流検出器3が「電流検出
手段」をなしている。
【0020】次に動作を説明する。電流基準発生器2b
により設定される周波数fは、エンジンの始動後のアイ
ドリング回転数に相当する周波数以下の値を上限とす
る。この周波数設定により、エンジンの始動後は、誘導
機52の出力周波数より回転数を電気角で換算したエン
ジン53の周波数の方が大きくなり、すべり周波数が負
となる為、誘導機52は力行制御から回生制御となる。
【0021】従って、バッテリ55と電力変換装置1A
との間の直流電流の方向を電流検出器3により検出し、
電流方向が力行(即ち、バッテリの放電方向)から、回
生(即ち、バッテリの充電方向)に変化することを検出
すれば、エンジン53が始動したことを確認できる。こ
のエンジン始動の確認に基づき、誘導機52による始動
制御を終了させる。即ち、エンジン53の回転を検出す
る回転センサ54の故障により、該回転センサ54から
の回転信号が無くても、エンジン53の始動を検出する
ことができ、誘導機52の始動制御を終了させることが
できる。
【0022】(3)第3実施形態例 本実施形態例は、エンジンの始動トルクが変動して大き
くなった場合でも、エンジンの始動が可能な例である。
【0023】図3(A),(B)は本実施形態例の電力
変換装置1Bを用いたハイブリッドカーの制御システム
のブロック図である。本システムでは、パルスジェネレ
ータ54Bがエンジン53の回転数に対応したパルスパ
ターンを発生させている。図3(A),(B)に示すよ
うに、電流制御部2Bは、従来と同様の始動制御部56
aと電流制御部56bとに加えて、スタート信号とパル
スジェネレータ54Bからの故障検出信号が入力され前
述の時刻tを生成するタイマ2fと、該タイマ2fから
時刻tを受け予め決められた加速度のパルスパターンを
発生するパルス発生器2eと、パルスジェネレータ故障
検出信号を受けるとパルスジェネレータ信号側からパル
ス発生器2e側に切り替わるスイッチ2dとを備えてい
る。ここに、パルスジェネレータ54Bが「回転数信号
発生手段」をなし、パルス発生器2eが「第1パルスパ
ターン発生手段」をなしている。
【0024】次に動作を説明する。エンジン53の始動
制御実施時に、電力変換装置1Bがスタート信号を受
け、またパルスジェネレータ54Bの故障が検出された
場合、パルスジェネレータ54B側からパルス発生器2
e側に切り替える。パルス発生器2eは、タイマ2fよ
り時刻tを受け取り、パルスジェネレータ54Bが正常
時の始動制御時に出力するパルスよりも加速度として遅
いパルスパターンを発生する。この加速度の遅いパルス
パターンを用いて、正常時と同様の始動制御を実施しエ
ンジン53の始動を行う。
【0025】例えば、エンジン53の始動トルクは温度
の低下で大きくなり、始動時の負荷が大きくなる。この
ような場合には誘導機52の回転数の立上りが遅くなる
が、本制御方式によれば、電力変換装置1Bの出力周波
数との差であるすべりは、図4に示すように、fsから
fs′に増大する為、出力トルクが大きくなり、エンジ
ンの始動時の負荷の増大に対応する。従って、パルスパ
ターンの加速度を正常時より遅くすることにより、図4
に示す最大トルクを発生するすべり周波数fpを越える
ことなく、エンジンの始動制御が可能となる。このよう
にすれば、エンジンの始動トルクが変動して大きくなっ
た場合でも、誘導機52が発生可能なピークトルクを越
えることなく、エンジンを始動させることが可能とな
る。
【0026】(4)第4実施形態例 本実施形態例は、回転センサが故障していた場合に、エ
ンジンの温度に適合した始動トルクでエンジンを始動す
る例である。
【0027】図5(A),(B)は、本実施形態例の電
力変換装置1Cを用いたハイブリッドカーの制御システ
ムのブロック図である。図5(A),(B)に示すよう
に、誘導機52の近傍には、該誘導機52の温度を検出
する温度センサ4が備えられている。また、電流制御部
2Cは、前記第1実施形態例の電流制御部2と同一構成
であるが、相違点は次に説明する電流基準発生器2gの
入力側に温度センサ4からの温度センサ信号が入力され
ている点である。また、電流基準発生器2bには、温度
をパラメータとする誘導機52の制御用データが格納さ
れている。
【0028】次に動作を説明する。温度センサ4による
検出温度を誘導機52に結合されたエンジン53の温度
とみなす。エンジン53の始動に必要なトルクは、エン
ジン53の温度が低くなる程大きくなる特性に基き(例
えば、低温下のオイル粘性の上昇)、電流基準発生器2
gの電流振幅基準データ,周波数データを温度をパラメ
ータとして設定する。
【0029】即ち、エンジンの温度が低く負荷トルクが
大きい場合は、周波数の立上げを遅くし、図4に示す最
大トルクを出すすべりfpを越えないようにすることで
確実に始動を行い、逆に、エンジンの温度が高く負荷ト
ルクが小さい場合は、周波数の立上げを速くし、始動の
応答性を良くすることが可能となる。このようにすれ
ば、回転センサ54が故障していた場合に、エンジン5
3の温度(前述の如く本実施形態例では誘導機52の温
度をエンジン53の温度とみなしている)に適合した始
動トルクでエンジン53を始動することが可能となる。
【0030】(5)第5実施形態例 本実施形態例は、負荷トルクが変動する場合でも、エン
ジンの温度に適合させつつ、エンジンの始動を可能とし
た例である。
【0031】図6(A),(B)は本実施形態例の電力
変換装置1Dを用いたハイブリッドカーの制御システム
のブロック図である。図6(A),(B)に示すよう
に、誘導機52の近傍には、該誘導機52の温度を検出
する温度センサ4が備えられ、また、電流制御部2D
は、前記第3実施形態例の電力制御部2Bとほぼ同一構
成であるが(図3(A),(B)参照)、相違点はパル
ス発生器2hの入力側に温度センサ4からの温度センサ
信号が入力されている点である。ここに、パルス発生器
2hは温度をパラメータとするパルスパターンを発生す
る。
【0032】次に動作を説明する。第4実施形態例と同
様に誘導機52に設けられた温度センサの検出温度をエ
ンジン53の温度とみなして、第3実施形態例と同様に
パルス発生器2hの生成するパルスパターンを温度をパ
ラメータとして発生する。
【0033】即ち、エンジンの温度が低く負荷トルクが
大きい場合は、パルスの立上りを遅くしすべり周波数が
図4のfpを越ないようにすることで確実に始動を行
い、逆に、温度が高く負荷トルクが小さい場合は、立上
げを速くして始動の応答性を良くすることが可能とな
る。
【0034】(6)第6実施形態例 本実施形態例は、パルスジェネレータが故障した場合
に、エンジンを始動させ、その始動を検知してエンジン
始動を終了させる例である。
【0035】図7(A),(B)は本実施形態例の電力
変換装置2Eを用いたハイブリッドカーの制御システム
のブロック図である。図7(A),(B)に示すよう
に、前記第2実施形態例(図2(A)参照)と同様に、
バッテリ55とインバータ58との間には電流検出器3
が挿入されている。また、電流制御部2Eは、前記第3
実施形態例の電力制御部2Bとほぼ同一構成であるが、
相違点はパルス発生器2eの入力側に電流検出器3から
の電流方向信号が入力されている点である。
【0036】次に動作を説明する。バッテリ55の電流
値を電流検出器3により検出し、電流値が予め設定され
た電流値以上となった場合には、パルス発生器2eが生
成するパルスパターンの周波数の上昇を抑制する。
【0037】即ち、エンジン53の始動トルクが増大し
た場合には、誘導機52の回転数の立上りが遅くなる
為、電力変換装置1Eの出力周波数との差であるすべり
は図4に示すようにfsからfs′に増加し、出力トル
クが大きくなる。出力トルクの増大に伴いバッテリ55
の直流電流も増大することより、直流電流の測定により
すべりの増大の検出ができる。この電流値が予め設定さ
れた電流値以上となった場合、パルスパターンの周波数
の上昇を抑制することで、電力変換装置1Eの出力周波
数の上昇を抑制し、すべりの増加を抑えることになり、
図4に示す最大トルクを発生するすべりfpを越えるこ
となく制御が可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように各請求項記載の発明
によれば、エンジンの回転数に対応した信号を発生する
回転数信号発生手段と、バッテリから供給される直流を
交流に変換するインバータと、該インバータから出力さ
れる交流により前記エンジンを始動させると共にエンジ
ンの駆動トルクを補助する誘導機とを備えた車載用電力
変換装置において、回転数信号発生手段の故障を検出す
る故障検出手段と、誘導機の制御用データを予め格納し
た制御用データ格納手段と、故障検出手段が回転数信号
発生手段の故障を検出した場合に、制御用データ格納手
段に格納された制御用データに基づいて誘導機を制御す
るように切り替える切替手段とを備えたので、前記回転
数信号発生手段が故障した場合であっても、予め格納さ
れた制御用データに基づいて誘導機を駆動し、該誘導機
の駆動によりエンジンを始動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例のブロック図である。
【図2】本発明の第2実施形態例のブロック図である。
【図3】本発明の第3実施形態例のブロック図である。
【図4】すべり周波数とトルクの関係を示す特性グラフ
である。
【図5】本発明の第4実施形態例のブロック図である。
【図6】本発明の第5実施形態例のブロック図である。
【図7】本発明の第6実施形態例のブロック図である。
【図8】従来の車載用電力変換装置を用いた制御システ
ムのブロック図である。
【符号の説明】
1 電力変換装置 2 電流制御部 2a タイマ 2b,2g 電流基準発生器 2e,2h パルス発生器 3 電流検出器 4 温度センサ 52 誘導機 53 エンジン 54 回転センサ 54A 故障検出機能付の回転センサ 54B パルスジェネレータ 55 バッテリ 57 PWM制御部 58 インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H02M 7/72 H02M 7/72 (72)発明者 清水 邦敏 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日 野自動車工業株式会社内 (72)発明者 山口 誠一 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日 野自動車工業株式会社内 (72)発明者 遠藤 浩二 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝 府中工場内 (56)参考文献 特開 平5−91783(JP,A) 特開 平6−261585(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/408 - 5/412 H02P 7/628 - 7/632 H02P 21/00 F02N 11/00 - 11/14 H02M 7/42 - 7/98 H02P 1/00 - 1/58 H02P 7/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されたエンジンの回転数に対
    応した信号を発生する回転数信号発生手段と、バッテリ
    から供給される直流を交流に変換するインバータと、該
    インバータから出力される交流により前記エンジンを始
    動させると共にエンジンの駆動トルクを補助する誘導機
    とを備えた車載用電力変換装置において、 前記回転数信号発生手段の故障を検出する故障検出手段
    と、 前記誘導機の制御用データを予め格納した制御用データ
    格納手段と、 前記故障検出手段が回転数信号発生手段の故障を検出し
    た場合に、前記制御用データ格納手段に格納された制御
    用データに基づいて誘導機を制御するように切り替える
    切替手段と、 バッテリとインバータとの間に流れる電流を検出する電
    流検出手段と、 該電流検出手段により検出された電流に基づいて前記誘
    導機によるエンジンの始動を終了させる始動終了手段と
    を備えたことを特徴とする車載用電力変換装置。
  2. 【請求項2】 車両に搭載されたエンジンの回転数に対
    応したパルスパターンを発生する回転数信号発生手段
    と、バッテリから供給される直流を交流に変換するイン
    バータと、該インバータから出力される交流により前記
    エンジンを始動させると共にエンジンの駆動トルクを補
    助する誘導機とを備えた車載用電力変換装置において、 前記回転数信号発生手段の故障を検出する故障検出手段
    と、 エンジンの正常始動制御時に出力するパルスパターンよ
    加速度として遅いパルスパターンを発生する第1パル
    スパターン発生手段と、前記故障検出手段が回転数信号発生手段の故障を検出し
    た場合に、前記第1パルスパターン発生手段の出力に基
    づいて誘導機を制御するように切り替える切替手段とを
    備えたことを特徴とする車載用電力変換装置。
  3. 【請求項3】 車両に搭載されたエンジンの回転数に対
    応した信号を発生する回転数信号発生手段と、バッテリ
    から供給される直流を交流に変換するインバータと、該
    インバータから出力される交流により前記エンジンを始
    動させると共 にエンジンの駆動トルクを補助する誘導機
    とを備えた車載用電力変換装置において、 前記回転数信号発生手段の故障を検出する故障検出手段
    と、 誘導機の温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出 温度をパラメータとした誘導機の
    制御用データを格納した温度対応制御用データ格納手段
    と、前記故障検出手段が回転数信号発生手段の故障を検出し
    た場合に、前記温度対応制御用データ格納手段に格納さ
    れた制御用データに基づいて誘導機を制御するように切
    り替える切替手段とを備えたことを特徴とする車載用電
    力変換装置。
  4. 【請求項4】 車両に搭載されたエンジンの回転数に対
    応したパルスパターンを発生する回転数信号発生手段
    と、バッテリから供給される直流を交流に変換するイン
    バータと、該インバータから出力される交流により前記
    エンジンを始動させると共にエンジンの駆動トルクを補
    助する誘導機とを備えた車載用電力変換装置において、 前記回転数信号発生手段の故障を検出する故障検出手段
    と、 誘導機の温度を検出する温度センサと、前記温度センサの検出温度をパラメータとしたエンジン
    の始動制御時に出力するパルスパターンを発生する第2
    パルスパターン発生手段と、 前記故障検出手段が回転数信号発生手段の故障を検出し
    た場合に、前記第2パルスパターン発生手段の出力に基
    づいて誘導機を制御するように切り替える切替手段とを
    備えたことを特徴とする車載用電力変換装置。
  5. 【請求項5】 バッテリとインバータとの間に流れる電
    流を検出する電流検出器を備え、 該電流検出器により検出したエンジン始動制御時の電流
    が予め設定した電流値以上になった場合に、パルスパタ
    ーンの周波数上昇を低減する手段によりパルスパターン
    を補正し、電流を抑制しながら始動制御を行うことを特
    徴とする請求項2記載の車載用電力変換装置。
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