JP3322122B2 - リンクチェーンの伸び量測定装置 - Google Patents

リンクチェーンの伸び量測定装置

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JP3322122B2
JP3322122B2 JP10216496A JP10216496A JP3322122B2 JP 3322122 B2 JP3322122 B2 JP 3322122B2 JP 10216496 A JP10216496 A JP 10216496A JP 10216496 A JP10216496 A JP 10216496A JP 3322122 B2 JP3322122 B2 JP 3322122B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はリンクチェーンの
伸び量測定装置に係わり、更に詳しくは製鉄所における
連続製造ラインのループセクション内等に設けられるリ
ンクチェーンの伸び量を測定するリンクチェーンの伸び
量測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製鉄所等の表面処理鋼板の連続製造ライ
ンは、一般的に図7のような基本構成になっている。コ
イル状に巻かれた鋼板30はペイオフリール31で巻き
解され、先端が先行する鋼板の末端に溶接機32で溶接
接続される。先行鋼板に接続されて繰り出された鋼板3
0は、ループコントロールを行なうループセクション3
3を通過後表面処理セクション34で処理される。表面
処理された鋼板30は引続き類似のループセクション3
5を経てシャー36で一定の長さに切断されてから、テ
ンションリール37で再度コイル状に巻き取られて次工
程に搬出される。
【0003】このような連続製造ラインの生産能率向上
と品質保持のために、表面処理セクション34では鋼板
30を所定の速度で連続的に搬送することが必要にな
る。そのために、鋼板30を滞留させ或いは放出させる
ために、ループコントロール機能を果たすループセクシ
ョン33と35が表面処理セクション34の上流側と下
流側に設置されている。
【0004】ループセクション33内の鋼板30は数本
の固定ロール33aと垂直方向に昇降するルーパーキャ
リッジ33cに取付けられた移動ロール33bとの間を
縫って懸け渡されている。ルーパーキャリッジ33cが
上昇すると鋼板30がループセクション33内に蓄えら
れ、下降すると放出される構造になっている。このルー
パーキャリッジ33cを水平に保ちながら昇降させる構
成部材として4本のリンクチェーン33eが設けられて
いる。
【0005】リンクチェーン33eの一部は、ルーパー
キャッジ33cに固定されている。そして、ループの途
中が、上下のスプロケットホイール33d及び33fに
噛合っている。一方のスプロケットホイール33fを電
動機33gで正逆回転させると、ルーパーキャリッジ3
3が昇降する。鋼板30は水平に保持されながら、昇降
するルーパーキャリッジ33cに取付けられた移動ロー
ル33bに懸回して搬送される。
【0006】したがって、4本のリンクチェーン33e
の中の1本でも摩耗して伸びが発生すると、ルーパーキ
ャリッジ33cは水平保持が不能になる。この結果、搬
送される鋼板30が蛇行して不安定な操業や設備故障、
ひいては耳部折れ込み等の品質異常が生じる。このた
め、保全担当者は設備の運転停止時を利用してリンクチ
ェーン33eの各リンク間の摩耗による伸び量を測定し
て、リンクチェーン33eの伸び状態の点検を実施して
いる。
【0007】図8,9にリンクチェーン33eの構造を
拡大図で示した。リンクチェーン33eは一対の外リン
グ40と、外リンク40と内外交互に配置される一対の
内リンク41と、外リンク40と内リンク41を連結す
るリンクピン42と、リンクピン42に回転自在に軸支
されているローラ10と、さらにリンクピン42とロー
ラ10の間、又は、リンクピン42と内リンク41の間
には中間材としてのスリープ43とを順次連結して構成
されている。
【0008】また、リンクチェーン33eには、常に張
力が働いておりリンクピン42やリンクピン42が嵌装
されている外リンク42のリンクピン嵌装用穴44及び
スリーブ43とスリーブ43が嵌装されている内リンク
41のスリーブ嵌装用穴45の間には常に荷重が加って
いる。更に、スプロケットホイール33d,33fに噛
み合う位置では、回転力も加えられる。
【0009】このため、リンクピン42や、スリーブ4
3や、リンクピン嵌装用穴44や、スリーブ嵌装用穴4
5が摩耗して隙間g1 とg2 ができると、リンクチェー
ン33eは使用時間が多くなるにつれて、1リンク当り
1 +g2 だけ伸びてくる。この伸びの度合いが一定値
を超えると、ルーパーキャリッジ33cを保持している
4本のリンクチェーン33eの長さにバラツキが生じ
て、ルーパーキャリッジ33cの水平保持が不可能とな
り結果的に前述のような操業が不安定になる。
【0010】従来のリンクチェーン33の伸び量を測定
している状態が、図10と図11に示されている。図1
0,11において、46はループセクション33,35
の両側に組立てられて点検者が乗る足場、47はスケー
ルである。足場46は、リンクチェーン33eの高さの
中段付近に設けられている。図示を省略したが、この外
に足場46を支える柱や電動機33gの手動用の遠隔ス
イッチ等も準備される。
【0011】点検は、図で模式的に示したように足場4
6の上に点検者が乗り、ほぼスケール47に相当する長
さの区間毎に電動機33gの手動切換でルーパーキャリ
ッジ33cを昇降させる。そして、停止状態で図8のよ
うに一定範囲のリンクにスケール47を当てて、伸び状
態の目視測定を行なう。目視により伸び量が所定の基準
内に納まっているかどうかが、点検者により確認される
という方法で点検が行われていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のリンクチェーン
33eの点検方式は上記のように、足場46の組立後手
動で電動機33gを間欠操作して、リンクチェーン33
eの測定位置を移動させながらスケール47を当てて目
視測定によって点検するようになっていた。したがっ
て、リンクチェーン33eの伸び量の測定が視差や熟練
度等により不正確になるばかりか、両側の足場46の設
置や人為的な点検作業で行われるのでムダな労力や時間
が費やされる等の問題点があった。
【0013】この発明は、このような従来の問題点を解
消するためになされたもので、リンクチェーンの各リン
クの摩耗による伸び量の状態を短時間で簡単に、しかも
精度よく測定することのできるリンクチェーンの伸び量
の測定装置を実現することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明は、一定間隔隔
てて回転可能に設けられ、リンクチェーンの張力が働い
ている範囲に載置された後、該リンクチェーンの張力が
働いている範囲に噛み合わされて駆動及び従動回転する
基準用及び比較用の一対のスプロケットと、該一対のス
プロケットにおける基準用のスプロケットの一定回転角
の始端と終端の位置を検出する回転位置検出手段と、該
回転位置検出手段の検出した基準用のスプロケットの回
転角に対応する比較用のスプロケットの回転角を検出す
る回転角検出手段と、該回転角検出手段の検出した回転
角に基づいて前記リンクチェーンの伸び量を演算するリ
ンクチェーン伸び量演算手段と、該リンクチェーン伸び
量演算手段の演算した伸び量を表示するリンクチェーン
伸び量表示手段とを備えたリンクチェーンの伸び量測定
装置を構成したものである。
【0015】また、回転角検出手段により、基準用のス
プロケットの一回転に対応する比較用のスプロケットの
回転角を検出するリンクチェーンの伸び量測定装置を構
成したものである。さらに、リンクチェーン伸び量演算
手段により下記の一次式(1) を用いてリンクチェーンの
伸び量を演算するリンクチェーンの伸び量測定装置を構
成したものである。 記 △Lx =(360−θx )a+b …(1) ただし、△Lx :伸び量 θx :比較用のスプロケットの回転角 a,b:定数 x :1,2,…n
【0016】機構部をリンクチェーンに載置して電動機
を駆動すると、基準用のスプロケットホイールが噛合歯
をチェンローラに噛合わせて回転しながら機構部を上昇
させる。同時に、所定間隔離れた一対構造の比較用のス
プロケットホイールも、リンクチェーンに噛み合って追
随して回転する。比較用のスプロケットホイールの噛合
経路に伸びがないときは、一対のスプロケットホイール
の回転位相が同期していて2つのスプロケットホイール
の回転角は一致する。
【0017】測定用のスプロケットホイールの噛み合っ
た経路のリンクチェーンが伸びていると、両者の回転位
相がズレて回転角範囲終端のローラが伸びた量だけプラ
ス側に変位する。そこで、基準用スプロケットホイール
が1回転して測定点に到達した瞬間に、回転角検出セン
サがそのときの回転角を読取る。回転角検出センサが読
取った回転角は演算回路に出力され、演算回路が一次式
で表された補正式を用いてリンクチェーンの伸び量が算
出される。算出されたリンクチェーンの伸び量は記憶回
路に記憶されてから、プリンターにプリントアウトされ
てリンクチェーンの交換等の故障対策の要否が判断され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施形態1 以下、この発明の実施形態を、図面を用いて説明する。
図1は本発明の実施形態1の機構部の基本構成を示す説
明図、図2はこの発明の実施形態1の処理部のブロック
図である。図1において、Mは機構部である。1は機構
部Mの連結バー、2と3は対構造に形成された基準用と
比較用のスプロケットホイールである。一対のスプロケ
ットホイール2と3は、それぞれ円周部にリンクチェー
ンに対応した形状の所定歯数の噛合歯2gと3gが形成
されている。スプロケットホイール2,3は、回転軸2
a,3aを介して上下方向にほぼ測定範囲に対応する間
隔L0 を隔てて連結バー1上に回転可能に取付けられて
いる。
【0019】4はマーキング用の計測孔、6は電動機、
7は回転パルス発信式の比較用の回転角検出センサであ
る。計測孔4はスプロケットホイール2の半径線上で軸
方向に貫設され、電動機6と回転角検出センサ7は回転
軸2aと3aにそれぞれ連結されている。また、8は光
を利用した回転位置検出センサで、計測孔4に対向する
ように水平な半径線上の測定点に固設されている。
【0020】10は前述したリンクチェーン33eのロ
ーラで、前記と同じ符号が付されている。スプロケット
ホイール2と3の噛合歯2gと3gは、間隔L0 だけ離
れたローラ10と順次噛合うようになっている。△θx
(x =1,2,…n 、以下同じ)は比較用スプロケットホイ
ール3のズレ角で、リンクチェーン33eの間隔L0の
範囲内の伸び量△Lx に対応している。ローラ10に従
動して回転する比較用スプロケットホイール3のズレ角
△θx の大きさは、後述するように回転角検出センサ7
の検出した回転角から算出される。
【0021】また、図2のブロック図において、11は
検知回路、12は演算回路、13は補正式、14は記憶
回路、15はプリンタである。検知回路11は回転位置
検出センサ8の検出した基準的な回転角に対応して、回
転角検出センサ7が実際に検出した回転角を絶対値で表
した回転角θx (ここでは、絶対回転角と呼ぶ)を出力
する。また、演算回路12は予め実験的に求められた補
正式13を用いて、検知回路11の出力した絶対回転角
θx から伸び量△Lx を算出する。
【0022】演算回路12の算出したリンクチェーン3
3eの伸び量△L1 ,△L2 …は、記憶回路14に順次
記憶される。さらに、記憶回路14に記憶された伸び量
△L1 ,△L2 …は、必要があればプリンタ15により
プリントアウトされる。補正式13は図示のように絶対
回転角θx の一次式(直線)で表され、aは比例定数
(直線の傾斜)でbは原点における縦軸の値(固有の伸
び量)を示す。
【0023】次に、図1と2に示した基本構成の原理的
な動作を説明する。定速回転する電動機6により基準用
スプロケットホイール2を矢印のように時計方向に回転
すると、基準用スプロケットホイール2の噛合歯2gが
ローラ10に順次噛み合いながら機構部M全体が一定速
度で上昇する。このとき、従動回転する比較用スプロケ
ットホイール3は距離L0 だけ離れた位置で、ローラ1
0に順次噛み合わされて追随した従動的な回転を開始す
る。そして、比較用スプロケットホイール3が噛み合っ
てきた経路のリンクチェーン33eに伸びがない場合
は、スプロケットホイール2と3の回転位相は一致して
いる。したがって、回転角検出センサ7の検出した絶対
回転角θx は、360°になる。
【0024】いま、リンクチェーン33eが間隔L0
(=Lx )に対してΔL1 だけ伸びていると、比較用ス
プロケットホイール3の噛合歯3gに噛み合う回転角範
囲終端のローラ10が破線で示すようにΔL1 だけ上方
に移動する。したがって、比較用スプロケットホイール
3の回転が、伸び量ΔL1 に相当する回転角Δθ1 だけ
遅れることになる。そして、回転位置検出センサ8の計
測孔4の検知と同時に、回転角検出センサ7によって絶
対回転角θ1 が検出される。
【0025】基準用スプロケットホイール2が上記した
比較用スプロケットホイール3の噛合経路を経て更に1
回転すると、回転位置検出センサ8が2度目の検知位置
に到達した計測孔4を検知する。そして、比較用のスプ
ロケットホイール3の2度目の噛合経路に伸びがなくΔ
L2 =0のときは、回転位置検出センサ8が計測孔4を
検出したときと同じタイミングで回転角検出センサ7が
絶対回転角θ2 =360°を検出してからゼロにリセッ
トする。一方、2度目の噛合経路のリンクチェーン33
eに伸びΔL2 (≠0)があると、このときも比較用ス
プロケットホイール3に、伸び量ΔL2 に相当する回転
角Δθ2 の遅れが生じる。そして、同様に、回転角検出
センサ7によって、2度目の絶対回転角θ2 (<360
°)が検知される。
【0026】この場合の回転角検出センサ7と回転位置
検知センサ8の出力波形が、図2の検知回路11に示さ
れている。絶対回転角θ1 ,θ2 は演算回路12に出力
され、前記の補正式〔L=(360−θx )×a+b〕
を用いて伸び量ΔL1 ,ΔL2 が算出される。こうして
算出されたリンクチェーン33eの伸び量ΔL1 とΔL
2 は、前述のように記憶回路14に順次記憶される。そ
して、機構部Mに接続されるプリンター15にプリント
アウトされたΔL1 とΔL2 を利用して、リンクチェー
ン33eの伸び量ΔLが数値でチャート上に表示され
る。
【0027】この発明の実施形態1における機構部Mの
具体的な構造が、図3から図5に示されている。実施形
態1では図5に示されたように、4個のチェーンを一体
に組合わせた4連構造のリンクチェーン33eに本発明
を適用した場合が例示されている。
【0028】図3〜5において、16は機構部Mの本体
である。本体16は連結バー1に相当する前面板16a
と、背面板16bと、この背面板16b を一定の隙間を
空けて保持する保持棒16c 、および固定ネジ16d で
構成されている。保持棒16c と固定ネジ16d は共に
本体16の両側面の4か所に設けられ、各保持棒16c
の両端をヒンジにして背面板16b を開閉可能に連結し
ている(破線図示)。そして、図1,2で説明したスプ
ロケットホイール2等の構成部材には、ここでも同一の
符号が付されて前面板16a に取り付けられている。
【0029】17は前面板16a に取り付けられた処理
部Sのケース、18は前面板16aの裏側の固定ガイ
ド、19は背面板16b側に設けられた可動ライナーで
ある。ケース17の前面はパネルを構成してスイッチや
ランプを有する操作部と表示部が設けられ、内部に前述
の処理部Sや各構成部を制御する制御回路等が収容され
ている。また、固定ガイド18と可動ライナー19は互
いに対向していて、2列のローラ10を案内してスプロ
ケットホイール2,3に噛み合わせる。特に、可動ライ
ナー19はスプリング19a により、常時ローラ10を
前面板16a 側に押圧して噛合歯2gと3gの歯底に接
触させて確実に噛み合わせる。
【0030】この図3〜5で示された実施形態1の場合
は、次々に繋がれてリンクチェーン33eを形成する多
数のリンク40,41のうちで、10個毎に連続的に伸
び量△Lx を測定する構成になっている。このため、一
対のスプロケットホイ−ル2と3の間隔L0 が、10個
のリンクに相当する長さに設定されている。そして、リ
ンクチェーン33eの伸び量△L1 ,△L2 …をスプロ
ケットホイール2と3が1回転当り1回測定するよう
に、それぞれの外周に歯数10枚の噛合歯2gと3gが
形成されている。
【0031】また、20と21は小形のチェーンホイー
ル、22はチェーンホイール20と21に懸けられたチ
ェーンである(以下、図6の(a) ,(b) も参照)。チェ
ーンホイール20と21は、それぞれスプロケットホイ
ール2と3の回転軸2a と3a に固定されている。23
はチェーンホイール21の厚さ方向に貫設された2個の
円弧溝、24はスプロケットホイール3に植設され円弧
溝23に挿通されたピン、25はチェーンホイール21
に植設されたピン、26はピン24と25の先端に懸張
された引張りスプリングである。
【0032】引張りスプリング26の引張力により常に
回転の進み方向に引張力が加わり、リンクチェーン33
eのローラ10とスプロケットホイール3の間に発生す
る遊隙が生じないようになっている。このほか、27は
動力源のバッテリー27を収容する収納箱、28はプリ
ンター15の接続端子、29は自走する本体16の上下
の移動範囲を制御する上下限センサーである。
【0033】このような構造の図3〜6の実施形態1の
動作の一例を、次に説明する。処理設備の運転の休止状
態を利用して、ループセクション33又は35のルーパ
キャリッジ33c を電動機33g で降下させて最低位置
に保持する(図7)。機構部Mの本体16の背面板16
b が、保持棒16c をヒンジにして開閉して本体16を
リンクチェーン33eの下端付近に装着させる。本体1
6をリンクチェーン33eに装着すると図4に示された
ように、ローラ10が固定ガイド18と可動ライナー1
9に挟圧されてスプロケットホィール2と3がそれぞれ
10個離れたローラ10に噛み合わされる。
【0034】ここで、電動機6を駆動してスプロケット
ホィール2の噛合歯2g1 が下のローラ10から順に噛
み合いを始めると、上方のスプロケットホィール3の噛
合歯3gもこれに連れてローラ10から噛合いを開始す
る。同時に、本体16が、リンクチェーン33eに沿っ
て上昇を始める。電動機6によるスプロケットホィール
2の回転力で本体16が上昇してスプロケットホィール
2が1回転すると、噛合歯2gが10枚離れたローラ1
0と噛み合い計測孔4が水平位置に到達することにな
る。
【0035】このとき、回転位置検出センサ8の反対側
の発光素子から投射した光が計測孔4を透過し、この透
過光を受光素子が受光して計測孔4が検知される。この
タイミングで比較用スプロケット3の回転角検出センサ
7で絶対回転角θx が読取られる。このとき、スプロケ
ットホィール3の1回目の噛合経路のリンクチェーン3
3eに伸びがあると、回転角検出センサ7が絶対回転角
θ1 =(360−Δθ1 )を検出する。
【0036】そして、前述のようにして検出された絶対
回転角θ1 は補正式〔L=(360−θ1 )×a+b〕
を用いて、演算回路12で最初の範囲内のリンクチェー
ン33eの伸び量ΔL1 が算出されて記憶回路14に記
憶される。引続いて、スプロケットホィール2が更に1
回転したときの絶対回転角θ2 が同様に演算回路12で
演算され、スプロケットホィール3が噛合した2度目の
測定範囲内の伸び量ΔL2 が記憶回路14に記憶され
る。以下、同様の測定操作が行われて本体16がループ
セクション33または35の上限に達すると、ルーパキ
ャリッジ33c を上昇させ再びリンクチェーン33eの
残された部分の伸び量ΔLx の検出が再開されることに
なる。
【0037】本体16の移動中にローラ10…は可動ラ
イナー19に挟圧されながら固定ガイド18にガイドさ
れるので、噛合歯2g…と3g…に正確に噛み合わされ
る。また、図6に示された遊び(ガタ)の吸収機能を備
えたチェーンホィール20,21をスプロケットホィー
ル2,3に併設したので、リンクチェーン33eの伸び
量ΔLx を正確に検出することができる。このようにし
て、1箇所のリンクチェーン33eの点検が終ると、機
構部Mが取り外されて別のリンクチェーン33eの伸び
量ΔLx の測定が同様動作で実施される。
【0038】なお、上述の本発明の実施形態1では1個
の測定孔でリンク数が10個分の測定範囲の場合で説明
したが、測定孔や測定範囲は適宜増減することもでき
る。測定孔を増やしたり対象のリンク数を減少すれば、
小形で軽量な測定装置が実現できる。さらに、図面に透
過形の回転位置検出センサを示して説明したが、反射形
は勿論のこと、マークを磁気や超音波で検出する磁気検
出器や超音波検出器等を用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】この発明は、一定間隔隔てて回転可能に
設けられ、リンクチェーンの張力が働いている範囲に載
置された後、該リンクチェーンの張力が働いている範囲
噛み合わされて駆動及び従動回転する基準用及び比較
用の一対のスプロケットと、一対のスプロケットにおけ
る基準用のスプロケットの一定回転角の始端と終端の位
置を検出する回転位置検出手段と、回転位置検出手段の
検出した基準用のスプロケットの回転角に対応する比較
用のスプロケットの回転角を検出する回転角検出手段
と、回転角検出手段の検出した回転角に基づいてリンク
チェーンの伸び量を演算するリンクチェーン伸び量演算
手段と、リンクチェーン伸び量演算手段の演算した伸び
量を表示するリンクチェーン伸び量表示手段とを備えた
備えたリンクチェーンの伸び量測定装置を構成した。
【0040】また、回転角検出手段により、基準用のス
プロケットの一回転に対応する比較用のスプロケットの
回転角を検出するリンクチェーンの伸び量測定装置を構
成したものである。さらに、リンクチェーン伸び量演算
手段により下記の一次式(1) を用いてリンクチェーンの
伸び量を演算するリンクチェーンの伸び量測定装置を構
成した。 記 △Lx =(360−θx )a+b …(1) ただし、△Lx :伸び量 θx :比較用のスプロケットの回転角 a,b:定数 x :1,2,…n
【0041】この結果、従来の点検方式のように、伸び
量の測定に視差や熟練度等による測定誤差が生じない。
また、足場の設置が不要で自動的に点検が実施できるの
で、ムダな労力や時間がなく、点検作業を容易に行うこ
とができる。特に、本発明では回転角検出手段で比較用
のスプロケットホィールの回転角を直接検出してディジ
タル信号を出力する角度絶対値出力型に構成したので、
比較側の検出部に基準側の光検出器のような検出器やパ
ルスカウンタ等の部品要素がなくなり検知回路を含む全
体構成を簡単化できる利点がある。
【0042】よって、この発明によれば、リンクチェー
ンの摩耗伸び量を簡単な機構部の構成で、短時間にしか
も精度よく測定できるリンクチェーンの伸び量測定装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態1の機構部の基本構成を示す説
明図である。
【図2】この発明の実施形態1の処理部のブロック図で
ある。
【図3】この発明の実施形態1の構成を示す正面図であ
る。
【図4】図3の側面図である。
【図5】図4の上面図である。
【図6】図5のA部の拡大説明図である。
【図7】この発明を適用する鋼板処理設備の概要図であ
る。
【図8】この発明を適用するリンクチェーン断面図であ
る。
【図9】リンクチェーンの構成を示す分解斜視図であ
る。
【図10】従来点検方式の構成を示す模式図である。
【図11】従来の測定方法を示す模式図である。
【符号の説明】
1 連結バー 2,3 スプロケットホイール 2a,3a 回転軸 2g,3g 噛合歯 4 計測孔(マーク) 6 電動機 7 回転角検出センサ(回転角検出手段) 8 回転位置検出センサ(回転位置検出手段) 10 ローラ 11 検知回路 12 演算回路 13 補正式 14 記憶回路 15 プリンタ 16 本体 33e リンクチェーン L0 間隔 △Lx 伸び量 M 機構部 S 処理部 △θx ズレ角 θx 回転角(絶対回転角) x 1,2,…n
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西森 道男 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−327320(JP,A) 実開 昭57−183541(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 21/22 G01B 21/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定間隔隔てて回転可能に設けられ、リ
    ンクチェーンの張力が働いている範囲に載置された後、
    該リンクチェーンの張力が働いている範囲に噛み合わさ
    れて駆動及び従動回転する基準用及び比較用の一対のス
    プロケットと、 該一対のスプロケットにおける基準用のスプロケットの
    一定回転角の始端と終端の位置を検出する回転位置検出
    手段と、 該回転位置検出手段の検出した基準用のスプロケットの
    回転角に対応する比較用のスプロケットの回転角を検出
    する回転角検出手段と、 該回転角検出手段の検出した回転角に基づいて前記リン
    クチェーンの伸び量を演算するリンクチェーン伸び量演
    算手段と、 該リンクチェーン伸び量演算手段の演算した伸び量を表
    示するリンクチェーン伸び量表示手段とを備えたことを
    特徴とするリンクチェーンの伸び量測定装置。
  2. 【請求項2】 前記回転角検出手段により、前記基準用
    のスプロケットの一回転に対応する比較用のスプロケッ
    トの回転角を検出することを特徴とする請求項1記載の
    リンクチェーンの伸び量測定装置。
  3. 【請求項3】 前記リンクチェーン伸び量演算手段によ
    り下記の一次式(1)を用いてリンクチェーンの伸び量を
    演算することを特徴とする請求項2記載のリンクチェー
    ンの伸び量測定装置。 記 △Lx =(360−θx )a+b …(1) ただし、△Lx :伸び量 θx :比較用のスプロケットの回転角 a,b:定数 x :1,2,…n
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