JP3322049B2 - フレーム支承部材及びフレーム連結構造 - Google Patents

フレーム支承部材及びフレーム連結構造

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JP3322049B2
JP3322049B2 JP01156795A JP1156795A JP3322049B2 JP 3322049 B2 JP3322049 B2 JP 3322049B2 JP 01156795 A JP01156795 A JP 01156795A JP 1156795 A JP1156795 A JP 1156795A JP 3322049 B2 JP3322049 B2 JP 3322049B2
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滋明 羽田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフレーム支承部材及びフ
レーム連結構造に係り、特にドアフレームなどのように
アルミ押出材よりなるフレーム同士をビスで連結する場
合に好適な構造及びそれに用いるフレーム支承部材に関
する。
【0002】
【従来の技術】ドアフレームを組み立てる際に、第4図
の如く第1のフレーム1と第2のフレーム2とを当接
し、ビス3を螺じ込むことが行なわれている。ビスの頭
部がフレーム1の第1側面1aの表面から突出しないよ
うにするために、ビス3は皿ビスとされ、第1のフレー
ム1にはテーパ状の皿孔4が設けられている。なお、こ
の皿孔4は、フレーム1内部にダイス状の雌型加工工具
を挿入し、外側からポンチ状の雄型加工工具で押圧する
ことにより形成される。
【0003】フレーム1の第1の側面1aと対向する第
2の側面1bには、この雌型加工工具を挿入するための
開口5が穿孔されている。皿孔4及び開口5を通して第
2のフレーム2の第1の側面2aにビス3を螺じ込むこ
とによりフレーム1,2同士が連結固定される。
【0004】第5図は別の従来例を示すものであり、第
2のフレーム2Aの第1の側面2aに開口6が設けら
れ、ビス3Aはこの開口6を通過し、フレーム2Aの第
2の側面2bに螺じ込まれている。なお、開口6の縁部
からフレーム2Aの内方に筒部7が突設されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第4,5図に示すフレ
ーム連結構造において、フレーム1,2(2A)同士の
連結強度を高めるためにビス3,3Aを強く螺じ込む
と、フレーム1の第1の側面1aが第4図の2点鎖線
1”aの如く凹に湾曲変形するという問題がある。
【0006】第5図に示すフレーム連結構造において
は、フレーム1の第1の側面1aとフレーム2Aの第2
側面2bとの距離Lが大きいために、ビス3Aの効きが
弱く、フレーム1,2A同士の連結部の剛性が低い。即
ち、ビス3Aと垂直方向にフレーム1に外力が加えられ
ると、ビス3Aが第5図のθ方向に傾いてフレーム1が
ずれ動き易い。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を解決
し、フレーム同士の連結部の強度及び剛性がきわめて高
いフレーム支承部材及びフレーム連結構造を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のフレーム支承
部材は、相対向する平行な第1及び第2の側面と、該第
1の側面に設けられた皿孔と、該第2の側面に設けられ
た、皿孔穿孔用雌型工具を挿入するための開口とを有し
たフレームの中に配置される略筒状の支承部材であっ
て、前記フレームの皿孔から挿入孔にかけて挿通される
ビスが通過する中心孔と、該支承部材の先端面の中央に
該中心孔と同軸状に設けられた、前記第1の側面の皿孔
が嵌合するテーパ部と、該支承部材の後端面の外周縁に
周設された、前記フレームの開口の内周縁部と係合する
切欠状の段部と、該支承部材の後端面から先端に向かっ
て複数条のスリットを設けることによって該スリット同
士の間に形成された、前記中心孔の軸心線に対する径方
向に弾性変形可能な可撓片部と、を備えてなるものであ
る。
【0009】請求項2のフレーム支承部材は、請求項1
において、前記スリットは該支承部材の後端面に対し十
文字状に形成され、これにより4片の前記可撓片部が設
けられていることを特徴とするものである。
【0010】請求項3のフレーム支承部材は、請求項1
又は2において、前記フレーム支承部材の外周面のうち
前記中心孔軸心線方向の途中部分に凹溝が周設されてお
り、前記スリットは該凹溝内まで延設されていることを
特徴とするものである。
【0011】請求項4のフレーム連結構造は、相対向す
る平行な第1及び第2の側面と、該第1の側面に設けら
れた皿孔と、該第2の側面に設けられた、皿孔穿孔用雌
型工具を挿入するための開口とを有した第1のフレーム
に対し第2のフレームを当接し、前記皿孔から開口を通
してビスを第2のフレームに螺じ込むことにより該第1
のフレームと第2のフレームとを連結したフレーム連結
構造において、該第1のフレーム内に請求項1ないし3
のいずれか1項に記載のフレーム支承部材が挿入配置さ
れており、該フレーム支承部材の先端面の前記テーパ部
が第1のフレームの該皿孔に嵌合し、該フレーム支承部
材の後端面の前記段部が第1のフレームの該開口の縁部
に係合しており、該フレーム支承部材の前記中心孔に前
記ビスが挿通されていることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】このフレーム支承部材はフレーム内に挿入配置
され、第1のフレームの第1の側面と第2の側面との間
に介在される。このフレーム支承部材の先端面のテーパ
部と第1のフレームの該第1の側面の皿孔とが嵌合し、
後端面外周縁の段部が第1のフレームの第2の側面の開
口内周縁部に係合することにより、フレーム支承部材の
動きが阻止される。
【0013】第1のフレームの第1の側面の該皿孔から
フレーム支承部材の中心孔及び第2の側面の開口を通し
てビスを第2のフレームに螺じ込むことにより、第1の
フレームと第2のフレームとが連結される。
【0014】この場合、ビスを強く螺じ込んでも、フレ
ーム支承部材が第1の側面と第2の側面との間に介在さ
れているため、該第1の側面が凹むことがない。
【0015】このビスがフレーム支承部材の中心孔に挿
通されているため、ビスの傾動が阻止される。この結
果、第1のフレームが第2のフレームに対しずれること
が防止される。
【0016】なお、請求項2のフレーム支承部材にあっ
ては、可撓片が4片形成されており、該可撓片の付け根
部分はフレーム支承部材の本体側に対し周方向に90°
よりも少し狭い範囲にわたって存在することになり、可
撓片の先端側が弾性変形し易い。
【0017】請求項3のフレーム支承部材にあっては、
この可撓片の付け根側が凹溝によって薄肉化されている
ため、可撓片の先端側が弾性変形し易い。
【0018】このフレーム支承部材は第1のフレームの
第2の側面の開口を通して第1のフレーム内に差し込ま
れるものであるため、このように可撓片が弾性変形し易
いと、フレーム支承部材を第1のフレーム内に押し込む
ことが容易になる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して実施例について説明す
る。
【0020】第2図(a),(b),(c)は実施例に
係るフレーム支承部材8の斜視図、断面図及び背面図で
あり、(b)図は(c)図のB−B線に沿う断面図、
(c)図は(b)図のC−C矢視図である。
【0021】このフレーム支承部材8は、先端面から後
端面まで貫通する中心孔9を有した略円筒状のものであ
る。先端の外径は、第1のフレーム1の開口5よりもご
くわずか小さくしてある。この先端面の中央には、中心
孔9と同軸にテーパ部10が凹設されている。このテー
パ部10は皿孔4と嵌合する大きさ及び形状とされてい
る。
【0022】フレーム支承部材8の軸心線方向の途中部
分の外周面には、凹溝11が周設されている。
【0023】フレーム支承部材8の後端からは、4条の
スリット12が軸心線と平行方向に、該凹溝11内にま
で延在するように切込状に設けられている。なお、4条
のスリット12は、周方向に90°間隔で設けられてい
る。各スリット12同士の間に合計4個の可撓片部13
が設けられている。
【0024】フレーム支承部材8の後端面の外周縁には
段部14が周設されている。このフレーム支承部材8の
後端の外径は、第1のフレームの開口5よりもごくわず
か大とされている。
【0025】第1図はこのフレーム支承部材8を使用し
たフレーム1,2同士の連結構造を示すものであり、フ
レーム支承部材8は開口5を通して第1のフレーム1内
に挿入配置されている。このフレーム支承部材の先端面
のテーパ部10が皿孔4に嵌合し、後端面の段部14が
開口5の内周縁部と係合している。
【0026】可撓片部13が開口5を通過するときに
は、可撓片部13は開口5の内周縁に押されてごくわず
かに内方にたわむ。可撓片部13の大部分が開口5を通
過すると、可撓片部13が拡径方向に復動し、段部14
が開口5の内周縁に係合する。皿孔4、中心孔9及び開
口5を通してビス3を第2のフレーム2の第1の側面2
aに螺じ込むことにより、フレーム1,2が連結され
る。
【0027】この場合、ビス3を強く螺じ込んでも、フ
レーム支承部材8が第1の側面1aと第2の側面2bと
の間に介在されているため、該第1の側面1aが凹むこ
とがない。
【0028】また、このビス3がフレーム支承部材8の
中心孔9に挿通されているため、ビス3の傾斜が阻止さ
れる。この結果、第1のフレーム1が第2のフレーム2
に対しずれることが防止される。
【0029】本実施例のフレーム支承部材8にあって
は、可撓片13が4片形成されており、該可撓片の付け
根部分はフレーム支承部材2Bの本体側に対し周方向に
90°よりも少し狭い範囲にわたって存在している。ま
た、可撓片の先端側が弾性変形し易い。この可撓片13
の付け根側が凹溝11によって薄肉化されているため、
可撓片13の先端側が弾性変形し易い。従って、フレー
ム支承部材8を開口5から第1のフレーム1内に押し込
むことが容易である。
【0030】第3図は第5図の従来例において第2図の
フレーム支承部材8を装着したフレーム連結構造を示し
ている。
【0031】本実施例にあっても、フレーム支承部材8
の先端面のテーパ部10が皿孔4に嵌合し、フレーム支
承部材8の後端面の段部14が開口5の内周縁に係合し
ている。
【0032】第3図の連結構造においても、第1図と同
様の作用効果が奏されると共に、さらに、第1のフレー
ム1の第1の側面1aと第2のフレーム2の第2の側面
2bとの間隔が大きいときでも、フレーム1,1A同士
を強固に連結できる。
【0033】
【発明の効果】以上の通り、本発明のフレーム支承部材
を用いることによりフレーム同士をきわめて容易かつ堅
固に連結できる。
【0034】なお、請求項2のフレーム支承部材は開口
からフレーム内に挿入し易い。請求項3のフレーム支承
部材は可撓片部が拡縮径し易く、また防水性も良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例構造を示すものであり、(a)図は分解
斜視図、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図で
ある。
【図2】実施例に係るフレーム支承部材を示す斜視図、
断面図、及び背面図である。
【図3】別の実施例構造を示すものであり、(a)図は
分解斜視図、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面
図である。
【図4】従来構造を示すものであり、(a)図は分解斜
視図、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図であ
る。
【図5】別の従来構造を示すものであり、(a)図は分
解斜視図、(b)図は(a)図のB−B線に沿う断面図
である。
【符号の説明】
1 第1のフレーム 2 第2のフレーム 3,3A ビス 4 皿孔 5,6 開口 8 フレーム支承部材 9 中心孔 10 テーパ部 11 凹溝 12 スリット 13 可撓片部 14 段部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対向する平行な第1及び第2の側面
    と、該第1の側面に設けられた皿孔と、該第2の側面に
    設けられた、皿孔穿孔用雌型工具を挿入するための開口
    とを有したフレームの中に配置される略筒状の支承部材
    であって、 前記フレームの皿孔から挿入孔にかけて挿通されるビス
    が通過する中心孔と、 該支承部材の先端面の中央に該中心孔と同軸状に設けら
    れた、前記第1の側面の皿孔が嵌合するテーパ部と、 該支承部材の後端面の外周縁に周設された、前記フレー
    ムの開口の内周縁部と係合する切欠状の段部と、 該支承部材の後端面から先端に向かって複数条のスリッ
    トを設けることによって該スリット同士の間に形成され
    た、前記中心孔の軸心線に対する径方向に弾性変形可能
    な可撓片部と、を備えてなるフレーム支承部材。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記スリットは該支
    承部材の後端面に対し十文字状に形成され、これにより
    4片の前記可撓片部が設けられていることを特徴とする
    フレーム支承部材。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記フレーム
    支承部材の外周面のうち前記中心孔軸心線方向の途中部
    分に凹溝が周設されており、 前記スリットは該凹溝内まで延設されていることを特徴
    とするフレーム支承部材。
  4. 【請求項4】 相対向する平行な第1及び第2の側面
    と、該第1の側面に設けられた皿孔と、該第2の側面に
    設けられた、皿孔穿孔用雌型工具を挿入するための開口
    とを有した第1のフレームに対し第2のフレームを当接
    し、 前記皿孔から開口を通してビスを第2のフレームに螺じ
    込むことにより該第1のフレームと第2のフレームとを
    連結したフレーム連結構造において、 該第1のフレーム内に請求項1ないし3のいずれか1項
    に記載のフレーム支承部材が挿入配置されており、 該フレーム支承部材の先端面の前記テーパ部が第1のフ
    レームの該皿孔に嵌合し、 該フレーム支承部材の後端面の前記段部が第1のフレー
    ムの該開口の縁部に係合しており、 該フレーム支承部材の前記中心孔に前記ビスが挿通され
    ていることを特徴とするフレーム連結構造。
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