JP3321980B2 - 誘電体磁器組成物及びこの誘電体磁器組成物を用いた積層型誘電体部品 - Google Patents

誘電体磁器組成物及びこの誘電体磁器組成物を用いた積層型誘電体部品

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波やミリ波等
の高周波領域で使用される誘電体磁器組成物及びこの誘
電体磁器組成物を用いた積層型誘電体部品に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車電話、携帯電話、衛星放送
等、マイクロ波領域の電磁波を利用する通信の増加に伴
い、通信機器や機器を構成する部品の小形化が求められ
ている。誘電体磁器組成物は、これらの通信機器におい
て、共振器やフィルタ材料として用いられており、この
ような誘電体部品を小形化するには、誘電体中の電磁波
の波長が自由空間のときに比べて1/√εrに短縮され
る効果を利用するため、高い誘電率を有する誘電体磁器
組成物が必要となってくる。しかしこのような誘電体部
品の実用化にあたっては、高い導電率を有することの他
にも、マイクロ波領域で低損失であること、及び共振周
波数の温度変化が小さいこと、すなわち誘電率の温度変
化が小さいことが重要である。
【0003】一方、導体と誘電体磁器組成物を積層構造
にすることによって、共振器等の部品を小形化、高性能
化しようとする試みが行なわれている。しかし、マイク
ロ波のような高周波領域で使用する場合、高い誘電率を
持つ導体が必要で、Cu、Au、Ag、或いはそれらの
合金を利用する必要がある。しかも、積層構造にする場
合には誘電体磁器組成物と導体の金属とを同時に焼成す
る必要があるため、導体金属が融解せず、かつ酸化しな
い焼成条件、すなわち、1050℃以下の低温で緻密に
焼結する誘電体磁器組成物が必要となる。さらに、Cu
を電極に用いる場合は低い酸素分圧で緻密に焼結する誘
電体磁器組成物が必要となる。
【0004】無負荷Q値及び誘電率の高い材料として、
現在の高誘電率マイクロ波誘電材料では一般的なBaO
−TiO2−Nd23系のほかに(PbCa)(FeN
b)O3系の鉛系ペロブスカイトが特開平3−1750
90号公報に開示されている。(PbCa)(FeN
b)O3系材料は、100程度の比誘電率と、2〜4GH
zで2000〜3000程度の高い無負荷Q値、及び−
14〜100ppm/℃程度の共振周波数の温度係数を
有している。また低温で焼結できる材料としては、Bi
23−ZnO−Nb25系が特開平4−285046号
公報に開示されている。この材料は850〜1000℃
で焼結し、80以上の比誘電率と、2〜4GHzで100
以上の無負荷Q値、及び−150ppm/℃以上の共振
周波数の温度係数を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の材料のうち、BaO−TiO2−Nd23系材
料は、焼成温度が1300℃程度であり、(PbCa)
(FeNb)O3系材料は1050〜1250℃程度の
ため、高導電率電極と同時焼成ができず、積層構造の誘
電体部品には供することができないという問題点を有し
ていた。またBi 23−ZnO−Nb25は、低温で焼
成できるものの、無負荷Q値が低いという問題点を有し
ていた。
【0006】本発明は高い誘電率、高い無負荷Q値及び
小さい共振周波数の温度係数を有し、しかも低温焼結が
可能な誘電体磁器組成物及びこの誘電体磁器組成物を用
いた積層型誘電体部品を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、酸化鉛、酸化カルシウム、酸化鉄、酸化ニ
オブ及び酸化銅よりなり、(Pb1-xCaxz(Fe1/2
Nb1/21−y(Cu1 /3Nb2w/3y3と表したとき
x,y,z及びwがそれぞれ、0.47≦x≦0.6
9、0.008≦y≦0.05、1.0≦z≦1.0
8、0.0≦w≦1.0の組成範囲にあることを特徴と
する誘電体磁器組成物を用いるものである。
【0008】
【作用】上記構成によって、60以上の比誘電率
(εr)と1000以上のQ・F積、及び絶対値が10
0ppm/℃以下の共振周波数の温度係数(τf)を有
し、900〜1050℃の温度で低温で緻密に焼成可能
な誘電体磁器組成物が実現できることとなる。さらに、
この誘電体磁器組成物を用いることにより、Ag等の内
部導体と同時焼成して得られる小形で高性能な積層型誘
電体部品が実現できることとなる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について詳細
に説明する。
【0010】まず、出発原料として、高純度のPbO、
CaCO 3 、Fe 2 3 とNb 2 5 ,CuOとNb 2 5
をそれぞれ秤量して配合し、(Pb 1-x Ca x )、(Fe
1/2 Nb 1/2 )、(Cu 1/3 Nb 2w/3 )、からなる3種類
の配合物を得た。このとき、上記x、wはモル比を示し
(表1)、(表2)に示した組成比になるように秤量配
合した。次いで上記3種類の配合物を秤量配合して、
(表1)、(表2)に示すモル比y、zの(Pb 1-x
x z (Fe 1/2 Nb 1/2 1-y (Cu 1/3 Nb 2w/3 y
らなる組成の混合粉を得た。
【0011】
【表1】
【0012】
【表2】
【0013】次に、これらの粉末をポリエチレン製のボ
ールミルに入れ、安定化ジルコニア製の玉石及び純水を
加え5〜20時間湿式混合し、得られた混合粉を、アル
ミナ製の容器に入れ、700〜850℃で1〜3時間仮
焼した。その後、仮焼物を再び前記ボールミルに入れ、
安定化ジルコニア製の玉石及び純水を加え、5〜20時
間湿式で粉砕し、原料粉体を得た。次に、この原料粉体
にバインダーとしてポリビニルアルコールの5%溶液を
5〜10wt%加え、32メッシュのふるいを通して造
粒した後、100MPaで直径13mm、厚み5〜7mmの
円柱状に成形した。その後、得られた成形体をマグネシ
ア製の容器に入れ600℃で2時間加熱してバインダー
を焼却した後、850〜1100℃で1〜4時間焼成し
て焼結体を得た。次に、得られた焼結体のうち密度が最
高になる温度で焼成した焼結体について両面を研磨し、
マイクロ波での誘電特性を測定した。測定は誘電体共振
器法によって行い、比誘電率(εr)、Q・F積、共振
周波数の温度係数(τf)を算出した。誘電率及びQ値
の測定において、共振周波数は、2.5〜5GHzであっ
た。τfは−25〜85℃の範囲で測定した。
【0014】結果を(表1),(表2)に示す。(表
1),(表2)において、*印を付したものは本発明の
請求の範囲外の比較例である。(表1),(表2)から
明らかなように、(Cu1/3Nb2w/3)(y)で(Fe
1/2Nb1/2)の一部を置換することによって、低温での
焼結が可能になるが、その置換量yが、0.006以下
では焼成温度が1050℃以下にはならず、0.06以
上では、Q・F積が1000以下まで低下してしまう。
また(Cu1/3Nb2w/3)のwの値が、0.0から1.
0以下の範囲では誘電特性や焼結性を悪化させないが、
1.0より大きくなると焼成温度の高温化とQ・F積の
低下を引き起こす。さらに(Pb1-xCax)(z)が
1.0より小さくなるか、または1.08より大きくな
るとQ・F積が1000以下に低下してしまった。Ca
の置換量の増加に伴い、比誘電率(εr)は低下し、共
振周波数の温度係数(τf)は正から負へと変化してい
くが、置換量xが、0.47より少ないと共振周波数の
温度係数(τf)が+100ppm/℃より大きくなっ
てしまい、0.69より大きいと比誘電率が60以下に
なった。以上の特性と焼結性の変化の原因として、(C
1/3Nb2w/3)成分は焼成温度の低下効果があるが、
これはCuがPb、Nbを中心とする中間生成相である
パイロクロア相との間に低融点の液相を形成したため、
低温での焼結化を促進したものと考えられる。またCu
成分を含み(Pb1-xCax)(z)が1.0以上の場
合、本組成の反応性が向上し低温で緻密に焼結するため
良好な誘電特性を示すが1.08よりも過剰量、或いは
1.0より小さいと焼結を阻害するために密度の低下に
起因した誘電率の低下とともにQ・F積の低下を招く。
このような理由で、1050℃以下の低温で緻密に焼結
し、誘電率(εr)が60以上、Q・F積が1000以
上、共振周波数の温度係数(τf)の絶対値が100p
pm/℃以下の優れた誘電特性が得られる本発明の請求
の範囲が限定されるものである。
【0015】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
について、詳細に説明する。
【0016】まず、出発原料として、高純度のPbO、
CaCO 3 、Fe 2 3 とNb 2 5 ,CuOとNb 2 5
をそれぞれ秤量して配合し、(Pb 1-x Ca x )、(Fe
1/2 Nb 1/2 )、(Cu 1/3 Nb 2w/3 )、からなる3種類
の配合物を得た。このとき、上記x、wはモル比を示し
(表3)、(表4)に示した組成比になるように秤量配
合した。次いで上記3種類の配合物を秤量配合して、
(表3)、(表4)に示すモル比y、zの(Pb 1-x
x z (Fe 1/2 Nb 1/2 1-y (Cu 1/3 Nb 2w/3 y
らなる組成の混合粉を得た。次いで、この混合粉100
mol%に対して、更にFe 2 3 を上記(表3)、(表
4)に示す通りのmol%で添加し、上記実施例1と同
様に湿式混合して混合粉を得た。
【0017】
【表3】
【0018】
【表4】
【0019】次に、実施例1と同様にして、焼結体を作
成し、特性を評価した。その結果を(表3),(表4)
に示す。
【0020】(表3)、(表4)において、*印を付し
たものは本発明の請求の範囲外の比較例である。この
(表3)、(表4)から明らかなように、本実施例によ
る誘電体磁器組成物は1〜4mol%のFe23の添加
によって、Q・F積を大きく低下させることなく、さら
に緻密に焼結した高誘電率化が図られる。しかし、添加
量が4mol%より多くなるとQ・F積が急激に低下す
るため本発明の請求の範囲が限定される。一般に誘電体
材料の誘電率が高くなると、共振周波数の温度係数(τ
f)は正に大きくなる傾向があるが本発明の実施例によ
れば、本組成系におけるFe23の添加効果は誘電率を
高くするとともに、共振周波数の温度係数を負方向にシ
フトさせるため、同じ温度係数で無添加の場合と比較す
ると、さらなる高誘電率化が実現できることとなる。こ
れは、Fe23の添加によって、焼結体密度が向上し、
負の温度係数を有する他相の生成に起因するものと思わ
れる。即ち、Fe 2 3 、1〜4mol%を添加していな
い場合、主成分のFeのイオン価数が不安定となり、酸
素欠陥が生じやすく、緻密に焼結できない場合があり誘
電率の低下の原因になるものと考えられ、本発明に示す
通り、Fe 2 3 を添加することにより、主成分相へ固溶
し、Feのイオン価数を安定させ、緻密な焼結体が得ら
れるものと考えられる。
【0021】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】図1は本実施例の積層型誘電体共振器の正
面断面図、図2は本実施例の積層型誘電体共振器の側面
断面図、図3は本実施例の積層型誘電体共振器の斜視
図、図4は積層型誘電体共振器の分解平面図である。図
中の1は誘電体層、2,3,4は内部導体層、5は外部
電極である。
【0023】まず、出発原料として高純度のPbO、C
aCO3、Fe23、Nb25及びCuOを用い、(表
2),(表4)の中の試料番号37,61に示した組成
になるように秤量した。原料粉体の作製は、実施例1と
同様な方法により行なった。次に、得られた原料粉体
に、有機バインダー、溶剤及び可塑剤を加えて混合し、
ドクターブレード法により誘電体シートに成形した。導
体電極としては、(表5)に示した金属を選び、ビヒク
ルと混練してペースト化した。ただし、導体電極として
Cuを用いる場合はCuOペーストを用いた。
【0024】
【表5】
【0025】まず、成型した誘電体シートを複数枚積層
した誘電体層1を形成し、この上に内部導体層2をスク
リーン印刷した。再びその上に、誘電体シートを複数枚
積層した誘電体層1を形成し、この上に内部導体層3を
スクリーン印刷した。ストリップラインとなる内部導体
層3の長さは、試料番号37に示した組成の場合、11
mmとし、試料番号61に示した組成の場合、10mmとし
た。さらにその上に、誘電体シートを複数枚積層した誘
電体層1を形成し、内部導体層4をスクリーン印刷し
た。次に、誘電体シートを複数枚積層した誘電体層1を
形成後、熱プレスで圧着し、空気中で熱処理してバイン
ダーを焼却した。その後、CuOペーストを用いた場合
は、水素中で熱処理して導体電極をCuに還元した後、
導体電極が酸化しないように窒素中で、その他の導体金
属の場合は空気中で、それぞれ920〜930℃で焼成
した。最後に、外部電極5としてCu電極を窒素雰囲気
中で焼き付けて積層型誘電体共振器を得た。焼成後のス
トリップラインとなる内部導体層3の長さは、試料番号
37に示した組成の場合9.8mm、試料番号61に示し
た組成の場合8.6mmであった。測定試料は各々10個
作製して特性評価した。結果の平均値を(表5)に示
す。
【0026】この(表5)から明らかなように、本実施
例による積層型誘電体共振器は、共振周波数がいずれも
850MHz前後、Q値は100以上と高く優れたもので
あった。従来の低温焼成基板材料の比誘電率は8程度で
あるため、本実施例の共振器と同一の構造で同一の共振
周波数を得るためには31.5mmのストリップライン長
が必要となる。しかし本発明の誘電体磁器組成物の比誘
電率は60〜130と高いため、11.5〜7.8mmと
短くすることができ、850MHzの共振器としては非常
に小型のものが得られた。
【0027】なお、ストリップラインを曲線状や、積層
状にすることで、より小型の共振器を得ることも可能で
ある。また、これらとキャパシタとを組み合わせること
により、バンドパスフィルタ等を構成することも可能で
ある。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、酸化鉛、
酸化カルシウム、酸化鉄、酸化ニオブ及び酸化銅よりな
り、(Pb1-xCaxz(Fe1/2Nb1/21−y(Cu
1/3Nb 2w/3y3と表したときx,y,z及びwがそ
れぞれ、0.47≦x≦0.69、0.008≦y≦
0.05、1.0≦z≦1.08、0.0≦w≦1.0
の組成範囲、または、酸化鉛、酸化カルシウム、酸化
鉄、酸化ニオブ及び酸化銅よりなり、(Pb1-xCax
z(Fe1/2Nb1/21−y(Cu1/3Nb2w/3y3と表
したときx,y,z及びwがそれぞれ、0.47≦x≦
0.69、0.008≦y≦0.05、1.0≦z≦
1.08、0.0≦w≦1.0の組成範囲にある主成分
100mol%に対して、1.0〜4.0mol%のF
23を添加含有する組成範囲とすることにより、限定
した組成領域内で、高い比誘電率、高い無負荷Q値及び
小さい共振周波数の温度特性を有し、しかも低温焼結が
可能な優れた誘電体磁器組成物が実現できることとな
る。
【0029】また、この誘電体磁器組成物を用いた積層
型誘電体部品は、高導電率の導体を用いているためマイ
クロ波等の高周波領域でも十分使用することが可能とな
る。特に、小型の共振器系を構成することができるの
で、自動車電話、携帯電話等のマイクロ波領域の電磁波
を利用する通信機器の小型化に寄与するところが大であ
る。
【0030】さらに、本発明による誘電体磁器組成物及
び積層型誘電体部品は低温で焼成できるものであること
により、製造にかかるエネルギーが従来より節約できる
ため、工業的利用価値が大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例の積層型誘電体共振器の構
造を説明する正面断面図
【図2】本発明による実施例の積層型誘電体共振器の構
造を説明する側面断面図
【図3】本発明による実施例の積層型誘電体共振器の構
造を説明する斜視図
【図4】本発明による実施例の積層型誘電体共振器の内
部導体層の形状を説明する分解平面図
【符号の説明】
1 誘電体層 2 内部導体層 3 内部導体層 4 内部導体層 5 外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01P 11/00 C04B 35/00 J (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 3/12 335 H01B 3/12 313 C04B 35/495 H01P 7/10 H01P 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化鉛、酸化カルシウム、酸化鉄、酸化
    ニオブ及び酸化銅よりなり、(Pb 1-x Ca x z よりな
    る配合物と、(Fe 1/2 Nb 1/2 1-y よりなる配合物
    と、(Cu 1/3 Nb 2w/3 y よりなる配合物を、x、y、
    z及びwをそれぞれモル比とし、0.47≦x≦0.6
    9、0.008≦y≦0.05、1.0≦z≦1.0
    8、0.0≦w≦1.0の範囲で配合した誘電体磁器組
    成物。
  2. 【請求項2】 酸化鉛、酸化カルシウム、酸化鉄、酸化
    ニオブ及び酸化銅よりなり、(Pb 1-x Ca x z よりな
    る配合物と、(Fe 1/2 Nb 1/2 1-y よりなる配合物
    と、(Cu 1/3 Nb 2w/3 y よりなる配合物を、x、y、
    z及びwをそれぞれモル比とし、0.47≦x≦0.6
    9、0.008≦y≦0.05、1.0≦z≦1.0
    8、0.0≦w≦1.0の範囲で配合した主成分100
    mol%に対して、1.0〜4.0mol%のFe 2 3
    を添加含有した誘電体磁器組成物。
  3. 【請求項3】 誘電体層と導体層を、前記導体層が前記
    誘電体層の相対向する端部に交互に露出するように積層
    した積層体と、前記積層体の前記導体層が露出した両端
    面に設けた電極とを備え、前記誘電体層は請求項1記載
    の誘電体磁器組成物で形成されている積層型誘電体部
    品。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の誘電体磁器組成物に代え
    て、請求項2記載の誘電体磁器組成物で誘電体層を形成
    する請求項3記載の積層型誘電体部品。
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