JP3321752B2 - 楽器用ケースの製造方法 - Google Patents

楽器用ケースの製造方法

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    • G10G7/00Other auxiliary devices or accessories, e.g. conductors' batons or separate holders for resin or strings
    • G10G7/005Carrying cases for musical instruments

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばギタ−ケ−ス
に好適で、小形軽量で断熱効果や防湿効果に優れ、楽器
の劣化や音質の低下を防止するとともに、堅牢で安全に
楽器を保護し、また化粧カバ−やケ−ス芯材を修理交換
可能にして、それらの破損や汚損に対処でき、その経済
的かつ合理的な使用を図るとともに、化粧カバ−の取り
付けの体裁を向上し、その合理的かつ正確な製作を実現
し、しかも安価で種々の楽器やサイズに対応できるよう
にした楽器用ケ−スの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のギターケースは、例えば実開昭5
6−145090号公報のように、ケース本体と蓋とを
蝶番を介して回動可能に連結し、これらは収納するギタ
ーと略同形の底板または天井板を備え、それらの周縁に
板状の周壁を突設して構成していた。
【0003】しかし、この従来のギターケースは、ケー
ス本体と蓋の芯材をベニヤ板または合成樹脂板で構成し
ているため、概して重く携行に不便であるとともに強度
が低く、そのうえ断熱作用が乏しく吸湿性を有するた
め、楽器の劣化を助長し音質が早期に低下してしまう等
の問題があった。
【0004】このような問題の解決手段として、ケース
本体と蓋の芯材を発泡樹脂で一体成形する方法が考えら
れるが、その場合は所定の強度を得るために厚肉構造に
なって大形重量化し、また種々の金型を要して製作費が
高価になるとともに、任意サイズのケースや種々の楽器
製作に応じられない等の不具合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は例えばギタ−
ケ−スに好適で、小形軽量で断熱効果や防湿効果に優
れ、楽器の劣化や音質の低下を防止するとともに、堅牢
で安全に楽器を保護し、また化粧カバ−やケ−ス芯材を
修理交換可能にして、それらの破損や汚損に対処でき、
その経済的かつ合理的な使用を図るとともに、化粧カバ
−の取り付けの体裁を向上し、その合理的かつ正確な製
作を実現し、しかも安価で種々の楽器やサイズに対応で
きるようにした楽器用ケ−スの製造方法を提供すること
を目的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明は、楽器を収納可能なケース本体と、ケースカバー
と、本体コアと、カバーコアとからなり、前記ケースカ
バーはケース本体に開閉可能に連結され、前記ケース本
体およびケースカバーの内部に前記本体コアとカバーコ
アとが収納され、前記本体コアは平面状の下板と該下板
の周囲に取り付ける複数の側板とで構成され、前記カバ
ーコアは平面状の上板と該上板の周囲に取り付ける複数
の側板とで構成され、前記ケース本体とケースカバーと
の平面形状および前記上板と下板とは内部に収納する楽
器と略同形に形成され、前記本体コアとカバーコアは発
泡合成樹脂で構成される楽器用ケースの製造方法におい
て、所定の長さに裁断した複数の側面板を前記下板の周
縁形状に加熱成形し、前記側面板の上下端部を前記上板
と下板とに接着後、前記側面板を前記上板ないし下板に
平行に切断するようにして、金型を要することなく、本
体コアとカバ−コアを容易かつ安価に製作でき、種々の
楽器やサイズの製作に応じられるとともに、本体コアと
カバーコアを個々に製作する場合に比べ、製作の手間を
軽減し、かつそれらの接合部の形状寸法の正確性を向上
して、合理的かつ正確な製作を実現するようにしてい
る。
【0007】請求項2の発明は、前記側面板を90〜1
00℃加熱成形し、成形後、前記側面板を常温で冷却
するようにして、簡単な設備によって側面板の成形を実
現するとともに、熱温度の低温化によって熱応力の発
生を抑制し、また冷却速度を緩やかにして、成形後の熱
応力による変形を防止するようにしている。請求項3の
発明は、前記側面板を加熱水に浸漬して成形し、簡単な
設備によって側面板の成形を実現している。
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明をギターケースに適
用した図示の実施形態について説明すると、図1乃至図
8において1は楽器用ケースであるギターケースで、こ
れらは略箱形のケース本体2とケースカバー3とで構成
され、それらの片側端縁を蝶番(図示略)を介して開閉
可能に連結している。
【0011】前記ケース本体2とケースカバー3の平面
形状は、内部に収納するギター(図示略)と略同形に形
成され、それらの周囲を高さを異にする側壁4,5で区
画している。前記ケース本体2とケースカバー3の外周
面に、合成樹脂製の化粧カバー6,7が後述のピンで着
脱可能に取り付けられ、それら周端縁にスライドファス
ナー8が縫着されている。図中、9,10は前記ケース
本体2とケースカバー3の内面に接着した柔軟なクッシ
ョン布である。
【0012】前記ケース本体2とケースカバー3の内部
に、それらの芯材である本体コア11とカバーコア12
が収納され、これらのコア11,12は軽量で断熱性と
反吸湿性に優れ、かつ一定の強度を備えた発泡ポリスチ
レン等の合成樹脂で構成されている。
【0013】前記本体コア11とカバーコア12は、前
記ケース本体2およびケースカバー3と略同形に形成さ
れ、このうち本体コア11は平板状の下板13と、該板
13の周囲に取り付ける複数の側板14a〜14dとで
構成されている。
【0014】前記下板13は所定厚の発泡ポリスチレン
樹脂板を裁断して、ケース本体2の底板と略同形に形成
され、側板14a〜14dは前記側壁4を複数に区画し
て構成され、これらは下板13と同厚の発泡ポリスチレ
ン板を所定の矩形形状に裁断し、これを加熱成形して所
定の形状に成形している。
【0015】このうち、側板14a,14dは略U字形
状に折り曲げられ、側板14b,14cは略SまたはZ
字形状に折り曲げられ、これらを下板13の周囲に沿っ
て配置し、かつそれらの両端部を突き合わせ接着してい
る。その際、各側板14a〜14dを若干長尺に形成
し、前記組み付け時に適宜裁断して、各部形状寸法の誤
差を許容可能にしている。
【0016】なお、側板14a〜14dの成形は、加熱
した水に側板14a〜14dの折り曲げ部を浸漬し、そ
の折り曲げ力を加減することで曲率を調整している。
【0017】前記カバーコア12は、平板状の上板15
と、該板15の周囲に取り付ける複数の側板16a〜1
6dとで構成されている。前記上板15は前記下板13
と同様に、所定厚の発泡ポリスチレン板を裁断して前記
下板13と同形に形成され、また側板16a〜16dは
前記側壁5を複数に分割して構成されていて、これらは
上板15と同厚の発泡ポリスチレン板を前記側板14a
〜14dの場合よりも若干細長に裁断し、これを加熱成
形して、前記側板14a〜14dと同形に成形してい
る。
【0018】このうち、側板16a,16dは前記側板
14a,14dと同形の略U字形状に折り曲げられ、側
板16b,16cは前記側板14b,14cと同形の略
SまたはZ字形状に折り曲げられ、これらを上板15の
周囲に沿って配置し、かつそれらの両端部を突き合わせ
て接着している。その際、各側板16a〜16dを若干
長尺に形成し、前記組み付け時に適宜裁断して、各部形
状寸法の誤差を許容可能にしている。
【0019】実施形態では、前記側板14aと側版16
a、側板14bと側板16b、側板14cと側板16
c、側板14dと側板16dをそれぞれ合成した側面板
Sa〜Sdを前述ように加熱成形し、これらを上下板1
5,13に組み付け後、定位置で裁断して、前記側板1
4a〜14d、前記側板16a〜16dを作製している
【0020】図中、17は前記上板15の片側半部、つ
まりギターの響鳴胴の響鳴板に接着した不織布等の補強
板、18〜21はケント紙等の帯状の補強シートで、下
板13と側板14a〜14dとの接合部および上板15
と側板16a〜16dとの接合部周面に接着している。
この場合、補強板17を下板13の対応位置に接着して
もよく、そのようにすることでギタ−ケースの強度が一
層強化される。
【0021】22はケース本体2のネック部23に取り
付けた小物入れで開閉可能にされ、24は着脱可能に取
り付けられた仕切板、25はケース本体2の周面に取り
付けた手掛け、Kは側面板Sa〜Sdを上下に裁断する
際のけびき溝ないし裁断線である。
【0022】図中、26は本体コア11とカバーコア1
2の外周面に化粧カバー6,7を取り付ける割りピン等
の止め具で、その一対の脚27を前記コア11,12に
突き刺し、その先端部を屈曲して前記コア11,12内
面に配置したワッシャ28に掛け止め、これらワッシャ
28と脚27の屈曲部をクッション布9で隠蔽してい
る。29.30は下板13および上板16上に接着した
薄厚のポリウレタンからなる緩衝板で、下板13および
上板16と略同形に形成されている。
【0023】このように構成した楽器用ケースは、ケー
ス本体2とケースカバー3の芯材である本体コア11
と、カバーコア12とを発泡ポリスチレン等の合成樹脂
で構成しているから、これらをベニヤ板や合成樹脂板で
構成した従来のものに比べて、軽量で断熱性と反吸湿性
に優れ、持ち運び等に至便な上に楽器の劣化や音質の低
下を防止し、楽器の寿命を向上する。
【0024】次に前記楽器用ケースを製作する場合は、
所定厚の発泡ポリスチレン板を用意し、該板に予め作成
した下板13と同形の型をクリップ等で固定し、該型に
沿って発泡ポリスチレン板をカッターで裁断し、一組の
下板13と上板15を作成する。この場合、下板13と
上板15は同形であるから、前記裁断を合理的かつ容易
に行なえる。
【0025】また、下板13と同厚の発泡ポリスチレン
板に定規を当て、側板14a,16a、側板14b,1
6b、側板14c,16c、側板14d,16dを合成
した形状の側面板Sa〜Sdをカッターで裁断する。こ
の場合、各側面板Sa〜Sdの形状は高さが同一の横長
矩形形状であるから、前記裁断を合理的かつ容易に行な
える。
【0026】次に前記裁断した側面板Sa〜Sdの折曲
部を熱湯に入れ、該折曲部の両側を内側に折り曲げ、そ
の折り曲げ力を加減することで、折曲部の曲率や角度を
調整し、これらを下板13の周縁形状に成形する。この
ように側面板Sa〜Sdを熱湯に入れると、側面板Sa
〜Sdが軟化して折り曲げ易くなり、その破断を防止す
る一方、成形後に側面板Sa〜Sdを熱湯から引き上げ
ると、折曲部が常温に冷却されて硬化し、成形状態を維
持する。
【0027】この場合、側面板Sa〜Sdは発泡材で密
度が小さく、しかもこれを熱湯(90℃〜100℃)で
低温に加熱しているから、前記成形による熱応力の発生
が抑制され、成形後は常温で冷却しているから、前記熱
応力を円滑に開放して成形後の変形を防止し、成形状態
を正確に維持する。
【0028】この後、成形後の側面板Sa〜Sdを下板
13上の周縁に沿って配置し、これらを接着剤で接着す
る。その際、各側面板Sa〜Sdは所定寸法よりも若干
長尺に形成されているから、当該端部を適宜裁断して隣
接の側面板Sa〜Sdの端部と突き合わせ調整し、その
対向端部を接着剤で固定する。したがって、各部の寸法
誤差を許容し、製作の合理化を図れるとともに、種々の
ケースの製作に応じられる。
【0029】次に前記接着した側面板Sa〜Sdの端面
に接着剤を塗布し、この上に上板15を積み重ねて接着
し、これらを一体的に組み付ける。この状況は図4のよ
うである。この後、予め裁断して置いた補強シート18
〜21を用意し、補強シート18〜21を上下板15,
13と側面板Sa〜Sdの各接合部に接着する。この状
況は図4のようである。
【0030】各接着部の硬化後、尖端部を有する適宜工
具を用いて、側面板Sa〜Sdの所定位置にけびき溝K
を上板15ないし下板13と平行に形成し、該けびき溝
Kに沿ってカッターで切断して、本体コア11とカバー
コア12とを二つ割りする。この状況は図4のようであ
る。
【0031】このように本発明は側面板Sa〜Sdを二
つ割りして、側板14a〜14dと側板16a〜16d
を製作しているから、それらを個々に製作する作業の煩
雑を解消し、これを合理的に行なえるとともに、各接合
部の形状寸法の正確性とシールの気密性、並びに体裁を
改善し得る。
【0032】この後、予め裁断して置いた補強板17と
緩衝板29,30とを用意し、補強板17を上板15の
響鳴胴側に接着し、下板13および前記補強板17上に
緩衝板29,30を接着する。この状況は図3のようで
ある。
【0033】そして、本体コア11とカバーコア12の
外周面に化粧カバー6,7を取り付け、また前記コア1
1,12の内面にクッション布9,10を接着し、ケー
ス本体2の外周面に手掛け25を取り付け、ケース本体
2とケースカバー3を蝶番(図示略)で連結すれば、一
連の製作が完了する。この場合、上下板29,30上に
緩衝板29,30を取り付けているから、これらに化粧
カバー6,7が密着して、該カバー6,7取り付け後の
体裁が良好になる。
【0034】また、前記化粧カバー6,7取り付けの
際、前記カバー6,7の外側から割りピン26の脚27
を本体コア11またはカバーコア12に突き刺し、その
脚27を外側へ屈曲して、該屈曲部をワッシャー28に
掛け止め、前記脚27の屈曲部とワッシャー28上をク
ッション布9で被覆し、これらを隠蔽する。
【0035】このように前記ギターケースの製作は、い
わば手作りであるから、種々の楽器やサイズに対応で
き、しかも樹脂成形のような金型を要しないから、これ
を安価に製作できる。また、前記ギターケースは、ケー
ス本体2とケースカバー3の芯材である本体コア11
と、カバーコア12とを発泡ポリスチレン等の合成樹脂
で構成しているから、これらをベニヤ板や合成樹脂板若
しくは樹脂成形した従来のものに比べて、小形軽量で断
熱性と反吸湿性に優れ、持ち運び等に至便な上に楽器の
劣化や音質の低下を防止し、楽器の寿命を向上する。
【0036】しかも、本体コア11とカバーコア12の
一方または両方の響鳴胴側に補強板17を接着し、更に
下板13と補強板17上に緩衝板29,30を接着した
から、楽器の要部を強力に防御することができる。因み
に、出願人が強度実験したところ、前記ギターケースは
50kgの荷重負荷に耐えられることを確認した。
【0037】こうして製作したギターケースは、スライ
ドファスナー8を操作し、ケース本体2とケースカバー
3とを開閉することで、ギターを出し入れできる。ま
た、経年的な使用によって、本体コア11若しくはカバ
ーコア12が破損し、または化粧カバー6,7が破損し
たり汚損した場合は、これらを修理交換することができ
る。
【0038】その場合は、止め具8に位置するクッショ
ン布9,10を剥がし、前記止め具8、実施形態では割
りピンの屈曲部を表出し、その脚27を曲げ返して、該
ピンをワッシャー28および各コア11,12から引き
抜けばよい。そのようにすることで、化粧カバー6,7
を本体コア11またはカバーコア12から取り外せ、こ
の後破損若しくは汚損した本体コア11、カバーコア1
2または化粧カバー6若しくは7を適宜取り換え、再度
これらを組み付ければよい。しかも、前記修理交換に特
殊な工具や技術を要さず、これを容易かつ速やかに行な
える。
【0039】なお、本発明の他の実施形態として、前記
補強板17を省略し、代わりに本体コア11とカバーコ
ア12の外周面にガラス繊維または炭素繊維等の高強度
繊維シートを接着し、若しくは繊維強化プラスティック
(F.R.P)等の補強層を被覆すれば、ギターケース
の強度を一層強化することができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明は、所定の長さに裁断し
た複数の側面板を前記下板の周縁形状に加熱成形し、前
記側面板の上下端部を前記上板と下板とに接着後、前記
側面板を前記上板ないし下板に平行に切断するように
たから、金型を要することなく、本体コアとカバ−コア
を容易かつ安価に製作でき、種々の楽器やサイズの製作
に応じられるとともに、本体コアとカバーコアを個々に
製作する場合に比べ、製作の手間を軽減し、かつそれら
の接合部の形状寸法の正確性を向上して、合理的かつ正
確な製作を実現することができる。
【0041】請求項2の発明は、前記側面板を90〜1
00℃加熱成形し、成形後、前記側面板を常温で冷却
するようにしたから、簡単な設備によって側面板の成形
を実現するとともに、熱温度の低温化によって熱応力
の発生を抑制し、また冷却速度を緩やかにして、成形後
の熱応力による変形を防止することができる。請求項3
の発明は、前記側面板を加熱水に浸漬して成形したか
ら、簡単な設備によって側面板の成形を実現することが
できる。
【0042】
【0043】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図で、ケース本
体とケースカバーの閉鎖状況を示している。
【図2】本発明の実施の形態を示す斜視図で、ケース本
体とケースカバーの開放状況を示している。
【図3】本発明に適用した本体コアとカバーコアとの閉
鎖状況を示す斜視図である。
【図4】本発明に適用した本体コアとカバーコアの分割
前の状況を示す斜視図である。
【図5】本発明に適用した本体コアとカバーコアの要部
を分解して示す斜視図である。
【図6】図3のA−A線に沿う断面図で、若干拡大して
示している。
【図7】図3のB−B線に沿う断面図で、若干拡大して
示している。
【図8】本発明に適用した化粧カバーの取り付け状況を
拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 楽器用ケース 2 本体ケース 3 ケースカバー 6,7 化粧カバー 11 本体コア 12 カバーコア 13 下板 15 上板 14a〜14d 側板 16a〜16d 側板 17 補強板 18〜21 補強シート 26 止め具 29,30 緩衝板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10G 7/00 G10D 1/00 - 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽器を収納可能なケース本体と、ケース
    カバーと、本体コアと、カバーコアとからなり、前記ケ
    ースカバーはケース本体に開閉可能に連結され、前記ケ
    ース本体およびケースカバーの内部に前記本体コアとカ
    バーコアとが収納され、前記本体コアは平面状の下板と
    該下板の周囲に取り付ける複数の側板とで構成され、前
    記カバーコアは平面状の上板と該上板の周囲に取り付け
    る複数の側板とで構成され、前記ケース本体とケースカ
    バーとの平面形状および前記上板と下板とは内部に収納
    する楽器と略同形に形成され、前記本体コアとカバーコ
    アは発泡合成樹脂で構成される楽器用ケースの製造方法
    において、所定の長さに裁断した複数の側面板を前記下
    板の周縁形状に加熱成形し、前記側面板の上下端部を前
    記上板と下板とに接着後、前記側面板を前記上板ないし
    下板に平行に切断することを特徴とする楽器用ケースの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記側面板を90〜100℃加熱成形
    し、成形後、前記側面板を常温で冷却する請求項1記載
    の楽器用ケースの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記側面板を加熱水に浸漬して成形する
    請求項1記載の楽器用ケースの製造方法。
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