JP3321585B2 - けい酸ソーダ水溶液の製法 - Google Patents

けい酸ソーダ水溶液の製法

Info

Publication number
JP3321585B2
JP3321585B2 JP08714591A JP8714591A JP3321585B2 JP 3321585 B2 JP3321585 B2 JP 3321585B2 JP 08714591 A JP08714591 A JP 08714591A JP 8714591 A JP8714591 A JP 8714591A JP 3321585 B2 JP3321585 B2 JP 3321585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molar ratio
filtrate
cristobalite
sodium silicate
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08714591A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0578119A (ja
Inventor
秀明 高橋
武彦 守谷
興一 槻山
周二 湯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tohoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Tohoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tohoku Electric Power Co Inc filed Critical Tohoku Electric Power Co Inc
Priority to JP08714591A priority Critical patent/JP3321585B2/ja
Publication of JPH0578119A publication Critical patent/JPH0578119A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3321585B2 publication Critical patent/JP3321585B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はけい酸ソーダ水溶液の
製法に関し、特にクリストバル岩を原料としてけい酸ソ
ーダ水溶液を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリカ質原料とアルカリ水溶液とをオー
トクレーブで水熱合成してけい酸ソーダ、いわゆる水ガ
ラスを製造することは広く知られているが、この場合の
原料は、反応性がよく、かつ比較的高純度のシリカ質原
料が必要とされ、このためにコロイドけい酸、沈降性け
い酸、珪藻土または白土などが用いられている。また、
従来の工業用水ガラスはJIS規格で定められ、鉄その
他の水不溶分が規制されている。
【0003】しかしながら、工業用水ガラスは、シリカ
成分を多量に溶解した稀有の物質で、これについては流
し込み成形による固化、紡糸化、フイルム化、塗膜化な
ど様々な使用形態が可能で、これらの実際の使用を考え
るとアルミナ、鉄などの非アルカリ金属の含有量を一律
に少なくするという従来の考えには必ずしも拘泥する必
要はなく、用途によってこれらの非アルカリ金属の含有
率の上限を規制すれば足りると考えらるのに、従来から
水ガラスについてこうした考えはあまり存在しなかっ
た。そのために、水ガラスの原料としても、上記に挙げ
た原料の他にシリカを多く含む他のシリカ質原料を用い
ることはこれまで行われていなかった
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、アルミナ
などの不純物をかなり多く含み、従来では水ガラスの原
料としては使用することが出来ないとされて来たが、国
内で比較的容易に入手できるクリストバル岩を出発原料
として、アルミナ、鉄、マグネシウムなどの含有率を所
定の値以下としたけい酸ソーダ水溶液を、簡便にしかも
効率的に製造しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、クリストバ
ル岩の粉末と苛性ソーダとをオートクレーブ中で加熱、
反応させてけい酸ソーダ水溶液を製造するに当たり、ク
リストバル岩の粉末中のSiOとNaOのモル比を
2〜4、スラリーの固形物/水比を1.0〜0.1、処
理温度を80〜240℃、反応時間を処理温度到達後3
0分〜2時間以内とすることを特徴とするけい酸ソーダ
水溶液の製法である。以下に、この発明を説明する。
【0006】本願の発明は、水ガラスのシリカ質原料と
して、これまで全く顧みられる事のなかったクリストバ
ル岩を用いるものである。クリストバル岩は、青森県下
北、津軽地方で大量に産出し、その代表的化学組成は表
1に示す通りである。クリストバル岩は、このようにS
iOを多量に含有するにも拘らず、これを原料とする
水ガラスの工業的製法はこれまで当業者には試みられた
ことがなかった。
【0007】
【表1】 その理由は、恐らくこのクリストバル岩にはアルミナ、
鉄分など不純物が多く含まれているため、これを従来と
同様にしてオートクレーブで水熱合成しても、必ずしも
良好な水ガラスは得られないためと考えられる。事実、
このクリストバル岩を原料として従来と同様の条件で水
ガラスを得ようとして水熱合成しても、原料中のアルミ
ナなどは所定値以下までには除去されず、その多くが水
ガラス中に混入してきて、JIS規格で定めるような高
純度な水ガラスを効率よく得ることは出来なかった。
【0008】ところが、本願発明者らが多くの実験を重
ねた結果によれば、クリストバル岩をシリカ質の原料と
するものにあっても、ある限られた特定の条件設定のも
とでは、従来の水ガラスと成分的に近似するものが出来
ることが見出だされたものである。そして、そのものは
ある分野での用途には従来の水ガラスと同様に使用され
得るものであることを知ったものである。こうしたけい
酸ソーダ水溶液中の不純物は、目安としてアルミナ(A
)1.5%以下、鉄分(Fe)0.5%
以下、ライム(CaO)0.3%以下、マグネシア(M
gO)0.1%以下である。
【0009】そしてこれらの条件設定は、原料のクリス
トバル岩中のSiOと苛性ソーダ中のNaOのモル
比(S/N)、スラリー中の固形物/水比(以下、「ス
ラリー比」という。)、反応処理温度、反応時間などで
ある。以下に、これらの設定条件を含めてクリストバル
岩をシリカ質原料とする水ガラスの製造方法を説明す
る。
【0010】まず、採集されたこのクリストバル岩は、
使用に際して粉砕されるがその粒度は1〜3mmがよ
い。3mm以上であると反応性がよくないが、1mm以
下にさらに微粉砕しても反応性その他に影響がない。こ
のクリストバル岩粉末を苛性ソーダ水溶液中に投入し、
これを撹拌、分散してスラリーを形成する。この場合、
クリストバル岩粉末中のシリカと苛性ソーダ中のNa
Oのモル比(S/N)を2〜4の範囲に限定することが
必須の要件である。S/Nの値が2未満であると、溶液
を濃縮したとき失透し、かつハンドリングが難しくなり
好ましくない。また、これが4を超えるとクリストバル
岩粉末を溶解する能力が不足する。スラリー比は1.0
〜0.1とする。これが1を超えると高濃度になり過ぎ
て反応を十分に進行させることが出来ない。また、スラ
リー比が0.1未満であると水分が必要以上に多くな
り、余分なエネルギーを要することになる。
【0011】こうしたスラリーは、通常の回転撹拌型オ
ートクレーブの中で加熱、撹拌して反応させる。この場
合の処理温度は、80〜240℃と広い範囲を採用する
ことができる。下限は80℃で、従来の水ガラスの水熱
合成の温度が、通常工業的には160〜170℃である
ことからすれば、本願発明での下限温度の80℃は、か
なり低温反応が可能であることが分かる。このように低
温反応を行うと、当然に消費エネルギーの大幅な節約が
可能となる。従って、本発明においては、工場の温排
水、ボイラー排水、地熱水などの熱源で充分水ガラスの
製造が可能である。
【0012】また、反応温度の上限は240℃でこれも
従来と比較して大幅に高温である。なお、上記温度範囲
でさらに好ましい温度範囲は120〜240℃である。
本願発明における反応温度は、上記の範囲内で、その他
の条件、例えば上記のS/Nモル比、スラリー濃度、反
応時間などとの関連で決定すればよい。
【0013】オートクレーブでの反応時間は30分〜2
時間とする。この反応時間は、上記の温度に達した後こ
の時間保持することが必要である。これが30分未満で
あると反応が不十分である。また、反応時間の上限を2
時間としたのは、反応時間がこの時間以下であると、原
料のクリストバル岩中のアルミナがアナルサイム(an
alcime)として固定され、ろ液から容易に分離す
ることが出来るからである。
【0014】この反応時間が2時間を超えると、せっか
くアルミナが固定されて出来た前述のアナルサイムが、
さらに低モルゼオライト(SiO/Alモル
比)へ移行する。水熱反応で低モルゼオライトが生成す
ると、その後に行う反応生成物との濾別に際し、微粒子
となった低モルゼオライトが濾液に混入して、良好な水
ガラスを分別することが出来なくなる。
【0015】さらにいえば、この発明では反応時間を上
記の如く30分〜2時間とすることにより、始めてクリ
ストバル岩中に最も多く含まれているアルミナが、アナ
ルサイムとして効率よく回収されることが見出だされた
ものである。
【0016】従来の水ガラス製法にあっては、オートク
レーブによる水熱合成に当たって、反応時間は通常6〜
10時間であったが、これを本発明の如く上限を2時間
とすることににより、アルミナ不純物の固定、分離が可
能となったものであるが、さらにこの方法によると消費
エネルギーの節約も大きい。上記の如くして反応した後
は、これを常法によって濾過し水ガラスを得るものであ
る。
【0017】工業用水ガラスは、JIS K 1408
「けい酸ソーダNaO・nSiO・xHO」規格
があり、その1〜3号のS/Nモル比は、それぞれ約
2.1,2.4,3.1である。また、混入する微量化
学成分については直接の規定はないが、他の文献などか
ら、Alが0.2〜0.7重量%、CaO及びM
gOが0.02重量%以下、Feが0.02重量
%以下と考えられるが、以下の実験例及び実施例が示す
ように、本願発明によって得られた水ガラスは、JIS
水ガラス1号〜3号を含み、またこれを外れるものにあ
っても、十分に実用に供し得るものである。以下に実験
例を示してさらに説明する。 実験例 使用したクリストバル岩の主な化学組成を表2に示す。
【0018】
【表2】 上記の原料と苛性ソーダ及び水を表3のNo.1〜4の
如く配合設計し、撹拌した。この配合原料のS/Nモル
比、スラリー比は、同表の右欄に示した。なお、配合原
料のS/Nモル比は、本願発明のモル比の2〜4を考慮
して、モル比2未満である1.25(No.1)、モル
比の2〜4の範囲内である(No.2〜4)の実験を行
った。スラリー濃度については、均一に撹拌が出来て、
しかも効率的に水ガラスが得られるような値とした。
【0019】実験は、上記原料スラリーを回転撹拌型オ
ートクレーブ(φ17mm×長さ100mm)で、80
℃,120℃,140℃,160℃,、200℃,24
0℃の各温度で反応させるに当たり、それぞれの場合に
30分,60分,120分の加熱、撹拌を行った。ここ
に得られた反応液を、5Cろ紙を用いてアスピレータで
濾過し、ろ液と残渣に区分けした。ここで得られたろ液
(水ガラス)のSiO/NaOモル比は、表4に示
す通りであった。また、同表には、使用した苛性ソーダ
が全て反応し、かつAlがアナルサイムとして固
定された場合における、残渣から試算したろ液中の理諭
SiO/NaOモル比を示した。
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】 さらに、表5には、表4に示すものの中、200℃、6
0分で反応させた場合の残渣の化学組成及び残渣成分の
モル比、原料クリストバル岩の反応率を示した
【0022】
【表5】 原料から効率的に、かつ再現性のあるけい酸ソーダを製
造するには、設定S/Nモル比に出来るだけ近いろ液成
分を得ることである。表2に示すクリストバル岩から、
アルミナ成分がアナルサイムとして全て固定され、また
Fe、CaO及びMgOは固溶等で固定されるも
のとして残渣成分を計算すると、クリストバル岩単位重
量に対し、22.5重量%となり、クリストバル岩中の
シリカ成分は87.9重量%が溶出することになる。そ
して、その場合のろ液成分のSiO/NaOモル比
は、設定モル比がS/N=1.0で1.16,S/N=
2で1.97,S/N=3で2.93,S/N=4で
4.14と算出される。しかし、実験の結果によると上
記表4の通りであり、ここでは反応温度が上昇するほど
設定モル比に近づくことが分かる。この表から明らかな
ように、さらに好ましい処理温度は140〜240℃の
範囲である。設定したモル比と比較して実際のろ液のモ
ル比が低い値を示すことは、上述した残渣組成が、アナ
ルサイム鉱物のみでなく末反応のクリストバル岩を含む
ためと理解される。
【0023】この事は、表5に示す残渣成分から明らか
と考える。即ち、残渣成分のモル比では、本来のアナル
サイムだけであるならば、NaO:Al:Si
のモル比が1:1:4である筈なのに、設定モル比
が1〜4のものにかけて、SiO2の割合が次第に増加
していることからも明らかと考えられる。
【0024】なお、表4において、配合モル比4.0、
200℃以上の場合は、スラリー固相が管壁に付着する
ことがあって、ろ液のS/Nモル比は低く出ている。
【0025】表6乃至11は、上記の実験をさらに詳し
く表に示したものである。即ち、処理温度と処理時間
(保持時間)を、S/Nの設定モル比と対応して決定す
ると、ろ液(水ガラス)中に含まれるアルミナ、鉄、ラ
イム、マグネシアを、再現性よくある範囲内とすること
が出来ることを示したものである。
【0026】即ち、表6乃至11は、上述したように、
設定モル比を1.0,2.0,3.0,4.0として、
80℃,120℃,140℃,160℃,200℃,2
40℃の各温度で反応させるに当たり、上記各温度の場
合に、それぞれ30分、60分,120分の時間で反応
を行ったものである。この場合のろ液モル比、残渣(w
t%)、ろ液の化学組成(wt%)、ろ液を加熱、濃縮
して粘度約1000ポアズとしたときの失透の有無を示
したものである。
【0027】尚、ろ液の化学組成(wt%)は、ろ液中
に溶存するSi++++、Na、Al+++、Fe
+++、Ca++、Mg++を酸化物としてそれぞれS
iO、NaO、Al、Fe、CaO及
びMgOとして表示し、これらの酸化物合計重量に対し
て重量%として示したものである。
【0028】
【表6】
【0029】
【表7】
【0030】
【表8】
【0031】
【表9】
【0032】
【表10】
【0033】
【表11】 表6乃至11に示すように、S/Nモル比に関係なく、
処理時間60分以内では処理温度80〜140℃の範囲
ではアルミナ成分は、ろ液中にその溶出量をそのまま保
つか、或いは漸次増加させている。これはアナルサイム
などゼオライト鉱物の析出,成長が進行中であることを
意味し、ろ液中にアルミナ成分が混入する傾向が残って
いることを示すものである。処理時間が60〜120分
になると、ろ液中のアルミナ成分は減少し、特に設定モ
ル比が2〜3の場合はその減少が大きいことが分かる。
この場合でも、特に保持温度が120〜140℃の範囲
では効果が大きいことが分かる。
【0034】処理温度が80〜120℃で、アルミナ溶
出量が小さく良好な効果があるように見えるが反応率が
十分でなく、けい酸ソーダ溶液の形成が生産性の上では
効率的とはいえない。けい酸ソーダ溶液ヘの鉄成分の溶
出は、処理温度が200〜240℃の範囲で上昇するに
つれて溶出量が増えるが、200℃以下の温度ではほぼ
0.2〜0.3%以下とすることが出来る。カルシウム
及びマグネシアのけい酸ソーダヘの溶出は、実用上ほぼ
問題ないような低含有化にすることが出来、特に120
℃以上の処理温度で効果的である。
【0035】以下に、実施例を挙げてこの発明をさらに
説明する。
【0036】実施例1 表12に示す化学組成のクリストバル岩を用い、表13
に示す原料配合を行った。
【0037】
【表12】
【0038】
【表13】 反応温度は200℃で、反応時間は60分とした。この
場合のろ液のS/Nのモル比、残渣、ろ液の化学組成を
表14に示した。また、表14にはろ液を加熱濃縮して
約1000ポアズまで粘度をあげた場合の失透の有無を
合わせて示した。
【0039】
【表14】 表14に示すように、低シリカ質原料であるクリストバ
ル岩を用いても、設定モル比2.0〜3.4で、ろ液中
のアルミナを0.09〜0.56%とすることが出来
る。また、ろ液を加熱濃縮して約1000ポアズまで粘
度をあげても失透はいずれもなかった。 実施例2 表15に示す良質の化学組成のクリストバル岩を用い、
表16に示す原料配合を行った。
【0040】
【表15】
【0041】
【表16】 反応温度は200℃で、反応時間は60分とした。この
場合のろ液のS/Nモル比、残渣、ろ液の化学組成を表
17に示す。また、表17にはろ液を加熱濃縮して約1
000ポアズまで粘度をあげた場合の失透の有無を合わ
せ示した。
【0042】
【表17】 表17に示すように、良質のクリストバル岩を用いた場
合、設定モル比2.2〜3.7で、ろ液中のアルミナを
0.05〜0.20%とすることが出来る。また、ろ液
を加熱濃縮して約1000ポアズまで粘度をあげてもい
ずれも失透はしなかった。 実施例3 表18に示す化学組成のクリストバル岩を用い、表19
に示す原料配合を行った。反応は、内容積1リットル、
電磁撹拌装置を内装するオートクレーブで行った。表2
0はそのろ液成分を示したものである。
【0043】
【表18】
【0044】
【表19】
【0045】
【表20】 昇温は、室温から200℃までは90分、保持時間60
分、降温240分とした。オートクレーブ内の撹拌翼の
回転速度は100r.p.m.とした。設定モル比2.
3〜2.4で、ろ液モル比は、1.86〜2.18であ
った。残渣は約50%で、アルミナ、鉄の溶出は0.0
5〜0.6,0.00〜0.98であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 槻山 興一 神奈川県横浜市南区六ツ川三丁目85番6 号 横浜パークタウンg−908 (72)発明者 湯田 周二 宮城県仙台市泉区北中山二丁目35番13号 (56)参考文献 特開 昭62−59518(JP,A) 特開 昭62−167214(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C01B 33/20 - 33/46 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリストバル岩粉末と苛性ソーダとをオ
    ートクレーブ中で加熱、反応させてけい酸ソーダ水溶液
    を製造するに当たり、クリストバル岩粉末中のSiO
    と苛性ソーダのNaOのモル比を2〜4、スラリーの
    固形物/水比を1.0〜0.1、処理温度を80〜24
    0℃、反応時間を処理温度到達後30分〜2時間とする
    ことを特徴とするけい酸ソーダ水溶液の製法。
JP08714591A 1991-01-25 1991-01-25 けい酸ソーダ水溶液の製法 Expired - Fee Related JP3321585B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08714591A JP3321585B2 (ja) 1991-01-25 1991-01-25 けい酸ソーダ水溶液の製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08714591A JP3321585B2 (ja) 1991-01-25 1991-01-25 けい酸ソーダ水溶液の製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0578119A JPH0578119A (ja) 1993-03-30
JP3321585B2 true JP3321585B2 (ja) 2002-09-03

Family

ID=13906815

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08714591A Expired - Fee Related JP3321585B2 (ja) 1991-01-25 1991-01-25 けい酸ソーダ水溶液の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3321585B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0578119A (ja) 1993-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4503158A (en) Double or mixed silicates of alkali metal and other glass modifier metal(s) used to prepare glass compositions
JPH0643246B2 (ja) シリカの高純度化方法
JPH05503066A (ja) アルカリ金属珪酸塩の製造方法
JPH072512A (ja) 岩石から純粋な無定形シリカの製造方法
JPS61158810A (ja) 高純度シリカゾルの製造法
JPS6212608A (ja) 高純度シリカ及びその製造方法
EP1587755A1 (en) Process for the production of synthetic magnesium silicate compositions
JPH01119510A (ja) 生物系シリカから可溶性シリケートを製造する方法
US6797249B2 (en) Process for the preparation of amorphous silica
JP3321585B2 (ja) けい酸ソーダ水溶液の製法
EP0106819A2 (en) Method for producing silica
JP2839725B2 (ja) 高純度結晶質シリカの製造方法
JP3662966B2 (ja) 非晶質珪酸ナトリウム・金属硫酸塩複合粉末及びその製造方法
JPH092819A (ja) 高純度オキシ塩化ジルコニウム結晶の製造方法
US4693878A (en) Process for the production of soluble alkali silicates
US3535259A (en) Process and flocculating agent produced thereby of the reaction products of sulfuric acid and allophane
JPS6321212A (ja) 高純度シリカの製造方法
JPS6335414A (ja) 四ホウ酸ナトリウム五水塩の製法
JPH08259221A (ja) 高純度のゼオライトの製造方法
JPH07196315A (ja) ゼオライトの合成方法
JPH064486B2 (ja) フライアッシュからのゼオライト合成方法
JPH05339B2 (ja)
JP3308309B2 (ja) アモルファスアルミノシリケートの製造方法
JP3290460B2 (ja) 繊維状トリカルシウムシリケート水和物及びその製造方法
JPH0516372B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees