JP3321355B2 - ポリエステル系複合ブロー成形品およびその製造方法 - Google Patents

ポリエステル系複合ブロー成形品およびその製造方法

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、柔軟性を
有し他の構造部品との嵌合性、密着性に優れたポリエス
テル系の複合ブロー成形品およびその製造方法に関する
ものであり、工業分野、特に自動車分野のブロー成形品
およびその製造方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリエステル系樹脂は耐熱性、耐
薬品性、寸法安定性等に優れていることから、電気・電
子部品、自動車部品、各種精密部品等に使用されてい
る。近年特に自動車分野では樹脂化が進み、ブロー成形
品でエンジンルーム内の吸気系ダクトを成形するように
なってきている。このようなダクト類を混み入ったエン
ジンルーム内に収納させるために、ダクト類には耐熱性
と柔軟性という相反する特性が求められている。また、
エンジンの振動に対する緩衝効果、更に他の構造部品と
の嵌合性、密着性が求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、単にポリエス
テル系樹脂のみを使用するのでは、上述した要求性能お
よび構造を満たし難いため、ポリエステル系樹脂とポリ
エステル系エラストマーとの複合ブロー成形がなされて
いる。即ち、ポリエステル系エラストマーをダクトの一
部に使用することによって、振動に対する緩衝効果、柔
軟性及び嵌合性の向上が得られるのである。しかしなが
ら、ポリエステル系樹脂の成形温度に合わせてポリエス
テル系エラストマーを押し出すとポリエステル系エラス
トマーにとって成形温度が高すぎるため、ドローダウン
が激しくブロー成形が困難になるという問題が生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる問題
を解決するため、ポリエステル系エラストマーのドロー
ダウンが極めて小さくポリエステル系樹脂の多色及び/
または多層ブロー成形性に優れ、耐熱性、柔軟性を有
し、他の構造部品との嵌合性、密着性の優れたポリエス
テル系複合ブロー成形品を得ることを鋭意検討した。そ
の結果、特定のアルキレン基を有するポリアルキレンテ
レフタレートとそれに共重合可能な特定のコモノマーと
の重縮合からなる熱可塑性共重合体(1)(以下、共重
合体(1)と略称する)が従来のポリエステル樹脂より
も低い融点を有しており、これを主成分とする樹脂材料
(A)と特定溶融粘度を有する熱可塑性ポリエステル系
エラストマーからなる樹脂材料(B)とをブロー成形す
ることにより上記目的を達成することを見出し本発明を
完成させることができた。
【0005】すなわち本発明は、炭素数2〜4のアルキ
レン基を有するポリアルキレンテレフタレートを主体と
し、それに共重合可能なコモノマー単位5〜40モル%
とを含む、融点が220℃以下である共重合体(1)を
主成分とする樹脂材料(A)と220℃、剪断速度12
0sec-1の溶融粘度が10,000〜60,000ポイ
ズの熱可塑性ポリエステル系エラストマーからなる樹脂
材料(B)とを多色及び/または多層ブロー成形してな
るポリエステル系複合ブロー成形品および前記の樹脂材
料(A)と熱可塑性ポリエステル系エラストマーからな
る樹脂材料(B)とを230℃以下の押出温度で多色及
び/または多層ブロー成形するポリエステル系複合ブロ
ー成形品の製造方法に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明のポリエステル系複合ブロー成形品は炭素数2〜
4のアルキレン基を有するポリアルキレンテレフタレー
トを主体とし、それに共重合可能なコモノマー単位5〜
40モル%とを含む、融点が220℃以下である共重合
体(1)を主成分とする樹脂材料(A)と220℃、剪
断速度120sec-1の溶融粘度が10,000〜60,
000ポイズの熱可塑性ポリエステル系エラストマーか
らなる樹脂材料(B)とを多色及び/または多層ブロー
成形してなるものである。
【0007】樹脂材料(A)の主成分である共重合体
(1)は、炭素数2〜4のアルキレン基を有するポリア
ルキレンテレフタレートを主体とし、それに共重合可能
なコモノマー単位5〜40モル%とを含む、融点が22
0℃以下の共重合体であり、従来よりブロー成形用とし
て用いられてきたポリエステル樹脂よりも低い融点を有
することが特徴である。従ってこれを主成分とする樹脂
材料(A)は従来のポリエステル系樹脂を主成分とした
樹脂材料より低い融点を有するので、熱可塑性ポリエス
テル系エラストマーとの成形時にポリエステル系樹脂の
成形温度にあわせてもポリエステル系エラストマーのド
ローダウン現象が極めて小さくなる。共重合体(1)の
融点は220℃以下、好ましくは220〜190℃であ
る。共重合体(1)の融点が220℃以下であることに
より、熱可塑性ポリエステル系エラストマーとの成形温
度条件が適切な範囲に入るので好ましい。
【0008】共重合体(1)は具体的にはテレフタル酸
またはそのエステル形成性誘導体と炭素数2〜4のアル
キレングリコールまたはそのエステル形成性誘導体を重
縮合して得られるポリアルキレンテレフタレートを主体
とするものである。例えばポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレンテレフタレートまたはポリブチレン
テレフタレートを主成分とし、これに5〜40モル%の
共重合可能な他のコモノマーを導入した共重合体が挙げ
られる。ポリアルキレンテレフタレートに共重合可能な
他のコモノマーとしては、イソフタル酸、ナフタレンジ
カルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニルエー
テルジカルボン酸、ジフェニルエタンジカルボン酸、シ
クロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、
ドデカン二酸の様な公知のジカルボン酸およびこれらの
アルキル、アルコキシまたはハロゲン置換体等が挙げら
れる。また、これらのジカルボン酸化合物は、エステル
形成可能な誘導体、例えばジメチルエステルの様な低級
アルコールエステルの形で重縮合に使用しコモノマー成
分として導入することも可能である。また、共重合可能
な他のコモノマーとして使用されるジヒドロキシ化合物
の例を示すと、エチレングリコール,1,3−プロパン
ジオール,1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、ヒドロキノン、レゾルシン、ジヒドロキシフェ
ニル、ナフタレンジオール、ジヒドロキシジフェニルエ
ーテル、シクロヘキサンジオール,2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、ジエトキシ化ビスフェ
ノールAの様な比較的低分子量のジヒドロキシ化合物、
およびこれらのアルキル、アルコキシまたはハロゲン置
換体等である。これらのコモノマー成分は2種以上混合
して導入したものであってもよい。
【0009】本発明では、上記の化合物をコモノマー成
分として重縮合により生成する熱可塑性ポリエステル共
重合体を単独または2種以上混合して本発明の樹脂材料
(A)中の共重合体(1)成分として使用することがで
きる。中でも、ポリブチレンテレフタレートまたはポリ
エチレンテレフタレートを主体とし、これにコモノマー
成分としてイソフタル酸またはジフェニルジカルボン酸
を導入した共重合体が、共重合体(1)として好ましく
用いられる。
【0010】本発明のポリエステル系複合ブロー成形品
を構成する樹脂材料(A)の主成分であるポリアルキレ
ンテレフタレートからなる共重合体(1)は、エンジニ
アリングプラスッチック本来の特性を有する材料である
ため、コモノマー成分の含有量は5〜40モル%の範囲
が好ましく、更に好ましくは7〜30モル%の範囲であ
る。共重合体(1)のコモノマー成分の含有量が5モル
%未満であると、目的とする220℃以下の融点を達成
することができない。このため樹脂材料(A)と樹脂材
料(B)との複合ブロー成形を行う際に、樹脂材料
(A)の成形温度を高く維持する必要が生じ、複合ブロ
ー成形の性格上、相手材である樹脂材料(B)の温度も
高くなり、樹脂材料(B)にドローダウンが発生する。
また、共重合体(1)のコモノマー成分の含有量が40
モル%を越えると、樹脂材料(A)の耐熱性が著しく低
下し、エンジニアリングプラスチックとしての特性を大
きく損なうと共に、複合ブロー成形の際、逆に樹脂材料
(A)の方にドローダウンが生じる。
【0011】また、共重合体(1)の粘度は特に限定す
る必要はなく、射出成形可能なものであればよいが、固
有粘度0.6〜2.0dl/gのものが好んで使用でき
る。共重合体(1)が低粘度の場合は後述のスチレン系
共重合体(2)および変性ポリオレフィン系樹脂(3)
の併用が好ましい。併用することによりブロー成形が可
能となり成形性は顕著に改善される。しかし、共重合体
(1)自体があまりに高粘度のものは流動性を阻害する
ので好ましくない。
【0012】本発明で用いることのできるグリシジル基
を有するスチレン系共重合体(2)(以下、スチレン系
共重合体(2)と略称する)は、好ましくは基本となる
共重合体(1)に配合すると溶融張力を改善してドロー
ダウンの発生を抑え、ブロー成形性を著しく改善する効
果がある。スチレン系共重合体(2)はスチレン40〜
97重量%と、下記一般式(a)で示されるα,β-不
飽和酸のグリシジルエステル3〜60重量%および他の
ビニル系モノマー0〜50重量%よりなるスチレン系共
重合体である。
【0013】
【化3】
【0014】(a)式で示されるα,β-不飽和酸のグ
リシジルエステルの含有量が大きすぎると組成物がゲル
化し易くブロー成形性に問題を生じたり、成形品の外観
が悪くなるため好ましくない。また含有量が小さすぎる
と溶融張力が低くなり、ドローダウンを生じブロー成形
性の改善効果が得難くなる。スチレン系共重合体(2)
中のα,β-不飽和酸のグリシジルエステルの含有量は
3〜60重量%、好ましくは5〜50%である。(a)
式で示されるα,β-不飽和酸のグリシジルエステル
は、例えばアクリル酸グリシジルエステル、メタクリル
酸グリシジル、エタクリル酸グリシジルエステル、イタ
コン酸グリシジルエステル等であり、これらの中で特に
メタクリル酸グリシジルエステルが好ましい。
【0015】尚、スチレン系共重合体(2)は、上記2
成分以外に他のビニル系モノマーを2種以上使用して共
重合した多元共重合体であってもよい。このようなビニ
ル系モノマーとして好適なものはアクリロニトリル、塩
化ビニル、α−メチルスチレン、ブロム化スチレンおよ
びフェニルマレイミド等が挙げられる。これらの中で特
にアクリロニトリルが好ましい。これを50重量%以
下、好ましくは49重量%以下導入した三元共重合体は
更にブロー成形性の改善に一層優れた効果を有する。こ
れ以外に補助的に少量の他のビニル系モノマーを導入し
た多元共重合体であってもよいが、エチレン、プロピレ
ン、ブテンー1等のオレフィン系成分を含むと効果を減
退させるので好ましくない。
【0016】スチレン系共重合体(2)を配合する場
合、その配合量は共重合体(1)100重量部に対して
0.2〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量部であ
る。配合量が少なすぎるとドローダウンの改善およびブ
ロー成形性の向上は殆ど期待できず、また多すぎるとゲ
ル化が発生し良好なブロー成形品を得ることができなく
なる。
【0017】スチレン系共重合体(2)は各成分のモノ
マーをラジカル触媒を用いて通常のラジカル重合法によ
り容易に調製することができる。また、スチレン系共重
合体(2)は、線状共重合体に少量のビニル系重合体が
分岐または架橋的に化学結合したグラフト重合体でもよ
い。かかる分岐または架橋セグメントを構成するビニル
系モノマーとしてはアクリル酸、アクリル酸アルキルエ
ステル、メタクリル酸、メタクリル酸アルキルエステ
ル、スチレン、アクリロニトリル等が挙げられる。分岐
または架橋構造を有するこれらの共重合体は、例えば前
記線状共重合体の存在下で少なくとも1種の上記ビニル
系モノマーとラジカル重合性有機過酸化物を共重合させ
て過酸化含有共重合体を生成させ、これを加熱混練する
ことによってグラフト共重合体とすることができる。
【0018】しかし、本発明に用いるスチレン系共重合
体(2)は少なくともそれ自体が溶融状態において流動
性の物質であることが必要である。溶融混練する温度で
スチレン系共重合体(2)の溶融粘度は共重合体(1)
の溶融粘度よりも低いことが望ましい。スチレン系共重
合体(2)の溶融粘度は共重合体(1)の溶融粘度の1
/2以下であることが好ましい。分子量が大きく溶融粘
度の高いものや、高度にグラフト化したものはそれ自体
流動性が悪く、共重合体(1)に対する分散性が悪くな
る。その結果、樹脂材料(A)の溶融張力の低下、ドロ
ーダウンの発生等ブロー成形性に対する改善効果が減少
し、成形品の表面状態も悪くなり好ましくない。
【0019】グリシジル化合物を含む変性ポリオレフィ
ン系樹脂(3)(以下、変性ポリオレフィン系樹脂
(3)と略称する)は、ブロー成形時に発生する不要材
料や、ブロー成形品そのものを再び粉砕してブロー成形
に再使用する際に生ずる溶融張力の低下やドローダウン
の発生等のブロー成形性の低下要因を著しく改善する効
果を有する。変性ポリオレフィン系樹脂(3)はポリオ
レフィン系樹脂に変性剤として下記の一般式(b)で示
されるグリシジル基を有する芳香族アクリルアミド化合
物を混合し、ラジカル開始触媒の存在下で加熱処理する
ことによって得られる変性ポリオレフィンである。
【0020】
【化4】
【0021】変性ポリオレフィン系樹脂(3)の調製に
用いるポリオレフィン系樹脂としては、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリメチルペンテン、ポリブテン或
いはこれらを主成分とする共重合体、例えばエチレン・
プロピレン共重合体、エチレン・プロピレン・ジエン共
重合体等の他、オレフィン以外のモノマーを含む共重合
体であってもよい。これらのポリオレフィン系樹脂は1
種または2種以上の混合物とすることもできる。特に、
ポリプロピレンやポリメチルペンテンを用いると樹脂材
料(A)の剛性を損なうこともなく靱性改善にも効果が
ある。変性ポリオレフィン系樹脂(3)は、線状共重合
体でも、分岐または架橋的に化学結合したグラフト共重
合体でもよいが、スチレン系共重合体(2)と同様に流
動性のよいものが好ましい。この観点から変性ポリオレ
フィン系樹脂(3)を配合する場合の配合量は共重合体
(1)100重量部に対に対して1〜30重量部であ
る。この配合量が少なすぎるとブロー成形品およびバリ
のリサイクル時においては溶融張力が低下しドローダウ
ンを生じる。また、この配合量が多すぎると樹脂組成分
全体がゲル化することがあるので好ましくはない。
【0022】本発明の樹脂材料(A)には繊維状、粉粒
状または板状の充填剤(4)(以下、充填剤(4)と略
称する)を配合してもよい。繊維状充填剤としては、ガ
ラス繊維、アスベスト繊維、カーボン繊維、シリカ繊
維、シリカ・アルミナ繊維、ジルコニア繊維、窒化硼素
繊維、硼素繊維、チタン酸カリ繊維、更にステンレス、
アルミニウム、チタン、銅、真鍮等の金属の繊維状物質
が挙げられる。特に代表的な繊維状充填剤はガラス繊維
である。粉粒状充填剤としては、カーボンブラック、シ
リカ、石英粉末、ガラスビーズ、ガラス粉、珪酸カルシ
ウム、珪酸アルミニウム、カオリン、タルク、クレー、
珪素土、ウォラストナイトの如き珪酸塩、酸化鉄、酸化
チタン、酸化亜鉛、アルミナ等の金属酸化物、炭酸カル
シウム、炭酸マグネシウムの等の金属の炭酸塩、硫酸カ
ルシウム、硫酸バリウム等の金属硫酸塩、その他炭化珪
素、窒化珪素、窒化硼素、各種金属粉末などが挙げられ
る。
【0023】また、板状充填剤としては、マイカ、ガラ
スフレーク、各種の金属箔等が挙げられる。これらの無
機充填剤は1種または2種以上併用することができる。
繊維状充填剤、特にガラス繊維と粉粒状または板状充填
剤の併用は、成形品の機械的強度と寸法精度、電気的性
質などを兼備する上で好ましい組み合わせであり、特に
ブロー成形性の向上にも有効である。
【0024】これらの充填剤の使用に当たっては収束剤
または表面処理剤を使用することが望ましい。これらの
例としては、エポキシ化合物、イソシアネート系化合
物、チタネート系化合物、シラン系化合物等の官能性化
合物である。充填剤(4)の配合量は共重合体(1)1
00重量部に対して100重量部以下、好ましくは70
重量部以下である。配合量が100重量部を超えるとブ
ロー成形に支障を生じることがあるので好ましくない。
【0025】本発明の複合ブロー成形品に有効な樹脂材
料(B)は、ブロー成形用熱可塑性ポリエステル系エラ
ストマーを主体とするものである。樹脂材料(B)は、
ポリエステル系樹脂と共にブロー成形し、成形品の一部
を構成することによって、振動に対する緩衝効果、柔軟
性及び他の構造部品との嵌合性・密着性を付与する。ポ
リエステル系樹脂と共に成形されるので220℃,剪断
速度120sec-1の溶融粘度は10,000〜60,
000ポイズ、好ましくは15,000〜400,00
の範囲である。樹脂材料(B)の溶融粘度はドローダウ
ンを抑制する点から10,000を超えることが必要で
あり、溶融樹脂の押出性の点から60,000ポイズ以
下であることがよい。主成分として用いるポリエステル
系エラストマーとは、ジカルボン酸またはそのエステル
形成性誘導体(5)、低分子量グリコールまたはそのエ
ステル形成性誘導体(6)および重量平均分子量(以
下、平均分子量と略称する)400〜6000のポリオ
キシアルキレングリコールまたはそのエステル形成性誘
導体(7)からなる重縮合物であり、且つ、成分(7)
が全重縮合物の5〜95重量%を占める熱可塑性ポリエ
ステルエラストマーである。より詳しくは、成分(5)
と成分(6)よりなるエステル単位と成分(5)と成分
(7)よりなるポリオキシアルキレングリコールエステ
ルセグメントを有するランダムまたはブロックコポリエ
ステルである。また、これ以外のエステル形成性コモノ
マーが補助的に少量導入されたコポリエステルであって
もよい。
【0026】ポリエステル系エラストマーを構成するた
めの成分(5)としては、芳香族、脂肪族、脂環族のジ
カルボン酸である。芳香族ジカルボン酸としては、例え
ばテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン
ジカルボン酸類、ジフェニルジカルボン酸類が挙げられ
る。さらに、これらはC1〜C10のアルキル基、アルコ
キシル基、アリール基、スルホン基、ハロゲン等の置換
基を有するものでもよい。また、脂肪族、脂環族ジカル
ボン酸としては、例えばセバシン酸、シクロアルキレン
ジカルボン酸類、アジピン酸、グルタール酸、コハク
酸、シュウ酸、イタコン酸、アゼライン酸、ジエチルマ
ロン酸、フマール酸、シクロヘキセンジカルボン酸類等
が挙げられる。更に、これらはアルキル基、アルコキシ
ル基、アリル基、スルホン基、ハロゲン等で置換されて
いてもよい。これらのジカルボン酸は、そのエステル形
成性誘導体の形で用いることができる。特に好ましく
は、テレフタル酸、イソフタル酸およびこれらのメチル
エステルが用いられる。
【0027】成分(6)として用いられる低分子量グリ
コールは鎖状グリコール、環状グリコール、芳香族グリ
コール等である。例えば、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、イソブチレングリコール、テトラメチ
レングリコール、ブテンジオール、ペンタメチレングリ
コール、デカメチレングリコール、ジハイドロキシシク
ロヘキサン、シクロヘキサンジメタノール等のC2〜C
15のグリコール;ハイドロキノン、ビス(ハイドロキ
シ)ジフェニール、ビス(ハイドロキシフェニル)メタ
ン、ビス(ハイドロキシフェニル)エタン等のフェノー
ル類を挙げることができる。特に好ましくは、エチレン
グリコール、テトラメチレングリコール、ブテンジオー
ルまたはそのエステル形成性誘導体である。
【0028】平均分子量400〜6,000のポリオキ
シアルキレングリコールはまたはそのエステル形成性誘
導体(7)は、C2〜C10のアルキレンオキサイドの重
合体である。このようなポリオキシアルキレングリコー
ルとしては、例えばポリ(エチレンオキサイド)グリコ
ール、ポリ(トリメチレンオキサイド)グリコール、ポ
リ(テトラメチレンオキサイド)グリコール、ポリ(ペ
ンタオキサイド)グリコール、ポリ(ヘキサメチレンオ
キサイド)グリコール、ポリ(ヘプタメチレンオキサイ
ド)グリコール、ポリ(オクタオキサイド)グリコー
ル、ポリ(デカヘプタメチレンオキサイド)グリコール
等およびこれらのアルキル置換体を挙げることができ
る。ポリオキシアルキレングリコールは、そのエステル
形成性誘導体を用いることもできる。これらのポリオキ
シエチレングリコールのうちポリ(テトラメチレンオキ
サイド)グリコール、ポリ(エチレンオキサイド)グリ
コールが好ましく用いられる。ポリエステル系エラスト
マーの製造に用いられるポリオキシアルキレングリコー
ル成分は、2種以上使用してもよい。
【0029】これらのポリエステル系エラストマーを構
成するための成分(7)の導入量は好ましくはポリエス
テル系エラストマーに対して5〜95重量%であり、更
に好ましくは10〜90重量%である。成分(7)の導
入量が少なすぎると柔軟性と嵌合部の密着性にかけ、多
すぎると成形性に問題を生じるので好ましくない。更
に、成分(7)には前記成分(5)、成分(6)、成分
(7)以外の少量の他のモノマーが導入されてもよい。
【0030】本発明の樹脂材料(A)には必須ではない
が、前記成分(2)および成分(3)と共に、特定のエ
ポキシ反応促進剤(8)を併用してポリエステル系樹脂
である共重合体(1)と溶融混練処理してもよい。エポ
キシ促進剤(8)としては、第3アミン、第3アミン
塩、イミダゾール化合物、イミダゾール塩、有機金属錯
体等が挙げられる。これらの反応促進剤(8)の添加剤
量は、成分(2)および成分(3)の合計に対して6重
量%以下であり、好ましくは0.05〜3重量%であ
る。また、これらのエポキシ反応促進剤は1種または2
種以上を混合して添加してもよい。なお、エポキシ反応
性触媒として一般に公知の酸、例えば有機スルホン酸の
ような酸性の強いものはポリエステルの劣化を促進する
ため好ましくない。
【0031】さらに、本発明に使用する樹脂材料(A)
に他の熱可塑性樹脂を併用することも可能である。用い
る他の熱可塑性樹脂としては、高温で安定な熱可塑性樹
脂であれば何れでもよい。融点が樹脂材料(A)より高
いものはその配合量に制限が生ずる場合がある。例え
ば、ポリアミド系重合体、前記成分(2)以外のスチレ
ン系重合体(共重合体も含む)、ポリカーボネート、ポ
リフェニレンオキサイド、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリエチレンテレフタレート、ポリアルキルアクリ
レート、ポリアセタール、ポリサルホン、ポリエーテル
サルホン、ポリエーテルイミド、ポリエーテルケトン、
フッ素樹脂等を挙げることができる。これらの熱可塑性
樹脂は2種以上混合して使用することができる。これら
のうち好ましい熱可塑性樹脂としてはナイロン6、ナイ
ロン66、ナイロン12、またはそれらの共重合体等を
含めた熱可塑性ポリアミド系樹脂(9)(以下ポリアミ
ド系樹脂(9)と略称する)を挙げることができる。ポ
リアミド系樹脂(9)は、共重合体(1)成分100重
量部に対して100重量部以内が好ましい。更に好まし
くは60重量部以内である。ここで使用するポリアミド
系樹脂(9)は溶融張力を増大させパリソンを安定化
し、耐ドローダウン性向上に効果がある。しかし、配合
量が多すぎると共重合体(1)の樹脂特性が失われるの
で好ましくない。
【0032】本発明に用いる樹脂材料(B)は前記熱可
塑性ポリエステル系エラストマー以外に他の熱可塑性樹
脂を補助的に少量配合した組成物であってもよい。補助
的に配合する熱可塑性樹脂としては前記樹脂材料(A)
で補助的に用いるものと同様なものが例示される。しか
し、樹脂材料(B)は成形品の柔軟性、嵌合部の密着性
が要求される部分を形成するための樹脂材料であるた
め、硬質の樹脂例えば、ポリスチレン、硬質塩化ビニ
ル、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等は好ましく
ない。
【0033】さらに、本発明に用いる樹脂材料(A)お
よび(B)は何れか一方または両方に、一般的に合成樹
脂に添加される公知の物質、即ち酸化防止剤、紫外線吸
収剤等の安定剤、帯電防止剤、難燃剤、染料や顔料等の
着色剤、潤滑剤、離型剤および結晶促進剤、結晶核剤等
も要求性能に応じ添加できる。
【0034】本発明のブロー成形は、多色または多層ブ
ロー成形で一般に熱可塑性樹脂のブロー成形に用いられ
る多層ブロー成形機を使用し通常の方法で行えばよい。
即ち上記の樹脂材料(A)と樹脂材料(B)とを各々別
の押出機で可塑化する。次いで、これを環状ダイより押
し出し或いは射出して1層または2層以上の環状の溶融
または軟化した中間体パリソンを形成する。このパリソ
ンを金型に挟んで内部に気体を吹き込み、膨らませて金
型に賦形し冷却固化し、ポリエステル系複合ブロー成形
品として成形される。本発明の目的である成形品の柔軟
性、他の機能部品との嵌合部の密着性を得るために成形
されたポリエステル系複合ブロー成形品であるダクトの
一例を図1に示した。その両端と中央蛇腹部は樹脂材料
(B)で構成され、残りの部分は樹脂材料(A)で構成
されている。このポリエステル系複合ブロー成形品を得
るための成形条件は、シリンダーおよびダイ温度は通常
170〜230℃の範囲で行う。好ましくは180〜2
20℃である。また、金型温度は40〜130℃が好ま
しく、さらに好ましくは60〜100℃である。内部に
吹き込む気体については、空気、窒素その他何れでもよ
い。経済性を考慮し通常空気を用いる。吹込圧は4〜1
0kg/cm2が好ましい。更には、三次元ブロー成形
機等の特殊ブロー成形機で成形することもできる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。 (実施例1〜3、比較例1〜3)(株)プラコー製3−
XYブロー成形機を使って、下記に示す材料で直径50
mm、肉厚2.5mmのパリソンを押出し、金型温度8
0℃、吹込圧6kg/cm2で硬質部と軟質部とを持ち
合わせた図1に示したブロー成形品を成形し、その成形
性、成形品の性状を評価した。その結果を表−1に示し
た。
【0036】
【表1】
【0037】尚、使用した樹脂材料及び評価方法は以下
の通りである。 [1]樹脂材料 樹脂材料(A) 共重合体(1) a−1;ポリブチレンテレフタレート系共重合体(イソ
フタル酸成分12.5モル%を共重合したもの)(融点
205℃) a−2;ポリブチレンテレフタレート系共重合体(イソ
フタル酸成分20モル%を共重合したもの)(融点19
0℃) a−3;ポリブチレンテレフタレート樹脂(融点225
℃) スチレン系共重合体(2);スチレン/アクリロニトリ
ル/グリシジルメタクリレート共重合体(重量比:56
/24/20) 変性ポリオレフィン系樹脂(3);AXE変性ポリエチ
レン(重量比:AXE/PE=10/100) AXE;N-(4-(2,3-エポキシプロポキシ)-3,5−ジ
メチルベンジル)アクリルアミド 充填剤(4);ガラス繊維(φ12μm×3mm) エポキシ反応促進剤(8);TBPB:テトラ・n−ブ
チルホスホニウムブロミド ポリアミド系樹脂(9);ナイロン6
【0038】樹脂材料(B); b−1:ポリエステルエラストマー(30,000ポイ
ズ) b−2:ポリエステルエラストマー(40,000ポイ
ズ) bー3:ポリエステルエラストマー( 5,000ポイ
ズ)
【0039】[2]ブロー成形品評価 1)融点 測定サンプル5mgを採取し、PERKIN−ELME
R社製DSC(7-series)を使用し、昇温速度5℃/分
で測定した。融解時の吸熱量のピーク温度を融点とし
た。 2)溶融粘度 (株)東洋精機製作所製キャピログラフ1Bを使用し、
樹脂温度220℃、キャピラリー径1mm、キャピラリ
ー長さ10mm、剪断速度120sec-1の時の溶融粘
度を測定した。 3)均肉性 図1に示すようにパイプ部の4ケ所(A−A,B−B,
C−C,D−D)を切断し、その周方向8ケ所の肉厚を
測定し、肉厚の最大と最小の差を平均値に対する%で示
した。 4)嵌合部の気密性 金属パイプと嵌合し、ホースクランプを使って20kg
f・cmの締付力で締め付け、以下の処理を行った後、
5kgf/cm2の内圧をかけ気密性を評価した。 耐熱性:試験試料を170℃の雰囲気に1000時間放
置後取り出し、気密性を評価した。 ヒートショック:試験試料を130℃の雰囲気に2時間
置き、次いで−40℃の雰囲気に2時間置くことを1サ
イクルとした。この操作を20サイクル行っ後、気密性
を評価した。 5)柔軟性 図1のパイプを蛇腹部で90゜の角度に折り曲げた状態
で固定し、振動数:33Hz、振幅:2mm、振動加速
度:4.5Gの条件で上下4時間、前後、左右各々2時
間ずつ振動試験機にかけ、折り曲げ部のクラックの有無
を見た。
【0040】
【発明の効果】本発明のポリエステル系複合ブロー成形
品は、従来よりも低い融点の熱可塑性ポリエステル系共
重合体を主成分とする樹脂材料(A)を使用することに
よって熱可塑性ポリエステル系エラストマーの樹脂材料
(B)との融点の差を小さくし、成形時のドローダウン
現象を効果的に改善し、耐熱性、柔軟性、他の構造部品
との嵌合性・密着性に優れたポリエステル系ブロー成形
品およびその製造方法を与えるものである。
【0041】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で提供されるポリエステル系複合ブロー
成形品の一例である。
【符号の説明】
A−A,B−B,C−C,D−Dはパイプ肉厚測定のた
めの切断箇所を示す。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29K 67:00 B29K 67:00 B29L 22:00 B29L 22:00 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 49/22 C08L 67/02 - 67/03

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素数2〜4のアルキレン基を有するポ
    リアルキレンテレフタレートを主体とし、それに共重合
    可能なコモノマー単位5〜40モル%とを含む、融点が
    220℃以下である共重合体(1)を主成分とする樹脂
    材料(A)と220℃、剪断速度120sec-1の溶融粘
    度が10,000〜60,000ポイズの熱可塑性ポリ
    エステル系エラストマーからなる樹脂材料(B)とを多
    色及び/または多層ブロー成形してなるポリエステル系
    複合ブロー成形品。
  2. 【請求項2】 樹脂材料(A)がグリシジル基を有する
    化合物を含む請求項1記載のポリエステル系複合ブロー
    成形品。
  3. 【請求項3】 グリシジル基を有する化合物がスチレン
    40〜97重量%、下記一般式(a)で示されるα,β
    -不飽和酸のグリシジルエステル3〜60重量%、他の
    ビニル系モノマー0〜50重量%(三者の合計は100
    重量%)よりなるスチレン系共重合体(2)、または、
    ポリオレフィン系樹脂100重量部に対し、下記一般式
    (b)で示されたグリシジル化合物を0.1〜15重量
    部を反応させた変性ポリオレフィン系樹脂(3)の少な
    くとも1種から選ばれた化合物である請求項2記載のポ
    リエステル系複合ブロー成形品。 【化1】 【化2】
  4. 【請求項4】 樹脂材料(A)が共重合体(1)100
    重量部に対してグリシジル基を有するスチレン系共重合
    体(2)0.2〜10重量部およびグリシジル基を有す
    る変性ポリオレフィン系樹脂(3)1〜30重量部を含
    んでなる請求項3記載のポリエステル系複合ブロー成形
    品。
  5. 【請求項5】 樹脂材料(A)が、さらに繊維状、粉粒
    状または板状の充填剤(4)の少なくとも1種を含んで
    なる請求項4記載のポリエステル系複合ブロー成形品。
  6. 【請求項6】 樹脂材料(B)がジカルボン酸またはそ
    のエステル形成性誘導体(5)、低分子量グリコールま
    たはそのエステル形成性誘導体(6)および平均分子量
    400〜6000のポリオキシアルキレングリコールま
    たはそのエステル形成性誘導体(7)からなる重縮合物
    であり、且つ、成分(7)が全重縮合物の5〜95重量
    %を占める熱可塑性ポリエステルエラストマーである請
    求項1乃至5のいずれかに記載のポリエステル系複合ブ
    ロー成形品。
  7. 【請求項7】 樹脂材料(A)が、さらに第3級アミン
    またはその塩、イミダゾールまたはその塩、ホスホニウ
    ム塩または有機金属錯体から選ばれる少なくとも1種の
    エポキシ反応促進剤(8)を、成分(2)および成分
    (3)の和に対して0.05〜6重量%配合し溶融混練
    してなる請求項3乃至6のいずれかに記載のポリエステ
    ル系複合ブロー成形品。
  8. 【請求項8】 樹脂材料(A)が、さらに共重合体
    (1)100重量部に対し熱可塑性ポリアミド樹脂
    (9)を1〜100重量部含む請求項1乃至7のいずれ
    かに記載のポリエステル系複合ブロー成形品。
  9. 【請求項9】 炭素数2〜4のアルキレン基を有するポ
    リアルキレンテレフタレートを主体とし、それに共重合
    可能なコモノマー単位5〜40モル%とを含む、融点が
    220℃以下である共重合体(1)を主成分とする樹脂
    材料(A)と220℃、剪断速度120sec-1の溶融粘
    度が10,000〜60,000ポイズの熱可塑性ポリ
    エステル系エラストマーからなる樹脂材料(B)とを2
    30℃以下の押出温度で多色及び/または多層ブロー成
    形するポリエステル系複合ブロー成形品の製造方法。
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