JP3321353B2 - 棒鋼・線材の圧延方法およびそれに用いる圧延設備 - Google Patents

棒鋼・線材の圧延方法およびそれに用いる圧延設備

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は棒鋼・線材の圧延方
法およびそれに用いる圧延設備に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の棒鋼・線材圧延設備の一例
を示している。 101は加熱炉、 102は粗圧延機列、 103
は中間圧延機列、 104は仕上圧延機列であり、各圧延機
列102,103,104 はいずれも2ロールミルを水平・垂直に
交互配置した多段の2ロール圧延機列である。この圧延
機列のスタンド数はビレットの大きさにもよるが、一般
的には10数台である(図示では20台)。ところで近年、
仕上げ圧延に2ロールミルを用いず、4ロールミルを2
台並べて設置した仕上圧延機を用い、1パス目のスタン
ドと2パス目のスタンドで仕上げ寸法に精密圧延するフ
リーサイズ精密圧延が提案されている(例えば、特開平
5−38501号および特開平6−63601号)。こ
こで用いられる4ロールミルで構成される仕上圧延機
は、第1スタンドが一対の水平ロールと他の一対の垂直
ロールからなる竪横スタンドであり、第2スタンドが前
記竪横スタンドに対しロールが45度傾斜した傾斜スタン
ドである。
【0003】図8のような圧延ラインにおいて棒鋼・線
材の仕上げ寸法は様々であり、例えば直径16mm〜85mmの
範囲内で数種類あり、代表的な仕上げ寸法を例示する
と、同図に示す19mm,30mm,48mm,65mm,85mm等であ
る。そこで、製品径が小径のとき(例えば、19mmや30m
m)は圧延量(減面量)が多いので、全スタンドを用い
て圧延して最終スタンドから製品を取出し、製品径が大
径のとき(例えば、48mm,65mm,85mm)は圧延量(減面
量)が少ないので、後段スタンドをライン外に抜き出し
中間のスタンドから製品を取出すことになる。したがっ
て、製品径が大径のときは、4ロールミルで構成する仕
上圧延機105 を、 No.13スタンドのベッド上(前方定位
置)に引込み引出し装置で移動して、その位置にある駆
動装置に連結し、製品径が小径のときは、仕上圧延機10
6 を No.17スタンドのベッド上(後方定位置)に引込み
引出し装置で移動し、その位置にある駆動装置に連結し
て、既述のごときフリーサイズ精密圧延を行うのであ
る。したがって、仕上圧延機105,106 を前方定位置・後
方定位置間で移動する引込み引出し装置が必要となる。
【0004】そして、前方定位置および後方定位置のそ
れぞれに設置される仕上圧延機105,106 に対して前方定
位置用と後方定位置用のロール駆動装置が設けられる
が、これらは互いに駆動速度が異なっていなければなら
ない。なぜならば、圧延設備全体の生産量は決っている
ので、圧延するサイズが異なると圧延速度も変ってく
る。すなわち、大径材の圧延は使用スタンドが少なくて
すむので圧延速度は低く、小径材の圧延は使用スタンド
が多くなるので圧延速度は高くならざるを得ないからで
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のごとく、従来の
圧延設備では、数種類のサイズの棒鋼・線材を圧延しよ
うとすれば、標準的な圧延ラインにおいても仕上圧延機
引込用の引込み引出し装置と定位置の2ケ所に設置した
ロール駆動装置とを必要とするので、設備コストが高い
ものであった。
【0006】本発明はかかる事情に鑑み、棒鋼・線材の
圧延ラインにおいて設備費を低減できる圧延方法および
圧延設備を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の圧延方
法は、2ロール圧延機を90度位相で多段に連続配置した
2ロール圧延機列で棒鋼・線材の素材を順次圧延して減
面していき、前記2ロール圧延機列の最後段の定位置に
配置された2台以上の4ロール圧延機で素材を仕上げ圧
延する方法であり、製品径が小径のときは、2ロール圧
延機列の全スタンドと前記4ロール圧延機を高速で運転
し、製品径が大径のときは、2ロール圧延機列の任意の
後段のスタンドをライン外に抜き出し、それより前段の
スタンドと前記4ロール圧延機を低速で運転することを
特徴とする。上記の圧延方法において、前記2台以上の
4ロール圧延機による仕上げ圧延は、1パス目の圧延方
向に対し2パス目の圧延方向をパスラインを中心に45度
傾斜させて行われる。
【0008】請求項2の発明の圧延設備は、2ロール圧
延機を90度位相で多段に連続配置した2ロール圧延機列
と、該2ロール圧延機列の最後段の定位置に設置した2
台以上の4ロール圧延機とからなり、前記2台以上の4
ロール圧延機の駆動ロールは圧延速度を変更するための
歯車変速機を介してロール駆動装置に接続されているこ
とを特徴とする。上記の圧延設備において、前記2台以
上の4ロール圧延機は、1パス目の4ロール圧延機に対
し2パス目の4ロール圧延機をパスラインを中心に45度
傾斜して配置される。請求項3の発明の圧延設備は
求項2の発明において、前記歯車変速機が、互いに平行
に配置された入力軸および出力軸と、互いに噛み合わさ
れた、入力軸に軸受を介して回転自在に保持された入力
側小径ギヤと出力軸に固定された出力側大径ギヤからな
る低速歯車列と、互いに噛み合わされた、入力軸に軸受
を介して回転自在に保持された入力側大径ギヤと出力軸
に固定された出力側小径ギヤからなる高速歯車列と、前
記入力軸を、入力側小径ギヤまたは入力側大径ギヤに選
択的に結合するスプライン式噛合機構とからなること
特徴とする
【0009】請求項1,2の発明の圧延方法および圧延
設備によれば、2ロール圧延機列により棒鋼・線材の素
材を順次圧延して減面していき、ビレットから製品径直
前の段階まで圧延し、最後に2台以上の4ロール圧延機
により仕上げ圧延して製品が作られる。製品の外径が小
径のときは2ロール圧延機列の全スタンドにより製品径
直前まで圧延し、その後前記4ロール圧延機によって仕
上げ圧延するが、この場合、使用する圧延機のスタンド
数が多いので高速圧延し、4ロール圧延機は歯車変速機
によって変速比を高速にし高速運転する。製品の外径が
大径のときは、2ロール圧延機列の任意の後段スタンド
をライン外に抜き出し、全スタンドの一部である前段の
スタンドによって製品径直前まで圧延し、その後は前者
の場合と同様に圧延ライン後段の4ロール圧延機で仕上
圧延をする。また、この場合、使用する圧延機のスタン
ド数が少ないので低速で圧延し、4ロール圧延機は歯車
変速機によって変速比を低速にし低速運転する。要する
請求項1,2の発明によれば、2台以上の4ロール圧
延機は、2ロール圧延機列の最後段の定位置に設置する
ものだけでよく、従来技術のように2ロール圧延機列の
中間に設置する必要がない。このため、4ロール圧延機
の引込み引出し装置やロール駆動装置の台数が少なくて
すみ、設備費を低減できる。
【0010】そして、本発明の好ましい態様によれば、
ロール圧下量を調整して同一ロール孔径のロールにより
数サイズの円形断面の仕上げ材に圧延するので、数サイ
ズの仕上げ材を1セットの仕上圧延機(2台以上の4ロ
ール圧延機)で圧延でき、圧延機そのものの台数も少な
くてすみ、ひいては圧延ライン周辺の保管スペースが少
なくなり、また、引込み引出し装置も小型化できるとい
う利点を生ずる。
【0011】請求項3の発明によれば、前記歯車変速機
によって、スプライン式噛合機構により容易かつ円滑に
変速ができ、しかも大きな動力を伝えることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の概念図を示してお
り、101 は加熱炉、102 は粗圧延機列、103は中間圧延
機列、104 は仕上圧延機列である。各圧延機列102,103,
104 はいずれも2ロール圧延機を90度位相で水平・垂直
に交互配置しており、2ロール圧延機列 100を構成して
いる。なお、図1は一辺が 150mmの角ビレットbを、製
品径が19mm,30mm,48mm,65mm,85mmに圧延するそれぞ
れの場合に使用するスタンドとパス形状を示す説明図で
あるが、2ロール圧延機列100 のスタンド数(図示は20
スタンド)はビレットbの大きさにより増減するもので
ある。
【0013】本発明における、製品径の小径、大径の区
分は相対的なもので、以下の例では、製品径19mmと30mm
が小径に区分され、製品径48mm,65mm,85mmが大径に区
分されているが、ビレットbの大きさや製品径の種類、
大きさ等により、小径と大径のいずれに区分されるかは
適宜変動するものである。ともあれ、図示の例では、製
品径が小径(19mm,30mm)の場合は、2ロール圧延機列
100の全スタンド(No.16スタンドまで)が使用され、製
品径が大径の場合、48mmのものはNo.10 スタンドまでが
使用され、 No.11〜No.16 スタンドはライン外に抜き出
してローラテーブルと置換し、65mmと85mmのものはNo.8
スタンドまでが使用され、No.9〜No.16スタンドはライ
ン外に抜き出してローラテーブルと置換して圧延ライン
が構成される。そして、2台の4ロール圧延機S1,S2か
らなる仕上圧延機1はNo.17 スタンドのベッド上が定位
置となっている。No.17 スタンドのベッド上に仕上げ圧
延機1を載せる引込み引出し装置は任意であり、クレー
ンで吊って移動させるものでもよく、通常のハウジング
交換のようにレール上にスライド可能に載せ、油圧シリ
ンダ等でスライドさせるものでもよい。なお、本実施形
態では4ロール圧延機は2台であるが、3台以上であっ
てもよい。
【0014】そして、小径の製品(19mm,30mm)は2ロ
ール圧延機列100 の全スタンドと4ロール圧延機S1,S1
によって高速で圧延され、大径の製品(48mm,65mm,85
mm)は2ロール圧延機列100 の前段スタンド(No.10スタ
ンドまで、またはNo.8スタンドまで)と4ロール圧延機
S1,S2を用いて低速圧延し、2ロール圧延機列100 の後
段スタンド(No.11〜No.16 スタンドまたはNo.9〜No.16
スタンド)を休止させるのである。このように、本発明
の圧延方法では、4ロール圧延機S1,S2からなる仕上圧
延機1は圧延ライン最後段の定位置に設置するものしか
用いないので、駆動装置が1ケ所に設置される1セット
のもので足り、図8の従来技術のように2セット使用す
るものに比べ、設備費が低減できるのである。
【0015】上記の仕上圧延機1は、1パス目の4ロー
ル圧延機に対し2パス目の4ロール圧延機をパスライン
を中心に45度傾斜して配置するのが好ましい。そして、
ロール圧下量を調整して同一ロール孔径のロールにより
数サイズの仕上げ材を圧延するようにすると、少ない圧
延ロールで多数のサイズの棒鋼・線材を圧延しながら、
真円度を従来の圧延方法と同等に維持することができ
る。したがって、例えば19〜85mmの範囲の棒鋼の仕上げ
を1台の仕上げ圧延機で仕上げることができる。ただ
し、ある範囲のサイズの圧延が終ると、ロール孔型径を
次回のより大きなサイズの圧延のために改削する必要が
ある。
【0016】なお、上記仕上圧延機1では大径の製品、
小径の製品に対応して変速装置を切換えて圧延速度を得
ているが、電動モータの回転数制御を併用すると製品径
に対応した最適な圧延速度が得られるのでいっそう好適
となる。
【0017】ところで、上記のように圧延速度を可変と
する場合、変速装置が必要となる。そこで、つぎに歯車
変速機を備えた仕上圧延機1を図面に基づき説明する。
図2は仕上圧延機1とそのロール駆動装置の平面図、図
3はそのパスライン方向からみた正面図である。図2〜
3において、仕上圧延機1は1パス目の4ロール圧延機
S1と2パス目の4ロール圧延機S2とから構成されてお
り、1パス目の4ロール圧延機S1は竪横スタンドで、2
パス目の4ロール圧延機S2は傾斜スタンドである。前記
竪横スタンドS1は一対の水平ロールと他の一対の垂直ロ
ールからなり、水平ロールが駆動軸3を備えた駆動ロー
ルで、垂直ロールがアイドラロールである。また、前記
傾斜スタンドS2は、ロール軸が前記竪横スタンドS1に対
し45度傾斜しており、一対の傾斜ロールが駆動軸4を有
する駆動ロールであり、他の一対の傾斜ロールがアイド
ラロールである。前記竪横スタンドS1の駆動軸3は減速
機5A、伝動軸6A、歯車変速機7A、伝動軸8Aを介して駆動
用モータM1に接続され、前記傾斜スタンドS2の駆動軸4
は動力伝達方向を斜め、垂直、水平と変えるための歯車
箱9、減速機5B、伝動軸6B、歯車変速機7B、伝動軸8Bを
介して駆動用モータM2に接続されている。前記歯車変速
機7A,7Bは駆動用モータM1,M2の回転数を変速して4ロ
ール圧延機S1,S2に伝える変速機である。
【0018】つぎに、上記歯車変速機7Aを説明する。図
4は歯車変速機7Aの平面図、図5はシフターの説明図で
ある。図4において、11は入力軸で、軸受12,13によっ
て機枠10に回転自在に支持されている。この入力軸11の
中央部には外歯形の中央スプライン歯14が形成され、そ
の両側は軸受部15,16となっており、図中右端の17は継
手部である。この継手部17は適宜のカップリングによっ
て伝動軸8A(図2参照)に連結される。入力軸11の左側
軸受部15には入力側小径ギヤ18が軸受を介して回転自在
に保持されており、右側軸受部16には入力側大径ギヤ19
が軸受を介して回転自在に保持されている。また、前記
入力軸11と平行に出力軸31が軸受32,33で機枠10に回転
自在に支持されており、この出力軸31には図中左側に出
力側大径ギヤ38が、図中右側に出力側小径ギヤ39がそれ
ぞれ固定され、図中左端は継手部37となっている。この
継手部37は、適宜のカップリングによって伝動軸6A(図
2参照)に連結される。そして、出力側大径ギヤ38は入
力側の小径ギヤ18と噛み合い(低速歯車列)、出力側小
径ギヤ39は入力側の大径ギヤ19と噛み合っている(高速
歯車列)。
【0019】上記の高速歯車列と低速歯車列との間で変
速操作するため、つぎのようなスプライン噛合機構が設
けられている。前記入力側小径ギヤ18の右側面には外歯
形の第1スプライン歯18aが一体に形成され、前記入力
側大径ギヤ19の左側面には外歯形の第2スプライン歯19
aが一体に形成されており、これらのスプライン歯18
a,19aは入力軸11の中央スプライン歯14とピッチ円直
径や歯形が同一である。
【0020】前記中央スプライン歯14の外周には内歯形
のスプライン歯を形成したスプラインボス21がスライド
自在に嵌っており(中央位置)、このスプラインボス21
は図中左側に摺動して中央スプライン歯14と第1スプラ
イン歯18aに同時に噛み合った状態(低速位置)、およ
び右側に摺動して中央スプライン歯14と第2スプライン
歯19aに同時に噛み合った状態(高速位置)を選択的に
とることができる。このスプラインボス21の外周には図
5に示すように、シフター22が係合しており、支軸23、
リンク24を介して、図4に示すシフトシリンダ25に連結
されている。このシフトシリンダ25を伸縮させることに
より、シフター22を作動させて、スプラインボス21の噛
み合い位置を任意に変更することができる。なお、前記
シフトシリンダ25を用いるかどうかは任意であり、他の
動力手段で切換操作してもよく、動力手段を用いず手動
操作するようにしてもよい。
【0021】したがって、図6に示すように、スプライ
ンボス21を中央スプライン歯14と入力側小径ギヤ18の第
1スプライン歯18aに同時に噛み合う低速位置にする
と、伝動軸8Aから入力軸11に伝えられた回転トルクは、
中央スプライン歯14、入力側小径ギヤ18、出力側大径ギ
ヤ38と伝達されて出力軸31から伝動軸6Aに伝えられる。
また、図7に示すように、スプラインボス21を中央スプ
ライン歯14と入力側大径ギヤ19の第2スプライン歯19a
に同時に噛み合う高速位置にすると、伝動軸8Aから入力
軸11に伝えられた回転トルクは、中央スプライン歯14、
入力側大径ギヤ19、出力側小径ギヤ39と伝達されて出力
軸31から伝動軸6Aに伝えられる。もちろん、前者(図
6)の場合は低速になり、後者(図7)の場合は高速に
なる。したがって、製品径が小径の場合は、図7のよう
に高速に切換え、製品径が大径の場合は図6のように低
速に切換えるとよい。
【0022】上記の歯車変速機7Aは図2に示す竪横スタ
ンドS1用であったが、傾斜スタンドS2用の歯車変速機7B
にも実質的に同様の構成を採用することができる。ただ
し、図2に示すように歯車変速機7Bの入力軸8Bと出力軸
6B間の芯間距離が大きいときは、間にアイドルギヤ40を
入れてトルク伝達するのが好ましい。すなわち、入力側
の大径ギヤ19と出力側の小径ギヤ39との間にアイドルギ
ヤ40を入れ、入力側の小径ギヤ18と出力側の大径ギヤ38
との間にもアイドルギヤ40を入れるのである。この場合
でも、入力軸上のスプライン式噛合機構やシフト機構は
図4と実質同一に構成することができる。上記の歯車変
速機7A,7Bによれば、大きな駆動トルクを確実に伝達す
ると共に、容易に変速できるので、圧延機の圧延速度変
速用として好ましいものである。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、圧延ライン中の4ロー
ル圧延機からなる仕上圧延機の引込み引出し装置および
ロール駆動装置は1セットで足りるので、設備費を大き
く低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧延方法の概念図である。
【図2】仕上圧延機1とその歯車変速機の平面図であ
る。
【図3】図2の圧延設備をパスライン方向からみた正面
図である。
【図4】歯車変速機7Aの平面図である。
【図5】シフト機構の説明図である。
【図6】歯車変速機7Aの低速切換状態の平面図である。
【図7】歯車変速機7Aの高速切換状態の平面図である。
【図8】従来の圧延方法の概念図である。
【符号の説明】
1 仕上圧延機 S1 竪横スタンド S2
傾斜スタンド 7A 歯車変速機 7B 歯車変速機 11
入力軸 14 中央スプライン歯 18 入力側小径ギヤ 19
入力側大径ギヤ 21 スプラインボス 22 シフター 25
シフトシリンダ 31 出力軸 38 出力側大径ギヤ 39
出力側小径ギヤ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B21B 37/00 BBG (72)発明者 金堂 秀範 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 武田 了 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (56)参考文献 特開 平7−323304(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 1/00 - 1/46 B21B 13/12 B21B 35/12 B21B 37/00 - 37/78

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2ロール圧延機を90度位相で多段に連続配
    置した2ロール圧延機列で棒鋼・線材の素材を順次圧延
    して減面していき、前記2ロール圧延機列の最後段の定
    位置に配置された2台以上の4ロール圧延機で素材を仕
    上げ圧延する方法であり、 製品径が小径のときは、2ロール圧延機列の全スタンド
    と前記4ロール圧延機を高速で運転し、 製品径が大径のときは、2ロール圧延機列の任意の後段
    のスタンドをライン外に抜き出し、それより前段のスタ
    ンドと前記4ロール圧延機を低速で運転することを特徴
    とする棒鋼・線材の圧延方法。
  2. 【請求項2】2ロール圧延機を90度位相で多段に連続配
    置した2ロール圧延機列と、該2ロール圧延機列の最後
    段の定位置に設置した2台以上の4ロール圧延機とから
    なり、前記2台の4ロール圧延機の駆動ロールは圧延速
    度を変更するための歯車変速機を介してロール駆動装置
    に接続されていることを特徴とする棒鋼・線材の圧延設
    備。
  3. 【請求項3】前記歯車変速機が、 互いに平行に配置された入力軸および出力軸と、 互いに噛み合わされた、入力軸に軸受を介して回転自在
    に保持された入力側小径ギヤと出力軸に固定された出力
    側大径ギヤからなる低速歯車列と、互いに噛み合わされ
    た、入力軸に軸受を介して回転自在に保持された入力側
    大径ギヤと出力軸に固定された出力側小径ギヤからなる
    高速歯車列と、 前記入力軸を、入力側小径ギヤまたは入力側大径ギヤに
    選択的に結合するスプライン式噛合機構とからなること
    を特徴とする請求項2記載の棒鋼・線材の圧延設備。
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