JP3321035B2 - 電気コネクタ - Google Patents

電気コネクタ

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JP3321035B2
JP3321035B2 JP18745997A JP18745997A JP3321035B2 JP 3321035 B2 JP3321035 B2 JP 3321035B2 JP 18745997 A JP18745997 A JP 18745997A JP 18745997 A JP18745997 A JP 18745997A JP 3321035 B2 JP3321035 B2 JP 3321035B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/712Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit
    • H01R12/716Coupling device provided on the PCB

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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラグコネクタと
レセプタクルコネクタを嵌合させて、電子機器間を接続
する電気コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、電気コネクタのプラグコネ
クタ側に可撓性のあるコンタクト、例えばFPC基板か
らなるコンタクトを使用して、コネクタ相互間の位置ず
れを吸収する構造のものを、既に提案している(特願平
08−204267号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記既提案
のFPC基板製のコンタクトの場合、複数枚の基板、例
えば2枚の基板を貼り合わせて構成するものであるた
め、次のような改善すべき点があった。
【0004】(1)このFPC基板の貼り合わせ作業が
結構面倒であった。 (2)相手コネクタとの繰り返し嵌合などによって、経
時的に貼り合わせ面が剥がれる懸念もある。 (3)コンタクトの可撓性によって、当該コンタクトの
長手方向以外の方向に対しては、効果的な位置ずれの吸
収作用が期待できるものの、コンタクトの長手方向に対
しては、有効な位置ずれの吸収作用がなかった。 (4)コンタクトの接触部の両面側の金属コンタクト層
が表裏同一位置に形成されているため、金属コンタクト
層間の離間距離、及びこれらと接触するレセプタクルコ
ネクタ(相手コネクタ)の対向するコンタクト同志の離
間距離が大きく取りないという問題があった。 (5)また、この電気コネクタの使用に際して、半田付
けなどの加熱工程が複数回繰り返される用途によって
は、コンタクトのテール部に金属加工片の端子を半田付
けし、この端子によって、電子機器の基板側に接続させ
る場合、うまく対応できず、その用途が限定されるとい
う問題もあった。
【0005】本出願人は、上記(2)項の貼り合わせ面
が剥がれる懸念に対しては、2枚のFPC基板の頂部端
面部分の長手方向に保護用スペーサを設けて、剥がれを
防止する電気コネクタを提案している(平成9年1月8
日提出の特許願)。
【0006】本発明は、既提案のものと同様、プラグコ
ネクタ側に可撓性のあるコンタクトを使用する一方、幾
つかの工夫を導入して、上記(1)項、(3)〜(5)
項の問題点を解消する電気コネクタを提供せんとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、プラグコネクタとレセプタクルコネクタが嵌合され
る電気コネクタにおいて、前記プラグコネクタが、1枚
の板状で可撓性のプラグ側コンタクトと、当該プラグ側
コンタクトの接触部からテール部に掛けての両面側に互
い違いに形成された金属コンタクト層と、前記プラグ側
コンタクトが固定される絶縁体のプラグ側ハウジングと
からなり、かつ、前記レセプタクルコネクタが、絶縁体
のレセプタクル側ハウジングと、当該レセプタクル側ハ
ウジングの前記プラグ側コンタクトの接触部が挿入され
る嵌合溝と、当該嵌合溝の両側に互い違いに装着されて
前記接触部の金属コンタクト層と接触される弾性金属加
工片で形成されたレセプタクル側コンタクトからなるこ
とを特徴とする電気コネクタにある。
【0008】請求項2記載の本発明は、前記プラグ側ハ
ウジングに複数のプラグ側コンタクトを配列すると共
に、前記レセプタクル側ハウジングに複数の嵌合溝を設
けたことを特徴とする請求項1記載の電気コネクタにあ
る。
【0009】請求項3記載の本発明は、前記プラグ側コ
ンタクトが概略断面L字形で、前記プラグ側ハウジング
内の水平部をテール部とすると共に、当該テール部を金
属加工片の端子を介して電子機器の基板側に接続させる
ことを特徴とする請求項1又は2記載の電気コネクタに
ある。
【0010】請求項4記載の本発明は、前記プラグ側コ
ンタクトが概略断面I字形で、前記プラグ側ハウジング
内の垂直図をテール部とすると共に、当該テール部に接
触する弾性金属加工片からなるテール端子を、当該プラ
グ側ハウジング内に装着させたことを特徴とする請求項
1又は2記載の電気コネクタにある。
【0011】請求項5記載の本発明は、プラグコネクタ
とレセプタクルコネクタが嵌合される電気コネクタにお
いて、前記プラグコネクタが、1枚の板状で可撓性のプ
ラグ側コンタクトと、当該プラグ側コンタクトの接触部
からテール部に掛けての両面側に互い違いに形成された
金属コンタクト層と、前記プラグ側コンタクトと一体に
樹脂成形されたコンタクト支持体と、当該コンタクト支
持体から突出したプラグ側コンタクトのテール部が挿入
される嵌合溝が形成された絶縁体のプラグ側ハウジング
と、前記嵌合溝の両側が装着されて前記プラグ側コンタ
クトのテール部の金属コンタクト層と接触される弾性金
属加工片で形成されたテール端子とからなり、かつ、前
記レセプタクルコネクタが、絶縁体のレセプタクル側ハ
ウジングと、当該レセプタクル側ハウジングの前記プラ
グ側コンタクトの接触部が挿入される嵌合溝と、当該嵌
合溝の両側に互い違いに装着されて前記接触部の金属コ
ンタクト層と接触される弾性金属加工片で形成されたレ
セプタクル側コンタクトからなることを特徴とする電気
コネクタにある。
【0012】請求項6記載の本発明は、前記プラグ側ハ
ウジングの嵌合溝の両側にテール端子用の収納部を設
け、この収納部に前記テール端子を圧入することを特徴
とする請求項5記載の電気コネクタにある。
【0013】請求項7記載の本発明は、前記プラグ側ハ
ウジングを、そ嵌合溝の両側にテール端子を配列させた
形で一体に樹脂成形することを特徴とする請求項5記載
の電気コネクタにある。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図8は、本発明の電気コネ
クタをなすプラグコネクタとレセプタクルコネクタの形
態の一例を示したものである。図中、100Aはプラグ
コネクタ、200はレセプタクルコネクタである。
【0015】110はプラグコネクタ100Aのプラグ
側コンタクトで、これは、図4に示すように、例えば概
略断面がL字形の1枚のFPC基板などからなり、ある
程度の可撓性を有すると共に、その接触部(立設先端
部)110aからテール部(底部)110cに掛けて
は、図5〜図6に示すように、その両面側が、かつ、長
手方向に多数の銅箔パターンなどからなる金属コンタク
ト層121,122が互い違いに形成されている。そし
て、このL字形のプラグ側コンタクト110の一方の金
属コンタクト層122にあっては、その下端側がスルホ
ール122aの内側メッキ層部分を通じて、他方側(反
対側)の延設金属コンタクト層122bに接続されてい
る。
【0016】130は絶縁体のプラグ側ハウジングで、
これは、図4に示すように、例えば概略断面が樋状(凹
形)の樹脂成形体からなり、その凹内の長手方向には、
2条のスリット131,131があって、これらは、2
個のプラグ側コンタクト110,110が挿入され、そ
の固定部110b,110bで固定されている。このプ
ラグ側ハウジング130内のプラグ側コンタクト11
0,110のテール部110c,110cにあっては、
上記多数の金属コンタクト層121,122b部分に対
して、多数の金属加工片からなる端子140が半田付け
などによって取り付けられ、電子機器の基板側と接続さ
せるようになっている。このプラグ側ハウジング130
の底部は、蓋板132などで塞いである。
【0017】210はレセプタクルコネクタ200の絶
縁体のレセプタクル側ハウジングで、これも、樹脂成形
体からなり、図7〜図8に示すように、その長手方向に
は、プラグ側コンタクト110,110の接触部110
a,110aが挿入される2条の嵌合溝220,220
が設けてあり、これらの嵌合溝220,220の両側に
は、上記プラグ側コンタクト110,110の接触部1
10a,110aの金属コンタクト層121,122と
接触される弾性金属加工片で形成されたレセプタクル側
コンタクト231,232が互い違いに装着されてい
る。
【0018】このようにしてなる上記プラグコネクタ1
00Aとレセプタクルコネクタ200は、図9に示すよ
うに、嵌合させれば、それぞれの対応するプラグ側コン
タクト110,110側の金属コンタクト層121,1
22とレセプタクル側コンタクト231,232とが弾
性的に接触され、電気的に接続される。
【0019】このようなプラグコネクタ100Aとレセ
プタクルコネクタ200からなる本発明の電気コネクタ
の場合、プラグコネクタ100Aのプラグ側コンタクト
110が1枚のFPC基板などからなるため、面倒なF
PC基板の貼り合わせ作業も不要で、もちろん経時的に
貼り合わせ面が剥がれるなどの懸念も全くない。
【0020】また、FPC基板の可撓性によって、コン
タクトの長手方向以外の方向に対しては、十分な位置ず
れの吸収作用が得られる。一方、プラグ側コンタクト1
10の長手方向の両面側には、図5〜図6に示すよう
に、多数の金属コンタクト層121,122が互い違い
に形成されると共に、これに対応して、レセプタクルコ
ネクタ200の嵌合溝220,220の両側には、レセ
プタクル側コンタクト231,232が互い違いに装着
されているため、それぞれの対応するプラグ側コンタク
ト110,110側の金属コンタクト層121,122
とレセプタクル側コンタクト231,232とが多少ず
れても、何ら問題なく、良好な電気的接続が得られる。
【0021】例えば、図5〜図6に示すように、プラグ
側コンタクト110の一方側の金属コンタクト層12
1,121間、及び他方側の金属コンタクト層122,
122間の離間距離(幅)W1 が、0.8mmの場合、
本発明のように互い違いにすると、両面間の金属コンタ
クト層121,122間の離間距離(幅)W2 が、0.
4mmと約半分にすることができる。もちろん、これに
対応して、図7に示すように、一方側のレセプタクル側
コンタクト231,231間、及び他方側のレセプタク
ル側コンタクト232,232間の離間距離もW1 (=
0.8mm)となり、また、両側のレセプタクル側コン
タクト231,232間の離間距離はW2(=0.4m
m)となる。
【0022】言い換えれば、コネクタ全体の各金属コン
タクト層121,122間、及びレセプタクル側コンタ
クト232,232間の離間距離が0.4mmピッチと
極めて狭小であるのに対して、同一の側に位置する金属
コンタクト層間やレセプタクル側コンタクト間の離間距
離は0.8mmピッチと倍の大きさでよく、多少スペー
ス的な余裕が生じ、例えば長手方向において0.2mm
程度のずれであれば、吸収可能となる。つまり、コンタ
クトの長手方向に対しても、有効な位置ずれの吸収作用
が得られる。
【0023】また、このように同一側の金属コンタクト
層間やレセプタクル側コンタクト間の離間距離W1 が、
全体のピッチに対して、2倍程度と大きく取ることがで
き、特に、同一側のレセプタクル側コンタクト間の場
合、図2に示すように、弾性金属加工片の曲げ部分から
なる接触部が互い違いに食い込む形で配列されるため、
これらの隣接するもの同志の隙間が狭くなると、不用意
な接触の懸念があるが、この間隔が大きく取れると、こ
のような懸念も解消される。つまり、高周波信号に対し
て十分対応することができると共に、信頼性の高い優れ
た電気コネクタが得られる。
【0024】図10〜図12は、本発明の電気コネクタ
をなすプラグコネクタの形態の他の例を示したものであ
る。このプラグコネクタ100Bも、基本的には、上記
のプラグコネクタ100Aと同様であるが、プラグ側コ
ンタクト110の形状と、そのテール部110cの電子
機器の基板側への接続方法が異なる。
【0025】つまり、このプラグコネクタ100Bのプ
ラグ側コンタクト110は、概略断面がI字形の1枚の
FPC基板などからなり、ある程度の可撓性を有すると
共に、その接触部110aからテール部110cに掛け
ては、上記図5〜図6の場合と同様、その両面側で、か
つ、長手方向に多数の銅箔パターンなどからなる金属コ
ンタクト層121,122(図示省略)が互い違いに形
成されている。
【0026】そして、このI字形の2個のプラグ側コン
タクト110にあっては、プラグ側ハウジング130内
の垂直部をテール部100cとすると共に、このテール
部100c部分には、図11〜図12に示すように、当
該プラグ側ハウジング130の底面側に設けた収納部1
33,133に弾性金属加工片からなる2種類のテール
端子151,152を装着させて、その弾性先端151
a,152aを、上記テール部100cの両面側の金属
コンタクト層121,122(図示省略)にバネ性を持
って接触させてある。
【0027】このプラグコネクタ100Bも、上記図9
の場合と同様、レセプタクルコネクタ200と嵌合させ
ればよい。これによって、それぞれの対応するプラグ側
コンタクト110側の金属コンタクト層121,122
(図示省略)とレセプタクル側コンタクト231,23
2とが弾性的に接触され、電気的に接続される。
【0028】このプラグコネクタ100Bでは、テール
部110cとテール端子151,152が半田付けや溶
接などではなく、単に装着するのみでよいため、製造の
簡略化が可能となる。さらにまた、プラグコネクタ10
0Bを電子機器の基板側へ接続する際、リフロー法によ
る半田付けを繰り返しても、半田が溶融するなどの問題
が生じることはない。
【0029】図13〜図14は、本発明の電気コネクタ
をなすプラグコネクタの形態のさらに他の例を示したも
のである。このプラグコネクタ100Cは、上記のプラ
グコネクタ100Bと同様、プラグ側コンタクト110
は、概略断面がI字形の1枚のFPC基板などからな
り、その接触部110aからテール部110cに掛けて
は、上記図13に示すように、その両面側で、かつ、長
手方向に多数の多数の銅箔パターンなどからなる金属コ
ンタクト層121,122が互い違いに形成されてい
る。
【0030】このI字形の2個のプラグ側コンタクト1
10にあっては、その下方の垂直部をテール部110c
とすると共に、その中間の固定部110b部分には、イ
ンサート成形などの樹脂成形によって、コンタクト支持
体160が一体的に取り付けられる。このコンタクト支
持体160から突出したプラグ側コンタクト110のテ
ール部110cは、台状の絶縁体からなるプラグ側ハウ
ジング170の長手方向に形成された2条の嵌合溝17
1,171に挿入されるようになっている。
【0031】この嵌合溝171の両側には、図14に示
すように、その底面側から上面に掛けて貫通されたテー
ル端子用の収納部172,172が互い違いに設けてあ
って、これらには、弾性金属加工片からなる2種類のテ
ール端子181,182が圧入され、その弾性先端18
1a,182aが、収納部172の両側で対峙すると共
に、その接続テール端子部181b,182bは、プラ
グ側ハウジング170の底面側の延設溝173を通じて
外方に延設されている。なお、圧入の保持力を向上させ
るには、図14に示したように、テール端子181,1
82の垂直部分に爪形状などの拡径係止部181c,1
82cを設けるとよい。
【0032】したがって、このプラグコネクタ100C
の場合も、上記プラグコネクタ100Bと同様、テール
部110cとテール端子181,182が半田付けや溶
接などではなく、単に装着するのみでよいため、製造の
簡略化が可能となる。さらにまた、プラグコネクタ10
0Cを電子機器の基板側へ接続する際、何ら問題なく、
リフロー法による半田付けを繰り返すことが可能とな
る。
【0033】上記図13〜図14のプラグコネクタ10
0Cでは、テール端子181,182をプラグ側ハウジ
ング170の互い違いに形成された収納部172,17
2に圧入する方法であったが、本発明では、これに限定
されず、プラグ側ハウジング170自体を、その嵌合溝
171の両側にテール端子181,182を配列させた
形で、インサート成形などの樹脂成形によって、一体成
形することできる。
【0034】なお、上記各実施の形態では、2個のプラ
グ側コンタクト110を並行に配列する場合であった
が、本発明は、これる限定されず、1個でもよく、或い
は3個以上の配列も可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明に係る電気コネクタによると、以
下のような優れた効果が得られる。 (1)先ず、プラグコネクタのプラグ側コンタクトが1
枚の板状で可撓性のもの、例えばFPC基板からなるた
め、貼り合わせの面倒な作業が省略でき、高い生産性が
得られる。もちろん、貼り合わせ面がないことから、相
手コネクタの繰り返しの挿抜などによっても、経時的に
貼り合わせ面が剥がれるという問題は、的に解消され
る。
【0036】(2)また、プラグ側コンタクトの可撓性
によって、当該プラグ側コンタクト自体が長手方向以外
の方向に対しては、多少揺動することができるため、良
好な位置ずれの吸収作用が得られる。
【0037】(3)さらに、プラグ側コンタクトの接触
部からテール部に掛けての両面側で、その長手方向に金
属コンタクト層が互い違いに成形されると共に、これに
対応して、レセプタクルコネクタのレセプタクル側コン
タクトも互い違いに装着されるため、コネクタ全体から
見ると、金属コンタクト層間やレセプタクル側コンタク
ト間の離間距離が小さく抑えられている割りには(例え
ば0.4mmピッチ)、これらの同一側の要素間の離間
距離が倍の大きさに取ることができる(例えば0.8m
mピッチ)。この結果、コネクタ全体の大きさを抑えた
形で、多数のパターン配線(例えば240芯線)などを
高密度で配線することができるコンパクトな電気コネク
タの供給が可能となる。
【0038】(4)また、上記互い違いとした構成によ
って、同一側の金属コンタクト層間の離間距離が大きく
取れるため、プラグ側コンタクトの長手方向に対して、
スペース的に余裕が生じ、多少の位置ずれ(例えば上記
0.8mmピッチの場合、0.2mm程度の位置ずれ)
の吸収が可能となる。このことは、同一側のレセプタク
ル側コンタクト間の離間距離についても全く同様のこと
が言える。特に、同一側のレセプタクル側コンタクト間
の場合、弾性金属加工片の曲げ部分からなる接触部が互
い違いに喰い込む形で配列されるため、隣接するもの同
志の間隔が狭くなると、不用意な接触も懸念されるが、
このような懸念も効果的に解消できる。
【0039】(5)また、プラグ側コンタクトのテール
部と電子機器の基板側を接続させるにあたって、弾性金
属加工片からなるテール端子を用いた場合、電気コネク
タの使用に際して、半田付けなどの加熱工程が複数回繰
り返されても、半田が溶け出すなどの問題もなく、広範
な用途が期待できる。
【0040】(6)また、プラグ側コンタクトの固定に
あったて、インサート成形などの樹脂成形によるコンタ
クト支持体で一体的に取り付ける場合、確実な固定が得
られ、安定した信頼性の高い電気コネクタが得られる。
【0041】(7)また、上記プラグ側コンタクトのテ
ール部と電子機器の基板側を接続させるにあたって、テ
ール端子を用いる場合において、プラグ側ハウジングの
嵌合溝の両側にテール端子用の収納部を互い違いに設け
れば、単に圧入するのみで、テール端子を簡単に装着す
ることができる。
【0042】(8)さらに、このテール端子の配列にあ
たって、プラグ側ハウジング自体と一緒に、インサート
成形などの樹脂成形によって、一体成形すれば、極めて
安定した装着状態が得られると共に、優れた量産性が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気コネクタのプラグコネクタの
実施の形態の一例を示した平面図である。
【図2】本発明に係る電気コネクタのレセプタクルコネ
クタの実施の形態の一例を示した平面図である。
【図3】図1のプラグコネクタの部分拡大図である。
【図4】図1のプラグコネクタの縦断面図である。
【図5】図1のプラグコネクタのプラグ側コンタクトに
おける金属コンタクト層部分を示した部分拡大斜視図で
ある。
【図6】図5のプラグ側コンタクトにおける金属コンタ
クト層部分の反対側を示した部分拡大斜視図である。
【図7】図2のレセプタクルコネクタの部分拡大図であ
る。
【図8】図2のレセプタクルコネクタの縦断面図であ
る。
【図9】本発明に係る電気コネクタのプラグコネクタと
レセプタクルコネクタの嵌合状態を示した縦断面図であ
る。
【図10】本発明に係る電気コネクタのプラグコネクタ
の実施の形態の他の例を示した底面図である。
【図11】図10のプラグコネクタの縦断面図である。
【図12】図10のプラグコネクタの他の部分の縦断面
図である。
【図13】本発明に係る電気コネクタのプラグコネクタ
の実施の形態のさらに他の例を示した部分分解斜視図で
ある。
【図14】図13のプラグコネクタのプラグ側ハウジン
グとテール端子を示した部分分解斜視図である。
【符号の説明】
100A〜C プラグコネクタ 110 プラグ側コンタクト 110a 接触部 110b 固定部 110c テール部 121〜122 金属コンタクト層 130 絶縁体のプラグ側ハウジング 131 スリット 132 蓋板 140 端子 151〜152 テール端子 160 コンタクト支持体 170 絶縁体のプラグ側ハウジング 171 嵌合溝 172 収納部 181〜182 テール端子 200 レセプタクルコネクタ 210 絶縁体のレセプタクル側ハウジ
ング 220 嵌合溝 231〜232 レセプタクル側コンタクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−125419(JP,A) 特開 平9−161910(JP,A) 特開 平10−55865(JP,A) 実開 昭63−99789(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 24/00 H01R 12/22 H01R 13/115

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグコネクタとレセプタクルコネクタ
    が嵌合される電気コネクタにおいて、 前記プラグコネクタが、1枚の板状で可撓性のプラグ側
    コンタクトと、当該プラグ側コンタクトの接触部からテ
    ール部に掛けての両面側に互い違いに形成された金属コ
    ンタクト層と、前記プラグ側コンタクトが固定される絶
    縁体のプラグ側ハウジングとからなり、 かつ、前記レセプタクルコネクタが、絶縁体のレセプタ
    クル側ハウジングと、当該レセプタクル側ハウジングの
    前記プラグ側コンタクトの接触部が挿入される嵌合溝
    と、当該嵌合溝の両側に互い違いに装着されて前記接触
    部の金属コンタクト層と接触される弾性金属加工片で形
    成されたレセプタクル側コンタクトからなることを特徴
    とする電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記プラグ側ハウジングに複数のプラグ
    側コンタクトを配列すると共に、前記レセプタクル側ハ
    ウジングに複数の嵌合溝を設けたことを特徴とする請求
    項1記載の電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記プラグ側コンタクトが概略断面L字
    形で、前記プラグ側ハウジング内の水平部をテール部と
    すると共に、当該テール部を金属加工片の端子を介して
    電子機器の基板側に接続させることを特徴とする請求項
    1又は2記載の電気コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記プラグ側コンタクトが概略断面I字
    形で、前記プラグ側ハウジング内の垂直図をテール部と
    すると共に、当該テール部に接触する弾性金属加工片か
    らなるテール端子を、当該プラグ側ハウジング内に装着
    させたことを特徴とする請求項1又は2記載の電気コネ
    クタ。
  5. 【請求項5】 プラグコネクタとレセプタクルコネクタ
    が嵌合される電気コネクタにおいて、 前記プラグコネクタが、1枚の板状で可撓性のプラグ側
    コンタクトと、当該プラグ側コンタクトの接触部からテ
    ール部に掛けての両面側に互い違いに形成された金属コ
    ンタクト層と、前記プラグ側コンタクトと一体に樹脂成
    形されたコンタクト支持体と、当該コンタクト支持体か
    ら突出したプラグ側コンタクトのテール部が挿入される
    嵌合溝が形成された絶縁体のプラグ側ハウジングと、前
    記嵌合溝の両側に装着されて前記プラグ側コンタクトの
    テール部の金属コンタクト層と接触される弾性金属加工
    片で形成されたテール端子とからなり、 かつ、前記レセプタクルコネクタが、絶縁体のレセプタ
    クル側ハウジングと、当該レセプタクル側ハウジングの
    前記プラグ側コンタクトの接触部が挿入される嵌合溝
    と、当該嵌合溝の両側に互い違いに装着されて前記接触
    部の金属コンタクト層と接触される弾性金属加工片で形
    成されたレセプタクル側コンタクトからなることを特徴
    とする電気コネクタ。
  6. 【請求項6】 前記プラグ側ハウジングの嵌合溝の両側
    にテール端子用の収納部を設け、この収納部に前記テー
    ル端子を圧入することを特徴とする請求項5記載の電気
    コネクタ。
  7. 【請求項7】 前記プラグ側ハウジングを、そ嵌合溝の
    両側にテール端子を配列させた形で一体に樹脂成形する
    ことを特徴とする請求項5記載の電気コネクタ。
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