JP3320498B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

Info

Publication number
JP3320498B2
JP3320498B2 JP13768593A JP13768593A JP3320498B2 JP 3320498 B2 JP3320498 B2 JP 3320498B2 JP 13768593 A JP13768593 A JP 13768593A JP 13768593 A JP13768593 A JP 13768593A JP 3320498 B2 JP3320498 B2 JP 3320498B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxygen
gas
reaction chamber
support
gas injection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13768593A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0677149A (ja
Inventor
アン ツェイルストラ ピーベ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koninklijke Philips NV
Original Assignee
Koninklijke Philips NV
Koninklijke Philips Electronics NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koninklijke Philips NV, Koninklijke Philips Electronics NV filed Critical Koninklijke Philips NV
Publication of JPH0677149A publication Critical patent/JPH0677149A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3320498B2 publication Critical patent/JP3320498B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセスガスを、反応
室内の支持体に対向して配置された有孔ガス注入板が設
けられたガス注入システムを介して、前記支持体上に配
置された半導体スライス上に誘導することにより、材料
の層を前記半導体スライス上に堆積させるようにした前
記反応室を、フッ素またはフッ素化合物および酸素また
は酸素化合物を含むガス混合物中で且つ前記支持体と前
記ガス注入板との間でプラズマを発生させることにより
順次の堆積間で周期的に浄化する半導体装置の製造方法
に関する。
【0002】このような堆積処理により、例えば、ケイ
素、酸化ケイ素、窒化ケイ素、タングステンまたは窒化
チタンの層を半導体スライス上に堆積させる。この際、
スライスを化学蒸着方法では 400〜800 ℃の温度に加熱
し、次にプロセスガスをスライス方向に誘導する。プラ
ズマ増速化学蒸着方法の場合には、プラズマを、支持体
とガス注入板との間で発生させる。この場合には、前記
プロセスガスは、それぞれ、ガス状ケイ素化合物、ケイ
素化合物と酸素または酸素化合物とを含む気体混合物、
ケイ素化合物と窒素または窒素化合物とを含む気体混合
物、タングステン化合物、並びにチタン化合物を有す
る。通常のケイ素化合物はシラン、ジクロロシランおよ
びテトラエトキシシランであり、一方通常の酸素化合物
は笑気であり、通常の窒素化合物はアンモニアである。
【0003】プロセスガスは、支持体に対向して配置さ
れた有孔ガス注入板を介して、支持体上に配置された半
導体スライスの方向に誘導される。ガス注入板は、例え
ば直径1mmである多くの孔が表面上にわたり規則的に分
布して設けられている例えばアルミニウム板である。ま
たこの板を、多孔質材料、例えば焼結アルミニウム粉末
から製造することができる。このような板には、焼結材
料中に存在するチャネルにより孔が形成されている。こ
のような有孔ガス注入板を用いることにより、プロセス
ガスが半導体スライス上に均一に分布され、従って均質
な堆積が得られる。ガス注入板は、少なくとも半導体ス
ライスと等しい直径を有する。
【0004】反応室内には、1枚の半導体スライスのた
めの支持体を配置することができるが、数枚の半導体ス
ライスを互いに近接させて載せうる支持体を配置するこ
ともできる。前者の場合には、反応室は1枚のガス注入
板を有するガス注入システムを備え、後者の場合には、
反応室は比較的大きなガス注入板または数枚のガス注入
板を備える。
【0005】堆積処理中は、材料の層が半導体スライス
上のみならず、半導体スライス付近に位置する反応室構
成部上にも堆積される。堆積工程をくり返すと、すなわ
ち材料の層を隣の半導体スライス上に堆積すると、これ
らの反応室構成部上の材料の層の厚さが増大する。反応
室構成部上の材料の層の厚さが過度に増大すると、粒子
がこの層から剥離し、半導体スライス上に堆積する。こ
れらの粒子は不所望なものである。従って、反応室を周
期的に浄化しなければならない。
【0006】反応室に導入された、フッ素またはフッ素
化合物と酸素または酸素化合物とを含むガス混合物中
で、支持体とガス注入板との間にプラズマを発生させる
ことにより反応室を浄化すると、効果的な浄化が達成さ
れる。実際的なガス混合物は、例えば、CF4 とO2
の混合物、SF6 とN2 Oとの混合物またはC2 6
2 との混合物であり、これらは、それぞれ10〜30
容量%、30〜50容量%および40〜60容量%のO
2 を加えた際に最大の浄化効果を呈する。前述した材料
は、このようなプラズマにより極めて効果的に除去する
ことができる。
【0007】
【従来の技術】米国特許第4,960,488 号明細書には頭書
に記載した種類の方法が開示されており、この場合ガス
混合物がガス注入板を介して反応室内に導入される。こ
の既知の方法を用いることにより半導体スライスに近接
した反応室構成部を十分に浄化することができることが
確かめられている。しかし、この既知の方法には欠点も
ある。すなわち、ガス注入板が場合により、浄化工程に
より局所的に侵食され、場合により不所望な粒子が依然
として半導体スライス上に蓄積する。実際上、堆積処理
中に反応室内に堆積した材料を含む粒子は半導体スライ
ス上にもはや堆積しないが、これとは異なる組成を有す
る材料の粒子が到来する。この組成は、浄化の際に用い
るフッ素化合物に依存することを確かめた。フッ素−炭
素化合物を用いると、粒子は炭素を含み、フッ素−硫黄
化合物を用いると、粒子は硫黄を含む。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、特に
上述した欠点を回避することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的のために、本発
明においては、頭書に記載した半導体装置の製造方法に
おいて、比較的酸素を多く含むガス混合物部を、ガス注
入板を有するガス注入システムを介して反応室中に導入
し、一方、比較的酸素を少なく含むガス混合物部を補助
注入システムを介して反応室中に導入することを特徴と
する。
【0010】フッ素またはフッ素化合物と酸素または酸
素化合物とを含むガス混合物中で発生させたプラズマ
は、ある量の酸素または酸素化合物をこのガス混合物中
に存在させた場合に最適な浄化効果を有する。前述した
実際的なガス混合物の例においては、この酸素または酸
素化合物は、例えば、10〜30容量%、30〜50容
量%または40〜60容量%であった。ガス混合物がこ
の最適量より多いまたは少ない酸素または酸素化合物を
含む場合には、より一層長い時間を浄化に要するように
なる。さらに、ガス混合物中の酸素は、炭素または硫黄
を含む重合体の形成、従って炭素または硫黄を含む粒子
の堆積を抑制する。「比較的酸素を多く含むガス混合物
部」は、ここでは最適量より多い組成比の酸素または酸
素化合物を含むガス混合物部を意味し、一方「比較的酸
素を少なく含むガス混合物部」は最適量より少ない組成
比の酸素または酸素化合物を含むガス混合物部を意味す
るものと理解されたい。
【0011】比較的酸素を多く含むガス混合物部がガス
注入板を介して流れるため、ガス注入板付近の浄化用プ
ラズマは比較的酸素を多く含む。これにより、ガス注入
板付近の浄化の進行が緩徐となり、従ってガス注入板に
対する侵食が回避される。さらに、プラズマ中に比較的
多量の酸素が存在することにより、ガス注入板上への炭
素または硫黄粒子の堆積の抑制をもする。このような粒
子は、上述した既知の方法におけるように、スライス上
に到達するおそれがある。酸素を少なく含むガス混合物
部を反応室内に別個の補助注入システムを介して導入す
ることにより、平均で最適組成のガス混合物が、ガス注
入板と支持体との間に存在するようになり、従ってプラ
ズマは、ガス注入板付近および補助注入システム付近の
領域を除いて、最適な効果を有する。
【0012】本発明によれば、比較的酸素を多く含むガ
ス混合物部を、反応室内に配置された支持体の孔を介し
て反応室内に導入するのも好ましい。半導体スライスは
堆積中支持体上に存在する為、実際には、このスライス
により覆われた支持体の部分上に材料は堆積されない。
従って、実際には浄化の際にこの表面から材料を除去す
る必要はない。酸素を多く含むガス混合物部を支持体の
孔を介して供給する場合、支持体は十分に浄化されず、
従ってプラズマによる侵食が回避される。
【0013】この方法は、支持体が他の理由によりすで
にガスダクトを備えている場合に、極めて容易に実現す
ることができる。これは、堆積中に支持体上に半導体ス
ライスを固定する吸引開口を備えた支持体や、堆積中に
半導体スライスと支持体との間に熱伝導性ガスクッショ
ンを実現するためのガスダクトを備えた支持体の場合に
当てはまる。このような支持体は複雑な構造を有し、従
って高価である。これらの高価な支持体の場合に、浄化
用プラズマによる侵食を回避させることは特に好ましい
ことである。
【0014】ガス注入板に対する侵食およびガス注入板
上への粒子の堆積は、比較的酸素を多く含むガス混合物
部がフッ素またはフッ素化合物を含まない場合に最大に
回避される。この場合、ガス注入板を介しておよび場合
に応じて支持体の孔をも介して反応室内に導入されるガ
ス混合物は、酸素または酸素化合物のみを含み、フッ素
またはフッ素化合物を含まない。この場合、プラズマの
浄化作用は、ガス注入板付近および場合に応じて支持体
付近において最少となり、一方例えば炭素粒子のこれら
の反応室構成部上への堆積もまた最少となる。
【0015】浄化工程は実際に、比較的酸素を多く含む
ガス混合物部が酸素のみまたは酸素化合物のみを含む際
に容易に実施することができる。この場合、酸素または
酸素化合物をフッ素またはフッ素化合物から完全に分離
させて反応室内に導入する。この結果、2つの流れを完
全に互いに独立させて容易に調整し、これによりガス注
入板に対する侵食および不所望な粒子の堆積を可能な限
り十分に回避することができ、一方、プラズマの浄化作
用を最適にすることができる。
【0016】以下本発明を図面を参照して説明する。図
1は、反応室3中で支持体4上に配置された半導体スラ
イス1上に材料の層2を堆積させる半導体装置の製造方
法を実施する装置の線図的断面図である。堆積処理中、
矢印5で線図的に示すように、プロセスガスを、ガス注
入システム6を介してスライス1の方向に導入する。こ
の導入中、「化学蒸着方法」の場合には、スライスは通
常の方法により400〜800℃の温度に加熱される。
「プラズマ(増速)化学蒸着方法」の場合には、プラズ
マを通常の方法により支持体4とガス注入板9との間で
発生させる。
【0017】ガス注入システム6は多くの管7およびガ
ス注入室8を有し、このガス注入室の壁部は支持体4に
対向して配置された有孔ガス注入板9を形成している。
ガス注入板9は、例えば直径が約1mmである多くの孔1
0が表面上にわたり均一に分布して設けられている例え
ばアルミニウム板である。ガス注入板はまた、多孔質材
料、例えば焼結アルミニウム粉末から製造することもで
きる。このような板には、焼結材料中に存在するチャネ
ルにより孔が形成されている。このような有孔ガス注入
板9を用いることにより、プロセスガス5をスライス1
上に均一に分布させ、従って均質な堆積が得られる。ガ
ス注入板9は、少なくともスライスと等しい大きさの直
径を有し、これは例えば、15cmである。
【0018】反応室3内には、1枚のスライスのための
支持体4を配置しうるが、数枚のスライス(本例におい
ては2枚のスライス)を、互いに近接させて載せる支持
体を配置することもできる。反応室3は前者の場合には
1枚のガス注入板9を有するガス注入システム6を備
え、後者の場合には数枚のガス注入板9を有するガス注
入システム6を備える。
【0019】例えばケイ素、二酸化ケイ素、窒化ケイ
素、タングステンまたは窒化チタンの層2を、堆積処理
中に、半導体スライス1上に堆積させる。これらの場
合、それぞれプロセスガスは、気体のケイ素化合物、ケ
イ素化合物と酸素または酸素化合物とを含む気体混合
物、ケイ素化合物と窒素または窒素化合物とを含む気体
混合物、タングステン化合物並びにチタン化合物を有す
る。通常のケイ素化合物はシラン、ジクロロシランおよ
びテトラエトキシシランであり、通常の酸素化合物は笑
気であり、通常の窒素化合物はアンモニアである。
【0020】材料の層2は堆積処理中、スライス1上の
みならず、スライス付近に位置する反応室の構成部上に
も堆積する。これらの構成部は、例えば、ガス注入板を
囲んで位置するスクリーン11や、スライス1により覆
われない支持体4の部分12である。堆積工程をくり返
すと、すなわち材料の層を異なるスライス上に堆積する
と、反応室のこれらの構成部上の材料の層の厚さが増大
する。反応室の構成部上の層があまりにも厚くなると、
粒子がこの層から剥離し、スライス上に堆積する。これ
らの粒子はここでは不所望である。従って、フッ素また
はフッ素化合物と酸素または酸素化合物とを含むガス混
合物中で、支持体4とガス注入板9との間にプラズマを
発生させることにより、反応室3を周期的に浄化する。
このために、支持体4を、13.5 MHzにおいて作動する通
常のHF発生器の一方の極13に接続し、一方ガス注入
板9とスクリーン11とをこの発生器14の他方の極1
5に接続する。
【0021】この浄化のための実際的なガス混合物は、
例えば、CF4 とO2 との混合物、SF6 とN2 Oとの
混合物またはC2 6 とO2 との混合物であり、これら
はそれぞれ、10〜30容量%、30〜50容量%また
は40〜60容量%のO2 を加えた際に最大の浄化作用
を有する。この場合、前述した材料、例えばケイ素、酸
化ケイ素および窒化ケイ素を、このようなプラズマによ
り極めて効果的に除去することができる。本例における
支持体はスライス1を載せることのできる接触板16を
備え、この接触板には吸引孔19が設けられている。支
持体はさらに、ライン21を介して真空ポンプ(図示せ
ず)に連結されている真空室20を有する。堆積中、真
空室20は低圧力下に置かれ、従ってスライス1は吸引
孔19を介する真空力により支持体上に保持される。
【0022】残留ガス、例えば未使用反応ガスや堆積中
に発生したガスを反応室3から吸引開口22を介して除
去する。反応室3の浄化中、本発明によれば、比較的酸
素を多く含むガス混合物部をガス注入板9を備えたガス
注入システム6により反応室内に導入する一方、比較的
酸素を少なく含むガス混合物部を補助注入システム23
を介して反応室内に導入する。本例における補助注入シ
ステムは、支持体4を包囲するとともにガス排出口25
を備える管24を有する。この場合、浄化に用いるガス
を図示しないラインを介して管24中に供給する。
【0023】フッ素またはフッ素化合物と酸素または酸
素化合物とを含むガス混合物中で発生させるプラズマ
は、ある量の酸素または酸素化合物をこのガス混合物中
に存在させると、最適な浄化効果を有する。上記した例
においては、この酸素または酸素化合物を例えば10〜
30容量%、30〜50容量%または40〜60容量%
とした。ガス混合物が、この最適量より多いまたは少な
い酸素または酸素化合物を含む際には、より一層長い時
間を浄化に要する。比較的酸素を多く含むガス混合物部
は最適量より多い組成比の酸素または酸素化合物を含む
ガス混合物部であり、一方比較的酸素を少なく含むガス
混合物部は最適量より少ない組成比の酸素または酸素化
合物を含むガス混合物部である。1分間あたり600 s
ccのC2 6 と1200 sccのO2 とのガス混合物をガ
ス注入板9を介して供給し、1分間あたり1200 scc
のC2 6 と600 sccのO2 とのガス混合物を管24
を介して供給することにより良好な浄化を達成すること
ができた。
【0024】比較的酸素を多く含むガス混合物部がガス
注入板を介して流れるため、ガス注入板の付近の浄化プ
ラズマは比較的酸素を多く含む。このために、浄化はガ
ス注入板9の付近でゆっくり進行し、従って、ガス注入
板9に対する侵食は弱められる。さらに、プラズマ中の
比較的多量の酸素が、ガス注入板9上への炭素または硫
黄粒子の堆積を抑制する。このような粒子はスライス1
上に堆積するおそれがある。酸素を少なく含むガス混合
物部を補助注入システム23を介して反応室3内に導入
すると、これにもかかわらず、平均で最適の組成のガス
混合物がガス注入板9と支持体4との間に存在し、従っ
てプラズマは、ガス注入板9付近および補助注入システ
ム23付近の領域を除いて、最適の効果を有する。
【0025】本発明によれば、比較的酸素を多く含む混
合物部を、反応室3内に配置された支持体4中の孔19
を介して反応室3内に導入するのも好ましい。スライス
1は堆積中支持体4上に存在する為、実際にはこれらの
スライスにより覆われる支持体4の部分上に材料の層は
堆積しない。従って、実際に浄化中にこの表面から材料
を除去する必要はない。酸素を多く含むガス混合物部を
孔19を介して供給した際にも、支持体は完全に浄化さ
れず、従ってプラズマによる侵食が弱まる。300 scc
のC2 6 と600 sccのO2 との混合物をガス注入板
9および支持体4を介して導入し、一方1200 sccの
2 6 と600 sccのO2 との混合物を管24を介し
て導入すると、ガス注入板9および支持体4に対してほ
とんど侵食を行わない良好な浄化作用を得ることができ
る。
【0026】ガス注入板9に対する侵食およびガス注入
板9上への粒子の堆積は、比較的酸素を多く含むガス混
合物部がフッ素またはフッ素化合物を含まない場合に最
も弱められる。従って、ガス注入板9および場合に応じ
支持体4の孔19を介して反応室3内に導入されるガス
混合物には、酸素または酸素化合物のみを含め、フッ素
またはフッ素化合物を含めない。この場合、プラズマの
浄化作用は、ガス注入板9付近および場合に応じ支持体
4付近において最小となり、しかも、反応室構成部9,
11および12上への例えば炭素粒子の堆積もこの際最
小となる。実際には、例えば、1分間あたり600 scc
のO2 をガス注入板9を介して供給し、600 sccのO
2 を支持体4を介して供給し、600 sccのO2 と18
00 sccのC2 6 とのガス混合物をリング24を介し
て供給する。
【0027】浄化工程は実際に、比較的酸素を多く含む
ガス混合物部が酸素または酸素化合物のみを含む際に容
易に実施することができる。この場合、酸素または酸素
化合物を、完全にフッ素またはフッ素化合物から分離さ
せて反応室内に導入する。この結果、2つの流れを完全
に互いに独立させて容易に調整し、これによりガス注入
板に対する侵食および不所望な粒子の堆積を可能な限り
十分に回避するとともにプラズマの浄化作用を最適にす
ることができる。実際には、例えば、1分間あたり90
0 sccのO2 をガス注入板9を介して供給し、900 s
ccのO2 を支持体4を介して供給し、1800 sccのC
2 6 をリング24を介して供給する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法を実施するのに適した装置の線
図的断面図である。
【符号の説明】
1 半導体スライス 2 材料の層 3 反応室 4 支持体 6 ガス注入システム 7 管 8 ガス注入室 9 ガス注入板 10 孔 11 スクリーン 12 スライスで覆われていない支持体の部分 13 極 14 HF発生器 15 極 16 接触板 19 吸引孔 20 真空室 22 吸引開口 23 補助注入システム 24 管 25 ガス排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, T he Netherlands (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/205 H01L 21/31

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセスガスを、反応室内の支持体に対
    向して配置された有孔ガス注入板が設けられたガス注入
    システムを介して、前記支持体上に配置された半導体ス
    ライス上に誘導することにより、材料の層を前記半導体
    スライス上に堆積させるようにした前記反応室を、フッ
    素またはフッ素化合物および酸素または酸素化合物を含
    むガス混合物中で且つ前記支持体と前記ガス注入板との
    間でプラズマを発生させることにより順次の堆積間で周
    期的に浄化する半導体装置の製造方法において、 比較的酸素を多く含むガス混合物部を、ガス注入板を有
    するガス注入システムを介して反応室中に導入し、一
    方、比較的酸素を少なく含むガス混合物部を補助注入シ
    ステムを介して反応室中に導入することを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 比較的酸素を多く含む前記ガス混合物部
    を、反応室中に配置された支持体の孔を介して反応室中
    に導入することを特徴とする請求項1に記載の半導体装
    置の製造方法。
  3. 【請求項3】 比較的酸素を多く含む前記ガス混合物部
    が、フッ素またはフッ素化合物を含まないことを特徴と
    する請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 比較的酸素を多く含む前記ガス混合物部
    が、酸素または酸素化合物のみを含むことを特徴とする
    請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記支持体を包囲する管であってガス排
    出口を備える当該管を有する前記補助注入システムを用
    いること特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載
    の半導体装置の製造方法。
JP13768593A 1992-06-09 1993-06-08 半導体装置の製造方法 Expired - Fee Related JP3320498B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL92201655:5 1992-06-09
EP92201655 1992-06-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0677149A JPH0677149A (ja) 1994-03-18
JP3320498B2 true JP3320498B2 (ja) 2002-09-03

Family

ID=8210671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13768593A Expired - Fee Related JP3320498B2 (ja) 1992-06-09 1993-06-08 半導体装置の製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP3320498B2 (ja)
KR (1) KR100284630B1 (ja)
DE (1) DE69301502T2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6502530B1 (en) 2000-04-26 2003-01-07 Unaxis Balzers Aktiengesellschaft Design of gas injection for the electrode in a capacitively coupled RF plasma reactor

Also Published As

Publication number Publication date
DE69301502T2 (de) 1996-09-12
KR100284630B1 (ko) 2001-03-15
DE69301502D1 (de) 1996-03-21
JPH0677149A (ja) 1994-03-18
KR940001265A (ko) 1994-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5425842A (en) Method of manufacturing a semiconductor device using a chemical vapour deposition process with plasma cleaning of the reactor chamber
JP2020127004A (ja) シリコン酸化物の形態選択的な膜形成の方法
US6450117B1 (en) Directing a flow of gas in a substrate processing chamber
JP3040212B2 (ja) 気相成長装置
JP4256480B2 (ja) セラミックライニングを用いて、cvdチャンバ内の残渣堆積を減少させる装置
US20020187084A1 (en) Method and apparatus for removing substances from gases
JP2760717B2 (ja) 半導体デバイスの製造方法
WO2005119733A1 (en) Blocker plate bypass to distribute gases in a chemical vapor deposition system
JPH09148322A (ja) シリコン酸化膜の成膜方法及びプラズマcvd成膜装置
JPH1032173A (ja) 化学的気相析出法による炭化ケイ素の製造方法及び装置
JPH0729827A (ja) 半導体基板の製造方法および装置
JPH07176484A (ja) 窒化アルミニューム面を有するサセプタをサセプタの浄化後珪化タングステンで処理することによって半導体ウエハ上に珪化タングステンを一様に堆積する方法
JPH021116A (ja) 熱処理装置
EP0574075B1 (en) Method of manufacturing a semiconductor device by means of a chemical vapour deposition
KR100377096B1 (ko) 개선된 샤워헤드를 구비한 반도체 제조장치
JPH0260210B2 (ja)
JP3320498B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US5164017A (en) Method for cleaning reactors used for gas-phase processing of workpieces
JPH0831421B2 (ja) プラズマ電極装置
JPH02184022A (ja) Cvd電極
JPS6151629B2 (ja)
JPH0582450A (ja) 半導体装置製造用気相反応装置
JPH1022279A (ja) 誘導結合型プラズマcvd装置
JPH02200784A (ja) Cvd電極
US6458212B1 (en) Mesh filter design for LPCVD TEOS exhaust system

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees