JP3320428B2 - カラーテレビジョン信号伝送標準方式識別回路装置 - Google Patents

カラーテレビジョン信号伝送標準方式識別回路装置

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JP3320428B2
JP3320428B2 JP11084391A JP11084391A JP3320428B2 JP 3320428 B2 JP3320428 B2 JP 3320428B2 JP 11084391 A JP11084391 A JP 11084391A JP 11084391 A JP11084391 A JP 11084391A JP 3320428 B2 JP3320428 B2 JP 3320428B2
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    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、色度情報により変調し
た色副搬送波および色同期パルスを有するカラーテレビ
ジョン信号の伝送標準方式を識別するためにカラー復調
器内に設ける回路装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラーテレビジョン信号には、特に色度
情報成分伝送の態様が互いに異なる幾多の異なった伝送
標準方式がある。この色度情報成分は、標準方式によっ
て異なる周波数を有し、カラーテレビジョン信号のライ
ン順次に周波数が交替するものもある色副搬送波を変調
しており、色度情報成分自体も種々の態様に変調されて
いる。種々異なる伝送標準方式のカラーテレビジョン信
号の復調に適応しなければならないカラー復調器にとっ
ては、このことにより、種々異なる伝送標準方式に適応
しなければならないだけでなく、復調すべきカラーテレ
ビジョン信号の伝送標準方式を識別し得なければならな
い、という問題が生ずる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カラーテレビジョン信
号の伝送標準方式を識別するための従来周知の回路装置
は、一般に、繰返し動作をするようになっており、ま
ず、どれかの標準方式に切換えてカラー復調器がその色
度情報成分を復調し得るか否かを確かめ、復調し得なか
った場合には次の標準方式に切換え、かかる動作を、カ
ラーテレビジョン信号の色度情報成分が正しく復調され
る標準方式にカラー復調器が切換えられるまで続ける。
したがって、この遺り方では、所定の伝送標準方式を即
座に識別するわけにはいかず、正しい伝送標準方式は、
結局、種々異なった復調を試みることによって識別され
ることになる。これにはある程度の時間がかかり、特に
カラーテレビジョン信号の短い途切れや乱れが生ずる場
合には、その都度、探索手順が始めから繰返されるの
で、いらいらさせられることにになる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、上述し
た従来の課題を解決し、復調すべきカラーテレビジョン
信号の伝送標準方式を即座に識別し得るように構成した
冒頭に述べた種類の回路装置を提供することにある。
【0005】本発明カラーテレビジョン信号伝送標準方
式識別回路装置は、上述した目的を達成するために、前
記カラーテレビジョン信号のライン交互に交替する2周
波数からなる色副搬送波周波数の平均を求める色副搬送
波周波数判定手段を備えていること、色副搬送波周波数
の判定中に生ずる測定の不正確さを考慮に入れても、識
別すべき伝送標準の一つに当該求めて任意に平均した色
副搬送波周波数を正確に帰属させ得た場合には直ちに前
記カラー復調器を当該カラーテレビジョン信号の復調に
切換えること、前記カラーテレビジョン信号の垂直偏向
周波数を判定するとともに、色副搬送波がライン順次に
交替する位相を有しているか否かを確かめる他の手段を
備えていること、および前記求めて任意に平均した色副
搬送波周波数を明白に所定の標準方式に帰属させ得ない
場合には、前記求めて任意に平均した色副搬送波周波
数、前記判定したカラーテレビジョン信号の垂直偏向周
波数および前記確かめた色副搬送波がライン順次に交替
する位相を有しているか否かの情報を利用して、復調す
べきカラーテレビジョン信号の伝送標準方式を識別する
とともに、その識別した標準方式に対する前記カラー復
調器の整合を試みる手段を備えていることを特徴とする
ものである。
【0006】前述したように、カラーテレビジョン信号
の種々異なる伝送標準方式は、特に、色副搬送波が種々
異なる周波数を有している点で相違しており、さらに、
いくつかの標準方式では、カラーテレビジョン信号のラ
イン順次に色副搬送周波数が交替しており、その場合に
は、二つの色副搬送波周波数の平均値が判定される。
【0007】いくつかの伝送標準方式では、色副搬送波
周波数もしくは2色副搬送波周波数の平均値の近傍に他
の標準方式の色副搬送波周波数が存在しておらず、かか
る場合には、判定した色副搬送波周波数から即座に伝送
標準方式を判別することができる。しかしながら、実際
には、極めて多数の伝送標準方式が互いに同一もしくは
極く近接した色副搬送波周波数を有しおり、かかる場合
には、色副搬送波周波数を判定しただけでは不十分であ
り、特に、かかる場合の色副搬送波周波数の判定には測
定の不正確さが生ずるので、復調すべきカラーテレビジ
ョン信号が、極めて近接した隣接色副搬送波周波数のど
ちらを備えているのか、該当する伝送標準方式について
ハッキリした結論が出せない。したがって、かかる場合
には、色副搬送波がライン順次に交替する位相関係を有
しているか否か、および、復調すべきカラーテレビジョ
ン信号がいずれの垂直偏向周波数を備えているか、を付
加的に判定するようにしており、その結果として、三つ
のパラメータ、すなわち、判定した色副搬送波周波数、
色副搬送波の位相状態および垂直偏向周波数が用いら
れ、かかる三つのパラメータに基づけば、所定の伝送標
準方式に関し、判定した色副搬送波周波数からハッキリ
した結論を出せない場合にも該当する伝送標準方式を判
別することができる。
【0008】この回路装置においては、カラーテレビジ
ョン信号の伝送標準方式の判別は、結局、信号自体の各
種のパラメータを判定することによって行なわれ、した
がって、復調を験して見る必要なしに、伝送標準方式の
即時識別が可能となり、結局、該当する伝送標準方式の
急速識別が達成されることになる。判定して平均した色
副搬送波周波数からは、色副搬送波周波数が交替する場
合にはその平均をどのようにして行なうか、どの標準方
式であるかなどを明白に判定し得ない場合には、別の二
つのパラメータを利用する、という事実の故に識別中の
適切なノイズ免疫が得られる。
【0009】本発明の実施例によれば、本発明標準方式
識別回路装置は、直交ミキサおよびミキサ発振器を備え
てカラー情報成分を復調するディジタルカラー復調器を
有し、色副搬送波の任意に平均した周波数の判定のため
に、前記直交ミキサで形成した差信号を印加するととも
に、色同期パルスの発生中に前記ミキサ発振器の周波数
と前記カラーテレビジョン信号の任意に平均した色副搬
送波周波数との差周波数を指示する差信号を発生させる
微分回路を後続させた位相復調器を備えていること、プ
リセットした固定の標準周波数と調整済みミキサ発振器
の周波数との差周波数を指示するオフセット信号形成手
段を備えていること、および前記差信号と前記オフセッ
ト信号とを正負の符号を考慮して相加した和の値が、復
調すべきカラーテレビジョン信号の前記任意に平均した
色副搬送波周波数と前記標準周波数との差周波数を指示
することを特徴とする。
【0010】色情報成分は色副搬送波を変調しているの
であるから、例えばカラーテレビジョン受像機において
色情報成分を処理するには、その色情報成分を復調す
る、すなわち、搬送色情報成分を基底周波数帯域に戻す
必要がある。しかして、色情報成分は、ほとんどすべて
の伝送標準方式において、互いに異なる位相および周波
数の少なくとも一方を有する二つの色差信号の形態で色
副搬送波を変調しているので、その復調は、一般に、カ
ラー復調器内で、少なくともいくつかの標準方式におい
ては、復調すべきカラーテレビジョン信号とミキサ発振
器の出力信号とを供給した直交ミキサによって行なわれ
る。その際、ミキサ発振器は、色副搬送波の周波数、も
しくは、ライン順次に交替する2色副搬送波周波数の間
に設定した周波数で発振していなければならないが、こ
れは、正しい伝送標準方式が予め識別されている場合に
のみ保証されることであって、予め識別されていない場
合には、ミキサ発振器は、他の任意の周波数、例えば、
他の伝送標準方式の色副搬送波周波数で動作することに
なる。
【0011】復調すべき実際のカラーテレビジョン信号
の色副搬送波の周波数を判定するために、本発明の回路
装置においては、直交ミキサで形成した差信号を、出力
側を微分回路に接続した位相復調器に供給するようにし
ている。この微分回路は、カラーテレビジョン信号に設
けた色同期パルスの期間中に、ミキサ発振器の周波数と
カラーテレビジョン信号の色副搬送波周波数の平均値と
の差の周波数を指示する周波数比例信号を形成する。ミ
キサ発振器が、復調すべきカラーテレビジョン信号の色
副搬送波の正しい周波数に既に調整されている場合に
は、この差の周波数が零となり、2色差信号がすでに基
底帯域に変換されていることになる。しかしながら、正
しいカラーテレビジョン標準方式が識別されておらず、
あるいは、ミキサ発振器が実際のカラーテレビジョン信
号の色副搬送波の周波数で動作していない場合には、色
差信号が基底帯域に変換されずに、他の周波数の搬送波
への変換がおこる。この場合には、微分回路は、ミキサ
発振器周波数とテレビジョン信号の色副搬送波周波数と
の差の周波数を指示する出力信号を供給する。ライン順
次に交替する色副搬送波周波数を有する信号に対して、
この信号は、ライン順次に変化して平均される値を有す
る。
【0012】これに加えて、オフセット信号を発生させ
る手段を備えているが、このオフセット信号は、一方で
はプリセットした固定の標準周波数に基づき、他方で
は、よく知られている調整済みのミキサ発振器周波数に
基づいており、この標準周波数と調整済みミキサ発振器
の周波数との差の周波数を呈示している。
【0013】差信号とオフセット信号とは、立上りの極
性を考慮して相互に加算され、その結果として、復調す
べきカラーテレビジョン信号の平均した色副搬送波周波
数と標準周波数との差の周波数を指示する和信号が得ら
れる。しかして、標準周波数は固定値を有しているの
で、色副搬送波周波数がこの和信号から即座に決定さ
れ、結局、この和の値は、ミキサ発振器の周波数の適切
な設定に直接に用いられる。しかしながら、これは、伝
送標準方式が予定されていた場合のみに行なわれるもの
であり、予定されていなかった場合には、前述したよう
に、他のパラメータとして、色副搬送波の位相状態およ
び垂直偏向周波数をも使用する。
【0014】色副搬送波の位相状態の判定、すなわち、
位相がライン順次に交替するか否かの判定は、本発明の
他の実施例で行なわれているように、色副搬送波の交替
位相を判定する手段が、色副搬送波の位相が交替する場
合にライン交互に異なる位相を判定する位相検出器を備
えていることを特徴とすることによって有利に可能とな
る。
【0015】本発明のさらに他の実施例によれば、カラ
ーテレビジョン信号の垂直偏向周波数を判定するため
に、2垂直同期パルス間におけるカラーテレビジョン信
号のライン数を計数するカウンタを備えて、判定したラ
イン数から当該カラーテレビジョン信号の垂直偏向周波
数を決定し得るようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0016】垂直偏向周波数は、復調すべきカラーテレ
ビジョン信号における2垂直同期パルス間に現われるラ
イン数を判定することによって間接に得られる。あらゆ
る現存のカラーテレビジョン標準方式において、50H
zの垂直周波数を有するテレビジョン信号は625本の
ラインを画像毎に有し、60Hzの垂直周波数を有する
テレビジョン信号は525本のラインを画像毎に有して
おり、したがって、実際の垂直偏向周波数は、画像のラ
イン数から判定することができる。
【0017】本発明の実施例によれば、標準周波数を、
識別すべき標準方式の相異なる色副搬送波周波数の平均
値を呈示するように決定することを特徴とすることにな
る。標準周波数のかかる選択は、オフセット信号が相対
的に低い値をとる場合に有利である。
【0018】一般に、カラー復調器には、つねに、ミキ
サ発振器の位相を色副搬送波の位相に関連させるように
再調整するために、復調した色差信号を供給した位相復
調器を備えてある。しかしながら、位相制御のためにカ
ラー復調器に備えたかかる位相復調器は、本発明の他の
実施例におけるように、本発明回路装置において差信号
を判定するのに同時に用いることができる。
【0019】本発明の他の実施例によれば、互いに極め
て近接した色副搬送波周波数を有する複数標準方式を一
群にまとめること、復調すべきテレビジョン信号が属す
る標準方式群を判定し得る正確さでカラーテレビジョン
信号の色副搬送波周波数の判定を行ない得ること、およ
び当該標準方式群中の正しい標準方式を識別するため
に、判定した垂直偏向周波数および色副搬送波の位相動
作をも用いることを特徴とすることになる。
【0020】従来周知のカラーテレビジョン信号伝送標
準方式のいくつかは、互いに極めて近接した色副搬送波
周波数を有しているが、かかる場合には、色副搬送波周
波数が変動するので標準方式の識別が困難であり、得ら
れて任意に平均した色副搬送波周波数を伝送標準方式の
識別に直接に用いるのは有利でなく、色副搬送波の位相
状態および垂直偏向周波数も用いる。実際の伝送標準方
式の明白な識別が、互いに極めて近接した色副搬送波周
波数を有する標準方式では他の手段を用いなければ不可
能であるので、かかる伝送標準方式は一つの標準方式群
にまとめるのが有利である。カラーテレビジョン信号の
色副搬送波の周波数の判定は、実際のカラーテレビジョ
ン信号がその標準方式群に属するか否かを判別する正確
さで行えばよく、したがって、そのための回路装置は、
色副搬送波周波数の判定中に、色副搬送波周波数が、そ
の標準方式群の種々異なる標準方式の色副搬送波周波数
が占める周波数範囲内に位置しているか否かを判別し得
る正確さで動作すれば足りる。
【0021】前述したオフセット信号の発生について
は、本発明の他の実施例によれば、標準方式の群毎に、
当該群の標準方式の色副搬送波周波数の一つにミキサ発
振器を調整したときに、プリセットした固定の標準周波
数と当該群の標準方式の色副搬送波周波数の平均値との
差周波数を指示するようにして単一の共通オフセット信
号を発生させることを特徴とすることになる。
【0022】上述の場合には、色副搬送波の周波数の判
定は標準方式群を識別するに適した正確さで行なえばよ
いのであるから、その群中の各標準方式毎に個別にオフ
セット信号を発生させなくても十分であり、寧ろ、プリ
セットした固定の標準周波数と各群毎の標準方式の色副
搬送波周波数の平均値との差を指示する共通のオフセッ
ト信号を形成することになる。その場合に、前述した和
信号は復調すべきカラーテレビジョン信号の色副搬送波
周波数が標準方式群の色副搬送波の周波数範囲に含まれ
ているか否かを判別するに適した正確さをなお保持して
いる。
【0023】また、前記差信号と前記オフセット信号と
の和信号の評価が、前記カラーテレビジョン信号が属す
る標準方式の群を判定し得るような精度で行なわれてい
ることを特徴とすることになる。
【0024】任意に平均した色副搬送波周波数の判定
を、それが標準方式群の一つに属していることを判別す
る程度の正確さで行なえばよい場合には、すべて、実際
の伝送標準方式の識別を、他の二つのパラメータ、すな
わち、色副搬送波がライン順次の位相に関して交替して
いるか否かの判定およびどの垂直偏向周波数かの反転の
助けを借りて行なう。かかる三つのパラメータ、すなわ
ち、色副搬送波周波数の所定の標準方式群との結付きお
よび上述した二つのパラメータに基づいて、実際の伝送
標準方式が得られる。このようにして標準方式が判別さ
れてしまえば、即座に、カラー復調器を実際の標準方式
の正確な色副搬送波周波数に調整することが可能とな
る。
【0025】本発明の他の実施例によれば、前記カラー
テレビジョン信号がディジタル信号であって、伝送標準
方式を識別する回路装置がディジタル回路装置であるこ
とを特徴とすることになる。本発明による回路装置は、
容易にディジタル的に実現し得る回路要素によって動作
するので、ディジタル・テレビジョン信号に対して特に
有利に活用することができる。
【0026】
【実施例】以下にブロック線図の形態の図面を参照し
て、実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0027】図示のブロック線図は、ディジタル・カラ
ーテレビジョン信号の伝送標準方式を識別するためにデ
ィジタル的に動作する本発明の回路装置の構成例を示し
たものである。
【0028】図において、兎に角カラー復調器には利用
し得るが、カラーテレビジョン信号の伝送標準方式の識
別はできないブロックは破線枠で囲んで示し、反対に、
矩形ブロックは、本発明の回路装置に付加的に必要な回
路要素を表わしてある。以下に詳述するように、破線枠
で囲んで示し、兎に角カラー復調器に用いられているい
くつかの回路要素は、伝送標準方式の識別には付加的に
利用されているものである。
【0029】色副搬送波を変調した純粋の色度信号、あ
るいは、輝度信号、色副搬送波を変調した色度情報成分
消去期間および同期パルスを含んだ完全なカラーテレビ
ジョン信号、結局、通例複合カラーテレビジョン信号と
呼ばれるものを図示の復調器の入力側に設けたカラー復
調器のマルチプレクサ1に供給する。
【0030】マルチプレクサ1に続いて設けた高域通過
フィルタ(HPF)2においては、複合カラー信号の輝
度信号成分、特にその低減信号成分を抑圧するが、この
高域通過フィルタ2は、色副搬送波およびその側帯波は
すべて抑圧しないように構成しなければならない。この
高域通過フィルタ2に引続いて直交ミキサ3を設け、そ
の直交ミキサ3にはミキサ発振器4の発振出力信号をも
供給する。色副搬送波を変調した色度情報成分の復調
は、直交ミキサ3で行なわなければならず、そのために
は、以下に述べるように、ミキサ発振器4の発振周波数
を、復調すべきカラーテレビジョン信号の色副搬送波の
周波数に合わせて調整する。なお、直交ミキサ3は、い
くつかの伝送標準方式においては、互いに位相が異なる
二つの色差信号の形態で色副搬送波を色度情報により変
調してある場合に必要とするものであり、それら二つの
色差信号は、この直交ミキサ3で復調される。
【0031】直交ミキサ3においては、復調された色差
信号のみならず、対応した和の信号も発生するので、そ
の和信号を抑圧するための低域通過フィルタ(LPF)
5を後続させる。この低域通過フィルタ5には、復調器
における色度信号を規定値に保持することを目的とし
て、可変利得増幅器6を後続させており、その増幅器6
には、低域通過フィルタ5と同じ目的の別の低域通過フ
ィルタ7を後続させてある。その低域通過フィルタ7の
出力の色差信号は、実際の伝送標準方式に応じて色度情
報成分のライン周期遅延を行なうライン遅延素子8に供
給するが、そのライン遅延素子8の出力端には、例え
ば、SECAM信号の伝送時には同時に、また、PAL
信号の伝送時には位相誤差なしで、2色差信号が得られ
る。
【0032】このカラー復調器においては、図に示すよ
うに、色度情報成分が色副搬送波を振幅変調する伝送標
準方式の信号に対しては、ミキサ発振器4の出力信号の
位相の、カラーテレビジョン信号の色副搬送波の位相に
関連した再調整を連続的に行なうことが必要であり、加
えて、あらゆる伝送標準方式の信号に対して振幅制御を
行なう必要がある。かかる位相もしくは振幅の制御は、
つぎの回路構成によって行なう。
【0033】低域通過フィルタ7の出力信号は、SEC
AM信号に作用する色搬送波減衰フィルタ9に供給す
る。このフィルタ9は一般に「クローシェ・フィルタ」
と称するものである。位相復調のみならず、供給した色
差信号の振幅検出をも行なう次の位相復調器10をフィ
ルタ9に引続いて配置する。したがって、位相復調器1
0は、位相および振幅に関する徴候を表わした2出力信
号を供給し、それらの信号は色同期パルス検出器11に
印加される。この検出器11は、所定の位相および所定
のレベルを有する色同期パルスが色差信号中に現われて
いる期間に、位相復調器10から供給した信号を評価
し、色同期パルスの期間中に色復調器10から供給した
振幅情報を正規の振幅値と比較し、その正規の振幅値か
ら外れている場合には、それに対応する信号を振幅ルー
プフィルタ12に供給する。このループフィルタ12の
出力信号は、可変利得増幅器6の利得係数の制御に用い
る。したがって、振幅ループフィルタ12の構成は、信
号振幅に関する回路構成全体の再調整動作を決定するこ
とになる。
【0034】さらに、色搬送波の評価は、色差信号に色
同期パルスが現われている期間中に行なう。その評価出
力信号は位相ループフィルタ13に供給し、そのフィル
タ13の出力信号は、その出力信号によって出力信号の
位相が制御される色搬送波発振器すなわちミキサ発振器
4に供給する。したがって、位相ループフィルタ13の
構成は、ミキサ発振器4の出力信号の位相に関して回路
構成の再調整動作を決定する。
【0035】位相復調器10で形成した信号は、さら
に、微分回路14に供給し、その微分回路14の出力信
号を、一方では色同期パルス検出器11に供給し、他方
ではSECAM映像減衰フィルタ15に供給するが、こ
のフィルタ15は、SECAM標準方式によって設けら
れている映像減衰を行なうことを目的としたものであ
り、その出力信号をライン遅延素子8に供給する。
【0036】以上に述べた図示の復調器構成要素は、兎
に角復調器内にあって、それ自体は、復調器に供給した
カラーテレビジョン信号の伝送標準方式の識別を行ない
得ないものである。この伝送標準方式識別のためには、
別に、色基準識別装置20を設けてある。
【0037】その色基準識別装置20には周波数範囲検
出器21が含まれており、その検出器21には、微分回
路14から供給する出力信号が、色差信号に色同期パル
スが現われている期間に色同期パルス検出器11を介し
て供給される。したがって、周波数範囲検出器21は、
各色同期パルスの期間毎に微分回路14からの出力信号
を受け入れることになる。
【0038】色基準識別装置20には位相検出器22も
含まれており、その検出器22は、色復調器の位相検出
器10から供給する位相測定信号を受入れる。
【0039】色基準識別装置20にはさらに垂直周波数
検出器23が含まれており、この検出器23は、図示し
てない同期回路から、カラーテレビジョン信号に垂直同
期パルスが現われる時期を指示する信号を受けている。
周波数範囲検出器21、位相検出器22および垂直周波
数検出器23の各出力信号は、評価ユニット24に供給
してあり、そのユニット24の出力信号をオフセット信
号発生装置25に供給し、その発生装置25の出力信号
を周波数範囲検出器21に再び供給してある。
【0040】そこで、各回路要素21乃至25を備えた
色基準識別装置の動作の態様を以下にさらに詳細に説明
する。伝送標準方式が未知の複合カラーテレビジョン信
号が復調器のマルチプレクサ1に供給されているものと
仮定する。このことは、高い確率で、直交ミキサ3に供
給するマルチプレクサ1の出力信号の周波数に関して
は、色搬送波発振器すなわちミキサ発振器4が、復調す
べきカラーテレビジョン信号の色副搬送波周波数に調整
されていないことを意味し、その結果として、色差信号
は復調されず、他の搬送波周波数に変換されるに過ぎな
いことになり、さらに、位相復調器10が、直交ミキサ
3によって2色差信号が変換された搬送波周波数を指示
する周波数信号に微分回路14で変換れるされる連続的
に変化する位相を検出することになる。なお、その周波
数は、ミキサ発振器周波数とカラーテレビジョン信号の
色副搬送波周波数との差の周波数に等しく、また、その
信号は、色同期パルス検出器11において、色差信号に
色同期パルスが現われる期間中に、この期間中にのみ色
副搬送波の周波数と位相とが規定値になるので、評価さ
れる。このようにして評価された差信号は、色基準識別
装置20内の周波数範囲検出器21に供給される。
【0041】色基準識別装置20内の評価ユニット24
は、色搬送波発振器4を所定の発振器に設定する信号
を、予めその色搬送波発振器4に供給している。しかし
ながら、詳細に前述してあるように、最初は、この周波
数が復調すべきカラーテレビジョン信号の色副搬送波周
波数には等しくないものと仮定してあるので、評価ユニ
ット24は、色搬送波発振器4が設定されている周波数
を指示する信号をオフセット発生装置25に供給する。
そのオフセット発生装置25においては、プリセットし
た固定の標準周波数と評価ユニット24によって指示さ
れたように設定されているミキサ発振器周波数との差の
周波数を指示するオフセット信号を形成する。一旦プリ
セットした後は変化しないその標準周波数は、伝送標準
方式におてい種々異なる色副搬送波周波数の周波数範囲
のほぼ中央値に選定するのが好適である。オフセット発
生装置25内で形成したそのオフセット信号を周波数範
囲検出器21に供給する。
【0042】その周波数範囲検出器21においては、装
置25で形成したオフセット信号と色同期パルス検出器
11で形成した差信号との和を、それぞれの信号の正負
の極性を考慮して求める。さらに、差信号がライン順次
に交替する値を有している場合には、色副搬送波周波数
がライン順次に交替するのであるから、2ラインの差信
号の平均をとる。この和形成中には、復調すべき色度信
号の任意に平均した色副搬送波周波数と固定の既知の標
準周波数との差の周波数を指示する信号が現われる。さ
らに評価ユニット24に供給されるこの信号に基づき、
評価ユニット24は、テレビジョン信号の任意の平均し
た色副搬送波周波数を決定することができ、さらに、伝
送標準方式に関する決論、したがって、標準信号の周波
数が既知であるから、ミキサ発振器4を設定すべき周波
数に関する結論を引出すことができる。
【0043】評価ユニット24が色搬送波発振器4を調
整すべき周波数を決定すると、色搬送波発振器4の周波
数設定を直ちに行なうことができ、あるいは、さらに、
位相検出器22および垂直周波数検出器23が供給する
パラメータの値を設定することができる。かかる設定が
可能か否かは、発振器4を調整すべき決定した色副搬送
波周波数が一つだけの伝送標準方式に存在しているか否
かの事実にかかっており、然る場合には、色搬送波発振
器4は直ちに評価ユニット24によりこの周波数に調整
することができ、用いられている伝送標準方式を明白に
判定することができる。
【0044】しかしながら、判定した色副搬送波周波数
が複数の伝送標準方式に亘って存在し、あるいは、判定
した周波数に極めて近い伝送標準方式の色副搬送波周波
数が複数存在する場合には、単一の色副搬送波周波数の
判定はまだ十分ではない。かかる場合には、評価ユニッ
ト24は、復調すべきカラーテレビジョン信号の伝送標
準方式の識別について位相検出器22および垂直周波数
検出器23によって回復した信号を考慮に入れる。
【0045】位相復調器10の出力信号は位相検出器2
2に供給され、位相検出器22は、この出力信号から、
位相復調器10に供給された2色差信号の一つがライン
順次に交替する位相を有しているか否かを判定し、然る
場合には、位相検出器22が対応した信号を評価ユニッ
ト24に供給する。
【0046】垂直周波数検出器23は図示してないカウ
ンタを備えており、そのカウンタによって2垂直同期パ
ルス間のライン数を計数し、かかる垂直同期パルス間の
ライン数から、50Hzの垂直偏向周波数で動作する伝
送標準方式はすべてフレーム当り625本の規定ライン
数を有しており、60Hzの垂直偏向周波数で動作する
伝送標準方式はすべてフレーム当り525本の規定ライ
ン数を有しているのであるから、直ちに、カラーテレビ
ジョン信号の垂直偏向周波数に関する決論を抽出すこと
ができ、垂直周波数検出器23は対応した信号を評価ユ
ニット24に供給する。
【0047】実際の伝送標準方式に関する明白な結論を
即座に色副搬送波の判定して任意に平均した周波数から
抽出し得ない場合には、評価ユニット24は、判定した
色副搬送波周波数のみならず、位相検出器22および垂
直周波数検出器23が供給する信号、すなわち、色副搬
送波について兎に角判定したライン順次に交替する位
相、あるいは、兎に角判定した垂直偏向周波数をもそれ
ぞれ評価する。既知の伝送標準方式は、かかる3種類の
情報のうちの少なくとも一種類についてつねに相違して
おり、実際の伝送標準方式に合わせて調整することを目
的とした対応する信号を、色搬送波発振器に供給し得な
いのみならず、図示してない態様で、カラー復調器や、
図示してないカラー受像機の他のスイッチ要素群にも供
給し得ないのであるから、評価ユニット24において
は、かかる3種類の情報から、即時かつ明白に、カラー
テレビジョン信号の実際の伝送標準方式に関する結論を
抽出すことができる。
【0048】前述したように、色副搬送波周波数が極め
てよく似たいくつかのカラーテレビジョン伝送標準方式
が存在しており、しかも、かかる色副搬送波周波数は実
際には変動しているのであるから、かかる場合、もしく
は、信号がノイズによって乱れている場合には、標準方
式の識別には種々の困難が伴う。かかる場合には、それ
らのいくつかの伝送標準方式を一つの標準方式群にまと
めるのが有利であり、図示の回路装置においては、かか
る標準方式群に対するオフセット信号を形成するにあた
って単一の共通のオフセット信号を発生させる。したが
って、評価ユニット24によってかかる標準方式群の色
副搬送波周波数の一つに色搬送波発振器4を調整した場
合に、オフセット発生装置25は、その標準方式群にお
ける色副搬送波周波数のいずれに合わせて調整したかの
事実には無関係の単一のオフセット信号を発生させるこ
とになる。そのオフセット信号は、プリセットした固定
の標準周波数とその群の各標準方式の色副搬送波周波数
の平均値との差の周波数を指示するようにして構成す
る。したがって、色搬送波発振器4で調整したその標準
方式群の色副搬送波周波数のすべてに対し、単一の共通
のオフセット信号が形成されることになる。なお、周波
数範囲検出器21においては、オフセット発生装置25
から供給したオフセット信号と位相検出器22から供給
した差信号との和の値の計算が少し不正確になることに
なる。兎に角、かかる標準方式群を構成した場合には、
周波数範囲検出器21に供給した色度補助信号の色副搬
送波の任意に平均した周波数の判定は、カラーテレビジ
ョン信号がどの標準方式に属するかを判定し得る正確さ
で行なわれれば十分であり、したがって、供給したカラ
ーテレビジョン信号の色副搬送波の正確な周波数を判定
する必要は最早なくなり、標準方式群の色副搬送波の周
波数範囲内にその色副搬送波の周波数が含まれるか否か
を判定すれば十分である。かかる場合には、周波数範囲
の評価に加えて、色副搬送波の位相の状態および垂直偏
向周波数を評価するのが望ましく、かかる処理過程にお
いては、復調器に供給した色副搬送波周波数の判定精度
が低下するが、その精度としては、供給した信号がどの
標準方式群に属するかを認識し得れば十分である。
【0049】つぎのカラーテレビジョン伝送標準方式に
対しては、上述した標準方式群の形成が例えばつぎのよ
うな態様で行なわれる。 グループ1: PAL BG 4.4 MHz 50Hz NTSC 4.4 MHz 50Hz NTSC 4.4 MHz 60Hz グループ2: PAL N 3.582MHz 50Hz PAL M 3.576MHz 60Hz NTSC M 3.579MHz 60Hz この例におけるグループ1の伝送標準方式の色副搬送波
は、同じ周波数すなわち4.4 MHzを有しており、その
色副搬送波周波数が判っても、グループ1におけるどの
標準方式であるかは未だ不明である。しかしながら、グ
ループ1の各信号は、別のパラメータで区別することが
でき、例えば、PAL信号は色副搬送波の位相がライン
順次に交替しており、さらに、二つのNTSC信号は、
色副搬送波の位相がともに固定であるが、垂直偏向周波
数が相違している。
【0050】一方、グループ2の伝送標準方式は、色副
搬送波の周波数が相違はしているものの、互いに近接し
ているので、いつも、明白な識別を確実に行なうわけに
はゆかず、特に色副搬送波周波数が変動している場合に
は不確実となる。したがって、その場合には、色副搬送
波の位相状態や垂直偏向周波数のような別のパラメータ
も使用することになる。
【0051】上述した6伝送標準方式に加えて、例えば
色同期パルスの期間中における色副搬送波がライン順次
に交替する4.25MHzと4.406 MHzとの周波数を有し
ているSECAM標準方式を識別しなければならない場
合には、この伝送標準方式を上述した標準方式群には帰
属させず、互いに異なった2色副搬送波周波数を有する
このSECAM標準方式の信号について、カラーテレビ
ジョン信号の2ラインに亘り、固定の2色副搬送波周波
数を平均した、上述の2群の各色副搬送波に亘る周波数
範囲から十分にかけ離れた周波数値を判定することによ
り、直接に識別を行なう。したがって、この例において
4.328 MHzの平均色副搬送波周波数を判定した場合に
は、評価ユニット24は、ミキサ発振器および復調器も
しくはカラー受像機の他の回路要素をSECAM標準方
式に切換える。しかしながら、4.4 MHzの色副搬送波
周波数もほぼ3.58MHzの色副搬送波周波数も見つから
なかった場合には、前述した他の2パラメータをも伝送
標準方式の識別に使用する。
【0052】カラーテレビジョン伝送標準方式の上述し
た各群およびSECAM標準方式については、ミキサ発
振器周波数と復調すべきカラーテレビジョン信号の色副
搬送波周波数との差の周波数範囲のほぼ1.6875MHz
が、差信号のディジタル値の範囲約2.048 に相当するよ
うにするとともに、オフセット信号について、カラーテ
レビジョン伝送標準方式の前述したグループ1に対する
ディジタル値575、前述たグループ2に対するディジ
タル値−460およびSECAM信号に対するディジタ
ル値397を設けるようにして差信号およびオフセット
信号を形成することができる。かかる場合に、それらの
ディジタル値を互いに加算すれば、色搬送波発振器周波
数の調整値には無関係に、受信したカラーテレビジョン
信号の色副搬送波がどの周波数を有しているかを決定す
ることができる。受信したカラーテレビジョン信号の色
副搬送波がSECAM標準方式の色副搬送波周波数を有
しているか否か、あるいは、前述した2標準方式群のい
ずれかに帰属し得るか否かを認識し得れば十分であるか
ら、差信号とオフセット信号との和の形成は、比較的低
い精度で実行し、もしくは、評価することができる。上
述したディジタル値を2値符号化した場合には、和の評
価につては、最高位ビットおよび次高位ビットを評価す
れば十分である。上述した例においては、最高位ビット
が値1を有し、次高位ビットが値0を有する場合には、
グループ1の伝送標準方式が実在し、反対に最高位ビッ
トが値0を有し、次高位ビットが値1を有する場合に
は、SECAM標準方式のテレビジョン信号が実在して
いる、と決定することができる。これに対して、かかる
2ビットがともに値0であった場合には、グループ2の
伝送標準方式が実在していることになる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、受信したカラーテレビジョン信号の伝送標準
方式を、 従来のような試行錯誤によらず、信号が有す
る各種のパラメータの順次の判定によって即時に識別し
得る、という顕著な効果を挙げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明カラーテレビジョン信号伝送標準方式識
別回路装置の構成例を示すブロック線図である。
【符号の説明】
1 マルチプレクサ 2 高域通過フィルタ 3 直交ミキサ 4 ミキサ発振器 5,7 低域通過フィルタ 6 可変利得増幅器 8 ライン周期遅延素子 9 色搬送波減衰フィルタ 10 位相復調器 11 色同期パルス検出器 12 振幅ループフィルタ 13 位相ループフィルタ 14 微分回路 15 SECAM映像減衰フィルタ 20 色基準識別装置 21 周波数範囲検出器 22 位相検出器 23 垂直周波数検出器 24 評価ユニット 25 オフセット発生装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 590000248 Groenewoudseweg 1, 5621 BA Eindhoven, T he Netherlands (72)発明者 ディーター グッツマン ドイツ連邦共和国 2000 ハンブルク 61 オーモールリング 33 ベー (72)発明者 ヘルマン トレバー ドイツ連邦共和国 2000 ハンブルク 74 エイェンドルファ ベーク 47 (56)参考文献 特開 昭60−229597(JP,A) 特開 昭61−39692(JP,A) 実開 昭62−186576(JP,U) 実開 昭57−195287(JP,U) 実開 昭58−66775(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/66 H04N 5/46 H04N 9/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色度情報により変調した色副搬送波およ
    び色同期パルスを有するカラーテレビジョン信号の伝送
    標準方式を識別するためにカラー復調器内に設ける回路
    装置において、 前記カラーテレビジョン信号のライン交互に交替する2
    周波数からなる色副搬送波周波数の平均を求める色副搬
    送波周波数判定手段を備えていること、 色副搬送波周波数の判定中に生ずる測定の不正確さを考
    慮に入れても、識別すべき伝送標準の一つに当該求めて
    任意に平均した色副搬送波周波数を正確に帰属させ得た
    場合には直ちに前記カラー復調器を当該カラーテレビジ
    ョン信号の復調に切換えること、 前記カラーテレビジョン信号の垂直偏向周波数を判定す
    るとともに、色副搬送波がライン順次に交替する位相を
    有しているか否かを確かめる他の手段を備えているこ
    と、および前記求めて任意に平均した色副搬送波周波数
    を明白に所定の標準方式に帰属させ得ない場合には、
    記求めて任意に平均した色副搬送波周波数、前記判定し
    たカラーテレビジョン信号の垂直偏向周波数および前記
    確かめた色副搬送波がライン順次に交替する位相を有し
    ているか否かの情報を利用して、復調すべきカラーテレ
    ビジョン信号の伝送標準方式を識別するとともに、その
    識別した標準方式に対する前記カラー復調器の整合を試
    みる手段を備えていることを特徴とするカラーテレビジ
    ョン信号伝送標準方式識別回路装置。
  2. 【請求項2】 直交ミキサおよびミキサ発振器を備えて
    カラー情報成分を復調するディジタルカラー復調器を有
    し、 色副搬送波の任意に平均した周波数の判定のために、前
    記直交ミキサで形成した差信号を印加するとともに、色
    同期パルスの発生中に前記ミキサ発振器の周波数と前記
    カラーテレビジョン信号の任意に平均した色副搬送波周
    波数との差周波数を指示する差信号を発生させる微分回
    路を後続させた位相復調器を備えていること、 プリセットした固定の標準周波数と調整済みミキサ発振
    器の周波数との差周波数を指示するオフセット信号形成
    手段を備えていること、および前記差信号と前記オフセ
    ット信号とを正負の符号を考慮して相加した和の値が、
    復調すべきカラーテレビジョン信号の前記任意に平均し
    た色副搬送波周波数と前記標準周波数との差周波数を指
    示することを特徴とする請求項1記載のカラーテレビジ
    ョン信号伝送標準方式識別回路装置。
  3. 【請求項3】 色副搬送波の交替位相を判定する手段
    が、色副搬送波の位相が交替する場合にライン交互に異
    なる位相を判定する位相検出器を備えていることを特徴
    とする請求項1または2記載のカラーテレビジョン信号
    伝送標準方式識別回路装置。
  4. 【請求項4】 カラーテレビジョン信号の垂直偏向周波
    数を判定するために、2垂直同期パルス間におけるカラ
    ーテレビジョン信号のライン数を計数するカウンタを備
    えて、判定したライン数から当該カラーテレビジョン信
    号の垂直偏向周波数を決定し得るようにしたことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカラーテレビ
    ジョン信号伝送標準方式識別回路装置。
  5. 【請求項5】 標準周波数を、識別すべき標準方式の相
    異なる色副搬送波周波数の平均値を呈示するように決定
    することを特徴とする請求項2記載のカラーテレビジョ
    ン信号伝送標準方式識別回路装置。
  6. 【請求項6】 位相復調器の出力信号をもカラー復調器
    におけるミキサ発振器の出力信号の位相の再調整に用い
    ることを特徴とする請求項2または5記載のカラーテレ
    ビジョン信号伝送標準方式識別回路装置。
  7. 【請求項7】 互いに極めて近接した色副搬送波周波数
    を有する複数標準方式を一群にまとめること、 復調すべきテレビジョン信号が属する標準方式群を判定
    し得る正確さでカラーテレビジョン信号の色副搬送波周
    波数の判定を行ない得ること、および当該標準方式群中
    の正しい標準方式を識別するために、判定した垂直偏向
    周波数および色副搬送波の位相動作をも用いることを特
    徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のカラーテレ
    ビジョン信号伝送標準方式識別回路装置。
  8. 【請求項8】 標準方式の群毎に、当該群の標準方式の
    色副搬送波周波数の一つにミキサ発振器を調整したとき
    に、プリセットした固定の標準周波数と当該群の標準方
    式の色副搬送波周波数の平均値との差周波数を指示する
    ようにして単一の共通オフセット信号を発生させること
    を特徴とする請求項2または7記載のカラーテレビジョ
    ン信号伝送標準方式識別回路装置。
  9. 【請求項9】 前記差信号と前記オフセット信号との和
    信号の評価が、前記カラーテレビジョン信号が属する標
    準方式の群を判定し得るような精度で行なわれているこ
    とを特徴とする請求項8記載のカラーテレビジョン信号
    伝送標準方式識別回路装置。
  10. 【請求項10】 前記カラーテレビジョン信号がディジ
    タル信号であって、伝送標準方式を識別する回路装置が
    ディジタル回路装置であることを特徴とする請求項1乃
    至8のいずれかに記載のカラーテレビジョン信号伝送標
    準方式識別回路装置。
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