JP3320052B2 - 変位吸収配管継手 - Google Patents

変位吸収配管継手

Info

Publication number
JP3320052B2
JP3320052B2 JP2000007190A JP2000007190A JP3320052B2 JP 3320052 B2 JP3320052 B2 JP 3320052B2 JP 2000007190 A JP2000007190 A JP 2000007190A JP 2000007190 A JP2000007190 A JP 2000007190A JP 3320052 B2 JP3320052 B2 JP 3320052B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
plate
connection end
fixed
case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000007190A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001200967A (ja
Inventor
洋一 阿部
昭一 亀田
克彦 萩原
俊二 川端
孝文 大嶋
Original Assignee
新東京国際空港公団
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2000007190A priority Critical patent/JP3320052B2/ja
Application filed by 新東京国際空港公団 filed Critical 新東京国際空港公団
Priority to AT01900692T priority patent/ATE341734T1/de
Priority to PCT/JP2001/000117 priority patent/WO2001051842A1/ja
Priority to EP01900692A priority patent/EP1170540B1/en
Priority to US09/936,529 priority patent/US6478339B1/en
Priority to CA002366444A priority patent/CA2366444C/en
Priority to DE60123526T priority patent/DE60123526T2/de
Publication of JP2001200967A publication Critical patent/JP2001200967A/ja
Priority to HK02103563.9A priority patent/HK1042333B/zh
Application granted granted Critical
Publication of JP3320052B2 publication Critical patent/JP3320052B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複数のコン
クリート舗装版を端面同士を対向させて隣接配置する際
に、温度変化による膨張収縮や外部応力等によってコン
クリート舗装版間の位置関係が相対的に変位することに
より、隣接し合うコンクリート舗装版の接続端面間を貫
通配置される管体、ケーブル等が損傷を受ける不具合を
解消することができる変位吸収配管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】飛行場の滑走路、誘導路及びエプロン、
道路等のコンクリート構造物、或は建築物等のコンクリ
ートやアスファルト製の大型構造物は、所要形状を有し
た舗装版等の構造体を複数連設することにより構築され
ることが多い。これらの大型構造物を構成する個々の舗
装版等の構造体は、熱による膨張収縮や外部応力等によ
って隣接し合う構造体の接続端面間に位置ずれ、変位が
発生し易い為、位置ずれ等に起因した内部配管、配線へ
のダメージ発生を防止する手段が講じられている。例え
ば空港の滑走路を構築する際には、例えば幅7.5m,
長さ100m、所定厚を有したPC舗装版を現場の基層
部(路盤等)上に複数個隣接して配列する作業が行われ
る。即ち、現場の基層部上に矩形の型枠を配置した上
で、型枠内にコンクリート等の材料を充填後、硬化させ
る舗装版製造工程を舗装版毎に順次実施することによっ
て複数の舗装版を隣接配置した大型構造物(滑走路)を
完成する。ところで、滑走路の内部にケーブル等の線材
を配線する場合には、予め各舗装版内にケーブル配線用
の保護管体を配管(埋設)しておき、隣接し合う各舗装
版の接続端面に露出した管体の端部同士を連通接続す
る。その後、各管体内にケーブルを通線することにより
配線を完了する。図10(a) は滑走路を構成する舗装版
の連設状態を示す斜視断面図、(b) (c)は舗装版間の接
続端面における配管構造を示す図であり、路盤等の基層
部1上には平面形状が長方形の舗装版2が隣接配置され
ている。各舗装版の上面には例えば埋込み型灯器3が埋
設され、各灯器3に電力を供給するためのケーブル5
は、各舗装版2の内部に埋設配管された管体4の内部に
通線されている。管体4としては、主として配管経路を
任意に選定できるという利点からステンレス、鋼材等の
金属材料から成る蛇腹形状のフレキシブル管体が用いら
れる。舗装版2同士の接続端面(目地)2aにて管体4
同士を連結する際には、例えば各接続端面2aに露出し
た各管体4の端部開口4a同士を直接連結する。図11
に示すように個々の舗装版2は、基層部1の上面に型枠
6を固定した状態で型枠6内にコンクリートを充填し、
硬化させることにより完成するが、コンクリート充填前
に管体4と、灯器3の基台部分を所定箇所に位置決めし
た上で、コンクリートを充填する作業が行われる。
【0003】ところで、フレキシブル管体4は、舗装版
に加わる荷重や応力に対して主として軸方向に若干伸縮
変形することにより、荷重等を僅かに吸収緩和して内部
のケーブル5を保護する機能を発揮し得るが、図10
(b) に示した接続端面2aにおいてはフレキシブル管体
4同士を単に接続しているに過ぎないので、(c) に示す
ように隣接し合う舗装版2が矢印で示す接続端面の面方
向に相対的位置ずれを起こした場合、両端部開口4a同
士が面方向へ位置ずれを起こす為、管体内部に配線され
たケーブル5が両接続端面2aによるせん断力を受けて
断線し易い。また、フレキシブル管体4の端部ではな
く、蛇腹部分が2つの舗装版の接続端面2aにまたがる
ように配管する場合も、図10に示した場合と同様に2
つの接続端面2a同士の相対移動によるせん断力によ
り、フレキシブル管体及び内部のケーブルが切断され易
くなる。或はフレキシブル管体が切断されない場合に
は、フレキシブル管体を支持するコンクリート部分が管
体に引きずられて破損する事態が発生する。これまで、
2つの構造体の接続端面にまたがって配管される管体
を、接続端面間に発生するせん断力等によるダメージか
ら保護する機能を備えた継手は開発されておらず、従っ
て接続端面にまたがる管体及びケーブルは比較的短期間
に劣化し、交換作業を頻繁に行う必要があった。また従
来、劣化した配管は、舗装版の目地部分を掘削すること
により部分的に露出させた上で補修を行うという手法に
よって修復するしか方法が無く、この修復方法は手数と
コストを伴う作業となる為、この点の改善が求められて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、例えば飛行場の滑走路を構築するために複
数のコンクリート舗装版を端面同士を対向させて路盤上
に連設配置する際に、温度変化等に起因した舗装版の膨
張収縮や、荷重等の外部応力等によってコンクリート舗
装版間の位置関係が相対的に変位することにより、隣接
し合うコンクリート舗装版の接続端面間を貫通配置され
る管体、ケーブル等がせん断力によって損傷を受ける不
具合を解消することができる変位吸収配管継手を提供す
ることにある。特に、本発明の配管継手は、コンクリー
ト舗装版等のコンクリート構造体に限らず、2つの構造
体間にまたがって配管される管体、或は管体内に挿通さ
れるケーブル等の線材を構造体間の相対変位により発生
するせん断力から保護する場合一般に使用することがで
きる。更に、本発明の配管継手は、コンパクトな形状で
ありながら、構造体の変位量に対応した2つの管体の可
動量を大きく確保することができるようにするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、隣接し合いかつ接続端面同士が
相対的に変位する2つの構造体の内部に夫々埋設された
管体の端部同士を、両構造体の接続端面にて連通接続す
る配管継手であって、前記配管継手は、一方の構造体の
接続端面に前端面側を露出した状態で埋設固定される固
定ユニットと、該固定ユニットによって該接続端面の面
方向に沿って変位可能に支持される可動ユニットと、を
有し、前記固定ユニットに前記一方の構造体の内部に配
管された管体を連通接続すると共に、前記可動ユニット
に他方の構造体の内部に配管された他の管体を連通接続
することにより、固定ユニット内において両管体を連通
状態に保持し、両構造体の接続端面が相対的に面方向へ
変位することにより両管体に加わる応力を、固定ユニッ
トに対して相対的に変位する可動ユニットの面方向への
変位動作により吸収除去する構成を備え、前記固定ユニ
ットは、後面に管体を着脱自在に接続する管体接続部を
有すると共に前面が開放した中空箱形のケースと、該ケ
ースの開放した前面を閉止するために板状パッキンを介
してケース前面に固定される表面板と、前記板状パッキ
ン及び表面板に夫々貫通形成された長穴と、を有し、前
記可動ユニットは、前記板状パッキンにより閉止された
ケースの内部に前記面方向に沿って移動可能に配置され
るとともに貫通形成された螺着穴を有したスライドベー
スと、該スライドベースを前記板状パッキンの内面に弾
性的に圧接させるためにスライドベースとケース内底面
との間に配置されたベアリング付き弾性付勢部材と、前
記スライドベースの螺着穴に一端を螺着固定されること
により他端を前記各長穴を貫通して前方へ突出させ且つ
該他端を前記他の管体の端部に連結する前記連結パイプ
と、該連結パイプの他端外周のネジ部に螺着されること
により表面板に形成した長穴を封止する封止プレート
と、該封止プレートを固定するために連結パイプ外周に
螺着されるナットと、を有し、前記固定ユニットは、前
記ケースの外面全体を前記一方の構造体と密着固定した
状態で埋設固定されていることを特徴とする。このよう
に構成したので、相対的に変位する2つの構造体の接続
端面にまたがって配置される各管体は、構造体の変位に
追随して夫々独立して従動変位することができるので、
構造体の変位に管体が柔軟に追随できないことに起因し
て発生する管体等へのダメージを有効に防止できる。こ
のようなダメージ発生防止構造を実現する為に、本発明
では、固定ユニットの前端面を露出させた状態で一方の
構造体に固定ユニット外面を埋設すると共に、他方の構
造体に可動ユニットを支持し、更に両ユニットを夫々対
応する管体と接続したので、簡単な構成でありながら、
管体の劣化防止という優れた効果を発揮することができ
る。また、極めて簡単な構成でありながら、隣接し合う
2つの構造体に夫々埋設される管体を接続端面にて相対
移動可能に接続することができ、両構造体の接続端面が
面方向に変位した場合に各管体を当該変位に追随させて
変位させることによって管体及び管体内に配線される線
材を保護することができる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、前
記中空箱形のケースの開放した前面を前記板状パッキン
を介して前記表面板により閉止することにより、表面板
とケース内底面との間に空所を形成し、前記ケースの管
体接続部内から前記空所を経て前記連結パイプ内に線材
を挿通配線したときに、前記空所が、固定ユニットに対
して可動ユニットが相対的に変位したときの断線防止の
ための緩衝空間として機能することを特徴とする。この
ように構成したので、隣接し合う2つの構造体内に埋設
された各管体は、直接連結されるのではなく、緩衝空間
としての空所を介して連通接続されることとなり、各管
体にまたがって挿通される線材は、空所内において広い
可動スペースを確保することができる。各管体内に配線
される線材の可動範囲は、管体の内径寸法と線材の外径
寸法との関係により決定されるが、本発明では両管体の
端面間に緩衝空間としての空所が介在しており、しかも
この空所は2つの構造体の接続端面の相対的変位面に位
置しているので、接続端面間の変位面に沿って線材は大
きな可動範囲を確保することとなり、接続端面の変位に
起因したせん断力を受けなくなる。請求項3の発明は、
請求項1又は2において、前記構造体は、コンクリート
舗装版、その他のコンクリート製構造体であることを特
徴とする。本発明の配管継手の適用範囲は、接続端面同
士が隣接し合いかつ互いに相対変位する複数の構造体に
関するものであるが、この構造体としてコンクリート製
舗装版を選択した場合には、空港の滑走路、誘導路、エ
プロンや、道路等のコンクリート製構造物において、2
つの隣接する構造物間にまたがって配管される管体、及
び線材を両構造体の上下左右及び斜め方向の相対移動に
起因したダメージから有効に保護することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
形態により詳細に説明する。本発明の変位吸収配管継手
の構造について詳述する前に、個々のコンクリート舗装
版に本発明の変位吸収配管継手を埋設し、隣接する舗装
版内に埋設される管体と変位吸収配管継手とを接続する
手順について図1、図2に基づいて説明する。まず、図
1(a) (b) に示すように、路盤等の基層部1上に平面形
状が矩形枠体状の型枠6の裾部をボルト10にて固定し
た上で、隣接する他の舗装版との接続端面(目地)2A
をカバーする側枠6の側板6aの内側に予めボルト11
等を用いて本発明の変位吸収配管継手20を固定し、更
に変位吸収配管継手20の後部に管体21を接続する。
管体21の他端は舗装版上面に埋設される灯器3の有底
筒状の基台に接続される。このように埋設部材を型枠6
内の所要位置に位置決めした状態で型枠6内にコンクリ
ートを充填し固化させたあとで、ボルト11を側板6a
から除去し、ボルト10を型枠の裾部から除去した上で
型枠6を基層部1上から撤去することにより、第1の舗
装版2−1が完成する。次に、図2は第1の舗装版2を
基層部1上に完成した後で、順次他の舗装版を構築する
手順を説明しており、第1の舗装版2−1を完成した後
は、隣接する第2の舗装版2−2の構築に先立って、第
3の舗装版2−3を型枠を用いて図1にて説明したのと
同様の手順により構築する。次いで、第2の舗装版2−
2を構築する作業を行うが、この際、第1の舗装版2−
1の右側接続端面と第3の舗装版2−3の左側接続端面
を型枠の長尺側板6aの代わりに利用することができる
ので、舗装版が存在しない前後の面だけを夫々図示しな
い板材により閉止した上で、両舗装版2−1、2−3
と、2枚の板材により包囲された空間内にコンクリート
を充填することによって第2の舗装版2−2を構築す
る。なお、第2の舗装版を構築する為のコンクリートを
充填するに先立って、両舗装版2−1、2−3間の空間
内に管体22を配設する。この際、管体22の一端は第
1の舗装版2−1の右端接続端面に露出した変位吸収配
管継手20の外側と接続することにより、第1の舗装版
2−1内部の管体21と連通接続され、該管体22の他
端は第3の舗装版2−3の左端接続端面に固定した変位
吸収配管継手20の前部と接続される。この状態で、コ
ンクリートを充填することにより、第2の舗装版2−2
が完成する。なお、本発明の変位吸収配管継手を適用す
る対象となる構造体は、舗装版等のコンクリート構造体
に限らず、あらゆる材料から成る構造体を含むものであ
る。
【0008】次に、図3等に基づいて本発明の変位吸収
配管継手について詳細に説明する。なお、図3(a) 乃至
(d) は本発明の配管継手の一例の斜視図、該配管継手を
順次分解した状態を示す斜視図、図4は本発明の配管継
手の分解斜視図である。更に、図5(a) 及び(b) は本発
明の配管継手の正面図、及び背面図、図6(a) 及び(b)
は配管継手の上面図、及び右側面図、図7(a) 及び(b)
は配管継手の上面縦断面図である。本発明の変位吸収配
管継手(以下、配管継手、と称する)20は、隣接し合
う2つの構造体、例えばコンクリート舗装版を基層部1
上に隣接配置した場合に、両舗装版の接続端面が面方向
に相対変位することにより、両舗装版の接続端面を貫通
して配置される管体、ケーブル等がせん断力によって切
断される事態の発生を有効に防止する手段である。その
概略構成は次のとおりである。即ち、この配管継手20
は、一方の舗装版2−1の接続端面2Aに前端面側を露
出した状態で埋設固定される固定ユニット30と、該固
定ユニット30によって該接続端面2Aの面方向に沿っ
て変位可能に支持される可動ユニット50と、を有す
る。固定ユニット30の後部(舗装版2−1内部)を舗
装版2−1内の管体21の端部と接続する一方で、可動
ユニット50を第2の舗装版2−2の内部の管体22と
接続することにより、両管体21、22を舗装版間の面
方向変位に対応して柔軟に変位させることが可能とな
り、管体及び管体内に配線されたケーブルの切断、損傷
を防止することが可能となる。つまり、この配管継手2
0は、固定ユニット30に一方の舗装版2−1の内部に
配管された管体21を連通接続すると共に、可動ユニッ
ト50に他方の舗装版2−1の内部に配管された他の管
体22を連通接続することにより、固定ユニット30内
において両管体21、22を連通状態に保持し、隣接し
合う2つの舗装版の各接続端面が相対的に面方向へ変位
することにより両管体に加わるストレスを、固定ユニッ
ト30に対して相対的に変位する可動ユニット50の面
方向への変位動作により吸収除去するように構成した点
が特徴的である。
【0009】続いて、配管継手20の詳細な構成を説明
する。まず、固定ユニット30は、後面に管体21の一
端を着脱自在に接続する管体接続部31aを有すると共
に前面が開放した中空箱形のケース31と、該ケース3
1の開放した前面を閉止するために板状パッキン32を
介してケース前面に固定される表面板33と、板状パッ
キン32及び表面板33に夫々貫通形成された長円形、
楕円形等の長穴32a,33aと、を有する。また、ケ
ース31内部の長手方向両端部には夫々雌螺子穴34a
を有した固定ナット34が固定されており、板状パッキ
ン32及び表面板33に設けた穴32b,33bから挿
通したボルト35の雄螺子部を固定ナット34の雌螺子
穴34aに螺着することにより、板状パッキン32及び
表面板33はケース31の前面に固定され、ケースの前
面開口を閉止する。なお、筒状の管体接続部31aはケ
ース31の後面に設けた穴31bに対して着脱可能に螺
着するように構成してもよい。管体接続部31aの内面
或は外面にはネジ部31a’を形成し、管体21のネジ
部21aを螺着結合する。表面板33の長手方向端部は
ケース31の端部よりも突出しており、この突出部には
固定穴33cが形成されている。この固定穴33cは、
図1に示したボルト11を挿通して型枠側面に固定する
ための穴であり、配管継手20を型枠側面に固定する際
に使用する。板状パッキン32としては、摩擦抵抗の少
ないテフロン(登録商標)等の薄板を使用する。この板
状パッキン32はケース31の前面開口側の端縁と表面
板33との間の気密性、水密性を確保するための手段で
あるとともに、後述するスライドベースの移動を円滑化
する役割を果たす。なお、板状パッキン32を除いた全
ての部品は十分な剛性を備えた金属材料にて構成する。
なお、固定部を構成するケース31を初めとした各構成
要素の形状、サイズ等は、適用対象となる舗装版の形
状、サイズ等に応じて種々変形可能であり、図示した例
は一例に過ぎない。このことは後述する可動部について
も同様に当てはまる。
【0010】次に、可動ユニット50は、板状パッキン
32により前面開口を閉止されたケース31の内部空所
S(緩衝空間)内に面方向に沿って移動可能に配置され
るとともに連結パイプ52の一端を固定するために貫通
形成された螺着穴51aを有したスライドベース51
と、スライドベース51を板状パッキン32の内面に弾
性的に圧接させるためにスライドベース51とケース内
底面31Aとの間に配置されたベアリング付き弾性付勢
部材53と、スライドベース51の螺着穴51aに一端
を螺着固定されることにより他端を各長穴32a,33
aを貫通して前方へ突出させた前記連結パイプ52と、
該連結パイプ外周のネジ部52aに螺着されることによ
り表面板33に形成した長穴33aを封止する封止プレ
ート54と、該封止プレート54を固定するために連結
パイプ外周に螺着されるナット55とを有している。ま
た、連結パイプ52の内周に形成したネジ部52bには
管体22の一端を連結する。この結果、管体21と管体
22とは、固定ユニット30の中空内部(空所S内部)
と可動ユニット50の連結パイプ52とを介して連通し
た状態となり、気密連通路が形成される。この気密連通
路内をケーブルCを挿通することができる。径の狭い2
つの管体21、22の間に位置する縦横幅の広い空所S
内をケーブルCが通過することにより、隣接する2つの
舗装版2−1、2−2が相対的に変位したときの管体2
1、22間の位置ずれによってケーブルがダメージを受
ける可能性が大幅に低減される。各管体21,22とし
ては、通常のリジッドな構成を有したパイプであっても
よいし、フレキシブル管体であってもよい。可動ユニッ
ト50は、スライドベース51と一体化された連結パイ
プ52が、長穴32a,33aの開口スペース内で上下
左右に移動可能な範囲内で、固定ユニット30に対して
相対的に移動することができる。ベアリング付き弾性付
勢部材53はスライドベース51を板状パッキン32の
内面に常時圧接することにより、スライドベース51と
板状パッキン32との密着を促進し、板状パッキンによ
る気密性を高めている。ベアリング付き弾性付勢部材5
3は、図8(a) に示すように、先端面に設けた凹所内に
ボールベアリング60を一部突出させて転動自在に支持
した支持部61aと、支持部61aの底面から突出した
軸部61bとから成る本体と、軸部61bの外周に嵌合
して本体を軸方向へ付勢するコイルバネ62とを有す
る。このベアリング付き弾性付勢部材53は、図8(b)
に示すようにスライドベース51の底面に設けた凹所6
5内に軸部61bを嵌合させることによりコイルバネ6
2によって支持部61aをケース31の内底面に向けて
付勢する構成を有している。ベアリング60がケースの
内底面31Aに沿って転動することにより、可動ユニッ
ト50の面方向への動作がスムーズになる。なお、軸部
61bを支持する手段として、凹所65の代わりに、ス
ライドベース51の底面に図示しない円筒状の支持部材
を突設し、この支持部材内に軸部61bを嵌合させて支
持するようにしてもよい。
【0011】封止プレート54はステンレス等の金属薄
板であり、連結パイプ52の外周面のネジ部52aに螺
着する雌螺子穴54aを有すると共に、固定ユニット3
0に対して可動ユニット50が相対的に変位した場合に
おいても長穴33aを封止し続けることができるように
広い面積、形状に設定されている。この結果、配管継手
内の空所S内に雨水、ゴミ等が侵入することを確実に防
止することができる。ナット55は図9(a) (b) に示す
ように、内径に雌螺子部55aを有し、この雌螺子部5
5aを連結パイプ外周のネジ部52aに螺着するように
組み付けることにより、ダブルナットの原理により封止
プレート54を連結パイプ52に対して強固に固定する
ことができる。封止プレート54を連結パイプに対して
手作業により螺着固定することにより、現場での作業が
容易となる。また、ナット55は、封止プレート54と
の接触面側に段差55bを有しているため、接触端面5
5cは薄肉となっている。このため、薄肉端面55cを
封止プレート54に圧接させたときに、薄肉端面55c
が封止プレート54を矢印で示す方向へ付勢する力を発
揮する。つまり、封止プレート54の端縁は表面板33
と圧接する方向へ常時付勢されていることとなるので、
何らかの外力が封止プレート54の端縁を表面板33か
ら剥離する方向へ変形させようとしても、ナット55か
らの圧力によって封止プレート54が表面板33に密着
し続ける力が増強されているので、封止プレート端部の
剥離変形に起因したゴミの侵入という不具合がなくな
る。なお、封止プレート端部が表面板33から離間する
としてもμm単位の間隔に過ぎないため、ナット55に
よる押付け力は剥離防止力として十分有効に作用する。
また、連結パイプ52と他の部材、特にスライドベース
51との締結部にはガスケットを介在させて十分な気密
性、水密性を確保する。更に、管体21が接続管体31
aと接続される部分や、管体が連結パイプ52と締結さ
れる部分には常法通り気密シール剤を塗る等の気密処置
を施す。
【0012】図1、図2にて説明した如き手順によって
配管継手20を舗装版2−1を製造するための型枠6の
側板6aの内側に固定し、型枠6内に位置決めした灯器
3から延びる管体21の端部をケース31の管体接続部
31aに接続した状態で型枠6内にコンクリートを充填
し、コンクリートの硬化後にボルト11等をはずして型
枠を除去することにより第1の舗装版2−1が完成する
が、この際舗装版2−1に固定されているのは固定ユニ
ット30と、可動ユニット50の一部(スライドベース
51、及び弾性付勢部材53)のみである。従って、可
動ユニット50を構成する残りの部品である連結パイプ
52、封止プレート54、及びナット55は舗装版の硬
化後、隣接する第2の舗装版2−2を製造する際に取り
付けることとなる。即ち、完成した第1の舗装版2−1
の接続端面に露出する連結パイプ52に対して、封止プ
レート54、ナット55を順次螺着固定し、連結パイプ
52の他端部に管体22を連結した後で、第1と第3の
舗装版2−1、2−3の接続端面と、図示しない前後板
材により形成される空所内にコンクリートを充填するこ
とによって第2の舗装版を製造する。なお、第3の舗装
版2−3は、第2の舗装版に先立って既に完成してお
り、しかも第3の舗装版2−3の両接続端面2Aにはい
ずれも本発明の配管継手20が固定されている為、第2
の舗装版2−2に埋設する管体22をコンクリート充填
前に第3の舗装版2−3に固定した配管継手20に連結
しておき、その後コンクリートを充填することにより、
第2の舗装版2−2内の管体22に対する第1、第3の
舗装版内の管体21、23の接続が完了する。
【0013】次に、舗装版2−1に固定された配管継手
20の固定ユニット30は、当該舗装版2−1内の管体
21の端部と一体的に連通固定されている一方で、固定
ユニット30により接続端面の面方向に移動可能に支持
された可動ユニット50は隣接する第2の舗装版2−2
内の管体22の端部と連通状態で固定されている。この
ため、隣接し合う2つの舗装版2−1、2−2が接続端
面の面方向に沿って上下左右に相対移動したとしても、
固定ユニット30及び可動ユニット50はいずれも当該
移動に追随して自由に変位できる。固定ユニット30に
対して可動ユニット50が面方向へ変位可能な範囲は、
連結パイプ52の径と、長穴32a,33aの径との関
係によって決定されるが、この変位可能な範囲を、通常
予測される舗装版間の変位量に見合うように予め設定し
ておくことにより、管体内を通線されたケーブルの断線
を防止することができる。即ち、管体接続部31a内と
連結パイプ52内を挿通されたケーブルの断線は、固定
ユニット30側の管体接続部31aと、可動ユニット5
0側の連結パイプ52との相対的位置関係が図7(a) に
示した如き同軸関係の状態から、図7(b)のように左
右、或は上下方向にずれを起こした時に、両者31a,
52の端部間に発生するせん断力により発生するが、本
発明ではケース31の内底面31Aとスライドベース5
1との間に十分な空所Sが存する為に、上記せん断力は
作用しない。特に、ケーブルの径に対する管体接続部3
1aと連結パイプ52の各内径を十分に大きく確保する
と共に、固定ユニット30に対する可動ユニット50の
可動範囲を予め十分に大きく確保しておくことにより、
通常想定される舗装版間の位置ずれによってケーブル断
線が発生する虞れは皆無となる。即ち、本発明では、隣
接し合う2つの構造体、即ち2つの舗装版内に埋設され
た各管体21、22は、その端部同士を直接連結される
のではなく、空所Sを介して連通接続されることとな
り、各管体にまたがって挿通される線材Cは、空所S内
において広い可動スペースを確保することができる。各
管体内に配線される線材の可動範囲は、各管体の内径寸
法と線材の外径寸法との関係により決定されるが、本発
明では両管体の端面間に空所Sが介在しており、しかも
この空所は2つの舗装版の接続端面の相対的変位面近傍
に位置しているので、接続端面間の変位面に沿って線材
は大きな可動範囲を確保することとなり、接続端面の変
位に起因したせん断力を受けにくくなる。滑走路等の構
築に使用される舗装版は数十m〜百数十m程度の長尺で
あるため、温度変化等に起因した膨張収縮量が多くなる
為、本発明の配管継手を用いることにより、舗装版間の
変位に起因した管体へのダメージを有効に防止すること
が可能となる。管体内にケーブル等の線材が配線されて
いる場合は、当該線材も保護されることとなる。
【0014】以上の実施形態についての説明は、主とし
てコンクリート製舗装版に関するものであるが、これは
一例に過ぎず、本発明の配管継手はあらゆる材質の構造
体を複数個隣接配置しつつ、構造体間の接続端面間に管
体を貫通配置する場合に、構造体間の相対的変位に起因
して接続端面に位置する管体がせん断力等によってダメ
ージを受ける事態の発生を防止する手段に対して拡大適
用することができる。従って、管体内にケーブル等の線
材を通線する場合に限らず、液体、気体等を搬送する為
の管体自体を保護する場合にも適用することができる。
更に、上記実施の形態では2つの構造体の2つの接続端
面がほぼ垂直な面である場合について説明したが、これ
は一例に過ぎない。従って、2つの接続端面が水平な面
であったり、傾斜した面である場合も本発明の配管継手
を適用して両面の相対変位に起因した不具合を解消する
ことができる。また、接続端面は必ずしも平坦面である
必要はなく、2つの対向し合う非平坦形状の端面同士の
相対的変位に起因して両面を貫通する管体等が受けるダ
メージ一般を防止する手段としても本発明は有効に機能
するものである。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、例えば飛
行場の滑走路、道路等のコンクリート構造物を構築する
ために複数のコンクリート舗装版端面同士を対向させ
て路盤上に連設配置する際に、温度変化等による舗装版
の膨張収縮や、荷重等の外部応力等によってコンクリー
ト舗装版間の位置関係が相対的に変位することにより、
隣接し合うコンクリート舗装版の接続端面間を貫通配置
される管体、ケーブル等がせん断力によって損傷を受け
る不具合を解消することができる。また、本発明の配管
継手は、コンクリート舗装版等のコンクリート構造体に
限らず、2つの構造体間にまたがって配管される管体、
或は管体内に挿通されるケーブル等の線材を構造体間の
相対変位により発生するせん断力から保護する場合一般
に使用することができる。更に、本発明の配管継手は、
コンパクトな形状でありながら、構造体の変位量に対応
した2つの管体の可動量を大きく確保することができる
ので、被保護対象物としての管体、線材等を確実に保護
することができる。また、構造体のサイズに対応して、
配管継手のサイズ、形状を種々変更可能であるため、あ
らゆるタイプの構造体に適用して、構造体間の変位に起
因したストレス、特にせん断力から被保護対象物として
の管体、線材等を有効に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) 及び(b) は本発明の配管継手を利用した舗
装版の製造点順を示す図、及び要部断面図。
【図2】舗装版の製造手順を示す説明図。
【図3】(a) 乃至(d) は本発明の配管継手の一例の斜視
図、該配管継手を順次分解した状態を示す斜視図。
【図4】本発明の配管継手の分解斜視図。
【図5】(a) 及び(b) は本発明の配管継手の正面図、及
び背面図。
【図6】(a) 及び(b) は配管継手の上面図、及び右側面
図。
【図7】(a) 及び(b) は配管継手の上面縦断面図。
【図8】(a) 及び(b) は弾性付勢部材の構成説明図。
【図9】(a) 及び(b) はナットの構成説明図。
【図10】(a) は滑走路を構成する舗装版の連設状態を
示す斜視断面図、(b) (c) は舗装版間の接続端面におけ
る配管構造を示す図。
【図11】舗装版を構築する為に使用する型枠の構成
図。
【符号の説明】
1 基層部、2 舗装版、2A 接続端面、3 灯器、
4 管体、5 ケーブル、6 型枠、6a 側板、10
ボルト、11 ボルト、20 変位吸収配管継手、2
1、22 管体、30 固定ユニット、31 ケース、
31a 管体接続部,32 板状パッキン、32a 長
穴、33表面板、33a 長穴、34 固定ナット、5
0 可動ユニット、51 スライドベース、52 連結
パイプ、53 弾性付勢部材、54 封止プレート、5
5 ナット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 俊二 千葉県成田市木の根字神台24 新東京国 際空港公団内 (72)発明者 大嶋 孝文 千葉県成田市木の根字神台24 新東京国 際空港公団内 (56)参考文献 特開 平8−326962(JP,A) 特開 平10−231972(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 27/00 - 27/12 F16L 5/00 E01C 11/04 - 11/14 H02G 9/00 - 9/12 H02G 3/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接し合いかつ接続端面同士が相対的に
    変位する2つの構造体の内部に夫々埋設された管体の端
    部同士を、両構造体の接続端面にて連通接続する配管継
    手であって、 前記配管継手は、一方の構造体の接続端面に前端面側を
    露出した状態で埋設固定される固定ユニットと、該固定
    ユニットによって該接続端面の面方向に沿って変位可能
    に支持される可動ユニットと、を有し、 前記固定ユニットに前記一方の構造体の内部に配管され
    た管体を連通接続すると共に、前記可動ユニットに他方
    の構造体の内部に配管された他の管体を連通接続するこ
    とにより、固定ユニット内において両管体を連通状態に
    保持し、 両構造体の接続端面が相対的に面方向へ変位することに
    より両管体に加わる応力を、固定ユニットに対して相対
    的に変位する可動ユニットの面方向への変位動作により
    吸収除去する構成を備え、 前記固定ユニットは、後面に管体を着脱自在に接続する
    管体接続部を有すると共に前面が開放した中空箱形のケ
    ースと、該ケースの開放した前面を閉止するために板状
    パッキンを介してケース前面に固定される表面板と、前
    記板状パッキン及び表面板に夫々貫通形成された長穴
    と、を有し、 前記可動ユニットは、前記板状パッキンにより閉止され
    たケースの内部に前記面方向に沿って移動可能に配置さ
    れるとともに貫通形成された螺着穴を有したスライドベ
    ースと、該スライドベースを前記板状パッキンの内面に
    弾性的に圧接させるためにスライドベースとケース内底
    面との間に配置されたベアリング付き弾性付勢部材と、
    前記スライドベースの螺着穴に一端を螺着固定されるこ
    とにより他端を前記各長穴を貫通して前方へ突出させ且
    つ該他端を前記他の管体の端部に連結する前記連結パイ
    プと、該連結パイプの他端外周のネジ部に螺着されるこ
    とにより表面板に形成した長穴を封止する封止プレート
    と、該封止プレートを固定するために連結パイプ外周に
    螺着されるナットと、を有し、前記固定ユニットは、前記ケースの外面全体を前記一方
    の構造体と密着固定した状態で埋設固定されている こと
    を特徴とする変位吸収配管継手。
  2. 【請求項2】 前記中空箱形のケースの開放した前面を
    前記板状パッキンを介して前記表面板により閉止するこ
    とにより、表面板とケース内底面との間に空所を形成
    し、前記ケースの管体接続部内から前記空所を経て前記
    連結パイプ内に線材を挿通配線したときに、前記空所
    が、固定ユニットに対して可動ユニットが相対的に変位
    したときの断線防止のための緩衝空間として機能するこ
    とを特徴とする請求項1記載の変位吸収配管継手。
  3. 【請求項3】 前記構造体は、コンクリート舗装版、そ
    の他のコンクリート製構造体であることを特徴とする請
    求項1、又は2に記載の変位吸収配管継手。
JP2000007190A 2000-01-14 2000-01-14 変位吸収配管継手 Expired - Lifetime JP3320052B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000007190A JP3320052B2 (ja) 2000-01-14 2000-01-14 変位吸収配管継手
PCT/JP2001/000117 WO2001051842A1 (fr) 2000-01-14 2001-01-12 Joint de tuyaux limitant le mouvement de translation
EP01900692A EP1170540B1 (en) 2000-01-14 2001-01-12 Displacement absorbing pipe joint
US09/936,529 US6478339B1 (en) 2000-01-14 2001-01-12 Displacement absorbing piping joint
AT01900692T ATE341734T1 (de) 2000-01-14 2001-01-12 Verschiebungen abfangende rohrverbindungen
CA002366444A CA2366444C (en) 2000-01-14 2001-01-12 Displacement absorbing pipe joint
DE60123526T DE60123526T2 (de) 2000-01-14 2001-01-12 Verschiebungen abfangende rohrverbindungen
HK02103563.9A HK1042333B (zh) 2000-01-14 2002-05-10 吸收位移的管件接頭

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000007190A JP3320052B2 (ja) 2000-01-14 2000-01-14 変位吸収配管継手

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001200967A JP2001200967A (ja) 2001-07-27
JP3320052B2 true JP3320052B2 (ja) 2002-09-03

Family

ID=18535605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000007190A Expired - Lifetime JP3320052B2 (ja) 2000-01-14 2000-01-14 変位吸収配管継手

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6478339B1 (ja)
EP (1) EP1170540B1 (ja)
JP (1) JP3320052B2 (ja)
AT (1) ATE341734T1 (ja)
CA (1) CA2366444C (ja)
DE (1) DE60123526T2 (ja)
HK (1) HK1042333B (ja)
WO (1) WO2001051842A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7074339B2 (ja) * 2018-08-28 2022-05-24 三立機器株式会社 クリーナー

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1632042A (en) * 1927-06-14 Emil price and william a
US1802353A (en) * 1929-09-19 1931-04-28 John E Rousek Weather shield
US2442103A (en) * 1947-07-07 1948-05-25 T & M Mfg Company Offset clamping connector
US2656201A (en) * 1951-07-06 1953-10-20 Gen Electric Adjustable joint structure
US2828980A (en) * 1954-06-14 1958-04-01 Exxon Research Engineering Co Axial and radial stress relieving conduit coupling
US3115352A (en) * 1960-07-20 1963-12-24 Gen Electric Alignment compensating coupling
US3344601A (en) * 1966-01-18 1967-10-03 United Aircraft Corp Interconnection for flametubes
US3476912A (en) * 1968-03-13 1969-11-04 Swenson Granite Co Inc John Panel for composite wall structure
FR2242631A1 (en) * 1973-08-31 1975-03-28 Commissariat Energie Atomique Joint for nuclear reactor cooling sodium pipes - centring pins and flanges allow axial and lateral displacement
US4008734A (en) * 1976-03-30 1977-02-22 The Babcock & Wilcox Company Pressure relief system
US4291905A (en) * 1978-12-22 1981-09-29 The Boeing Company Duct seal
DE2908389C2 (de) * 1979-03-03 1983-12-01 Brown Boveri Reaktor GmbH, 6800 Mannheim Einrichtung zur Kompensierung von Gebäudesetzungen
MX153796A (es) * 1981-08-21 1987-01-12 Dragados & Equipos Sa Mejoras en rotula de doble pared para tuberia de descarga de dragas hidraulicas
US4781405A (en) * 1984-11-19 1988-11-01 Lockheed Corporation Flexible coupling for fluid ducts
JP3066324B2 (ja) * 1996-08-20 2000-07-17 太陽鉄工株式会社 継 手

Also Published As

Publication number Publication date
CA2366444A1 (en) 2001-07-19
DE60123526T2 (de) 2007-04-26
EP1170540B1 (en) 2006-10-04
EP1170540A4 (en) 2004-10-13
US6478339B1 (en) 2002-11-12
HK1042333B (zh) 2007-01-05
ATE341734T1 (de) 2006-10-15
WO2001051842A1 (fr) 2001-07-19
DE60123526D1 (de) 2006-11-16
HK1042333A1 (en) 2002-08-09
US20020158463A1 (en) 2002-10-31
JP2001200967A (ja) 2001-07-27
EP1170540A1 (en) 2002-01-09
CA2366444C (en) 2007-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7686347B1 (en) Couplers for use with ducts of concrete segmental construction
CN102648318B (zh) 两个预制元件之间的接合装置及其利用和组装方法
JP3320052B2 (ja) 変位吸収配管継手
KR101672933B1 (ko) 공장제작형 소켓부재를 이용한 교량구조물 및 이를 이용한 교량구조물 제작방법
JP2003301560A (ja) シース用継手及びこれを使用したシースの接続構造
US5449020A (en) Elongated enclosure of large cross-section, and process for its manufacture
JPH09165718A (ja) 斜張橋の斜張ケーブルの自由な引張材の支承部
KR101559064B1 (ko) 누수 방지 기능을 갖는 신축이음장치 및 그의 시공방법
JP2999393B2 (ja) 地下埋設管の更生方法
KR101886708B1 (ko) 설치가 간편한 신축이음장치
JPH07259490A (ja) トンネルの歩床敷設方法
KR20210009571A (ko) 레일형 신축 이음 장치 및 이의 보수방법
KR102084182B1 (ko) 매립배관 연결부 보호장치
KR200245373Y1 (ko) 교체가능한 교량신축이음구조
KR102571305B1 (ko) 장대교량 강구조물 신축이음구조 및 신축이음 설치방법
CN214061252U (zh) 一种道路桥梁伸缩装置密封防护结构
KR100969265B1 (ko) 콘크리트 구조물 이음장치
JP3226467B2 (ja) 地中に埋設される筒状体のための継手および筒組立体
JP7241501B2 (ja) 水路付きトンネル
KR20230005535A (ko) 강 구조물의 온도 변위를 수용하기 위한 강재 신축이음 조인트
JP2001271367A (ja) Psc工法による柔構造物
AU2016101441A4 (en) A pipe apparatus and a flexible joint assembly for use with a pipe apparatus
JP6233745B2 (ja) 舗装版の連結構造
KR20050071286A (ko) 콘크리트 구조물의 균열유발 수축이음 장치 및 시공방법
JP6107598B2 (ja) 道路橋用伸縮装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3320052

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080621

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080621

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110621

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120621

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130621

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130621

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term