JP3319817B2 - フィードフォワード増幅器 - Google Patents

フィードフォワード増幅器

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフィードフォワード増幅
器に関し、更に詳しくは主増幅器で生じる非線形歪成分
を抽出し、これを主増幅器の出力に再注入して該歪成分
を除去するフィードフォワード増幅部と、前記歪成分の
抽出及び除去動作を最適化するための制御を行う制御部
とを有するフィードフォワード増幅器に関する。
【0002】フィードフォワード増幅器は無線機の送信
段に用いられ、トランジスタや電子管等の非線形増幅に
より生じる歪成分を効率良く除去し、常に歪みの小さい
送信特性を得ることが望まれる。
【0003】
【従来の技術】図4は従来のフィードフォワード増幅器
のブロック図で、図において1はフィードフォワード増
幅部、11は歪抽出ループ、12は電力分配器(H)、
13は主増幅器(MAMP)、14は電力分配器
(H)、15は減衰器(ATT)、16は可変移相器
(PHS)、17は可変減衰器(ATT)、18は電力
合成器(H)、19はパイロット信号PSの発振器、2
0は歪除去ループ、21は可変移相器(PHS)、22
は可変減衰器(ATT)、23は補助増幅器(AM
P)、24はディレイライン(DL)、25は電力合成
器(H)、26はパイロット信号PSを通過させるバン
ドパスフィルタ(BPF)、4,27,28は例えばダ
イオードによる検波器(D)、31〜33はA/D変換
器(A/D)、41〜44はD/A変換器(D/A)、
2はCPU(制御部)、50はCPU2の共通バスであ
る。
【0004】図5は図4の各部の信号スペクトラムを説
明する図であり、以下、両図を参照して動作の概要を説
明する。入力信号S1 は例えばマイクロ波帯において周
波数多重されたチャネルCH1〜CHn のPSK信号で
ある。歪抽出ループ11において、入力信号S1 は電力
分配器12で分配され、その出力の一方はパイロット信
号PSと共に主増幅器13で増幅されて非線形増幅によ
る歪成分を含む主信号S2 になる。この主信号S 2 は、
更に電力分配器14で分配され、その出力の一方は減衰
器15で減衰されて電力合成器18の一方の入力に入力
する。また前記電力分配器12の他方の出力は、可変移
相器16及び可変減衰器17を通過して電力合成器18
の他方の入力に入力する。この状態で、CPU2は検波
器27及びA/D変換器32を介して電力合成器18の
出力信号(歪抽出信号)S3 をモニタしており、該歪抽
出信号S3 のパワーが最小(即ち、電力合成器18への
2主信号入力が等振幅、かつ逆位相)となるようにD/
A変換器41,42を介して可変移相器16及び可変減
衰器17を制御している。
【0005】一方、歪除去ループ20において、電力分
配器14の他方の出力はディレイライン24で遅延さ
れ、電力合成器25の一方の入力に入力する。また前記
抽出された歪抽出信号S3 は可変移相器21、可変減衰
器22及び補助増幅器23を通過して電力合成器25の
他方の入力に入力する。この状態で、CPU2はバンド
パスフィルタ26、検波器28及びA/D変換器33を
介して電力合成器25の出力信号S4 中のパイロット信
号PSの成分をモニタしており、該パイロット信号PS
の成分のパワーが最小(即ち、電力合成器25への2パ
イロット信号入力が等振幅、かつ逆位相)となるように
D/A変換器43,44を介して可変移相器21及び可
変減衰器22を制御している。かくして、電力合成器2
5からは増幅された歪みの無い主信号S4 が得られる。
【0006】ところで、上記のように出力OUTに常に
歪みの無い主信号S4 を得るためには、CPU2は可変
移相器16,可変減衰器17,可変移相器21及び可変
減衰器22を常に最適の状態に制御していなくてはなら
ない。以下、従来のこの制御を詳細に説明する。図6は
CPU2による一例の初期(粗調整)処理のフローチャ
ートであり、フィードフォワード増幅器に電源投入し、
かつ入力信号S1 が存在するとこの処理に入力する。
【0007】なお、図中、右上のPは制御パラメータの
テーブルであり、インデックスレジスタAで参照される
各番地P(A=0〜3)には可変移相器16,可変減衰
器17,可変移相器21及び可変減衰器22に加えるべ
き各制御パラメータDA0 〜DA3 が記憶されている。
またDは検波器27,28が検出した信号パワーの記憶
エリアであり、インデックスレジスタBで参照される各
番地D(B=0,1)には検波器27,28が検出した
歪抽出信号S3 及びパイロット信号PSの各信号パワー
が記憶される。そして、予め、可変移相器16,可変減
衰器17,可変移相器21及び可変減衰器22には初期
制御パラメータDA0 〜DA3 が加えられている。
【0008】最初はA=0,B=0であり、CPU2は
検波器27が検出した歪抽出信号S 3 のパワーに基づい
て可変移相器16に加える移相パラメータDA0 の最適
制御を行う。即ち、ステップS21では移相パラメータ
P(0)=DA0 に+△x又は−△xを行って該移相パ
ラメータDA0 を更新し、ステップS22では新たな移
相パラメータDA0 を可変移相器16に出力W(0)す
る。ステップS23では検波器27の出力R(0)=歪
抽出信号S3 のパワーを読み取り、これをレジスタRE
Gに一時的にストアする。ステップS24ではレジスタ
REGの現時点の信号パワーとメモリの過去の信号パワ
ーD(0)=AD0 (但し、最初は所定値が記憶されて
いる)とを比較し、REG<D(0)か否かを判別す
る。REG<D(0)でないならステップS21に戻
り、REG<D(0)になるまで規定回数だけ移相パラ
メータDA0 に+△x又は−△xを繰り返し行って上記
制御を繰り返す。
【0009】やがてREG<D(0)になると、歪抽出
信号S3 のパワーをリニア制御可能な領域に入る。ステ
ップS25ではレジスタREGの現時点の信号検出パワ
ーをメモリD(0)にストアすることにより過去の信号
パワーAD0 を更新する。ステップS26ではその時点
の移相パラメータDA0 に対して更に上記と同じ方向で
+△x又は−△xを行うことにより該移相パラメータD
0 を更新し、ステップS27では新たな移相パラメー
タDA0 を可変移相器16に加える。ステップS28で
は歪抽出信号S3 を読み取り、これをレジスタREGに
ストアする。ステップS29では検出した歪抽出信号S
3 と過去の歪抽出信号S3 との両パワーを比較し、RE
G<D(0)か否かを判別する。REG<D(0)なら
ステップS25に戻り、REG<D(0)でなくなるま
で上記制御を繰り返す。
【0010】やがてREG<D(0)でなくなると、歪
抽出信号S3 のパワーは上昇に転じたことになる。そこ
で、ステップS30ではその時点の移相パラメータDA
0 に対してそれまでとは反対の−△x又は+△xを行
い、こうして得られた粗い最適の移相パラメータDA0
を対応する記憶エリアP(0)に書き込む。ステップS
31では同最適の移相パラメータDA0 を可変移相器1
6に加える。
【0011】ステップS32ではAに+1し、これによ
りパラメータ制御の対象はA=1(即ち、可変減衰器1
7)になる。制御はステップS21に戻り、上記同様に
して粗い最適の減衰パラメータDA1 が得られる。次の
ステップS32でAに+1すると、そのステップS33
ではA=2により、ステップS34ではBに+1され
る。これにより、次の制御ループでモニタする信号は検
出器28のパイロット信号成分、かつパラメータ制御の
対象はA=2(即ち、可変移相器21)になる。制御は
ステップS21に戻り、上記同様にして粗い最適の移相
パラメータDA2が得られる。更に次のステップS32
ではAに+1され、これによりパラメータ制御の対象は
A=3(即ち、可変減衰器22)になる。制御はステッ
プS21に戻り、上記同様にして粗い最適の減衰パラメ
ータDA3 が得られる。こうして全制御パラメータが粗
い最適値に更新されると、ステップS35でA=4と判
別し、この処理を抜ける。
【0012】図7はCPU2による一例の通常(微調
整)処理のフローチャートであり、図6の初期処理が終
了するとこの処理に入力する。ステップS41ではA=
0,B=0にする。ステップS42では移相パラメータ
DA0 に+△x´又は−△x´(但し、|△x´|<|
△x|)を行って該移相パラメータDA0 を更新し、ス
テップS43では新たな移相パラメータDA0を可変移
相器16に加える。ステップS44では歪抽出信号S3
のパワーをレジスタREGに読み取り、ステップS45
ではREG≦D(0)か否かを判別する。REG≦D
(0)でないならステップS46でメモリD(0)の信
号パワーをレジスタREGの信号パワーで更新し、ステ
ップS47では移相パラメータDA 0 の制御方向を反転
(即ち、ステップS42で+△x´した時は今度は−△
x´し、また−△x´した時は今度は+△x´するよう
に)してステップS42に戻る。
【0013】またステップS45の判別でREG≦D
(0)であると、歪抽出信号S3 のパワーを下げる方向
が見つかったことになる。ステップS48ではその時点
の信号パワーでメモリD(0)の信号パワーAD0 を更
新する。ステップS49ではその時点の移相パラメータ
DA0 に対して更に上記と同じ方向で+△x´又は−△
x´を行うことにより該移相パラメータDA0 を更新
し、ステップS50では新たな移相パラメータDA0
可変移相器16に加える。ステップS51では歪抽出信
号S3 のパワーを読み取り、これをレジスタREGにス
トアする。ステップS52では検出した歪抽出信号S3
のパワーと過去の歪抽出信号S3 のパワーとを比較し、
REG<D(0)か否かを判別する。REG<D(0)
ならステップS48に戻り、REG<D(0)でなくな
るまで上記制御を繰り返す。
【0014】REG<D(0)でなくなると、歪抽出信
号S3 のパワーは上昇に転じたことになる。即ち、歪抽
出信号S3 のパワーの最小点が見つかる。そこで、ステ
ップS53ではその時点の移相パラメータDA0 に対し
てそれまでとは反対の−△x´又は+△x´を行い、こ
うして得られた最適の移相パラメータDA0 を対応する
メモリP(0)に書き込む。ステップS54では同最適
の移相パラメータDA 0 を可変移相器16に加える。
【0015】ステップS55ではAに+1し、これによ
りパラメータ制御の対象は可変減衰器17になる。制御
はステップS42に戻り、上記同様にして最適の減衰パ
ラメータDA1 が得られる。次のステップS55でAに
+1すると、ステップS56ではA=2により、ステッ
プS57ではBに+1する。これにより、次の制御ルー
プでモニタする信号は検出器28のパイロット信号成
分、かつパラメータ制御の対象は可変移相器21にな
る。制御はステップS42に戻り、上記同様にして最適
の移相パラメータDA2 が得られる。更に次のステップ
S55ではAに+1され、これによりパラメータ制御の
対象は可変減衰器22になる。制御はステップS42に
戻り、上記同様にして最適の減衰パラメータDA3 が得
られる。こうして全制御パラメータが最適に更新(微調
整)されると、ステップS58ではA=4と判別し、こ
の処理を抜ける。なお、図示しないが、制御は再び通常
処理S40に戻り、こうして全制御パラメータは常に最
適に更新、維持される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
制御方法であると、フィードフォワード増幅器への電源
投入時に入力信号S1 が無い場合には、粗調整制御を開
始できず、入力信号待ちとなる。また、一旦入力した主
信号S1 が途中で断になると、適当な歪抽出信号S3
パワーが得られなくなるために、継続していた微調整制
御を停止しなくてはならない。しかも、停止状態である
程度以上の時間が経過すると、その間の温度変動等によ
りフィードフォワード増幅器の動作点が変化し、主信号
1 が復帰した時には保持しておいた制御パラメータと
実際の回路動作との間にずれが生じてしまう。このた
め、微調整制御を再開してもその回復には相当の時間を
要し、場合によっては粗調整制御からやり直さなくては
ならない。このため、従来は、しばらくの間送信特性の
劣化した状態が続くと言う不都合があった。
【0017】本発明の目的は、主信号の有無に係わらず
常に回路を最適の歪除去特性に維持できるフィードフォ
ワード増幅器を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の構成
により解決される。即ち、本発明のフィードフォワード
増幅器は、主増幅器で生じる非線形歪成分を抽出し、こ
れを主増幅器の出力に再注入して該歪成分を除去するフ
ィードフォワード増幅部1と、前記歪成分の抽出及び除
去動作を最適化するための制御を行う制御部2とを有す
るフィードフォワード増幅器において、入力信号と同種
又は類似の疑似信号を発生する信号発生部3を備え、入
力信号が無い場合にはフィードフォワード増幅部1に疑
似信号を入力するように構成したものである。
【0019】
【作用】図において、フィードフォワード増幅部1は主
増幅器で生じる非線形歪成分を抽出すると共に該抽出し
た歪成分を前記主増幅器の出力に再注入して歪成分を除
去するように働き、かつ制御部2は前記歪成分の抽出及
び除去動作を最適化するための制御を行う。かかる構成
で、更に入力信号と同種又は類似の疑似信号を発生する
信号発生部3を備え、例えばフィードフォワード増幅器
への電源投入時に入力信号が無い場合、又はフィードフ
ォワード増幅器の稼働中に入力信号が断したような場合
には、信号発生部3よりフィードフォワード増幅部1に
疑似信号を入力する。従って、フィードフォワード増幅
部1には常に入力信号又は疑似信号が入力されることと
なり、これにより制御部2は歪成分の抽出及び除去動作
を最適化するための制御を常時継続でき、常にフィード
フォワード増幅部1を最適の状態に維持できる。
【0020】また好ましくは、入力信号の有無を検出す
る検出部4と、入力信号のラインに直列に挿入したアイ
ソレータ5と、アイソレータ5の出力に一方の入力を接
続した信号合成部6と、信号合成部6の他方の入力に接
続した信号発生部3とを備え、制御部2は検出部4が入
力信号無しを検出したことにより信号発生部3を付勢す
る。
【0021】また好ましくは、出力信号のラインにスイ
ッチ部7を直列に設け、制御部2は信号発生部3を付勢
すると共にスイッチ部7をオフにする。
【0022】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図2は実施例のフィー
ドフォワード増幅器のブロック図で、図において1は図
4と同様のフィードフォワード増幅部、2はCPU(制
御部)、3は入力信号S 1 と同種又は類似の疑似信号を
発生する信号発生部(OSC)、4は検波器(D)、5
はアイソレータ(I)、6は電力合成器(H)、7は高
周波スイッチ(RFSW)、71 はサーキュレータ、7
2 はPINダイオード、31はA/D変換器(A/
D)、45はD/A変換器(D/A)、50はCPU2
の共通バスである。
【0023】アイソレータ5としては、例えばマイクロ
波を端子1から投入すると端子2へ出力が現れ、端子2
から投入すると端子3へ出力が現れるようなサーキュレ
ータ5の端子3を無反射終端することで構成できる。信
号発生部3は、入力信号S1が例えばマイクロ波帯にお
いて周波数多重されたチャネルCH1 〜CHn のPSK
信号であるような場合には、そのうちの少なくとも1チ
ャネルと同一(但し、信号内容は任意)のPSK信号又
は類似の信号を発生するようなもので良い。高周波スイ
ッチ7としては、例えばマイクロ波を端子1から投入す
ると端子2へ出力が現れ、端子2から投入すると端子3
へ出力が現れるようなサーキュレータ7 1 の端子2をP
INダイオード72 を介して整合負荷で閉じることで構
成できる。D/A変換器45を介してPINダイオード
2 を順バイアスすると入力のマイクロ波は端子3に現
れず、またPINダイオード72 を逆バイアスすると入
力のマイクロ波は端子3に現れる。
【0024】図3は実施例のフィードフォワード増幅器
の制御フローチャートであり、フィードフォワード増幅
器に電源投入するとこの処理に入力する。ステップS1
では初期設定を行う。即ち、例えばフィードフォワード
増幅部1の可変移相器16,可変減衰器17,可変移相
器21及び可変減衰器22に夫々初期制御パラメータD
0 〜DA3 を設定し、かつインデックスレジスタA=
0,B=0とする。更に、信号発生部3を消勢し、高周
波スイッチ7をオンにする。ステップS2では検波器4
の検出出力に基づいて入力の主信号S1 の有無を判別す
る。主信号S1 が無い場合は、ステップS3で高周波ス
イッチ7をオフにし、かつステップS4で信号発生部3
を付勢する。これによりフィードフォワード増幅部1に
疑似信号が入力し、CPU2は、主信号S1 が無くて
も、フィードフォワード増幅部1の最適化粗制御を開始
できる。また主信号S1 が有る場合はステップS3,S
4の処理をスキップする。勿論、この場合はフィードフ
ォワード増幅部1に主信号S1 が入力し、CPU2はフ
ィードフォワード増幅部1の最適化粗制御を開始でき
る。
【0025】ステップS20では例えば図6で説明した
初期(粗調整)処理を行う。引き続きステップS40で
は例えば図7で説明した通常(微調整)処理を行う。ス
テップS5では入力の主信号S1 の有無を判別する。主
信号S1 が有る場合は、ステップS6で信号発生部3を
消勢し、かつステップS7で高周波スイッチ7をオンに
してステップS40に戻る。また主信号S1 が無い場合
は、ステップS8で高周波スイッチ7をオフにし、かつ
ステップS9で信号発生部3を付勢してステップS40
に戻る。
【0026】従って、本実施例によれば主信号S1 の有
無に係わらずフィードフォワード増幅器は常に最適の状
態に制御され、もって常に最適の送信特性が得られる。
なお、上記実施例ではアイソレータ5と電力合成器6と
を備え、信号発生部3からの疑似信号を電力合成器6に
入力するようにしたがこれに限らない。例えば取り扱う
信号周波数が低いような場合には、アイソレータ5を削
除し、かつ電力合成器6の代わりにアナログスイッチを
設け、入力信号S1 の有無に応じてアナログスイッチの
入力を入力信号S1 又は疑似信号に切り替えるように構
成しても良い。
【0027】また、上記実施例では制御部2としてCP
U2を使用したがこれに限らない。制御部2はハードウ
ェアで構成しても良い。
【0028】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、入力信
号と同種又は類似の疑似信号を発生する信号発生部3を
備え、入力信号が無い場合にはフィードフォワード増幅
部1に疑似信号を入力するように構成したので、フィー
ドフォワード増幅器の電源投入時に入力の主信号が無く
ても、疑似信号の入力によりフィードフォワード増幅部
1の制御安定点を探し求めることができる。また、フィ
ードフォワード増幅器の稼働中に入力の主信号が断にな
っても、疑似信号の入力によりフィードフォワード増幅
部1の最適制御を更新、かつ維持できる。従って、常に
最適の歪除去特性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の原理的構成図である。
【図2】図2は実施例のフィードフォワード増幅器のブ
ロック図である。
【図3】図3は実施例のフィードフォワード増幅器の制
御フローチャートである。
【図4】図4は従来のフィードフォワード増幅器のブロ
ック図である。
【図5】図5は図4の各部の信号スペクトラムを説明す
る図である。
【図6】図6はCPU2による一例の初期処理のフロー
チャートである。
【図7】図7はCPU2による一例の通常処理のフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 フィードフォワード増幅部 2 制御部 3 信号発生部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主増幅器で生じる非線形歪成分を抽出
    し、これを主増幅器の出力に再注入して該歪成分を除去
    するフィードフォワード増幅部(1)と、前記歪成分の
    抽出及び除去動作を最適化するための制御を行う制御部
    (2)とを有するフィードフォワード増幅器において、 入力信号と同種又は類似の疑似信号を発生する信号発生
    部(3)を備え、 入力信号が無い場合にはフィードフォワード増幅部
    (1)に疑似信号を入力するように構成したことを特徴
    とするフィードフォワード増幅器。
  2. 【請求項2】 入力信号の有無を検出する検出部(4)
    と、 入力信号のラインに直列に挿入したアイソレータ(5)
    と、 アイソレータ(5)の出力に一方の入力を接続した信号
    合成部(6)と、 信号合成部(6)の他方の入力に接続した信号発生部
    (3)とを備え、 制御部(2)は検出部(4)が入力信号無しを検出した
    ことにより信号発生部(3)を付勢することを特徴とす
    る請求項1のフィードフォワード増幅器。
  3. 【請求項3】 出力信号のラインにスイッチ部(7)を
    直列に設け、 制御部(2)は信号発生部(3)を付勢すると共にスイ
    ッチ部(7)をオフにすることを特徴とする請求項2の
    フィードフォワード増幅器。
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JP2006279251A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Hitachi Kokusai Electric Inc フィードフォワード増幅器

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JP2006279251A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Hitachi Kokusai Electric Inc フィードフォワード増幅器
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