JP3319729B2 - 偏光光源装置 - Google Patents

偏光光源装置

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JP3319729B2
JP3319729B2 JP34004099A JP34004099A JP3319729B2 JP 3319729 B2 JP3319729 B2 JP 3319729B2 JP 34004099 A JP34004099 A JP 34004099A JP 34004099 A JP34004099 A JP 34004099A JP 3319729 B2 JP3319729 B2 JP 3319729B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、反射鏡及び偏光
解消装置を具えた偏光光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直線偏光は様々な分野において利
用されており、例えば、液晶分子を配向させる配向膜の
偏光露光、及び液晶ライトバルブにより形成した画像を
投射レンズにより拡大投射する投写型液晶表示などに用
いられている。
【0003】無偏光の光源ランプから直線偏光を取り出
すためには、一般に偏光分離器が用いられる。この取り
出される直線偏光は、光源ランプから偏光分離器に入射
する入射光の一部である。この偏光分離器には、偏光
板、偏光プリズム等がある。しかしながら、いずれの偏
光分離器を用いても、取り出される直線偏光の偏光方向
と直角な方向の偏光成分は利用されず捨てられていたた
め、光源ランプから照射される無偏光の強度に対する偏
光光の強度の割合、すなわち偏光光源装置の効率は低か
った。
【0004】この問題を解決する方法として、偏光分離
器として用いられる偏光プリズムに加えて、位相子、反
射鏡等で構成された偏光変換素子が最近開発され、液晶
プロジェクター等に用いられている。この方法において
は、偏光プリズムで分離された2種類の直線偏光、すな
わちS偏光及びP偏光のうち、偏光プリズムを透過した
P偏光を利用光として取り出すのに加えて、従来捨てら
れていたS偏光を利用する構造になっている。すなわ
ち、偏光プリズムで反射されたS偏光を位相子である1
/2波長板に入射させることによりP偏光に変換させ、
その後反射鏡で反射させて利用光として取り出す。従っ
て、高偏光度のP偏光を高効率で得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
偏光変換素子を用いた方法では、偏光変換素子に位相子
を用いているため、波長依存性があった。すなわち、位
相子の厚みを利用波長の光路差が1/2波長になるよう
に調整するため、波長が変化したり、幅の広い波長領域
を持った無偏光の光源ランプからの光に対して、位相子
によりS偏光を完全にP偏光に変換させることができな
い。従って、高偏光度を保つには、利用波長が限定され
ていた。
【0006】また、配向膜の偏光露光や投写型液晶表示
等に直線偏光を利用する場合には、偏光光を広い領域に
照射できる方法が望まれる。すなわち、取り出す偏光ビ
ームの照射面積(断面積)を大きくするためには、偏光
プリズムも大きくしなければならない。しかしながら、
上述の偏光プリズムは多層膜を挟んだ構造になっている
ため、小さい物でも高価であり、従って大きい物を作製
しようとすると、さらにコストは急激に増大する。
【0007】そこで、この発明の目的は、高偏光度を持
つ直線偏光を高効率で取り出せ、しかも、波長依存性が
少なく、かつ、大照射面積の直線偏光を低コストで作り
出すことができる偏光光源装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的の達成を図る
ため、この出願の発明者が鋭意研究・検討を重ねた結
果、偏光分離器での分離光のうち、従来捨てられていた
光を反射鏡により光源に再度戻すと共に、この戻ってく
る光を偏光解消装置で偏光解消すれば良いことを見いだ
した。すなわち、光源と偏光分離器との間に偏光解消装
置を、偏光分離器の後方に反射鏡を配設すればよい。こ
の結果、戻ってきた無偏光光を、光源ランプからの光と
共に、再度偏光分離できると考えた。
【0009】従って、この発明の偏光光源装置によれ
ば、光源ランプ及びこの光源ランプからの光を反射して
一方向に導く第1の反射鏡を具えた光源と、この光源か
らの光を偏光面がお互いに直交する二種類の直線偏光に
分離する偏光分離器と、この偏光分離器を透過した光を
再び偏光分離器に戻す第2の反射鏡と、光源と偏光分離
器との間の光路中に設けられた偏光解消作用を持つ偏光
解消装置とを具えている。
【0010】ここで光源ランプからの光を反射して一方
向に導くとは、第1の反射鏡で当該光を反射させること
により、当該光を一方向に進行させることを意味する。
また、一方向とは、進行方向が同一のことを意味する
が、平行光線(実質的に平行光線である場合も含む)で
あるのが好ましい。平行光線であると、入射光全体とし
て偏光分離器で高偏光度の直線偏光が得られるからであ
る。ここで、偏光度とは、取り出す光の強度に対する目
的とする偏光光の強度の割合である。第1の反射鏡は、
このような機能を果たすものであれば形状、材質にとら
われなく、表面形状は曲面であっても、平面であっても
良い。しかしながら、第1の反射鏡のみでは、平行光線
にできない場合、又は他の目的で平行光線としない場合
は、別の何らかの手段(レンズ、集光鏡等)を別に設け
て、平行光線にすることも考えられる。また、光源ラン
プそのものが平行光線を照射するものであるときは、第
1の反射鏡は必要ない。しかしながら、後述する光源に
戻ってきた光を第1の反射鏡で再び反射させる目的のた
め、いずれにせよ必要になる。
【0011】また、光源ランプは、照射される光の波長
範囲が偏光分離器及び偏光解消装置において吸収されな
い波長範囲であることが望ましい。吸収されると、効率
が低くなってしまうからである。
【0012】また、偏光分離器は偏光子と同じ意味であ
る。一般に、偏光分離器により分離された光のうち、入
射光の光軸に対してほぼ90°方向に反射された光は強
くS偏光をした直線偏光であり、またこの偏光分離器を
透過した光はP偏光成分を多く含んだ直線偏光である。
この発明では、S偏光を利用光として取り出し、P偏光
成分を多く含んだ直線偏光(厳密には、P偏光に近い楕
円偏光と言うべきであるが)を捨てずに、S偏光に変換
して再利用するものである。従って、まず第1に、反射
された光がなるべくP偏光を含まずに、高偏光度のS偏
光となる偏光分離器が望ましい。第2に、透過光はS偏
光を含んでいても問題ないが、後述の効率のことを考え
ると、透過光もなるべくS偏光を含んでいない方が望ま
しい。第3に、反射光及び透過光共に結果的に利用する
ことになるので、偏光分離器内で光が吸収されない構造
であることが望ましい。ここで、反射光(以後、偏光分
離器における反射)とは、入射光が偏光分離器で2つの
光に分離されるとき、光の進行方向が曲げられた方の光
のことを意味する。つまり、偏光分離器内又は表面で物
理的に反射現象が起こること以外に、屈折等による分離
光をも含む。また、透過光(以後、偏光分離器における
透過は同様)とは、入射光が偏光分離器で2つの光に分
離されるとき、光の進行方向が直進に近い光のことを言
う。つまり、偏光分離器中で物理的に透過現象が起こる
こと以外に、屈折等によって進行方向を曲げられた分離
光をも含む。
【0013】また、第2の反射鏡は、偏光分離器の透過
光と同じ光路を、逆向きで偏光分離器に入射させるよう
な構造であるのが好ましい。第2の反射鏡としては、一
般的には、物理的反射現象を起こさせるものが考えられ
るが、このような機能を持つものであれば形状、構造は
問わなく、例えば光導波路等も含む。
【0014】偏光解消装置は、直線偏光が入射したと
き、偏光面の異なる様々な直線偏光、円偏光若しくは楕
円偏光、又はこれらの組み合わせによる無偏光に変換す
る装置のことを意味する。ここで無偏光とは、完全な無
偏光以外に、概ね無偏光である光も含む。
【0015】このような構成にすることにより、光源か
ら照射された光は偏光分離器に入射し、透過光と反射光
とに分離される。ほぼS偏光である反射光は利用光とし
て取り出され、また透過光は第2の反射鏡に達する。こ
こまでを第1過程とする。その後、この透過光が第2の
反射鏡により再び偏光分離器に戻されて入射し、透過光
と反射光とに分離される。このうち透過光は偏光解消装
置に入射し、偏光が解消される。この無偏光となった光
は光源に入るが、第1の反射鏡により反射される。ここ
までを第2過程とする。その後、光源から出た無偏光光
は再び第1過程に進行し、前述の光源から照射される光
と同様に偏光分離器で分離され、反射光であるほぼS偏
光の直線偏光が利用光として取り出される。この第1過
程及び第2過程が何回か繰り返されるので、偏光分離器
で分離されたS偏光である直線偏光の強度が増大する。
従って、高効率の偏光光源装置となりうる。同時に、偏
光度も、従来の偏光分離器のみの構成と同程度の高さが
期待できる。また、この発明では、位相子を用いていな
く、偏光解消装置を用いているので、波長依存性がな
く、偏光分離器及び偏光解消装置自体で吸収が起こる波
長領域以外は、幅広い波長領域にわたって利用できる。
同時に精密性が要求される位相子を用いていないので、
装置全体のコストも安くなる。
【0016】また、この発明の実施に当たり、好ましく
は、第2の反射鏡により偏光分離器に再び入射してこの
偏光分離器で反射された光を、再び偏光分離器に戻す第
3の反射鏡を具えると良い。
【0017】また、第3の反射鏡は、偏光分離器での反
射光と同じ光路を、逆向きで偏光分離器に入射させるよ
うな構造であるのが好ましい。第3の反射鏡としては、
第2の反射鏡と同様に、一般的には、物理的反射現象を
起こさせるものが考えられるが、このような機能を持つ
ものであれば形状、構造は問わなく、例えば光導波路等
も含む。
【0018】このような構成にすることにより、第2過
程において偏光分離器で分離された光のうち、ほぼS偏
光である反射光を、再び第3の反射鏡により偏光分離器
に戻すことができる。さらに、その後偏光分離器で分離
された光のうち透過光は、ほぼS偏光である利用光とし
て取り出される。また、偏光分離器で分離された光のう
ち反射光は、再び第2の反射鏡に達し、第2過程に進行
する。これらの過程を第3過程とする。尚、再び第2過
程に進行したS偏光も、その後第3過程又は第1過程に
進行するので、結果的には利用光として取り出される。
つまり、この第1過程、第2過程及び第3過程が何回か
繰り返されるので、偏光分離器で分離されたS偏光であ
る直線偏光の強度がさらに増大する。従って、さらに高
効率の偏光光源装置となりうる。
【0019】また、この発明の実施に当たり、好ましく
は、偏光分離器を、光源からの光の入射角がブルースタ
ー角になるように配置された平行平面板とすると良い。
【0020】ここでブルースター角とは、誘電体表面で
反射する光に対し、この光の電気ベクトルが入射面内に
ある光(P偏光)の反射率が0になる入射角である。ま
た、ブルースター角になるようにとは、理想的には正に
ブルースター角が好ましいが、要求される偏光度によっ
ては、ブルースター角の近傍の角度であっても良いとい
う趣旨である。平行平面板は、偏光光源装置が高効率を
必要とされる場合、少なくとも使用する波長光に対し光
学的に透明かつ等方な媒質からなる平行平面板とするの
が好ましい。
【0021】このような構成にすることにより、平行平
面板に入射する光のうちS偏光成分の一部は平行平面板
で反射され、P偏光成分及び残りのS偏光成分は平行平
面板を透過する。この反射されたS偏光は、高偏光度の
直線偏光となっており、これを直線偏光として利用す
る。また、平行平面板が光学的に透明である波長領域に
おいて直線偏光に分離可能なので、波長依存性がない。
さらに、大面積の直線偏光を得るためには、平行平面板
の面積を大きくすればよく、コストもあまりかからな
い。従って、大面積の直線偏光を低コストで作製でき
る。
【0022】また、この発明の実施に当たり、好ましく
は、偏光解消装置を、光学軸が、偏光面がお互いに直交
する二種類の直線偏光のそれぞれの偏光面に対して約4
5°の角度をなしているくさび型(ウェッジ型)偏光解
消板とすると良い。ここで、偏光面がお互いに直交する
二種類の直線偏光とは、S偏光面及びP偏光面のことを
意味する。
【0023】くさび型(ウェッジ型)偏光解消板とは、
直線偏光の入射位置に対する解消板中の光路長に差を生
じさせ、その結果、様々な偏光面を持った直線偏光、円
偏光及び楕円偏光に変化させるものである。従って、出
射光は全体としてS偏光成分及びP偏光成分を半分ずつ
持った無偏光光になっている。
【0024】このような構成にすることにより、位相板
を用いる必要がなく、従って、波長依存性がないと共
に、コストの安い偏光光源装置となりうる。また、この
発明のように入射光の大部分がP偏光成分である偏光光
に対しても、無偏光光に変化させることができるので、
再度偏光分離器で分離させたとき、取り出すことができ
るS偏光の光量が大幅に増加する。従って、高効率の偏
光光源装置となりうる。
【0025】また、この発明の実施に当たり、第1の反
射鏡を楕円面鏡とし、偏光解消装置と偏光分離器との間
に、光源から近い順に、インテグレータ及び凸型レンズ
を配設しても良い。ここでインテグレータとは、光強度
の空間分布を均一にするためのものである。また、凸型
レンズは、広がりを持った光を平行光線にするためのも
のである。
【0026】このような構成にすることにより、光源か
ら照射された光が楕円面鏡で反射されて収束された後、
インテグレータを通過して広がりを持った光を、凸型レ
ンズで平行光にすることができる。従って、大面積の直
線偏光を容易に得ることができる。また、光源と偏光解
消装置との間に、光の進行方向を変化させる第4の反射
鏡を設けても良い。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。なお、図中、各構成成
分の大きさ、形状および配置関係は、この発明が理解で
きる程度に概略的に示してあるにすぎず、また、以下に
説明する数値的条件は単なる例示にすぎない。
【0028】[第1の実施の形態]まず、第1の実施の
形態の偏光光源装置の構成について、図1、図2、図3
及び図4を参照して説明する。図1は第1の実施の形態
の偏光光源装置の構成を示す図であり、図2は光源の構
成を示す図であり、図3は平行平面板の構成を示す図で
あり、及び図4はくさび型偏光解消板の構成を示す図で
ある。
【0029】この偏光光源装置は、図1及び図2に示す
ように、光源ランプ10及び光源ランプ10からの光2
4及び26を反射して一方向に導く第1の反射鏡12を
具えた光源14と、光源14からの光34を偏光面がお
互いに直交する二種類の直線偏光38及び40に分離す
る偏光分離器16と、偏光分離器16を透過した光40
を、反射光すなわち偏光分離器への入射光42として、
再び偏光分離器16に戻す第2の反射鏡18と、光源1
4と偏光分離器16との間の光路中に設けられた偏光解
消作用を持つ偏光解消装置20とを具えている。また、
第2の反射鏡18により偏光分離器16に再び入射して
反射された光44を、反射光すなわち偏光分離器への入
射光58として、再び偏光分離器16に戻す第3の反射
鏡22を具えている。
【0030】光源ランプ10には、直線偏光として利用
する波長に合わせて、そのような波長の無偏光光を放射
する普通の光源ランプを使用すればよい。例えば、普通
の放電ランプでよいが、この実施の形態では、水銀・キ
セノンランプを用いている。水銀・キセノンランプは、
主に約250nm〜550nmの範囲の波長領域を持っ
た紫外光及び可視光を放射する。第1の反射鏡12は集
光型反射鏡である放物面鏡としている。従って、図2に
示すように、光源ランプ10から放射された概ね無偏光
(今後無偏光と記述する)の光24及び26が第1の反
射鏡12で反射されることにより、平行光28及び30
になる。この場合、図2に示すように、無偏光光24及
び26は反射されて平行光となるが、無偏光光32は直
接光源14から出てゆくので、厳密には平行光とはなら
ない。従って、より高効率及び高偏光度の偏光光源装置
にするには、なるべく第1の反射鏡12で反射される構
造とするのがよい。また、光源ランプ10から照射され
る光がすでに平行光線である場合には、上述の目的では
第1の反射鏡12は必要ない。しかし、後述の第2過程
により光源に戻ってきた光を再び第1過程に戻すために
は、構造上不可欠である。
【0031】偏光分離器16は、図3に示すように、光
源14からの光64の入射角θがブルースター角になる
ように配置された平行平面板66としてある。平行平面
板66はシリカガラス(石英ガラス)からなるガラス板
を6枚重ねた構造となっている。ガラス板は、例えば、
10cm×16cmの長方形とし、厚さは約1mmとす
れば良い。シリカガラスは、160nm以上の波長領域
の光に対して透明であり、この透明な波長領域内の光の
入射角θがブルースター角になるよう配置されていれ
ば、反射光68として完全なS偏光を、平行光として取
り出すことができる。また、透過光70は、S偏光成分
及びP偏光成分を含む。この反射光68として取り出す
ことができるS偏光は、入射光64のS偏光成分のうち
約60%である。尚、ブルースター角は、透明媒質の材
質及び入射光の波長に依存しており、ブルースター角を
α、透明媒質の屈折率をnとすると、n=tanαの関
係を満たしている。この実施の形態では、シリカガラス
を用いてあるので、波長が約330nmの光に対しては
ブルースター角は約56°である。入射光の波長が変化
すると、同じ透明媒質に対する屈折率が変化する(分散
現象)ので、ブルースター角も変化する。しかし、光源
14からの光の波長領域に幅がある場合でも、それによ
るブルースター角の変動は小さく、偏光度に対してほと
んど影響はない。また、透明波長領域においては直線偏
光に分離可能であるので、波長依存性もない。さらに、
大面積の直線偏光を得るためには、大面積の平行平面板
が必要になるが、他の偏光分離器と比較してコストが安
い。また、大面積の平行平面板を作製するに当たって、
小面積の平行平面板をつなぎ合わせて作製すれば、さら
にコストが安くなる。
【0032】第2及び第3の反射鏡18及び22として
は、例えば、普通の平面鏡を用いれば良い。
【0033】偏光解消装置(デポライザー)20には、
図4(A)に示すようなくさび型偏光解消板72を用い
ている。くさび型偏光解消板72は、異方性を持った材
料で構成されており、光学軸74が、偏光面がお互いに
直交する二種類の直線偏光(S偏光及びP偏光)のそれ
ぞれの偏光面に対して約45°の角度をなしている。す
なわち、S偏光及びP偏光の偏光方向76及び78に対
して約45°の角度をなしている。従って、直線偏光の
入射方向80のうち、入射位置に対する解消板中の光路
長82、84、86及び88に差を生じさせ、その結
果、様々な偏光面を持った直線偏光、円偏光及び楕円偏
光に変化させることができる。従って、出射光は全体と
してS偏光成分及びP偏光成分を半分ずつ持った無偏光
光になっている。尚、入射光が無偏光光の場合のとき
は、出射光も無偏光光である。また、くさび型偏光解消
板72内で、屈折することにより、入射光と出射光の光
路にずれが生じるのをさけるには、図4(B)に示すよ
うに、等方性の材料から成っており、かつ、くさび型偏
光解消板72と対称的な構造で屈折率がほぼ同じの媒質
90を接合させた偏光解消装置(デポライザー)20を
用いればよい。このくさび型偏光解消板72を用いるこ
とにより、この発明のように入射光の大部分がP偏光成
分である偏光光に対しても、無偏光光に変化させること
ができるので、再度偏光分離器で分離させたとき、取り
出すことができるS偏光の光量が大幅に増加する。従っ
て、高効率の偏光光源装置となりうる。また、くさび型
偏光解消板72は構造が簡単で、精密性が要求されない
ので、作製コストも安い。
【0034】次に、この第1の実施の形態の偏光光源装
置で偏光光が得られる過程を、図1及び図2を参照して
説明する。
【0035】光源ランプ10から照射された無偏光の光
24及び26は、第1の反射鏡12により反射されて無
偏光の平行光28及び30(図1の34に相当)とな
る。光源14から出た無偏光の平行光34は偏光解消装
置20を通るが、透過光36は入射光34と同じで無偏
光である。この透過光36は偏光分離器16に入射し、
約90°方向への反射光38及び透過光40に分離す
る。偏光分離器16への入射光36の入射角はブルース
ター角になっているので、反射光38は一般に100%
近いS偏光が得られる。つまり、入射光36のP偏光成
分は大部分偏光分離器16を透過する。また入射光36
のS偏光成分の一部も透過する。従って、透過光40は
S偏光及びP偏光が混在した光となっている。ここまで
を第1過程とする。
【0036】透過光40は第2の反射鏡18により反射
される。この反射された光42は再度偏光分離器16に
入射し、反射光44及び透過光46に分離する。このと
きも、偏光分離器16への入射光42の入射角はブルー
スター角になっているので、反射光44は100%近い
S偏光である。つまり、P偏光成分は大部分偏光分離器
を透過する。また入射光42のS偏光成分の一部も透過
する。従って、透過光46はS偏光及びP偏光が混在し
た光となっているが、S偏光成分はわずかになってい
る。なぜならば、この実施の形態の平行平面板の分離に
より、上述したように、S偏光成分の光は60%が反射
光として取り除かれるので、2回分離した後の透過光4
6には、最初のS偏光成分のうちの10〜20%しか残
っていないからである。この透過光46は偏光解消装置
20を通ることにより無偏光光48となる。この無偏光
光48は光源14の第1の反射鏡12で反射される。つ
まり、図2に示すように、光源14に戻ってきた無偏光
光50及び52(図1の48に相当)は第1の反射鏡1
2で反射されて、平行光線である無偏光光54及び56
になる。ここまでを第2過程とする。
【0037】この反射された無偏光光54及び56は、
光源14からの無偏光光34と共に、再び第1過程に進
む。また、第2過程における反射光44は100%近い
S偏光であるが、第3の反射鏡22で反射される。この
反射光58は、再び偏光分離器16に入射し、一部は透
過してS偏光60として反射光38と共に利用光として
取り出される。また、反射光62は再び第2の反射光1
8に向かう。ここまでを第3過程とする。この反射光6
2は再び第2の反射鏡18で反射され、反射光42と共
に再び第2過程へ進行する。このように光源を出た光3
4は、第1,第2及び第3過程を繰り返し、利用光38
および60であるS偏光の光量を増大させる。
【0038】その結果、偏光解消装置20、第2及び第
3の反射鏡18及び22がない構成と比較して、利用光
38及び60の光量は約2倍増大し、波長依存性もほと
んど観測されなかった。また、偏光度も99%以上であ
った。
【0039】[第2の実施の形態]次に、第2の実施の
形態の偏光光源装置の構成について、図5を参照して説
明する。図5は、第2の実施の形態の偏光光源装置の構
成を示す図である。
【0040】第2の実施の形態の偏光光源装置は、第1
の実施の形態の偏光光源装置の構成を改良した実施の形
態であり、第1の反射鏡12を楕円面鏡とし、さらに、
偏光解消装置20と偏光分離器16との間に、光源14
から近い順に、インテグレータ92及び凸型レンズ94
を配設した構造になっている。また、光源14と偏光解
消装置20との間に、第4の反射鏡96を具えている。
その他は、第1の実施の形態の偏光光源装置と同じなの
で、説明を省略する。
【0041】次に、この第2の実施の形態の偏光光源装
置で偏光光が得られる過程を、図5を参照して説明す
る。
【0042】光源ランプ10から照射された光98は第
1の反射鏡12で反射し、収束される(第1の反射鏡1
2を楕円面鏡のため)が、第4の反射鏡96により進行
方向を変える(この第4の反射鏡96は、第2の実施の
形態に於いては、光源に含まれる赤外線を抑制するの
と、偏光光源装置全体が長くならないために用いられて
いる)。この無偏光光100は偏光解消装置20を通る
が、偏光状態・光線方向は入射光100とほとんど変わ
らない。この偏光解消装置20を通った光102はイン
テグレータ92を通る。インテグレータ92を透過した
広がりを持った光104は凸型レンズ94により平行光
106に変換される。平行光となった光106は偏光分
離器16により反射光108と透過光110とに分離さ
れる。反射光108は、第1の実施の形態と同様にS偏
光の直線偏光であり、利用光として取り出される。透過
光110は反射鏡18に向かう。透過光110は、第1
の実施の形態と同様の過程により、第1,第2及び第3
過程を繰り返し、利用光108であるS偏光の光量を増
大させる。
【0043】その結果、第1の実施の形態の偏光光源装
置と同様に、偏光解消装置20、第2及び第3の反射鏡
18及び22がない構成と比較して、利用光108の光
量は約2倍増大し、波長依存性もほとんど観測されなか
った。また、偏光度も99%以上であった。また、第2
の実施の形態の偏光光源装置によれば、インテグレータ
92、凸型レンズ94を用いた構成になっているので、
大面積の偏光光を容易に得ることができる。尚、この実
施の形態では、第4の反射鏡を用いたが、第4の反射鏡
を用いずに、光源14から直接偏光解消装置20に入射
させても良い。
【0044】第1及び第2の実施の形態の偏光光源装置
を用いることにより、幅広い波長範囲において、大面積
で高偏光度の直線偏光ビームを低コストで得ることがで
きる。従って、液晶分子を配向させる配向膜の偏光露
光、及び液晶ライトバルブにより形成した画像を投射レ
ンズにより拡大投射する投写型液晶表示などに用いて好
適である。
【0045】尚、本発明の偏光光源装置の構成は上述の
ものに限定されるものではなく、様々な変形例が考えら
れる。
【0046】例えば、光源ランプ10としては、単色光
を放射するものであっても良い。
【0047】また、偏光分離器16として用いた平行平
面板の材質は、シリカガラス以外に、LiF、MgF2
又はCaF2等の等方性結晶を用いても良い。
【0048】また、偏光分離器16には、ニコルプリズ
ム、グラン・トムソンプリズム、ウォラストンプリズム
等の偏光板その他のものを用いても良い。
【0049】さらに、偏光解消装置20としては、ポッ
ケルス効果型偏光解消装置、位相子回転型偏光解消装置
を用いても良い。
【0050】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
偏光光源装置によれば、偏光分離器を透過した光を再び
光源に戻す反射鏡及び偏光解消装置を具えた構成である
ので、高偏光度を持つ直線偏光を高効率で取り出せ、し
かも、波長依存性が少なく、かつ、大照射面積の直線偏
光を低コストで作り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の偏光光源装置の構成を示す
図である。
【図2】光源の構成を示す図である。
【図3】平行平面板の構成を示す図である。
【図4】くさび型偏光解消板の構成を示す図である。
【図5】第2の実施の形態の偏光光源装置の構成を示す
図である。
【符号の説明】
10:光源ランプ 12:第1の反射鏡 14:光源 16:偏光分離器 18:第2の反射鏡 20:偏光解消装置 22:第3の反射鏡 24、26:光源ランプからの光 28、30:第1の反射鏡で反射された光 32:直接光源から出てゆく光 34:光源からの光 36:偏光分離器への入射光 38:偏光分離器での反射光 40:偏光分離器での透過光 42:偏光分離器への入射光 44:偏光分離器での反射光 46:偏光分離器での透過光 48:偏光解消装置を出射した光 50、52:光源に戻ってきた光 54、56:第1の反射鏡で反射された光 58:偏光分離器への入射光 60:偏光分離器での透過光 62:偏光分離器での反射光 64:偏光分離器への入射光 66:平行平面板 68:偏光分離器での反射光 70:偏光分離器での透過光 72:くさび型偏光解消板 74:光学軸 76:S偏光の偏光方向 78:P偏光の偏光方向 80:くさび型偏光解消板への入射方向 82、84、86、88:光路長 90:くさび型偏光解消板と対称的な構造の媒質 92:インテグレータ 94:凸型レンズ 96:第4の反射鏡 98:光源ランプからの光 100:第4の反射鏡で反射された光 102:偏光解消装置を出射した光 104:インテグレータを出射した光 106:偏光分離器への入射光 108:偏光分離器での反射光 110:偏光分離器での透過光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 599168660 蔀 洋司 茨城県つくば市梅園1丁目1番4 工業 技術院電子技術総合研究所内 (74)上記4名の代理人 100085419 弁理士 大垣 孝 (72)発明者 小貫 英雄 茨城県つくば市梅園1丁目1番4 工業 技術院電子技術総合研究所内 (72)発明者 蔀 洋司 茨城県つくば市梅園1丁目1番4 工業 技術院電子技術総合研究所内 (72)発明者 松本 好家 東京都渋谷区代々木1丁目6番12号 ラ ンテクニカルサービス株式会社内 (72)発明者 山下 正昭 東京都日野市南平2丁目10番19号 山下 電装株式会社内 審査官 田部 元史 (56)参考文献 特開 平9−293406(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 27/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源ランプ及び当該光源ランプからの光
    を反射して一方向に導く第1の反射鏡を具えた光源と、 当該光源からの光を偏光面がお互いに直交する二種類の
    直線偏光に分離する偏光分離器と、 当該偏光分離器を透過した光を再び該偏光分離器に戻す
    第2の反射鏡と、 該光源と該偏光分離器との間の光路中に設けられた偏光
    解消作用を持つ偏光解消装置とを具えたことを特徴とす
    る偏光光源装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の偏光光源装置におい
    て、 前記第2の反射鏡により前記偏光分離器に再び入射して
    反射された光を、再び前記偏光分離器に戻す第3の反射
    鏡を具えたことを特徴とする偏光光源装置。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2のいずれか一項に記載の
    偏光光源装置において、 前記偏光分離器を、前記光源からの光の入射角がブルー
    スター角になるように配置された平行平面板としたこと
    を特徴とする偏光光源装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の偏
    光光源装置において、 前記偏光解消装置を、光学軸が前記偏光面がお互いに直
    交する二種類の直線偏光のそれぞれの偏光面に対して約
    45°の角度をなしているくさび型(ウェッジ型)偏光
    解消板としたことを特徴とする偏光光源装置。
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