JP3319663B2 - パンタグラフの支持碍子とこれを用いたパンタグラフ装置 - Google Patents

パンタグラフの支持碍子とこれを用いたパンタグラフ装置

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JP3319663B2
JP3319663B2 JP28762294A JP28762294A JP3319663B2 JP 3319663 B2 JP3319663 B2 JP 3319663B2 JP 28762294 A JP28762294 A JP 28762294A JP 28762294 A JP28762294 A JP 28762294A JP 3319663 B2 JP3319663 B2 JP 3319663B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両のパンタグラ
フの支持碍子とこれを用いたパンタグラフ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】パンタグラフまわりの空力音は速度依存
性が高く、速度のほぼ6乗則で増加する。このため新幹
線のような高速車両での空力音の発生度合いは大きい。
しかも、パンタグラフの支持碍子自体からも空力音、空
力抵抗が発生する。実開昭52−159507号公報は
パンタグラフの周囲をこれの支持碍子とともに覆うよう
に、車体の屋根上に設けられた風防カバー体を開示して
いる。また別に車体の屋根上にパンタグラフの前後に位
置する風防カバー体を設けたものも知られている。
【0003】いずれも、車両の走行時に屋根に沿って生
じる空気の流れを上方に逃がし、パンタグラフおよびこ
れの支持碍子に当たる空気を極力無くし、集電舟に当た
る空気の流れを緩和することによって、空力音を軽減す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、風防カバー
自体にも空力音が発生するし、風防カバー体自体の重量
が車両重量の増大につながる。
【0005】そこで、風防カバーを設けないで、あるい
は風防カバーの必要な範囲を少なくして、車両の走行速
度に応じた空力音の軽減を達成することが望まれる。し
かし、このようなものはまだ提供されていない。
【0006】本発明は、このような問題をも解消するこ
とを課題とし、空力音の発生を抑えるように改良された
パンタグラフの支持碍子とこれを用いたパンタグラフ装
置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のパンタグラフの
支持碍子は、上記のような目的を達成するために、パン
タグラフを車体の屋根から必要な絶縁距離を離して支持
するパンタグラフの支持碍子であって、車体の前後方向
に長くパンタグラフをその前後に必要な支持域の全域に
亘って支持する接触範囲を有するとともに横断面が流線
形状をなし、その流線形状をした外面に表面絶縁距離増
大のための上下方向に多段なひだを有したことを主たる
特徴とするものであり、前後端が傾斜縁をなしているの
が好適である。
【0008】本発明のパンタグラフ装置は、上記のよう
な目的を達成するために、前記主たる特徴の上記構成を
有する支持碍子を左右一対配してパンタグラフを車体の
屋根上に支持したことを主たる特徴とする。
【0009】支持碍子は、パンタグラフの架線との摺接
域を残してまわりを覆う風防カバー体をも同時に、車両
の屋根上に支持しているのがさらに好適である。
【0010】
【作用】本発明のパンタグラフの支持碍子の主たる特徴
の上記構成では、パンタグラフを、支持碍子によって車
体の屋根上に必要な絶縁距離を保って支持するのに、支
持碍子は前後方向に長いものであるから、1つのものに
て、パンタグラフの前後の必要な支持域で、しかもこの
支持域の全長に亘る従来に増して大きな接触範囲を得る
振動を抑えやすい状態で確固に支持することができる
し、この支持状態において各碍子は車体の屋根上で対向
気流にさらされるにしても、支持碍子の前後方向に長い
両側面に沿って流れる対向気流はこの両側面にある多段
なひだがなす前後方向に長い溝により案内されてよく整
流化し、流れがより安定化する上、碍子の横断面が流線
形状をしていることによりこれに沿って流れる対向気流
の剥離が生じ難くなるので、支持碍子のひだの山部と谷
部とが、支持碍子との対向気流の剥離により生じる渦流
の発生位置を前後、内外に異ならせて互いに打ち消し合
わせる従来通りの働きも相まって、碍子が対向気流にさ
らされることによる空力抵抗や空力音の発生を軽減する
ことができる。したがって、車両の走行速度によっては
風防カバーは不要となるし、これが必要でも支持碍子の
部分の風防カバーを省略することができ、全体の重量の
増大や風防カバー自体による空力音の発生を半減させる
ことができる。
【0011】前後端が傾斜縁をなしている構成では、碍
子に対向しこれに沿って流れる対向気流が碍子の後端縁
で剥離を起こすにしても、これが傾斜縁となっているこ
とにより、対向気流の剥離による渦流発生位置を上層空
気流と下層空気流との間で前後にずらせるので、互いの
渦を打ち消し合わせ、碍子の空力抵抗および空力音の発
生をさらに軽減することができる。
【0012】本発明のパンタグラフ装置の主たる特徴の
上記構成では、上記支持碍子を車体の屋根の上に左右一
対配するだけで、パンタグラフを左右にも確固に支持し
て、しかも、前記空力音の軽減を図ることができる。
【0013】支持碍子が、パンタグラフの架線との摺接
域を残してまわりを覆う風防カバー体をも同時に、車両
の屋根上に支持している構成では、支持碍子はこれが支
持する風防カバー体と、これを支持した車体の屋根との
間で、前記特徴を発揮してこれへの風防カバーを不要と
しながら、パンタグラフ自体からの空力音の発生を必要
最小限の大きさに偏平化した風防カバー体にて軽減し、
風防カバーによる車体の重量増大や空力音の発生を半減
することができる。また偏平化した風防カバー体によっ
て集電舟に向かう気流を立ち上がり小さく低速状態で整
流化するので、集電舟での空力抵抗および空力音の発生
を軽減し、しかも向い角の発生も少なくこれによる集電
舟の架線に対する離線を少なくすることができる。
【0014】
【実施例】以下図1〜図5に示す本発明の第1の実施例
としてのパンタグラフの支持碍子を用いた車両のパンタ
グラフ装置について説明する。
【0015】本実施例は図1に示すように新幹線等の高
速な車体1に設けられるパンタグラフ2に適用した場合
を示している。
【0016】パンタグラフ2およびこれの架線6との摺
接域10を残したまわりを覆う風防カバー体7が、図
1、図2に示すように、車体1の屋根21の上に座体3
を介し固設された支持碍子5によって支持され、屋根2
1との間に所定の絶縁距離Xが設けられている。これに
よってパンタグラフ2や風防カバー体7が集電舟8にて
架線6から集電する際に帯電されても、車体1の側の電
気的な安全は確保される。したがって風防カバー体7は
これ自体に耐帯電性があればよく、種々の材料のものを
採用することができるし、他に特別な制限はない。
【0017】特に、支持碍子5は、図1、図2に示すよ
うに車体1の前後方向に長く横断面が図5の(a)に示
すように流線形状で、表面絶縁距離増大のための上下方
向に多段なひだ31を外面に有しており、左右一対で、
パンタグラフ2および風防カバー体7を車体1の屋根上
に支持し、各支持碍子5はそれぞれの前後端部が座体3
を介して車体1の屋根上に固定されている。
【0018】このように、パンタグラフ2および風防カ
バー体7を、車体1の屋根上に必要な絶縁距離をXを保
って支持する支持碍子5は、前後に長いもので、パンタ
グラフ2の前後の必要な支持域S1で、しかもこの支持
域S1の全域に亘る従来に増して大きな接触範囲を1つ
のものにて得て、これの振動を抑えやすい状態で確固に
支持することができる。支持碍子5はこの支持状態にお
いて、向気流Aのうちの、風防カバー体7の下、つまり
風防カバー体7と車体1の屋根上との間に向かう気流A
2にさらされる。しかし、支持碍子5は車体1の前後方
向に長い一対のものでパンタグラフ2および風防カバー
体7を支持するので、これらを必要な支持域S1で、し
かもこの支持域S1の全域に亘る従来に増して大きな接
触範囲を得て、これらの振動をも抑えやすい状態で確固
に支持することができる。また、各支持碍子5は気流A
2にさらされても支持碍子5の車体1の前後方向に長い
両側面に沿って流れる図5の(a)〜(d)に示す気流
A3はこの両側面にある多段なひだがなす前後方向に長
い溝31aにより図5の(b)〜(d)に示すように案
内されてよく整流化し、流れがより安定化する上、支持
碍子5の横断面が流線形状をしていることによりこれに
沿って流れる対向気流A2の剥離が生じ難くするので、
支持碍子5のひだ31の山部31bと谷部31cとが、
これとの対向気流A2の剥離により生じる渦流の発生位
置を図5の(b)、(c)にA4、A5で示すように前
後、内外に異ならせて互いに打ち消し合わせる従来通り
の働きも相まって、支持碍子5が対向気流A2にさらさ
れることによる空力抵抗や空力音の発生を軽減すること
ができる。
【0019】さらに、上記支持碍子5は図2に示すよう
に車体1の屋根の上に左右一対配するだけで、パンタグ
ラフ2を左右にも確固に支持して、しかも、前記空力音
の軽減を図ることができる。
【0020】一方、パンタグラフ2のまわりに設けた風
防カバー体7は、従来の風防カバー体がパンタグラフの
支持碍子5を覆っていた部分を省略しているが、前記支
持碍子5の働きによって、パンタグラフ装置で発生する
空力音を十分に抑えることができ、車両の高速化による
車体1の屋根21の高さの低下には関係なく、パンタグ
ラフ2の風防としての必要最小限の大きさに偏平化し、
本実施例の示すような擬似翼型化することができる。
【0021】この偏平化、擬似翼型化によって、風防カ
バー体7は一律に軽量化し、車両の軽量化に寄与するこ
とができるし、車両の重心が上がって走行時の揺れの原
因になるのも抑えて走行の安定性と乗り心地を向上する
ことができる。また風防カバー体7をかさ低い図に示す
ような流線型として高速車両の流線型イメージを損なわ
ない体裁のよいものとすることができる。
【0022】また風防カバー体7自体による空力抵抗お
よび空力音の発生をも、偏平化、擬似翼型化した流線形
状によって大きく低減することができ、風防カバー体7
はパンタグラフ2の構造が複雑な基部の四周を覆ってい
るので前記低減に特に有利である。したがって車体1が
高速化しても空力音の少ない安定した走行を保証するこ
とができる。
【0023】また偏平化、擬似翼型化した流線形の風防
カバー体7は、図1に示す対向気流Aのうちのパンタグ
ラフ2の集電舟8に向かう気流A1を、図1に示すよう
に、支持碍子5による支持高さH1を差し引いた小さな
立ち上がり高さH2となる低速状態で整流化するので、
集電舟8での空力抵抗および空力音の発生を軽減し、し
かも向い角の発生も少なくこれによる集電舟8の架線6
に対する離線率を低減するので、スパーク音の発生回数
が大幅に少なくなる。
【0024】また、風防カバー体7は、図1に示すよう
に車体1前後方向の縦断面の形状が流線形状をしてい
る。これにより、風防カバー体7に沿って流れる対向気
流A1、A2の風防カバー体7との間での剥離をも軽減
して、風防カバー体7に起因した対向気流の剥離による
空力抵抗や空力音の発生をも軽減することができる。
【0025】なお、本実施例の風防カバー体7は、前記
支持碍子5に支持される固定基部7aと、この固定基部
7aに対し上下動できるようにリンク機構32により支
持された可動上部7bとに分けて設けられ、上部7bは
リンク機構32に連結したエアシリンダ等のアクチュエ
ータ33の働きによって、図1、図2に示す固定基部7
aの上に滑らかな形状で続く使用位置と、図3、図4に
示す固定基部7a内に格納された格納位置との間で上下
動されるようにしてあり、パンタグラフ2の図1、図2
に示す使用位置、および図3、図4に示す格納位置とに
動作されるのに合わせ、使用位置と格納位置とに動作さ
せることにより、使用位置では前記のような作用を発揮
し、格納位置ではパンタグラフ2とともに車体1の屋根
からの突出を最小限に抑えることができる。なお、パン
タグラフ2の使用位置と格納位置との間の動作はパンタ
グラフ2の図2、図4に示す支持基台34を利用して働
かせた図示しないアクチュエータにより従来通りに行っ
てよいが、前記アクチュエータ33を共用することもで
きる。共用するとアクチュエータを増設する必要がなく
有利である。
【0026】さらに本実施例では、風防カバー体7の前
後上端部に図1に示すようなアール状の立上がり部7c
を形成してあることにより、偏平な風防カバー体7によ
る対向気流A1の立ち上げが不足して、これがパンタグ
ラフ2の集電舟8に及んでしまうような不都合を回避し
ている。
【0027】図6〜図10に示す本発明の第2の実施例
は、支持碍子5の前後端が傾斜縁5aをなしている点、
およびこの傾斜縁5aは第1の実施例同様に、車体1の
前後方向での縦断面が流線形状とされた風防カバー体7
の前後の傾斜面に滑らかに沿うような全体形状および、
大きさ、つまり長さを有している点で、第1の実施例と
異なっている。
【0028】なお、本実施例では風防カバー体7はその
全体が固定された一体物としてあり、一方の支持碍子5
内の中央部には支持碍子5の図6、図9に示すような内
側への膨出部5bを利用して保護接地スイッチ41を内
蔵してある。保護接地スイッチ41は、これのアクチュ
エータ41aが図6に実線で示すように直立して、図9
に示すように風防カバー7側の接触端子44と接触した
接地位置と、図6に仮想線で示す伏倒した非接地位置と
に移動させて、使用状態、非使用状態の切換を行う。こ
の切換状態は風防カバー体7の外側面に設けた点検窓4
3を通じ外部から確認できるようにしてある。
【0029】本実施例では、支持碍子5に対向しこれに
沿って流れる対向気流A2が支持碍子5の後端縁で剥離
を起こすにしても、これが傾斜縁5aとなっていること
により、対向気流A2の剥離による渦流の発生位置を、
図6、図10に示すように上層気流A6と下層気流A7
との間で前後にずらせるので、互いの渦を打ち消し合わ
せ、支持碍子5の空力抵抗および空力音の発生をさらに
軽減することができる。
【0030】このためには、支持碍子5の傾斜縁5aの
傾斜の向きは、本実施例の場合と逆向きになっても同じ
である。本実施例では、傾斜縁5aが風防カバー体7の
前後の傾斜面に同じ傾斜で連続するような、大きさおよ
び形状を各支持碍子5に与えてあり、前端となる傾斜縁
5aに対向する対向気流A2の支持碍子5の両側に回り
切れない上昇気流分を、図10にA8示すように風防カ
バー体7の傾斜面に滑らかに沿うように案内することに
もなるので、このような設計とする方が支持碍子5によ
る空力抵抗および空力音の発生の低減を図るのにより有
利である。
【0031】
【発明の効果】本発明のパンタグラフの支持碍子の主た
る特徴によれば、パンタグラフを、支持碍子によって車
体の屋根上に必要な絶縁距離を保って支持するのに、支
持碍子は前後方向に長いものであるから、1つのものに
て、パンタグラフの前後の必要な支持域で、しかもこの
支持域の全長に亘る大きな接触範囲を得る振動を抑えや
すい状態で確固に支持することができるし、この支持状
態において各碍子は車体の屋根上で対向気流にさらされ
るにしても、支持碍子の前後方向に長い両側面に沿って
流れる対向気流はこの両側面にある多段なひだがなす前
後方向に長い溝により案内されてよく整流化し、流れが
より安定化する上、碍子の横断面が流線形状をしている
ことによりこれに沿って流れる対向気流の剥離が生じ難
くなるので、支持碍子のひだの山部と谷部とが、支持碍
子との対向気流の剥離により生じる渦流の発生位置を前
後、内外に異ならせて互いに打ち消し合わせる従来通り
の働きも相まって、碍子が対向気流にさらされることに
よる空力抵抗や空力音の発生を軽減することができる。
したがって、車両の走行速度によっては風防カバーは不
要となるし、これが必要でも支持碍子の部分の風防カバ
ーを省略することができ、全体の重量の増大や風防カバ
ー自体による空力音の発生を半減させることができる。
【0032】前後端が傾斜縁をなしている構成の支持碍
子によれば、碍子に対向しこれに沿って流れる対向気流
が碍子の後端縁で剥離を起こすにしても、これが傾斜縁
となっていることにより、対向気流の剥離による渦流発
生位置を上層空気流と下層空気流との間で前後にずらせ
るので、互いの渦を打ち消し合わせ、碍子の空力抵抗お
よび空力音の発生をさらに軽減することができる。
【0033】本発明のパンタグラフ装置の主たる特徴に
よれば、上記支持碍子を車体の屋根の上に左右一対配す
るだけで、パンタグラフを左右にも確固に支持して、し
かも、前記空力音の軽減を図ることができる。
【0034】支持碍子が、パンタグラフの架線との摺接
域を残してまわりを覆う風防カバー体をも同時に、車両
の屋根上に支持している構成のパンタグラフ装置によれ
ば、支持碍子はこれが支持する風防カバー体と、これを
支持した車体の屋根との間で、前記特徴を発揮してこれ
への風防カバーを不要としながら、パンタグラフ自体か
らの空力音の発生を必要最小限の大きさに偏平化した風
防カバー体にて軽減し、風防カバーによる車体の重量増
大や空力音の発生を半減することができる。また偏平化
した風防カバー体によって集電舟に向かう気流を立ち上
がり小さく低速状態で整流化するので、集電舟での空力
抵抗および空力音の発生を軽減し、しかも向い角の発生
も少なくこれによる集電舟の架線に対する離線を少なく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された第1の実施例としての鉄道
車両のパンタグラフ装置の使用状態を示す側面図であ
る。
【図2】図1のパンタグラフ装置の使用状態を示す正面
図である。
【図3】図1のパンタグラフ装置の非使用状態を示す側
面図である。
【図4】図1のパンタグラフ装置の非使用状態を示す正
面図である。
【図5】図1のパンタグラフ装置の対向気流との各種の
関係を示す説明図である。
【図6】本発明が適用された第2の実施例としての鉄道
車両のパンタグラフ装置の使用状態を示す側面図であ
る。
【図7】図5のパンタグラフ装置の使用状態を示す平面
図である。
【図8】図5のパンタグラフ装置の使用状態を示す側面
図である。
【図9】図5のパンタグラフ装置の碍子の保護接地スイ
ッチ内蔵部の断面図である。
【図10】図5のパンタグラフ装置の対向気流との関係
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 車体 2 パンタグラフ 5 支持碍子 5a 傾斜縁 7 風防カバー体 31 ひだ X 必要な絶縁距離

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パンタグラフを車体の屋根から必要な絶
    縁距離を離して支持するパンタグラフの支持碍子であっ
    て、 車体の前後方向に長くパンタグラフをその前後に必要な
    支持域の全域に亘って支持する接触範囲を有するととも
    横断面が流線形状をなし、その流線形状をした外面に
    表面絶縁距離増大のための上下方向に多段なひだを有
    たことを特徴とするパンタグラフの支持碍子。
  2. 【請求項2】 前後端が傾斜縁をなしている請求項1に
    記載のパンタグラフの支持碍子。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の支持碍子を左右一対配
    してパンタグラフを車体の屋根上に支持したことを特徴
    とするパンタグラフ装置。
  4. 【請求項4】 支持碍子は、パンタグラフの架線との摺
    接域を残してまわりを覆う風防カバー体をも同時に、車
    両の屋根上に支持している請求項3に記載のパンタグラ
    フ装置。
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