JP3319518B2 - X線コンピュータ断層像撮影装置 - Google Patents

X線コンピュータ断層像撮影装置

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JP3319518B2
JP3319518B2 JP16891992A JP16891992A JP3319518B2 JP 3319518 B2 JP3319518 B2 JP 3319518B2 JP 16891992 A JP16891992 A JP 16891992A JP 16891992 A JP16891992 A JP 16891992A JP 3319518 B2 JP3319518 B2 JP 3319518B2
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昭南 大橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はX線コンピュータ断層像
撮影装置(以下、X線CT装置と称する)に関し、特に
ヘリカルスキャン方式を採用した、例えば第3世代のX
線CT装置の画像再構成に関する。
【0002】
【従来の技術】図14に従来のX線CT装置の画像再構
成演算に関する処理回路の概略ブロック図を示す。X線
検出器(図示せず)からの投影データが前処理回路2に
供給され、増幅、A/D変換等が行なわれる。前処理回
路2の出力には生データ記憶装置4と中央処理ユニット
(以下、CPUと称する)6とが接続される。前処理回
路2の出力がコンボリューション演算回路(以下、CO
NV回路と称する)8、バックプロジェクション演算回
路(以下、BP回路と称する)10を介して再構成画像
として画像メモリ12に格納される。画像メモリ12内
の画像データはコントラストスケール回路14に供給さ
れ、CT画像とされる。CT画像も画像メモリ12に格
納され、CT画像が表示装置(図示せぬ)に供給され
る。そのため、画像メモリ12は1つでもよいが、再構
成画像とCT画像とで別々のメモリに記憶する場合は2
つ設ける。
【0003】CONV回路8、BP回路10、コントラ
ストスケール回路14にはCPU16が接続され、BP
回路10にはバックプロジェクション演算のための種々
の定数をCPU16の制御の下で設定する定数設定部1
8も接続される。尚、図示してはいないが、再構成演算
を高速に行うために、CONV回路8、BP回路10等
には種々のバッファが設けられている。
【0004】このような従来例においては、基本的には
360°、または180°の投影に関するデータが1個
のグループ(単位)として演算が行われる。画像再構成
は360°、または180°の投影データのグループか
ら1スライス位置毎に単独に行われている。そのため、
多数のスライス位置の画像を再構成する場合、枚数に比
例して再構成の時間が長くならざるを得ない。また、再
構成した画像を記憶することを考えると、多数のスライ
ス位置の画像を1枚1枚再構成すると、多量の記憶領域
が必要となる不具合がある。
【0005】そのため、連続した多数のスライス位置の
画像を効率良く再構成するための方法が考えられてい
る。この一例としては、特開昭57−134142
(米国特許第4,495,645号)に記載の方法があ
る。
【0006】しかし、この従来の連続スライス再構成法
は、同一スライス位置における連続スキャン方式に関す
るものであり、ヘリカルスキャン方式における連続した
スライス位置の画像を効率良く再構成する方法は提案さ
れていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
に対処すべくなされたもので、その目的はヘリカルスキ
ャン方式を採用したX線CT装置において、連続した多
数のスライス位置の画像を効率良く再構成することであ
る。
【0008】本発明の他の目的はヘリカルスキャン方式
を採用したX線CT装置において、連続した多数のスラ
イス位置の画像を連続的に表示することにより体内を連
続的に観察できるX線CT装置を提供することである。
【0009】本発明の別の目的はヘリカルスキャン方式
を採用したX線CT装置において、連続した多数のスラ
イス位置の画像を表示する際に再構成して表示すること
により記憶する画像の枚数を少なくできるX線CT装置
を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるヘリカルス
キャンにより投影データを収集するX線CT装置は、第
1スライス位置の前後の所定の投影角度分の第1の投影
データ群を補間して前記第1のスライス位置の投影デー
タを取得して、取得された第1スライス位置の投影デー
タに対して再構成演算を行い、該第1スライス位置の断
層像を求める手段と、前記第1の投影データ群の中から
前記第1スライス位置に隣接する第2スライス位置の断
層像を再構成するのに必要な第2の投影データ群と共通
でない第1の投影データ部分を抽出する手段と、前記第
2の投影データ群の中から前記第1の投影データ部分と
同一の投影角度の第2の投影データ部分を抽出する手段
と、前記第1の投影データ部分、前記第2の投影データ
部分に対して補間しないで再構成演算を行いそれぞれ第
1サブ画像、第2サブ画像を取得し、当該第1サブ画
像、第2サブ画像及び前記第1スライス位置の断層像と
を合成して前記第2スライス位置の断層像を得る手段と
を備えたことを特徴とする。また、本発明によるヘリカ
ルスキャンにより投影データを収集するX線コンピュー
タ断層像撮影装置は、第1スライス位置の前360゜
分、後360゜分の投影データに対して補間してから所
定の再構成演算を行い、該第1スライス位置の断層像を
求める手段と、前記第1スライス位置より時間的に後に
撮影される第2のスライス位置より時間的に前に収集さ
れた360°の投影データを補間しないで画像再構成し
た第2スライス位置の前画像、前記第2スライス位置よ
り時間的に後に収集された360°の投影データを補間
しないで画像再構成した第2スライス位置の後画像を求
める手段と、前記前画像と前記後画像を差分処理した結
果に所定の係数を掛けた画像を、前記第1スライス位置
の画像に加えることにより、前記第2スライス位置の断
層像を求める手段とを備えたことを特徴とする。さら
に、本発明によるヘリカルスキャンにより投影データを
収集するX線コンピュータ断層像撮影装置は、前記投影
データに対して補間処理を施して得られた投影データを
用いて、第1の画像を再構成する手段と、前記投影デー
タに対して補間処理を施さないで第2の画像を再構成す
る手段と、前記第1の画像及び前記第2の画像を用い
て、所定スライス位置の断層像を再構成する手段とを具
備したことを特徴とする。さらに、本発明によるヘリカ
ルスキャンにより投影データを収集するX線コンピュー
タ断層像撮影装置は、前記投影データに対して補間処理
を施さないで所定投影角度毎にコンボリューション及び
バックプロジェクションを行い、スライス位置が連続し
た画像を次々と再構成する手段を具備したことを特徴と
する。
【0011】
【作用】本発明によるX線CT装置によれば、ヘリカル
スキャンにおいて、連続するスライス位置の画像が高速
で得られる。従って、マウス等のコマンド入力装置の操
作におうじてスライス位置を連続的に可変することによ
り、体内を連続して観察することができ、診断に有用な
情報が提供される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明によるX線CT
装置の第1実施例を説明する。先ず、本発明による画像
再構成の原理を説明する。以下で、本発明による投影デ
ータはヘリカルスキャン方式により収集した投影データ
である。あるスライス位置における画像を第m画像(第
m番目の画像)mIとすると、この第m画像はこのスラ
イス位置を中心として前後720°の投影角度範囲の投
影デ−タを1次補間してスライス位置の投影データを求
め、これを再構成することにより求めることができる。
この再構成は通常のヘリカルスキャン方式再構成処理と
同じでよい。
【0013】このスライス位置に隣接するスライス位置
の画像は上のような通常の処理とは異なる以下のような
本発明特有の処理により求める。ここで、スライス位置
番号はスキャンの進行に従って増えるとする。第m画像
のスライス位置より時間的に前(スライス位置番号が減
る方向)で収集された360度の投影データを補間しな
いで画像を再構成し、この画像を第mB画像mBIとす
る。同様に、第m画像のスライス位置より時間的に後
(スライス位置番号が増える方向)で収集された360
度の投影データを補間しないで画像を再構成し、この画
像を第mF画像mFIとする。また、360度の投影デ
ータを得るためにX線管とX線検出器とが1投影角度だ
け回転する間に、寝台が移動する距離をdとし、第m画
像のスライス位置より距離dだけ時間的に後のスライス
位置における画像を第(m+1)画像とする。以下、説
明を簡単にするために、スライス位置と投影位置(寝台
位置)は一致しているものとする。第(m+1)画像を
求めるために以下の画像を求める。 (m+1)BI=mBI+BP[CONV(a−b)] …(1) (m+1)FI=mFI+BP[CONV(c−a)] …(2) ここで、BP :バックプロジェクション演算 CONV:コンボリューション演算 a :第m画像のスライス位置における投影データ b :第m画像のスライス位置より360度だけ前
のスライス位置における投影データ c :第m画像のスライス位置より360度だけ後
のスライス位置における投影データである。 本願発明では(1)式、(2)式を用いて第(m+1)
画像(m+1)Iを次のようにして求める。 (m+1)I =mI+DW×{(m+1)FI−(m+1)BI} …(3) ここで DW:1次補間の傾斜である。 同様に、第(m−1)画像を求めるために以下の画像を
求める。 (m−1)BI=mBI+BP[CONV(e−d)] …(4) (m−1)FI=mFI+BP[CONV(d−f)] …(5) ここで、d:第(m−1)画像のスライス位置における
投影データ e:dより360度だけ前のスライス位置における投影
データ f:dより360度だけ後のスライス位置における投影
データである。 本願発明では(4)式、(5)式を用いて第(m−1)
画像(m−1)Iを次のようにして求める。 (m−1)I =mI−DW×(mFI−mBI) …(6)
【0014】ここで、投影データa,b,cは同一投影
角度、投影データd,e,fも同一投影角度であるの
で、mFI−mBI=mFBIと定義をすると、(1)
式、(2)式から次の式が得られる。 (m+1)FBI =(m+1)FI−(m+1)BI
【0015】 =mFI+BP[CONV(c−a)]−mBI−BP[CONV(a−b)] =mFI−mBI+BP[CONV(c−a)]−BP[CONV(a−b)] =mFBI+BP[CONV(c+b−2a)] …(7) 同様に、(4)式、(5)式から次の式が得られる。 (m−1)FBI =(m−1)FI−(m−1)BI
【0016】 =mFI+BP[CONV(d−f)]−mBI−BP[CONV(e−d)] =mFI−mBI+BP[CONV(d−f)]−BP[CONV(e−d)] =mFBI−BP[CONV(2d−f−e)] …(8) (7)式、(8)式を(3)式、(6)式に代入する
と、次の式により連続すライス位置の画像の再構成が可
能であることがわかる。 (m+1)I=mI+DW×(m+1)FBI …(9) (m−1)I=mI−DW×mFBI …(10)
【0017】このようにすれば、各スライス位置では既
に再構成により断層像を求めたスライス位置との投影デ
ータの差のみを再構成するだけで断層像を求めることが
でき、各スライス位置毎に360°の投影データの補
間、再構成を行なわずに済むので、ヘリカルスキャンに
おける連続したスライス位置の画像を少ない計算量で高
速に求めることができ、マウス等を用いて第m画像のス
ライス位置を連続的に変えていけば、各スライス位置の
画像を連続して表示でき、体内を連続的に観察できる。
【0018】このような原理に基づいた本発明の実施例
を説明する。図1は第1実施例のX線CT装置の概略構
成を示すブロック図である。ここでは、第3世代のX線
CT装置を例にとり説明するが、他の世代の装置にも適
用可能である。第3世代においては、X線管20とX線
検出器24とが寝台22を中心に回転しながら撮影が行
なわれる。第3世代CT装置ではこの回転方向が1スキ
ャン毎に時計方向と反時計方向に反転する方式が多い
が、最近は連続的に同一方向に回転させて撮影する方式
がある。通常は、X線管20とX線検出器24が360
°回転する間は寝台22を停止させて撮影する。しかし
ながら、本発明ではX線管22、X線検出器24の回転
と同期して寝台22も連続して移動することにより被検
体が螺旋状に走査されるヘリカルスキャンと呼ばれる撮
影方式が採用されている。これによると、高速に多スラ
イスの断層像を撮影することができる。
【0019】X線検出器24の出力が検出信号に対して
増幅、A/D変換、種々の補正等を行なう前処理回路2
6を介して再構成回路28に入力される。再構成回路2
8にはキースイッチ、マウス等からなる入力装置32も
接続される。再構成回路28の出力が表示装置30で表
示される。
【0020】図2は図1の再構成回路28の詳細なブロ
ック図である。前処理回路26の出力には生データ記憶
装置40とCPU42とが接続される。前処理回路26
の出力が補間(差分)回路44を介してCONV回路4
6に供給される。補間回路44は補間定数を−1,+1
と設定することにより差分回路となる。CONV回路4
6の出力がBP回路48を介してFB画像メモリ50、
再構成画像メモリ54に供給される。FB画像の定義は
既に前述してある通りである。差分回路44、CONV
回路46、BP回路48にもCPU56が接続される。
また、BP回路48には定数設定部58が接続される。
FB画像メモリ50、再構成画像メモリ54の出力が画
像合成回路60で合成され、その合成結果が再構成画像
メモリ54に再度供給される。再構成画像メモリ54の
出力がコントラストスケール回路62を介してCT画像
メモリ64に供給される。CT画像メモリ64の出力が
表示装置30で表示される。CPU56には入力装置3
2が接続される。ヘリカルスキャンにより収集されたデ
−タの集合を表1に示す。
【0021】
【表1】 また、このデータを模式的に図3に示す。
【0022】ここで、dはX線管20とX線検出器24
が1投影角度だけ回転する間に寝台22が移動する距離
である。寝台位置、投影角度は、厳密には連続している
が、デ−タ収集時間の中央の値で代表させている。
【0023】表1はX線管20とX線検出器24の回転
の1度ごとに投影を行う場合の例である。したがって、
1回転で360組の投影デ−タが得られる。その間に寝
台はD=360dだけ移動する。これが、例えば連続し
て20回撮影される。その場合に、スキャンの長さは2
0Dであり、得られた投影数は7200になる。
【0024】ヘリカルスキャンは多スライスの断層像を
高速にスキャン出来るが、数学的に厳密な断層像を得る
ことは出来ない。なぜならば、断層像を投影像から再構
成するためには、同一断層面において、180°以上の
投影像が必要であるが、ヘリカルスキャンの場合には投
影する断層面が連続して移動するから、同一断層面にお
ける180°以上の投影像を得ることが出来ないからで
ある。しかしながら、投影像は一定のスライス厚を有し
ているから、寝台の移動がそれほど早くなければ、実用
上は十分な断層像を得ることが出来る。
【0025】しかしながら、ヘリカルスキャンにおいて
断層像を再構成するためには、再構成する位置において
不足する投影像を、他のスライス位置における投影像か
ら疑似的に計算する必要がある。これには代表的な2種
類の方法がある。第1は、スライス位置に最も近い位置
で投影された同一投影角度の2個の投影デ−タを補間す
る方法である。第2は、いわゆるリフレクション法によ
りリフレクションデ−タを作成し、同様に補間する方法
である。本発明は連続した画像を再構成する場合に、第
1の方法を能率よく実行する方式を提供する。
【0026】以下、表1、図3を参照して、本実施例に
よる再構成方法を説明する。ここでは、一例として画像
番号2の第2画像を再構成する場合を説明する。第2画
像の投影データ位置は寝台の位置で示すと361dであ
る。投影デ−タ361はこの位置における投影であるか
ら、角度1の投影デ−タは存在するが、他の角度の投影
デ−タは存在しない。この存在しない投影デ−タは角度
が同一であり、スライス位置が近い2つの投影デ−タか
ら補間により求める。例えば、角度2の補間投影デ−タ
は投影デ−タ2と投影デ−タ362とから補間により求
めることができる。補間は投影デ−タの位置と画像のス
ライス位置との距離の1次補間で行うことが多い。した
がって、第2画像に対する角度2の補間投影デ−タは下
記により求める。 2PP2 =2P×WB2 +362P×WF2 …(11) ここで、2PP2 :第2画像に対する角度2の補
間投影デ−タ 2P :第2投影デ−タ 362P :第362投影デ−タ WB2 ,WF2 :補間係数である。 補間係数は次のように表わされる。 WB2 =d/360d=1/360 …(12) WF2 =(360d−d)/360d=359/360 …(13)
【0027】なお、nは、その画像のスライス位置の投
影デ−タと同一角度の投影デ−タをn=1、すなわち第
1補間投影デ−タとする。例えば画像2の場合は、角度
1の補間投影デ−タが、画像3の場合は、角度2の補間
投影デ−タが第1補間投影デ−タとなる。それを基準に
投影デ−タの番号が増加する方向にnも増加する。した
がって、例えば画像2の場合は、角度2の補間投影デ−
タが、画像3の場合は、角度3の補間投影デ−タが、n
=2すなわち第2補間投影デ−タとなる。 mPPn :第m画像の第n補間投影デ−タ Pj :第j投影デ−タ(但し、Po=0) Pk :第k投影デ−タ(但し、k>投影数の場合は
Pk=0) j=m+358+n−360 …(14) k=j+360 …(15) とすると、 mPPn =Pj×WBn +Pk×WFn …(16) となる(ただし、n=1〜360)。ここで、m:画像
番号、n:補間投影デ−タ番号(1〜360)である。
WBn ,WFn は第n補間投影デ−タの補間係数であ
り、これらは次のように表わされる。 WBn =(n−1)/360 …(17) WFn =(361−n)/360 …(18) である。 ここで、CONV:コンボリューション BP :バックプロジェクション mI :第m画像 mQQ :mPPn (n=1〜360)の集合 とすると、第m画像mIは次のように求めることができ
る。 mI=BP[CONV(mQQ)] …(19) ただし、コンボリューション、バックプロジェクション
は投影角度毎に行なう。次に、本発明による連続スライ
ス画像の再構成を説明するために、B画像、F画像、F
B画像と名付けた画像を下記により定義する。 mBI=BP[CONV(mBPJ)] …(20) mFI=BP[CONV(mFPK)] …(21) mFBI=mFI−mBI …(22) ここで、mFBI:第m画像に関するFB画像 mBI :第m画像に関するB画像 mFI :第m画像に関するF画像 mBPj:Pjの集合(j=(m−1)〜(m+35
8)) mFPk:Pkの集合(k=j+360)である。 (20)式、(21)式を(22)式に代入すると、次
の式が得られる。 mFBI =BP[CONV(mFPk)]−BP[CONV(mBPj)] =BP[CONV(mFPk)]+BP[CONV{(−1)×mBPj}] …(23)
【0028】次に、第m番目のFB画像mFBI、第m
番目のB画像mBI、第m番目のF画像mFIから第
(m+1)番目のFB画像(m+1)FBI、第(m+
1)番目のB画像(m+1)BI、第(m+1)番目の
F画像(m+1)FIを求める方法を説明する。
【0029】mBI、mFIと、(m+1)BI、(m
+1)FIとは360°の投影デ−タから再構成された
画像であり、1投影のみが異なる。したがって、前述し
た特開昭58−32748号の方式により、次のように
求めることができる。 (m+1)BI=mBI+BP[CONV(SBPm+1 )] …(24) (m+1)FI=mFI+BP[CONV(SFPm+1 )] …(25) ここで、 SBPm+1 =P(m+359)−P(m−1) …(26) SFPm+1 =P(m+719)−P(m+359) …(27) である。同様に、(m−1)BI、(m−1)FIは次
のようにmBI、mFIから求められる。 (m−1)BI=mBI+BP[CONV(SMBPm-1 )] …(28) (m−1)FI=mFI+BP[CONV(SMFPm-1 )] …(29) ここで、 SMBPm-1 =P(m−2)−P(m+358) …(30) SMFPm-1 =P(m+358)−P(m+718) …(31) である。よって、(22)式から次の式が得られる。 (m+1)FBI =(m+1)FI−(m+1)BI =mFI+BP[CONV(SFPm+1 )]−mBI −BP[CONV(SBPm+1 )]
【0030】 =mFBI+BP[CONV(SFPm+1 )]−BP[CONV(SBPm+1 ) ] …(32) ここで、P(m−2),P(m+358),P(m+7
18)の投影角度は同じであるから、(32)式は次の
ように書き直すことができる。 (m+1)FBI =mFBI+BP[CONV(SFPm −SBPm+1 )] =mFBI+BP[CONV{P(m+719)+P(m−1) −2×P(m+359)}] …(33) 同様に、 (m−1)FBI =mFBI+BP[CONV{2×P(m+358)−P(m+718) −P(m−2)}] …(34) が得られる。
【0031】次に、図4に示したフローチャートを参照
して本実施例の手順を詳細に説明する。以下の各ステッ
プはCPU42とCPU56のプログラムにより制御さ
れる。ステップ#10でヘリカルスキャンにより投影デ
−タを収集する。ステップ#12で現在の画像として表
示する画像番号(スライス位置)mを適宜決め、入力装
置32から入力する。
【0032】ステップ#14で(19)式により現在の
画像(第m画像)を再構成し、表示する。ステップ#1
6で(23)式により現在のFB画像(第mFB画像)
を再構成する。バックプロジェクションに必要な定数
(再構成画像、FB画像)を発生するために必要な値、
およびコンボリューション関数、その他再構成に必要な
定数がCPU56から補間回路44,CONV回路4
6,BP回路48に転送し、記憶させる。
【0033】ステップ#20で入力装置32の方向指示
スイッチが操作されているか否かを判定する。すなわ
ち、第m画像に隣接する他の画像の再構成を連続して行
なうか否かを判定する。方向指示スイッチが操作されて
いない場合は、ステップ#20で待機する。ステップ#
22で方向指示スイッチが操作されていると判定された
場合は、ステップ#24で連続再構成の方向、すなわ
ち、画像番号mが増える順番(昇順)に連続するスライ
ス位置の画像を表示するか、画像番号mが減る順番(降
順)に連続するスライス位置の画像を表示するかを判断
する。昇順方向に連続するスライス位置の画像を表示す
る場合はステップ#24へ進み、降順方向に連続するス
ライス位置の画像を表示する場合はステップ#34へ進
む。
【0034】ステップ#24では、(33)式により第
(m+1)FB画像を再構成する。ステップ#28でス
ライス位置(m+1)における第(m+1)画像を下記
のようにmI、(m+1)FBIを合成することにより
再構成する。 (m+1)I=mI+DW×(m+1)FBI …(35) ここで、DWは1次補間の係数であり、次のように表わ
される。 DW=WBn+1 −WBn =−(WFn+1 −WFn ) =1/360 …(36)
【0035】ステップ#30でm←m+1とし、ステッ
プ#32で(35)式により求められた第(m+1)画
像をコントラストスケール変換して得られたCT画像を
表示し、ステップ#20に戻る。このように、mを順次
増加することにより、時間的に前方向に順次スライス位
置がずれた画像が連続して観察できる。一方、ステップ
#34では、スライス位置(m−1)における第(m−
1)画像を次のようにしてmI、mFBIを合成するこ
とにより再構成する。 (m−1)I=mI−DW×mFBI …(37)
【0036】ステップ#36で(34)式により第(m
−1)FB画像を再構成する。ステップ#40でm←m
−1とし、ステップ#42で(37)式により求められ
た第(m−1)画像をコントラストスケール変換して得
られたCT画像を表示し、ステップ#20に戻る。この
ように、mを順次減少することにより、時間的に後方向
に順次スライス位置がずれた画像が連続して観察でき
る。次に、(37)式を証明する。(19)式:mI=
BP[CONV(mQQ)]において、m←m−1とお
くと次式が得られる。 (m−1)I=BP[CONV{(m−1)QQ}] …(38) (19)式と(38)式から、 mI−(m−1)I=BP[CONV{(m−1),mRR}]…(39)
【0037】が得られる。ここで(m−1),mRRは
集合mQQと集合(m−1)QQとの差集合である。m
QQはmPPn (n=1〜360)の集合であるから次
のように表わされる。 同様に、集合(m−1)QQは次のように表わされる。 従って、差集合(m−1),mRRは次のように表わさ
れる。 (36)式より WBn −WBn+1 =WFn −WFn+1 =−DW であるから、これを上記の集合に代入して、同一角度の
投影データをまとめると、差集合(m−1),mRRは
次のようになる。
【0038】ここで、(WF1 −WB360 )=1/36
0=DW,WB1 =0,WF360 =1/360=DWで
あるから,これを上記の集合に代入して、整理すると差
集合(m−1),mRRは次のようになる。 −DW{P(m−1),…P(m+358)}+DW{P(m+359),… P(m+718)} =−DW×mBPj+DW×mFPk …(40) (40)式を(39)式に代入すると、次式が得られ
る。 mI−(m−1)I =BP[CONV{(m−1),mRR}] =BP[CONV(−DW×mBPj+DW×mFPk)] =DW×BP[CONV(mFPk)]−DW×BP[CONV(mBPj)] =DW×[mFI−mBI] =DW×mFBI …(41) これを変形すると、(m−1)I=mI−DW×mFB
Iとなる。よって(37)式が得られた。(35)式は
(37)式を次のように変形すると、同様に求められ
る。 mI=(m−1)I+DW×mFBI …(37’) (37’)式において、m←m+1とおくと、(35)
式が得られる。以下、図4の各ステップの詳細を説明す
る。
【0039】図4のステップ#14の第m画像の再構成
の詳細を図5に示したフローチャートを参照して説明す
る。再構成画像の再構成に必要な補間投影像の数をRP
JNとする。ステップ#141でCPU56は補間回路
44,CONV回路46,BP回路48に対して、最初
の再構成画像の再構成であることを知らせるともにCP
U56は再構成画像メモリ54を初期化し、再構成画像
データを0とする。
【0040】ステップ#142でn=1とし、ステップ
#143でj=m+358+n−360とし、ステップ
#144でk=j+360とする。ステップ#145で
CPU42は生デ−タ記憶装置40から第j投影デ−タ
Pj(P0 =0)を読出し、補間回路44に転送する。
ステップ#146でCPU42は生デ−タ記憶装置40
から第k投影デ−タPk(ここで、k>全投影数の場合
は、Pk=0とする)を読出し、補間回路44に転送す
る。ステップ#147で第m画像の第n補間投影デ−タ
PPを次のように求める。 PP=Pj×WBn +Pk×WFn …(42) ここで、WBn 、WFn は第n補間投影デ−タの補間係
数である。
【0041】ステップ#148でCONV回路46は差
分回路44の出力PPとコンボリューション関数とをコ
ンボリューション演算する。ステップ#149でBP回
路48はコンボルーション結果PPCVを再構成画像メ
モリ54の画像mIにバックプロジェクション(加算)
する。バックプロジェクション結果は再構成メモリ54
に格納される。
【0042】ステップ#150でn←n+1、j←j+
1、k←k+1とし、ステップ#151でn≦RPJN
か否か判定する。n≦RPJNの場合は、ステップ#1
45に戻り、n>RPJNの場合は次のステップ#15
2に進む。このとき、再構成画像メモリ54には再構成
画像が格納されている。
【0043】ステップ#152でコントラストスケ−ル
回路62により、再構成画像の全画素について各画素毎
にコントラストスケ−ル変換を行い、CT画像を作成
し、これをCT画像メモリ64に記憶する。コントラス
トスケ−ル変換は公知の技術であり、一般的に下記の式
により行われる。 PV=a×RPV+b …(43) ここで、PV :CT画像の画素値 RPV:再構成画像の画素値 a,b:定数であり、a,bは一般的に水が0、空気が
−1000になるように装置、X線の管電圧などに合わ
せて決められている。 ステップ#153でCT画像を画像表示装置30に転送
し、画像を表示する。これにより、現在の画像(第m画
像)が表示される。図4の第mFB画像の再構成のため
のステップ#16の詳細を図6に示したフローチャート
を参照して説明する。
【0044】先ず、ステップ#162でCPU56は各
回路44,46,48に対して、最初のFB画像の再構
成であることを知らせるとともに、FB画像メモリ50
を初期化し、FB画像データを0とする。
【0045】ステップ#164でn=1とし、ステップ
#166でk=m−359とし、ステップ#168でj
=m−1とする。ステップ#170でCPU42は生デ
−タ記憶装置40から第k投影デ−タPkを読出し、こ
れを補間回路44に転送する。ここで、補間回路44に
は補間係数1,0が設定されており、ステップ#172
では補間回路44は何もせずに、単にデ−タを通過さ
せ、投影データPkをPPとして出力する。
【0046】ステップ#174でCONV回路46は補
間回路44の出力PPとコンボリューション関数とをコ
ンボリューション演算する。ステップ#176でBP回
路48はコンボルーション結果PPCVをFB画像メモ
リ50の画像にバックプロジェクション(加算)する。
バックプロジェクション結果FBIはFB画像メモリ5
0に格納される。
【0047】ステップ#178でCPU42は第j投影
データPjを生データメモリ40から読み込んで補間回
路44に送る。ステップ#180では補間係数は−1と
0に設定され、補間回路は投影データPjに−1を乗じ
てPPとして出力する。
【0048】ステップ#182ではCONV回路46が
PPをコンボリューションしてPPCVとして出力す
る。ステップ#184ではFB画像にPPCVをバック
プロジェクションしてFB画像メモリ50に記憶する。
【0049】ステップ#186でn←n+1とし、ステ
ップ#188でk←k+1とし、ステップ#190でj
←j+1とする。ステップ#192でn≦RPJNか否
か判定する。n≦RPJNの場合はステップ#170に
戻る。n>RPJNの場合は終了する。このとき、現在
の(第m番目の)FB画像mFBIが再構成され、FB
画像メモリ50に格納される。
【0050】図4の第(m+1)番目のFB画像(m+
1)FBIを再構成するステップ#24の具体的なフロ
ーチャートを図7に示す。ここでは、mI、mFBI
は、それぞれ再構成画像メモリ54、BF画像メモリ5
0に記憶されているものとする。
【0051】図示していないが、先ず、mが増える方向
の連続画像の再構成であるという情報、一次補間の傾斜
DW、FB画像のバックプロジェクションに必要な定数
を発生するために必要な値、およびコンボリューション
関数、その他の必要な情報をCPU56から補間回路4
4、CONV回路46、BP回路48に転送し、記憶さ
せる。なお、既に再構成演算装置に記憶されている情報
は転送する必要がない。
【0052】ステップ#242でCPU42は生データ
記憶装置40から第(m+359)投影データ、第(m
−1)投影データ、第(m+719)投影データの3個
の投影データを読出し、補間(差分)回路44に供給す
る。ここで、各投影像データをPC1,PC2,PC3
とする。
【0053】ステップ#244で補間回路44はPC2
+PC3を計算し、結果をSBPCAとして記憶する。
ステップ#246で補間回路44はSBPCA−2×P
C1を演算し、演算結果をSBPCBとし、CONV回
路46に転送する。ステップ#248でCONV回路4
6は差分結果SBPCBをコンボリューション演算関数
によりコンボリューション演算する。コンボルーション
演算は公知の手法を適宜用いることができる。コンボル
ーション結果をSBPCVとする。ステップ#250で
BP回路48はコンボルーション結果SBPCVをFB
画像メモリ50内の第mFB画像mBFIに加算するこ
とにより、バックプロジェクションする。バックプロジ
ェクションは公知の手法を適宜用いることができる。な
お、FB画像のバックプロジェクションに必要な定数は
CPU56の制御の下で定数設定部58により作成さ
れ、BP回路48に転送される。
【0054】なお、ステップ#248,ステップ#25
0の1部または全部を多重化して、別々の回路、プリン
ト基板、あるい別々の装置により実施するようにしても
よい。
【0055】図4のステップ#28の具体的なフローチ
ャートを図8に示す。ここで、画像のマトッリクスサイ
ズをMx(画素)×My(画素)とする。ステップ#2
81でj=1とし、ステップ#282でi=1とする。
ステップ#283でFB画像メモリ50の(i,j)番
地の画素値FBI(i,j)を読み出し、これをFBP
Vとする。ステップ#285で再構成画像メモリ54の
(i,j)番地の画素値I(i,j)を読み出し、これ
をRPVとする。ステップ#286で次の演算を行な
う。 RPV=RPV+DW×FBPV …(44) ここで、DWはヘリカルスキャンの1次補間係数の傾斜
(差分)である。
【0056】ステップ#287でRPVを再構成画像メ
モリ54の(i,j)番地に書き込む。ステップ#28
8でi←i+1とし、ステップ#289でi≦Mxか否
か判定する。i≦Mxの場合はステップ#283に戻
る。i>Mxの場合はステップ#290でj←j+1と
し、ステップ#291でj≦Myか否か判定する。j≦
Myの場合はステップ#282に戻る。j>Myの場合
はステップ#292で再構成画像の全画素についてコン
トラストスケ−ル装置62により各画素毎にコントラス
トスケ−ル変換を行い、CT画像を作成し、これをCT
画像メモリ64に記憶する。
【0057】図4のステップ#34の詳細は図8に示し
たフローチャートと同様であるが、ステップ#286:
RPV←RPV+DW×FBPVを次のように変更する
点のみが異なる。 RPV=RPV−DW×FBPV …(45)
【0058】第(m−1)番目のFB画像(m−1)F
BIを再構成する図4のステップ#36の詳細なフロー
チャートを図9に示す。図示していないが、先ず、mが
減る方向に連続するスライス位置の画像再構成であると
いう情報、一次補間の傾斜DW、FB画像のバックプロ
ジェクションに必要な定数を発生するために必要な値、
およびコンボリューション関数、その他の必要な情報を
CPU56から補間回路44,CONV回路46、BP
回路48に転送し、記憶させる。なお、既に再構成演算
装置に記憶されている情報は転送する必要がない。
【0059】ステップ#362でCPU42は生データ
記憶装置40から第(m+358)投影データ、第(m
−2)投影データ、第(m+718)投影データの3個
の投影像を読出し、補間(差分)回路44に供給する。
ここで、各投影像データをPC1,PC2,PC3とす
る。
【0060】ステップ#364で補間回路44は2×P
C1−PC3を演算し、演算結果をSBPCAとして記
憶する。ステップ#366で補間回路44はSBPCA
−PC2を演算し、演算結果をSBPCBとし、CON
V回路46に転送する。ステップ#368でCONV回
路46は差分結果SBPCBをコンボリューション演算
関数によりコンボリューション演算する。コンボルーシ
ョン演算は公知の手法を適宜用いることができる。コン
ボルーション結果をSBPCVとする。ステップ#37
0でBP回路48はSBPCVをバックプロジェクショ
ンし、FB画像メモリ50内のFB画像に加算する。バ
ックプロジェクションは公知の手法を適宜用いることが
できる。なお、FB画像のバックプロジェクションに必
要な定数はCPU56の制御の下で定数設定部58によ
り作成され、BP回路48に転送される。
【0061】なお、ステップ#368,ステップ#37
0の1部または全部を多重化して、別々の回路、プリン
ト基板、あるい別々の装置により実施するようにしても
よい。
【0062】以上説明したように、第1実施例によれ
ば、1つのスライス位置の断層像は2回転分の投影デー
タを補間処理して通常の再構成処理により求め、それに
隣接するスライス位置の断層像は両スライス位置の投影
データの差のみを再構成処理し、係数を乗じ合成するこ
とにより求めている。このため、各スライス位置毎に3
60°の投影データの補間、再構成を行なわずに済むの
で、ヘリカルスキャンにおける連続したスライス位置の
画像を高速に求めることができ、マウス等を用いて隣接
スライス位置を連続的に変えていけば、各スライス位置
の画像を連続して表示でき、体内を連続的に観察でき
る。
【0063】以下、本発明の他の実施例を説明する。他
の実施例は装置構成は第1実施例と同様であるので、そ
の説明は省略し、動作のみを説明する。また、動作にお
いても、第1実施例と同一部分は説明を省略する。
【0064】第1実施例では隣接画像を順次再構成し、
それを順次表示しているが、表示は複数スライス位置毎
に行なってもよい。これを行なう第2実施例を次に説明
する。図10はそのフローチャートである。ステップ#
10から第mFB画像を再構成するステップ#16まで
は第1実施例と同様であるので、図示省略する。ステッ
プ#50で表示スライス間隔n(n≧1)を指定する。
【0065】ステップ#22でmが増える方向が指示さ
れた場合は、ステップ#52でi=0とされ、第1実施
例と同様にステップ#24,#28が実行される。次
に、ステップ#54でi←i+1とされ、ステップ#3
0でm←m+1とされ、ステップ#56でi<nか否か
判定される。i<nの場合はステップ#24に戻り、i
<nでない場合はステップ#32で第(m+1)番目の
CT画像を表示し、ステップ#20に戻る。
【0066】ステップ#22でmが減る方向が指示され
た場合は、ステップ#58でi=0とされ、第1実施例
と同様にステップ#34,#36が実行される。次に、
ステップ#60でi←i+1とされ、ステップ#40で
m←m−1とされ、ステップ#62でi<nか否か判定
される。i<nの場合は、ステップ#34に戻り、i<
nでない場合は、ステップ#42で第(m−1)番目の
CT画像を表示し、ステップ#20に戻る。
【0067】第1、第2実施例では表示の有無に関わら
ず各スライス位置毎に断層像を求めていたが、次に、複
数スライス位置毎に断層像を求める第3実施例を説明す
る。この実施例は第1、第2実施例に対して適応可能で
あるが、ここでは、第2実施例に適応した実施例を図1
1に示したフローチャートを参照して説明する。スライ
ス位置の変化方向を判断するステップ#22までは図1
0と同一である。ステップ#22でmが増える方向が指
示された場合はステップ#64に進み、mが減る方向が
指示された場合はステップ#83に進む。
【0068】スライス位置を昇順に変化させる場合、ス
テップ#64でi=1とされ、ステップ#65で(3
3)式により第(m+1)FB画像を再構成する。ステ
ップ#67で第(m+1)FB画像をレジスタSIGF
Bに格納する。ステップ#69でm←m+1とされ、ス
テップ#70でn=1か否か判定する。nは図10に示
すステップ#50で初期設定されている。
【0069】n=1ならばステップ#80に進む。n=
1でない場合は、ステップ#71で(33)式により第
(m+1)FB画像を再構成する。ステップ#73でレ
ジスタSIGFBのデータに第(m+1)FB画像を加
算したものをレジスタSIGFBに新たに格納する。ス
テップ#76でm←m+1とし、ステップ#77でi←
i+1とし、ステップ#78でi<nか否か判定する。
【0070】i<nの場合はステップ#71に戻り、i
<nでない場合は、ステップ#80で次に表示する画像
(第m画像)mIを次式に従って求める。ここで、(m
−n)Iは現在表示している画像である。 mI=(m−n)I+DW×SIGFB …(46)
【0071】ステップ#82でmIをコントラストスケ
ール変換して得られたCT画像を表示し、ステップ#2
0(連続スライスの再構成・表示の指示の有無の判別:
図4)に戻る。
【0072】ステップ#22で降順が指示された場合
は、ステップ#83でi=1とされ、ステップ#84で
第mFB画像をレジスタSIGFBに格納する。ステッ
プ#86で(34)式により第(m−1)FB画像を再
構成する。ステップ#88でm←m−1とし、ステップ
#89でn=1か否か判定する。
【0073】n=1の場合はステップ#97に進み、n
=1でない場合はステップ#90でレジスタSIGFB
のデータに第mFB画像を加算したものをレジスタSI
GFBに新たに格納する。ステップ#92で(34)式
により第(m−1)FB画像を再構成する。ステップ#
94でm←m−1とし、ステップ#95でi←i+1と
し、ステップ#96でi<nか否か判定する。
【0074】i<nの場合はステップ#90に戻り、i
<nでない場合はステップ#97で次に表示する画像
(第m画像)mIを次式により求める。ここで、(m+
n)Iは現在表示している画像である。 mI=(m+n)I−DW×SIGFB …(47) ステップ#98で第m画像をコントラストスケール変換
して得られたCT画像を表示し、ステップ#20に戻
る。次に、(46)式を証明する。(35)式において
m←m+n−1とすると次のように(46)式が得られ
る。 同様に、(47)式は(37)式においてm←m−n+
1とおいて同様に展開すれば求められる。
【0075】なお、上述した実施例においてはスイッチ
によりスライス位置を前後方向に順次可変したが、マウ
ス、トラックボ−ルなどのポインタに連動して所望のス
ライス位置を指定してもよい。この場合は、各実施例の
ステップ#20,#22の代わりに、マウス等のポイン
タからの信号を読み込み、信号に変化がなければステッ
プ#20に戻り、変化がある場合は変化量に一定の係数
を乗じて変化すべきスライス数nを求める。n>0の場
合は手前方向の処理を、n<0の場合は後ろ方向の処理
を実行する。
【0076】上の説明ではスライス位置をマウス、トラ
ックボ−ルなどのポインタに連動して変化させたが、こ
れをさらに変形した第4実施例を説明する。通常、X線
CT装置の表示装置では、スライス位置の決定のため
に、スキャノグラム(X線管を回転しないで、寝台だけ
を移動させてスキャンした投影像)を表示し、スキャノ
グラム上に縦線ROIカーソルを重ねて表示し、マウス
等でROIカーソルの表示位置を動かすことが行われて
いる。第4実施例はこのスキャノグラム上の縦線ROI
の位置に再構成スライスを合わせる。図12はそのフロ
ーチャートである。
【0077】ステップ#101でスキャノグラムをスキ
ャンし、ステップ#102でヘリカルスキャンを行い、
投影デ−タを収集する。ステップ#103で画像表示装
置の一部にスキャノグラムを表示する。ステップ#10
4でスキャノグラム上に縦線ROIカーソルを重畳して
表示する。ステップ#105で縦線ROIカーソルの位
置RPを記憶し、ステップ#106でカーソル位置RP
に相当する画像番号mを求める。
【0078】ステップ#107で(19)式により現在
の画像(第m画像)を再構成し、そのCT画像を表示す
る。ステップ#108で(23)式により現在のFB画
像(第mFB画像)を再構成する。ステップ#110で
マウス等を用いてスキャノグラム上の縦線ROIカーソ
ルの表示位置を移動させる。
【0079】ステップ#111でカーソル位置RPを更
新するとともに、この変化量を求め、変化量に一定の係
数を乗じて変化スライス数nを求める。ステップ#11
2でn>0か否か判定する。n>0の場合は前述の実施
例のステップ#22(図4)で昇順が指示された場合と
同様にステップ#24、またはステップ#52(図1
0)を実行し、n>0でない場合は前述の実施例のステ
ップ#22で降順が指示された場合と同様にステップ#
34(図4)、またはステップ#58(図10)を実行
する。なお、ヘリカルスキャンを位置決め用のプリスキ
ャンとして使用し、この実施例の機能をスキャノグラム
上でのスキャン計画に使用してもよい。また、上述の実
施例では再構成された画像を記憶していないが、指定し
た画像を必要に応じて画像記憶装置に記憶するようにし
てもよい。さらに、指定した画像のスライス位置の画像
を必要に応じて別の方法、例えば、リフレクションデ−
タを用いて、再構成、表示、記憶するようにしてもよ
い。
【0080】次に、第5実施例を説明する。第5実施例
は、複数のアキシャル画像について、1枚の画像につい
てはその一部だけを再構成し、この画像からコロナル、
サジタル、オブリ−ク画像を作成して(Multi-planar re
construction) 表示するようにしたものである。従来の
MPR表示においては、アキシャル画像の間隔がアキシ
ャル画像の画素に比較して大きいので、MPR画像の縦
軸(横軸)に段差が見える問題点があった。しかし、本
実施例ではアキシャル画像の間隔を短くできるので、段
差の無いMPR画像が再構成できる。図14は、コロナ
ル画像を再構成する場合の第5実施例のフローチャート
である。サジタル、オブリ−ク画像についても線カーソ
ルの向きを変更することにより同様に実施できる。
【0081】ステップ#116で上述の実施例のいずれ
かにより適当なアキシャル画像を表示する。ステップ#
117でコロナル画像を作成するために、再構成するア
キシャル画像のスライス間隔nを指定する。ステップ#
118でアキシャル表示画像上の再構成したいコロナル
画像の位置に横線ROIカーソルを表示する。ステップ
#119でm=1とする。以下の動作では、バックプロ
ジェクション、および画像の記憶はこの横線ROIカー
ソルが表示されている1ラインの画素のみについて実行
する。
【0082】ステップ#120で(19)式により画像
(第1画像)を再構成し、記憶する。ステップ#121
で(23)式によりFB画像(第1FB画像)を再構成
する。ステップ#123で(m+n)が撮影された最大
スライス番号以上か否かを判定する。
【0083】(m+n)が撮影された最大スライス番号
以上でない場合は、ステップ#123において図11に
示す第3実施例のステップ#64〜#80により第(m
+n)画像を再構成し、記憶して、ステップ#122に
戻る。ただし、この場合も、横線ROIカーソルの1ラ
インの画素のみについて再構成する。
【0084】ステップ#122でm+nが撮影された最
大スライス番号以上であると判定されると、ステップ#
124でこれまでに記憶されている画像から公知の方法
によりコロナル画像を再構成し、表示する。
【0085】なお、第5実施例はMPR画像を1枚作成
する方式であるが、アキシャル画像(線ROIカーソル
を含む)とMPR画像を同時に表示し、線ROIカーソ
ルをマウスで移動し、その線ROIカーソルの位置に合
わせてMPR画像を再構成し、表示するようにしてもよ
い。このようにすれば、MPR画像を連続して観察でき
る。
【0086】次に、複数のアキシャル画像を再構成し、
これらの画像から3次元表示画像(表面表示など)を作
成して表示する第6実施例を説明する。従来の3次元表
示画像は、アキシャル画像の間隔が、アキシャル画像の
画素に比較して大きいので、スライス厚方向に段差が見
える問題点があった。本実施例によればアキシャル画像
の間隔を短くできるので、段差の無い3次元表示画像が
再構成できる。(m+n)画像を再構成するステップ#
116〜#124は第5実施例と同様に行なわれる。し
かし、ステップ#120,#121,#123の再構成
は全部の画像について行なわれる。そのため、図13に
示すフローチャートにおいて、ステップ#124でコロ
ナル画像の再構成の代わりに記憶画像から公知の方法に
より3次元表示画像を作成し、表示すればよい。
【0087】なお、上述した実施例では、スライスと投
影像が同一の位置にある場合であるが、位置がずれてい
る場合でも、数式を変形することにより、本発明を実施
することができる。
【0088】さらに、スライス位置の間隔が、投影位置
の間隔の整数倍でない場合でも、同様に数式を変形する
ことにより、本発明を実施することができる。そのた
め、第5実施例、およびその変形例である第6実施例に
おいて、スライス位置の間隔をアキシャル画像の画素の
ピッチに合わせることが可能である。本発明は上述した
実施例に限定されず、種々変形して実施可能である。
【0089】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像を短時間に生成することができるので、ヘリカルス
キャンにより得られた画像をほぼリアルタイムに観察で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるX線CT装置の第1実施例の概略
構成を示す図。
【図2】図1の再構成回路の詳細なブロック図。
【図3】第1実施例において収集される投影データを用
いてヘリカルスキャンを説明する図。
【図4】第1実施例の動作を示すフローチャート。
【図5】図4の第m画像の再構成ステップの詳細を示す
フローチャート。
【図6】図4の第mFB画像の再構成ステップの詳細を
示すフローチャート。
【図7】図4の第(m+1)FB画像の再構成ステップ
の詳細を示すフローチャート。
【図8】図4の第(m+1)画像の再構成ステップの詳
細を示すフローチャート。
【図9】図4の第(m−1)FB画像の再構成ステップ
の詳細を示すフローチャート。
【図10】CT画像の表示はnスライス毎に行なう本発
明の第2実施例の動作を示すフローチャート。
【図11】CT画像の再構成、表示をnスライス毎に行
なう本発明の第3実施例の動作を示すフローチャート。
【図12】スキャノグラム上の縦線ROIカーソルの位
置を再構成するスライス位置とする本発明の第4実施例
の動作を示すフローチャート。
【図13】MPR画像を表示する本発明の第5実施例の
動作を示すフローチャート。
【図14】従来のX線CT装置の画像再構成演算に関す
る処理回路の概略ブロック図。
【符号の説明】
20…X線管、24…検出器、26…前処理回路、28
…再構成回路、30…表示装置、32…入力装置、40
…生データ記憶装置、44…補間回路、46…コンボリ
ューション回路、48…バックプロジェクション回路、
50…FB画像メモリ、54…再構成メモリ、60…画
像合成回路、62…コントラストスケール回路、64…
CT画像メモリ。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリカルスキャンにより投影データを収
    集するX線コンピュータ断層像撮影装置において、 第1スライス位置の前後の所定の投影角度分の第1の投
    影データ群を補間して前記第1のスライス位置の投影デ
    ータを取得して、取得された第1スライス位置の投影デ
    ータに対して再構成演算を行い、該第1スライス位置の
    断層像を求める手段と、 前記第1の投影データ群の中から前記第1スライス位置
    に隣接する第2スライス位置の断層像を再構成するのに
    必要な第2の投影データ群と共通でない第1の投影デー
    タ部分を抽出する手段と、 前記第2の投影データ群の中から前記第1の投影データ
    部分と同一の投影角度の第2の投影データ部分を抽出す
    る手段と、 前記第1の投影データ部分、前記第2の投影データ部分
    に対して補間しないで再構成演算を行いそれぞれ第1サ
    ブ画像、第2サブ画像を取得し、当該第1サブ画像、第
    2サブ画像及び前記第1スライス位置の断層像とを合成
    して前記第2スライス位置の断層像を得る手段とを備え
    たことを特徴とするX線コンピュータ断層像撮影装置。
  2. 【請求項2】 ヘリカルスキャンにより投影データを収
    集するX線コンピュータ断層像撮影装置において、 第1スライス位置の前360゜分、後360゜分の投影
    データに対して補間してから所定の再構成演算を行い、
    該第1スライス位置の断層像を求める手段と、 前記第1スライス位置より時間的に後に撮影される第2
    のスライス位置より時間的に前に収集された360°の
    投影データを補間しないで画像再構成した第2スライス
    位置の前画像、前記第2スライス位置より時間的に後に
    収集された360°の投影データを補間しないで画像再
    構成した第2スライス位置の後画像を求める手段と、 前記前画像と前記後画像を差分処理した結果に所定の係
    数を掛けた画像を、前記第1スライス位置の画像に加え
    ることにより、前記第2スライス位置の断層像を求める
    手段と、を備えたことを特徴とするX線コンピュータ断
    層撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記第1スライス位置の前360゜分、
    後360゜分の投影データに対してそれぞれ補間しない
    で再構成演算を行い、前記第1スライス位置の前画像、
    前記第1スライス位置の後画像を求める手段と前記第1
    スライス位置の前画像と前記第1スライス位置の後画像
    とを差分処理した結果に所定の係数を掛けた画像を、前
    記第1スライス位置の断層像から差し引くことにより、
    前記第1スライス位置に隣接し、第1スライス位置より
    も時間的に前に撮影された第3スライス位置の断層像を
    求める手段とをさらに具備することを特徴とする請求項
    2に記載のX線コンピュータ断層像撮影装置。
  4. 【請求項4】 ヘリカルスキャンにより投影データを収
    集するX線コンピュータ断層像撮影装置において、 前記投影データに対して補間処理を施して得られた投影
    データを用いて、第1の画像を再構成する手段と、 前記投影データに対して補間処理を施さないで第2の画
    像を再構成する手段と、 前記第1の画像及び前記第2の画像を用いて、所定スラ
    イス位置の断層像を再構成する手段と、 を具備したことを特徴とするX線コンピュータ断層撮影
    装置。
  5. 【請求項5】 ヘリカルスキャンにより投影データを収
    集するX線コンピュータ断層像撮影装置において、 前記投影データに対して補間処理を施さないで所定投影
    角度毎にコンボリューション及びバックプロジェクショ
    ンを行い、スライス位置が連続した画像を次々と再構成
    する手段を具備したことを特徴とするX線コンピュータ
    断層撮影装置。
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