JP3319322B2 - オゾン水製造装置 - Google Patents
オゾン水製造装置Info
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Description
場の壁や床、あるいは食品物流機器の殺菌消毒ないしは
悪臭除去に使用するオゾン水の製造装置に関するもので
ある。
置としては、例えば図10に示すようなものがある。す
なわち上記オゾン水製造装置は、オゾン水を貯留する一
方で、原水に溶解されなかった余剰オゾンを分離する気
液分離器1と、該気液分離器1の上部にエジェクタ2を
介して接続配管した原水供給管路3と、エジェクタ2に
接続したオゾン発生器4と、上記気液分離器1の下部に
給水弁5を介して接続配管したオゾン水供給管路6と、
気液分離器1の上部に接続した余剰オゾン分解器7とか
らなっている。なお、図中8は原水の給水弁である。
水の給水弁8が開いた状態で、オゾン水供給管路6の給
水弁5を開くと、原水供給管路3を通じ、加圧された原
水がエジェクタ2を介して気液分離器1に流入する。こ
の際、オゾン発生器4にて生成されたオゾンがエジェク
タ2に吸引され、エジェクタ2及びその下流の原水供給
管路3内にて原水中にオゾンが溶解されてオゾン水が生
成される。生成されたオゾン水は気液分離器1内に貯留
されるとともに、オゾン水供給管路6より外部に供給さ
れる。一方、気液分離器1内において、原水に溶解され
ずオゾン水中に気泡状態で混在する未溶解オゾン9は余
剰オゾンとして分離され、余剰オゾン分解器7により酸
素に還元されて外部に排出される。
ものは、原水供給管路3から気液分離器1に勢いよく流
入するオゾン水が、流入口に対面する気液分離器1の内
壁に当たり、四方に分流する。原水供給管路3から気液
分離器1に流入するオゾン水中には、未溶解オゾン9が
気泡状態で混在している。このため、下方へ分流したオ
ゾン水中の未溶解オゾン9の一部は、気液分離されずに
気液分離器1の下部に接続したオゾン水供給管路6に引
き込まれ、オゾン水供給管路6よりオゾン水とともに外
部に排出される。すなわち、未溶解オゾン9を気液分離
器1で充分に気液分離できないという問題があった。
めになされたものであり、オゾン水中に気泡状態で混在
する未溶解オゾンを確実に気液分離するとともに、オゾ
ンの溶解効率が向上し、高濃度のオゾン水が得られるオ
ゾン水製造装置を提供することを目的とする。
に、本発明のオゾン水製造装置は、オゾン水を貯留する
一方で、原水に溶解されなかった余剰オゾンを分離する
気液分離器1と、該気液分離器1の上部にエジェクタ2
を介して接続配管した原水供給管路3と、エジェクタ2
に接続したオゾン発生器4と、気液分離器1の下部に接
続配管したオゾン水供給管路6とからなるオゾン水製造
装置であって、気液分離器1を断面円形に形成したオゾ
ン水貯留室11と、該オゾン水貯留室11の中心部上方
に連通孔12を介して連通するフロート室13と、フロ
ート室13内に配設され、常時はフロート室13を閉
じ、フロート室13内への一定量の余剰オゾンの蓄積に
より開いて余剰オゾンを大気側へ排出するフロート弁1
4とで構成したオゾン水製造装置において、上記オゾン
水貯留室11の上記原水供給管路3との接続口15をオ
ゾン水貯留室11の内壁11aの接線方向に配設すると
ともに、オゾン水貯留室11の連通孔12周縁に上記接
続口15と略同一高さの円筒壁16を形成し、さらに、
該円筒壁16の外周、もしくはオゾン水貯留室11の天
井壁11b下面、あるいは天井壁11bと円筒壁16間
に複数の攪拌板17,18,19を円筒 壁16を中心と
して放射状に設けたことを特徴とする。攪拌板17,1
8,19は、攪拌効果を高めるために、先端を鋸刃状に
形成したり、孔を設けてもよい。
えて、円筒壁16とオゾン水貯留室11の内壁11b間
に複数の網体20を放射状に設けることもできる。
によれば、原水供給管路3からオゾン水貯留室11に流
入するオゾン水は、オゾン水貯留室11の内壁11aに
対して接線方向に流入され、旋回流による遠心分離作用
によりオゾン水中に気泡状態で混在する未溶解オゾン9
が浮上しつつ余剰オゾンとして確実に分離される。分離
された余剰オゾンは、オゾン水貯留室11の中心部上方
に集まり、連通孔12からフロート室13内に流入す
る。
周縁に形成した円筒壁16は、オゾン水貯留室11の上
部に余剰オゾンを溜める。したがってここへ原水供給管
路3からオゾン水が流入すると、余剰オゾンとオゾン水
が混合されてオゾンの溶解効率が向上し、高濃度のオゾ
ン水が得られる。
の天井壁11b下面、あるいはこれら天井壁11bと円
筒壁16間に攪拌板17,18,19を設けると、オゾ
ン水貯留室11の上部に溜まる余剰オゾンと原水供給管
路3から流入するオゾン水が攪拌されて、より高濃度の
オゾン水が得られる。
て、オゾン水貯留室11の内壁11aと円筒壁16間に
網体20を設けても同様の作用効果が得られる。すなわ
ち、原水供給管路3から流入するオゾン水が網体20を
通過する際に細分化されることにより、余剰オゾンと混
合されてより高濃度のオゾン水が得られる。
ン水製造装置の概略構成を図1ないし図3に基づいて説
明する。オゾン水を貯留する一方で、原水に溶解されな
かった余剰オゾンを分離する気液分離器1は、断面円形
に形成したオゾン水貯留室11と、該オゾン水貯留室1
1の中心部上方に連通孔12を介して連通するフロート
室13と、フロート室13内に配設され、常時はフロー
ト室13を閉じ、フロート室13内への一定量の余剰オ
ゾンの蓄積により開いて余剰オゾンを大気側へ排出する
フロート弁14とで構成されている。上記オゾン水貯留
室11には、上部にエジェクタ2を介して原水供給管路
3が、また下部にオゾン水供給管路6がそれぞれ接続配
管されている。オゾン水貯留室11の原水供給管路3と
の接続口15は、図2に示すようにオゾン水貯留室11
の内壁11aの接線方向に配設されている。エジェクタ
2にはオゾン発生器4が接続されている。また、上記フ
ロート室13には、フロート弁14を介して余剰オゾン
分解器7が接続されている。
タ2により原水にオゾンを溶解させてオゾン水を生成す
るもので、原水供給管路3からオゾン水貯留室11に流
入するオゾン水は、オゾン水貯留室11の内壁11aに
対して接線方向に流入する。このため、旋回流による遠
心分離作用によりオゾン水中に気泡状態で混在する未溶
解オゾン9が浮上しつつ余剰オゾンとしてオゾン水貯留
室11の中心部上方に分離集中する(図3)。オゾン水
貯留室11の中心部上方に分離集中した余剰オゾンは、
連通孔12からフロート室13内へ流入する。フロート
室13への一定量の余剰オゾンの蓄積によりフロート弁
14が開いて、余剰オゾンがフロート室13から排出さ
れる。排出された余剰オゾンは、余剰オゾン分解器7に
より酸素に還元されて大気中に放出される。
の連通孔12の周縁に円筒壁16を形成するとともに、
原水供給管路3との接続口15を円筒壁16と略同一高
さに設定したものである。
ン水貯留室11の天井壁11bから円筒壁16の下端ま
での空間に余剰オゾンが溜まるので、ここへ原水供給管
路3からオゾン水が流入することにより、余剰オゾンが
オゾン水と混合されてオゾンの溶解効率が向上し、前述
のものよりも高濃度のオゾン水が得られる。
態を示すもので、図5は、図4において円筒壁16の外
周に複数の攪拌板17を放射状に設けたもの、図6は、
同じく図4においてオゾン水貯留室11の天井壁11b
下面に、複数の攪拌板18を円筒壁16を中心として放
射状に設けたもの、図7は、同じく図4においてオゾン
水貯留室11の天井壁11bと円筒壁16間に複数の攪
拌板19を放射状に、かつ傾斜させて設けたものであ
る。
1の上部に溜まる余剰オゾンと原水供給管路3から流入
するオゾン水が攪拌されて、より高濃度のオゾン水が得
られる。上記攪拌板17、18、19は攪拌効果を高め
るため、図8(A)に示すように先端を鋸刃状に形成し
たり、あるいは図8(B)に示すように孔を設けたもの
であってもよい。
の内壁11aと円筒壁16間に複数の網体20を放射状
に設けたものである。本実施形態では、原水供給管路3
から流入するオゾン水が網体20を通過する際に細分化
されることにより、オゾン水貯留室11の上部に溜まる
余剰オゾンと混合されて、より高濃度のオゾン水が得ら
れる。
で混在する未溶解オゾンを確実に気液分離できるととも
に、オゾンの溶解効率が向上し、高濃度のオゾン水を製
造できる効果がある。
図である。
円筒壁を形成した図3に対応する断面図、図4(B)
は、図4(A)のC−C線に沿う断面図である。
する断面図、図5(B)は、図5(A)のD−D線に沿
う断面図である。
ある。
例を示す要部断面図である。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 オゾン水を貯留する一方で、原水に溶解
されなかった余剰オゾンを分離する気液分離器と、該気
液分離器の上部にエジェクタを介して接続配管した原水
供給管路と、エジェクタに接続したオゾン発生器と、気
液分離器の下部に接続配管したオゾン水供給管路とから
なるオゾン水製造装置であって、気液分離器を断面円形
に形成したオゾン水貯留室と、該オゾン水貯留室の中心
部上方に連通孔を介して連通するフロート室と、フロー
ト室内に配設され、常時はフロート室を閉じ、フロート
室内への一定量の余剰オゾンの蓄積により開いて余剰オ
ゾンを大気側へ排出するフロート弁とで構成したオゾン
水製造装置において、 上記オゾン水貯留室の上記原水供給管路との接続口をオ
ゾン水貯留室の内壁の接線方向に配設するとともに、オ
ゾン水貯留室の連通孔周縁に上記接続口と略同一高さの
円筒壁を形成し、さらに、該円筒壁の外周、もしくはオ
ゾン水貯留室の天井壁下面、あるいは天井壁と円筒壁間
に複数の攪拌板を円筒壁を中心として放射状に設けたこ
とを特徴とするオゾン水製造装置。 - 【請求項2】 攪拌板の先端を鋸刃状に形成した請求項
1記載のオゾン水製造装置。 - 【請求項3】 攪拌板に孔を設けた請求項1記載のオゾ
ン水製造装置。 - 【請求項4】 オゾン水を貯留する一方で、原水に溶解
されなかった余剰オゾンを分離する気液分離器と、該気
液分離器の上部にエジェクタを介して接続配管した原水
供給管路と、エジェクタに接続したオゾン発生器と、気
液分離器の下部に接続配管したオゾン水供給管路とから
なるオゾン水製造装置であって、気液分離器を断面円形
に形成したオゾン水貯留室と、該オゾン水貯留室の中心
部上方に連通孔を介して連通するフロート室と、フロー
ト室内に配設され、常時はフロート室を閉じ、フロート
室内への一定量の余剰オゾンの蓄積により開いて余剰オ
ゾンを大気側へ排出するフロート弁とで構成したオゾン
水製造装置において、 上記オゾン水貯留室の上記原水供給管路との接続口をオ
ゾン水貯留室の内壁の接線方向に配設するとともに、オ
ゾン水貯留室の連通孔周縁に上記接続口と略同 一高さの
円筒壁を形成し、さらに、該円筒壁とオゾン水貯留室の
内壁間に複数の網体を放射状に設けたことを特徴とする
オゾン水製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04955497A JP3319322B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | オゾン水製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04955497A JP3319322B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | オゾン水製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10202247A JPH10202247A (ja) | 1998-08-04 |
JP3319322B2 true JP3319322B2 (ja) | 2002-08-26 |
Family
ID=12834428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04955497A Expired - Lifetime JP3319322B2 (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | オゾン水製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3319322B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102560524A (zh) * | 2012-03-06 | 2012-07-11 | 中国船舶重工集团公司第七一八研究所 | 一种无外溢气液分离器 |
JP5424225B2 (ja) * | 2012-04-03 | 2014-02-26 | アメミヤ機器株式会社 | オゾン水生成装置 |
JP7260429B2 (ja) | 2019-07-19 | 2023-04-18 | 株式会社荏原製作所 | ガス溶解液製造装置 |
-
1997
- 1997-01-27 JP JP04955497A patent/JP3319322B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10202247A (ja) | 1998-08-04 |
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