JP3318861B2 - 樹脂吐出装置用ノズル分配器 - Google Patents

樹脂吐出装置用ノズル分配器

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JP3318861B2
JP3318861B2 JP13477297A JP13477297A JP3318861B2 JP 3318861 B2 JP3318861 B2 JP 3318861B2 JP 13477297 A JP13477297 A JP 13477297A JP 13477297 A JP13477297 A JP 13477297A JP 3318861 B2 JP3318861 B2 JP 3318861B2
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nozzle
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JP13477297A
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Inventor
正法 久保田
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日本ネ−ムプレ−ト工業株式会社
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として自動車部
品,電子部品等に使用するプラスチック粘稠液鋳込み装
置等に使用される樹脂吐出装置用ノズル分配器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】硬化性プラスチック粘稠液をキャスティ
ング又はポッティングすることによって透明樹脂エンブ
レムや電子部品のブラックボックスを製造する方法及び
その装置は、例えば特公昭57−52240号公報に開
示されている。
【0003】この公知製造方法を図11に基づいて説明
する。硬化性プラスチックのA液(主剤)とB液(硬化
剤)を鋳込みヘッドaで混合し、粘稠液とする。この鋳
込みヘッドaの下には、基層体が置かれており、予め定
められた量の粘稠液が鋳込まれるようになっている。
【0004】すなわち、従来の製造方法は、鋳込みヘッ
ドaの粘稠液吐出口であるノズル1本に対し、基層体1
個で粘稠液を吐出させ、透明樹脂エンブレム等を製造し
ていた。
【0005】しかし、このような製造方法であると、製
品の需要の増大に対応して製造装置の生産性を向上させ
るには、図11に示した製造装置を新たに増設しなけれ
ばならなかった。
【0006】本出願人は、このような問題点に鑑み、新
たに製造ラインを増設することなく、製造装置の生産性
を格段に向上させるプラスチック粘稠液鋳込み装置用ノ
ズル分配器を開示している(特許第2532175号公
報)。
【0007】上記ノズル分配器の構成は、図12及び図
13に示すように正多角柱の分配器本体bと、該分配器
本体bの上面中央に螺合されたニップルカプラcと、各
側面に螺合されたジョイントeと、内部に円筒中空の液
部屋dを有し、前記ニップルカプラcの管路が前記液部
屋dを介し、各ジョイントeと連通することを特徴とす
る。
【0008】そして、上記ノズル分配器は、ニップルカ
プラc(ホ−スとの接続部)、分配器本体b、ジョイン
トe、分配ノズルf(ノズルホ−ス)の構成部品を結合
させる際に、各部品の結合部分には、エア−漏れ防止や
液漏れ防止の為、シ−ルテ−プやシリコン等によるシ−
ルを実施しなければ、吐出した液の中に気泡が舞い込ん
だり吐出量のバラツキが発生しやすいという問題点があ
った。
【0009】分配器の製作に於いても材質をSUS(ス
テンレス)等の耐腐食性の高い材質を使用しないと、樹
脂吐出加工後の洗浄剤により、液部屋内や各構成部品の
結合部分から腐食が始まり、吐出液の中に舞い込んだり
するので、分配器の製作はオ−ダ−メイドとせざるを得
ず、材料費、加工費もかなり高額になってしまうという
問題があった。
【0010】さらに現在の洗浄剤のほとんどは、現在、
社会問題にもなっている環境汚染物質(例えばジクロロ
メタンやトリクレン等)を使用し、上記ノズル分配器や
鋳込み装置に滞留した粘稠液の洗浄等に使用している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
技術の問題点に鑑み、ニップルカプラ、分配器本体、ジ
ョイント、ノズルホ−ス等の各部品の結合部分にシ−ル
テ−プを巻かなくても、エア漏れや液漏れが無く、気泡
が舞い込んだりすることがなく、しかも耐溶剤性、耐腐
食性に優れたノズル分配器を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】分配器本体と、分配器本
体の上面中央に形成された雄ねじ部を有するホ−ス接続
部と、分配器本体及びホ−ス接続部に挿着された複数の
ノズルホ−スから構成される樹脂吐出装置用ノズル分配
器であって、前記ノズルホ−スは別に成形したものを複
数本束ねて充填材によりホ−ス間を密着させたものをイ
ンサ−ト成形により分配器本体及びホ−ス接続部に挿着
したことを特徴とする。そして、好ましくは、上記分配
器本体の下端内周に内向き凸部を形成するとよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。図1〜図3に示される実施の形態では、
分配器本体1、ホ−ス接続部2及びノズルホ−ス3が樹
脂により一体に成形されている。樹脂の材質は、加工
性、非接着性、非腐食性、耐溶剤性を考慮し、テフロン
やPP(ポリプロピレン)、ナイロン等を使用するのが望
ましい。
【0014】図1の例は、硬化性プラスチック粘稠液を
4つに分配しようとするものであり、分配器本体1の外
形は正四角柱としてあるが、円対称であればよい。一般
に粘稠液をN個に分配したい場合は、分配器本体の外形
を正N角柱とすればよいが、円対称であればよい。
【0015】分配器本体1の上面中央には雄ねじ部2a
を有するホ−ス接続部2が形成されている。また分配器
本体1の4つの側面には、4本のノズルホ−ス3が放射
状に形成される。ノズルホ−ス3の付け根にはR形状又
はC面形状にて補強部3aが形成される。これは、図4
に示す使用状態図のようにノズルホ−ス3を曲げた時に
付け根にかかる負担を少なくして、ノズルホ−ス3が折
れにくくするためである。
【0016】分配器本体1の内部は円筒中空部1aが形
成され、ホ−ス接続部2aは、この円筒中空部1aを介
して各ノズルホ−ス3と連通している。使用時は、ホ−
ス接続部2には鋳込みヘッドaとつながるホ−ス5がね
じ込まれ、ナット5a,5bにより連結される。また各
ノズルホ−ス3は折り曲げられてノズルホ−ス立て4に
セットされる(図4)。
【0017】図1の例では、分配器本体1、ホ−ス接続
部2、及びノズルホ−ス3が樹脂により一体に成形され
た1ピ−スタイプのノズル分配器を説明した。図5の例
は、分配器本体21及びホ−ス接続部22とは別に樹脂
成形したノズルホ−ス23を分配器本体21の側面に螺
着させる2ピ−スタイプのノズル分配器である。2ピ−
スタイプのノズル分配器は、ノズルホ−スの長さが長い
場合、加工条件が悪くなり、また金型費用が割高になる
ので、2ピ−スにすることにより精度を要求する部品を
製造できるメリットがある。
【0018】図5〜図7に示す例も、硬化性プラスチッ
ク粘稠液を4つに分配しようとするものであり、分配器
本体21の外形は正四角柱としてあるが、円対称であれ
ばよい。分配器本体21の上面中央には雄ねじ部22a
を有するホ−ス接続部22が形成されている。また分配
器本体21の4つの側面には、雌ねじ穴21bが形成さ
れている。
【0019】他方、ノズルホ−ス23は分配器本体21
と別体に樹脂成形され、一端に雄ねじ部23aと頭部2
3bが形成されている。ノズルホ−ス23は図6及び図
7に示すように頭部23bを回して分配器本体21の雌
ねじ穴21bに雄ねじ部21aをねじ込んで螺着する。
【0020】分配器本体21の内部は円筒中空部21a
が形成され、ホ−ス接続部22は、この円筒中空部21
a及び雌ねじ穴21bを介してノズルホ−ス23と連通
している。ノズルホ−ス23は使用時には折り曲げられ
てノズルホ−ス立てにセットされることは図1の例と同
様である。
【0021】図8に示される実施の形態では、ノズルホ
−ス33を予め押し出し成形等で製造し、そのノズルホ
−ス33をシ−ル材やホットメルト接着剤等の充填材3
4によりホ−スとホ−スの間を密着させて液漏れの防止
を図り、必要本数を束ねたものをインサ−ト成形により
分配器本体31及びホ−ス接続部32に挿着する。図8
の例では分配器本体31は、充填材34により7本のノ
ズルホ−ス33の上方部分が充填材34によりホ−ス間
を密着させて束ねられ、分配器本体31とホ−ス接続部
32が外側から覆うようにインサ−ト成形される。ホ−
ス接続部32は雄ねじ部32aを有し、分配器本体31
の上面中央に形成されている。ノズルホ−ス33は分配
器本体31の下面から下方に延出した部分は充填材で密
着されていない部分であり、図10に示すように使用時
には、このノズルホ−ス33の下方部分を折り曲げてノ
ズルホ−ス立て4にセットする。
【0022】なお、ホ−ス接続部32は、図10に示す
ようにホ−ス5が接続され、ナット5a,5bにより完
全に連結され、粘稠液はホ−ス5を通って分配器により
各ノズルホ−ス33に分配される。このとき、粘稠液の
圧力により、束ねたノズルホ−ス33が下方向に抜ける
恐れがあるので、抜け防止とし分配器本体31の下端内
周に内向き凸部31aを形成するのが好ましい。
【0023】
【発明の効果】本発明は、分配器本体、ホ−ス接続部及
びノズルホ−スを樹脂により一体に成形したので、各部
品の結合部分にシ−ルテ−プを巻く必要も無く、エア−
漏れや液漏れも無くなり、気泡が舞い込んだりすること
もなくなる。また、分配器本体等を樹脂により成形した
ので、耐腐食性、耐溶剤性に優れたノズル分配器とな
る。さらに、樹脂成形により安価にノズル分配器が製造
されるので、使い捨て可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1ピ−スタイプのノズル分配器の平面図。
【図2】図1のノズル分配器の側面図。
【図3】図1のノズル分配器の断面図。
【図4】図1のノズル分配器の使用状態図。
【図5】(A)は2ピ−スタイプのノズル分配器の分解平
面図、(B)はノズルホ−スの断面図。
【図6】図5のノズル分配器の分解側面図。
【図7】図5のノズル分配器の断面図。
【図8】(A)は2ピ−スタイプのノズル分配器の他の実
施の形態を示す平面図、(B)は断面図、(C)は底面図。
【図9】内向き凸部を有するノズル分配器の断面図。
【図10】図8または図9のノズル分配器の使用状態
図。
【図11】公知プラスチック粘稠液鋳込み装置の概要を
示す図。
【図12】公知ノズル分配器の平面図。
【図13】図12の公知ノズル分配器の断面図。
【符号の説明】
1,21,31 分配器本体 1a 円筒中空部 2,22,32 ホ−ス接続部 2a 雄ねじ部 3,23,33 ノズルホ−ス 3a 補強部 4 ノズルホ−ス立て 5 ホ−ス 5a,5b ナット 21a 円筒中空部 21b 雌ねじ穴 22a,23a,32a 雄ねじ部 23b 頭部 31a 内向き凸部 34 充填材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/22 - 39/24 B29C 31/00 - 31/10 B05B 15/00 B05D 11/10 - 11/115

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分配器本体と、分配器本体の上面中央に
    形成された雄ねじ部を有するホ−ス接続部と、分配器本
    体及びホ−ス接続部に挿着された複数のノズルホ−スか
    ら構成される樹脂吐出装置用ノズル分配器であって、前
    記ノズルホ−スは別に樹脂成形したものを複数本束ねて
    充填材によりホ−ス間を密着させたものをインサ−ト成
    形により分配器本体及びホ−ス接続部に挿着したことを
    特徴とする樹脂吐出装置用ノズル分配器。
  2. 【請求項2】 上記分配器本体の下端内周に内向き凸部
    を形成したことを特徴とする請求項2記載の樹脂吐出装
    置用ノズル分配器。
JP13477297A 1997-05-26 1997-05-26 樹脂吐出装置用ノズル分配器 Expired - Lifetime JP3318861B2 (ja)

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