JP3318337B2 - 気相拡散アルミナイド被膜の形成方法 - Google Patents

気相拡散アルミナイド被膜の形成方法

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JP3318337B2 JP29059391A JP29059391A JP3318337B2 JP 3318337 B2 JP3318337 B2 JP 3318337B2 JP 29059391 A JP29059391 A JP 29059391A JP 29059391 A JP29059391 A JP 29059391A JP 3318337 B2 JP3318337 B2 JP 3318337B2
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    • C23C10/06Solid state diffusion of only metal elements or silicon into metallic material surfaces using gases
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、金属品に金属被膜
を形成する方に関するもので、特に、金属品に気相
拡散アルミナイド被膜を形成する方に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】拡散アルミナイド被膜は、金属合金に耐
酸化性及び耐腐食性を与えるものとして知られている。
拡散アルミナイド被膜は、特に、ガスタービンエンジン
等の高温雰囲気において使用されるニッケル及びコバ
ルト基超合金の特性を改善するために有用である。ガス
タービンエンジンのロータブレードやステータベーン
が、拡散アルミナイド被膜によって被覆される金属製品
の例である。
【0003】拡散アルミナイド被膜(または単にアルミ
ナイド被膜とも称す)は、パック処理及び気相処理の二
つの異なる処理によって形成することが出来る。代表的
なパック処理においては、被覆される部品は閉塞体また
はレトルト内の粉末混合物に埋め込まれる。混合物は、
アルミニウム供給源とハロゲン化物活性剤及び活性剤と
ともに被膜の性質を制御する適量の不活性充填剤とを含
んでいる。コーティング処理を行うために、被覆を施す
部品及びこの部品が埋め込まれている粉末混合物は、不
活性雰囲気内で約760゜Cの温度加熱される。この
温度において、活性剤は気化してアルミニウム供給源と
反応して高アルミニウム濃度のハロゲン化物の気体を形
成する。なお、コーティング産業において、気相の活性
剤を生成することを気化処理、または昇華または揮発処
理と呼ぶ。こうした言葉は、類語として使用される。活
性剤の気体は、部品と反応して、部品を形成する超合金
がニッケル基超合金であるかコバルト基超合金であるか
に応じて、部品の表面にニッケルアルミナイ(nickel
aluminide)またはコバルトアルミナイ(cobalt alumin
ide)被膜を形成する。アルミナイド被膜の厚さ及び組成
は処理時間及び処理温度、及び粉末混合物の活性や被覆
される部品の組成に応じて決定される。
【0004】パックアルミナイド処理に関する特許文献
としては、プイヤー等(Puyear et al.)に付与されたア
メリカ特許第3,079,276号、フィッツアー(Fit
zer)に付与されたアメリカ特許第2,886,469
号、スパン(Supan)に付与されたアメリカ特許第3,3
35,028号、ビル−エドワーズ(Brill-Edwards)
に付与されたアメリカ特許第3,693,255号、ス
パイヤース等(Speirs el al.)に付与されたアメリカ特
許第3,764,373号及びブーン等(Boone et al.)
に付与されたアメリカ特許第3,544,348号等が
ある。
【0005】ガスタービンエンジンに使用されるブレー
ド及びベーンのあるものは中空に形成されており、エン
ジンの運転中に空気が内部通路を流通する構成となって
いる。こうした内部通路を形成する壁部には、部品に耐
酸化性及び耐腐食性を付与するために被膜を形成するこ
とが必要となる。ブレードやベーンの内部通路に被膜を
形成する為には、パック処理は効果的とはいえない。即
ち、パック処理を行う場合には、ブレードやベーンの内
通路にパック用粉末混合物を充填することが困難であ
り、またコーティング処理終了後に内部の粉末混合剤を
除去することが困難である問題を生じる。しかしなが
ら、気相拡散アルミナイド処理は、こうした内部通路の
処理に特に適している。気相処理においては、被膜
される部品は、レトルト内の粉末混合物の上方に釣り
下げられる。前記と同様に、粉末混合には、アルニミ
ウム供給源とハロゲン化物活性剤及び活性剤とともに被
膜の性質を制御する適量の不活性充填剤とが含まれてい
る。レトルト内の収容物は、約1010゜C乃至112
0゜Cの範囲の温度で加熱される。この結果、アルミニ
ウム濃度の高いハロゲン化物の気体が生成する。このハ
ロゲン化物の気体は、不活性ガスの強制によって運ば
れて部品の内部通路を形成する内側面及び部品の外側面
と接触する。ハロゲン化物の気体は、これらの部品の表
面と反応して、アルミナイド被膜を形成する。搬送ガス
及びアルミニウムハロゲン化物の気体のレトルトからの
流出を許容するために、レトルトには、排気装置または
他のこれに類する装置が使用される。
【0006】こうした気相アルミナイド処理は、例え
ば、ガウジェ(Gauje)に付与されたアメリカ特許第3,
486,927号及びベンデン等(Benden et al.)に付
与されたアメリカ特許第4,148,275号に開示さ
れている。これらの特許の開示内容は、本明細書の開示
の一部として援用する。
【0007】上記した単純なアルミナイド組成以外の組
成を持つ拡散被膜が、ガスタービンエンジン産業におい
て周知であり、例えばオルソン等(Olson et al.)に付与
されたアメリカ特許第4,835,011号には、イッ
トリウム等の酸素活性素を含むアルミナイド被膜が示
されている。また、オルソン等に付与されたアメリカ特
許第4,933,239号及びアメリカ特許第4,91
9,092号及びグプタ(Gupta)に付与されたアメリカ
特許第4,897,315号には、ニッケル、コバル
ト、クロム、イットリウム及び付加的にケイ素、ハ
ウム(hafnium)及び貴金属を含有するアルミナイド被膜
が開示されている。シャンカー(Shankar)に付与された
アメリカ特許第4,501,776号には白金を含むア
ルミナイド被膜が開示されている。また、グリシク等(G
risik et al.)に付与されたアメリカ特許第4,14
8,936号にはクロムによる拡散被膜が開示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来における気相拡散
コーティング処理の一つの欠点は、部品の表面に実際に
被膜が形成される温度よりも低い温度で、ハロゲン化物
活性剤が昇華してしまうことである。ここで、被膜が実
際に形成される温度は、以下にコーティング温度と称
す。この結果、粉末混合物と部品がコーティング温度に
達したときには、活性剤の多くは昇華してレトルトの排
気口を通ってレトルト外に流出しており、空費されてし
まう。このため、拡散コーティング産業においては、よ
り効率的な気相拡散被膜の形成方法が求められている。
【0009】そこで、本発明の目的は、活性剤の空費を
抑制して活性剤の使用を最適化し効率的に拡散被膜を提
供することが出来る気相拡散アルミナイド被膜の形成方
法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第一の構成によれば、が形され
金属物品及び被膜形成金属供給第一閉塞室内
において第一の温度に加熱し、活性剤を、第二の閉塞室
内で前記第一の温度よりも低くかつ活性剤の気化に十分
第二の温度に加熱して、気相の活性剤を生成し、前記
気相の活性剤を前記第二の閉塞室から前記第一の閉塞
室に導入して、前記気相の活性剤を前記被膜形成
属供給と反応させて、高濃度の被膜形成金属を含
する気体を発生し、前記高濃度の被膜形成金属を含有
する気体を前記第一の温度において前記品と反応さ
せて被膜を形成する工程より成り、前記気相の活性剤を
前記第一の閉塞室に導入する工程は、前記品が前記第
一の温度に達した後に開始されることを特徴とする金属
品に拡散金属被膜を形成する気相成長方法が提供され
る。
【0011】なお、前記第二の閉塞室に不活性ガスを導
入して前記気相の活性剤を前記第一の閉塞室に強制
することが可能である。また、前記活性剤は、前記第
二の閉塞室に一定の時間間隔で投入することが出来る。
さらに、前記活性剤は粒状にすることが可能である。
【0012】本発明の第二の構成によれば、拡散アルミ
ナイド被膜が形され金属物品及びアルミニウム供給
源を、第一閉塞室内において1010゜C乃至112
0゜Cである第一の温度に加熱し、ハロゲン化物活性剤
を、第二の閉塞室内で前記第一の温度よりも低くかつ前
記活性剤の気化に十分な第二の温度に加熱して、気相の
活性剤を生成し、前記品が前記第一の温度に達した後
に、前記第二の閉塞室内に不活性ガスを導入して、前記
気相の活性剤を前記第二の閉塞室から前記第一の閉塞室
に強制導入して、前記気相の活性剤を1010゜C乃至
1120゜Cに加熱された前記アルミニウム供給と反
応させて、高アルミニウム濃度のハロゲン化物の気体
発生し、前記高アルミニウム濃度のハロゲン化物の気体
を前記品と反応させて拡散アルミナイド被膜を形成す
る工程よりなることを特徴とする金属品に拡散アルミ
ナイド被膜を形成する気相成長方法が提供される。
【0013】この場合、前記アルミニウム供給は、純
粋アルミニウム及びアルミニウム合金より成る群より選
択することが出来る。また、前記ハロゲン化物活性剤
は、アンモニウム及びアルカリ土類金属のハロゲン化物
より成る群より選択することが出来る。さらに、前記ア
ルミニウム供給はコバルトアルミニウムであり、活性
フッ化水素アンモニウムとすることが好適である。
【0014】本発明の第三の構成によれば、金属
ハロゲン化物活性剤、このハロゲン化物活性剤と反応す
ることができるアルミニウム供給源を加熱して、高アル
ミニウム濃度ハロゲン化物の気体を生成し、次に
属物品表面に被膜を形成する のに十分なコーティング温
度で、前記高アルミニウム濃度ハロゲン化物の気体
を、前記金属物品と反応させることを含む、金属品の
表面に気相成長により拡散アルミナイド被膜を形成す
方法において、前記活性剤が最初に前記アルミニウム供
給源と反応する時点を前記金属品が前記コーティン
グ温度に達するまで遅らせることを特徴とす方法が提
供される。
【0015】この場合、前記金属品は、ニッケル基ま
たはコバルト基超合金より成る群より選択された材料に
よって形成され、前記アルミニウム供給純粋アル
ミニウム、アルミニウム化合物及びアルミニウム合金よ
り成る群より選択され、前記活性剤はアルカリ金属
びアルカリ土類金属のハロゲン化物より成る群より選択
されるように構成することが可能である。また、前記
覆が形成される金属品と前記アルミニウム供給源と
を、第一の室においてコーティング温度に等しい第一の
温度に加熱する工程と、前記活性剤を第二の室において
前記活性剤を気化させるのに十分な第二の温度に加熱す
る工程を含み、前記第二の温度は前記第一の温度より
も低く設定され、気相の活性剤が前記第二の室から第一
の室に流入するように構成することも可能である。また
さらに、前気相の活性剤を前記第の室から第の室
に導入する工程は、前記金属品と前記アルミニウム供
給源が前記第一の温度に到達し、前記活性剤が前記第二
の温度に達した後に開始することが望ましい。
【0016】さらに、前記活性剤を供給室から前記第二
の室に供給する工程を含み、前記供給室の温度は前記活
性剤が気化する温度よりも低い温度に設定することが出
来る。また、前記活性剤は、前記供給室から前記第二の
室に一定の速度で供給するように構成することも可能で
ある。また、前記第二の室に、さらに、前記第二の室か
ら第一の室に、不活性搬送ガスを供給して前記気相の活
性剤を前記不活性搬送ガスにより前記第二の室から前記
第一の室に強制導入することも可能である。
【0017】本発明の第四の構成によれば、ニッケル基
またはコバルト基超合金から形成されたガスタービンエ
ンジン構成部材とアルミニウム供給とを第一の室に
おいて約1065゜C乃至1095゜Cの範囲の第一の
温度に加熱し、ハロゲン化物活性剤を第二の室において
加熱して気相の活性剤を生成し、前記構成部材が前記第
一の温度に達した後に、前記気相の活性剤を前記第二の
から前記第一の室に導入して、前記気相の活性剤を
記アルミニウム供給源と反応させて高アルミニウム濃度
ハロゲン化物の気体を生成し、前記高アルミニウム濃
ハロゲン化物の気体を前記構成部材の表面と反応さ
拡散アルミナイド被膜を形成するようにしたことを
特徴とすガスタービンエンジン成部材の表面に気相
成長により拡散アルミナイド被膜を形成す方法が提供
される。
【0018】
【実施例】以下に、本発明の好適実施例を添付図面を参
照しながら説明する。本発明による以下に説明する方
は、特に上記したアメリカ特許第4,148,275号
に開示されたような、金属部品の表面に単純なアルミナ
イド被膜を気相成長させるために使用するのに適してい
る。しかしながら、本発明の方は、同様に、例えば前
記のアメリカ特許第4,835,011号などの、より
複雑な組成のアルミナイド被膜の形成にも有効である。
最後に、本発明の方は、クロムによる拡散被膜等のア
ルミニウム以外の元素による被膜形成にも使用可能であ
る。以下においては、金属部品の単純なアルミナイド
被膜の形成に関して図面を参照しながら説明する。
【0019】図1は、本発明を実施するための装置10
の主要な三つの構成部材を示している。第一の構成部材
は、炉12である。炉12は、従来より周知の構成であ
り、側壁14、底壁16及び蓋体18で構成されてい
る。蓋体18は炉12の内部を密封するように構成され
ている。蓋体18は、頂板20と底板22で構成され、
側壁24によって頂板と底板が連結されている。蓋体に
は、これらの頂板20、底板22及び側壁24によっ
て、内部キャビティ26が形成されている。
【0020】炉12内には、本発明の第二の主要構成部
材であるレトルト28が収容されている。被膜を形成す
る部品30は、このレトルト28内に収容される。レト
ルト28は、箱型に形成されており、側壁32、底壁3
4及び頂壁36を有している。レトルト28の頂壁36
は、側壁32に対して離脱可能に設けられる。部品30
は、この頂壁36より釣り下げられる。部品30を頂壁
36より釣り下げる手段としては、周知の釣り下げ具3
8が使用される。レトルト28の底壁34沿って
形のアルミニウム供給源となるアルミニウム金属材料
40が装入されており、図では、粒状で示されている
アルミニウム源40は、以下に、より詳細に説明する
【0021】本発明を実施するための装置の第三の主要
構成部材は、レトルト28内に気相の活性剤を導入する
手段42である。活性剤導入手段42は、固形ハロゲン
化物活性剤化合物44を収容した容器46を有してい
る。活性剤化合物44は、図では粒状で示されており、
以下に、より詳細に説明する。容器46は、活性剤供給
手段52によって上部室48と下部室50に分割されて
おり、この活性剤供給手段52によって活性剤44は、
上部活性剤室48(供給室)から下部活性剤室50に供
給される。この活性剤供給手段52は、図示しない駆動
手段により上下方向に移動されるように構成、配置され
ている。活性剤供給手段52が、十分に上方に変位され
ている状態において、下部室50の開口端部54を開放
して活性剤44を上部室48から下部室50に落下させ
る。活性剤供給手段52が下降して、下部室50の開口
端部54に嵌入すると、上部室48から下部室50への
活性剤44の供給が停止される。
【0022】図1に示すように、下部室50は、隔壁5
7によって形成された昇華室56内に挿入されている。
この昇華室56は、連結通路58を介してレトルト28
内部と連通されている。連結通路58の吐出端60は、
レトルト28内のアルミニウム40に隣接した位置に
開口されている。
【0023】昇華室56は、蓋体18の蓋壁20、2
2、24により形成されるキャビティ26内に挿入され
ている。この蓋体18の蓋壁20、22、24と昇華室
56の昇華室壁57は、部品30がコーティング温度に
昇温されているときに、昇華室56の温度が、活性剤
を昇華させるために十分な温度となるように構成、配
置される。上記のように、コーティング温度は、昇華し
た活性剤とアルミニウム源が反応して形成された高アル
ミニウム濃度のハロゲン化物気体が部品表面と反応
することによってアルミナイド被膜が形成される温度で
ある。なお、蓋壁20、22、24と昇華室壁57と
は、下部室が活性剤の昇華温度となっているときに、上
部室の温度は活性剤の昇華温度よりも相当に低い温度に
維持されるように構成、配置される。下部活性剤50
を形成する壁部62には複数のオリフィス64が形成さ
れており、このオリフィスは下部室50内の気相の活性
剤が昇華室56に流入することが出来る大きさに形成さ
れる。昇華室56に流入した気相の活性剤は、連結通路
58を通ってレトルト28内に導入される。このときオ
リフィス64は、固の活性剤の昇華室56への進入を
阻止する。
【0024】昇華した活性剤のレトルト28内への流入
を容易とするために、不活性搬送ガス供給源66を設け
て、不活性搬送ガスを活性剤導入手段42に導入するこ
とが出来る。この不活性搬送ガス供給源66は、下部活
性剤室50と連通されており、昇華した活性剤は、この
供給源66によって、レトルト28内に流入し、そこ
で、昇華した活性剤は、コーティング処理中に、アルミ
ニウム供給源40と接触する。
【0025】図1の装置を使用して本発明を実施する場
合、被覆される部品30は、炉12によって約1010
゜C乃至1120゜Cのコーテイング温度まで加熱され
る。最適なコーティング温度は実験的に、部品の形成材
料の組成や部品の状態、付着形成する所望の被膜の組成
及び厚さ、アルミニウム供給源の組成、活性剤、被覆
理時間等のパラメータに応じて決定される。部品がコー
ティング温度に達すると、固の活性剤44が上部活性
室48から下部活性剤室50に供給される。上述した
ように本発明を実施するための装置は、下部活性剤室5
0の温度が活性剤の昇華に最適な温度となるように構成
される。活性剤が下部室50において昇華すると、こう
して形成された気相の活性剤が、供給源66から供給さ
れる不活性搬送ガスの流れによってレトルト28内に導
入される。本発明の重要な特徴は、部品30がコーティ
ング温度に加熱されるまでは、上部室48から下部室5
0への固体の活性剤の供給が行われないことである。こ
の結果、気相の活性剤は実際にコーティング処理に使用
されることができるようになるまではレトルト28に
給されることがなく、すなわち、部品30がコーティン
グ温度になるまでは、活性剤はレトルト28に流入しな
い。従って部品の昇温中に気相の活性剤が排出口70か
ら排出されるのを未然に防止することが出来る。
【0026】気相の活性剤がレトルト28に流入する
と、この活性剤は、レトルト28内に存在するため加熱
されているアルミニウム供給源40に接触する。気相の
活性剤とアルミニウム供給源40との接触によって反応
が生じ、高アルミニウム濃度のハロゲン化物気体を生
成する。この高アルミニウム濃度のハロゲン化物気体
は、レトルト28内部に充満する。高アルミニウム濃度
のハロゲン化物気体は、各部品30の表面と接触し
て、このハロゲン化物の気体が部品表面として、部
品表面に被膜を形成する。特に、部品30がニッケル基
合金で形成されている場合、アルミニウムハロゲン化物
の気体は、部品の表面と反応してニッケルアルミナイド
形成する。この処理は、高アルミニウム濃度のハロゲ
ン化物気体が部品の表面と反応可能な状態となってい
る間に進行するレトルト28内に蓄積した気体は、レ
トルト28から流出し、次に、それぞれ、排気口68,
70を通して炉の内部から排出される。
【0027】固の活性剤44を上部活性剤室48から
下部活性剤室50に投入するときに、注意が必要とな
る。活性剤の昇華は発熱反応である。従って、過剰に活
性剤が下部室50に投入された場合、昇華室56の温度
大幅に上昇させ、昇華速度大幅に増加させる可能性
がある。こうした急激な昇華速度の増加は、変換56
の状態を危険なものとするので、避けなければならな
い。固の活性剤を上部室48から下部室50に供給す
る好適な方法は、制御供給手段52の動作を制御して、
コーティング処理中に一定時間間隔で下部室50の容器
開口54を開閉するように構成することである。こうし
た移動の目的は、昇華処理を動的に行う観点から可能で
ある限り、下部室50に供給して昇華させる固体の活性
剤の量を一定とすることである。
【0028】本発明を実施するための装置の好適実施例
が、図2に概略示されている。この装置は、特に中空の
ガスタービンエンジンのブレード及びベーンの内外の表
面に拡散アルミナイド被膜を形成するのに適している。
【0029】図2の装置110は、炉112を有してお
り、この炉112は、通常の設計により、側壁114
と、底壁116及び蓋体118で構成されている。蓋体
118は、炉112の内部を密閉閉塞するように構成
配置されており、頂壁120、底壁122及び側壁12
4をそれそれ有し、これらが協同してキャビティ126
が形成されている。
【0030】炉112内には、上下のレトルト128,
228がそれぞれ配置されている。コーティングされる
部品130は、上側レトルト128内に配置される。図
示の例において、部品130は、周知の構造の中空のガ
スタービンエンジンのブレードまたはベーンである。以
下の説明において、部品がロータブレードである場合を
例として説明する。ブレード130は、内部通路131
を有しており、図2では、この内部通路131は、ブレ
ード基部に入口を有し、ブレードの前端または後端に出
口を有している。なお、図示では、簡素化のために通路
が全長に延びている構成を示しているが、この通路は、
中間部で出口に接続するように構成することも可能であ
る。
【0031】上側レトルト128は、側壁132と、底
壁134及び頂壁136によって構成されている。ま
た、下側レトルト228は、側壁232と底壁234で
構成されている。図2に示すように、レトルト128及
び228は、上側レトルト128が下側レトルト228
の側壁232に延長形成されたフランジ235に支持
れた構造となっており、上側レトルト128の底壁13
4は、下側レトルト228の頂壁として機能している。
【0032】上側レトルト128内で各ブレード130
を支持する支持手段138は、底壁134を貫通して上
側レトルト128内に延びており、その上端部にブレー
ドを支持する。支持手段138は、各ブレード130の
通路131と組み合わせられて、図2において矢印によ
り示されるように、下側レトルト228から上側レトル
ト128に向かう高アルミニウム濃度のハロゲン化物
気体の通路を形成する。特に、支持部材138は、中空
管状に形成されており、以下で、より詳細に説明される
ように、下側レトルト228で発生された高アルミニウ
ム濃度のハロゲン化物の気体をブレード130の内部通
路131に直接導入して、内部通路に面したブレードの
内壁面に被膜を形成させた後、上側レトルト128に流
入させる。
【0033】下側レトルト228の底壁234の少し
にはアルミニウム供給源240が装入されており、金属
メッシュ241または他のガス透過性構造上に支持され
る。同様に、上側レトルト128の底壁134の少し
にはアルミニウム供給源140が金属メッシュ141ま
たは他のガス透過性構造によって支持されている。
【0034】図2の装置は、気相の活性剤を、上側レト
ルト128と下側レトルト228の内部にそれぞれ導入
する活性剤導入手段142を有しており、この活性剤導
手段142は、粒状形態で示されるの活性剤化合
物144を収容した容器146によって構成されてい
る。容器146は、活性剤供給手段152によって上
室148と下室150にそれぞれ分割されている。こ
の活性剤供給手段152は、上室148から下室1
50に固体の活性剤144を計量投入する。図示の実施
例において、活性剤供給手段152は、モータ153
よって回転駆動される螺旋コンベアによって構成されて
いる。
【0035】図示の装置の動作を説明すれば、螺旋コン
ベア152は、ブレード130がコーティング温度に達
した後に、被覆処理中を通して、昇華のために固体の活
性剤144が下部室150に存在するため、の活性
剤144を制御された搬送速度で下室150に搬送す
る。図1の実施例と同様に、本発明の重要な特徴は、
体の活性剤144上部室148から150への
供給は、ブレード130の温度がコーティング温度に達
した後、即ち、コーティング処理に気相の活性剤が実際
に使用可能な状態となった後に開始される。その後、活
性剤144は、処理中全体に亘って、好ましくは、一定
の速度で供給される
【0036】下室150は、昇華室156内に挿入さ
れており、この昇華室156は、壁部157によって包
囲形成されている。昇華室156は、蓋体118の蓋壁
120、122、124により形成される内部キャビテ
ィ126内に挿入されている。この蓋体118の蓋壁1
20、122、124と、昇華室156の昇華室壁15
7とは、被覆処理中に、ブレード130がコーティング
温度に加熱された時に昇華室156内の温度が固体の
性剤144を昇華させるために十分な温度以上の温度と
なるように構成、配置されている。好ましくは、昇華室
156の温度は活性剤144の昇華のための最適温度と
なるよう構成される。図示されるように、昇華室156
は、上側及び下側レトルト室128及び228にそれぞ
連通通路1558を介して連通されており、こ
れらの連通通路1558は、複数の吐出孔15
9,259をそれぞれ有する有孔管それぞれ連結され
ている。有孔管それぞれ金属メッシュ141,241
の直下に、吐出孔159、259それぞれ上向きとし
て配置され、気相の活性剤をアルミニウム供給源14
0,240に向けて吐出する。
【0037】下部活性剤室150の壁部162には、複
数のオリフィス164が形成されており、固相の活性剤
の昇華室156への侵入を阻止しつつ、固体の活性剤1
44が昇華して生成した気相の活性剤の昇華室156
、さらには連通通路158、258を通り、上側及び
下側レトルト128、228への流入をオリフィス16
4通して許容する。また、先の実施例と同様に、気相の
活性剤の上側及び下側レトルト128、228内への流
入を許容するために、気体容器146には、不活性搬送
ガス供給源166が搬送ガス通路を介して接続されてい
る。この搬送ガスは、下室150を経て昇華室156
に流入し、気相の活性剤とともに連通通路15
8を経て上側及び下側レトルト128,228に有孔
の吐出孔159,259をそれぞれ経て吐出される。
【0038】図2の好適実施例において、ブレード13
0は、所望のコーティング温度で、炉112内において
コーティング処理される。好適なコーティング温度は1
010゜C乃至1120゜Cであり、より好ましくは1
065゜C乃至1095゜Cの温度である。ブレード1
30が、所定のコーティング温度に達すると、螺旋コン
ベア152が回転を開始して制御された供給速度で固
の活性剤144上部室148から室150に搬入
する。このとき、前述したように下室150の温度
は、活性剤の昇華に最適な温度となっているので、下
室150に導入された固の活性剤は効率的に昇華し
て、オリフィス164を経て昇華室156に流入し、供
給源166から供給される不活性搬送ガスとともに連通
通路1558を経て有孔管の吐出孔159,25
9からアルミニウム含有材料140,240に向けて吐
出される。気相の活性剤は、アルミニウム含有材料14
0,240と反応して、高アルミニウム濃度のハロゲン
化物の気体を生成する。下側レトルト228で生成され
た高アルミニウム濃度のハロゲン化物の気体は、中空支
持手段138を通ってブレード130の内部通路131
に導入され、ブレード130の内周面に拡散アルミナイ
ド被膜を形成する。内周面と反応しない気体は、内部通
路131の出口から上側レトルト128の上部内に流出
する。また、これとほぼ同時に、上側レトルト128内
に生成された高アルミニウム濃度のハロゲン化物の気体
は、ブレード130の外側周面と反応して、拡散アルミ
ナイド被膜を形成する。
【0039】上側レトルト128内のガスは、排気口1
68を経て上側レトルト128から、炉112に排出
され、次いで炉に形成した排出口170を通って装置外
へ排出される。
【0040】図1及び2に示した装置は、インコネル(I
nconel)(商標名)合金600(インターナショナル
ニッケル カンパニー、アメリカ合衆国、ニューヨーク
州)等の高温合金によって形成される。上記の合金と同
等以上に性能を有する合金も当然使用可能である。本発
明の方法の実施に用いられるアルミニウム供給源として
のアルミニウム含有材料は、公称径が3乃至9mmの粒
径を持つ、アメリカ特許第4,132,816号、第
3,958,047号、第4,332,843号、第
4,835,011号等に開示されている純粋アルミニ
ウムまたはCo2Al5、Ni3Al、Fe2Al5等のア
ルミニウム化合物若しくはAl−10%Si等のアルミ
ニウム合金等より選択される。なお、上記の各アメリカ
特許の開示内容は、本明細書の開示の一部として援用す
る。これらの材料中のコバルトアルミニウム(Co2
5)が最も好ましい。また、使用可能な固体の活性剤
は、アルカリ金属及びアルカリ土類金属のハロゲン化物
であり、これらも上記のアメリカ特許に開示されてい
フッ化水素アンモニウム(ammonium bifluoride)が
最も好ましい活性剤である。さらに好ましくは、活性剤
は粒状結晶のものを使用する。酸化アルミニウムの材
料をアルミニウム供給源に混合してバッファ剤または希
釈剤として使用することも可能である。こうした技術
は、例えばアメリカ特許第3,667,985号及び前
述のアメリカ特許第4,835,011号に開示されて
いる。なお、アメリカ特許第3,667,985号の開
示内容は本明細書の開示の一部として援用する。
【0041】本発明の使用、特に気相の活性剤をアルミ
ニウム供給源に接触させる方法の使用によって、活性剤
の使用を最適化し、部品の表面への拡散被膜の形成を効
果的に制御することが可能となる。これらの従来技術に
対する利点は、気相の活性剤アルミニウム供給源
互いに最初に反応させる時間を、被覆される部品がコー
ティング温度に到達するまで遅らせることによって得ら
れる。
【0042】本発明の例として、図2に示す装置が作成
された。部品を収容するレトルトは、15×13×13
cmの大きさであった。約175gのCo2Al5が均等
に分割して上側及び下側レトルトに装入された。それぞ
れ2乃至4時間の数サイクルのコーティング処理の間
フッ化水素アンモニウムを毎時4.7g乃至8.5gで
加えることにより、ニッケル基超合金で形成されたガス
タービンエンジンのロータブレードの内外面に約75ミ
クロンの厚さの良好な拡散被膜を形成することが出来
た。この処理におけるコーティング温度は、1065乃
至1095゜Cであった。活性剤は、下側レトルトに
は、約10乃至15分おき一定の間隔で導入された。本
発明の使用により活性剤が有効に使用され、部品表面の
アルミニウムの拡散量を所望の量に制御することが出来
た。
【0043】この例においては、Co2Al5及び二フッ
化アンモニウムの特定の量が用いられた。活性剤の添加
速度は、部品を配置するレトルトの大きさに大きく影響
された。原材料の消費量に影響する他の因子は、コーテ
ィング温度、アルミニウム供給源、活性剤及び部品の組
成、処理時間及び所望する被膜の厚さである。従って、
最適な条件の組み合わせは、これらの因子を考慮して、
適宜決定されるものである。
【0044】本発明は、単純なアルミナイド被膜の形成
に関して上記に説明をしたが、本発明によれば、他の組
成の拡散被膜を形成することも可能である。例えば、本
発明を用いて、前記のアメリカ特許第4,835,01
1号に開示されたイットリウム等の酸素活性要素を含む
アルミナイド被膜を形成することも可能である。この種
の被膜を形成するために使用される金属供給源は、アル
ミニウム、イットリウムを、さらには、ケイ素、クロ
ム、コバルト、チタン及びニッケル中より選択される一
乃至複数の素を含有したものが用いられる。最も好ま
しい材料は、アルミニウム−イットリウム−ケイ素合金
である。また、本発明を使用して付加的な素を含む拡
散被膜を形成することも可能である。例えば、アメリカ
特許第4,933,239号、第4,910,092号
及び第4,897,315号に示されたニッケル、コバ
ルト、クロム、アルミニウム、イットリウム及び付加的
ケイ素、ハニウム及び貴金属を含むアルミナイジン
グオーバーレイ被膜を本発明によって形成することも可
能である。シャンカー(Shankar)に付与された
アメリカ特許第4,501,776号には族元素
被膜のアミナイジング処理が開示されている。この処
理にも、本発明の方法を使用することが出来る。グリシ
ク等(Grisik et al.)に付与されたアメリカ特許第4,
148,936号にはガスタービンエンジンに使用され
る構成部材にクロムによる拡散被膜を形成する技術が開
示されている。この処理も本発明の方法によって行うこ
とが出来る。本発明は、上記した以外の材料に関して
も、使用する要素が高温での使用において表面に安定し
た酸化膜を形成することが出来るものである限り、適用
することが可能である。こうした酸化層の最も好ましい
ものはアルミニウム及び/またはクロムを含有するもの
である。
【0045】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、活性剤
の供給を遅らせて、表面処理を行う対象物の温度がコー
ティングを行うことが出来る温度まで昇温された後に、
供給するようにして、活性剤の使用を効率的とすること
が出来る。また活性剤の供給量を制御することにより、
反応を制御して、所望の厚さの被膜を得ることが可能と
なる。
【0046】なお、本発明は、上記の構成に限定される
ものではなく、種々の変更、変形が可能であり、上記に
示した実施例は、本発明を実施する為の一態様を示すも
のである。従って、本発明は、特許請求の範囲の記載か
ら逸脱しない一切の構成を包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための一実施例による装置の
構成を示す断面図である。
【図2】本発明を実施するための好適実施例による装置
の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
12 炉 18 蓋体 28 レトルト 40 アルミニウム含有材料 42 活性剤導入手段 44 活性剤 48 上部室 50 下部室 56 昇華室 112 炉 118 蓋体 128 上側レトルト 140 アルミニウム含有材料 144 活性剤 148 上部室 150 下部室 156 昇華室 228 下レトルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウォルター イー.オルソン アメリカ合衆国,コネチカット,ヴァー ノン,ワインディング ブルック トレ イル 46 (56)参考文献 特開 平1−159376(JP,A) 特開 昭63−190158(JP,A) 特開 昭62−112781(JP,A) 特開 昭63−14856(JP,A) 米国特許4132816(US,A) 米国特許3958047(US,A) 米国特許4332843(US,A) 米国特許4835011(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 16/00 - 16/56 C23C 10/00 - 10/60

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 が形され金属物品及び被膜形成
    金属供給第一閉塞室内において第一の温度に
    加熱し、 活性剤を、第二の閉塞室内で前記第一の温度よりも低
    かつ活性剤の気化に十分な第二の温度に加熱して、気相
    の活性剤を生成し、 前記気相の活性剤を前記第二の閉塞室から前記第一の
    閉塞室に導入して、前記気相の活性剤を前記被膜形成
    金属供給と反応させて、高濃度の被膜形成金属を
    有する気体を発生し、 前記高濃度の被膜形成金属を含有する気体を前記第
    一の温度において前記品と反応させて被膜を形成する
    工程より成り、前記気相の活性剤を前記第一の閉塞室に
    導入する工程は、前記品が前記第一の温度に達した後
    に開始されることを特徴とする金属品に拡散金属被膜
    を形成する気相成長方法。
  2. 【請求項2】 前記第二の閉塞室に不活性ガスを導入し
    前記気相の活性剤を前記第一の閉塞室に強制導入
    る請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記活性剤は、前記第二の閉塞室に一定
    の時間間隔で投入される請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記活性剤粒状である請求項2に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 拡散アルミナイド被膜が形され金属
    品及びアルミニウム供給源を、第一閉塞室内におい
    1010゜C乃至1120゜Cである第一の温度に加
    熱し、 ハロゲン化物活性剤を、第二の閉塞室内で前記第一の温
    度よりも低くかつ前記活性剤の気化に十分な第二の温度
    に加熱して、気相の活性剤を生成し、 前記品が前記第一の温度に達した後に、前記第二の閉
    塞室内に不活性ガスを導入して、前記気相の活性剤を前
    記第二の閉塞室から前記第一の閉塞室に強制導入して、
    前記気相の活性剤を1010゜C乃至1120゜Cに加
    熱された前記アルミニウム供給と反応させて、高アル
    ミニウム濃度のハロゲン化物の気体を発生し、 前記高アルミニウム濃度のハロゲン化物の気体を前記
    品と反応させて拡散アルミナイド被膜を形成する工程よ
    りなることを特徴とする金属品に拡散アルミナイド被
    膜を形成する気相成長方法。
  6. 【請求項6】 前記アルミニウム供給は、純粋アルミ
    ニウム及びアルミニウム合金より成る群より選択される
    請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記ハロゲン化物活性剤は、アンモニウ
    ム及びアルカリ土類金属のハロゲン化物より成る群より
    選択される請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記アルミニウム供給はコバルトアル
    ミニウムであり、活性剤フッ化水素アンモニウムであ
    る請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 金属、ハロゲン化物活性剤、このハ
    ロゲン化物活性剤と反応することができるアルミニウム
    供給源を加熱して、高アルミニウム濃度ハロゲン化物
    の気体を生成し、次に金属物品表面に被膜を形成する
    のに十分なコーティング温度で、前記高アルミニウム濃
    ハロゲン化物の気体を、前記金属物品と反応させる
    ことを含む、金属品の表面に気相成長により拡散アル
    ミナイド被膜を形成す方法において、前記活性剤が最
    初に前記アルミニウム供給源と反応する時点を前記金
    品が前記コーティング温度に達するまで遅らせるこ
    とを特徴とす方法。
  10. 【請求項10】 前記金属品は、ニッケル基またはコ
    バルト基超合金より成る群より選択された材料によって
    形成され、前記アルミニウム供給純粋アルミニウ
    ム、アルミニウム化合物及びアルミニウム合金より成る
    群より選択され、前記活性剤はアルカリ金属及びアル
    カリ土類金属のハロゲン化物より成る群より選択される
    請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記被覆が形成される金属品と前記
    アルミニウム供給源とを、第一の室においてコーティン
    グ温度に等しい第一の温度に加熱する工程と、前記活性
    剤を第二の室において前記活性剤を気化させるのに十分
    な第二の温度に加熱する工程を含み、前記第二の温度
    は前記第一の温度よりも低く設定され、気相の活性剤が
    前記第二の室から第一の室に流入する請求項9に記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 前気相の活性剤を前記第の室から
    の室に導入する工程は、前記金属品と前記アルミ
    ニウム供給源が前記第一の温度に到達し、前記活性剤が
    前記第二の温度に達した後に開始される請求項11に記
    載の方法。
  13. 【請求項13】 前記活性剤を供給室から前記第二の室
    に供給する工程を含み、前記供給室の温度は前記活性剤
    が気化する温度よりも低い温度となっている請求項11
    に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記活性剤は、前記供給室から前記第
    二の室に一定の速度で供給される請求項13に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】 前記第二の室に、さらに、前記第二の
    室から第一の室に、不活性搬送ガスを供給して前記気相
    の活性剤を前記不活性搬送ガスにより前記第二の室から
    前記第一の室に強制導入する請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 ニッケル基またはコバルト基超合金か
    ら形成されたガスタービンエンジン構成部材とアルミニ
    ウム供給とを第一の室において約1065゜C乃至
    1095゜Cの範囲の第一の温度に加熱し、ハロゲン化
    物活性剤を第二の室において加熱して気相の活性剤を生
    成し、前記構成部材が前記第一の温度に達した後に、前
    気相の活性剤を前記第二の室から前記第一の室に導入
    して、前記気相の活性剤を前記アルミニウム供給源と
    応させて高アルミニウム濃度ハロゲン化物の気体を生
    成し、前記高アルミニウム濃度ハロゲン化物の気体
    前記構成部材の表面と反応させ拡散アルミナイド被膜
    を形成するようにしたことを特徴とすガスタービンエ
    ンジン成部材の表面に気相成長により拡散アルミナイ
    ド被膜を形成す方法。
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